JP3409323B2 - 車両用操舵制御装置 - Google Patents

車両用操舵制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、操舵ハンドルの操
舵量に対する車輪の転舵量の伝達比を制御する車両用操
舵制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の操舵装置では、操舵ハンドルの操
舵量に対する車輪の転舵量の伝達比を変化させる伝達比
可変機構が知られており、一般に、車速に応じて伝達比
の可変制御を実施することで、車速に応じた操縦性及び
走行安定性を確保している。 【0003】例えば、特開昭62−20757号に開示
された装置では、車速に対する変化特性が異なる複数種
の伝達比特性を備えており、運転者のスイッチ操作によ
っていずれかの伝達比特性を任意に選択可能としてい
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、運転者がスイ
ッチ操作によって伝達比特性を切り換える場合には、切
り換え操作をした時点で直ちに新たな伝達比特性に基づ
いて転舵がなされるため、車両の運転状態によっては、
保舵した状態でも車輪の転舵角が急激に変化して、運転
者に操舵違和感を与える場合があった。 【0005】本発明は、このような課題を解決すべくな
されたものであり、その目的は、伝達比特性が切り換っ
た際に発生し得る転舵角の急変を防止し、操舵違和感を
低減する車両用操舵制御装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】そこで本発明の車両用操
舵制御装置は、操舵ハンドルの操舵量に対する車輪の転
舵量の伝達比を制御するもので、操舵ハンドルの操舵量
に対する車輪の転舵量の伝達比を制御する車両用操舵制
御装置であって、車両の運転状態に対する伝達比の変化
特性が異なる複数種の伝達比特性を有し、いずれかの伝
達比特性を選択する選択手段と、選択手段で選択された
伝達比特性に基づき、車両の運転状態に応じた伝達比を
設定する設定手段とを備え、この設定手段は、選択手段
で選択される伝達比特性に変更があった場合に、変更後
の伝達比特性下で設定される伝達比に、経時的に徐々に
移行させる移行手段を有していることを特徴としてい
。 【0007】選択手段で選択される伝達比特性に変更が
あった際に、変更後の伝達比特性下で設定される伝達比
となるように、移行手段によって経時的に徐々に移行さ
せるので、車輪の転舵角の急変が防止される。 【0008】さらに、本発明の車両用操舵制御装置は、
上述した設定手段が、車両の運転状態に応じて、移行手
段による伝達比の移行処理を中止する移行中止手段と、
操舵速度が所定値以下、又は、車速変化率が所定値以下
の場合に、移行手段による伝達比の移行処理を中止する
移行中止手段とを有している。 【0009】車両の運転状態として、操舵ハンドルを一
定の舵角位置に保持した状態(操舵速度が所定値以下)
や一定の速度で走行している状態(車速変化率が所定値
以下)などでは、車両が安定して走行している状態であ
る。このような運転状態の場合には、伝達比特性の変更
に伴って転舵角変化が生じると、運転者が操舵違和感を
強く感じることとなる。そこで、このような運転状態の
場合には、選択手段で選択される伝達比特性に変更があ
った場合にも移行中止手段によって伝達比の移行を中止
する。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
添付図面を参照して説明する。 【0011】図1に第1の実施形態にかかる操舵制御装
置を備えたステアリング装置100の構成を示す。 【0012】入力軸20と出力軸40とはギヤ比(伝達
比)可変機構30を介して連結されており、入力軸20
には操舵ハンドル10が連結されている。出力軸40
は、ラックアンドピニオン式のギヤ装置50を介してラ
ック軸51に連結されており、ラック軸51の両側には
車輪FW1、FW2が連結されている。 【0013】ギヤ比可変機構30は、操舵ハンドル10
の操舵量に対する車輪FW1、FW2の転舵量の比とし
てのギヤ比を変化させる機能を有しており、このギヤ比
を変化させる駆動源としてモータ31を備えている。 【0014】ギヤ比可変機構30の駆動制御は、操舵制
御装置70によって実施され、操舵制御装置70は、入
力軸20に設けた入力角センサ21、出力軸40に設け
た出力角センサ41及び車両の速度を検出する車速セン
サ61、ギヤ比を変更するユーザ選択スイッチ62及び
変速機のシフト位置を検出するシフト位置センサ63の
各検出信号を基に、モータ31に対して制御信号を出力
し、ギヤ比可変機構30の設定ギヤ比を制御している。 【0015】図2に操舵制御装置70の構成を示す。 【0016】操舵制御装置70は、ギヤ比マップ選択部
71、ギヤ比設定部75、ギヤ比急変防止部72、補償
器73、モータ駆動回路74などで構成する。 【0017】ギヤ比マップ選択部71は、ギヤ比の変化
特性が異なる複数種のギヤ比マップを記憶しており、ギ
ヤ比マップ選択部71は、ユーザ選択スイッチ62の切
り換え操作やシフト位置センサ63で検出されたシフト
位置に応じて、所定のギヤ比マップを選択する。 【0018】例えば、ユーザ選択スイッチ62がギヤ比
可変制御の実施・不実施を切り換える方式の場合には、
スイッチ操作に対応して図3(a)、(b)のいずれか
のギヤ比マップを選択し、また、車速Vに対する変化特
性を複数段階(ここでは3段階)に切り換える方式の場
合には、スイッチ操作に対応して図4にs1,s2,s
3として示すいずれかのギヤ比マップを選択する。 【0019】また、シフト位置センサ63で検出された
シフト位置に対応して選択する例としては、シフトレバ
ーのシフト位置が前進時では図5(a)のギヤ比マップ
を選択し、後退時には図5(b)のギヤ比マップを選択
する。この他にも、車両に加わる加速度gを検出し、加
速度gの大・小に対応して図6のs4・s5で示すギヤ
比マップを選択することも可能である。 【0020】ギヤ比設定部75では、ギヤ比マップ選択
部71で選択されたギヤ比マップに基づき、車速Vに応
じたギヤ比を設定する。 【0021】ギヤ比急変防止部72では、ギヤ比マップ
選択部71で選択されるギヤ比マップが変更になった場
合に、変更前の特性から変更後の特性に経時的に徐々に
移行させ、ギヤ比可変機構30で設定されるギヤ比の急
変を防止する機能を有している。 【0022】ここで、操舵制御装置70で実行される各
処理につき、図2を参照しつつ、図7のフローチャート
に沿って順に説明する。 【0023】図7に示すフローチャートは、イグニショ
ンスイッチのオン操作によって起動し、まずステップ
(以下、ステップを「S」と記す)102に進んで、車
速センサ61で検出された車速V、入力角センサ21で
検出された入力角θh、出力角センサ41で検出された
出力角θpの他、ユーザ選択スイッチ62やシフト位置
センサ63で検出されたシフト位置をそれぞれ読み込
む。 【0024】続くS104では、S102で読み込んだ
ユーザ選択スイッチ62やシフト位置センサ63で検出
されたシフト位置に応じて、ギヤ比マップ選択部71に
おいて所定のギヤ比マップを選択し、続くS106で
は、S104で選択したギヤ比マップを基に、車速Vに
応じたギヤ比Kv(V)を設定する。 【0025】続くS108では、S104で選択された
ギヤ比マップについて、前回のルーチンで選択されたギ
ヤ比マップから変更になったかを判定する。S108で
「Yes」と判定された場合には、S110に進んでカ
ウンタフラグkをk=0に設定した後S112に進み、
S108で「No」と判定された場合にはそのままS1
12に進む。 【0026】前述したギヤ比急変防止部72では、S1
12〜S120の処理が実行され、S112では、カウ
ンタフラグkの値が予め規定した定数Nに等しいかを判
定する。この定数Nは、変更前のギヤ比マップから変更
後のギヤ比マップに、N段階で経時的に徐々に移行させ
るために予め設定した値である。 【0027】S112で「No」と判定された場合に
は、S114に進んでKvn=Kv(V)として設定し
た後、続くS116でカウンタフラグkの値をk+1に
インクリメントする。 【0028】続くS118では、今回のルーチンで設定
するギヤ比Kvを、Kv=α・Kv+(1-α)・Kv
nとして演算することによって設定する。式中、右辺の
「Kv」は前回のルーチンで設定されたギヤ比であり、
また「α」は0<α<1の値に予め設定された配分定数
である。このような演算処理はいわゆるフィルタリング
処理であり、このようなフィルタリング処理をルーチン
毎に繰り返し実行する過程で、αを大きく設定するほど
S118の演算結果となるギヤ比Kvはゆっくりと変化
して行く。そして、S118の処理を終えた後、S12
2に進む。 【0029】一方、先のS112で「Yes」と判定さ
れる場合は、フィルタリング処理が終了したか或いはS
104で選択されるギヤ比マップに変更が無かった場合
である。このような場合にはS120に進み、先のS1
06で設定したギヤ比Kv(V)を今回のルーチンで設
定するギヤ比Kvとして設定した後、S122に進む。 【0030】S122では、操舵ハンドル10の回転操
作に応じた出力軸40の目標回転位置を演算する。具体
的には、出力角センサ41で検出されるべき出力角目標
値θpmを、θpm=Kv・θhとして演算する。 【0031】続くS124では、S122で演算された
出力角目標値θpmと出力角センサ41で検出される出
力角θpとの偏差eを、e=θpm−θpとして演算す
る。 【0032】続くS126では、オーバーシュートする
ことなく偏差eを0にするように、モータ31の駆動電
流となる目標電流値Imを決定する。この処理は補償器
73で実行され、処理の一例としては、Im=C(s)
eの演算式に基づき、PID制御のパラメータを適切に
設定することにより目標電流値Imを決定することがで
きる。なお、式中の「s」はラプラス演算子である。 【0033】そして、続くS128では、S126で決
定された目標電流値Imに応じ、モータ駆動回路74に
よってモータ31を駆動する。 【0034】このようなS102〜S128の処理を繰
り返し実施することで、ギヤ比マップが変更になった場
合にも、変更前のギヤ比マップで設定されたギヤ比から
変更後のギヤ比マップで設定されたギヤ比まで、配分定
数α及び定数Nの大きさに応じ、ギヤ比Kvが経時的に
徐々に変化し、ギヤ比の急変を防止することが可能とな
る。 【0035】なお、本実施形態では、図7に示されるフ
ローチャートのS116とS118の間に、図8のフロ
ーチャートに示される処理も行われる。 【0036】図8に示されるフローチャートには、操舵
速度が所定値以下、かつ、車速変化率が所定値以下の場
合に伝達比の移行処理を中止する部分が示されている。 【0037】S116の処理を終えた後、S200に進
み、入力角θhの変化速度|dθh/dt|が所定値ε
1より小さく、かつ、車速Vの変化速度|dV/dt|
が所定値ε2より小さいかを判定する。 【0038】|dθh/dt|<ε1の場合には操舵ハ
ンドル10が一定の操舵位置に保たれた状態(保舵状
態)であると見なすことができ、また|dV/dt|<
ε2の場合にはほぼ一定速度で車両が走行している状態
(定速状態)と見なすことができる。このような定常走
行中にギヤ比マップの変更操作が実施されると、保舵状
態かつ定速状態であるにも関わらず、車輪FW1、FW
2の転舵角度が変化してしまう場合があり、運転者に操
舵違和感を与えてしまう。 【0039】そこで、S200で「Yes」、すなわち
定常走行中であると判定された場合には、S202に進
んでαの値を1に設定する。この後、S118に進み、
Kv=α・Kv+(1−α)・Kvnで示すフィルタリ
ング処理を実行するが、S202でα=1に設定されて
いるため、フィルタリング処理によって設定されるギヤ
比Kvには、前回のルーチンで設定されたギヤ比Kvの
値がそのまま設定されることになる。従って、ギヤ比マ
ップの変更操作が実施された場合にも、定常走行中は設
定ギヤ比の移行処理は中止される。この結果、ギヤ比マ
ップの変更操作が実施された場合にも、定常走行の間は
ギヤ比が一定に維持されるため、転舵角変化に伴う操舵
違和感を運転者に与える事態を回避できる。 【0040】一方、S200で「No」、すなわち定常
走行では無いと判定された場合には、S204に進んで
αの値を所定値α0に設定した後、S118に進み、前
出の式に基づいてフィルタリング処理が実行される。 【0041】このようにS200〜S202を実行する
ことで、保舵状態かつ定速状態で走行中にギヤ比マップ
の変更操作が行われた場合には、ギヤ比マップの変更に
伴うギヤ比の移行処理を中止することができる。 【0042】なお、S200では、図8のS200で例
示した判断条件に代えて、車速Vが所定値V0より大で
あるか(V>V0?)を判断することも可能ではある
この場合、S200で「Yes」、すなわち車速VがV
0より大となる高速走行時は、αの値が1に固定され、
高速走行中におけるギヤ比マップの変更に伴うギヤ比の
移行処理が中止される。また、このような「V>V
0?」の判断と図8のS200で例示した判断との論理
和ORをとって、S200の判断条件とすることもでき
る。 【0043】次に第の実施形態につき、図9に示すフ
ローチャートに沿って順に説明する。 【0044】図9に示すフローチャートは、イグニショ
ンスイッチのオン操作によって起動し、まずS302に
進んで、車速センサ61で検出された車速V、入力角セ
ンサ21で検出された入力角θh、出力角センサ41で
検出された出力角θpの他、ユーザ選択スイッチ62や
シフト位置センサ63で検出されたシフト位置をそれぞ
れ読み込む。 【0045】続くS304では、S302で読み込んだ
ユーザ選択スイッチ62やシフト位置センサ63で検出
されたシフト位置に応じて、ギヤ比マップ選択部71に
おいて所定のギヤ比マップを選択する。 【0046】続くS306では、S304で選択された
ギヤ比マップについて、前回のルーチンで選択されたギ
ヤ比マップから変更になったかを判定する。 【0047】S306で「Yes」と判定された場合に
はS308に進み、変更前のギヤ比マップ下で車速Vに
基づいて設定されるギヤ比をK0(V)、変更後のギヤ
比マップ下で車速Vに基づいて設定されるギヤ比をK1
(V)とおく。 【0048】続くS310では、後のS318で実行す
る補間処理に用いる補間係数βの値を0に設定した後、
S312に進む。また、S306で「No」と判定され
た場合は、そのままS312に進む。 【0049】S312では、補間係数βの値が1である
かを判定し、「No」の場合にはS314に進み、入力
角θhの変化速度|dθh/dt|が所定値ε1より小
さく、かつ、車速Vの変化速度|dV/dt|が所定値
ε2より小さいかを判定する。 【0050】S314で「No」、すなわち車両が定常
走行では無いと判定された場合には、S316に進み、
補間係数βにΔβを加算して補間係数βの値を更新し、
S318に進む。なお、Δβは0<Δβ<1の値に予め
設定された値である。 【0051】S318では、S316で更新された補間
係数βを用いて、今回のルーチンで設定するギヤ比Kv
を、Kv=β・K1(V)+(1−β)・K0(V)と
して演算することで補間処理を実行する。 【0052】このような補間処理をルーチン毎に繰り返
し実行すると、ギヤ比マップの変更直後にはβ=0であ
るため、ギヤ比はKv=K0(V)となって設定前のギ
ヤ比マップに基づくギヤ比が設定されるが、補間係数β
がΔβづつ次第に増加されるため、時間経過に伴ってK
1(V)の値が次第に支配的になっていく。そして、補
間係数βが1となった場合には、S312において「Y
es」と判定され、S320に進んでKv=Kv(V)
となり、ギヤ比マップは完全に切り換わる。 【0053】また、上述した実施形態と同様に、S31
4で「Yes」、すなわち車両が定常走行中であると判
定された場合にはS322に進み、補間係数βの値が前
回のルーチンで決定された補間係数βに設定される。こ
のため、続くS318では補間係数βの値が変化しない
ので、ギヤ比Kvも前回のルーチンと同じ値が設定さ
れ、ギヤ比の移行処理が中止されることになる。 【0054】S318の処理が実行された後、S324
〜S330が実行されるが、この処理は、先に説明した
図7におけるS122〜S128の処理と同一であり説
明は省略する。 【0055】以上説明した各実施形態では、ギヤ比マッ
プが変更になった場合に、変更後のギヤ比マップに基づ
いて設定されるギヤ比となるように、経時的に徐々に移
行させる手法として、フィルタリング処理や補間処理を
例示したが、例えば、ギヤ比マップの変更に伴って、1
ルーチンで変化可能なギヤ比の可変幅の限界値ΔKを予
め定めておき、各ルーチン毎に設定されるギヤ比の値に
対し、この限界値ΔKでガードするガード処理を施すこ
とも可能である。 【0056】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用操
舵制御装置によれば、変更後の伝達比特性下で設定され
る伝達比となるように経時的に徐々に移行させる移行手
段を備えるので、伝達比特性の変更に伴う転舵角の急変
を防止することができ、この際、運転者が感ずる操舵違
和感を十分に低減することが可能となる。 【0057】また、本発明の車両用操舵制御装置によれ
ば、車両の運転状態に応じて移行手段による伝達比の移
行処理を中止する移行中止手段と、操舵速度が所定値以
下、又は、車速変化率が所定値以下の場合に、移行手段
による伝達比の移行処理を中止する移行中止手段とを有
しているので、車両が定速で走行したり、保舵状態とな
る定常走行時おいて車輪の転舵角が変化するといった操
舵違和感の発生を回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】操舵制御装置を備えたステアリング装置の構成
を概略的に示す構成図である。 【図2】操舵制御装置の構成を示すブロック図である。 【図3】(a),(b)はそれぞれギヤ比マップの変更
例を示す説明図である。 【図4】ギヤ比マップの変更例を示す説明図である。 【図5】(a)、(b)はそれぞれギヤ比マップの変更
例を示す説明図である。 【図6】ギヤ比マップの変更例を示す説明図である。 【図7】第1の実施形態に係る処理を示すフローチャー
トである。 【図8】第の実施形態に係る処理を示すフローチャー
トである。 【図9】第の実施形態に係る処理を示すフローチャー
トである。 【符号の説明】 10…操舵ハンドル、20…入力軸、21…入力角セン
サ、30…ギヤ比可変機構、40…出力軸、41…出力
角センサ、70…操舵制御装置、71…ギヤ比マップ選
択部(選択手段)、72…ギヤ比急変防止部(移行手
段、移行中止手段)、75…ギヤ比設定部(設定手
段)、100…ステアリング装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−20757(JP,A) 特開 昭62−247972(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 6/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 操舵ハンドルの操舵量に対する車輪の転
    舵量の伝達比を制御する車両用操舵制御装置であって、 車両の運転状態に対する前記伝達比の変化特性が異なる
    複数種の伝達比特性を有し、いずれかの伝達比特性を選
    択する選択手段と、 前記選択手段で選択された伝達比特性に基づき、車両の
    運転状態に応じた前記伝達比を設定する設定手段とを備
    え、 前記設定手段は、前記選択手段で選択される伝達比特性
    に変更があった場合に、変更後の伝達比特性下で設定さ
    れる前記伝達比に、経時的に徐々に移行させる移行手段
    と、操舵速度が所定値以下、又は、車速変化率が所定値
    以下の場合に、前記移行手段による前記伝達比の移行処
    理を中止する移行中止手段とを有していることを特徴と
    する車両用操舵制御装置。
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