JP3401876B2 - お湯はり装置 - Google Patents

お湯はり装置

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JP3401876B2
JP3401876B2 JP30157193A JP30157193A JP3401876B2 JP 3401876 B2 JP3401876 B2 JP 3401876B2 JP 30157193 A JP30157193 A JP 30157193A JP 30157193 A JP30157193 A JP 30157193A JP 3401876 B2 JP3401876 B2 JP 3401876B2
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hot water
temperature
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修 永野
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯機能付風呂追いだ
き装置の浴槽へのお湯はり動作を自動的に制御するお湯
はり装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のお湯はり装置を、図4に示す。浴
槽1の浴槽水を循環するポンプ2と、この浴槽水を図示
はしないバーナにて加熱する風呂熱交換器3と、浴槽水
の温度を検出する風呂温度検出器18が風呂回路4に設
けられている。給水を加熱する給湯熱交換器5と、適所
に設けられた給湯栓6の使用を判定する流水検出器7が
給湯回路8に設けられている。給湯回路8には給湯温度
を検出する給湯温度検出器11が設けられている。給湯
回路8を利用して設定温度の湯を設定量浴槽1に給湯を
行い、しかも給湯回路8と風呂回路4を連通するお湯は
り回路9がある。
【0003】お湯はり回路9には、開閉弁10が設けら
れている。給湯回路8には、給湯栓6およびお湯はり回
路9の流量を検出する流量検出器12が設けられてい
る。装置を遠隔操作するリモコン13には、浴槽1への
給湯を発停指示する自動スイッチ14と、浴槽1に落と
し込まれる湯量を設定する湯量設定スイッチ15と、お
湯はりの温度を設定するための温度設定スイッチ16が
設けられている。上記部品は、制御装置17と図の破線
で電気的に接続されている。
【0004】次に、その動作について説明する。給湯栓
6を開くと流量検出器12が通水を検出して、給湯温度
検出器11により給湯温度を検出して、給湯熱交換器5
にて設定温度になるように加熱する。また、追い焚きす
る場合は、ポンプ2が作動して浴槽水を循環攪拌し、風
呂温度検出器18が温度を検出し、風呂熱交換器3に送
給して、設定温度になるまで追い焚き加熱する。
【0005】次に、図5は制御装置17のお湯はりのシ
ーケンスフローを示す。C1にてリモコン13に設けら
れている自動スイッチ14を押すと、C2で開閉弁10
が開いて給湯回路8の給湯熱交換器5で設定温度に加熱
されたお湯が、お湯はり回路9、風呂回路4を経由して
浴槽1に送給される。
【0006】ここで、C3において浴槽1にお湯はりさ
れる温度は、給湯温度検出器11により検出され、C4
にて温度設定スイッチ16にて設定された温度、あるい
は所定温度高い温度になるようにバーナにてガスを燃焼
して、給湯熱交換器5により加熱され送給される。流量
検出器12が浴槽1に送給されたお湯の量をカウントし
て、C5にて湯量設定スイッチ15にて設定された設定
量になると開閉弁10を閉じ、C6にてお湯はりを停止
する。ここで浴槽水の水位を検出して設定水位になると
開閉弁10を閉弁するものもある。
【0007】次にC7にてポンプ2を作動させ、浴槽水
を循環攪拌し、C8にて浴槽水位の上下で発生する温度
差を解消して均一な温度の浴槽水温度を風呂温度検出器
18にて検出する。そして、C9で設定温度より低いと
きには、C10で風呂熱交換器3にて追い焚き加熱す
る。そして、C11にて設定温度になるまで追焚き加熱
し、設定温度に達するとC12にて運転を停止してい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では、浴槽1へのお湯はりの際には、給湯温度検出器1
1により温度を検出して、所定温度になるように給湯熱
交換器5で加熱している。また、浴槽水を攪拌しながら
浴槽水の温度を検出するのは、風呂温度検出器18が行
っている。この2つの温度検出器は、まったく同じ温度
でも特性のバラツキにより検出温度に差が生じることが
多い。
【0009】例えば、同じ温度を風呂温度検出器18が
給湯温度検出器11よりも低めに検出してしまうと、設
定温度にするために2つの温度検出器11、18のバラ
ツキによる差を追い焚きするという余分な動作が必要に
なり、お湯はり給湯の時間が長くなる欠点があった。こ
のバラツキによる差が大きいほど追い焚きに要する時間
が長くなり、しかも追い焚き用の風呂熱交換器3は一般
に給湯能力に比較して出力が小さいため、さらに時間が
かかるという欠点があった。
【0010】そこで、本発明はお湯はりする際も、浴槽
水の温度検出と同様に、風呂温度検出器により温度検出
を行う。お湯はり温度と浴槽水を攪拌しながら検出する
浴槽水温度を同じ温度検出器で検出することにより、温
度検出のバラツキを解消し、お湯はり給湯後発生してい
た追い焚きを不要にしてお湯はり所要時間の短縮をする
ことができる。
【0011】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するために、本発明によるお湯はり装置は、給湯熱交換
器を介して適所に備えられた給湯栓より給湯を行う給湯
回路と、給湯回路に設けられた給湯温度を検出する給湯
温度検出器と、風呂熱交換器と浴槽を接続する風呂回路
と、給湯回路を利用して浴槽にお湯はりを行う、給湯回
路と風呂回路を連通するお湯はり回路と、風呂回路を流
れるお湯の温度を検出する風呂温度検出器と、浴槽水を
循環し攪拌する風呂ポンプと、前記風呂検出器により検
出した湯温に基づき加熱制御を行う制御手段とを備え、
前記風呂温度検出器は給湯回路より供給されるお湯はり
時の湯温と、前記風呂ポンプON時の風呂回路を循環す
る浴槽水の温度を検出するとともに、お湯はり時は検出
した湯温に基づき給湯熱交換器の加熱制御を行い、お湯
はり後は検出した湯温に基づき風呂熱交換器の加熱制御
を行うようにしたものである。
【0012】
【作用】本発明のお湯はり装置は、浴槽のお湯はり温度
と、浴槽水を循環し攪拌しているときの浴槽水の温度を
風呂温度検出器により検出する。お湯はり温度と浴槽水
の温度を同一の温度検出器で検出し、お湯はり時は検出
した温度に基づき給湯熱交換器の加熱制御を行い、お湯
はり後は検出した温度に基づき風呂熱交換器の加熱制御
を行うようにしているため、温度検出器間の特性のバラ
ツキを解消でき、お湯はり給湯後に発生していた追い焚
き加熱を不要にし、お湯はり所要時間の短縮を図る便宜
を入手できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明によるお湯はり装置の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の
一実施例を示し、浴槽1の浴槽水を循環するポンプ2
と、この浴槽水を加熱する風呂熱交換器3と浴槽水の温
度を検出する風呂温度検出器18が風呂回路4に設けら
れている。給水を加熱する給湯熱交換器5と、適所に設
けられた給湯栓6の使用を判定する流水検出器7が給湯
回路8に設けられている。
【0014】給湯回路8には給湯の温度を検出する給湯
温度検出器11が設けられている。給湯回路8を利用し
て設定温度の湯を設定量あるいは設定水位浴槽1に給湯
を行う給湯回路8と風呂回路4を連通するお湯はり回路
9と、お湯はり回路9には開閉弁10が設けられてい
る。給湯回路8には、給湯栓6およびお湯はり回路9の
流量を検出する流量検出器12が設けられている。
【0015】装置を遠隔操作するリモコン13には、浴
槽1への給湯を発停する自動スイッチ14と、浴槽1に
落とし込まれる湯量を設定する湯量設定スイッチ15、
湯温を設定する温度設定スイッチ16がある。上記部品
は、リモコン13からの設定信号や温度検出器11、1
8等からの検出信号によって装置を制御する制御装置1
9と図の破線で電気的に接続されている。
【0016】また、制御装置19には、浴槽1へのお湯
はりの温度と浴槽攪拌時に浴槽水の温度を風呂温度検出
器18にて検出して給水・浴槽水の加熱を制御する制御
手段20が設けられている。
【0017】次に、制御手段20の動作を説明する。図
2は制御装置19のシーケンスフローを示し、左肩に示
すフローナンバーA1で、自動スイッチ14をONする
と、A2において制御手段20は、開閉弁10を開弁し
て浴槽1にお湯はりを開始する。A3にて風呂温度検出
器18にてお湯はりの温度を検出する。A4にて温度設
定スイッチ16で設定された温度あるいはこの温度より
も所定温度高い温度になるように給湯熱交換器5にて給
水を加熱して、お湯はり回路9、風呂回路4を経由して
浴槽1にお湯はりを行う。
【0018】A5にて湯量設定スイッチ16にて設定さ
れた水量あるいは水位までお湯はりしたら、A6にて開
閉弁10を閉弁してお湯はりを停止する。引き続きA7
にて風呂ポンプ2をONして浴槽水を攪拌して、風呂回
路4に浴槽水を送給し、A8で風呂温度検出器18にて
浴槽水温度を検出する。A9にて風呂温度検出器18が
設定温度以下と判定すると、A10で風呂熱交換器3に
送給された浴槽水を追い焚き加熱し、A11にて設定温
度に達するまで追い焚き加熱を継続し、設定温度になっ
たらA12にてお湯はり運転を停止する。
【0019】お湯はりの際の給湯温度と、追い焚きの際
の浴槽水の温度を同じ風呂温度検出器18にて検出する
ため、2つの温度検出器11、18のバラツキを削除す
ることができる。ここで、浴槽1へのお湯はり動作とい
うのは、かなり長い時間しかも安定した流量で、温度設
定の変更も少なく、しかも直接使用者がお湯を触ること
がないため、給湯温度検出器9からの応答を素早くし
て、制御する必要がない。また、給湯熱交換器5からの
距離のある風呂温度検出器18による浴槽水の温度検出
の方が、給湯動作中の回路9、4等による放熱ロス、浴
槽1や空気中への放熱ロス等を加味できてより正確な温
度が得られる。
【0020】次に、追い焚きする場合は、ポンプ2が作
動して浴槽水を風呂熱交換器3に送給する。風呂温度検
出器18が浴槽水の温度を検出して、設定温度あるいは
設定温度に対して所定温度(攪拌不足をカバーするため
の温度)だけ高い温度になるまで追い焚きする。以上に
より、残り湯ありのときと、残り湯なしのときにかかわ
らずに沸き上がり温度を同一にすることができる。
【0021】第2の実施例である第2制御手段(図示し
ていない)について説明する。図3のシーケンスフロー
において、B1にて運転スイッチ14をONすると、B
2にて浴槽1にお湯はり給湯を行う。このときには、B
3にて風呂温度検出器18がこの給湯温度を制御する。
ここで、B5にて給湯栓6が使用されると、流水検出器
7がこれを検出して、B6にて給湯温度検出器11が温
度検出を行い、B7で設定温度になるように制御して、
給湯栓6と浴槽1に給湯する。このとき、給湯栓6の使
用を流水検出器7が検出して、浴槽1への給湯を停止し
て待機するタイプもある。
【0022】B8にて、給湯栓6の使用を完了すると、
B3にて再び風呂温度検出器18にて温度検出を行い、
浴槽1に給湯する。あとのシーケンスは、第1の実施例
と同一である。給湯栓6を使用しているときには、使用
者が直接お湯を使用するため、安定した温度の湯を供給
する必要がある。給湯温度検出器11にて温度検出する
ことにより、給湯熱交換器5の近傍にて温度検出するこ
とができ、温度の変化に対して敏感に応答することがで
きる。この給湯栓6の給湯は浴槽1への給湯に比べて短
時間の場合が多く、A1〜A12のシーケンスよりは若
干のエラーは出ても、やはり温度検出器11、18間の
バラツキを吸収する効果を期待できる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のお湯はり装置の第1の請求項は、風呂回路に備えた一
つの風呂温度検出器で浴槽へのお湯はり温度と浴槽水を
循環攪拌した際の浴槽水の温度を検出し、お湯はり時は
検出した温度に基づき給湯熱交換器の加熱制御を行い、
お湯はり後は検出した温度に基づき風呂熱交換器の加熱
制御を行うようにしているため、給湯温度検出器とのバ
ラツキによる検出温度差をなくすことができ、お湯はり
シーケンス後の追い焚きシーケンスによる無駄時間を削
減でき、お湯はり運転の時間を短縮し、使い勝手のよい
装置を提供することができる。
【0024】第2の請求項は、浴槽へのお湯はり中に給
湯栓が使用されたときには、給湯温度検出器により給湯
の温度を検出し、安定した給湯栓への湯を得ながら、使
い勝手が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるお湯はり装置を示す構成
【図2】同装置のフローチャート
【図3】同装置の他のフローチャート
【図4】従来のお湯はり装置の構成図
【図5】同装置のフローチャート
【符号の説明】
1 浴槽 3 風呂熱交換器 4 風呂回路 5 給湯熱交換器 6 給湯栓 8 給湯回路 9 お湯はり回路 11 給湯温度検出器 18 風呂温度検出器 20 制御手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯熱交換器を介して適所に備えられた
    給湯栓より給湯を行う給湯回路と、給湯回路に設けられ
    た給湯温度を検出する給湯温度検出器と、風呂熱交換器
    と浴槽を接続する風呂回路と、給湯回路を利用して浴槽
    にお湯はりを行う、給湯回路と風呂回路を連通するお湯
    はり回路と、風呂回路を流れるお湯の温度を検出する
    呂温度検出器と、浴槽水を循環し攪拌する風呂ポンプ
    と、前記風呂検出器により検出した湯温に基づき加熱制
    御を行う制御手段とを備え、前記風呂温度検出器は給湯
    回路より供給されるお湯はり時の湯温と、前記風呂ポン
    プON時の風呂回路を循環する浴槽水の温度を検出する
    とともに、お湯はり時は検出した湯温に基づき給湯熱交
    換器の加熱制御を行い、お湯はり後は検出した湯温に基
    づき風呂熱交換器の加熱制御を行うようにしたお湯はり
    装置。
  2. 【請求項2】 給湯回路に設けられた給湯栓の使用を検
    出する流水検出器を備え、お湯はり中に前記流水検出器
    が給湯栓の使用を検出すると、給湯温度検出器が検出し
    た湯温に基づき給湯熱交換器の加熱制御を行う第2制御
    手段を設けた請求項1記載のお湯はり装置。
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