JP7025252B2 - 風呂給湯装置 - Google Patents

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本発明は、ヒートショックの防止を行う風呂給湯装置に関するものである。
従来よりこの種の風呂給湯装置においては、特許文献1に示すように、浴槽水の温度と浴室内の温度との温度差から入浴事故(ヒートショック)に関するリスク値を演算し、脱衣室または浴室へ人が入室したことを検知すると、リモートコントローラにてリスク値を報知するようにした風呂給湯装置があった。
また、特許文献2で示すように、浴槽水の温度と浴室内の温度との温度差による入浴事故を防止するため、リモコン操作によりスリット状の風呂の蓋を開くことで、風呂の湯気を浴室内に放出し、浴室温度を上昇させるものがあった。
特開2003-225174号公報 特開2008-23322号公報
しかし、この特許文献1のようなものでは、入浴事故に関するリスク値を報知するもので、入浴者に気をつけるように報知するだけで具体的にヒートショックを防止するのかは言及されておらず、特許文献2のようなものでは、風呂の蓋を開閉動作可能な構造にする必要があり、また、風呂の蓋を開き、風呂の湯気を浴室内に放出してしまうと風呂設定温度まで沸き上げた湯をわざわざ冷ましてしまうことになり使い勝手が悪いという問題があった。
本発明は上記課題を解決するために、浴槽へ湯張り温度の湯を供給する湯張り運転及び浴槽の湯を風呂循環回路と風呂熱交換器とに風呂循環ポンプの駆動で圧送して、予め設定された所望の風呂設定温度の湯になるように追い焚きする追い焚き運転とを行う風呂給湯装置において、
前記風呂給湯装置の制御手段には、前記湯張り運転開始時に外気温度あるいは浴室温度が低い場合は、前記湯張り運転をあたため浴運転に切り替え、前記あたため運転の制御を行うあたため浴運転制御手段を設け、
前記あたため浴運転制御手段は、前記あたため浴運転開始時に、前記浴槽の蓋を開けておくことを促す報知を行い、前記湯張り温度を前記風呂設定温度よりも高温の所定暖房温度にして湯の供給を開始し、第一の所定量の湯を供給したら、所定のヒートショック緩和条件に達するまで、前記風呂循環ポンプの駆動で、前記風呂循環回路と前記浴槽の湯を前記風呂設定温度よりも高温になるように循環させ、前記風呂設定温度よりも高温の浴槽水からの放熱により浴室温度を上昇させる第一攪拌動作を行い、前記第一攪拌動作が終了したら、任意に定められた風呂設定量もしくは風呂設定水位の時に前記浴槽内の湯が前記風呂設定温度になるように前記湯張り温度を調整して供給するようにした。
また、前記風呂給湯装置は、前記風呂循環回路内に水圧を検知することにより前記浴槽内の水位を検出する水位センサを設け、
前記あたため浴運転制御手段は、前記水位センサにより前記浴槽に残湯が有ると検出した場合、前記追い焚き運転で前記風呂設定温度まで追い焚きし、
前記所定のヒートショック緩和条件に達するまで、前記第一攪拌動作を行い、前記第一攪拌動作が終了したら、前記風呂設定量もしくは前記風呂設定水位の時に前記浴槽内の湯が前記風呂設定温度になるように前記湯張り温度を調整して供給するようにした。
また、前記あたため浴運転制御手段は、前記風呂設定量もしくは前記風呂設定水位に達すると、前記浴槽へ湯の供給を停止して前記湯張り運転を終了させ、前記所定のヒートショック緩和条件に達するまで、前記風呂循環ポンプの駆動で、前記風呂循環回路と前記浴槽の湯を循環させて前記風呂設定温度になるように沸き上げ、浴槽水からの放熱により浴室温度を上昇させる第二攪拌動作を行い、前記所定のヒートショック緩和条件を満たしたら前記第二攪拌動作を終了して、前記あたため浴運転完了を報知するようにした。
また、前記所定のヒートショック緩和条件は、浴室内の室温を検出する浴室温度センサで検出した温度が前記所定のヒートショック緩和温度以上であるか、または、前記第一もしくは第二攪拌動作を所定時間以上継続したかどうかの少なくとも1つを満たしたかであるようにした。
本発明によれば、浴室温度が所定温度よりも低い場合は、前記あたため浴運転を選択することで、前記あたため浴運転途中に、浴室温度と風呂温度の温度差によるヒートショックを防止する条件であるヒートショック緩和条件に達するまで、前記循環ポンプの駆動で、前記風呂循環回路と浴槽の湯を循環させて、浴槽水からの放熱により浴室温度を上昇させる攪拌動作を行うことで、前記あたため浴運転完了時に浴室をヒートショックの危険が無い温度まで浴室温度をあたためることができる。
また、所定のヒートショック緩和条件を満たしていれば通常の湯張り運転を行なって、湯張り運転完了を報知するため、無駄な攪拌動作をしなくてもよく、電気代を節約すると共に、簡易な制御によってヒートショックを防止することができる。
本発明の一実施形態の構成を示す概略図 同一実施形態のあたため浴運転の動作を説明するためのフローチャート 同一実施形態の第一攪拌動作を説明するためのフローチャート図 同一実施形態の第二攪拌動作を説明するためのフローチャート図 同一実施形態の通常湯張り運転を説明するためのフローチャート図
次に、本発明の一実施形態の風呂給湯装置を図面に基づいて説明する。
図1は風呂給湯装置の構成を示す概略図で、1は湯水を貯湯する貯湯タンク、2は貯湯タンク1底部に給水する給水管、3は貯湯タンク1頂部から出湯する出湯管、4は給水管2から分岐された給水バイパス管、5は出湯管3からの湯と給水バイパス管4からの水とを混合する給湯混合弁、6は給湯混合弁5の出口と給湯栓7とを接続する給湯管、8は給湯管6を流れる湯水の流量を検出する給湯流量センサ、9は給湯管6を流れる湯水の温度を検出する給湯温度センサ、10は給水バイパス管4を流れる給水の温度を検出する給水温度センサである。
11は出湯管3からの湯と給水バイパス管4からの水とを混合する風呂混合弁、12は風呂混合弁11からの湯水を浴室に設置された浴槽13へ湯張りするための湯張り管、14は湯張り管12を流れる湯水の流量を検出する湯張り流量センサ、15は湯張り管12を流れる湯水の温度を検出する湯張り温度センサ、16は湯張り管12の流路を開閉する湯張り電磁弁、17は貯湯タンク1の側面上下に複数設けられて貯湯温度を検出する貯湯温度センサである。
18は貯湯タンク1内に配置されたステンレス製の蛇管により構成され、浴槽13内の浴槽水を加熱するための風呂熱交換器、19は浴槽13と風呂熱交換器18とを浴槽水が循環可能に接続する風呂循環回路、20は浴槽13内の浴槽水を吸い込んで風呂熱交換器18へ圧送して浴槽水を循環させるための風呂循環ポンプ、21は浴槽水の温度を検出するための風呂温度センサ、22は水圧を検知することにより浴槽13内の水位を検出する水位センサであり、風呂循環回路19途中には湯張り管12が接続されている。
23は風呂循環回路19途中に設けられ、風呂熱交換器18を迂回可能に構成された三方弁である。
24は貯湯タンク1内の湯水を加熱するためのヒートポンプ式の加熱手段、25は貯湯タンク1と加熱手段24とを湯水が循環可能に接続する加熱循環回路、26は湯水を循環させる加熱循環ポンプ、27は加熱手段24に入水する湯水の温度を検出する入水温度センサ、28は加熱手段24で沸き上げられた湯水の温度を検出する沸き上げ温度センサである。ここで、ヒートポンプ式の加熱手段24は、圧縮機29、水冷媒熱交換器30、膨張弁31、空気熱交換器32、送風機33、外気温度を検出する外気温度センサ34とを備えて構成されている。
35は浴室外に設けられた浴室外リモコン(リモートコントローラ)で、給湯装置の作動状態や設定状態を報知する報知部としての表示部35aと、予め記憶している音声データや報知音等を出力するスピーカー35bと、浴槽13への湯張りを開始させるための風呂スイッチ35cと、風呂設定温度を変更するための変更スイッチ35dと、その他のスイッチ35eとを備えている。
36は浴室内に設けられた浴室内リモコン(リモートコントローラ)で、給湯装置の作動状態や設定状態を報知する報知部としての表示部36aと、予め記憶している音声データや報知音等を出力するスピーカー36bと、浴槽13への湯張りを開始させるための風呂スイッチ36cと、風呂設定温度を変更するための変更スイッチ36dと、その他のスイッチ36eと、浴室内の室温を検出する浴室温度センサ37とを備えている。
また、各リモコンに設けたその他のスイッチ35e及び36eは後述するあたため浴運転スイッチ等の運転を指示するスイッチでも良い。
38はこの給湯装置の作動を制御する本体制御手段で、給湯流量センサ8、給湯温度センサ9、給水温度センサ10、湯張り流量センサ14、湯張り温度センサ15、貯湯温度センサ17、風呂温度センサ21、水位センサ22、外気温度センサ34、浴室温度センサ37の検出値が入力され、給湯混合弁5、風呂混合弁11、湯張り電磁弁16、風呂循環ポンプ20、加熱手段24の作動を制御すると共に、浴室外リモコン35および浴室内リモコン36と必要な情報を送受信可能に接続されている。ここで、本体制御手段38は、MPU等の論理回路を有してメモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従って作動を制御するものである。
次に、本発明の風呂給湯装置の作動について説明する。
<沸き上げ運転>
電力料金単価の安価な所定時間帯(深夜時間帯)の開始時刻になると、本体制御手段38はそれまでの給湯負荷量に見合う湯量を沸き上げ開始するべく、加熱手段24に対し、給湯負荷量に見合う沸き上げ目標温度と沸き上げ開始の指示を送信し、加熱手段24は圧縮機29と膨張弁31と送風機33と加熱循環ポンプ26を駆動開始して、貯湯タンク1下部から取り出した湯水を水冷媒熱交換器30で沸き上げ目標温度まで加熱して貯湯タンク1上部へ戻し、貯湯タンク1上部から沸き上げ設定温度の湯を積層状に貯湯し、本体制御手段38は貯湯タンク1の最下部まで沸き上げるか、所定時間帯の終了時刻に到達すると、加熱手段24に沸き上げの停止を指示し、加熱手段24は圧縮機29と膨張弁31と送風機33と加熱循環ポンプ26を駆動停止して沸き上げ運転を終了する。
<給湯>
給湯栓7が開かれると、貯湯タンク1の底部に給水管2から市水が流入すると共に貯湯タンク1の頂部から出湯管3を介して高温の湯が出湯し、給湯混合弁5で給水バイパス管4からの水と混合されて給湯管6を通過する。そして、給湯流量センサ8が最低作動水量以上を検出すると、本体制御手段38は、給湯温度センサ9が検出する温度が給湯設定温度と一致するように給湯混合弁5の弁開度をフィードバック制御して、給湯設定温度の給湯を行う。そして、給湯栓7が閉じられる等によって、給湯流量センサ8が最低作動水量未満を検出すると、本体制御手段38は、給湯混合弁5の弁開度のフィードバック制御を停止して給湯停止するようにしている。
<湯張り運転>
本体制御手段38が湯張りを指示すると、湯張り電磁弁16を開弁し、湯張り温度センサ15が検出する温度が、本体制御手段38で指示された湯張り温度と一致するように風呂混合弁11の弁開度をフィードバック制御して、指示された湯張り温度の湯張りを開始し、浴槽13に供給する。
そして、本体制御手段38は、湯張り流量センサ14で検出する湯張り流量の積算値が風呂設定量、または水位センサ22が風呂設定水位を検出すると、湯張り電磁弁16を閉弁して湯張り運転を終了する
<追い焚き運転>
水位センサ22で水圧を検知し水位を検出して浴槽13内に残湯があり、本体制御手段38は、風呂循環ポンプ20を駆動して、風呂循環回路19と風呂熱交換器18に浴槽水を循環させ、浴槽水を風呂熱交換器18で加熱する。そして、風呂温度センサ21で浴槽水の温度が風呂設定温度まで上昇したことを確認すると、風呂循環ポンプ20の駆動を停止する。
<保温運転>
また、風呂の保温運転では、一定時間毎に風呂循環ポンプ20を駆動して風呂温度センサ21で浴槽水の温度を確認し、風呂設定温度より低くなっていることを検知すると、循環を継続して浴槽水を風呂熱交換器18で加熱する。そして、風呂温度センサ21で浴槽水の温度が風呂設定温度より上昇したことを確認すると、風呂循環ポンプ20の駆動を停止する。
また、本体制御手段38は、湯張り停止時の浴槽13内の水位を水位センサ22の検出値に基づいて記憶し、浴槽13内の水位が記憶した水位から低下すると、元の水位になるまで湯張りする補水運転を行う。
そして、湯張りの開始から予め設定された風呂の保温時間が経過すると、風呂の保温運転および風呂補水運転も停止して、風呂の保温運転を停止する。
次に、本発明の特徴的な動作を図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
浴室内リモコン36に備えた浴室温度センサ37で検出した浴室温度が所定温度以下(ここでは15℃以下)になると(S1がYes)、あたため浴運転制御手段38aは、浴室内リモコン36及び浴室外リモコン35にあたため浴運転モードを選択可能な表示を行う。そして、あたため浴運転モードが選択されると(S2がYes)、あたため浴運転制御手段38aは浴室外リモコン35のスピーカー35b及び浴室内リモコン36のスピーカー36bから「あたため浴運転を開始します。浴槽の蓋を開けてください。」等の報知を行い(S3)、所定量及び風呂設定温度の湯を浴槽13に湯張りして呼び水を行い(S4)、水位センサ22で水圧を検知し水位を検出して浴槽13内に残湯があるかの残湯チェックを行う(S5)。
そして、残湯チェックをおこなって、残湯がなしの場合(S5がYes)、風呂設定量の2/3まで、風呂設定温度よりも高い温度の所定暖房温度(ここでは風呂設定温度+3℃)の湯で湯張りを行い(S6)、風呂設定量の2/3に到達すると(S7がYes)、第一攪拌動作を開始する(S8)。
<第一攪拌動作>
この第一攪拌動作について図3のフローチャートに基づいて詳しく説明する。
あたため浴運転制御手段38aが第一攪拌動作を指示すると(S22)、本体制御手段38は風呂循環ポンプ20を駆動し(S23)、風呂温度センサ21で浴槽水の温度を確認し(S24)、風呂設定温度よりも高い温度の所定暖房温度(ここでは風呂設定温度+3℃)より低くなっていることを検知すると(S24がYes)、三方弁23を風呂熱交換器32側に連通させ、循環を継続して浴槽水を風呂熱交換器18で加熱して風呂設定温度+3℃になるように追い焚き運転を行う(S25)。
そして、浴室温度センサ37で検出した浴室の温度が所定のヒートショック緩和温度(ここでは20℃)より上昇するか、第一攪拌動作が所定時間以上継続したか(ここでは5分)を監視し、この浴室温度と風呂温度の温度差によるヒートショックを防止する条件であるヒートショック緩和条件を満たしているか確認する(S26)。
また、風呂設定温度+3℃よりも高くなっていることを検知すると(S24がNo)、三方弁23で風呂熱交換器32側を閉じて、風呂熱交換器32を迂回させて浴槽水を加熱せず、循環を継続する(S27)。
そして、浴室温度センサ37で検出した浴室の温度が所定のヒートショック緩和温度(ここでは20℃)より上昇するか、攪拌動作が所定時間以上継続したか(ここでは5分)を監視し、この入浴者が安全に入浴することができる条件であるヒートショック緩和条件を満たしているか確認する(S28)。
そして、浴室温度セ33ンサ37で検出した浴室の温度が所定のヒートショック緩和温度より上昇するか、攪拌動作が5分間継続したかを確認し、この所定のヒートショック緩和条件条件をみたすと(S26またはS28がYes)、風呂熱交換機18の加熱を停止し(S9)、風呂循環ポンプ20の駆動を停止し(S30)、攪拌動作を終了し(S31)、図2のステップ9へ進む。
このように、風呂設定温度+3℃以上で湯張りした浴槽水を風呂循環ポンプ20で攪拌させて、風呂設定温度よりも高い温度で湯張りした浴槽水から浴室内に効率的に放熱させて、浴室の温度を上昇させることができる。
図2のステップ9では、第一攪拌動作停止時に風呂温度をチェックして、風呂設定量到達時に予め設定された風呂設定温度に沸き上げられるように湯張り温度を再計算し、次いで、再計算した湯張り温度で、風呂設定量の1/3を湯張り開始する(S10)。そして、風呂設定量に到達したら(S11がYes)、湯張り運転を停止する(S12)。
また、残湯チェックをおこなって、残湯があった場合(S5がNo)、追い焚き運転により浴槽13内の残湯を風呂設定温度まで追い焚きし(S13)、追い焚き運転完了後、第一攪拌動作を開始する(S14)。
そして、第一攪拌動作停止時に風呂温度をチェックして、風呂設定量到達時に予め設定された風呂設定温度に沸き上げられるように湯張り温度を再計算し(S15)、再計算した湯張り温度で、風呂設定量までの湯張り開始する(S16)。そして、風呂設定量に到達したら(S17がYes)、湯張り運転を停止する(S18)。
湯張り運転停止後、さらに、風呂設定量及び風呂設定温度に到達した浴槽13の湯に第二攪拌動作を行う(S19)、
<第二攪拌動作>
この第二攪拌動作について図4のフローチャートに基づいて詳しく説明する。
あたため浴運転制御手段38aが第二攪拌動作を指示すると(S32)、本体制御手段38は風呂循環ポンプ20を駆動し(S33)、風呂温度センサ21で浴槽水の温度を確認し(S34)、風呂設定温度より低くなっていることを検知すると(S34がYes)、三方弁23を風呂熱交換器32側に連通させ、循環を継続して浴槽水を風呂熱交換器18で加熱して風呂設定温度になるように追い焚き運転を行う(S35)。
そして、浴室温度センサ37で検出した浴室の温度が所定のヒートショック緩和温度(ここでは20℃)より上昇するか、第二攪拌動作が所定時間以上継続したか(ここでは5分)を監視し、この浴室温度と風呂温度の温度差によるヒートショックを防止する条件であるヒートショック緩和条件を満たしているか確認する(S36)。
また、風呂設定温度よりも高くなっていることを検知すると(S34がNo)、三方弁23で風呂熱交換器32側を閉じて、風呂熱交換器32を迂回させて浴槽水を加熱せず、循環を継続する(S37)。
そして、浴室温度センサ37で検出した浴室の温度が所定のヒートショック緩和温度(ここでは20℃)より上昇するか、第二攪拌動作が所定時間以上継続したか(ここでは5分)を監視し、この浴室温度と風呂温度の温度差によるヒートショックを防止する条件であるヒートショック緩和条件を満たしているか確認する(S38)。
そして、浴室温度センサ37で検出した浴室の温度が所定のヒートショック緩和温度より上昇するか、第二攪拌動作が5分間継続したかを確認し、この所定のヒートショック緩和条件をみたすと(S36またはS38がYes)、風呂熱交換機18の加熱を停止し(S39)、風呂循環ポンプ20の駆動を停止し(S40)、第二攪拌動作を終了し(S41)、図2のステップ20へ進む。
このように、風呂設定温度以上に沸き上げた浴槽水を風呂循環ポンプ20で攪拌させて、効率的に浴槽水から浴室内に放熱させて、浴室の温度を上昇させることができると共に、放熱させることで風呂温度が下がってしまっても風呂熱交換器18による加熱を行うか否かを切り替えているため、あたため浴運転完了時には、入浴者が所望している風呂設定温度にしつつ、ヒートショックを防止できる浴室温度をまで上昇させることができるので、安全で快適な状態に浴室環境を整えることができる。
そして、図2のステップ20では、第二攪拌動作を停止し、あたため浴運転制御手段38aは浴室外リモコン35のスピーカー35b及び浴室内リモコン36のスピーカー36bからあたため浴運転の完了したことを報知する。
このように、浴室温度が所定温度よりも低い場合は、あたため浴運転を選択することで、湯張り途中に、浴室温度と風呂温度の温度差によるヒートショックを防止する所定のヒートショック緩和条件に達するまで、風呂循環ポンプ20の駆動で、風呂循環回路19と浴槽13の湯を循環させて、浴槽水からの放熱により浴室温度を上昇させる第一及び第二攪拌動作を行うことで、湯張り完了時に浴室をヒートショックの危険が無い温度まで浴室温度をあたためることができると共に、所望の風呂設定温度に沸き上げることができる。
また、湯張り途中に所定のヒートショック緩和条件を満たしていれば第一及び第二攪拌動作を省略して通常の湯張りを行ない、湯張り完了を報知するため、無駄な動作をしなくてもよく、電気代を節約すると共に、簡易な制御によってヒートショックを防止することができる。
また、浴室内リモコン36に備えた浴室温度センサ37で検出した浴室温度が所定温度以上(ここでは15℃以上)であったら(S1がNo)、もしくは、浴室温度センサ37で検出した浴室温度が所定温度以下であったが(S1がYes)、入浴者があたため浴運転モードを選択しなかった場合は(S2がNo)、通常湯張り運転を行う。
<通常湯張り運転>
ここで、通常湯張り運転について図5のフローチャートに基づいて説明する。
本体制御手段38が通常湯張り運転を指示すると(S42)、本体制御手段38は浴室外リモコン35のスピーカー35b及び浴室内リモコン36のスピーカー36bから「通常湯張り運転を開始します。」等の報知を行い(S43)、所定量及び風呂設定温度の湯を浴槽13に湯張りして呼び水を行い(S44)、水位センサ22で水圧を検知し水位を検出して浴槽13内に残湯があるかの残湯チェックを行う(S45)。
そして、残湯チェックをおこなって、残湯がなしの場合(S45がYes)、風呂設定温度の湯で湯張りを行い(S46)、風呂設定量に到達すると(S47がYes)、湯張りを停止する(S48)。
また、残湯チェックをおこなって、残湯があった場合(S45がNo)、追い焚き運転により浴槽13内の残湯を風呂設定温度まで追い焚きし(S49)、風呂設定温度まで追い焚きが完了すると(S50がYes)、風呂設定温度の湯を湯張りし(S51)、風呂設定量に到達すると(S52がYes)、湯張りを停止する(S53)。
そして、湯張りが停止したあと、本体制御手段38は浴室外リモコン35のスピーカー35b及び浴室内リモコン36のスピーカー36bから通常湯張り運転が完了したことを報知する(S54)。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で改変可能なものであり、例えば、浴室温度センサ37で検出した温度が所定温度以下であったら、浴室外リモコン35の表示部35a及び浴室内リモコン36の表示部36aにあたため浴運転モードを選択できるようにしているが、リモコンに、あたため浴運転スイッチを設け、あたため浴運転スイッチであたため浴運転開始を操作してもよい。
また、ヒートポンプ式の加熱手段で湯水を加熱する貯湯式の風呂給湯装置を例に説明したが、例えば、ガスや灯油を燃料とした瞬間加熱式の風呂給湯装置であってもよい。
また、リモコンからの報知は、リモコン35及び36に音声データとして記憶しているが、音声データに加えて、または音声データに代えて文字データとしてリモコンの表示部35a及び36aから報知する構成としてもよいものである。
また、所定のヒートショック緩和条件は、浴室温度センサ37で検出した浴室の温度が所定のヒートショック緩和温度より上昇するか、第二攪拌動作が5分間継続したかのどちらか一方を満たせば、所定のヒートショック緩和条件となっているが、両方を満たした場合に所定のヒートショック緩和条件に達したと判断しても良いし、ヒートショック緩和温度や所定時間の数値を適宜変更しても良い。
13 浴槽
18 風呂熱交換器
19 風呂循環回路
20 風呂循環ポンプ
21 風呂温度センサ
22 水位センサ
23 三方弁
36 浴室内リモコン(リモートコントローラ)
36a 表示部(報知手段)
36b スピーカー(報知手段)
36c 風呂スイッチ
37 浴室温度センサ
38 本体制御手段(制御手段)
38a あたため浴運転制御手段

Claims (4)

  1. 浴槽へ湯張り温度の湯を供給する湯張り運転及び浴槽の湯を風呂循環回路と風呂熱交換器とに風呂循環ポンプの駆動で圧送して、予め設定された所望の風呂設定温度の湯になるように追い焚きする追い焚き運転とを行う風呂給湯装置において、
    前記風呂給湯装置の制御手段には、前記湯張り運転開始時に外気温度あるいは浴室温度が低い場合は、前記湯張り運転をあたため浴運転に切り替え、前記あたため運転の制御を行うあたため浴運転制御手段を設け、
    前記あたため浴運転制御手段は、前記あたため浴運転開始時に、前記浴槽の蓋を開けておくことを促す報知を行い、前記湯張り温度を前記風呂設定温度よりも高温の所定暖房温度にして湯の供給を開始し、第一の所定量の湯を供給したら、所定のヒートショック緩和条件に達するまで、前記風呂循環ポンプの駆動で、前記風呂循環回路と前記浴槽の湯を前記風呂設定温度よりも高温になるように循環させ、前記風呂設定温度よりも高温の浴槽水からの放熱により浴室温度を上昇させる第一攪拌動作を行い、前記第一攪拌動作が終了したら、任意に定められた風呂設定量もしくは風呂設定水位の時に前記浴槽内の湯が前記風呂設定温度になるように前記湯張り温度を調整して供給するようにしたことを特徴とする風呂給湯装置。
  2. 前記風呂給湯装置は、前記風呂循環回路内に水圧を検知することにより前記浴槽内の水位を検出する水位センサを設け、
    前記あたため浴運転制御手段は、前記水位センサにより前記浴槽に残湯が有ると検出した場合、前記追い焚き運転で前記風呂設定温度まで追い焚きし、
    前記所定のヒートショック緩和条件に達するまで、前記第一攪拌動作を行い、前記第一攪拌動作が終了したら、前記風呂設定量もしくは前記風呂設定水位の時に前記浴槽内の湯が前記風呂設定温度になるように前記湯張り温度を調整して供給するようにしたことを特徴とする請求項1項記載の風呂給湯装置。
  3. 前記あたため浴運転制御手段は、前記風呂設定量もしくは前記風呂設定水位に達すると、前記浴槽へ湯の供給を停止して前記湯張り運転を終了させ、前記所定のヒートショック緩和条件に達するまで、前記風呂循環ポンプの駆動で、前記風呂循環回路と前記浴槽の湯を循環させて前記風呂設定温度になるように沸き上げ、浴槽水からの放熱により浴室温度を上昇させる第二攪拌動作を行い、前記所定のヒートショック緩和条件を満たしたら前記第二攪拌動作を終了して、前記あたため浴運転完了を報知するようにしたことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項記載の風呂給湯装置。
  4. 前記所定のヒートショック緩和条件は、浴室内の室温を検出する浴室温度センサで検出した温度が前記所定のヒートショック緩和温度以上であるか、または、前記第一もしくは第二攪拌動作を所定時間以上継続したかどうかの少なくとも1つを満たしたかであるようにしたことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項記載の風呂給湯装置。
JP2018047383A 2018-03-15 2018-03-15 風呂給湯装置 Active JP7025252B2 (ja)

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