JP3777001B2 - 一缶二水路式燃焼装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯路と風呂追い焚き路が単一の熱交換器内を通過する一缶二水路式燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、いわゆる一缶二水路式燃焼装置において、給湯が行われているとき、即ち、バーナーが燃焼し給湯側缶体部に水が流れているときに、風呂の追い焚き指令が出されると、循環ポンプを駆動させ、風呂側缶体部に水を流すことによって、風呂追い焚きは開始される。さらに、給湯と風呂の追い焚き両方が行われているときに、追い焚きの停止指令が出されると、循環ポンプを止め、風呂側缶体部への水の流れを止めることによって、風呂追い焚きは止められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このとき、上述したような追い焚き指令又はいわゆる自動運転指令が出された場合において、浴槽(風呂)に水がないと、浴槽と風呂側缶体部をつなぐ循環管路に配置された循環ポンプを駆動しても、風呂側缶体部には水が流れ込まない。このように、循環ポンプの駆動によって循環管路内の水の流れが検出されない場合、従来、その循環ポンプの駆動を停止させ、浴槽への注湯が行われる。そして、注湯終了後、再度循環ポンプを駆動させ、循環管路を通して風呂側缶体部に湯が供給され、設定温度まで追い焚きが行われる。即ち、追い焚き指令などが出されたとき、まず、循環ポンプを駆動させ、そのとき、循環管路に水が流れるか否かによって浴槽内の水の有無を検知していた。
【0004】
このように、従来は、循環ポンプを駆動させなければ、浴槽内の水の有無を検出することができなかったが、循環管路に水がない状態において、循環ポンプを駆動させることは、無駄な動作であり、このような無駄な動作が行われることは好ましくない。
【0005】
よって、本発明の目的は、循環ポンプを駆動させずとも、あらかじめ、浴槽内の水の有無を検出し、循環管路に水がない状態における循環ポンプの駆動という無駄な動作を省略することができる燃焼装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の目的は、給湯を行うための給湯側缶体部及び風呂の追い焚きを行うための風呂側缶体部からなる缶体を備えた一缶二水路式燃焼装置において、
給湯単独使用時に、前記給湯側缶体部の熱効率を測定することによって、前記風呂缶体部内の水の有無を判断することを特徴とする燃焼装置を提供することより達成される。
【0007】
このとき、例えば、前記給湯側缶体部の熱効率が所定値以上のときは、前記風呂側缶体部内に水がないと判断され、前記給湯側缶体部の熱効率が所定値より小さいときは、前記風呂側缶体部内に水があると判断される。
【0008】
また、前記給湯側缶体部の熱効率の前記所定値は、前記燃焼装置の燃焼による熱量がほぼすべて前記給湯側缶体部に与えられるときの熱効率又はそれよりわずかに小さい値であることが好ましい。
【0009】
さらに、前記風呂側缶体部内の温度を検知する温度検知手段が設けられ、該温度検知手段により検知された温度が高くなるに応じて、給湯単独使用時における前記給湯側缶体部の熱効率を測定する給湯開始時からの時刻が早くなることが好ましい。
【0010】
そして、追い焚き指令又は自動運転指令が出されたとき、例えば、前記風呂側缶体部に水があると判断された場合、前記風呂側缶体部に水を供給する循環ポンプが駆動され、前記風呂側缶体部に水がないと判断された場合、前記風呂への注湯後、前記循環ポンプが駆動される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲がこの実施の形態に限定されるものではない。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態における一缶二水路式燃焼装置の概略構成図である。図1において、缶体1は、給湯側缶体1aと風呂側缶体1bとからなり、フィン2を共有している。缶体1は、バーナー3によって加熱され、バーナー3には、ガス供給通路4から燃料ガスが供給される。ガス供給通路4には、このガス供給通路4の開閉を行うガス電磁弁24とガス供給量を調節するガス比例弁25が設けられている。バーナー2の上面側にはバーナー2の点火を行うイグナイタ電極5と炎を検知するフレームロッド電極6が設けられている。
【0013】
給湯側缶体1aの入口側には、給湯側缶体1aに水を供給する給水通路として機能する給水管7が接続されている。この給水管7には、給湯側缶体1aに供給する水の温度を検出する給水側入水温度センサ8と、給湯側缶体1aに供給される水の流量を検出する給湯側水量センサ9が設けられている。給湯側缶体1aの出口側には、給湯側缶体1aによって加熱された湯が出湯される給湯管10が接続され、台所などの所望の場所に導かれる。この給湯管10には、給湯側缶体1aから出湯される湯の温度を検出する給湯側出湯温度センサ11が設けられている。
【0014】
また、注湯管26が給湯管10から分岐しており、この注湯管26には、注湯弁27が設けられている。例えば、浴槽14に設定温度の湯を設定水位まで注湯する自動運転指令が出された場合において、浴槽14内に水がない場合は、注湯弁27が開けられ、給湯側缶体1aによって加熱された湯が注湯管26を経由して浴槽14に注がれる。
【0015】
一方、風呂側缶体1bには、その入口側及び出口側にそれぞれ入口側追い焚き循環管路13a及び出口側追い焚き循環管路13bが接続されており、さらに、両追い焚き循環管路13a、bは浴槽14に接続されている。また、入口側追い焚き循環管路13aには、循環ポンプ15が設けられており、この循環ポンプ15の作動により、浴槽14内の湯水が風呂側缶体1bも送られるようになっている。さらに、風呂側入水温度センサ16及び風呂側水量センサ17が循環ポンプ15の下流側に取り付けられている。
【0016】
また、この一缶二水路式燃焼装置には制御装置20が設けられており、制御装置20にはリモコン21が搭載されている。リモコン21の指示などに従い、制御装置20により給湯及び追い焚きの燃焼制御が行われるようになっている。例えば、台所などで給湯栓28が開けられると、給水管7に水が流れ、それを給湯側水量センサ9が検知する。制御装置20は給湯側水量センサ9から入水検知信号を受けると、ガス供給通路4のガス電磁弁24とガス比例弁25が開く。そして、イグナイタ電極5を放電させ点火を行い、フレームロッド電極6で炎を検知した後に、給湯温度センサ11で検出される給湯温度がリモコン21で設定される設定温度となるように、ガス比例弁25の開度が制御される。そして、このような制御により給湯管10からはリモコン21で設定した設定温度の湯が台所などの所望の場所に供給される。
【0017】
また、リモコン21などで追い焚き運転及び自動運転が指令されたときには、後述するように、まず、追い焚き循環管路13内の水の有無の判断がされる。水があると判断された場合は、制御装置20は、追い焚き循環管路13の循環ポンプ15を駆動させて、浴槽14内の水(湯)を追い焚き循環管路13を介して循環させる。また、制御装置20はガス供給通路4のガス電磁弁24及びガス比例弁25を開き、点火によりバーナ2を燃焼させて風呂側缶体1bを通る循環湯水を加熱して浴槽14内の水(湯)の追い焚きを行う。そして、風呂側出湯温度センサ22で検出される風呂温度がリモコン21によって設定される風呂設定温度に達したときに追い焚き運転は停止される。
【0018】
一方、追い焚き循環管路13内に水がないと判断された場合は、浴槽に水を注ぎ、追い焚き循環管路13に水が流れる状態になった後、循環ポンプを駆動させ、上記同様の追い焚きが行われる。
【0019】
本発明の実施の形態においては、上述した追い焚き循環管路13内の水の有無の判断は、給湯単独使用時における給湯側缶体1aの熱効率を測定することによって行われる。これについて、以下に詳述する。
【0020】
上述したように、例えば、台所などで給湯栓28を開けることによる給湯指令が出されると、バーナー3の燃焼による缶体1の加熱が開始される。このとき、与えられる熱量による缶体1の熱効率は一般的に次の式で表される。
熱効率η=比熱×(出湯温度−入水温度)×水量/熱量(単位省略)
給湯側缶体1aの熱効率ηを求める場合は、出湯温度は給湯側出湯温度センサ8、入水温度は給湯側入水温度センサ11、水量は給湯側水量センサ11、熱量は比例弁25の開度によってそれぞれ求めることが可能である。これらによって求められた給湯側缶体1aの熱効率ηは、風呂側缶体1b内の水の有無によって次のような違いが生じる。
【0021】
一缶二水路式燃焼装置では、給湯単独使用時においても、風呂側缶体1bは加熱されるため、バーナー3の燃焼によって与えられる熱量は、給湯側缶体1aのみならず風呂側缶体1bにも与えられる。その与えられる熱量によって風呂側缶体1bは熱交換を行い、風呂側缶体1b内の温度を上昇させる。このとき、風呂側缶体1b内が空気であるか水であるかによって、風呂側缶体1b内を加熱するのに使われる熱量が異なる。即ち、空気の比熱は水の比熱と比較して小さく、又、風呂側缶体1b内の空気の重量は、同じ体積の水の重量に比べてはるかに小さいため、空気が加熱されて熱交換が行われなくなる所定温度(例えば80度)まで上昇させるのに必要な熱量は、水を上記所定温度まで上昇させるのに必要な熱量と比較してはるかに小さい。
【0022】
従って、風呂側缶体1bが熱を吸収している間、給湯側缶体1aを加熱するのに使われる熱量は、風呂側缶体1b内が水である方が、風呂側缶体1b内が空気である場合より小さい。これは言い換えると、バーナー3から与えられる熱量が一定であれば、風呂側缶体1b内の水を上記所定温度まで加熱するのに必要な時間が、風呂側缶体1b内の空気を所定温度まで上昇させるのに必要な時間より長い時間を必要とする。
【0023】
図2は、空気状態又は水状態における風呂側缶体1b内の温度(図2(a))及びその温度における給湯側缶体1aの熱効率η(図2(b))の時間との関係を示す模式的な図である。
【0024】
図2(a)において、風呂側缶体1b内が空気である場合は、その空気は、少量の熱量且つ非常に短い時間t1で加熱される前の初期温度(例えば20度)から所定温度(例えば80度)まで達してしまう。その後は、熱交換を行わなくなるので、バーナー3から与えられる熱量はすべて給湯側缶体1a内に流れる水を加熱するために使われる。
【0025】
一方、風呂側缶体1b内が水である場合、水を上記所定温度まで加熱するのに、上述のように空気を加熱する場合に比べて多い熱量を必要とするので、風呂側缶体1b内の水が上記所定温度まで上昇するまでの時間t2は、風呂側缶体1b内が空気である場合より長い。しかし、上記所定温度まで達した後は、空気である場合と同様に、バーナー3から与えられる熱量はすべて給湯側缶体1a内に流れる水を加熱するために使われる。
【0026】
また、図2(b)によれば、風呂側缶体1b内で熱交換が行われている間の給湯側缶体1aの熱効率は、風呂側缶体1bのバーナー3からの熱量の吸収量に応じて、それぞれ時間t1又はt2をかけて、バーナー3からの熱量がすべて給湯側缶体1aに与えられるときの熱効率ηcに達する。
【0027】
このように、風呂側缶体1b内が空気であるか水であるかによって、給湯側缶体1aが熱効率ηcまで達するまでの時間が異なることから、風呂側缶体1b内で熱交換が行われている間の所定の時刻t(例えば時刻t1経過後且つ時刻t2経過前の適当な時刻)を選び、そのときの給湯側缶体1aの熱効率ηを測定することにより、風呂側缶体1b内の状態を知ることができる。
【0028】
具体的には、熱効率の所定の閾値ηthを、バーナー3からの熱量が給湯側缶体1aにすべて与えられるときの熱効率ηc又はそれよりわずかに小さい値とすると、風呂側缶体1b内が空気である場合における給湯側缶体1aの熱効率η1はηthより大きく、風呂側缶体1b内が水である場合における給湯側缶体1aの熱効率η2はηthより小さくなる。よって、測定された熱効率ηを所定の閾値ηthと比較することにより風呂側缶体1b内が空気状態か、又は水が存在するかを判断することが可能となる。
【0029】
また、上記所定時刻tは、熱効率η1≧ηth、且つη2<ηthとなるような時刻をあらかじめ実験などにより求めておく。閾値ηthがηcと等しいならば、時刻tは時刻t1と時刻t2との間の時刻となる。
【0030】
ところで、時刻t1及び時刻t2は、給湯開始時における風呂側缶体1bの温度によって変化する値である。例えば、図3は、風呂側缶体1b内の温度が、給湯開始時において、すでに比較的高い温度(例えば60度)である場合における空気状態又は水状態である風呂側缶体1b内の温度(図3(a))及びその温度における給湯側缶体1aの熱効率η(図3(b))の時間との関係を示す模式的な図である。このような場合、風呂側缶体1b内の温度は、空気状態又は水状態の場合双方とも図2の場合と比較して早い時刻(それぞれt1又はt2)に所定温度に達し(図3(a)参照)、これにより、給湯側缶体1aの熱効率ηも比較的早い時刻(それぞれt1又はt2)に上記熱効率ηcに達する(図3(b)参照)。
【0031】
このとき、図3(b)に示すように、図2の場合における時刻t1(図3中t1(20))において、給湯側缶体1aの熱効率ηを測定すると、風呂側缶体1b内が空気であっても水であっても、熱効率ηは上記閾値ηthを越えてしまうので、風呂側缶体1b内の状態を判断することができない。
【0032】
このように、時刻t1及びt2は、給湯開始時における風呂側缶体1b内の温度に依存する値であって、給湯側缶体1aの熱効率ηを測定する時刻tは給湯単独使用開始時における風呂側缶体1b内の温度によって設定される。この風呂側缶体1b内の温度は、風呂側出湯温度センサ22によって検出される。
【0033】
図4は、熱効率ηを演算するために、制御装置20内に設けられたマイクロコンピュータ50のブロック図である。給湯側出湯温度センサ8、給湯側入水温度センサ11、給湯側水量センサ9、比例弁25からのデータがインターフェース51を介してCPU52に入力される。ROM53に記憶された上記熱効率を求める式によって熱効率ηが演算される。演算された熱効率ηは、さらに、ROM53に記憶されている上記閾値ηthと比較される。
【0034】
そして、求められた熱効率ηが閾値ηth以上であれば、風呂側缶体1b内は空気であると判断され、また、熱効率ηが閾値ηthより小さければ、風呂側缶体1b内は水であると判断される。具体的には、求められた熱効率ηが閾値ηth以上であれば、RAM54内の浴槽フラグを1とし、熱効率ηが閾値ηthより小さければ、そのフラグを0とする。これによって、風呂側缶体1b内の状態が空気状態か或いは水状態であるかを判断することができる。
【0035】
図5は、本発明を実行するためのフローチャートである。給湯栓28を開けることなどにより単独給湯指令が出されると(ステップS1)、給湯単独使用が始まる(ステップS2)。そして、給湯開始時から上記時刻tにおいて給湯側缶体1aの熱効率ηを測定する(ステップS3)。さらに、ステップS4において、測定されたηを上記所定の閾値ηthとの比較を行う。そして、測定された熱効率ηが閾値ηth以上であれば、前記浴槽フラグを1とし、閾値ηthより小さければ、フラグを0とする。その後、給湯中又は給湯終了後に、自動運転又は風呂追い焚き指令が出された場合(ステップS5)、ステップS6において、上記テーブルのフラグが0の場合は、循環ポンプ15が駆動される(ステップS8)が、フラグが1の場合は、浴槽14への注湯が行われる(ステップS7)。
【0036】
注湯終了後、循環ポンプ15が駆動され(ステップS8)、設定温度までの追い焚きが行われる(ステップS9)。
【0037】
また、図6は、上述した一缶二水路式燃焼装置と別の構成の一缶二水路式燃焼装置の概略構成図である。この一缶二水路式燃焼装置では、注湯管26が入口側追い焚き循環管路13aの循環ポンプ15の下流側に接続されている。この場合は、給湯側缶体1aによって加熱された湯は、注湯管26、入口側追い焚き循環管路13a、風呂側缶体1b及び出口側追い焚き循環管路13bを経由して注湯が行われる。そして、この一缶二水路式燃焼装置においても、上述した本発明の実施の形態が適用される。
【0038】
また、上記本発明の実施の形態において、より具体的には、フラグが1の状態であるとき(即ち、風呂側缶体1b内の状態が空気状態であると判断された場合)、浴槽14に別の水供給源である蛇口29から注水した場合、又は、注湯管26から浴槽14に注湯されたのち、循環ポンプ15が駆動する前に電源がOFFになった場合、浴槽14内には水又は湯があるが、風呂側缶体1b内は空気状態のままである場合がある。
【0039】
このような場合は、上記ステップS7において、例えば、10リットル程度の注湯(呼び水)を行う。これにより、循環ポンプ15を駆動させたとき、すぐに浴槽14内の水を追い焚き循環管路13内を循環させることができる。さらに、循環ポンプ15を駆動させても、風呂側水量センサ17がONしなければ、さらに、出口側追い焚き循環管路13bの浴槽14への接続位置より高い位置までxリットルさらに注湯し、再度循環ポンプを駆動させてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、一缶二水路式燃焼装置において、給湯単独使用時に、給湯開始直後の熱効率を監視することにより、追い焚き循環管路の水の有無を検出することができる。従って、給湯単独使用時又は直後に、自動運転又は追い焚き指令が出された場合に、風呂側缶体内の水の有無を循環ポンプを駆動させることにより判断する必要がない。これにより、循環ポンプの無駄な駆動を省くことができ、燃焼装置の制御の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における一缶二水路式燃焼装置の概略構成図である。
【図2】空気状態又は水状態における風呂側缶体1b内の温度(図2(a))及びその温度における給湯側缶体1aの熱効率η(図2(b))の時間との関係を示す図である。
【図3】図2において、風呂側缶体1b内の温度が、給湯開始時に、図2の場合より高い場合の図である。
【図4】制御装置20に設けられたマイクロコンピュータ50のブロック図である。
【図5】本発明を実行するためのフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態における別の構成の一缶二水路式燃焼装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 缶体
1a 給湯側缶体
1b 風呂側缶体
13 追い焚き循環管路
13a 入口側追い焚き循環管路
13b 出口側追い焚き循環管路
15 循環ポンプ
17 風呂側水量センサ
20 制御装置
22 風呂側出湯温度センサ
25 ガス比例弁

Claims (4)

  1. 給湯を行うための給湯側缶体部及び風呂の追い焚きを行うための風呂側缶体部からなる缶体を備えた一缶二水路式燃焼装置において、
    給湯単独使用時に、前記給湯側缶体部の熱効率を測定し、前記給湯側缶体部の熱効率が所定値以上のときは、前記風呂側缶体部内に水がないと判断し、前記給湯側缶体部の熱効率が所定より小さいときは、前記風呂側缶体部内に水があると判断する制御手段を備えることを特徴とする燃焼装置。
  2. 請求項において
    前記給湯側缶体部の熱効率の前記所定値は、前記燃焼装置の燃焼による熱量がほぼすべて前記給湯側缶体部に与えられるときの熱効率又はそれよりわずかに小さい値であることを特徴とする燃焼装置。
  3. 請求項1又は2において
    前記風呂側缶体部内の温度を検知する温度検知手段が設けられ、該温度検知手段により検知された温度が高くなるに応じて、給湯単独使用時における前記給湯側缶体部の熱効率を測定する給湯開始時からの時刻が早くなることを特徴とする燃焼装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて
    追い焚き指令又は自動運転指令が出されたとき、前記風呂側缶体部に水があると判断された場合、前記風呂側缶体部に水を供給する循環ポンプが駆動され、前記風呂側缶体部に水がないと判断された場合、前記風呂への注湯後、前記循環ポンプが駆動されることを特徴とする燃焼装置。
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