JP3398269B2 - 電線皮剥ぎ器 - Google Patents

電線皮剥ぎ器

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京二 矢野
賢二 守田
正己 畔津
誠司 樋口
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Kyushu Electric Power Co Inc
Nishi Nippon Electric Wire and Cable Co Ltd
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Kyushu Electric Power Co Inc
Nishi Nippon Electric Wire and Cable Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、電線皮剥ぎ器に
係るもので、詳しくは配電線の無停電工事において、マ
ニピュ−レ−タ等による電線皮剥ぎ作業に適用できるよ
うに工夫した電線皮剥ぎ器の構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の電線皮剥ぎ器としては、
例えば特開平1−91609号に開示されているような
構造のものが知られているが、この種の構造のものは、
電線が動かないように固定するための挟持機構と電線被
覆を剥ぎ取るための被覆剥ぎ取り機構とをまとめて一つ
の工具にしたものであるから、まず電線の挟持工程があ
り、次に電線被覆剥ぎ取り工程が続くという二工程シス
テムになっており、構造が複雑で、軽量化がむずかし
く、かつ製造コストが高いという欠点があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この発明は従来の技術
で記述した欠点を解消するためになされたもので、前記
二工程システムを一工程で行えるように、電線を挟持し
ながら、同時に電線被覆の剥ぎ取りができ、かつ構造が
簡単で安価に製造できる電線皮剥ぎ器の提供を目的とす
るものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本願の電線皮剥ぎ器は、
切刃ホルダ−、電線締込みガイドを主要部とし、切刃ホ
ルダ−は、常時廻り止め爪によって電線を着脱できる開
口の位置に停止し、廻り止め爪は、バネ力によって常に
所定の位置に復帰するように付勢され、その先端部が切
刃ホルダ−の外縁に設けた浅溝に嵌合しており、電線締
込みガイドは、後端を切刃ホルダ−の前端に接し、開口
の位置に停止し、外力によって回転し、電線締込みガイ
ドの前端の先頭エッジ部が切刃ホルダ−の後端を押し、
廻り止め爪を前記浅溝から離脱させ、切刃ホルダ−を回
転させ、切刃ホルダ−に装着している切刃によって電線
の被覆を剥ぎ取るように構成されている。 【0006】したがって、開口部から電線を装着した
後、電線締込みガイドに外力を与えると、電線締込みガ
イドが回転し、切刃ホルダ−を回転させる駆動力として
働くと共に、電線締込みガイドと切刃ホルダ−間で電線
を挟持し、電線挟持具として作用するから新たに電線挟
持具を設ける必要がなくなるので、電線皮剥ぎ器の構造
は簡単になる。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の実施の一例を図面を参照
しながら説明するに、図1に示すように、開口4に相当
する切欠を備えた前方及び後方のオイレスメタル軸1
1,11’は、開口4に相当する切欠を備えた従動歯車
12,12’の裏面側に形成した溝を、開口4を備えた
ケ−ス18によって軸支されている。 【0008】図2に示すように、切刃ホルダ−1と電線
締込みガイド7とは、切刃ホルダ−1の前端に電線締込
みガイド7の後端が当接すると、開口4に相当する切欠
を備えた円形分銅状の形状になるように成形されてい
る。 【0009】図1に示すように、前方のオイレスメタル
軸11の突起13に、切刃ホルダ−1の凹溝14及び電
線締込みガイド7の凹溝14’が緩着されており、さら
に電線締込みガイド7は、ネジによって前方のオイレス
メタル軸11に固定されている。また、前方のオイレス
メタル軸11は従動歯車12に固定され、後方のオイレ
スメタル軸11’は従動歯車12’に固定されている。
したがって、従動歯車12,12’が回転すると、前方
及び後方のオイレスメタル軸11,11’が回転し、そ
れに連動して、前方のオイレスメタル軸11に固定され
ている電線締込みガイド7は回転するが、前方のオイレ
スメタル軸11の突起13に回動自在に装着されている
切刃ホルダ−1は回転しないように構成されている。 【0010】図1に示すように、ケ−ス18の切刃ホル
ダ−1側の端面に、バネ5のバネ力によって常に所定の
位置に復帰するように付勢された廻り止め爪2が取付け
られており、図2に示すように、廻り止め爪2の先端部
を切刃ホルダ−1の外縁に設けた浅溝6に嵌合させ、切
刃ホルダ−1の前端に電線締込みガイド7の後端を当接
させると、開口4に相当する切欠を形成し、切刃ホルダ
−1と電線締込みガイド7との位置関係が、図2に示す
ような初期状態を構成するようになっている。 【0011】前記初期状態において、図2に示すよう
に、電線3を開口4に相当する切欠部に装着し、外力に
よって、従動歯車12,12’を回転させると、それに
連動して、図3に示すように、まず電線締込みガイド7
が電線13を挟持しながら回転し、電線締込みガイド7
の前端の先頭エッジ部8が、前記初期状態のまま停止し
ている切刃ホルダ−1の後端に当接し、切刃ホルダ−1
を押し、切刃ホルダ−1に回転力を伝達し、この回転力
がバネ5のバネ力以上に達すると、図4に示すように、
切刃ホルダ−1の浅溝6に嵌合していた廻り止め爪2が
浅溝6から押し外され、切刃ホルダ−1は回転し、切刃
ホルダ−1に装着している切刃9が電線3の被覆10を
剥ぎとる。 【0012】図1において、15はドライブ歯車で、従
動歯車12,12’に噛み合っており、マニピュレ−タ
等の駆動部から駆動力を伝達されて回転し、従動歯車1
2,12’を回転させる。 【0013】従動歯車12,12’は互いに逆方向に回
転するが、従動歯車12は切刃ホルダ−1に装着してい
る切刃9が電線3の被覆を剥ぎとれるように、図2−図
4において矢印で示した方向に回転する。 【0014】図6において、16はアイドル歯車で、開
口4の位置の裏側において従動歯車12,12’に噛み
合っている。したがって、アイドル歯車16は、従動歯
車12,12’から駆動力を伝達され常に回転してお
り、例えば、従動歯車12の切欠部がドライブ歯車15
と噛み合う位置にきたときには、ドライブ歯車15から
の駆動力の伝達はないが、アイドル歯車16が従動歯車
12を駆動し、従動歯車12の回転を継続させる。 【0015】図5において、17は本器を逆回転させる
ことによって、切刃ホルダ−1と電線締込みガイド7
を、図2に示すような初期状態を構成する所定位置で停
止させるためのラチェット機能を備えた逆転爪で、前方
のオイレスメタル軸11の所定の位置に設けた切欠20
に噛み合い、例えば、電線3の皮剥ぎが終了したとき、
図2−図4に示した矢印と逆の方向に本器を回転させる
と、逆転爪17が動作し、本器を開口4の位置に停止さ
せる。このとき、電線締込みガイド7が逆転し、電線締
込みガイド7の後端が、切刃ホルダ−1の前端に突き当
たり、切刃ホルダ−1を逆方向に回転させ、廻り止め爪
2を切刃ホルダ−1の浅溝6に嵌合させて、切刃ホルダ
−1と電線締込みガイド7を、図2に示すような初期状
態に戻す。なお、図5,図6において、19はドライブ
歯車15に駆動力を伝達させるために、マニピュレ−タ
等の駆動部に連結させる口金部である。 【0016】実施に際しては、まず図2で示す初期状態
の位置で、電線3を開口4から装着する、ついで、ドラ
イブ歯車15を駆動させると、図3に示すように、電線
締込みガイド7が回転し、電線3を切刃ホルダ−1と電
線締込みガイド7の間に挟持するとともに、電線締込み
ガイド7の前端の先頭エッジ部8が切刃ホルダ−1の後
端を押し、回転力を与える。その回転力がバネ5のバネ
力以上に達すると、図4に示すように、廻り止め爪2が
浅溝6から押し出され、切刃ホルダ−1は回転し、切刃
ホルダ−1に装着している切刃9が電線3の被覆10を
剥ぎ取る。この状態で、剥ぎ取った長さ分だけ、本器を
マニピュレ−タ等で移動させると、電線3の被覆10を
螺旋状に剥ぎ取ることができる。なお、切刃9は、バネ
22によって電線3側に引き寄せられており、図2及び
図3の状態では、電線3の被覆10の表面に当接してい
るが、切刃ホルダ−1の回転とともに、図4に示すよう
に、刃先が電線3の被覆10に食い込む。次に、剥ぎ取
り作業が終了すると、本器を逆方向に回転し、逆転爪1
7を動作させ、開口4の初期状態の位置で停止させたの
ち、本器を電線3から離脱させる。なお、図2におい
て、21は、切り込み深さ調整ネジである。 【0017】 【発明の効果】本発明は以上のように構成され、電線を
挟持しながら、同時に被覆の剥ぎ取りができるので、従
来の電線皮剥ぎ器のように、電線を挟持するための挟持
機構を新たに設ける必要がないから、構造が非常に簡単
になり、軽量で取扱い易く、マニピュ−レ−タ等を使用
する無停電工事用の工具に最適であり、また構造が簡単
であるから、安価に量産ができるという効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図 【図2】切刃ホルダ−、電線締込みガイドの動作状態を
示す説明図 【図3】切刃ホルダ−、電線締込みガイドの動作状態を
示す説明図 【図4】切刃ホルダ−、電線締込みガイドの動作状態を
示す説明図 【図5】切刃部を省略した側面図 【図6】図5における断面図 【符号の説明】 1 切刃ホルダ− 2 廻り止め爪 3 電線 4 開口 5 バネ 6 浅溝 7 電線締込みガイド 8 電線締込みガイド7の前端の先頭エッジ部 9 切刃 10 電線の被覆 11,11’ オイレスメタル軸 12,12’ 従動歯車 13 突起 14,14’ 凹溝 15 ドライブ歯車 16 アイドル歯車 17 逆転軸 18 ケ−ス 19 口金部 20 切欠 22 バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畔津 正己 大分県大分市大字駄原2899番地 西日本 電線株式会社内 (72)発明者 樋口 誠司 大分県大分市大字駄原2899番地 西日本 電線株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−91609(JP,A) 実開 平3−91007(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/12 301

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】開口4に相当する切欠を備えた前方及び後
    方のオイレスメタル軸11,11’は、開口4に相当す
    る切欠を備えた従動歯車12,12’の裏面側に形成し
    た溝を、開口4を備えたケ−ス18によって軸支されて
    おり、切刃ホルダ−1と電線締込みガイド7とは、切刃
    ホルダ−1の前端に電線締込みガイド7の後端が当接す
    ると、開口4に相当する切欠を備えた円形分銅状の形状
    になるように成形されており、切刃ホルダ−1は前方の
    オイレスメタル軸11の突起13に回動自在に装着さ
    れ、電線締込みガイド7は前方のオイレスメタル軸11
    に固定され、前方のオイレスメタル軸11は従動歯車1
    2に固定され、後方のオイレスメタル軸11’は従動歯
    車12’に固定されており、ケ−ス18の切刃ホルダ−
    1側の端面に、バネ5のバネ力によって常に所定の位置
    に復帰するように付勢された廻り止め爪2が取付けら
    れ、廻り止め爪2の先端部を切刃ホルダ−1の外縁に設
    けた浅溝6に嵌合させ、切刃ホルダ−1の前端に電線締
    込みガイド7の後端を当接させると、開口4に相当する
    切欠を形成し、切刃ホルダ−1と電線締込みガイド7と
    の位置関係が初期状態になるように構成されており、該
    初期状態において、電線3を開口4に相当する切欠部に
    装着し、外力によって、従動歯車12,12’を回転さ
    せると、それに連動して、まず電線締込みガイド7が電
    線13を挟持しながら回転し、電線締込みガイド7の前
    端の先頭エッジ部8が切刃ホルダ−1の後端に当接し、
    前記初期状態で停止している切刃ホルダ−1を押し、切
    刃ホルダ−1に回転力を伝達し、切刃ホルダ−1の浅溝
    6に嵌合していた廻り止め爪2を浅溝6から離脱させ、
    切刃ホルダ−1を回転させ、切刃ホルダ−1に装着して
    いる切刃9によって電線3の被覆10を剥ぎとるように
    構成した電線皮剥ぎ器
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KR20210067017A (ko) * 2019-11-29 2021-06-08 주식회사 에스모 케이블 탈피기
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