JPH09182237A - 電線皮剥工具 - Google Patents

電線皮剥工具

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Publication number
JPH09182237A
JPH09182237A JP7337477A JP33747795A JPH09182237A JP H09182237 A JPH09182237 A JP H09182237A JP 7337477 A JP7337477 A JP 7337477A JP 33747795 A JP33747795 A JP 33747795A JP H09182237 A JPH09182237 A JP H09182237A
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JP
Japan
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electric wire
cutter
rotor
wire
stripping
Prior art date
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Pending
Application number
JP7337477A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Kaminaga
洋司 神永
Takenari Tokunaga
丈成 徳永
Atsuo Uchiyama
敦雄 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線の皮剥長さを任意の長さに設定すること
ができ、更に、良好に隅切りを行うことが可能な電線皮
剥工具を提供する。 【解決手段】 電線皮剥工具1の位置決め機構12の位
置決めバルブ71を目盛板70により電線の皮剥すべき
長さ位置に設定し、皮剥を開始する。皮剥開始位置にお
いてカッタ8のロータが電線の回りを数回回転して隅切
りを行う。隅切り後、カッタ8は、ロータが回転しなが
ら送り機構7により電線の長手方向に移動し、電線の被
覆を螺旋状に剥ぎ取る。カッタ8が所定位置まで移動す
ると、位置決めバルブ71がカッタ8を検出して送り機
構7を停止させる。カッタ8は、この皮剥終了位置にお
いて数回回転して隅切りを行う。位置決めバルブ71
は、任意の位置に設定可能とされ、電線の皮剥長さを無
段階に設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線特に、活線状
態にある架空電線の被覆を自動的に所望の長さに亘り剥
ぎ取ることが可能な電線皮剥工具に関する。
【0002】
【従来の技術】活線状態にある架空電線の配電工事にお
いては、間接工法が採用され、工法車に旋回及び伸縮自
在に搭載されたブームの上端に設けられたバケット内に
作業者が搭乗し、当該バケットに配設されたマニピュレ
ータを操作してスレーブアームの先端のグリッパに装着
された動力化工具に着脱可能に取り付けた工具により、
例えば、電線の被覆を所定の長さに亘り自動的に剥ぎ取
る所謂皮剥作業等を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電線の皮剥
作業においては、作業内容に応じて皮剥の長さが異な
り、従って、任意の長さだけ皮剥を行うことが可能な自
動工具が要望されている。また、皮剥を行うに場合、皮
剥部分の中間部分は勿論、隅切り即ち、皮剥開始部分と
皮剥終了部分の各端面(隅部)を綺麗に切り取ること
が、次の作業をし易くする上で、或いは仕上がりの見栄
えを良くする上で好ましい。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、電線の皮剥長さを任意の長さに設定することがで
き、更に、良好に隅切りを行うことが可能な電線皮剥工
具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1では、電線の回りを回転して被覆を
剥ぐロータを有するカッタと、前記ロータを回転させる
駆動手段と、前記駆動手段により駆動され前記カッタを
前記電線に沿って移動させる送り機構とを備え、前記ロ
ータを前記電線の回りに回転させながら当該電線に沿っ
て移動させて被覆を剥ぎ取る電線皮剥工具において、皮
剥終了位置を任意に設定可能とされ、前記カッタが前記
設定した皮剥終了位置まで移動したときに当該カッタを
検知して前記送り機構を停止させる位置決め手段を備え
た構成としたものである。
【0006】請求項2では、前記電線皮剥工具は、前記
皮剥開始位置において前記ロータを前記電線の回りに複
数回回転させた後当該電線に沿って移動させる隅切り手
段を備えた構成としたものである。請求項3では、前記
隅切り手段は、前記ロータが前記電線の皮剥開始位置に
おいて当該電線の回りを所定回数回転したことを検出す
る回転検出機構と、前記回転検出機構の信号を受けて作
動し前記駆動手段から前記送り機構に駆動力を伝達する
クラッチ機構とを備えた構成としたものである。
【0007】請求項4では、前記位置決め手段は、前記
カッタの移動方向に沿って設けられ皮剥長さを設定する
ための目盛と、前記目盛の任意の位置に設定可能とさ
れ、前記カッタを検出して前記クラッチ機構を作動させ
前記駆動手段から前記送り機構への駆動力の伝達を遮断
するセンサとを備えた構成としたものである。請求項5
では、前記位置決め手段は、前記皮剥終了位置において
前記クラッチ機構の接続を解除させて前記駆動手段から
前記送り機構への駆動力の伝達を遮断する構成としたも
のである。
【0008】請求項6では、前記カッタは、前記ロータ
が皮剥方向に回転するときに前記駆動手段から当該ロー
タに駆動力を伝達する第2のクラッチ機構を備えた構成
としたものである。請求項7では、前記カッタは、前記
ロータが前記皮剥方向と逆方向に回転することを阻止す
るストッパ機構を備えた構成としたものである。
【0009】電線皮剥工具の位置決め手段を、電線の被
覆を皮剥すべき長さ位置に設定し、皮剥を開始する。カ
ッタは、皮剥開始位置においてロータが電線の回りを所
定回数回転して帯状に被覆を切り取る。これにより皮剥
開始位置における被覆の隅切りが行われ、端面が良好に
切断される。次いで、カッタは、電線の回りを回転しな
がら送り機構により当該電線に沿って移動し、電線の被
覆を螺旋状に剥ぎ取る。位置決め手段は、カッタが前記
設定した位置まで移動したときにこれを検出し、当該位
置に停止させる。カッタは、当該位置に停止した状態で
電線の回りを回転する。これにより剥ぎ取り終了位置に
おける被覆の隅切りが行われ、端面が良好に切断され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
より説明する。図1乃至図3において、電線皮剥工具1
は、フレーム2の両端に夫々固定されたギヤボックス3
とサイドフレーム4、フレーム2の上方に当該フレーム
2に沿って平行に配置され、各両端が夫々ボックス3と
サイドフレーム4に回転自在に支持されたスプライン軸
5及び送りねじ6から成る送り機構7、送り機構7に支
持されギヤボックス3とサイドフレーム4との間を水平
に移動して電線100の皮剥をするカッタ8と、ギヤボ
ックス3に装着され、送り機構7を駆動させると共にカ
ッタ8のロータを回転させて電線100の皮を剥ぎ取ら
せる駆動用モータ9と、ギヤボックス3、サイドフレー
ム4の上部に配設され、電線100を把持する把持機構
10、11と、フレーム2に装着され前記電線100の
皮剥長さを設定する位置決め機構12により構成されて
いる。ギヤボックス3の正面にはグリップ13が水平に
固定されている。このグリップ13は、マニピュレータ
の先端に着脱可能に装着される。
【0011】ギヤボックス3は、図4乃至図7に示すよ
うに構成され、ハウジング3aにスプライン軸5、送り
ねじ6の各一端が夫々回転自在に軸支され、スプライン
軸5の先端にはツインギヤを構成する大径のツインギヤ
20と小径のツインギヤ21が、送りねじ6の先端には
ねじ軸ギヤ22が固定されている。駆動用モータ9は、
エアモータ(以下「エアモータ9」という)で、前部が
ハウジング3aに設けられた支持孔に嵌合装着されて水
平に支持され、回転軸9aにモータギヤ23が固定され
ている。このモータギヤ23は、大径のツインギヤ20
と噛合している。
【0012】送りねじ6の一端にはクラッチアーム24
の上端が相対回転自在に支持されており、当該クラッチ
アーム24の略中央にはクラッチギヤ25がツインギヤ
21に臨んで回転自在に軸支されている(図6)。この
クラッチギヤ25は、ねじ軸ギヤ22と噛合しており、
且つツインギヤ21と噛合可能とされている。そして、
ねじ軸ギヤ22は、クラッチギヤ25を介してツインギ
ヤ21と連結される。ハウジング3aの下部にはクラッ
チシリンダ(エアシリンダ)26が水平に配設されてお
り、ロッド26aの先端がクラッチアーム24の下端に
連結されている。このクラッチシリンダ26は、エアが
供給されないときには内蔵するスプリングのばね力によ
りロッド26aが伸長し、エアが供給されるとばね力に
抗してロッド26aが縮退する。
【0013】クラッチシリンダ26は、図6のようにロ
ッド26aが伸長すると送りねじ6を支点としてクラッ
チアーム24を図中時計方向に回動させ、クラッチギヤ
25をツインギヤ21から離隔させる。これにより送り
ねじ6がスプライン軸5から切り離される。また、クラ
ッチシリンダ26は、ロッド26aが縮退するとクラッ
チアーム24を反時計方向に回動させ、クラッチギヤ2
5をツインギヤ21に噛合させる。これにより送りねじ
6がスプライン軸5に連結され、当該スプライン軸5と
共に回転可能とされる。これらのクラッチアーム24、
クラッチギヤ25、クラッチシリンダ26等により、ス
プライン軸5から送りねじ6に回転を伝達、又は遮断す
るクラッチ機構が構成される。
【0014】送りねじ6の一端にはねじ部6aの端末と
クラッチアーム24との間にばね座27、28が相対回
転可能に外嵌されており(図4、図7)、これらのばね
座27と28との間にスプリング(圧縮ばね)29が縮
設されている(図11)。そして、ばね座28は、後述
するように皮剥作業の開始時にスプリング29のばね力
により送りねじ6にカッタ8の送りナット55を噛合さ
せてスプライン軸5に沿って移動可能とする。
【0015】スプライン軸5の一端面には軸心に孔5a
(図5)が穿設されており、当該孔5aには、軸31の
基端がスプリング32を介して軸方向に摺動可能、且つ
相対回転不能に嵌挿されており、当該軸31の先端には
小径のギヤ33が固定されている。この軸31は、スプ
リング32のばね力により孔5aから所定の長さ押し出
され、後述するねじシリンダ(エアシリンダ)40のロ
ッド40aにより押圧されるとスプリング32のばね力
に抗して孔5a内に押し込まれる。
【0016】図4に戻り、ギヤボックス3のハウジング
3aとカバー3bとの間にはカム35とカムギヤ36が
収納されており、これらを回転自在に支持する軸37
は、一端がハウジング3aに、他端がカバー3bに支持
されている。カム35とカムギヤ36とは固定されて一
体的に回転可能とされ、カムギヤ36は、スプライン軸
5に設けられた前記ギヤ33と噛合される。カム35
は、図7に示すように外周面に板厚の略半分程度の厚み
を有する2つの凸部35a、35bが形成されており、
一方の凸部35aは、板厚の略中央から一側端面側(カ
バー3b側)に、他方の凸部35bは、板厚の略中央か
ら他側端面側(ハウジング3a側)に形成されている。
そして、これらの凸部35aと35bとは周方向に所定
の回転角度を存して形成されている。
【0017】カバー3bの内面一側にはカム35の凸部
35aに臨んで常閉型のメカニカルバルブ(エアバル
ブ)38が設けられており、作動子38aは、凸部35
aに当接されている。メカニカルバルブ38は、図7に
示すようにカム35が図示の実線で示す位置(定位置)
にあり凸部35aにより作動子38aが押圧されないと
きには閉弁されており、カム35が矢印方向に回転して
2点鎖線で示すように凸部35aにより作動子38aが
押圧されると開弁される。
【0018】カバー3bの内面にはカム35の凸部35
bに臨んでカム定位置復帰シリンダ(エアシリンダ)3
9が設けられており(図4、図7)、ピストン39aの
端面が凸部35bに当接可能とされている。カム定位置
復帰シリンダ39は、カム35が図示の実線で示す定位
置にあるときには縮退しており、カム35が矢印方向に
回転して凸部35bが2点鎖線の位置にある状態から実
線で示す定位置に復帰させるときに伸長して凸部35b
を押圧し、カム35を矢印方向に前記定位置まで回転さ
せる。これらのギヤ33、カム35、カムギヤ36、メ
カニカルバルブ38によりカッタ8のロータ43の皮剥
開始位置における回転検出機構が構成される。そして、
この回転検出機構と前記クラッチ機構とにより隅切り手
段が構成される。
【0019】カバー3bの端面略中央にはスプライン軸
5の端面に装着されたギヤ33の中心に臨んでねじシリ
ンダ(エアシリンダ)40が設けられており(図4、図
5)、ロッド40aの端面がギヤ33の端面中央に当接
している。ねじシリンダ40は、スプリングを内蔵して
おり、エアが供給されないときにはロッド40aがスプ
リングのばね力により縮退し、エアが供給されるとロッ
ド40aがばね力に抗して伸長する。ギヤ33は、ねじ
シリンダ40のロッド40aが縮退している図示の状態
において、軸31がスプリング32のばね力によりスプ
ライン軸5から押し出されてカムギヤ36に噛合し、ロ
ッド40aが伸長すると、軸31がスプリング32のば
ね力に抗して孔5a内に押し込まれ、2点鎖線で示すよ
うにカムギヤ36との噛合が解除される。また、ギヤボ
ックス3のハウジング3a及びカバー3bには上端略中
央に電線100を上方から取り込むためのスリット3
c、3d(図2、図6、図7)が設けられている。
【0020】カッタ8は、電線の皮剥を行うためのもの
で、図8乃至図11に示すように構成されている。ロー
タフレーム41は、略中央にロータ43が回転可能に収
納されており、上端略中央からロータ43の中央までス
リット41aが設けられている。このスリット41a
は、電線100を上方から取り込むためのものである。
ロータ43は、外周面から中央まで半径方向に電線10
0を取り込むためのスリット43aが設けられており、
外周面には歯43bが刻設されてギヤとされている。ロ
ータフレーム41、ロータ43のスリット41a、43
aは、電線100が入出可能とされ、ロータ43は、中
央に取り込んだ電線100の回りを回転可能とされてい
る。
【0021】ロータ43の一端面には刃44(図8)
が、他端面にはストッパカム45(図10)が固定され
ている。刃44は、刃先44aがスリット43aの中央
に取り込まれた電線100に臨み、且つ当該電線100
の被覆(皮)102の厚みに応じて調節可能に取り付け
られている。そして、刃44は、ロータ43の正方向の
回転(矢印で示す)に伴い電線100の回りを回転して
心線101を傷付けることなく被覆102のみを剥ぎ取
る。
【0022】ストッパカム45は、図10に示すように
外周面所定位置にロータ43の逆回転方向(矢印と反対
方向)に臨んで凸部45aが設けられている。一方、ロ
ータフレーム41にはストッパカム45の外周面に臨ん
でばね性を有するストッパ46が設けられている。スト
ッパ46は、二股形状なし、基端がロータフレーム41
に揺動可能に支持され、一側のストッパ片46aの先端
面がストッパカム45の外周面に、他側のばね部46b
がロータフレーム41に圧接されている。ストッパ46
は、ロータ43が矢印方向に正回転するときにはストッ
パ片46aが凸部45aの外周面により押されて逃げ、
これに伴いばね部46bが湾曲して当該ロータ43の回
転を許容し、ロータ43が逆回転するときにはストッパ
片46aが凸部45aの端面に当接して係止し、ロータ
43の回転を阻止する。ロータ43は、ストッパ46に
より回転を阻止されて停止した図10の状態においてス
リット43aがロータフレーム41のスリット41aと
合致して電線100の取り込み、取り出しを可能とす
る。
【0023】ロータフレーム41にはロータ43の下方
にクラッチギヤ47、アイドルギヤ48、ドライブギヤ
49(図8、図10、図11)が回転自在に軸支されて
おり、クラッチギヤ47とドライブギヤ49は、同一形
状のギヤでロータ43の外周面に刻設された歯43bと
噛合している。また、アイドルギヤ48は、クラッチギ
ヤ47とドライブギヤ49との間に介在されてこれら両
ギヤと噛合している。従って、ドライブギヤ49は、ク
ラッチギヤ47と同方向に回転してロータ43を回転さ
せる。クラッチギヤ47は、軸孔にスプライン軸5が僅
かな間隙で回転可能に遊貫され、ドライブギヤ49は、
軸孔に送りねじ6が僅かな間隙で回転可能に遊貫されて
いる。
【0024】ロータフレーム41の一側に装着されてい
るカバー42(図11)にはクラッチギヤ47と対応し
て同軸上にボス51が収納されている。このボス51
は、スプライン軸5にスプライン嵌合されて一体的に回
転可能とされている。そして、クラッチギヤ47のボス
47aとボス51にはクラッチばね(巻きばね)52が
外嵌されており、当該クラッチばね52の一端は、ボス
51のフランジ部に係止されている。従って、スプライ
ン軸5共にボス51が回転しこれに伴いクラッチばね5
2がクラッチギヤ47のボス47aの外周面に摺接しな
がら回転可能とされる。
【0025】一方、クラッチギヤ47のボス47aの外
径は、クラッチばね52の内径に対して+公差とされて
いる。従って、ボス51がクラッチばね52の巻き方向
(スプライン軸5の正回転方向)に回転するときには、
クラッチばね52がクラッチギヤ47のボス47aに巻
き付いて(食い込んで)当該ボス51からクラッチギヤ
47に回転力を伝達する。反対に、ボス51がクラッチ
ばね52の巻き方向と反対方向に回転するときには、当
該クラッチばね52が拡径してボス47aとの間でスリ
ップする。従って、このときにはボス51からクラッチ
ギヤ47への回転力が伝達されない。尚、クラッチばね
52が拡径するまでの僅かな間ボス51からクラッチギ
ヤ47に回転力が伝達される。クラッチギヤ47のボス
47a、ボス51及びクラッチばね52により、スプラ
イン軸5からクラッチギヤ47、ドライブギヤ49に回
転力を伝達し、又は遮断するためのクラッチ機構53が
構成される。
【0026】カバー42にはドライブギヤ49と対応し
て同軸上に送りナット55が装着固定されている(図1
1)。この送りナット55は、送りねじ6に噛合し当該
送りねじ6の回転に伴いカッタ8をスプライン軸5に沿
って移動させる。送りナット55は、カッタ8の始端位
置(送りねじ6の始端位置)においてばね座28に圧接
し、スプライン軸5(送りねじ6)が正回転するときに
スプリング29のばね力により当該送りねじ6に螺合さ
れ、電線の皮剥方向(矢印方向)にカッタ8を移動させ
る。
【0027】図1乃至図3に戻り、ギヤボックス3の上
部に配設され、電線100を把持する把持機構10は、
クランプ用シリンダ(エアシリンダ)60、クランプ6
1、押え板62及びミラー63により構成されている。
クランプ用シリンダ60は、ギヤボックス3のハウジン
グ3aの上部、且つスリット3cの一側に電線100と
直交する方向に配置され、ロッドの先端にクランプ61
が固定されている。このクランプ61の前端面略中央に
は電線100を取り込んで押さえるためのV溝61aが
設けられている(図3参照)。押え板62は、スリット
3cの他側にクランプ61と対向して配置されている。
ミラー63は、押え板62の上端に垂直に配置されてお
り、電線100のクランプ位置をオペレータ側に反射さ
せるようになっている。
【0028】クランプ61は、クランプ用シリンダ60
のロッドが伸長するとスリット3c内に取り込んだ電線
100をV溝61aにより押え板62に押し付けて把持
する。オペレータは、ミラー63によりクランプ61の
V溝61a内に電線100を取り込んで押え板62に押
し付けて把持しているか否か即ち、電線100のクラン
プ状態を目視することができる。
【0029】サイドフレーム4の上部に配設された把持
機構11もギヤボックス3に配設された把持機構10と
同様にクランプ用シリンダ64、クランプ65、押え板
66及びミラー67により構成されている。そして、こ
れらの把持機構10、11により電線100の皮剥部分
の両側を強固に把持して、皮剥時に電線100を弛むこ
となく、且つねじれることなく把持する。
【0030】フレーム2の前面に固定され電線100の
皮剥すべき長さを設定する位置決め機構12は、目盛板
70と、位置決めバルブ(エアバルブ)71とにより構
成されている。目盛板70は、フレーム2の前面に当該
フレーム2の長手方向に沿って取り付けられており、皮
剥部の始端位置から皮剥可能な終端位置まで例えば、0
〜150mmまで所定の間隔(例えば、10mm間隔)で目
盛られている。位置決めバルブ71は、フレーム2に目
盛板71に沿って前記皮剥の始端位置から終端位置まで
移動可能に装着されており、2本のノブ73、73を緩
めることにより移動可能とされ、締め付けることにより
当該位置に固定することができる。これにより位置決め
バルブ71は、皮剥範囲(例えば、0〜150mm)内の
任意の位置に設定可能とされる。この位置決めバルブ7
1は、常開型のエアバルブで、作動子72がカッタ8の
ロータフレーム41の下端41a(図1)により押下さ
れると閉弁される。
【0031】次に、前記エアモータ9、クラッチシリン
ダ26、メカニカルバルブ38、カム定位置復帰シリン
ダ39、ねじシリンダ40、クランプ用シリンダ60、
64、位置決めバルブ71等の各空圧機器の接続態様を
図12により説明する。図12において接続ポート用の
80〜83は、フレーム2のグリップ13の側面13a
(図3)に設けられており、当該グリップ13が間接工
法車に搭載されたマニピュレータのグリッパに装着され
たときに当該グリッパ側の接続用のポート(何れも図示
せず)に接続される。前記グリッパ側の接続用のポート
は、前記工法車に搭載されているエア源に接続され、前
記マニピュレータの操作ボタンを操作することにより前
記各空圧機器に供給されるエアが制御される。
【0032】エアモータ9は、ポート9b、9cがポー
ト80、81に夫々接続され、ポート80にエアが供給
されると正回転し、ポート81にエアが供給されると逆
回転する。クランプ用シリンダ60は、複動シリンダで
ポート60b、60cがポート82、83に接続され
る。クランプ用シリンダ60は、ポート82にエアが供
給されると伸長して電線を把持し、ポート83にエアが
供給されると縮退して電線の把持を解除する。クランプ
用シリンダ64もポート82、83に接続され、クラン
プ用シリンダ60と共に制御される。
【0033】メカニカルバルブ38は、ポート38bが
ポート82に、ポート38cが位置決めバルブ71のポ
ート71aに接続される。位置決めバルブ71は、ポー
ト71bが通路84を介してポート81に接続され、該
通路84にはポート81側から位置決めバルブ71方向
にのみエアの流れを許容するチェックバルブ85が接続
されている。通路84には位置決めバルブ71のポート
71bとチェックバルブ85と間にクラッチシリンダ2
6のポート26bが接続され、ポート81とチェックバ
ルブ85との間にカム定位置復帰シリンダ39のポート
39bが接続されている。また、ねじシリンダ40のポ
ート40bは、メカニカルバルブ38のポート38aと
位置決めバルブ71のポート71aとを接続する通路に
接続されている。
【0034】以下に電線皮剥工具の皮剥動作を図12を
参照しつつ説明する。オペレータは、図1、図2に示す
ように電線皮剥工具1の位置決めバルブ71を電線10
0の皮剥長さに応じた目盛位置にセットし、把持機構1
0、11内及びカッタ8のロータフレーム41、ロータ
43の各スリット41a、43aに電線100を取り込
む(図1〜図3、図8、図10)。このときカッタ8
は、図1及び図2に示すようにギヤボックス3側の始端
位置即ち、目盛0の位置にある。従って、オペレータ
は、カッタ8が電線100の皮剥開始位置に来るように
電線皮剥工具1を設定する。
【0035】次に、オペレータは、ポート82にエアを
供給して把持機構10、11のクランプ用シリンダ6
0、64を伸長させ、反射鏡63、67を見ながらクラ
ンプ61、65と押え板62、65とにより電線100
を把持する。このときメカニカルバルブ38にもエアが
供給される。しかしながら、メカニカルバルブ38は、
閉弁されており、ねじシリンダ40、クラッチシリンダ
26にはエアが供給されず、ねじシリンダ40が縮退し
てギヤ33がカムギヤ36と噛合しており(図4、図
7)、クラッチシリンダ26が伸長してクラッチギヤ2
5とツインギヤ21との噛合が解除されている(図
6)。従って、送りねじ6は、スプライン軸5から切り
離されている。また、カム定位置復帰シリンダ39は、
縮退しており、カム35は、図7に実線で示す定位置
(初期位置)にある。
【0036】オペレータは、上述のようにして電線10
0の皮剥位置に電線皮剥工具1をセットした後(図1〜
図3)、ポート80にエアを供給し電線100の皮剥を
開始する。エアーモータ9は、ポート80にエアが供給
されると正方向に回転し、スプライン軸5が図4及び図
11の矢印方向に回転する。図11においてスプライン
軸5が正回転すると、ボス51が正回転し、クラッチば
ね52がクラッチギヤ47のボス47aに噛み込んで即
ち、クラッチ機構53がオンとなり、クラッチギヤ47
が正回転する。クラッチギヤ47の回転はアイドルギヤ
48を介してドライブギヤ49に伝達され、当該ドライ
ブギヤ49がクラッチギヤ47と同方向に回転する。し
かしながら、送りねじ6は、回転せず、カッタ8は、当
該位置に停止している。
【0037】クラッチギヤ47、ドライブギヤ49の回
転に伴いロータ43が図8の矢印で示すように電線10
0の回りを回転し、刃44の先端44aが被覆(皮)1
02に食い込む。刃44は、ロータ43と共に電線10
0の回りを回転しながら被覆102の皮剥を開始する。
また、スプライン軸5の回転と共にギヤ33(図4、図
7)が回転し、カムギヤ36を回転させてカム35を図
7の矢印方向に回転させる。そして、ロータ43が所定
数例えば、3回転するとカム35の凸部35aが図7に
2点鎖線で示すようにメカニカルバルブ38の作動子3
8aを押圧し、当該メカニカルバルブ38を開弁する。
【0038】刃44は、電線100の回りを3回転し、
図13(a)のように心線101を傷付けることなく被
覆102を帯状に剥ぎ取る。この剥ぎ取られた帯状の被
覆102aは、刃44と同じ幅である。刃44は、同じ
位置(皮剥開始位置)を3回転することにより被覆10
2aを完全に剥ぎ取り、且つ端面102bを良好に切り
取ることができる。これのようにして皮剥開始位置にお
ける隅切りが行われる。尚、隅切りは、電線100の回
りに刃44を2回以上回転させれば良く3回転に限るも
のではない。
【0039】メカニカルバルブ38が開弁すると、ねじ
シリンダ40にエアが供給され(図12)、ロッド40
aが伸長してギヤ33を図5の矢印方向(図中右方向)
に押動し、カムギヤ36との噛合を解除する。これによ
りカム35が当該回転位置に停止し、メカニカルバルブ
38を開弁状態に保持する。同時にクラッチシリンダ2
6(図6)にエアが供給され、ロッド26aが縮退し、
クラッチギヤ25がツインギヤ21と噛合する(図1
2)。これによりねじ軸ギヤ22がスプライン軸5と共
に回転し、送りねじ6が正回転する。
【0040】送りねじ6が正回転すると、スプリング2
9(図11)により押圧されている送りナット55が送
りねじ6に螺合し、カッタ8が図中矢印で示す皮剥方向
(右方向)に移動する。即ち、カッタ8は、ロータ43
が電線100の回りを回転しながら矢印方向に移動す
る。そして、刃44は、電線100の被覆102を図1
3(b)に示すように螺旋状に連続して剥ぎ取りながら
移動する。従って、帯状に剥ぎ取られた被覆102c
は、螺旋状に捲き戻り垂れ下がることはない。
【0041】カッタ8が被覆102を剥ぎ取りながら図
1の2点鎖線で示す所定の皮剥位置(皮剥終了位置)ま
で移動すると、ロータフレーム41の下端41aが位置
決めバルブ71の作動子72を押圧して閉弁させる。位
置決めバルブ71(図12)が閉弁すると、クラッチシ
リンダ26へのエアの供給が遮断され、当該クラッチシ
リンダ26がばね力により伸長し、クラッチギヤ25が
ツインギヤ21から離隔する。これによりねじ軸ギヤ2
2の回転が停止し、送りねじ6の回転が停止して、カッ
タ8が当該位置即ち、皮剥終了位置に停止する。
【0042】一方、スプライン軸5は、回転しており、
ロータ43は、皮剥終了位置において電線100の回り
を回転している。オペレータは、電線100の回りにロ
ータ43を数回回転させて隅切りした後、ポート80
(図12)へのエアの供給を停止し、エアモータ9を停
止させる。皮剥終了位置においてロータ43を数回回転
させることにより、図13(c)のように刃44が皮剥
終位置の端面102dを良好に切り取ることができる。
このようにして電線100の被覆102を所定の長さに
亘り剥ぎ取り、心線101を裸出させる。このとき位置
決めシリンダ71は、閉弁状態に保持されている。
【0043】オペレータは、電線100の皮剥が終了す
ると、全ての操作ボタンをオフにする。次いで、カッタ
8を定位置(皮剥開始位置)に戻すべくポート81(図
12)にエアを供給する。エアモータ9は、ポート81
にエアが供給されると逆回転し、スプライン軸5(図
4)を逆回転させる。同時にカム定位置復帰シリンダ3
9にエアが供給され、ロッド39aが伸長してカム35
の凸部35bを押動して図7の矢印方向に回動させ実線
で示す定位置に復帰させる。これにより凸部35aがメ
カニカルバルブ38の作動子38aから離隔し、当該メ
カニカルバルブ38が閉弁する(図12)。ポート81
に供給されたエアは、通路84、チェックバルブ85を
介してクラッチシリンダ26に供給され、ロッド26a
が縮退し、クラッチギヤ25がツインギヤ21と噛合す
る。これにより送りねじ6がスプライン軸5と共に逆回
転する。
【0044】一方、カッタ8のクラッチ機構53(図1
1)のボス51は、スプライン軸5と共に逆回転し、ク
ラッチばね52が巻き方向と反対方向(拡がる方向)に
回転しながらクラッチギヤ47を回転させる。クラッチ
ギヤ47のボス47aの外径は、クラッチばね52の内
径に対して+公差とされているために当該クラッチばね
52が拡がるまでの間ボス51からクラッチギヤ47に
回転が伝達される。クラッチギヤ47の回転は、アイド
ルギヤ48を介してドライブギヤ49に伝達され、これ
ら両ギヤ47、49によりロータ43を逆回転させる。
このときロータ43は、既に皮剥を終了しているために
負荷が加わらず、クラッチばね52によりクラッチギヤ
47からドライブギヤ49を介してロータ43に回転を
伝達することができる。
【0045】ロータ43が逆回転して図10に示すよう
にスリット43aがロータフレーム41のスリット41
aと合致した位置まで回転すると、ストッパカム45が
ストッパ46により係止される。これによりロータ43
が当該位置に停止する。この結果、クラッチギヤ47の
回転が阻止され、クラッチばね52が拡径してクラッチ
ギヤ47のボス47aの回りをスリップしてクラッチ機
構53がオフ(断)となる。
【0046】送りねじ6が逆回転するとこれに伴いカッ
タ8が皮剥終了位置から前記皮剥開始位置方向に移動す
る。そして、カッタ8のロータフレーム41の下端41
aが位置決めバルブ71の作動子72から離隔すると、
当該位置決めバルブ71が開弁する。位置決めバルブ7
1が開弁すると通路84のエアがねじシリンダ40に供
給され(図12)、ロッド40aが伸長してカムギヤ3
6からギヤ33を外す(図5)。これによりスプライン
軸5の回転がカム35に伝達されなくなり、当該カム3
5が定位置に保持される(図7)。
【0047】送りねじ6によりカッタ8が皮剥開始位置
(図11)まで戻ると、送りナット55が当該送りねじ
6から外れて停止する。オペレータは、カッタ8が停止
したことを確認してポート82(図12)へのエアの供
給を停止する。ポート82へのエアの供給が停止される
と、カム停止位置復帰シリンダ39、クラッチシリンダ
26、ねじシリンダ40が夫々内蔵するスプリングのば
ね力により復帰し、初期状態に戻る。
【0048】次いで、オペレータは、ポート83(図1
2)にエアを供給し、クランプ用シリンダ60、64を
縮退させ、各クランプ61、65を電線100から離隔
させて把持を解除する。そして、電線100から電線皮
剥工具1を外し、皮剥作業を終了する。このようにし
て、電線100の被覆102を所望の長さに亘り自動的
に剥ぎ取ることができ、且つ、皮剥開始位置及び皮剥終
了位置の各隅部(端面)102b、102dを綺麗に切
り取ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、電線の被覆の剥ぎ取り長さを所望の長さに
無段階に設定することができ、当該設定した長さに被覆
を自動的に連続して剥ぎ取ることができ、作業能率の向
上が図られる。請求項2では、皮剥開始位置の隅部(端
面)を良好に切り取ることができ、次の作業がし易くな
り作業能率の向上が図られる。また、皮剥部分の見栄え
が良くなる。
【0050】請求項5では、皮剥終了位置の隅部(端
面)を良好に切り取ることができ、次の作業がし易くな
り作業能率の向上が図られる。また、皮剥部分の見栄え
が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電線皮剥工具の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】図1のギヤボックスの断面図である。
【図5】図4の要部拡大図である。
【図6】図4の矢線VI−VIに沿う断面図である。
【図7】図4の矢線VII−VIIに沿う断面図である。
【図8】図2の矢線VIII−VIIIに沿う断面図である。
【図9】図8の矢線IX−IXに沿う断面図である。
【図10】図2の矢線X−Xに沿う断面図である。
【図11】図10の矢線XI−XIに沿う断面図である。
【図12】図1に示す電線皮剥工具の空圧回路図であ
る。
【図13】図1の電線皮剥工具による電線の皮剥動作を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 電線皮剥工具 2 フレーム 3 ギヤボックス 4 サイドフレーム 5 スプライン軸 6 送りねじ 7 送り機構 8 カッタ 9 エアモータ 10、11 把持機構 12 位置決め機構 13 グリップ 35 カム 43 ロータ 44 刃 45 ストッパカム 46 ストッパ 53 クラッチ機構 70 目盛板 71 位置決めバルブ 100 電線 101 心線 102 被覆(皮)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 敦雄 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の回りを回転して被覆を剥ぐロータ
    を有するカッタと、前記ロータを回転させる駆動手段
    と、前記駆動手段により駆動され前記カッタを前記電線
    に沿って移動させる送り機構とを備え、前記ロータを前
    記電線の回りに回転させながら当該電線に沿って移動さ
    せて被覆を剥ぎ取る電線皮剥工具において、 皮剥終了位置を任意に設定可能とされ、前記カッタが前
    記設定した皮剥終了位置まで移動したときに当該カッタ
    を検知して前記送り機構を停止させる位置決め手段を備
    えたことを特徴とする電線皮剥工具。
  2. 【請求項2】 前記電線皮剥工具は、前記皮剥開始位置
    において前記ロータを前記電線の回りに複数回回転させ
    た後当該電線に沿って移動させる隅切り手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電線皮剥工具。
  3. 【請求項3】 前記隅切り手段は、前記ロータが前記電
    線の皮剥開始位置において当該電線の回りを所定回数回
    転したことを検出する回転検出機構と、前記回転検出機
    構の信号を受けて作動し前記駆動手段から前記送り機構
    に駆動力を伝達するクラッチ機構とを備えたことを特徴
    とする請求項2に記載の電線皮剥工具。
  4. 【請求項4】 前記位置決め手段は、前記カッタの移動
    方向に沿って設けられ皮剥長さを設定するための目盛
    と、前記目盛の任意の位置に設定可能とされ、前記カッ
    タを検出して前記クラッチ機構を作動させ前記駆動手段
    から前記送り機構への駆動力の伝達を遮断するセンサと
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の電線皮剥工
    具。
  5. 【請求項5】 前記位置決め手段は、前記皮剥終了位置
    において前記クラッチ機構の接続を解除させて前記駆動
    手段から前記送り機構への駆動力の伝達を遮断すること
    を特徴とする請求項3に記載の電線皮剥工具。
  6. 【請求項6】 前記カッタは、前記ロータが皮剥方向に
    回転するときに前記駆動手段から当該ロータに駆動力を
    伝達する第2のクラッチ機構を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の電線皮剥工具。
  7. 【請求項7】 前記カッタは、前記ロータが前記皮剥方
    向と逆方向に回転することを阻止するストッパ機構を備
    えたことを特徴とする請求項6に記載の電線皮剥工具。
JP7337477A 1995-12-25 1995-12-25 電線皮剥工具 Pending JPH09182237A (ja)

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Cited By (4)

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