JPH0899237A - ホース金具へのホース取付装置 - Google Patents

ホース金具へのホース取付装置

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JPH0899237A
JPH0899237A JP6235530A JP23553094A JPH0899237A JP H0899237 A JPH0899237 A JP H0899237A JP 6235530 A JP6235530 A JP 6235530A JP 23553094 A JP23553094 A JP 23553094A JP H0899237 A JPH0899237 A JP H0899237A
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nipple member
nut
nipple
rotating
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TOYO AIDETSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】容易かつ迅速にホースの先端にホース金具を均
一に取付けることができるホース金具へのホース取付装
置を提供することを目的とする。 【構成】ホース金具へのホース取付装置を、ホース把持
手段17がホースを把持固定し、ニップル部材移動手段
13が駆動され、ホース把持手段17に把持されたホー
ス3にニップル部材1のホース差込部2を差し込み、ホ
ース把持手段17を解除して、ニップル部材移動手段1
3を駆動してホース3が挿入されたニップル部材1をナ
ット4に当接し、ナット回転手段16を駆動して、ニッ
プル部材1にナット4を螺入し、ニップル部材移動手段
13が後退して、ニップル部材1とナット4とからなる
ホース金具がホース3に取り付けるものとして構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホース金具へのホース取
付装置に係り、特にニップル部材と、このニップル部材
のホース差込部に差し込まれたホースの外側端部周部に
当接してニップル部材にねじ込まれるナットとからなる
ホース金具をホースに取付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばエアホースの先端に取
り付けられ、エアツール等に接続されるホース金具とし
て、図13に示すものがある。
【0003】このホース金具はニップル部材1と、ナッ
ト4とから構成されており、ニップル部材1とナット4
とでニップル部材1のホース差込部2に取り付けたホー
ス3の先端を鋏み込んでホース金具をホース3の先端に
取り付けるようにしたものである。
【0004】ここで、ニップル部材1は筒状の部材で、
軸に沿って空気孔5が貫通し、一端にエアーツール側ホ
ースの金具を取付ける雌ねじ部6を形成し、他端部に円
錐形状のホース差込部2を形成し、このホース差込部2
に隣接して、ナット4をねじ込む雄ねじ部7を形成した
ものである。
【0005】また、ナット4は図13に示すように雌ね
じ部8と、雌ねじ部8に隣接して、ホースの表面に接触
する段部9を形成し、段部9に続いてホース3が案内さ
れる内壁部10を形成している。このホース金具をホー
ス3の先端に接続するには、ナット4の内壁部10側か
ら雌ねじ部8にホース3を挿通して、ホース3の先端を
ニップル部材1のホース差込部2に差し込む。そして、
ナット4をニップル部材1の雄ねじ部7にねじ込んで、
ホース3の先端を上記段部9と雄ねじ部7との間に挟み
込むと共に、ホース3をホース差込部2外壁と、ナット
4の内壁部10との間に挟み込むのである。すると、ホ
ースの先端に金具が強固に取りつく。
【0006】従来このようなホース金具をエアホースに
取付ける作業は専ら手作業で行ってきた。即ち、ナット
4にホース3を挿通して、ホース3の先端をニップル部
材1のホース差込部2に差し込み、その後、ニップル部
材1を固定して、ナット4をニップル部材1の雄ねじ部
7にナット4とニップル部材1の間にホースの先端周囲
部を挟み込むようにレンチでねじ込み、ホースの先端に
ホース金具を取付けるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の人手によるホースへのホース金具への取付けは、ホ
ース3のホース差込部1への差し込み、ナット4のニッ
プルのねじ込みに手間がかかり、多数のホースに多数の
ホース金具を取付けるような場合に、効率が悪いという
問題がある。
【0008】また、手作業でのホースの取付は、ホース
3の差し込み量、ナット4のねじ込み量にばらつきが発
生し、均一な取付を行うことが難しいという問題があ
る。
【0009】そこで、本発明の目的は、容易かつ迅速に
ホースの先端にホース金具を均一に取付けることができ
るホース金具へのホース取付装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記の
課題を解決するための第1の手段は、図1に示すよう
に、ニップル部材1と、このニップル部材1のホース差
込部2に差し込まれたホース3の外側端部周部に当接し
てニップル部材1にねじ込まれるナット4とからなるホ
ース金具をホース先端に取付ける装置であって、基台1
1と、この基台11に配置され、ニップル部材1のホー
ス差込部2を露出してニップル部材1を回転不能に挿入
できるニップル部材挿入部12を有し、このニップル部
材挿入部12に挿入されたニップル部材1をニップル部
材1の軸方向に移動するニップル部材移動手段13と、
基台1の上記ニップル部材移動手段13の移動軸上に配
置され、ナット保持回転部15を有し、ナット保持回転
部15に配置されたナット4を、ニップル部材1に螺入
すべく回転させるナット回転手段16と、基台11の上
記ニップル部材移動手段13の移動軸上に配置され、上
記ナット4の孔部を貫通して挿通され、ニップル部材1
のホース差込部2に接触したホースを両側から把持する
ホース把持手段17と、ニップル部材移動手段13を駆
動して、ホース把持手段17に把持されたホース3にニ
ップル部材1のホース差込部2を差し込み、ホース把持
手段17を解除して、ニップル部材移動手段13を駆動
してホース3が挿入されたニップル部材1をナット4に
当接し、ナット回転手段16を駆動して、ニップル部材
1にナット4を螺入する制御手段とからなるホース金具
へのホース取付装置である。
【0011】本発明の第2の手段は、ニップル部材1
と、このニップル部材1のホース差込部2に差し込まれ
たホース3の外側端部周部に当接してニップル部材1に
ねじ込まれるナット4と、からなるホース金具をホース
に取付ける装置であって、基台11と、この基台に配置
され、ニップル部材1のホース差込部2を露出してニッ
プル部材1を回転不能に挿入できるニップル部材挿入部
12を有し、このニップル部材挿入部12に挿入された
ニップル部材1をニップル部材1の軸方向に移動するニ
ップル部材移動手段13と、基台11の上記ニップル部
材移動手段13の移動軸上に配置され、ナット保持回転
部15を有し、ナット保持回転部15に配置されたナッ
ト4を、ニップル部材1に螺入すべく回転させるナット
回転手段16と、上記ニップル部材移動手段13と、上
記ナット回転手段16との間に設けられ、上記ナット4
の孔部を貫通して挿通され、ニップル部材1のホース差
込部2に接触したホース3を両側から把持するホース把
持手段17とを有し、上記ニップル部材移動手段13
は、ニップル部材1が挿入されるニップル部材挿入位
置、ホース把持手段17に把持されたホース3の端部に
挿入するホース挿入位置、及びニップル部材1にナット
4が螺入されるナット螺入位置とに駆動され、上記ナッ
ト回転手段16のナット保持回転部15にはホースを上
方からナット保持回転部へ出し入れする切り欠き部18
を開設し、この切り欠き部18を上方に向けて停止する
ナット挿入位置に駆動され、上記ホース把持手段17
は、ホースを把持する把持位置と、上記ニップル部材移
動手段の移動を妨げない退避位置とに駆動され、駆動制
御手段で以下のように順次駆動制御されるホース金具へ
のホース取付装置である。 ニップル部材移動手段13がニップル部材挿入位
置、ナット回転手段16がナット挿入位置、ホース把持
手段17が退避位置、である原位置状態。 ニップル部材移動手段13がニップル部材挿入位
置、ナット回転手段16がナット挿入位置、ホース把持
手段17が把持位置、であるホース把持状態。 ニップル部材移動手段13がホース挿入位置、ナッ
ト回転手段16がナット挿入位置、ホース把持手段17
が把持位置、であるホース挿入状態。 ニップル部材移動手段13がナット螺入位置、ナッ
ト回転手段16がナット回転運動、ホース把持手段17
が退避位置、であるナット螺入状態。 ニップル部材移動手段13がナット螺入位置、ナッ
ト回転手段16が停止状態ホース把持手段17が退避位
置、である動作終了状態。 ニップル部材移動手段13がナット螺入位置、ナッ
ト回転手段16がナット挿入位置、ホース把持手段17
が退避位置、である取り外し状態。
【0012】本発明の第3の手段は、図11に示すよう
に、ニップル部材1と、このニップル部材1のホース差
込部2に差し込まれたホース3の外側端部周部に当接し
てニップル部材1にねじ込まれるナット4とからなるホ
ース金具をホース3先端に取付ける装置であって、基台
111と、この基台111に配置され、ニップル部材1
のホース差込部2を露出してニップル部材1を回転不能
に挿入できるニップル部材挿入部112を有し、このニ
ップル部材挿入部112に挿入されたニップル部材1を
ニップル部材1の軸方向に移動するニップル部材移動手
段113と、上記ニップル部材移動手段113に設けら
れ、ニップル部材挿入部112に挿入されたニップル部
材1を貫通してホース差込部2の開口から棒状のホース
案内ロッド19を出し入れするホース案内手段20と、
基台11の上記ニップル部材移動手段113の移動軸上
に配置され、ナット保持回転部115を有し、ナット保
持回転部115に配置されたナット4を、ニップル部材
1に螺入すべく回転させるナット回転手段116と、基
台111の上記ニップル部材移動手段113の移動軸上
に配置され、上記ナットの孔部を貫通して挿通され、ニ
ップル部材1のホース差込部2に接触したホース3を両
側から把持するホース把持手段117と、ニップル部材
移動手段113を駆動して、ホース案内手段20のホー
ス案内ロッド19に案内され、ホース把持手段117に
把持されたホース3にニップル部材1のホース差込部2
を差し込み、ホース把持手段117を解除して、ニップ
ル部材移動手段113を駆動してホース3が挿入された
ニップル部材1をナット4に当接し、ナット回転手段1
16を駆動して、ニップル部材1にナット4を螺入する
制御手段とからなるホース金具へのホース取付装置であ
る。
【0013】本発明の第4の手段は、ニップル部材1
と、このニップル部材1のホース差込部2に差し込まれ
たホースの外側端部周部に当接してニップル部材1にね
じ込まれるナット4と、からなるホース金具をホース3
に取付ける装置であって、基台111と、この基台11
1に配置され、ニップル部材1のホース差込部2を露出
してニップル部材1を回転不能に挿入できるニップル部
材挿入部12を有し、このニップル部材挿入部112に
挿入されたニップル部材1をニップル部材1の軸方向に
移動するニップル部材移動手段113と、上記ニップル
部材移動手段113に設けられ、ニップル部材挿入部1
12に挿入されたニップル部材を貫通してホース差込部
2の開口から棒状のホース案内ロッド19を出し入れす
るホース案内手段20と、基台11の上記ニップル部材
移動手段13の移動軸上に配置され、ナット保持回転部
115を有し、ナット保持回転部115に配置されたナ
ット4を、ニップル部材1に螺入すべく回転させるナッ
ト回転手段116と、基台111の上記ニップル部材移
動手段113の移動軸上に配置され、上記ナットの孔部
を貫通して挿通され、ニップル部材1のホース差込部2
に接触したホース3を両側から把持するホース把持手段
117とを有し、上記ニップル部材移動手段113は、
ニップル部材1が挿入されるニップル部材挿入位置、ホ
ース把持手段117に把持されたホースの端部に挿入す
るホース挿入位置、及びニップル部材1にナットが螺入
されるナット螺入位置とに駆動され、上記ホース案内手
段20は、ホース案内ロッド19をニップル部材1のホ
ース差込部2から突出しホース3を案内する突出位置
と、ホース差込部2から出ない収納位置とに駆動され、
上記ナット回転手段116のナット保持回転部115に
はホース3を上方からナット保持回転部15へ出し入れ
する切り欠き部18を開設し、この切欠部を上方に向け
て停止するナット挿入位置に駆動され、上記ホース把持
手段117は、ホース3を把持する把持位置と、上記ホ
ースの把持を開放する開放位置とに駆動され、駆動制御
手段で以下のように順次駆動制御されるホース金具への
ホース取付装置である。 ニップル部材移動手段113がニップル部材挿入位
置、ホース案内手段20が収納位置、ナット回転手段1
16がナット挿入位置、ホース把持手段117が開放位
置、である原位置状態。 ニップル部材移動手段113がニップル部材挿入位
置、ホース案内手段20が突出位置、ナット回転手段1
16がナット挿入位置、ホース把持手段117が開放位
置、であるホース取付状態。 ニップル部材移動手段113がニップル部材挿入位
置、ホース案内手段20が突出位置、ナット回転手段1
16がナット挿入位置、ホース把持手段117が把持位
置、であるホース把持状態。 ニップル部材移動手段113がホース挿入位置、ホ
ース案内手段20が突出位置、ナット回転手段116が
ナット挿入位置、ホース把持手段117が把持位置、で
あるホース挿入状態。 ニップル部材移動手段113がナット螺入位置、ホ
ース案内手段20が収納位置、ナット回転手段116が
ナット回転運動、ホース把持手段117が開放位置、で
あるナット螺入状態。 ニップル部材移動手段113がナット螺入位置、ホ
ース案内手段20が収納位置、ナット回転手段116が
停止状態ホース把持手段117が開放位置、である動作
終了状態。 ニップル部材移動手段113がナット螺入位置、ホ
ース案内手段20が収納位置、ナット回転手段116が
ナット挿入位置、ホース把持手段117が開放位置、で
ある取り外し状態。
【0014】本発明の第5の手段は、上記第1、第2ま
たは第3の手段のニップル部材移動手段13,113、
ナット回転手段16,116及びホース把持手段17,
117は、圧縮空気を動力源とする機器で構成したホー
ス金具へのホース取付装置である。
【0015】本発明の第6の手段は、上記第5の手段の
ニップル部移動手段13,113はニップル部材1を突
出位置まで移動する第1段のシリンダ21,121と、
更にニップル部材1をナット螺入位置にまで移動する第
2段のシリンダ22,122とからなる2段シリンダか
ら構成されたホース金具へのホース取付装置である。
【0016】本発明の第7の手段は、上記第1、第2、
第3、第4または第5の手段のナット回転手段15,1
15は、圧縮空気を動力とするエアモータ22、このエ
アモータで回動されるナット保持回転部16、エアモー
タ22をナット4を締める方向に回転させる正転位置、
及び逆転位置を有する制御バルブ23を有し、ナット保
持回転部15は1箇所にホース3をナット保持回転部1
5へ出し入れする切り欠き部18を開設し、上記制御バ
ルブ23が逆転位置となり、該ナット保持回転部15が
逆転したとき、該ナットの切り欠き部18が開口を上方
に向けて停止させる停止機構を有するオープンエンドタ
イプのエアレンチ24と、上記制御バルブ23を正転位
置とする締付位置、逆転状態とする逆転位置に駆動する
レンチ用エアシリンダ25と、上記エアレンチへの圧縮
空気を供給、停止する開閉弁27とを有し上記制御装置
は、 レンチ用エアシリンダ25を後退限位置として制御
バルブ逆転位置とし、開閉弁27を閉状態とする元位
置。 レンチ用エアシリンダ25を後退限位置として制御
バルブ正転位置とし、開閉弁27を開状態とする締付状
態。 レンチ用エアシリンダ25を後退限位置として制御
バルブ逆転位置とし、開閉弁27を開状態とする取り外
し位置 に制御するホース金具へのホース取付装置である。
【0017】本発明の第8の手段は、上記第1、第2、
第3、第4または第5のホース把持手段17は、ホース
把持溝28を形成したホース把持部29をエアシリンダ
30でホース3をはさんで両側に開閉動するホース金具
へのホース取付装置である。
【0018】本発明の第9の手段は、上記第1、第2、
第3、第4、第5、第6、第7又は第8の手段のニップ
ル部材移動手段13,113のニップル部材挿入部1
2,112、ナット回転手段16,116のナット保持
回転部15,115は使用するホース金具の種類によ
り、また、ホース保持部は使用するホースの径によりの
適合する種類のものに変更可能としたホース金具へのホ
ース取付装置である。
【0019】本発明の第10の手段は、上記第1、第
2、第3、第4、第5、第6、第7又は第8の手段の制
御部は、予め定められた制御手順を格納した記憶部と、
上記各手段の動作に対応して設けられるバルブの駆動制
御を行なう複数のバルブと、上記記憶部の制御手順に基
づいてこれらのバルブの駆動制御を行なうマイクロプロ
セッサからなるホース金具へのホース取付装置である。
【0020】
【作用】本発明によれば、ホース金具へのホース取付は
次のように行われる。先ず、装置の起動前にオペレータ
によってニップル部材挿入部12にニップル部材1が取
り付けられ、またナット保持回転部15にナット4が取
り付けられ、さらにこのナット4の穴部にホースが差し
込まれてニップル部材のホース差込部2に当接される。
【0021】装置が起動されると、制御部の制御によ
り、ホース把持手段17がホースを把持固定し、ニップ
ル部材移動手段13が駆動され、ホース把持手段17に
把持されたホース3にニップル部材1のホース差込部2
を差し込む。このとき、第3の手段及び第4の手段にお
いては、ホース案内手段20のホース案内ロッド19に
よってホースが案内される。
【0022】そして、ホース把持手段17を解除して、
ニップル部材移動手段13を駆動してホース3が挿入さ
れたニップル部材1をナット4に当接し、ナット回転手
段16を駆動して、ニップル部材1にナット4を螺入す
る。
【0023】そしてニップル部材移動手段13が後退し
て、ニップル部材1とナット4とからなるホース金具が
ホース3に取り付けられた状態となる。
【0024】さらに、ナット回転手段16のナット保持
回転部15の切り欠き部18が上方に向けて停止され
て、オペレータにより、ホース金具を取り付け終えたホ
ースが装置から取り外される。
【0025】
【実施例】以下本発明に係るホース金具へのホース取付
装置の実施例を図面に基づいて説明する。
【0026】〔第1の実施例〕図1乃至図10は本発明
に係るホース金具へのホース取付装置の第1の実施例を
示すものである。本実施例は、上記第1、第2、第5乃
至第10の実施例に対応する。
【0027】図4は本実施例に係る装置を上方から見た
平面図、図5は装置を側方から見た正面図である。
【0028】両図において、30は各装置が取り付けら
れる基台で、上面には装置の機構部31が取り付けら
れ、機構部31の右側は、ホース等を載置できる載置台
としている。基台30には装置の各駆動部分の作動を制
御する電磁バルブユニット32、エア供給源から上記電
磁バルブとの間に設けタ空気圧フィルタ33、減圧弁並
びに圧力計34,35、ルブリケータ36、及び、制御
部であり電磁バルブユニット32の各バルブ41〜45
を所定の手順で作動させるシークエンサー37を取り付
けているほか、オペレータの位置する側の状面には、2
つの起動スイッチボタン38,38と、2つの停止ボタ
ン39,39を取り付けたスイッチボックス40,40
を設けている。
【0029】〔機構部分の説明〕本実施例においてホー
ス金具へのホース取付装置は、ニップル部材1を移動す
るニップル部材移動手段13と、ナット4を保持して回
転し、ナット4をニップル部材1にねじ込むナット回転
手段と、ホース3を把持するホース把持手段17とを有
する。
【0030】ニップル部材移動手段13は、第1及び第
2のエアシリンダ21,22を組み合わせた2段エアシ
リンダの先端にニップル部材1を回転しないように保持
するニップル部材挿入部12を設けて構成している。
【0031】本実施例ではエアシリンダの第1のエアシ
リンダ21は口径50mm、ストローク10mmのものを、
第2のエアシリンダ22は口径25mm、ストローク60
mmのものを使用している。この第1のエアシリンダ21
及び第2のエアシリンダ22が共に後退限位置にある
時、ニップル部材挿入部12はオペレータがニップル部
材1を挿入するニップル部材挿入位置(図8に示した)
にあり、第1のエアシリンダ21が前進限にあり、第2
のエアシリンダ22が後退限にある時、ニップル部材挿
入部12に挿入されたニップル部材1のホース差込部2
にホース3が差し込まれるホース挿入位置(図9に示し
た)にあり、第1のエアシリンダ及び第2のエアシリン
ダが前進限にあるとき、ニップル部材1にナットが螺入
されるナット螺入位置(図10に示した)となる。
【0032】そしてこれらのシリンダ21,22の前進
限及び後退限の位置は、各シリンダに設けた磁気センサ
60〜63で検知される。また、上記ニップル部材挿入
部12は、ニップル部材1の外形に対応する六角形の孔
部を開設した部材で、使用するニップル部材1の大きさ
に応じて、適切な大きさの孔部を開設したものと交換さ
れる。
【0033】尚、図中符号64,65は基台11と第2
のエアシリンダ21及びニップル部材挿入部12との間
に設けたリニアベアリングを示している。
【0034】本実施例においてナット回転手段16は、
図2に示すように、オープンエンドタイプのエアレンチ
24を基台11に固定して構成している。
【0035】このエアレンチ24は、圧縮空気を動力と
するエアモータ22と、このエアモータで回動されるナ
ット保持回転部15と、エアモータ22をナット4を締
める方向に回転させる正転位置、逆転位置及び停止位置
を有する制御バルブ23を有し、ナット保持回転部15
は、図3に示すように、1個所にホース3をナット保持
回転部15へ出し入れする切り欠き部18を開設してい
る。
【0036】また、このエアレンチ24のナット回転手
段16とエアモータ22との間には、上記制御バルブ2
3が逆転位置となり、該ナット保持回転部15が逆転し
たとき、該ナット保持回転部15の切り欠き部18が開
口を上方に向けて停止させる停止機構を有する。
【0037】そして、エアレンチ用シリンダ25のピス
トンの先端を制御バルブ23のレバー66に当接させ、
制御バルブ23のレバー66を切り換えるようにしてい
る。本実施例ではエアレンチとして市販のもの(例えば
瓜生製作所株式会社製UOW1−11−22型)を使用
している。そして、このレンチのナット保持回転部15
は使用するナットの大きさに応じて交換可能となってい
る。
【0038】また、上記エアレンチ用エアシリンダ25
は、前進限で制御バルブを正転位置として締付可能状態
とし、後退限位置で制御バルブを逆転状態として逆転可
能位置にとする。また、本実施例では上記制御バルブを
停止位置としては使用しない。そしてこのレンチ用エア
シリンダ25の前進限及び後退限位置は磁気センサ6
7,68で検知して制御を行なうものとしている。
【0039】また、本実施例では上述したように、制御
バルブを停止位置として使用しないが、この制御バルブ
とは別にエアレンチへの圧縮空気を供給、停止する開閉
弁27(図6参照)を設けておりこの開閉弁27の開閉
によりエアレンチ24の駆動、停止を制御するものとし
ている。
【0040】即ち、本実施例では、制御装置の制御によ
り、上記レンチ用エアシリンダ25及びこの開閉弁27
の操作を行い、ナット回転装置を レンチ用エアシリンダ25を後退限位置として制御
バルブ逆転位置とし、開閉弁27を閉状態とする元位
置。 レンチ用エアシリンダ25を後退限位置として制御
バルブ正転位置とし、開閉弁27を開状態とする締付状
態。 レンチ用エアシリンダ25を後退限位置として制御
バルブ逆転位置とし、開閉弁27を開状態とする取り外
し位置 に駆動制御するものとしている。
【0041】本実施例においてホース把持手段17は、
上記ニップル部材移動手段13とナット回転手段16と
の間に設けるものとしている。本実施例でホース把持手
段は、口径50mm、ストローク30mmの2つのエアシリ
ンダ29,29、を対向して設け、図3に示すように、
これらのホースクランプ用エアシリンダ29,29の先
端にホース把持溝28を形成し、基台11上にリニアベ
アリング71で支持されたホース把持部70を設けて、
ホース3はさんで両側に開閉動するものとしている。そ
して各ホースクランプ用シリンダ29,29の前進限及
び後退限位置は磁気センサ72,73で検知して制御を
行なうものとしている。
【0042】このホース把持手段17は、ホースクラン
プ用エアシリンダ29が前進限位置においてホース把持
部70が近接して、ホース把持溝間28でエアホース3
を把持して、エアホース端部にニップル部材1のホース
差込部2が差し込まれても移動しないホース把持位置に
なる。
【0043】また、ホースクランプ用エアシリンダ29
が後退限位置で、ホース把持部材70は、上記ニップル
部材移動手段13が作動して、ニップル部材1にナット
が螺入されるナット螺入位置となっても障害とならない
退避位置に移動する。
【0044】〔制御系の説明〕次に本実施例の制御系の
構成について説明する。図6は本実施例に係るホース金
具へのホース取付装置のエア配管の状態を示す配管図で
ある。
【0045】ホースクランプ用エアシリンダ29へは5
ポート電磁弁41、メータアウト回路とした速度制御弁
46〜49を介して前進側、後退側にエアが供給され
る。ニップル部材移動装置13の2段エアシリンダの第
1段のエアシリンダ21にはシリンダ前進側には開閉弁
42、速度制御弁50を介してエアが供給される。この
第1段のエアシリンダ21は2段目のエアシリンダ22
の後退に合わせて後退するため、後退側にはエアは供給
せず、後退時において前進側の排気は大気中に放出され
る。
【0046】第2段のエアシリンダ22には5ポート電
磁弁43、メータアウト回路とした速度制御弁51,5
2介して前進側、後退側にエアを供給する。また、前進
側には減圧弁53と圧力計54が設けられている
【0047】レンチ用エアシリンダ25には5ポート電
磁弁44を介して前進側、後退側にエアが供給される。
【0048】更に、エアレンチ24には、開閉弁27、
減圧弁55及び圧力計56を介してエアが供給される。
【0049】尚、図中は32コンプレッサ等のエア元、
33は空気圧フィルタ、34は減圧器、35は圧力計、
36はルブリケータを示している。
【0050】次に上記開閉弁27、切換弁等の制御につ
いて説明する。本実施例では、シークエンサ37を使用
して予め定めた手順で各バルブを駆動制御する。
【0051】シークエンサは、入力装置、CPU、記憶
装置、第1及び第2のタイマ等からなり、CPUが、記
憶装置に入力装置から予め格納したシークエンスに本装
置の制御を行なう。
【0052】即ち、このシークエンサは、図7に示した
タイミングチャートに従って上記各バルブを駆動する両
起動ボタン38、38を押下するとホースクランプ用エ
アシリンダ29への切換バルブ41が前進側に切り替わ
る。ホースクランプ用エアシリンダ29が前進限まで移
動したことを検知した磁気センサ73からの信号(LS
1)により、ニップル部材移動手段13の第1及び第2
段のエアシリンダ21,22への切換バルブ42,43
が前進になり、第1のエアシリンダ21の前進限を検知
した磁気センサ61からの信号(LS2)により、第2
のシリンダの切換バルブ43が後退になり、第2のシリ
ンダ22は後退限に退く。
【0053】これにより、ニップル部材1にホース3が
取り付けられているのをオペレータが確認して再び起動
スイッチボタン39を押下するとホースクランプ用エア
シリンダ29への切換バルブ41が後退に切り替わり、
ホースクランプ用エアシリンダ29は後退限に退き、こ
のホースクランプ用エアシリンダ29の後退限を検知し
た磁気センサ72からの信号(LS3)により、ニップ
ル部材移動手段13の第2のシリンダへ22の切換バル
ブ43が前進になる。
【0054】第2のシリンダ22が前進すると、ニップ
ル部材1の雄ねじ部7がナット4に接触した状態とな
り、第2のシリンダ22の前進限を検知した磁気センサ
43からの信号(LS4)で、レンチ用エアシリンダ2
5への切換弁44が前進となり、レンチの制御バルブを
正転とする。また、上記信号(LS4)で、レンチ用開
閉弁27が開となり、レンチにエアが供給され、レンチ
が回転して、ニップル部材1にナットがねじ込まれる。
【0055】そして、上記レンチ用シリンダの前進限を
検知(LS5)した時から第1のタイマがスタートし
て、一定時間(T1)経過後レンチ用開閉弁27が閉と
なり、エアレンチ24は停止する。
【0056】さらに、ニップル部材1にナット4が取り
付けられたのを確認したオペレータが停止スイッチボタ
ン39を押下するとニップル部材移動手段13の第2の
シリンダ22への切換弁43とレンチ用エアシリンダ2
5への切換弁44とを後退とする。
【0057】これにより、ニップル部材移動手段13の
第1及び第2のシリンダ21,22は後退限迄引っ込
み、ニップル部材1はニップル部材移動手段13から外
れ、ニップル部材1はナット4にねじ込まれたまま、ナ
ット回転手段16についている。
【0058】また、レンチ用シリンダ25が後退限まで
移動すると、エアレンチ24の制御バルブ23は逆転位
置となる。レンチ用シリンダが後退限迄移動したことを
検知した磁気センサ67からの信号(LS6)で、レン
チ用開閉弁27は開状態となり、エアレンチにエアが供
給され、第2のタイマがスタートし、一定時間(T2)
経過後レンチ用開閉弁27が閉となりレンチへのエアの
供給は停止する。この間にレンチのナット保持回転部1
5の切り欠き部18の開口が上方で停止し、オペレータ
はホース金具の取り付けられたホース3をこの開口に通
して取り出せる状態となり一連の動作は終了する。
【0059】〔装置の作動説明〕次に実際にホース金具
へのホース取付装置の作動を説明する。装置の作動の状
態は以下の通りである。
【0060】1)オペレータがホース3、ニップル部材1
及びナット4を装着する(図8の状態)。 2)オペレータが手元両側部起動スイッチボタン38を押
す 3)ホースクランプ用シリンダ29が左右前進してホース
を把持する(磁気センサ73で確認)。 4)ニップル部材移動シリンダ21、22が前進し、シリ
ンダ21磁気センサ61でシリンダ21前進限位置確認
後シリンダ22は後退する。 5)ホース挿入行程終了(オペレータはホース3がニップ
ル部材1に差し込まれたことを確認する)(図9の状
態)。 6)オペレータは再度手元両側起動スイッチボタン39を
押す。 7)ホースクランプ用シリンダ29が左右後退する(磁気
センサ72で確認)。 8)ニップル部材移動シリンダ22が前進する(前進限セ
ンサで確認)(図10)の状態)。 9)レンチ用シリンダ25が前進し、かつレンチ駆動用の
エアが供給される。 10) レンチ用シリンダ25の磁気センサ68の作動でタ
イマ作動し、タイムアップ後レンチを停止する 11) ホース金具取り付完了する。 12) オペレータは停止用スイッチボタン39を押す。 13) 全てのシリンダは元位置、レンチにエア供給、取り
外し位置へ回転 14) オペレータホース金具とホース3を取り外す 15) 1)〜14) の繰り返し
【0061】従って、本実施例に係るホース金具へのホ
ース取付装置によれば、迅速且つ容易にニップル部材1
にホース3をさしこみナット4をねじ込んで、ホース金
具にホース3を取付けることができる。
【0062】〔第2の実施例〕図11及び図12は本発
明に係るホース金具へのホース取付装置の第2の実施例
を示すものである。本実施例は上記第3乃至第10の手
段に対応する。
【0063】〔機構部分及び制御の説明〕本実施例は、
基本的には上述した第1の実施例に係るホース金具への
ホース取付装置と同一の構造を有する。
【0064】本実施例と上記第1の実施例との違いは、
図11に示すように、ホース把持手段117の取り付け
位置をニップル部材移動手段113とナット回転手段1
16をはさむ、端部としたことと、基台111の上記ニ
ップル部材移動手段13の移動軸上に配置され、ホース
案内手段20として、ニップル部材移動手段113の先
端にエアシリンダ130を配して、このエアシリンダ1
30でホース案内ロッド19をニップル部材1のホース
差込部2から突出しホース3を案内するようにしたこと
である。
【0065】そして、ホース案内手段20は、エアシリ
ンダ130でホース案内ロッド19をニップル部材1の
ホース差込部2から突出し、ホース3を案内する突出位
置(図11中仮想線で示した)と、ホース差込部2から
出ない収納位置(図11中実線で示した)とに駆動され
るものとしている。
【0066】尚、本実施例では、ニップル部材移動手段
の第1及び第2のエアシリンダ121,122が同一径
のものを採用している。
【0067】そして、本実施例ではホース金具へのホー
ス取付装置は以下の状態となるように第1の実施例と同
様にシークエンサーにより電磁バルブで制御される。
【0068】 ニップル部材移動手段113がニップ
ル部材挿入位置、ホース案内手段20が収納位置、ナッ
ト回転手段116がナット挿入位置、ホース把持手段1
17が開放位置、である原位置状態。
【0069】 ニップル部材移動手段113がニップ
ル部材挿入位置、ホース案内手段20が突出位置、ナッ
ト回転手段116がナット挿入位置、ホース把持手段1
17が開放位置、であるホース取付状態。
【0070】 ニップル部材移動手段113がニップ
ル部材挿入位置、ホース案内手段20が突出位置、ナッ
ト回転手段116がナット挿入位置、ホース把持手段1
17が把持位置、であるホース把持状態。
【0071】 ニップル部材移動手段113がホース
挿入位置、ホース案内手段20が突出位置、ナット回転
手段116がナット挿入位置、ホース把持手段117が
把持位置、であるホース挿入状態。
【0072】 ニップル部材移動手段113がナット
螺入位置、ホース案内手段20が収納位置、ナット回転
手段116がナット回転運動、ホース把持手段117が
開放位置、であるナット螺入状態。
【0073】 ニップル部材移動手段113がナット
螺入位置、ホース案内手段20が収納位置、ナット回転
手段116が停止状態ホース把持手段117が開放位
置、である動作終了状態。
【0074】 ニップル部材移動手段113がナット
螺入位置、ホース案内手段20が収納位置、ナット回転
手段116がナット挿入位置、ホース把持手段117が
開放位置、である取り外し状態。
【0075】〔装置の作動説明〕次に実際にホース金具
へのホース取付装置の作動を説明する。装置の作動の状
態は以下の通りである。
【0076】1)オペレータがホース、ニップル部材及び
ナット4を装着する。 2)オペレータが手元両側部起動スイッチボタンを押す。 3)ホース案内装置20のホース案内ロッド19がニップ
ル1から突出する。 4)オペレータはホース案内ロッド19にホースを差し込
み、セットする。 5)オペレータが手元両側部起動スイッチボタンを押す。 6)ホースクランプ用シリンダ129が左右前進してホー
スを把持する(磁気センサ73で確認)。 7)ニップル部材移動シリンダ121、122が前進し、
シリンダ121磁気センサでシリンダ121前進限位置
確認後シリンダ122は後退する。この時、ホース案内
手段20のエアシリンダ130が後退して、ロッド19
は収納状態となる。 8)ホース挿入行程終了(オペレータはホース3がニップ
ル部材1に差し込まれたことを確認する)。 9)オペレータは再度手元両側起動スイッチボタン39を
押す。 10) ホースクランプ用シリンダ129が左右後退する
(磁気センサで確認)。 11) ニップル部材移動シリンダ122が前進する(前進
限センサで確認)。 12) レンチ用シリンダが前進し、かつレンチ駆動用のエ
アが供給される。 13) レンチ用シリンダの磁気センサの作動でタイマ作動
し、タイムアップ後レンチを停止する 14) ホース金具取り付完了する。 15) オペレータは停止用スイッチボタン39を押す。 16) 全てのシリンダは元位置、レンチにエア供給、取り
外し位置へ回転 17) オペレータホース金具とホース3を取り外す 18) 1)〜14) の繰り返し
【0077】従って、本実施例に係るホース金具へのホ
ース取付装置によれば、上記第1の実施例と同様に、迅
速且つ容易にニップル部材1にホース3をさしこみナッ
ト4をねじ込んで、ホース金具にホース3を取付けるこ
とができる。また、本実施例によれば、ホース3の取り
付け時にニップル部材1から、ホース案内ロッド19が
突出するので、ホース3の取り付けがし易く、ホース3
は確実にニップル部材1のホース差込部12に挿入され
る。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るホー
ス金具へのホース取付装置によれば、容易、迅速且つ均
一ににホース金具にホースを取り付けることができ、多
量のホースに多量のホース金具を効率よく取付けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るホース金具へのホ
ース取付装置を示す平面図である。
【図2】図1に示したホース金具へのホース取付装置を
示す正面図である。
【図3】図1に示したホース金具へのホース取付装置の
構造を示す第1図中のA−A線詳細図である。
【図4】図1に示したホース金具へのホース取付装置の
全体構造を示す平面図である。
【図5】図1に示したホース金具へのホース取付装置の
全体構造を示す正面図である。
【図6】図1に示したホース金具へのホース取付装置の
空気圧回路を示す図である。
【図7】図1に示したホース金具へのホース取付装置の
作動を示すタイミングチャートである。
【図8】図1に示したホース金具へのホース取付装置の
作動を示す説明図である。
【図9】図1に示したホース金具へのホース取付装置の
作動を示す説明図である。
【図10】図1に示したホース金具へのホース取付装置
の作動を示す説明図である。
【図11】本発明にの第2の実施例に係るホース金具へ
のホース取付装置の構成を示す平面図である。
【図12】図11に示したホース金具へのホース取付装
置の構成を示す正面図である。
【図13】本発明に係るホース金具へのホース取付装置
によりホースに取り付けられたホース金具の一例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 ニップル部材 2 ホース差込部 3 ホース 4 ナット 11 基台 12 ニップル部材挿入部 13 ニップル部材移動手段 15 ナット保持回転部 16 ナット回転手段 17 ホース把持手段 18 切り欠き部 19 ホース案内ロッド 20 ホース案内手段 111 基台 112 ニップル部材挿入部 113 ニップル部材移動手段 115 ナット保持回転部 116 ナット回転手段 117 ホース把持手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニップル部材と、このニップル部材のホ
    ース差込部に差し込まれたホースの外側端部周部に当接
    してニップル部材にねじ込まれるナットとからなるホー
    ス金具をホース先端に取付ける装置であって、 基台と、 この基台に配置され、ニップル部材のホース差し込み部
    を露出してニップル部材を回転不能に挿入できるニップ
    ル部材挿入部を有し、このニップル部材挿入部に挿入さ
    れたニップル部材をニップル部材の軸方向に移動するニ
    ップル部材移動手段と、 基台の上記ニップル部材移動手段の移動軸上に配置さ
    れ、ナット保持回転部を有し、ナット保持回転部に配置
    されたナットを、ニップル部材に螺入すべく回転させる
    ナット回転手段と、 基台の上記ニップル部材移動手段の移動軸上に配置さ
    れ、上記ナットの孔部を貫通して挿通され、ニップル部
    材のホース差込部に接触したホースを両側から把持する
    ホース把持手段と、 ニップル部材移動手段を駆動して、ホース把持手段に把
    持されたホースにニップル部材のホース差込部を差し込
    み、ホース把持手段を解除して、ニップル部材移動手段
    を駆動してホースが挿入されたニップル部材をナットに
    当接し、ナット駆動手段を駆動して、ニップル部材にナ
    ットを螺入する制御手段とからなるホース金具へのホー
    ス取付装置。
  2. 【請求項2】 ニップル部材と、このニップル部材のホ
    ース差込部に差し込まれたホースの外側端部周部に当接
    してニップル部材にねじ込まれるナットと、からなるホ
    ース金具をホースに取付ける装置であって、 基台と、 この基台に配置され、ニップル部材のホース差込部を露
    出してニップル部材を回転不能に挿入できるニップル部
    材挿入部を有し、このニップル部材挿入部に挿入された
    ニップル部材をニップル部材の軸方向に移動するニップ
    ル部材移動手段と、 基台の上記ニップル部材移動手段の移動軸上に配置さ
    れ、ナット保持回転部を有し、ナット保持回転部に配置
    されたナットを、ニップル部材に螺入すべく回転させる
    ナット回転手段と、 上記ニップル部材移動手段と、上記ナット回転手段との
    間に設けられ、上記ナットの孔部を貫通して挿通され、
    ニップル部材のホース差込部に接触したホースを両側か
    ら把持するホース把持手段とを有し、 上記ニップル部材移動手段は、ニップル部材が挿入され
    るニップル部材挿入位置、ホース把持手段に把持された
    ホースの端部に挿入するホース挿入位置、及びニップル
    部材にナットが螺入されるナット螺入位置とに駆動さ
    れ、 上記ナット回転手段のナット保持回転部にはホースを上
    方からナット保持回転部へ出し入れする切り欠き部を開
    設し、この切欠部を上方に向けて停止するナット挿入位
    置に駆動され、 上記ホース把持手段は、ホースを把持する把持位置と、
    上記ニップル部材移動手段の移動を妨げない退避位置と
    に駆動され、 駆動制御手段で以下のように順次駆動制御されるホース
    金具へのホース取付装置。 ニップル部材移動手段がニップル部材挿入位置、ナ
    ット回転手段がナット挿入位置、ホース把持手段が退避
    位置、である原位置状態。 ニップル部材移動手段がニップル部材挿入位置、ナ
    ット回転手段がナット挿入位置、ホース把持手段が把持
    位置、であるホース把持状態。 ニップル部材移動手段がホース挿入位置、ナット回
    転手段がナット挿入位置、ホース把持手段が把持位置、
    であるホース挿入状態。 ニップル部材移動手段がナット螺入位置、ナット回
    転手段がナット回転運動、ホース把持手段が退避位置、
    であるナット螺入状態。 ニップル部材移動手段がナット螺入位置、ナット回
    転手段が停止状態ホース把持手段が退避位置、である動
    作終了状態。 ニップル部材移動手段がナット螺入位置、ナット回
    転手段がナット挿入位置、ホース把持手段が退避位置、
    である取り外し状態。
  3. 【請求項3】 ニップル部材と、このニップル部材のホ
    ース差込部に差し込まれたホースの外側端部周部に当接
    してニップル部材にねじ込まれるナットとからなるホー
    ス金具をホース先端に取付ける装置であって、 基台と、 この基台に配置され、ニップル部材のホース差込部を露
    出してニップル部材を回転不能に挿入できるニップル部
    材挿入部を有し、このニップル部材挿入部に挿入された
    ニップル部材をニップル部材の軸方向に移動するニップ
    ル部材移動手段と、 上記ニップル部材移動手段に設けられ、ニップル部材挿
    入部に挿入されたニップル部材を貫通してホース差込部
    の開口から棒状のホース案内ロッドを出し入れするホー
    ス案内手段と、 基台の上記ニップル部材移動手段の移動軸上に配置さ
    れ、ナット保持回転部を有し、ナット保持回転部に配置
    されたナットを、ニップル部材に螺入すべく回転させる
    ナット回転手段と、 基台の上記ニップル部材移動手段の移動軸上に配置さ
    れ、上記ナットの孔部を貫通して挿通され、ニップル部
    材のホース差込部に接触したホースを両側から把持する
    ホース把持手段と、 ニップル部材移動手段を駆動して、ホース案内手段のホ
    ース案内ロッドに案内され、ホース把持手段に把持され
    たホースにニップル部材のホース差込部を差し込み、ホ
    ース把持手段を解除して、ニップル部材移動手段を駆動
    してホースが挿入されたニップル部材をナットに当接
    し、ナット駆動手段を駆動して、ニップル部材にナット
    を螺入する制御手段とからなるホース金具へのホース取
    付装置。
  4. 【請求項4】 ニップル部材と、このニップル部材のホ
    ース差込部に差し込まれたホースの外側端部周部に当接
    してニップル部材にねじ込まれるナットと、からなるホ
    ース金具をホースに取付ける装置であって、 基台と、 この基台に配置され、ニップル部材のホース差込部を露
    出してニップル部材を回転不能に挿入できるニップル部
    材挿入部を有し、このニップル部材挿入部に挿入された
    ニップル部材をニップル部材の軸方向に移動するニップ
    ル部材移動手段と、 上記ニップル部材移動手段に設けられ、ニップル部材挿
    入部に挿入されたニップル部材を貫通してホース差込部
    の開口から棒状のホース案内ロッドを出し入れするホー
    ス案内手段と、 基台の上記ニップル部材移動手段の移動軸上に配置さ
    れ、ナット保持回転部を有し、ナット保持回転部に配置
    されたナットを、ニップル部材に螺入すべく回転させる
    ナット回転手段と、 基台の上記ニップル部材移動手段の移動軸上に配置さ
    れ、上記ナットの孔部を貫通して挿通され、ニップル部
    材のホース差込部に接触したホースを両側から把持する
    ホース把持手段とを有し、 上記ニップル部材移動手段は、ニップル部材が挿入され
    るニップル部材挿入位置、ホース把持手段に把持された
    ホースの端部に挿入するホース挿入位置、及びニップル
    部材にナットが螺入されるナット螺入位置とに駆動さ
    れ、 上記ホース案内手段は、ホース案内ロッドをニップル部
    材のホース差込部から突出しホースを案内する突出位置
    と、ホース差込部から出ない収納位置とに駆動され、 上記ナット回転手段のナット保持回転部にはホースを上
    方からナット保持回転部へ出し入れする切り欠き部を開
    設し、この切欠部を上方に向けて停止するナット挿入位
    置に駆動され、 上記ホース把持手段は、ホースを把持する把持位置と、
    上記ホースの把持を開放する開放位置とに駆動され、 駆動制御手段で以下のように順次駆動制御されるホース
    金具へのホース取付装置。 ニップル部材移動手段がニップル部材挿入位置、ホ
    ース案内手段が収納位置、ナット回転手段がナット挿入
    位置、ホース把持手段が開放位置、である原位置状態。 ニップル部材移動手段がニップル部材挿入位置、ホ
    ース案内手段が突出位置、ナット回転手段がナット挿入
    位置、ホース把持手段が開放位置、であるホース取付状
    態。 ニップル部材移動手段がニップル部材挿入位置、ホ
    ース案内手段が突出位置、ナット回転手段がナット挿入
    位置、ホース把持手段が把持位置、であるホース把持状
    態。 ニップル部材移動手段がホース挿入位置、ホース案
    内手段が突出位置、ナット回転手段がナット挿入位置、
    ホース把持手段が把持位置、であるホース挿入状態。 ニップル部材移動手段がナット螺入位置、ホース案
    内手段が収納位置、ナット回転手段がナット回転運動、
    ホース把持手段が開放位置、であるナット螺入状態。 ニップル部材移動手段がナット螺入位置、ホース案
    内手段が収納位置、ナット回転手段が停止状態ホース把
    持手段が開放位置、である動作終了状態。 ニップル部材移動手段がナット螺入位置、ホース案
    内手段が収納位置、ナット回転手段がナット挿入位置、
    ホース把持手段が開放位置、である取り外し状態。
  5. 【請求項5】上記ニップル部材移動手段、ナット回転手
    段及びホース把持手段は、圧縮空気を動力源とする機器
    で構成した請求項1、2、3または4記載のホース金具
    へのホース取付装置。
  6. 【請求項6】ニップル部移動手段はニップル部材を突出
    位置まで移動する第1段のシリンダと、更にニップル部
    材をナット螺入位置にまで移動する第2段のシリンダと
    からなる2段シリンダから構成された請求項5記載のホ
    ース金具へのホース取付装置。
  7. 【請求項7】 ナット回動手段は、圧縮空気を動力とす
    るエアモータ、このエアモータで回動されるナット保持
    部、エアモータをナットを締める方向に回転させる正転
    位置、及び逆転位置を有する制御バルブを有し、ナット
    保持部は1箇所にホースをナット保持回転部へ出し入れ
    する切り欠き部を開設し、上記バルブが逆転位置とな
    り、該ナット保持部が逆転したとき、該ナットの切り欠
    き部が開口を上方に向けて停止させる停止機構を有する
    オープンエンドタイプのエアレンチと、 上記制御バルブを正転位置とする締付位置、逆転状態と
    する逆転位置に駆動するエアシリンダと、上記エアレン
    チへの圧縮空気を供給、停止する開閉弁とを有し、 上記制御装置は、 レンチ用エアシリンダを後退限位置として制御バル
    ブ逆転位置とし、開閉弁を閉状態とする元位置。 レンチ用エアシリンダを後退限位置として制御バル
    ブ正転位置とし、開閉弁を開状態とする締付状態。 レンチ用エアシリンダを後退限位置として制御バル
    ブ逆転位置とし、開閉弁を開状態とする取り外し位置 に制御する請求項請求項1乃至請求項5記載のホース金
    具へのホース取付装置。
  8. 【請求項8】 ホース把持装置は、ホース把持溝を形成
    したホース把持部をエアシリンダでホースをはさんで両
    側に開閉動する請求項1乃至請求項5記載のホース金具
    へのホース取付装置
  9. 【請求項9】 ニップル部材移動手段のニップル部材挿
    入部、ナット回転手段のナット保持回転部は使用するホ
    ース金具の種類により、また、ホース保持部は使用する
    ホースの径によりの適合する種類のものに変更可能とし
    た請求項1乃至請求項8記載のホース金具へのホース取
    付装置。
  10. 【請求項10】 制御部は、予め定められた制御手順を
    格納した記憶部と、上記各手段の動作に対応して設けら
    れるバルブの駆動制御を行なう複数のバルブと、上記記
    憶部の制御手順に基づいてこれらのバルブの駆動制御を
    行なうマイクロプロセッサからなる請求項1乃至請求項
    8記載のホース金具へのホース取付装置。
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