JP3397350B2 - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
- Publication number
- JP3397350B2 JP3397350B2 JP33739792A JP33739792A JP3397350B2 JP 3397350 B2 JP3397350 B2 JP 3397350B2 JP 33739792 A JP33739792 A JP 33739792A JP 33739792 A JP33739792 A JP 33739792A JP 3397350 B2 JP3397350 B2 JP 3397350B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- scan
- print data
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04541—Specific driving circuit
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04543—Block driving
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/0458—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits controlling heads based on heating elements forming bubbles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04581—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits controlling heads based on piezoelectric elements
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
- Noodles (AREA)
- Massaging Devices (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
- Storing Facsimile Image Data (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字データに応じて記
録材上に画像を記録する記録装置に関するものである。
録材上に画像を記録する記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホスト装置から印字データを転送
され、記録媒体に印字を行うシリアル方式の記録装置が
知られている。この様な記録装置は、ホスト装置からの
印字命令によって記録媒体に記録を行う。従って、記録
装置の印字速度が十分速い場合には、ホスト装置の処理
速度が問題になってくる。
され、記録媒体に印字を行うシリアル方式の記録装置が
知られている。この様な記録装置は、ホスト装置からの
印字命令によって記録媒体に記録を行う。従って、記録
装置の印字速度が十分速い場合には、ホスト装置の処理
速度が問題になってくる。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】シリアル方式の記
録装置では走査方向に1ライン分データが蓄積されない
と印字を開始しないため、ライン毎に印字データ転送速
度が変化すると記録装置中のデータバッファが有効に使
用できないことがあった。
録装置では走査方向に1ライン分データが蓄積されない
と印字を開始しないため、ライン毎に印字データ転送速
度が変化すると記録装置中のデータバッファが有効に使
用できないことがあった。
【0004】特に近年、急速に普及し始めたカラー出力
の記録装置などでは、印字データが膨大な量となり、ホ
スト装置の処理速度とデータの転送速度の遅さが大きな
問題になり始めてきた。
の記録装置などでは、印字データが膨大な量となり、ホ
スト装置の処理速度とデータの転送速度の遅さが大きな
問題になり始めてきた。
【0005】又、記録速度の向上のため、複数の記録素
子を集積配列してなる記録ヘッド(以下この項において
マルチヘッドという)として、インク吐出口および液路
を複数集積したものを用い、さらにカラー対応として複
数個の上記マルチヘッドを備えたものが一般的である。
子を集積配列してなる記録ヘッド(以下この項において
マルチヘッドという)として、インク吐出口および液路
を複数集積したものを用い、さらにカラー対応として複
数個の上記マルチヘッドを備えたものが一般的である。
【0006】ここで、モノクロの高解像度イメージ画像
や、カラーイメージ画像を印字するに当たっては、発色
性、階調性、一様性など様々な要素が必要となる。特に
一様性に関しては、マルチヘッド制作工程差に生じるわ
ずかなノズル単位のばらつきが、印字した時に、各ノズ
ルのインクの吐出量や吐出方向の向きに影響を及ぼし、
最終的には印字画像の濃度ムラとして画像品位を劣化さ
せる原因となる。そこで濃度ムラ対策として、通常1ス
キャンで得られる印字領域に対して、複数回のスキャン
で印字を行い、スキャンの度に紙送りを行うという方法
が提案されている。
や、カラーイメージ画像を印字するに当たっては、発色
性、階調性、一様性など様々な要素が必要となる。特に
一様性に関しては、マルチヘッド制作工程差に生じるわ
ずかなノズル単位のばらつきが、印字した時に、各ノズ
ルのインクの吐出量や吐出方向の向きに影響を及ぼし、
最終的には印字画像の濃度ムラとして画像品位を劣化さ
せる原因となる。そこで濃度ムラ対策として、通常1ス
キャンで得られる印字領域に対して、複数回のスキャン
で印字を行い、スキャンの度に紙送りを行うという方法
が提案されている。
【0007】例えば、記録紙上の所定印字領域に対し印
字ヘッドの下半分を用い、しかも印字データに対し千鳥
格子のマスクをかけ、1スキャン目を印字する。次に、
印字ヘット半分の紙送りを行う。次に、記録ヘッドの上
半分を用い、印字データに今度は逆千鳥格子のマスクを
かけ2スキャン目の印字を行う(以下分割記録と称
す)。以上のような記録を行うことにより、指定された
印字領域に対して印字ヘッドのノズル単位によるばらつ
きに依る影響を極力排した印字が行われる。
字ヘッドの下半分を用い、しかも印字データに対し千鳥
格子のマスクをかけ、1スキャン目を印字する。次に、
印字ヘット半分の紙送りを行う。次に、記録ヘッドの上
半分を用い、印字データに今度は逆千鳥格子のマスクを
かけ2スキャン目の印字を行う(以下分割記録と称
す)。以上のような記録を行うことにより、指定された
印字領域に対して印字ヘッドのノズル単位によるばらつ
きに依る影響を極力排した印字が行われる。
【0008】しかし、インクジェット方式の記録装置は
インクを吐出し記録を行うため、乾いた記録紙の上に記
録を行う場合と、ぬれた記録紙の上に記録を行う場合で
は色合いに違いが出てくる。ことに前記のような分割記
録を行うと1つの印字領域に複数回に分けて印字を行う
ので、2スキャン目はインクでぬれた上へインクを吐出
することになる。
インクを吐出し記録を行うため、乾いた記録紙の上に記
録を行う場合と、ぬれた記録紙の上に記録を行う場合で
は色合いに違いが出てくる。ことに前記のような分割記
録を行うと1つの印字領域に複数回に分けて印字を行う
ので、2スキャン目はインクでぬれた上へインクを吐出
することになる。
【0009】ここで、一般的には記録装置はホスト装置
からの印字命令によって記録媒体に記録を行う。従っ
て、記録装置の印字速度が十分速い場合には、ホスト装
置の処理速度が問題になってくる。つまり、ホスト装置
の印字データ処理、データ転送速度が途中で遅くなると
1スキャン目に印字したインクが乾いてしまい、それ以
前の乾く前に印字を行った印字結果と色合いが変わって
しまい、印字結果に濃度ムラが発生し、十分な画質が得
られないことがあった。
からの印字命令によって記録媒体に記録を行う。従っ
て、記録装置の印字速度が十分速い場合には、ホスト装
置の処理速度が問題になってくる。つまり、ホスト装置
の印字データ処理、データ転送速度が途中で遅くなると
1スキャン目に印字したインクが乾いてしまい、それ以
前の乾く前に印字を行った印字結果と色合いが変わって
しまい、印字結果に濃度ムラが発生し、十分な画質が得
られないことがあった。
【0010】本発明は、上記点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ホスト装置の処理速度、
データの転送速度等に拘らず、印字データを格納する格
納手段を有効に使うことが可能な記録装置を提供するこ
とにある。
で、その目的とするところは、ホスト装置の処理速度、
データの転送速度等に拘らず、印字データを格納する格
納手段を有効に使うことが可能な記録装置を提供するこ
とにある。
【0011】更に本発明の目的は、ホスト装置の処理速
度、データの転送速度等に拘らず、高画質の画像を記録
することが可能な記録装置を提供することにある。
度、データの転送速度等に拘らず、高画質の画像を記録
することが可能な記録装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】このため本発明
では、インクを吐出する記録ヘッドを用い、前記記録ヘ
ッドの主走査方向に対するスキャンの間に印字データに
基づいて記録媒体に対して記録を行う記録動作と、前記
記録媒体を前記主走査方向とは異なる方向へ送る搬送動
作とを繰り返し、前記記録媒体への記録を行う記録装置
において、前記印字データを、ホスト装置からイメージ
データとして、前記記録ヘッドのインク吐出口に対応す
るスキャン方向のライン毎に順次受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された印字データを格納する格
納手段と、前記記録ヘッドの1回のスキャンに対応した
印字データの受信毎に計時動作を開始する計時手段と、
前記格納手段に、前記記録ヘッドの1回のスキャンに対
応したライン数分の前記印字データが格納されることに
より、前記記録ヘッドを前記主走査方向へスキャンして
前記記録動作を実行させる制御手段とを有し、前記制御
手段は、前記記録ヘッドの1回のスキャンに対応したラ
イン数分の前記印字データを受信する間に、前記計時手
段により計時した時間が所定時間を超えたとき、前記受
信手段により受信されて前記格納手段に格納された、前
記記録ヘッドの1回のスキャンに対応したライン数分よ
りも少ないライン数分の前記印字データに基づいて前記
記録動作を実行させることを特徴とする。
では、インクを吐出する記録ヘッドを用い、前記記録ヘ
ッドの主走査方向に対するスキャンの間に印字データに
基づいて記録媒体に対して記録を行う記録動作と、前記
記録媒体を前記主走査方向とは異なる方向へ送る搬送動
作とを繰り返し、前記記録媒体への記録を行う記録装置
において、前記印字データを、ホスト装置からイメージ
データとして、前記記録ヘッドのインク吐出口に対応す
るスキャン方向のライン毎に順次受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された印字データを格納する格
納手段と、前記記録ヘッドの1回のスキャンに対応した
印字データの受信毎に計時動作を開始する計時手段と、
前記格納手段に、前記記録ヘッドの1回のスキャンに対
応したライン数分の前記印字データが格納されることに
より、前記記録ヘッドを前記主走査方向へスキャンして
前記記録動作を実行させる制御手段とを有し、前記制御
手段は、前記記録ヘッドの1回のスキャンに対応したラ
イン数分の前記印字データを受信する間に、前記計時手
段により計時した時間が所定時間を超えたとき、前記受
信手段により受信されて前記格納手段に格納された、前
記記録ヘッドの1回のスキャンに対応したライン数分よ
りも少ないライン数分の前記印字データに基づいて前記
記録動作を実行させることを特徴とする。
【0013】又本発明では、インクを吐出する記録ヘッ
ドを用い、前記記録ヘッドの主走査方向に対するスキャ
ンの間に印字データに基づいて記録媒体に対して記録を
行う記録動作と、前記記録媒体を前記主走査方向とは異
なる方向へ送る搬送動作とを繰り返し、前記記録媒体へ
の記録を行う記録装置において、前記印字データを、ホ
スト装置からイメージデータとして、前記記録ヘッドの
インク吐出口に対応するスキャン方向のライン毎に順次
受信する受信手段と、前記受信手段により受信された印
字データを格納する格納手段と、前記記録媒体の所定領
域に対し前記記録ヘッドを複数回スキャンするととも
に、前記複数回のスキャンそれぞれにおいて、互いに補
間的な間引きパターンを用いて間引いた前記印字データ
に基づいて記録を行うことにより、前記所定領域の記録
を完成させる制御手段と、前記記録ヘッドの1回のスキ
ャンに対応した印字データの受信毎に計時動作を開始す
る計時手段とを有し、前記制御手段は、前記格納手段に
前記記録ヘッドの1回のスキャンに対応したライン数分
の前記印字データが格納されることにより、前記記録ヘ
ッドを前記主走査方向へスキャンして前記記録動作を実
行させるとともに、前記記録ヘッドの1回のスキャンに
対応したライン数分の前記印字データを受信する間に、
前記計時手段により計時した時間が所定時間を超えたと
き、前記受信手段により受信されて前記格納手段に格納
された、前記記録ヘッドの1回のスキャンに対応したラ
イン数分よりも少ないライン数分の前記印字データに基
づいて前記記録動作を実行させることを特徴とする。
ドを用い、前記記録ヘッドの主走査方向に対するスキャ
ンの間に印字データに基づいて記録媒体に対して記録を
行う記録動作と、前記記録媒体を前記主走査方向とは異
なる方向へ送る搬送動作とを繰り返し、前記記録媒体へ
の記録を行う記録装置において、前記印字データを、ホ
スト装置からイメージデータとして、前記記録ヘッドの
インク吐出口に対応するスキャン方向のライン毎に順次
受信する受信手段と、前記受信手段により受信された印
字データを格納する格納手段と、前記記録媒体の所定領
域に対し前記記録ヘッドを複数回スキャンするととも
に、前記複数回のスキャンそれぞれにおいて、互いに補
間的な間引きパターンを用いて間引いた前記印字データ
に基づいて記録を行うことにより、前記所定領域の記録
を完成させる制御手段と、前記記録ヘッドの1回のスキ
ャンに対応した印字データの受信毎に計時動作を開始す
る計時手段とを有し、前記制御手段は、前記格納手段に
前記記録ヘッドの1回のスキャンに対応したライン数分
の前記印字データが格納されることにより、前記記録ヘ
ッドを前記主走査方向へスキャンして前記記録動作を実
行させるとともに、前記記録ヘッドの1回のスキャンに
対応したライン数分の前記印字データを受信する間に、
前記計時手段により計時した時間が所定時間を超えたと
き、前記受信手段により受信されて前記格納手段に格納
された、前記記録ヘッドの1回のスキャンに対応したラ
イン数分よりも少ないライン数分の前記印字データに基
づいて前記記録動作を実行させることを特徴とする。
【0014】これにより、所定時間内に記録ヘッドの1
回のスキャンに対応したライン数分の印字データを受信
して格納された場合に記録ヘッドを主走査方向へスキャ
ンして記録動作を実行するとともに、1回のスキャンに
対応したライン数分の印字データの受信に所定時間以上
要する場合は、1回のスキャンに対応したライン数分の
印字データの受信を完了する前であっても、1回のスキ
ャンに対応したライン数分よりも少ない印字データに従
って記録動作を行う。
回のスキャンに対応したライン数分の印字データを受信
して格納された場合に記録ヘッドを主走査方向へスキャ
ンして記録動作を実行するとともに、1回のスキャンに
対応したライン数分の印字データの受信に所定時間以上
要する場合は、1回のスキャンに対応したライン数分の
印字データの受信を完了する前であっても、1回のスキ
ャンに対応したライン数分よりも少ない印字データに従
って記録動作を行う。
【0015】
【実施例】
(実施例1)以下、図面を参照して本発明を詳細に説明
する。
する。
【0016】図1は、本発明の好適な一実施例として、
吐出エネルギー発生手段として電気熱変換体を有し、電
気熱変換体から発生する熱エネルギーを用いてインクに
状態変化を生起させることによりインクを吐出する方式
のカラーインクジェット記録装置の構成例を示す。
吐出エネルギー発生手段として電気熱変換体を有し、電
気熱変換体から発生する熱エネルギーを用いてインクに
状態変化を生起させることによりインクを吐出する方式
のカラーインクジェット記録装置の構成例を示す。
【0017】図1において、用紙またはプラスチックシ
ートなどの記録媒体1は記録領域の上下に配置された一
対の搬送ローラ2、3によって支持され、シート送りモ
ータ4で駆動される搬送ローラ2によって矢印A方向へ
搬送される。搬送ローラ2、3の前方にはこれと平行に
ガイドシャフト5が設けられている。このガイドシャフ
トに沿ってキャリッジ6がキャリッジモータ7の出力に
よりワイヤ8を介して矢印B方向に往復される。
ートなどの記録媒体1は記録領域の上下に配置された一
対の搬送ローラ2、3によって支持され、シート送りモ
ータ4で駆動される搬送ローラ2によって矢印A方向へ
搬送される。搬送ローラ2、3の前方にはこれと平行に
ガイドシャフト5が設けられている。このガイドシャフ
トに沿ってキャリッジ6がキャリッジモータ7の出力に
よりワイヤ8を介して矢印B方向に往復される。
【0018】ヘッド移動手段としてのキャリッジ6に
は、熱エネルギーを用いてインクを吐出する方式のイン
クジェットヘッドである記録ヘッド90が搭載されてい
る。この記録ヘッド90は、カラー画像用であり、キャ
リッジの走査方向に配置され、それぞれ、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック
(Bk)の各色のインクに対応させて設けた4個の記録
ヘッド9、すなわち黒ヘッド9A、シアンヘッド9B、
マゼンタヘッド9C、イエローヘッド9Dからなってい
る。各記録ヘッド9の前面、すなわち記録媒体1の記録
面と所定間隔(例えば0.8mm)を於て対抗する面に
は、複数(例えば48個または64個)のインク吐出口
をキャリッジの走査方向と交差させる方向として縦一列
に配置したインク吐出部が設けられている。
は、熱エネルギーを用いてインクを吐出する方式のイン
クジェットヘッドである記録ヘッド90が搭載されてい
る。この記録ヘッド90は、カラー画像用であり、キャ
リッジの走査方向に配置され、それぞれ、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック
(Bk)の各色のインクに対応させて設けた4個の記録
ヘッド9、すなわち黒ヘッド9A、シアンヘッド9B、
マゼンタヘッド9C、イエローヘッド9Dからなってい
る。各記録ヘッド9の前面、すなわち記録媒体1の記録
面と所定間隔(例えば0.8mm)を於て対抗する面に
は、複数(例えば48個または64個)のインク吐出口
をキャリッジの走査方向と交差させる方向として縦一列
に配置したインク吐出部が設けられている。
【0019】図2は、記録ヘッド9(記録ヘッド9A〜
9Dのいずれも同様の構成)のインク吐出部の一部分の
縦断面図を模式的に示す図である。
9Dのいずれも同様の構成)のインク吐出部の一部分の
縦断面図を模式的に示す図である。
【0020】図2において、記録媒体1に対向する面に
は、縦方向に所定ピッチで複数のインク吐出口10が形
成され、記録情報に基づいて各インク吐出口10に対応
して設けられた電気熱変換体(発熱抵抗など)11を駆
動(通電加熱)してインク内に膜沸騰現象を生起させ、
バブル(泡)11Aを発生せしめ、この時の圧力によ
り、インクを吐出させ飛翔インク滴12を形成して、記
録媒体1上に所定パターンでインク滴を付着させドット
パターンによる記録が行われる。
は、縦方向に所定ピッチで複数のインク吐出口10が形
成され、記録情報に基づいて各インク吐出口10に対応
して設けられた電気熱変換体(発熱抵抗など)11を駆
動(通電加熱)してインク内に膜沸騰現象を生起させ、
バブル(泡)11Aを発生せしめ、この時の圧力によ
り、インクを吐出させ飛翔インク滴12を形成して、記
録媒体1上に所定パターンでインク滴を付着させドット
パターンによる記録が行われる。
【0021】各記録ヘッド9A〜Dには、電気熱変換体
への通電をオン・オフするためのヒートドライバ13が
設けられ、上述の駆動を行うための駆動回路(ドライ
バ)29の回路基板がキャリッジ6に設けられている。
10Aは液路、10Bは共通液室である。
への通電をオン・オフするためのヒートドライバ13が
設けられ、上述の駆動を行うための駆動回路(ドライ
バ)29の回路基板がキャリッジ6に設けられている。
10Aは液路、10Bは共通液室である。
【0022】記録装置のエンジン制御回路(CPU)や
これに併設されたROM、RAM等を含む制御部は、ホ
スト機のコントローラ14から指令信号やデータ信号
(記録情報)を受信し、これに基づいて各種モータ等の
駆動源などともに駆動回路29、ヒートドライバ13を
介して各記録ヘッド9Aから9Dに電気熱変換体の駆動
電源(ヒート電源)を印加し通電する。
これに併設されたROM、RAM等を含む制御部は、ホ
スト機のコントローラ14から指令信号やデータ信号
(記録情報)を受信し、これに基づいて各種モータ等の
駆動源などともに駆動回路29、ヒートドライバ13を
介して各記録ヘッド9Aから9Dに電気熱変換体の駆動
電源(ヒート電源)を印加し通電する。
【0023】記録装置の外装ケース(不図示)に取付け
られる操作パネル160には、オンライン/オフライン
切換えキー16A、ラインフィードキー16B、フォー
ムフィードキー16C、記録モード切換えキー16D等
のキー設定部のほか、複数のアラームランプ16Eや電
源ランプ16F等の警告ランプを含む表示部が設けられ
ている。
られる操作パネル160には、オンライン/オフライン
切換えキー16A、ラインフィードキー16B、フォー
ムフィードキー16C、記録モード切換えキー16D等
のキー設定部のほか、複数のアラームランプ16Eや電
源ランプ16F等の警告ランプを含む表示部が設けられ
ている。
【0024】図3は、図1に示したカラーインクジェッ
ト記録装置の制御系を示すブロック図である。
ト記録装置の制御系を示すブロック図である。
【0025】図3において、マイクロプロセッサ形態の
CPU21は、インターフェイス22を介してホスト装
置14に接続されており、ホスト機のコントローラ14
からデータメモリ23に読み込まれた指令信号(コマン
ド)や記録情報信号、ならびにROM形態のプログラム
メモリ24やRAM形態のワーキングメモリ25等に格
納されたプログラムや印字指令データに基づいて記録動
作を制御する。
CPU21は、インターフェイス22を介してホスト装
置14に接続されており、ホスト機のコントローラ14
からデータメモリ23に読み込まれた指令信号(コマン
ド)や記録情報信号、ならびにROM形態のプログラム
メモリ24やRAM形態のワーキングメモリ25等に格
納されたプログラムや印字指令データに基づいて記録動
作を制御する。
【0026】CPU21は、出力ポート26およびモー
タドライバ27を介してキャリッジモータ7やシート送
りモータ4を制御するとともに、データメモリ23に格
納されている記録情報に基づきヘッド制御回路29を介
して記録ヘッド9を制御し記録を行わせる。
タドライバ27を介してキャリッジモータ7やシート送
りモータ4を制御するとともに、データメモリ23に格
納されている記録情報に基づきヘッド制御回路29を介
して記録ヘッド9を制御し記録を行わせる。
【0027】前述した操作パネル160上の各操作キー
16A〜16D(図1)からの出力は、入力ポート32
を介してCPU21に伝達され、またアラームランプ1
6Eや電源ランプ16F等の警告ランプ16に対して
は、出力ポート36を介して制御信号が供給される。
16A〜16D(図1)からの出力は、入力ポート32
を介してCPU21に伝達され、またアラームランプ1
6Eや電源ランプ16F等の警告ランプ16に対して
は、出力ポート36を介して制御信号が供給される。
【0028】33は制御基板上に配されたタイマであ
り、入力ポート34を介してCPU21の割り込みポー
トに接続されている。
り、入力ポート34を介してCPU21の割り込みポー
トに接続されている。
【0029】また、図3において、電源回路28から
は、制御ロジック回路を動作させるためのロジック駆動
電圧VCC(例えば5V)、各種モータ駆動電圧VM
(例えば30V)、リセット電圧RESET、記録ヘッ
ド9の電気熱変換体11に通電し発熱させるためのヒー
ト電圧VH(例えば25V)、および記録ヘッド9保護
用バックアップ電圧VDDHが出力される。
は、制御ロジック回路を動作させるためのロジック駆動
電圧VCC(例えば5V)、各種モータ駆動電圧VM
(例えば30V)、リセット電圧RESET、記録ヘッ
ド9の電気熱変換体11に通電し発熱させるためのヒー
ト電圧VH(例えば25V)、および記録ヘッド9保護
用バックアップ電圧VDDHが出力される。
【0030】そしてヒート電圧VHは記録ヘッド9に、
バックアップ電圧VDDHは、ヘッド制御回路29およ
び記録ヘッド9にそれぞれ印加される。又、15は各々
記録ヘッド9A〜9Dに供給されるインクを貯留するイ
ンクカートリッジ、41はインクカートリッジ14内の
インクの有無を検知するセンサ、46はインクカートリ
ッジ14の有無を検知するセンサである。
バックアップ電圧VDDHは、ヘッド制御回路29およ
び記録ヘッド9にそれぞれ印加される。又、15は各々
記録ヘッド9A〜9Dに供給されるインクを貯留するイ
ンクカートリッジ、41はインクカートリッジ14内の
インクの有無を検知するセンサ、46はインクカートリ
ッジ14の有無を検知するセンサである。
【0031】以上の構成のインクジェット記録装置を用
いて以下本発明を詳細に説明する。
いて以下本発明を詳細に説明する。
【0032】図5は従来の印字方法で印字した印字例で
ある。印字データはホスト装置14からインターフェイ
ス22を介して送られる。図5の印字データは1スキャ
ン目にキャラクタイメージ、2スキャン目、3スキャン
目、4スキャン目の途中までがグラフィックイメージ、
4スキャン目の途中から6スキャン目の途中までがキャ
ラクタイメージである。
ある。印字データはホスト装置14からインターフェイ
ス22を介して送られる。図5の印字データは1スキャ
ン目にキャラクタイメージ、2スキャン目、3スキャン
目、4スキャン目の途中までがグラフィックイメージ、
4スキャン目の途中から6スキャン目の途中までがキャ
ラクタイメージである。
【0033】一般にホスト装置に於ては、キャラクタイ
メージのデータ処理よりもグラフィックイメージデータ
のデータ処理の方がデータの処理、展開に時間がかか
る。それに対して、記録装置に於てはイメージデータで
受け取る場合は、キャラクタ、グラフィックどちらでも
処理、印字時間に変わりはない。
メージのデータ処理よりもグラフィックイメージデータ
のデータ処理の方がデータの処理、展開に時間がかか
る。それに対して、記録装置に於てはイメージデータで
受け取る場合は、キャラクタ、グラフィックどちらでも
処理、印字時間に変わりはない。
【0034】ここで4スキャン目に注目してみると、途
中までデータが転送されてくるのに時間がかかるグラフ
ィックイメージデータで、途中から処理に時間のかから
ないキャラクタデータである。この4スキャン目のグラ
フィックイメージデータを先に印字し、データメモリ2
3を次に送られてくるデータ用に開放してやれば、次に
早い間隔で送られてくるキャラクタデータに対して有効
にデータメモリ23を活用でき、素早い印字に対応でき
る。
中までデータが転送されてくるのに時間がかかるグラフ
ィックイメージデータで、途中から処理に時間のかから
ないキャラクタデータである。この4スキャン目のグラ
フィックイメージデータを先に印字し、データメモリ2
3を次に送られてくるデータ用に開放してやれば、次に
早い間隔で送られてくるキャラクタデータに対して有効
にデータメモリ23を活用でき、素早い印字に対応でき
る。
【0035】図6は本発明を実施した印字方法で印字し
た印字例である。ホスト装置から送られてくる印字デー
タは図5の印字データと同じである。本方法はホスト装
置から送られてくる印字データが1スキャン分送られて
くる時間が、タイマ33で監視される一定時間を越える
と1スキャン分の印字データが蓄積されるのを待たずに
印字を行う。
た印字例である。ホスト装置から送られてくる印字デー
タは図5の印字データと同じである。本方法はホスト装
置から送られてくる印字データが1スキャン分送られて
くる時間が、タイマ33で監視される一定時間を越える
と1スキャン分の印字データが蓄積されるのを待たずに
印字を行う。
【0036】図6では、1スキャン目のキャラクタデー
タはホスト装置が速やかに印字データを転送してくるの
で、タイマ33に係わりなく印字を行う。しかし、2ス
キャン目から7スキャン目までのグラフィックイメージ
データはホスト装置のイメージ展開、転送時間が長くな
るので、タイマ33でセットされた時間になるとデータ
メモリ23に1スキャン分のデータが蓄積されるされな
いの如何に係わらず自動的に印字を行う。その結果、そ
の後8スキャン目から比較的速やかに送られてくるキャ
ラクタイメージデータをその前に印字したグラフィック
イメージデータから開放されたデータメモリ23に有効
に展開することが出来、記録装置全体としての印字処理
時間は短縮される。
タはホスト装置が速やかに印字データを転送してくるの
で、タイマ33に係わりなく印字を行う。しかし、2ス
キャン目から7スキャン目までのグラフィックイメージ
データはホスト装置のイメージ展開、転送時間が長くな
るので、タイマ33でセットされた時間になるとデータ
メモリ23に1スキャン分のデータが蓄積されるされな
いの如何に係わらず自動的に印字を行う。その結果、そ
の後8スキャン目から比較的速やかに送られてくるキャ
ラクタイメージデータをその前に印字したグラフィック
イメージデータから開放されたデータメモリ23に有効
に展開することが出来、記録装置全体としての印字処理
時間は短縮される。
【0037】次に、図4の制御フローチャートを用いて
本発明の印字制御を説明する。まず、記録装置のイニシ
ャル操作が終わると図4に示したインターフェイスデー
タ受け取りルーチンに入る。インターフェイスデータ受
け取りルーチンでは、ホスト装置14からインターフェ
イス22を介し送られてきた印字データを受信し(F
1)、この印字データをCPU21がデータメモリ23
に展開する(F2)。このとき、展開した印字データが
何LINE分たまったかをワーキングメモリ25上に記
憶しておく(F3)。次に展開データが1スキャン分た
まったかどうか(本実施例では60LINE)を判別し
(F4)、1スキャン分たまっていたら1スキャン分を
印字する(F6)。印字後、印字したLINE分、つま
り1スキャン分だけ紙送りを行い(F7)、次の印字に
備える。このとき、タイマ33にセットされた時間より
も早く印字が行われたので、又新たにタイマをクリアし
(F8)一定時間をセットし直す(F9)(本実施例で
は10秒)。
本発明の印字制御を説明する。まず、記録装置のイニシ
ャル操作が終わると図4に示したインターフェイスデー
タ受け取りルーチンに入る。インターフェイスデータ受
け取りルーチンでは、ホスト装置14からインターフェ
イス22を介し送られてきた印字データを受信し(F
1)、この印字データをCPU21がデータメモリ23
に展開する(F2)。このとき、展開した印字データが
何LINE分たまったかをワーキングメモリ25上に記
憶しておく(F3)。次に展開データが1スキャン分た
まったかどうか(本実施例では60LINE)を判別し
(F4)、1スキャン分たまっていたら1スキャン分を
印字する(F6)。印字後、印字したLINE分、つま
り1スキャン分だけ紙送りを行い(F7)、次の印字に
備える。このとき、タイマ33にセットされた時間より
も早く印字が行われたので、又新たにタイマをクリアし
(F8)一定時間をセットし直す(F9)(本実施例で
は10秒)。
【0038】又、CPU21はタイマ33から割込ポー
トに所定の信号が入力するとタイマルーチンを実行す
る。タイマルーチンではセットされた一定時間(10
秒)が過ぎると、タイムアウトフラグを立てる(F1
0)。インターフェイスからのデータを受取中にこのフ
ラグが立っていると(F5)、今迄受け取った印字デー
タが1スキャン分(60LINE分)たまっていなくて
も、受け取った分だけのLINE数だけ印字を行う(F
6)。印字を行った後、今印字したLINE数分だけ紙
送りを行い次の印字に備える。この場合もタイマをクリ
アし(F8)、タイムアウトフラグを落としタイマを一
定時間にセットし直す(F9)。
トに所定の信号が入力するとタイマルーチンを実行す
る。タイマルーチンではセットされた一定時間(10
秒)が過ぎると、タイムアウトフラグを立てる(F1
0)。インターフェイスからのデータを受取中にこのフ
ラグが立っていると(F5)、今迄受け取った印字デー
タが1スキャン分(60LINE分)たまっていなくて
も、受け取った分だけのLINE数だけ印字を行う(F
6)。印字を行った後、今印字したLINE数分だけ紙
送りを行い次の印字に備える。この場合もタイマをクリ
アし(F8)、タイムアウトフラグを落としタイマを一
定時間にセットし直す(F9)。
【0039】以上の動作を行うことにより、ホスト装置
の処理時間及び印字データの転送時間の早い遅いに係わ
りなく、いつでも記録装置のデータバッファを有効に使
えるように開放しておくことを可能にする。
の処理時間及び印字データの転送時間の早い遅いに係わ
りなく、いつでも記録装置のデータバッファを有効に使
えるように開放しておくことを可能にする。
【0040】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
を図7の制御フローチャートを用いて説明する。本実施
例ではタイマの割り込みにより、ホスト装置の転送速度
に依らず一定時間間隔で印字を行うが、紙送りは1スキ
ャン分印字を行ってから行う。
を図7の制御フローチャートを用いて説明する。本実施
例ではタイマの割り込みにより、ホスト装置の転送速度
に依らず一定時間間隔で印字を行うが、紙送りは1スキ
ャン分印字を行ってから行う。
【0041】まず、記録装置のイニシャル操作が終わる
と実施例1と同様に、図7に示したインターフェイスデ
ータ受け取りルーチンに入る。インターフェイスデータ
受け取りルーチンでは、ホスト装置14からインターフ
ェイス22を介し送られてきた印字データを受け取り
(F11)、この印字データをCPU21がデータメモ
リ23に展開する(F12)。このとき、展開した印字
データが何LINE分たまったかをワーキングメモリ2
5上に記憶しておくと同時に、紙送りをするまでに何ラ
イン印字したかをS_LINEに記憶しておく(F1
3)。次に展開データが1スキャン分たまったかどうか
(本実施例では60LINE)を判別し(F14)、1
スキャン分たまっていたら1スキャン分を印字する(F
16)。印字後、前回紙送りを行ってから印字したLI
NE分、つまりS_LINEが60ライン、つまり1ス
キャン分印字したかどうかを判定し(F17)、1スキ
ャン分印字したならば60ライン分の紙送りを行い(F
18)、今回印字したライン数LINEをクリアする
(F19)。このとき、タイマ33にセットされた時間
よりも早く印字が行われたので、又新たにタイマをクリ
アし一定時間をセットし直す(F20)(本実施例では
10秒)。
と実施例1と同様に、図7に示したインターフェイスデ
ータ受け取りルーチンに入る。インターフェイスデータ
受け取りルーチンでは、ホスト装置14からインターフ
ェイス22を介し送られてきた印字データを受け取り
(F11)、この印字データをCPU21がデータメモ
リ23に展開する(F12)。このとき、展開した印字
データが何LINE分たまったかをワーキングメモリ2
5上に記憶しておくと同時に、紙送りをするまでに何ラ
イン印字したかをS_LINEに記憶しておく(F1
3)。次に展開データが1スキャン分たまったかどうか
(本実施例では60LINE)を判別し(F14)、1
スキャン分たまっていたら1スキャン分を印字する(F
16)。印字後、前回紙送りを行ってから印字したLI
NE分、つまりS_LINEが60ライン、つまり1ス
キャン分印字したかどうかを判定し(F17)、1スキ
ャン分印字したならば60ライン分の紙送りを行い(F
18)、今回印字したライン数LINEをクリアする
(F19)。このとき、タイマ33にセットされた時間
よりも早く印字が行われたので、又新たにタイマをクリ
アし一定時間をセットし直す(F20)(本実施例では
10秒)。
【0042】又、CPU21はタイマ33から割込みポ
ートに所定の信号が入力するとタイマルーチンを実行す
る。タイマルーチンではセットされた一定時間(10
秒)が過ぎると、タイムアウトフラグを立てる(F2
1)。インターフェイスからのデータを受取中にこのフ
ラグが立っていると(F15)、今迄受け取った印字デ
ータが1スキャン分たまっていなくても、受け取った分
だけのLINE数だけ印字を行う(F16)。このと
き、前回紙送りをしていない場合にはその分だけ記録ヘ
ッド9のインク吐出部に対する印字データをずらし、今
回印字を行う場所へ印字を行う。これはヘッド9への印
字データの送り方で対応できる。印字を行った後、今回
は前回紙送りを行ってからの印字ライン数S_LINE
が1スキャン分に足りない(F17)ので紙送りは行わ
ない。この場合もタイマをクリアし、タイムアウトフラ
グを落としタイマを一定時間にセットし直す(F2
0)。
ートに所定の信号が入力するとタイマルーチンを実行す
る。タイマルーチンではセットされた一定時間(10
秒)が過ぎると、タイムアウトフラグを立てる(F2
1)。インターフェイスからのデータを受取中にこのフ
ラグが立っていると(F15)、今迄受け取った印字デ
ータが1スキャン分たまっていなくても、受け取った分
だけのLINE数だけ印字を行う(F16)。このと
き、前回紙送りをしていない場合にはその分だけ記録ヘ
ッド9のインク吐出部に対する印字データをずらし、今
回印字を行う場所へ印字を行う。これはヘッド9への印
字データの送り方で対応できる。印字を行った後、今回
は前回紙送りを行ってからの印字ライン数S_LINE
が1スキャン分に足りない(F17)ので紙送りは行わ
ない。この場合もタイマをクリアし、タイムアウトフラ
グを落としタイマを一定時間にセットし直す(F2
0)。
【0043】以上の操作を行うことにより、ホスト装置
の処理時間及び印字データの転送時間の早い遅いに係わ
りなく、また紙送りの回数を増やすことなくいつでも記
録装置のデータバッファを有効に使えるように開放して
おくことを可能にする。
の処理時間及び印字データの転送時間の早い遅いに係わ
りなく、また紙送りの回数を増やすことなくいつでも記
録装置のデータバッファを有効に使えるように開放して
おくことを可能にする。
【0044】(実施例3)次に本発明の第3の実施例に
ついて説明する。本実施例では、記録紙上の所定領域に
対し、記録ヘッドの異なる記録領域を用いて、しかも印
字データに対し、互いに補間的な間引きパターンのマス
クを順番に用いて、複数回のスキャンを行って記録を完
成させるものである。記録装置内にタイマを持ち、ホス
ト装置からの印字データ転送に一定時間以上かかった場
合には、1ライン分データが送られるのを待たずに印字
を行い、印字量によってその後の紙送りを決定し、ホス
ト装置の印字データの処理展開、データ転送時間の遅い
早いに係わりなく印字を行うことで、1スキャン目と2
スキャン目の印字間隔を何時も一定に保ち、2スキャン
目に印字する際の紙の乾き具合を一定に保ち印字結果と
しての濃度ムラを排除することを可能にする。
ついて説明する。本実施例では、記録紙上の所定領域に
対し、記録ヘッドの異なる記録領域を用いて、しかも印
字データに対し、互いに補間的な間引きパターンのマス
クを順番に用いて、複数回のスキャンを行って記録を完
成させるものである。記録装置内にタイマを持ち、ホス
ト装置からの印字データ転送に一定時間以上かかった場
合には、1ライン分データが送られるのを待たずに印字
を行い、印字量によってその後の紙送りを決定し、ホス
ト装置の印字データの処理展開、データ転送時間の遅い
早いに係わりなく印字を行うことで、1スキャン目と2
スキャン目の印字間隔を何時も一定に保ち、2スキャン
目に印字する際の紙の乾き具合を一定に保ち印字結果と
しての濃度ムラを排除することを可能にする。
【0045】以下詳細に説明する。尚、本実施例におい
ても記録装置の構成は図1、図2と同様であり、制御系
の構成は図3と同様であるので、その説明は省略する。
ても記録装置の構成は図1、図2と同様であり、制御系
の構成は図3と同様であるので、その説明は省略する。
【0046】図8は千鳥、逆千鳥間引き印字を行うため
の各ヘッドドライバ及び各ヘッドの電気的構成の要部を
示すブロック回路図、図9は図8に示す回路の各種信号
の波形を示す図である。
の各ヘッドドライバ及び各ヘッドの電気的構成の要部を
示すブロック回路図、図9は図8に示す回路の各種信号
の波形を示す図である。
【0047】本例では記録ヘッドとして8ノズルのイン
ク吐出口を持つヘッドを用いたものである。
ク吐出口を持つヘッドを用いたものである。
【0048】ヘッドユニット部100は印字データSi
を印字データ同期クロックCLKiで8ビットのシフト
レジスタ101にセットし、BEi1*、BEi2*、
BEi3*、BEi4*信号をそれぞれONすることで
ヘッドユニット部100のトランジスタアレイ103を
駆動し、ヒータ104を発熱させ印字を行う。LATC
H*信号は印字データをラッチ回路102にラッチする
制御信号、CARESi*信号はラッチをクリアするリ
セット信号である。1回のヒートはHeatTrigg
er信号で開始されパルス発生器106よりBEi1
*、BEi2*、BEi3*、BEi4*の信号を出力
する。この信号は時間的にずらして出力することもある
がここでは、簡単のために同時に出力することにする。
を印字データ同期クロックCLKiで8ビットのシフト
レジスタ101にセットし、BEi1*、BEi2*、
BEi3*、BEi4*信号をそれぞれONすることで
ヘッドユニット部100のトランジスタアレイ103を
駆動し、ヒータ104を発熱させ印字を行う。LATC
H*信号は印字データをラッチ回路102にラッチする
制御信号、CARESi*信号はラッチをクリアするリ
セット信号である。1回のヒートはHeatTrigg
er信号で開始されパルス発生器106よりBEi1
*、BEi2*、BEi3*、BEi4*の信号を出力
する。この信号は時間的にずらして出力することもある
がここでは、簡単のために同時に出力することにする。
【0049】間引きを行うためには図中のフリップフロ
ップ105の出力をHeat Trigger信号の入
力タイミングで切替え、ヒートの度に交互にマスクする
信号(例えばBEi1*とBEi3*)を変化させる。
実際には図9に示すタイミングチャートの様にフリップ
フロップ105の出力信号DATA ENBのHigh
/Lowの切替えによる。Heat Trigger信
号がかかるとBEi1*、BEi2*、BEi3*、B
Ei4*信号のうちマスクされていない信号がLowに
なり、それぞれに対応したノズルに設けられたヒータが
ヒートされてインク滴が吐出される。図中破線で書かれ
ているのがマスクされたタイミングであり、DATAE
NB信号と対応している。EVEN信号とODD信号は
共にマスクパターンの初期設定用の信号であり、千鳥パ
ターンで印字したいときには1ラインの印字前にEVE
N信号を送るとフリップフロップ105がプリセットさ
れ千鳥印字が可能となる。、また、逆千鳥印字を行いた
いラインではODD信号を送るとフリップフロップ10
5がリセットされ、BEi2*、BEi4*信号が先に
オンとなり逆千鳥印字が可能となる。
ップ105の出力をHeat Trigger信号の入
力タイミングで切替え、ヒートの度に交互にマスクする
信号(例えばBEi1*とBEi3*)を変化させる。
実際には図9に示すタイミングチャートの様にフリップ
フロップ105の出力信号DATA ENBのHigh
/Lowの切替えによる。Heat Trigger信
号がかかるとBEi1*、BEi2*、BEi3*、B
Ei4*信号のうちマスクされていない信号がLowに
なり、それぞれに対応したノズルに設けられたヒータが
ヒートされてインク滴が吐出される。図中破線で書かれ
ているのがマスクされたタイミングであり、DATAE
NB信号と対応している。EVEN信号とODD信号は
共にマスクパターンの初期設定用の信号であり、千鳥パ
ターンで印字したいときには1ラインの印字前にEVE
N信号を送るとフリップフロップ105がプリセットさ
れ千鳥印字が可能となる。、また、逆千鳥印字を行いた
いラインではODD信号を送るとフリップフロップ10
5がリセットされ、BEi2*、BEi4*信号が先に
オンとなり逆千鳥印字が可能となる。
【0050】図10を用いて実際の印字方法を説明す
る。本図において1スキャンは簡単のため縦12ノズル
で表示してある。まずnスキャン目は領域1,2に上記
の回路を用い、記録ヘッドの全記録領域を用いてホスト
装置から転送された印字データに従って千鳥格子印字を
行う。印字の後、領域1つ分つまり1スキャン幅の半分
(6ノズル分)だけ紙送りを行う。その後、記録ヘッド
の全記録領域を用いて印字データにしたがって領域2、
領域3に逆千鳥印字を行う。この結果、領域2は記録ヘ
ッドのノズル単位のばらつきによる影響を排した高品位
な印字が行われる。
る。本図において1スキャンは簡単のため縦12ノズル
で表示してある。まずnスキャン目は領域1,2に上記
の回路を用い、記録ヘッドの全記録領域を用いてホスト
装置から転送された印字データに従って千鳥格子印字を
行う。印字の後、領域1つ分つまり1スキャン幅の半分
(6ノズル分)だけ紙送りを行う。その後、記録ヘッド
の全記録領域を用いて印字データにしたがって領域2、
領域3に逆千鳥印字を行う。この結果、領域2は記録ヘ
ッドのノズル単位のばらつきによる影響を排した高品位
な印字が行われる。
【0051】実際の印字に於ける記録動作を図11に示
す。図11ではキャラクタイメージデータとグラフィッ
クイメージデータが混在している画像である。この画像
を前記印字方法で印字を行った場合には、まずキャラク
タイメージデータの半分を記録ヘッドの上半分の記録領
域を用いて千鳥印字する(スキャン1)。次に記録ヘッ
ドの全記録領域を用いてキャラクタイメージデータを逆
千鳥印字する(スキャン2)。次に紙をスキャン幅の半
分ずつ送り続け、千鳥印字、逆千鳥印字を交互に行う
(スキャン3〜12)。そして最後に記録ヘッドの下半
分の記録領域を用いて千鳥印字を行う(スキャン1
3)。これによって、所定の印字データを記録用紙に記
録する。
す。図11ではキャラクタイメージデータとグラフィッ
クイメージデータが混在している画像である。この画像
を前記印字方法で印字を行った場合には、まずキャラク
タイメージデータの半分を記録ヘッドの上半分の記録領
域を用いて千鳥印字する(スキャン1)。次に記録ヘッ
ドの全記録領域を用いてキャラクタイメージデータを逆
千鳥印字する(スキャン2)。次に紙をスキャン幅の半
分ずつ送り続け、千鳥印字、逆千鳥印字を交互に行う
(スキャン3〜12)。そして最後に記録ヘッドの下半
分の記録領域を用いて千鳥印字を行う(スキャン1
3)。これによって、所定の印字データを記録用紙に記
録する。
【0052】しかしながら、印字データを転送してくる
ホスト装置では、一般にキャラクタデータよりもグラフ
ィックイメージデータの方がデータ処理、展開、転送に
時間がかかり、図11のスキャン1、2は比較的早く印
字データを転送してくるが、グラフィックイメージデー
タを転送してくる期間(スキャン3から7)は1スキャ
ン分の印字データを転送してくるのが遅くなる。その結
果、スキャン3から7は1スキャンして吐出したインク
が紙の上で乾いてしまい、次のスキャンの印字では乾い
たインクの上へインクを吐出することになる。これに対
し、スキャン1、2やスキャン8からスキャン13で
は、前のスキャンにおいて吐出したインクがまだ完全に
は乾かないうちにインクを吐出しているため、スキャン
3から7までとはインク濃度に違いが出てくる。
ホスト装置では、一般にキャラクタデータよりもグラフ
ィックイメージデータの方がデータ処理、展開、転送に
時間がかかり、図11のスキャン1、2は比較的早く印
字データを転送してくるが、グラフィックイメージデー
タを転送してくる期間(スキャン3から7)は1スキャ
ン分の印字データを転送してくるのが遅くなる。その結
果、スキャン3から7は1スキャンして吐出したインク
が紙の上で乾いてしまい、次のスキャンの印字では乾い
たインクの上へインクを吐出することになる。これに対
し、スキャン1、2やスキャン8からスキャン13で
は、前のスキャンにおいて吐出したインクがまだ完全に
は乾かないうちにインクを吐出しているため、スキャン
3から7までとはインク濃度に違いが出てくる。
【0053】そこで本実施例では、ホスト装置から送ら
れてくる印字データが一定時間内に1スキャン分送られ
てこなかったら、1スキャン分印字データがたまってい
なくても印字を行い、前スキャンで吐出されたインクの
乾き具合が同じ状態で印字を行うようにし、印字濃度を
一定に保つようにする。
れてくる印字データが一定時間内に1スキャン分送られ
てこなかったら、1スキャン分印字データがたまってい
なくても印字を行い、前スキャンで吐出されたインクの
乾き具合が同じ状態で印字を行うようにし、印字濃度を
一定に保つようにする。
【0054】本実施例における実際の印紙状態を図12
で説明する。
で説明する。
【0055】図12においてスキャン2までは図11と
同様である。次にグラフィックイメージデータの転送に
おいて、ホスト装置の転送速度が一定時間より遅くなる
とタイマ33の働きによりスキャン幅分の印字データが
データメモリ23に蓄積される前に印字を開始してしま
う。この際も千鳥、逆千鳥の印字順序は守られ、紙送り
幅は印字幅の半分だけとなる。スキャン15からは印字
データもキャラクタイメージとなり一定時間内に1スキ
ャン分の印字データが得られる様になるので、初めに印
字していたように印字幅が広くなる。
同様である。次にグラフィックイメージデータの転送に
おいて、ホスト装置の転送速度が一定時間より遅くなる
とタイマ33の働きによりスキャン幅分の印字データが
データメモリ23に蓄積される前に印字を開始してしま
う。この際も千鳥、逆千鳥の印字順序は守られ、紙送り
幅は印字幅の半分だけとなる。スキャン15からは印字
データもキャラクタイメージとなり一定時間内に1スキ
ャン分の印字データが得られる様になるので、初めに印
字していたように印字幅が広くなる。
【0056】次に上述の記録動作を行うための制御につ
いて図13のフローチャートを用いて説明する。装置の
イニシャルが終了すると、記録装置はホスト装置からの
印字データを待つ。ホスト装置から印字データを受け取
ると(F31)、1ライン目のデータか否かを判断し
(F32)、1ライン目であればワーキングメモリ25
内に設定され、前回展開されたライン数を記憶しておく
記憶領域Pre−LINEの内容を0に設定する(F3
5)。又1ライン目でなければ最終ラインか否かを判断
し(F33)、最終ラインであればワーキングメモリ2
5内に設定された最終ラインフラグをセットし(F3
4)、最終ラインでなければF36に進む。F36で
は、印字データをデータメモリ23に展開する。展開し
たライン数はワーキングメモリ25の記憶領域LINE
に記憶しておく(F37)。展開した印字データが2分
の1スキャン分(図中では30ライン)蓄積されると
(F38)、ワーキングメモリ25内に設定された千鳥
BITにしたがって千鳥印字パターン、逆千鳥印字パタ
ーンをセットし(F40)、印字を行う(F41)。印
字は前回スキャンしたときの印字が完了していない領域
も含む。千鳥BITはスキャンの印字開始時にセットす
る千鳥パターン、逆千鳥パターンを設定するためのBI
Tである。
いて図13のフローチャートを用いて説明する。装置の
イニシャルが終了すると、記録装置はホスト装置からの
印字データを待つ。ホスト装置から印字データを受け取
ると(F31)、1ライン目のデータか否かを判断し
(F32)、1ライン目であればワーキングメモリ25
内に設定され、前回展開されたライン数を記憶しておく
記憶領域Pre−LINEの内容を0に設定する(F3
5)。又1ライン目でなければ最終ラインか否かを判断
し(F33)、最終ラインであればワーキングメモリ2
5内に設定された最終ラインフラグをセットし(F3
4)、最終ラインでなければF36に進む。F36で
は、印字データをデータメモリ23に展開する。展開し
たライン数はワーキングメモリ25の記憶領域LINE
に記憶しておく(F37)。展開した印字データが2分
の1スキャン分(図中では30ライン)蓄積されると
(F38)、ワーキングメモリ25内に設定された千鳥
BITにしたがって千鳥印字パターン、逆千鳥印字パタ
ーンをセットし(F40)、印字を行う(F41)。印
字は前回スキャンしたときの印字が完了していない領域
も含む。千鳥BITはスキャンの印字開始時にセットす
る千鳥パターン、逆千鳥パターンを設定するためのBI
Tである。
【0057】スキャン終了後、前述の最終ラインフラグ
がセットされているか否かを判断し(F42)、セット
されていなければワーキングメモリ25内の記憶領域P
re−LINEに格納されているライン数分紙送りを行
う(F43)。これにより次回印字するときは今回新た
に印字展開した箇所から印字ができるようになる。そし
てホスト装置から送られてくる印字データの時間間隔を
監視しているタイマ33をクリアし又新たにタイマを一
定時間にセットし(F44)(ここでは10秒)、Pr
e−LINEの内容に応じて次回の印字のための間引き
パターンを設定する(F45、46)。
がセットされているか否かを判断し(F42)、セット
されていなければワーキングメモリ25内の記憶領域P
re−LINEに格納されているライン数分紙送りを行
う(F43)。これにより次回印字するときは今回新た
に印字展開した箇所から印字ができるようになる。そし
てホスト装置から送られてくる印字データの時間間隔を
監視しているタイマ33をクリアし又新たにタイマを一
定時間にセットし(F44)(ここでは10秒)、Pr
e−LINEの内容に応じて次回の印字のための間引き
パターンを設定する(F45、46)。
【0058】即ち、Pre−LINEの内容が偶数の場
合は次回の印字を今回と異なる間引きパターンで行うべ
く千鳥BITを反転し、奇数の場合次回の印字を今回と
同じ間引きパターンで行うべく千鳥BITはそのままに
する。例えば、今回千鳥で印字を行ったとすると、次回
は逆千鳥で印字できるようになる。
合は次回の印字を今回と異なる間引きパターンで行うべ
く千鳥BITを反転し、奇数の場合次回の印字を今回と
同じ間引きパターンで行うべく千鳥BITはそのままに
する。例えば、今回千鳥で印字を行ったとすると、次回
は逆千鳥で印字できるようになる。
【0059】そして、今回展開した印字ライン数をPr
e−LINEに格納し、LINEをクリアする(F4
7)。
e−LINEに格納し、LINEをクリアする(F4
7)。
【0060】又、F42で最終ラインフラグがセットさ
れている場合は、ワーキングメモリ25内に設定された
カウンタを1カウントアップさせ(F48)、カウンタ
の内容が2か否か判断し(F49)、等しくなければF
43に進み、前述と同様の動作を行う。又、カウンタの
内容が2と等しければ、紙を排出し(F50)、最終ラ
インフラグ及びカウンタをリセットする(F51)。
れている場合は、ワーキングメモリ25内に設定された
カウンタを1カウントアップさせ(F48)、カウンタ
の内容が2か否か判断し(F49)、等しくなければF
43に進み、前述と同様の動作を行う。又、カウンタの
内容が2と等しければ、紙を排出し(F50)、最終ラ
インフラグ及びカウンタをリセットする(F51)。
【0061】又、CPU21はタイマ33から割込ポー
トに所定の信号が入力するとタイマルーチンを実行す
る。タイマルーチンではセットされた一定時間(10
秒)が過ぎると、タイムアウトフラグを立てる(F3
0)。インターフェイスからのデータを受取中にこのフ
ラグが立っていると(F39)、今迄受け取った印字デ
ータが1スキャン分たまっていなくても、受け取った分
だけのLINE数までの印字を行う(F41)。この場
合前回印字し残したラインも印字する。そして1スキャ
ン分の印字を行った場合と同様に最終ラインか否かの判
断を行い(F42)、最終ラインでなければ、記憶領域
Pre−LINEに格納されている前回展開した印字ラ
イン数分だけ紙送りを行い(F43)、次の印字に備え
る。この場合もタイマをクリアし、タイムアウトフラグ
を落としたタイマを一定時間にセットし直す(F4
4)。又、前回展開したLINE数が奇数であるか、偶
数であるかを判定し(F45)、奇数であれば千鳥BI
Tはそのまま、偶数であれば千鳥BITを反転させ、次
回の印字で今回新たに展開した印字領域の印字を完了さ
せることが可能になる。
トに所定の信号が入力するとタイマルーチンを実行す
る。タイマルーチンではセットされた一定時間(10
秒)が過ぎると、タイムアウトフラグを立てる(F3
0)。インターフェイスからのデータを受取中にこのフ
ラグが立っていると(F39)、今迄受け取った印字デ
ータが1スキャン分たまっていなくても、受け取った分
だけのLINE数までの印字を行う(F41)。この場
合前回印字し残したラインも印字する。そして1スキャ
ン分の印字を行った場合と同様に最終ラインか否かの判
断を行い(F42)、最終ラインでなければ、記憶領域
Pre−LINEに格納されている前回展開した印字ラ
イン数分だけ紙送りを行い(F43)、次の印字に備え
る。この場合もタイマをクリアし、タイムアウトフラグ
を落としたタイマを一定時間にセットし直す(F4
4)。又、前回展開したLINE数が奇数であるか、偶
数であるかを判定し(F45)、奇数であれば千鳥BI
Tはそのまま、偶数であれば千鳥BITを反転させ、次
回の印字で今回新たに展開した印字領域の印字を完了さ
せることが可能になる。
【0062】最終ラインの場合は、前述と同様に更に1
回のスキャンを行った後、紙を排出し(F50)、最終
ラインフラグ、カウンタをリセットする。
回のスキャンを行った後、紙を排出し(F50)、最終
ラインフラグ、カウンタをリセットする。
【0063】以上の操作を行うことにより、ホスト装置
の処理時間及び印字データの転送時間の早い遅いに係わ
りなく、千鳥、逆千鳥印字の重ね打ちの際の前回印字し
た箇所のインクの乾き具合が一定となり結果として印字
濃度が一定となり、高品位な画質が得られる。
の処理時間及び印字データの転送時間の早い遅いに係わ
りなく、千鳥、逆千鳥印字の重ね打ちの際の前回印字し
た箇所のインクの乾き具合が一定となり結果として印字
濃度が一定となり、高品位な画質が得られる。
【0064】(実施例4)次に本発明の第4の実施例を
説明する。本実施例ではマルチパス印字を行う際のマス
クパターンとして千鳥、逆千鳥格子ではなく4×4の任
意のマスクパターンを使用した例である。図14は4×
4のマスクパターンの一例である。このマスクパターン
を4回のスキャンで印字することにより、図中下の正常
な印字結果が得られる。このマスクパターンでの印字を
可能にする電気回路を図15に示す。
説明する。本実施例ではマルチパス印字を行う際のマス
クパターンとして千鳥、逆千鳥格子ではなく4×4の任
意のマスクパターンを使用した例である。図14は4×
4のマスクパターンの一例である。このマスクパターン
を4回のスキャンで印字することにより、図中下の正常
な印字結果が得られる。このマスクパターンでの印字を
可能にする電気回路を図15に示す。
【0065】本回路ではヘッドユニットとして4行2列
のダイオードマトリックス駆動で制御される8ノズル構
成のユニットを用いて説明する。本ヘッドユニット11
0は2つのRow信号と4つのColumn信号の組み
合わせで制御され、それぞれの組み合わせにより110
−1から110−8のヒータを発熱させることによりイ
ンクに状態変化を生起させ、インク液を吐出した印字を
行う。例えば8ノズル全てをヒートさせるには印字デー
タレジスタ114とマスクデータレジスタ113に印字
データ(1111)をセットし、Row1信号を送る。
ヒータ110−1〜110−7の4ノズル分のヒートが
終わったら印字データレジスタ114のデータを書き直
すことなしにRow2信号を送る。これで110−5か
ら110−8までのヒータが印字される。
のダイオードマトリックス駆動で制御される8ノズル構
成のユニットを用いて説明する。本ヘッドユニット11
0は2つのRow信号と4つのColumn信号の組み
合わせで制御され、それぞれの組み合わせにより110
−1から110−8のヒータを発熱させることによりイ
ンクに状態変化を生起させ、インク液を吐出した印字を
行う。例えば8ノズル全てをヒートさせるには印字デー
タレジスタ114とマスクデータレジスタ113に印字
データ(1111)をセットし、Row1信号を送る。
ヒータ110−1〜110−7の4ノズル分のヒートが
終わったら印字データレジスタ114のデータを書き直
すことなしにRow2信号を送る。これで110−5か
ら110−8までのヒータが印字される。
【0066】このときマスクデータレジスタ113に任
意のマスクデータを設定することが出来る。図26のタ
イミングチャートを用いてこのときのマスク状態を説明
する。まずマスクデータレジスタ113に(1000)
を書き込む。この場合1が印字したいデータで0がマス
クしたいデータである。印字レジスタ114にデータを
書き込んだ後に時間をずらしてRow1、Row2信号
を送出する。Row1とRow2で異なるマスクパター
ンをかけたい場合にはRow2信号を送出する前にマス
クデータを設定し直す必要がある。この後マスクしたい
データ通りにマスクデータレジスタに書き込みを行わな
い、順次ヒートを行うことによって図中矢印下のような
マスクパターンMASK1、2が得られる。同様にこの
マスクデータを変更することによりマスクパターンMA
SK3、4も得ることが可能になる。
意のマスクデータを設定することが出来る。図26のタ
イミングチャートを用いてこのときのマスク状態を説明
する。まずマスクデータレジスタ113に(1000)
を書き込む。この場合1が印字したいデータで0がマス
クしたいデータである。印字レジスタ114にデータを
書き込んだ後に時間をずらしてRow1、Row2信号
を送出する。Row1とRow2で異なるマスクパター
ンをかけたい場合にはRow2信号を送出する前にマス
クデータを設定し直す必要がある。この後マスクしたい
データ通りにマスクデータレジスタに書き込みを行わな
い、順次ヒートを行うことによって図中矢印下のような
マスクパターンMASK1、2が得られる。同様にこの
マスクデータを変更することによりマスクパターンMA
SK3、4も得ることが可能になる。
【0067】以上説明した4×4のマルチパス印字の場
合に本発明を実施した例を図17のフローチャートを用
いて説明する。装置のイニシャルが終了すると、記録装
置はホスト装置からの印字データを待つ。ホスト装置か
ら印字データを受け取ると(F61)、1ライン目のデ
ータであるか否かを判断し(F32)、1ライン目であ
ればワーキングメモリ25内に設定されたフラグ1をセ
ットする(F64)。又、1ライン目でなければ最終ラ
インか否かを判断し(F63)、最終ラインであればワ
ーキングメモリ25内に設定されたフラグ2をセットす
る(F65)。又、1ライン目でも最終ラインでもなけ
ればF66に進む。
合に本発明を実施した例を図17のフローチャートを用
いて説明する。装置のイニシャルが終了すると、記録装
置はホスト装置からの印字データを待つ。ホスト装置か
ら印字データを受け取ると(F61)、1ライン目のデ
ータであるか否かを判断し(F32)、1ライン目であ
ればワーキングメモリ25内に設定されたフラグ1をセ
ットする(F64)。又、1ライン目でなければ最終ラ
インか否かを判断し(F63)、最終ラインであればワ
ーキングメモリ25内に設定されたフラグ2をセットす
る(F65)。又、1ライン目でも最終ラインでもなけ
ればF66に進む。
【0068】F66では印字データをデータメモリ23
に展開する。展開したライン数はワーキングメモリ25
内の記憶領域LINEに記憶しておく(F67)。展開
したラインメモリが4分の1スキャン分(図中では15
ライン)蓄積されると(F68)、マスクパターンP_
MASKとマスク配列A_MASKによってマスクデー
タレジスタ113に書き込むマスクパターンを決定し
(F71)、スキャンを行って印字を行う(F72)。
印字は前回スキャンしたときの印字が完了していない領
域も含む。マスクパターンは図14にあるMASK1、
MASK2、MASK3、MASK4のことで、マスク
配列は同図にあるマスク配列1、2、3、4のことであ
る。
に展開する。展開したライン数はワーキングメモリ25
内の記憶領域LINEに記憶しておく(F67)。展開
したラインメモリが4分の1スキャン分(図中では15
ライン)蓄積されると(F68)、マスクパターンP_
MASKとマスク配列A_MASKによってマスクデー
タレジスタ113に書き込むマスクパターンを決定し
(F71)、スキャンを行って印字を行う(F72)。
印字は前回スキャンしたときの印字が完了していない領
域も含む。マスクパターンは図14にあるMASK1、
MASK2、MASK3、MASK4のことで、マスク
配列は同図にあるマスク配列1、2、3、4のことであ
る。
【0069】そして、F71で決定されたマスクパター
ン、マスク配列に従ってスキャンを行って印字を行う
(F72)。次にフラグ1がセットされているか否かを
判断し(F73)、セットされていればワーキングメモ
リ25内の所定領域に設定されたカウンタの内容を1カ
ウントアップした後、カウンタの内容が4か否かを判断
する(F75、77)。カウンタの内容が4に達する迄
は、紙送りは行わず、ホスト装置から送られてくる印字
データの時間間隔を監視しているタイマ33をクリアす
るとともに、一定時間(本実施例では10秒)を新たに
セットする(F80)。そして最新3回の展開された印
字ライン数をワーキングメモリ25内の所定領域に格納
するとともに、記憶領域LINEの内容をクリアする
(F81)。そしてマスクパターンP_MASKをイン
クリメントして次のものに設定し(F82)、F61に
戻る。又、カウント値が4に達すると、フラグ1及びカ
ウンタをリセットし(F78)、3回前に展開されたラ
イン数分の紙送りを行い(F79)、F80に進んで前
述と同様の処理を行う。
ン、マスク配列に従ってスキャンを行って印字を行う
(F72)。次にフラグ1がセットされているか否かを
判断し(F73)、セットされていればワーキングメモ
リ25内の所定領域に設定されたカウンタの内容を1カ
ウントアップした後、カウンタの内容が4か否かを判断
する(F75、77)。カウンタの内容が4に達する迄
は、紙送りは行わず、ホスト装置から送られてくる印字
データの時間間隔を監視しているタイマ33をクリアす
るとともに、一定時間(本実施例では10秒)を新たに
セットする(F80)。そして最新3回の展開された印
字ライン数をワーキングメモリ25内の所定領域に格納
するとともに、記憶領域LINEの内容をクリアする
(F81)。そしてマスクパターンP_MASKをイン
クリメントして次のものに設定し(F82)、F61に
戻る。又、カウント値が4に達すると、フラグ1及びカ
ウンタをリセットし(F78)、3回前に展開されたラ
イン数分の紙送りを行い(F79)、F80に進んで前
述と同様の処理を行う。
【0070】又、F73でフラグ1がセットされていな
い場合、フラグ2がセットされているか否かを判断する
(F74)。フラグ2がセットされていない場合は、ワ
ーキングメモリ25内に格納されている3回前に展開さ
れたライン数分の紙送りを行う(F79)。そしてF8
0以降に進み、前述と同様の動作を行う。
い場合、フラグ2がセットされているか否かを判断する
(F74)。フラグ2がセットされていない場合は、ワ
ーキングメモリ25内に格納されている3回前に展開さ
れたライン数分の紙送りを行う(F79)。そしてF8
0以降に進み、前述と同様の動作を行う。
【0071】又、F74でフラグ2がセットされている
場合、前記カウンタをカウントアップした後、そのカウ
ント値が4か否かを判断し(F76、83)、4に達す
る迄はF79に進み前述と同様の動作を行う。又、カウ
ント値が4に達すると記録は終了とみなし、フラグ2、
カウンタをリセットし(F84)、記録紙を排出する
(F85)。
場合、前記カウンタをカウントアップした後、そのカウ
ント値が4か否かを判断し(F76、83)、4に達す
る迄はF79に進み前述と同様の動作を行う。又、カウ
ント値が4に達すると記録は終了とみなし、フラグ2、
カウンタをリセットし(F84)、記録紙を排出する
(F85)。
【0072】又、CPU21はタイマ33から割込ポー
トに所定の信号が入力するとタイマルーチンを実行す
る。タイマルーチンではセットされた一定時間(10
秒)が過ぎると、タイムアウトフラグを立てる(F6
0)。インターフェイスからのデータを受取中にこのフ
ラグが立っていると(F69)、今迄受け取った印字デ
ータが1スキャン分たまっていなくても、受け取った分
だけのLINE数までの印字を行う(F72)。この場
合には今回展開した印字ライン数によってマスク配列A
_MASKの値を変更する必要がある。この場合の印字
も前回印字し残したラインもA_MASK、P_MAS
Kの値によってマスクレジスタをセットし(F71)印
字する。印字を行った後、F73以降に進み、前述の場
合と同様に3回前に展開した印字領域分だけ紙送りを行
い、次の印字に備える。この場合もタイマをクリアし、
タイムアウトフラグを落としたタイマを一定時間にセッ
トし直す。
トに所定の信号が入力するとタイマルーチンを実行す
る。タイマルーチンではセットされた一定時間(10
秒)が過ぎると、タイムアウトフラグを立てる(F6
0)。インターフェイスからのデータを受取中にこのフ
ラグが立っていると(F69)、今迄受け取った印字デ
ータが1スキャン分たまっていなくても、受け取った分
だけのLINE数までの印字を行う(F72)。この場
合には今回展開した印字ライン数によってマスク配列A
_MASKの値を変更する必要がある。この場合の印字
も前回印字し残したラインもA_MASK、P_MAS
Kの値によってマスクレジスタをセットし(F71)印
字する。印字を行った後、F73以降に進み、前述の場
合と同様に3回前に展開した印字領域分だけ紙送りを行
い、次の印字に備える。この場合もタイマをクリアし、
タイムアウトフラグを落としたタイマを一定時間にセッ
トし直す。
【0073】尚、4ライン単位で印字を行うことによっ
てマスク配列A_MASKの操作を不要にすることも可
能である。
てマスク配列A_MASKの操作を不要にすることも可
能である。
【0074】以上説明したように、ホスト装置の処理時
間の遅い速いに係わりなく、分割記録を行っても濃度ム
ラを発生させることなく、高品位な画質を得られるよう
になる。
間の遅い速いに係わりなく、分割記録を行っても濃度ム
ラを発生させることなく、高品位な画質を得られるよう
になる。
【0075】尚、上記実施例では、特にインクジェット
記録方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を
形成し、記録を行うインクジェット方式の記録装置を例
にとり説明したが、その代表的な構成や原理について
は、例えば、米国特許第4723129号明細書、米国
特許第4740796号明細書に開示されている基本的
な原理を用いて行うものが好ましい。この方式はいわゆ
るオンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適
用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液
体(インク)が保持されているシートや液路に対応して
配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応して各
沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの
駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エ
ネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰
を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応し
た液体(インク)内の気泡を形成できるので有効であ
る。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液
体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成
する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に
気泡の成長収縮が行われるので、特に、応答性に優れた
液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
記録方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を
形成し、記録を行うインクジェット方式の記録装置を例
にとり説明したが、その代表的な構成や原理について
は、例えば、米国特許第4723129号明細書、米国
特許第4740796号明細書に開示されている基本的
な原理を用いて行うものが好ましい。この方式はいわゆ
るオンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適
用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液
体(インク)が保持されているシートや液路に対応して
配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応して各
沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの
駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エ
ネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰
を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応し
た液体(インク)内の気泡を形成できるので有効であ
る。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液
体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成
する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に
気泡の成長収縮が行われるので、特に、応答性に優れた
液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0076】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、米国特許第43452
62号明細書に記載されているようなものが適してい
る。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国
特許第4313124号明細書に記載されている条件を
採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
特許第4463359号明細書、米国特許第43452
62号明細書に記載されているようなものが適してい
る。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国
特許第4313124号明細書に記載されている条件を
採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0077】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成としてもよい。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成としてもよい。
【0078】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としても良い。
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としても良い。
【0079】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす
構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでも良い。
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす
構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでも良い。
【0080】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
【0081】また、記録ヘッドに対しての回復手段、予
備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層
安定できるので好ましいものである。これらを具体的に
挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、ク
リーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体
あるいはこれとは別に加熱素子あるいはこれらの組み合
わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備
吐出モードを行うことも安定した記録を行う為に有効で
ある。
備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層
安定できるので好ましいものである。これらを具体的に
挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、ク
リーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体
あるいはこれとは別に加熱素子あるいはこれらの組み合
わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備
吐出モードを行うことも安定した記録を行う為に有効で
ある。
【0082】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフル
カラーの少なくとも一つを備えた装置としても良い。
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフル
カラーの少なくとも一つを備えた装置としても良い。
【0083】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであれば良い。
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであれば良い。
【0084】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクとしても良い。このような場
合、インクは特開昭54−56847号公報あるいは特
開昭60−71260号公報に記載されているような、
多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物とし
て保持された状態で、電気熱変換体に対して対抗する様
な形態としても良い。本発明においては、上述した各イ
ンクに対しても最も有効なものは、上述した膜沸騰方式
を実行するものである。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクとしても良い。このような場
合、インクは特開昭54−56847号公報あるいは特
開昭60−71260号公報に記載されているような、
多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物とし
て保持された状態で、電気熱変換体に対して対抗する様
な形態としても良い。本発明においては、上述した各イ
ンクに対しても最も有効なものは、上述した膜沸騰方式
を実行するものである。
【0085】更に加えて、本発明に係る記録装置の形態
としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュー
タ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別
体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写
装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の
形態を採るものであっても良い。
としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュー
タ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別
体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写
装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の
形態を採るものであっても良い。
【0086】また、熱エネルギーを利用したインクジェ
ット方式に限らず、ピエゾ素子等を利用したインクジェ
ット方式にも本発明は適用可能である。
ット方式に限らず、ピエゾ素子等を利用したインクジェ
ット方式にも本発明は適用可能である。
【0087】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、所定時間内
に記録ヘッドの1回のスキャンに対応したライン数分の
印字データを受信して格納された場合に記録ヘッドを主
走査方向へスキャンして記録動作を実行するとともに、
1回のスキャンに対応したライン数分の印字データの受
信に所定時間以上要する場合は、1回のスキャンに対応
したライン数分の印字データの受信を完了する前であっ
ても、1回のスキャンに対応したライン数分よりも少な
い印字データに従って記録動作を行うので、印字データ
を格納するための格納手段を有効に使用することができ
る。
に記録ヘッドの1回のスキャンに対応したライン数分の
印字データを受信して格納された場合に記録ヘッドを主
走査方向へスキャンして記録動作を実行するとともに、
1回のスキャンに対応したライン数分の印字データの受
信に所定時間以上要する場合は、1回のスキャンに対応
したライン数分の印字データの受信を完了する前であっ
ても、1回のスキャンに対応したライン数分よりも少な
い印字データに従って記録動作を行うので、印字データ
を格納するための格納手段を有効に使用することができ
る。
【0088】又、印字データの転送が遅れた場合でも、
1回のスキャンに対応したライン数分のデータの格納を
待たずに記録を行うので、記録走査間の時間の変化によ
る濃度ムラの発生を防ぐことができ、特に分割記録を行
う際において高画質の画像を得ることができる。
1回のスキャンに対応したライン数分のデータの格納を
待たずに記録を行うので、記録走査間の時間の変化によ
る濃度ムラの発生を防ぐことができ、特に分割記録を行
う際において高画質の画像を得ることができる。
【図1】本発明の適応可能なカラーインクジェット記録
装置の主要部を示す模式的斜視図である。
装置の主要部を示す模式的斜視図である。
【図2】本発明の適応可能なインクジェット記録ヘッド
を説明するための模式的切断面図である。
を説明するための模式的切断面図である。
【図3】カラーインクジェット記録装置の制御系を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】本発明の第1実施例の制御のフローチャートで
ある。
ある。
【図5】従来の方法で印字を行った場合の印字状態を説
明する図である。
明する図である。
【図6】本発明の第1実施例による印字状態を説明する
図である。
図である。
【図7】本発明の第2実施例の制御のフローチャートで
ある。
ある。
【図8】千鳥、逆千鳥印字を行う回路図である。
【図9】千鳥、逆千鳥印字を行う際のタイミングチャー
トである。
トである。
【図10】マルチパス印字を行った際の印字結果の説明
図である。
図である。
【図11】従来の方法の千鳥、逆千鳥印字を行った場合
の印字状態を説明する図である。
の印字状態を説明する図である。
【図12】本発明の第3実施例による千鳥、逆千鳥印字
の印字状態を説明する図である。
の印字状態を説明する図である。
【図13】本発明の第3実施例の制御のフローチャート
である。
である。
【図14】本発明の第4実施例において用いられるマス
クパターンを説明する図である。
クパターンを説明する図である。
【図15】図14に示すマスクパターンを用いた印字を
行うための回路図である。
行うための回路図である。
【図16】図14に示すマスクパターンを印字する際の
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図17】本発明の第4実施例の制御のフローチャート
である。
である。
1 記録媒体
2、3 搬送送りローラ
4 シート送りモータ
5 ガイドシャフト
6 キャリッジ
7 キャリッジモータ
8 ワイヤ
9 記録ヘッド
9A シアン用記録ヘッド
9B マゼンタ用記録ヘッド
9C イエロー用記録ヘッド
9D ブラック用記録ヘッド
10 インク吐出口
10A 液路
10B 共通液室
11 電気熱変換体
11A バブル(泡)
12 飛翔インク滴
13 ヒートドライバ
14 ホスト装置
15 インクカートリッジ
16A〜16B 操作キー
16E アラームランプ
16F 電源ランプ
17 制御基板
28 電源回路
41 インクセンサ
42 カートリッジセンサ
44 インク袋
45 インク針
46、47 インクセンサの接点
48 ばね
49 ばね押さえ
50 フロート
51 インクチューブ
90 記録ヘッドユニット
160 操作パネル
フロントページの続き
(72)発明者 黒沼 明
東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 面 眞一
東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ
ノン株式会社内
(56)参考文献 特開 昭62−16166(JP,A)
特開 平1−159262(JP,A)
特開 平4−101866(JP,A)
特開 平2−30564(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B41J 29/38
B41J 2/01
B41J 2/13
B41J 29/20
Claims (11)
- 【請求項1】 インクを吐出する記録ヘッドを用い、前
記記録ヘッドの主走査方向に対するスキャンの間に印字
データに基づいて記録媒体に対して記録を行う記録動作
と、前記記録媒体を前記主走査方向とは異なる方向へ送
る搬送動作とを繰り返し、前記記録媒体への記録を行う
記録装置において、 前記印字データを、ホスト装置からイメージデータとし
て、前記記録ヘッドのインク吐出口に対応するスキャン
方向のライン毎に順次受信する受信手段と、前記受信手
段により受信された印字データを格納する格納手段と、前記記録ヘッドの1回のスキャンに対応した印字データ
の受信毎に 計時動作を開始する計時手段と、 前記格納手段に、前記記録ヘッドの1回のスキャンに対
応したライン数分の前記印字データが格納されることに
より、前記記録ヘッドを前記主走査方向へスキャンして
前記記録動作を実行させる制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記記録ヘッドの1回のスキャンに対
応したライン数分の前記印字データを受信する間に、前
記計時手段により計時した時間が所定時間を超えたと
き、前記受信手段により受信されて前記格納手段に格納
された、前記記録ヘッドの1回のスキャンに対応したラ
イン数分よりも少ないライン数分の前記印字データに基
づいて前記記録動作を実行させることを特徴とする記録
装置。 - 【請求項2】 前記記録ヘッドは、所定の方向に沿って
配列された複数のインク吐出口を有し、前記記録動作
は、前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記インク吐出
口の配列方向と異なる主走査方向にスキャンして行うこ
とを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項3】 前記記録ヘッドの1回のスキャンに対応
したライン数分の前記印字データは、前記記録ヘッドの
1回のスキャンによって前記複数のインク吐出口により
記録される記録領域に対応したデータであることを特徴
とする請求項2に記載の記録装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記記録ヘッドの1回
のスキャンに対応したライン数分よりも少ない前記印字
データに基づいて前記記録動作を実行した後、記録され
た印字データのライン数分に応じた幅だけ前記搬送動作
を行うことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。 - 【請求項5】 1回又は複数回の記録走査による前記記
録領域の記録完了後に前記記録領域に応じた幅だけ前記
搬送動作を行うことを特徴とする請求項3に記載の記録
装置。 - 【請求項6】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを用い
てインクに状態変化を生起させることにより、インクを
吐出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
記載の記録装置。 - 【請求項7】 インクを吐出する記録ヘッドを用い、前
記記録ヘッドの主走査方向に対するスキャンの間に印字
データに基づいて記録媒体に対して記録を行う記録動作
と、前記記録媒体を前記主走査方向とは異なる方向へ送
る搬送動作とを繰り返し、前記記録媒体への記録を行う
記録装置において、前記 印字データを、ホスト装置からイメージデータとし
て、前記記録ヘッドのインク吐出口に対応するスキャン
方向のライン毎に順次受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された印字データを格納する格
納手段と、 前記記録媒体の所定領域に対し前記記録ヘッドを複数回
スキャンするとともに、前記複数回のスキャンそれぞれ
において、互いに補間的な間引きパターンを用いて間引
いた前記印字データに基づいて記録を行うことにより、
前記所定領域の記録を完成させる制御手段と、前記記録ヘッドの1回のスキャンに対応した印字データ
の受信毎に 計時動作を開始する計時手段とを有し、 前記制御手段は、前記格納手段に前記記録ヘッドの1回
のスキャンに対応したライン数分の前記印字データが格
納されることにより、前記記録ヘッドを前記主走査方向
へスキャンして前記記録動作を実行させるとともに、前
記記録ヘッドの1回のスキャンに対応したライン数分の
前記印字データを受信する間に、前記計時手段により計
時した時間が所定時間を超えたとき、前記受信手段によ
り受信されて前記格納手段に格納された、前記記録ヘッ
ドの1回のスキャンに対応したライン数分よりも少ない
ライン数分の前記印字データに基づいて前記記録動作を
実行させることを特徴とする記録装置。 - 【請求項8】 前記記録ヘッドは、所定の方向に沿って
配列された複数のインク吐出口を有し、前記記録動作
は、前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記インク吐出
口の配列方向と異なる主走査方向にスキャンして行うこ
とを特徴とする請求項7に記載の記録装置。 - 【請求項9】 前記記録ヘッドの1回のスキャンに対応
したライン数分の前記印字データは、前記所定領域に対
応した印字データであることを特徴とする請求項8に記
載の記録装置。 - 【請求項10】 前記制御手段は、互いに補間的なn
(n≧2)個の間引きパターンを用い、前記n個の間引
きパターンそれぞれにより間引いた印字データに基づい
てn回の主走査を行うことにより、前記所定領域の記録
を完成させるものであって、前記主走査方向への1回の
スキャンを終了した後に(n−1)回前の主走査により
記録された印字データに応じた幅だけ、前記搬送動作を
行うことを特徴とする請求項9に記載の記録装置。 - 【請求項11】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを用
いてインクに状態変化を生起させることにより、インク
を吐出することを特徴とする請求項7乃至10のいずれ
かに記載の記録装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33739792A JP3397350B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 記録装置 |
US08/165,846 US5610634A (en) | 1992-12-17 | 1993-12-14 | Recording apparatus |
DE69328159T DE69328159T2 (de) | 1992-12-17 | 1993-12-16 | Aufzeichnungsvorrichtung |
AT93310171T ATE190912T1 (de) | 1992-12-17 | 1993-12-16 | Aufzeichnungsvorrichtung |
EP93310171A EP0602975B1 (en) | 1992-12-17 | 1993-12-16 | Recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33739792A JP3397350B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06183107A JPH06183107A (ja) | 1994-07-05 |
JP3397350B2 true JP3397350B2 (ja) | 2003-04-14 |
Family
ID=18308253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33739792A Expired - Fee Related JP3397350B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 記録装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5610634A (ja) |
EP (1) | EP0602975B1 (ja) |
JP (1) | JP3397350B2 (ja) |
AT (1) | ATE190912T1 (ja) |
DE (1) | DE69328159T2 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3376118B2 (ja) * | 1994-08-24 | 2003-02-10 | キヤノン株式会社 | 画像記録方法とその装置 |
JPH08274906A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-18 | Canon Inc | 出力装置および画像処理方法 |
FR2734759B1 (fr) * | 1995-05-31 | 1998-03-27 | Oce Graphics France | Procede d'impression d'images par points au moyen d'une tete d'impression multipoints, en plusieurs passes |
JP3181813B2 (ja) * | 1995-07-26 | 2001-07-03 | キヤノン株式会社 | ファクシミリ装置及びその記録制御方法 |
JPH0948154A (ja) * | 1995-08-08 | 1997-02-18 | Brother Ind Ltd | シリアル式印字装置 |
JP3045138B2 (ja) * | 1998-04-01 | 2000-05-29 | ブラザー工業株式会社 | 多機能印刷装置 |
US6039430A (en) * | 1998-06-05 | 2000-03-21 | Hewlett-Packard Company | Method and apparatus for storing and retrieving information on a replaceable printing component |
US6313922B1 (en) * | 1998-07-16 | 2001-11-06 | Hewlett-Packard Company | Efficient use of a printhead and a compressed swath buffer in an inkjet printer |
JP4174103B2 (ja) * | 1998-07-30 | 2008-10-29 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
US6318854B1 (en) | 1998-09-29 | 2001-11-20 | Hewlett-Packard Company | Inkjet printing media handling system with advancing guide shim |
US6508529B2 (en) * | 1998-09-29 | 2003-01-21 | Hewlett-Packard Company | Inkjet printing media handling system and method for reducing cockle growth |
US6403163B1 (en) * | 2000-06-27 | 2002-06-11 | Chemrex, Inc. | Method of treating surfaces with organosilicon water repellent compositions |
JP4693608B2 (ja) * | 2005-11-30 | 2011-06-01 | キヤノン株式会社 | 記録装置及び記録方法 |
JP4717717B2 (ja) | 2006-05-25 | 2011-07-06 | キヤノン株式会社 | 記録制御装置および記録制御装置の制御方法 |
JP6450169B2 (ja) * | 2014-04-02 | 2019-01-09 | キヤノン株式会社 | 半導体装置、液体吐出ヘッド、液体吐出カードリッジ及び液体吐出装置 |
US10239327B2 (en) | 2014-07-31 | 2019-03-26 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Method of printing and printer |
EP3558682A4 (en) * | 2017-04-14 | 2020-10-07 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | DELAY ELEMENTS FOR ACTIVATION SIGNALS |
WO2018190859A1 (en) * | 2017-04-14 | 2018-10-18 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Delay elements for activation signals |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1127227A (en) * | 1977-10-03 | 1982-07-06 | Ichiro Endo | Liquid jet recording process and apparatus therefor |
JPS5936879B2 (ja) * | 1977-10-14 | 1984-09-06 | キヤノン株式会社 | 熱転写記録用媒体 |
US4330787A (en) * | 1978-10-31 | 1982-05-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording device |
US4345262A (en) * | 1979-02-19 | 1982-08-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording method |
US4463359A (en) * | 1979-04-02 | 1984-07-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Droplet generating method and apparatus thereof |
US4313124A (en) * | 1979-05-18 | 1982-01-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording process and liquid jet recording head |
US4558333A (en) * | 1981-07-09 | 1985-12-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording head |
EP0105340A1 (en) * | 1982-03-31 | 1984-04-18 | The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University | Page printing system |
JPS59123670A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-17 | Canon Inc | インクジエツトヘツド |
JPS59138461A (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-08 | Canon Inc | 液体噴射記録装置 |
JPS6071260A (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-23 | Erumu:Kk | 記録装置 |
JPS63205256A (ja) * | 1987-02-23 | 1988-08-24 | Alps Electric Co Ltd | プリンタ |
JPH0546920Y2 (ja) * | 1988-03-03 | 1993-12-09 | ||
JPH0628022B2 (ja) * | 1989-02-09 | 1994-04-13 | セイコー電子工業株式会社 | 文字図形出力装置 |
JPH0345076A (ja) * | 1989-07-12 | 1991-02-26 | Minolta Camera Co Ltd | 画像データの処理方式 |
US4967203A (en) * | 1989-09-29 | 1990-10-30 | Hewlett-Packard Company | Interlace printing process |
US5163123A (en) * | 1990-04-25 | 1992-11-10 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Synchronously transferring image data to a printer |
US5032923A (en) * | 1990-06-18 | 1991-07-16 | Stephen Kurtin | Printing control system for facsimile receiver |
US5430469A (en) * | 1991-06-05 | 1995-07-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Tone recording method using ink recording head |
-
1992
- 1992-12-17 JP JP33739792A patent/JP3397350B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-12-14 US US08/165,846 patent/US5610634A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-16 DE DE69328159T patent/DE69328159T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-16 AT AT93310171T patent/ATE190912T1/de not_active IP Right Cessation
- 1993-12-16 EP EP93310171A patent/EP0602975B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0602975B1 (en) | 2000-03-22 |
US5610634A (en) | 1997-03-11 |
DE69328159D1 (de) | 2000-04-27 |
EP0602975A2 (en) | 1994-06-22 |
JPH06183107A (ja) | 1994-07-05 |
DE69328159T2 (de) | 2000-08-24 |
EP0602975A3 (en) | 1994-11-23 |
ATE190912T1 (de) | 2000-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3397350B2 (ja) | 記録装置 | |
EP0842777B1 (en) | Recording head system for ink jet recording apparatus and method for driving the same | |
US5956056A (en) | Ink jet recording apparatus and method of recording with separated image data | |
US5896146A (en) | Time division drive recording apparatus and method | |
US5075698A (en) | Method of driving a recording head and a recording apparatus utilizing this method | |
KR970033854A (ko) | 잉크젯트 프린터 및 그 구동방법 | |
US20030214555A1 (en) | Ink jet printing apparatus and ink jet printing method | |
US6174037B1 (en) | Multiple pass ink jet printer with optimized power supply | |
EP1016524B1 (en) | Print head, printing apparatus and print head driving method | |
JPH03146355A (ja) | インクジェット記録装置 | |
US6712443B2 (en) | Ink jet recording apparatus and ink jet recording method | |
JP3157881B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JPH0825693A (ja) | 印刷方法及び装置 | |
JP3483444B2 (ja) | プリント装置、プリントシステムおよびプリント方法 | |
JPH07285218A (ja) | インクジェット記録方法、記録装置および情報処理システム | |
JPH05169681A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JPH06115101A (ja) | インクジェット記録装置における記録ヘッド駆動方法 | |
JPH01114450A (ja) | カラーインクジェット記録装置 | |
JPH0740548A (ja) | インクジェット記録方法および装置 | |
JP2647402B2 (ja) | カラーインクジェット記録装置 | |
JP3397388B2 (ja) | 記録装置 | |
JPH06135008A (ja) | 記録装置 | |
JP2863291B2 (ja) | 記録装置 | |
JP3021088B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2885963B2 (ja) | インクジェット記録方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010116 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |