JPH0825693A - 印刷方法及び装置 - Google Patents

印刷方法及び装置

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JPH0825693A
JPH0825693A JP6164331A JP16433194A JPH0825693A JP H0825693 A JPH0825693 A JP H0825693A JP 6164331 A JP6164331 A JP 6164331A JP 16433194 A JP16433194 A JP 16433194A JP H0825693 A JPH0825693 A JP H0825693A
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JP
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JP6164331A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Uemura
寛 植村
Masafumi Wataya
雅文 綿谷
Sohei Tanaka
壮平 田中
Yoshiaki Kamuragi
義明 冠木
Noriyuki Suzuki
範之 鈴木
Nobuyuki Tsukada
伸幸 塚田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷データによらず白スジや黒スジを目立た
なくさせ、つなぎ目の目立たない画像品位の高い印刷を
可能にする印刷方法及び装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 被記録媒体に対して記録ヘッドを走査して画
像を印刷する印刷装置であって、記録ヘッドの前回の1
走査により印刷された画像と、次の走査により印刷する
画像とを一部重複させて印刷する時、前回の1走査によ
り印刷される画像データの内、その一部重複する領域に
印刷する画像データをランダムマスクデータAでマスク
し、次の記録ヘッドの走査により印刷する画像データの
内、その一部重複する領域に印刷する画像データを、ラ
ンダムマスクデータの反転パターンでマスクし、その一
部重複する領域を、こうしてマスクされた画像データを
用いて印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷方法及び装置に関
し、特に複数の記録要素(例えばノズルや発熱素子等)
を有する記録ヘッドを走査して被記録媒体に画像を印刷
する印刷方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、数多くのタイプのプリンタ装置が
開発・使用されており、これらプリンタ装置に対して要
求される仕様として高速記録(印刷)、高画質、高解像
度、低騒音などがある。このような要求を満たすプリン
タ装置として、プリントヘッドからインク滴を吐出して
プリントを行うインクジェット・プリンタ装置が挙げら
れる。このインクジェット・プリンタ装置のうち、プリ
ントヘッドを搭載したキャリッジを被記録媒体に対して
相対的に移動してプリントするシリアル方式のインクジ
ェット・プリンタ装置では、ある領域を印刷するのに、
キャリッジを複数回走査させるマルチパス印刷方法と、
1回の走査で印刷を完成させる1パス印刷方法がある。
しかし、高速プリントを行うためには1パス印刷方法の
方が望ましい。
【0003】この1パス印刷方法では、1つの領域を印
刷した後、被記録媒体、例えば記録紙をキャリッジの走
査方向(主走査方向)に垂直な方向(副走査方向)にス
テップ搬送し、その搬送された記録紙の記録ヘッドに対
向する領域に印刷を行っている。このため、この印刷方
法では、プリントヘッドのノズル間の個体差による濃度
ムラや、記録紙をステップ送りする際のモータの送り誤
差等の要因により、次に印刷されるべき印刷位置より若
干ずれた位置に印刷されることがある。これによって、
プリントヘッドによる前回の走査で印刷された画像と、
次回の記録ヘッドの走査により記録される画像とのつな
ぎ目が合わず、白スジや黒スジ等が発生して、印刷され
た画像品位を著しく低下させていた。
【0004】そこで、このような白スジや黒スジの発生
を防止する対策として、例えば特公昭59−31949
号に開示されているような方法がある。その方法を図1
2〜図14を参照して説明する。この方法によれば、図
12,図13に示すように前回印刷された画像の最下方
部と、次回に印刷される領域の最上方部の数ノズル分に
相当する画像領域を重複(図12の例では1ノズル重
複)して印刷し、かつこの重複する印刷領域を交互に間
引いて印刷することにより、白スジや黒スジを目立たな
くさせていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに、重複する領域を交互に間引いて印刷すると、例え
ば塗りつぶし(ベタ)印刷を行う際に記録紙の送りずれ
が生じると、図14に示すように位置がずれて印刷され
ることによる白ぬけ部分が周期的な模様となって画像に
発生する。このような周期的な模様は非常に人間の目に
つきやすく、著しく画像品位を低下させる要因となって
いた。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、印刷データによらず白スジや黒スジを目立たなくさ
せ、つなぎ目の目立たない画像品位の高い印刷を可能に
する印刷方法及び装置を提供することを目的とする。
【0007】また本発明の他の目的は、前回印刷した画
像と、次回に印刷する画像とを重複して印刷し、その重
複部分のプリントデータをランダムに間引いて印刷する
ことにより、周期的な模様の発生を抑えて高品位の印刷
を可能にした印刷方法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の印刷装置は以下のような構成を備える。即
ち、被記録媒体に対して記録ヘッドを走査して画像を印
刷する印刷装置であって、前記記録ヘッドの1走査によ
り印刷された画像と次の走査により印刷する画像とを一
部重複させて印刷する印刷手段と、前記1走査により印
刷される画像データの内、前記一部重複する領域に印刷
する画像データを第1のマスクデータでマスクし、前記
次の走査により印刷する画像データの内、前記一部重複
する領域に印刷する画像データを第2のマスクデータで
マスクするマスク手段と、前記一部重複する領域を前記
マスク手段でマスクされた画像データを用いて前記印刷
手段により印刷するように制御する制御手段とを有す
る。
【0009】上記目的を達成するために本発明の印刷方
法は以下のような工程を備える。即ち、複数の記録要素
を有する記録ヘッドを被記録媒体に対して走査して画像
を印刷する印刷方法であって、次の記録ヘッドの走査に
より重複して印刷される領域の画像データを記録する記
録要素をランダムなパルス幅の信号で駆動して印刷する
第1の印刷工程と、前記第1の印刷工程の後、前記重複
して印刷される領域の画像データを記録する記録要素を
ランダムなパルス幅の信号で駆動して印刷する工程とを
有する。
【0010】
【作用】以上の構成において、記録ヘッドの1走査によ
り印刷された画像と次の走査により印刷する画像とを一
部重複させて印刷し、1走査により印刷される画像デー
タの内、一部重複する領域に印刷する画像データを第1
のマスクデータでマスクし、次の走査により印刷する画
像データの内、その一部重複する領域に印刷する画像デ
ータを第2のマスクデータでマスクする。そして、この
一部重複する領域をマスク手段でマスクされた画像デー
タを用いて、印刷手段により印刷するように動作する。
【0011】また本発明によれば、次の記録ヘッドの走
査により重複して印刷される領域の画像データを記録す
る記録要素をランダムなパルス幅の信号で駆動して印刷
し、この印刷の後、重複して印刷される領域の画像デー
タを記録する記録要素をランダムなパルス幅の信号で駆
動して印刷するように動作する。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0013】本実施例を説明する前に、図2を参照して
本実施例のインクジェットプリンタ装置の記録部の機構
について説明する。尚、以下の実施例では、インクジェ
ットプリンタの場合で説明するが、本発明はこれに限定
されるものでなく、プリントヘッドを走査して印刷を行
うシリプリンタであれば、サーマルプリンタやワイヤド
ットプリンタ、更には放電プリンタ等にも適用できる。
【0014】図2において、IJCはインクジェットカ
ートリッジで、インクジェット・プリンタ装置IJRA
のキャリッジ16に対して所定の方法で着脱可能に取付
けられている。インクジェットカートリッジIJCは、
用いるインク等に応じて1つ以上設けることができ、イ
ンクジェット方式のプリントヘッド(以下、プリントヘ
ッドという)209(図3)、インクタンクおよびイン
クセンサ等を有している。
【0015】プリントヘッド209はケーブルおよびこ
れに結合された端子を介して、適宜、データ供給源から
プリントデータに応じた吐出信号が供給されている。こ
のプリントヘッド209の先端部は、インクタンクの前
面からわずかに突出させてある。このインクタンクは、
プリントヘッド209に供給されるインクを貯留してお
り、インク吸収体と、インク吸収体を挿入するための容
器とこれを封止する蓋部材(いずれも図示しない)によ
り構成されている。このインクタンクに貯留されている
インクは、インクの吐出口から吐出に応じて順次プリン
トヘッド209に供給されている。
【0016】キャリッジ16は、キャリッジモータ17
の駆動力を伝達する駆動ベクトル18の一部と連結さ
れ、互いに平行に配設された2本のガイドシャフト19
A,19Bに対して摺動可能とすることにより、プリン
トヘッド209の被記録部材の全幅にわたる往復運動が
可能となる。キャリッジ16と被記録部材との相対的な
移動を所定のプリント信号の入力により制御することに
より、給紙部25からプラテン24上に送紙されてきた
記録紙の記録面に対し、所望の記録(印刷)画像を形成
するようになっている。
【0017】26はヘッド回復装置であり、プリントヘ
ッド209の移動経路の一端、例えばホームポジション
と対向する位置に配設されている。電動機構23を介し
たモータ22の駆動力によって、ヘッド回復装置26を
動作せしめ、プリントヘッド209のキャッピングを行
なう。このヘッド回復装置26のキャップ部A26Aに
よるプリントヘッド209へのキャッピングに関連させ
て、ヘッド回復装置26内に設けた適宜の吸引手段によ
るインク吸引、もしくはプリントヘッド209へのイン
ク供給経路に設けた適宜の加圧手段により圧送を行な
い、インクを吐出口より強制的に排出させることにより
液路内の増粘インクを除去する等の吐出回復処理を行な
う。また、印刷終了時等にキャッピングを施すことによ
りプリントヘッド209が保護される。211は記録紙
を搬送するために紙送り用(LF)モータである。
【0018】31はヘッド回復装置26の側面に配設さ
れ、シリコンゴムで形成されるワイピング部材としての
ブレードであるブレード31はブレード保持部材31A
にカンチレバー形態で保持され、ヘッド回復装置26と
同様、モータ22および電動機構23によって動作し、
プリントヘッド209の吐出面との係合が可能となる。
これにより、プリントヘッド209の記録動作における
適切なタイミングで、あるいはヘッド回復装置26を用
いた吐出回復に、ブレード31をプリントヘッド209
の移動経路中に突出させ、プリントヘッド209の移動
動作に伴ってプリントヘッド209の吐出面における結
露、濡れあるいは塵埃等をふきとる。
【0019】図3は、本実施例のインクジェット・プリ
ンタ装置において記録(印刷)制御を実行するための制
御回路の構成を中心に示すブロック図である。
【0020】図3において、201はMPUで、ROM
203に記憶された制御プリンタに従って本実施例のプ
リンタ装置全体を制御している。202はゲートアレイ
で、プリントヘッド209にプリントデータを供給する
ための制御等を行うとともに、MPU201や後述する
RAM204、インターフェース部205との間のデー
タの転送制御も行っている。203はMPU201が実
行する制御プログラムや各種データ等を格納するRO
M、204は各種データ(プリント信号や、プリントヘ
ッド209に供給されるプリントデータ)を保存してお
くRAMであり、印刷されたドット数等も記憶してい
る。205はインターフェース部で、図示しない外部装
置(例えば、図4のホストコンピュータ401)よりの
記録信号等を入力している。
【0021】17はキャリッジモータで、プリントヘッ
ド209やインクカートリッジIJC等を搭載したキャ
リッジ16を搬送駆動している。211は記録紙搬送用
の紙送り用(LF)モータである。207はキャリッジ
モータ17を回転駆動するモータドライバ、208はL
Fモータ211を駆動するモータドライバである。21
0は図7を参照して後述するデータ転送回路で、前回印
刷された画像領域と次に印刷される画像領域とが重複す
る部分の画像領域を印刷する時、RAM204のプリン
トバッファ(図4の406)に記憶されているプリント
データと、後述するマスクパターンデータとの論理積を
求め、そのマスクデータによりマスクを掛けたプリンタ
データをプリントヘッド209に出力している。このプ
リントヘッド209の構成は、例えば後述の図9に示す
ような構成を備えている。
【0022】図4は、本実施例のインクジェット・プリ
ンタ装置におけるプリントデータの流れを示す図であ
る。
【0023】ホストコンピュータ401から送られてき
た記録データは、インターフェース部205を介して実
施例のプリンタ装置の受信バッファ402(RAM20
4に設けられている)に蓄えられる。この受信バッファ
402は、例えば数k〜数十kバイトのメモリ容量を持
っている。こうして受信バッファ402に蓄えられた記
録データのコマンド解析がコマンド解析部403で行わ
れ、その結果がテキストバッファ404(RAM204
に設けられている)に送られる。このテキストバッファ
404では、1行分の中間形式として記録データが保持
され、各文字の印刷位置、修飾の種類、大きさ、文字
(コード)、フォントのアドレス等が付加される処理が
行われる。このテキストバッファ404のメモリ容量は
各機種毎に異なり、例えばシリアルプリンタであれば数
行分のメモリ容量、ページプリンタであれば1ページ分
のメモリ容量を持っている。
【0024】更に、このテキストバッファ404に蓄え
られた記録データをビットマップ展開してプリントバッ
ファ406(RAM204に設けられている)に2値化
した状態で記憶する。そして、このプリントバッファ4
06よりプリントヘッド209に、プリントデータに対
応したプリント信号を送って印刷が行われる。
【0025】本実施例では、このプリントバッファ40
6に蓄えられている2値化データに後述するマスクパタ
ーンデータ(ランダムマスク)を掛けてから、プリント
ヘッド209にプリントデータを送るようにしている。
そのため、プリントバッファ406に蓄えられているデ
ータを参照して、そのプリントデータに適したマスクパ
ターンを設定することもできる。
【0026】またプリンタ装置の種類によっては、テキ
ストバッファ406を有することなく、受信バッファ4
02に記録データを蓄積し、この蓄積されている記録デ
ータのコマンド解析を行い、これに伴ってビットマップ
展開してプリントバッファ406に書き込むようにして
も良い。
【0027】このようなインクジェット・プリンタ装置
における印刷処理を説明する。
【0028】本実施例においては、ある印刷領域と次の
印刷領域のつなぎ目に対してプリントヘッド209のノ
ズルの個体差による濃度ムラや、記録紙の送り誤差によ
る、印刷された画像の白スジや黒スジを防止するため
に、前回印刷された領域の下方部分と次回に印刷する部
分の上方部の数ドット分(本実施例では、例えば4ドッ
トとしている)重複させるようにして印刷を行い、この
重複する印刷領域では、プリントデータにランダムマス
クパターンを掛け、そのマスクされたプリントデータに
基づいて印刷している。以下詳しく説明する。
【0029】図5は本実施例のインクジェット・プリン
タ装置における制御処理を示すフローチャートで、この
処理を実行する制御プログラムはROM203に記憶さ
れており、MPU201の制御の下に実行される。
【0030】まず、ホストコンピュータ401から記録
データが送られてくると、ステップS1でランダムマス
クパターンを生成する。このランダムマスクパターンの
例を図6に示す。
【0031】図6(A)は、デューティ50%のマスク
パターンAの一例を示し、(B)はそのマスクパターン
Aの反転パターンを示している。また図6(C)は、デ
ューティが50%以下のマスクパターンBを示し、
(D)はそのマスクパターンBの反転パターンを示して
いる。
【0032】このランダムマスクパターンの生成方法と
しては、例えば乱数を用いる方法、或は予めROMやR
AM等にランダムマスクパターンを格納しておき、その
記憶されているマスクパターンの中から選択する方法な
どがある。
【0033】こうして生成、或は選択されたランダムマ
スクパターンを、データ転送回路210のマスクレジス
タ(図7を参照して後述する)にセットする(ステップ
S2)。次にステップS3に進み、このマスクレジスタ
の中のランダムマスクパターンを選択し、重複して印刷
される領域に印刷されるプリントデータにのみマスクを
掛ける。
【0034】図1は、本実施例のインクジェット・プリ
ンタ装置において、前回印刷した領域の下方部分のプリ
ントデータに掛けるランダムマスクパターンに対し、次
回のキャリッジ16の走査により印刷する領域の上部に
掛けるランダムマスクパターンを、前回のマスクパター
ンの反転パターンとすることにより、重複印刷領域を必
ず100%補完できるようになっている。なお、本実施
例においては、1つのランダムマスクパターンと、その
反転パターンを用いるようにしたが本発明はこれに限定
されるものでなく、乱数の発生のさせ方により、例えば
図6に示すマスクパターンAとマスクパターンBと、そ
の反転パターンを各走査毎に交互に掛けるように設定す
ることも可能であり、その場合も、重複領域が100%
補完された印刷が行われる。
【0035】尚、図1に示すように、(n−1)スキャ
ン目ではマスクパターンAを用い、次のnスキャン目で
はマスクパターンBを用いるというように、プリントヘ
ッドの各走査毎にマスクパターンを切り替えても良い。
【0036】こうしてステップS4に進み、プリントデ
ータに応じてプリントヘッド209を駆動して印刷を行
うとともに、前述した重複印刷領域では、データ転送回
路210によりマスクを掛けられたプリントデータをプ
リントヘッド209へ転送して印刷を行う。そして印刷
が終了するとステップS5に進み、マスクレジスタにセ
ットされている使用済みのランダムマスクパターンをク
リアする。さらに、印刷データがあるならばステップS
1に戻り、前述と同様の処理を繰り返す。
【0037】図7は本実施例のインクジェット・プリン
タ装置の制御部に含まれるデータ転送回路210の構成
を示すブロック図で、前述の図面と共通する部分は同じ
番号で示している。この実施例のデータ転送回路210
は、マスクされたデータを転送すると共に、データにマ
スクを掛けること無く、そのまま出力する場合にも適用
される。また、1ページの最初のキャリッジ16の走査
による印刷時には、最上部の4ドットデータがマスクさ
れずに印刷され、ページの最後のラインのキャリッジ走
査による印刷時には、最下部の4ドットデータがマスク
されずにそのまま印刷される。このような制御は、後述
する転送カウンタ505とセレクタ509との協動によ
り行われる。
【0038】502はデータレジスタで、データバスに
接続され、RAM204のプリントバッファ406に蓄
えられているプリントデータを読出して一時的に格納す
る。504はANDゲートで、データレジスタ502よ
り出力される4ビットのパラレルデータと、後述するセ
レクタ509より出力される4ビットのマスクデータと
のビット毎の論理積を取って、その結果である4ビット
データをパラレル・シリアル変換器503に出力してい
る。パラレル・シリアル変換器503は、ANDゲート
504より出力される4ビットのパラレルデータをシリ
アルデータに変換して出力している。505は転送カウ
ンタで、パラレル・シリアル変換器503より出力され
るデータ転送数を計数するとともに、マスクをかける必
要のないデータ部分(上側の4ビットと下側の4ビッ
ト)では、セレクタ509よりマスクデータが出力され
ないようにしている。
【0039】507はマスクレジスタで、データバスを
介してMPU201に接続され、複数のランダムマスク
パターン(例えば図6のマスクパターン)を格納してい
る。508はセレクタで、カラムカウンタ510よりの
データに応じて、4×4のランダムマスクパターンを出
力する桁位置を選択している。509はセレクタで、転
送カウンタ505の出力に応じて、セレクタ508より
出力される4×4ビットのマスクパターンのいずれかの
4ビットを選択している。また、マスクが不要なデータ
部分では転送カウンタ505の指示によりANDゲート
504にハイレベルの信号を出力している。これによ
り、マスクが不要な箇所でプリントデータがそのまま出
力される。カラムカウンタ510は、セレクタ508よ
り出力される桁位置を管理している。
【0040】尚、本実施例では、プリントデータのマス
ク処理を専用の回路を使用して行っているが本発明はこ
れに限定されるものでなく、例えば制御プログラムによ
りプリントデータのマスクを行うようにしても良い。
【0041】図7に示したデータ転送回路210は、M
PU201から送られる印刷司令信号によって、重複印
刷領域で、プリントヘッド209に印刷データをシリア
ルで転送している。RAM204のプリントバッファ4
06に蓄えられていた印刷データは、データレジスタ5
02に一時的に格納される。この印刷データは、マスク
される箇所ではANDゲート504によりマスクデータ
と論理積がとられた後、パラレル・シリアル変換器50
3によってシリアルデータに変換される。こうして変換
されたシリアルデータは、プリントヘッドのシリアルレ
ジスタ(例えば図9の802)に送られてラッチ回路
(例えば図9の803)にラッチされた後、ヘッドドラ
イバを介してヒータに通電して駆動する。転送カウンタ
505は、パラレル・シリアル変換器505より転送さ
れるビット数を計数しており、この計数値が所定のデー
タ数(例えば1列の記録ビット数)に達したところでデ
ータ転送を終了させる。
【0042】マスクレジスタ507は4つで構成され、
MPU201によって書き込まれた、例えば図6に示す
4種類のランダムマスクパターンを格納している。マス
クレジスタ507のそれぞれは、縦4ビット×横4ビッ
トのランダムマスクパターンを格納できる。セレクタ5
08はカラムカウンタ510の値を選択信号として、4
桁の内の桁位置に対応したマスクパターンデータを選択
する。また、セレクタ509は転送カウンタ505の値
を選択信号として、行位置に対応したマスクパターンデ
ータを選択して出力している。セレクタ508,509
によって選択されたマスクパターンデータによりAND
ゲート504を用いて転送データにマスクが掛けられ
る。なお、ここに示した回路構成では、マスクされた転
送データをそのままプリントヘッド209に転送した
が、一旦、図示しないバッファに格納した後転送しても
よい。
【0043】以上の構成のデータ転送回路210により
プリントデータをマスクして印刷を行った例を図8に示
す。
【0044】図8によれば、プリントヘッド209の各
ノズルの個体差による印刷のずれや濃度ムラ、記録紙の
送り誤差等に起因する、各印刷領域のつなぎ目の白ス
ジ、黒スジが目立たなくなっていることがわかる。
【0045】図8は、ベタ印刷の一例を示し、601は
前回の印刷(斜線で示す)と次回の印刷(黒ド部分)と
の間の位置ずれ量を示している。603は、前回の印刷
と次回の印刷とで重複して印刷される重複印刷領域を示
している。例えば、この重複印刷領域603の内、図8
の602で示された4×4画素領域では、前回の印刷領
域ではプリントデータが図6(A)のマスクパターンで
マスクされ、次回の印刷領域のプリンとデータは、図6
(B)に示す反転パターンでマスクされている。604
で示されたハッチング領域は、前回の印刷と今回の印刷
とで重複されて印刷される領域を示している。
【0046】この図8から明らかなように、前回と次回
の印刷との間で、601で示すような位置ずれが生じて
も、それによる白スジや、重複して印刷されて色が濃く
なった部分に起因する黒スジの発生を目立たなくするこ
とができる。更に、交互に間引いて印刷した際に起こ
る、例えば前述の図14に示したような位置ずれに起因
する白ぬけ部分が、周期的な模様となって現れることに
よる画像劣化を抑えることができる。
【0047】図9は本発明の実施例のインクジェットヘ
ッド(プリントヘッド)209の構成を示す図である。
【0048】801はプリントヘッド本体を示し、この
ヘッドはK(黒)ヘッド,C(シアン)ヘッド,M(マ
ゼンタ)ヘッド,Y(イエロー)ヘッドの4色のヘッド
を持っている。804〜813は、インクを加熱して発
泡作用を生じさせて吐出させるためのヒータであり、各
ノズルに配置されている。本実施例では、合計64この
ヒータ(ノズル)が設けられている。802は64ノズ
ルに対応した印刷データを受信するためのシフトレジス
タであり、IDATA(印刷データ)はIDCLK信号
に同期して制御部より転送される。803はシフトレジ
スタ802により受信した64ビットの印刷データを保
持する64ビットラッチであり、LTCLK信号により
シフトレジスタ802より出力される64ビットデータ
をラッチする。HENB信号は実際のヒート時間を規定
するストローブ信号である。従って、各ヒータ前段のト
ランジスタに接続されるANDゲートの入力信号、即
ち、64ビットラッチ803より出力されるプリントデ
ータ信号がハイレベルで、かつHENB信号がハイレベ
ルの間だけ対応するトランジスタがオンし、その間、対
応するヒータに電流が流れて、そのノズルよりインクが
吐出される。
【0049】上記実施例では、前述したように、重複印
刷領域においてデータにランダムマスクパターンを掛け
ることで画像劣化を防止しているが、より一層効果を上
げるために、ヒートパルスHENB信号のパルス幅を調
整し、吐出するインク滴の大きさをランダムに変えるこ
とで、白ぬけや重なりによって色が濃くなる部分を拡散
させる方法について述べる。 [他の実施例]図10は、本発明の他の実施例のプリン
トヘッド901の回路構成を示す図で、前述の図9と共
通する部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略す
る。
【0050】916は、HENB信号に基づいてヒート
パルス信号がハイレベルになる時間をランダムに設定す
るランダムヒートパルス発生回路である。
【0051】図11は、このランダムヒートパルス発生
回路916の構成を示すブロック図である。
【0052】910はヒートパルステーブルで、ROM
またはゲートアレイのレジスタを設け、ヒートパルス幅
を規定するデータを記憶しているテーブルである。91
1はMPUで、テーブル910を参照して得られたパル
ス幅を設定するデータをタイマ回路912に出力して、
ストローブ信号を発生させている。
【0053】このランダムヒートパルス発生回路916
は、例えば、何種類かのヒートパルスをROMまたはゲ
ートアレイのレジスタに記憶したテーブル910を設
け、MPU911は、そのテーブル910からランダム
に、あるレジスタの値を選んでタイマ回路912にセッ
トする。これによりタイマ回路912は、そのセットさ
れた値に応じたパルス信号を出力する。こうしてランダ
ムヒートパルスが出力される。
【0054】本実施例における重複印刷領域を印刷する
ノズル、例えば図10の上から1〜4番目のノズル80
4〜807、及び下方の61〜64番目のノズル812
〜815に対応するANDゲートのそれぞれに、このラ
ンダムヒートパルス発生回路916の出力を入力する。
このように、これら重複領域に対応するノズルのヒート
パルスをランダムに設定することで、ヒータから吐出さ
れるインク滴の大きさもランダムに変化させることがで
きる。これにより、重複印刷領域に周期的な模様が印刷
されることが無くなり、濃度ムラも拡散させることがで
きる。この結果、前回の印刷領域と次回の印刷領域との
間のつなぎ目の白スジや黒スジが目立たない、濃度ムラ
が緩和された高品位の画像形成が可能となる。
【0055】尚、1ページの最初の記録走査時、或は最
後の記録走査時には、上側の4ビット、或は下側の4ビ
ットのストローブパルスはランダムパルス信号でなくて
も良い。また前述の実施例と、この図10に示すプリン
トヘッドとを組合わせても良く。これにより前述の実施
例と同様に、白スジや黒スジの発生を抑えて、濃度ムラ
を緩和した印刷画像を得ることができる。
【0056】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0057】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0058】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0059】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0060】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0061】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0062】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0063】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0064】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0065】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0066】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0067】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置に本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できる。
【0068】以上説明したように本実施例によれば、前
回の印刷領域の下方部分と、次回印刷領域の上方部分の
数ドット分重複して印刷し、その重複する印刷領域でラ
ンダムマスクパターンを発生させてプリントデータにマ
スクを掛け、ランダムデータでプリントデータを間引き
して印刷を行う。これにより、プリントヘッドの各ノズ
ルの個体差による印刷のよれや濃度ムラ、記録紙の紙送
り誤差によ各印刷領域のつなぎ目の白スジ、黒スジを防
止し、高品位の画像形成が可能となる。
【0069】また、塗りつぶし(ベタ)を印刷する際
に、前回の印刷領域と次回の印刷領域との間の重複印刷
部分を交互に間引いて印刷することにより、白ぬけ部分
の周期的な模様の発生を防止することができ、印刷デー
タによらず、つなぎ目の目立たない画像品位の高い印刷
が可能になる。
【0070】また本実施例によれば、記録紙に送りに若
干の誤差が生じても、それによる白スジや黒スジを目立
たなくして印刷できる効果がある。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、印
刷データによらず白スジや黒スジを目立たなくさせ、つ
なぎ目の目立たない画像品位の高い印刷が可能になる。
【0072】また本発明によれば、前回印刷した画像
と、次回に印刷する画像とを重複して印刷し、その重複
部分のプリントデータをランダムに間引いて印刷するこ
とにより、周期的な模様の発生を抑えて高品位な画像を
印刷できる効果がある。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における印刷処理を説明する概略図で
ある。
【図2】本実施例のインクジェットプリンタ装置の印刷
機構部の概観斜視図である。
【図3】本実施例のインクジェットプリンタ装置の制御
の構成を中心に示すブロック図である。
【図4】本実施例のインクジェット・プリンタ装置内部
におけるデータの流れを表わす図である。
【図5】本実施例のインクジェット・プリンタ装置の制
御を示すフローチャートである。
【図6】本実施例におけるランダムマスクパターンの一
例を示す図である。
【図7】本実施例のデータ転送回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】本実施例のインクジェットプリンタ装置におけ
る印刷例を示す図である。
【図9】本実施例のインクジェットヘッドの構成を示す
ブロック図である。
【図10】本発明の他の実施例のインクジェットヘッド
の回路構成を示す図である。
【図11】本発明の他の実施例のランダムヒートパルス
発生回路の構成を示すブロック図である。
【図12】従来の重複印刷の一例を示す図である。
【図13】従来の重複印刷例を示す図である。
【図14】従来の技術の問題点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
16 キャリッジ 17 キャリッジモータ 201 MPU 203 ROM 204 RAM 209 プリントヘッド 401 ホストコンピュータ 402 受信バッファ 404 テキストバッファ 406 プリントバッファ 503 パラレル−シリアル変換器 504 ANDゲート 505 転送カウンタ 507 マスクレジスタ 508,509 セレクタ 510 カラムカウンタ 901 プリントヘッド本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冠木 義明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 範之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 塚田 伸幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録媒体に対して記録ヘッドを走査し
    て画像を印刷する印刷装置であって、 前記記録ヘッドの1走査により印刷された画像と次の走
    査により印刷する画像とを一部重複させて印刷する印刷
    手段と、 前記1走査により印刷される画像データの内、前記一部
    重複する領域に印刷する画像データを第1のマスクデー
    タでマスクし、前記次の走査により印刷する画像データ
    の内、前記一部重複する領域に印刷する画像データを第
    2のマスクデータでマスクするマスク手段と、 前記一部重複する領域を前記マスク手段でマスクされた
    画像データを用いて前記印刷手段により印刷するように
    制御する制御手段と、を有することを特徴とする印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2のマスクデータは前記第1のマ
    スクデータの反転データであることを特徴とする請求項
    1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記マスク手段は、複数のマスクデータ
    を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている
    複数のマスクデータの内の1つを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたマスクデータを、画像デ
    ータの出力に同期して読み出す読出手段を有することを
    特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 複数の記録要素を有する記録ヘッドを被
    記録媒体に対して走査して画像を印刷する印刷装置であ
    って、 前記記録ヘッドの1走査により印刷された画像と次の走
    査により印刷する画像とを一部重複させて印刷する印刷
    手段と、 ランダムにパルス幅を変更したパルス信号を発生するパ
    ルス発生手段と、 前記印刷手段による印刷時、前記一部重複させる画像領
    域を印刷する記録要素を前記パルス発生手段より発生さ
    れるパルス信号を用いて駆動する駆動手段と、を有する
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記パルス信号は前記記録ヘッドへの通
    電時間を規定するストローブ信号であることを特徴とす
    る請求項4に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1又は4に記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項6に記載の印刷装
    置。
  8. 【請求項8】 被記録媒体に対して記録ヘッドを走査し
    て画像を印刷する印刷方法であって、 次の記録ヘッドの走査により重複して印刷される領域の
    画像データを第1のマスクデータでマスクして印刷する
    第1の印刷工程と、 前記第1の印刷工程の後、前記重複して印刷される領域
    の画像データを第2のマスクデータでマスクして印刷す
    る工程と、を有することを特徴とする印刷方法。
  9. 【請求項9】 前記第2のマスクデータは前記第1のマ
    スクデータの反転データであることを特徴とする請求項
    8に記載の印刷方法。
  10. 【請求項10】 複数の記録要素を有する記録ヘッドを
    被記録媒体に対して走査して画像を印刷する印刷方法で
    あって、 次の記録ヘッドの走査により重複して印刷される領域の
    画像データを記録する記録要素をランダムなパルス幅の
    信号で駆動して印刷する第1の印刷工程と、 前記第1の印刷工程の後、前記重複して印刷される領域
    の画像データを記録する記録要素をランダムなパルス幅
    の信号で駆動して印刷する工程とを有することを特徴と
    する印刷方法。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して
    記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴
    とする請求項8又は10に記載の印刷方法。
  12. 【請求項12】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えていることを特徴とする請求項11に記載の印
    刷方法。
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