JPH01114450A - カラーインクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、インクジェット記録装置に関し、特にカラー
化をなすカラーインクジエ・ント記録装置に関する。

［従来の技術］ 第２図に示すようにレッド（以下Ｒ）、グリーン（以下
Ｇ）、ブルー（以下Ｂ）は、Ｙ、Ｍ、Ｃと補色関係にあ
る。そのため第３図に示すようにカラー記録装置の場合
、Ｒはイエロー（以下Ｙ）とマゼンタ（以下Ｍ）を重ね
合せて形成する。同様に、ＧはＹとシアン（以下Ｃ）を
重ね合せ、ＢはＣとＭを重ね合せて形成する。また、Ｙ
ＭＣの３色を重ね合せると黒になるため、原理的には、
３原色で十分であるが、３色混合による黒は濁った感じ
になる。このため、黒をインクにもつカラー記録装置が
一般的である。

［発明が解決しようとする問題点］ インクジェット記録装置以外の例えば転写型カラーサー
マルプリンタを例にとると、黒色を形成するために、３
色を重ねてみると重ね合わせ順序によって反射特性が違
うためＭＭＣの順の方がＣＭＹの順に比較して、波長全
域にわたり反射率が低くより黒っぽい。このため転写型
カラーサーマルプリンタの場合ＹＭＣの順で色を重ね合
わせる方法が多いようである。

本発明者の実験によると、ＹＭＣの順の黒は青みがかっ
た黒で、ＣＭＹの順の黒は黄色みがかった黒になってい
る。これは、紙にインクリボンからのインクをつけるた
め最後に転写するＣとＹに依存しているものと思われる
。

しかるにインクジェット記録方式においては、ＹＭＣの
順の黒は黄色みがかフた黒で、ＣＭＹの順の黒は青みが
かった黒になっている。これは、転写型サーマルプリン
タとは逆になっている。

これは、インクジェット記録方式においては、紙にイン
クを吸収させて形成しているため紙のインク吸収能力の
多少によって紙上のドツト径が変わる。つまり、２色以
上の混色印字の場合には、最初に紙に吐出したインクの
方が後から重ね合ゎせたインクより紙に対するにじみ量
が多くなりドツト径が大きくなる。そのため紙に最初に
吐出する色に依存されることになる。

また、カラーインクジェット記録方式においては、−色
印字時のインク量と二色印字時のインク量が違うため、
記録媒体のインク吸収状態により、該媒体におけるしわ
のできかたが異なる。つまりインク水分が多い紙のほう
がインク水分が少ない紙のものより紙が伸びてしわが発
生する。そのため印字した記録媒体上のインクのドツト
径に変化を生じ印字品位を損ねる。

本発明の目的は、上記のようなインクジェット特有な不
備を解消せしめんとするものである。

Ｅ問題点を解決するための手段］ 本発明は無色透明インクおよびカラー表現可能な複数の
色インクを個別に吐出するインクジェットヘッドと、ヘ
ッドからの重ね合せ印字時の記録媒体上への吐出インク
総和量が色インクのみでは不足のときに無色透明インク
を総和量が得られるようにヘッドから吐出させる手段と
を具える。

［作　用］ 本発明によれば、減色混合法に準じ、例えばイエロー（
以下Ｙ）、マゼンタ（以下Ｍ）、シアン（以下Ｃ）、ブ
ラック（以下１１ｋ）の３原色またはブラックを含めた
４原色を用いて色インクの重ねによってカラー化をなす
に際して、３原色または４原色の他に、クリアインク（
無色透明インク）を用い、記録紙上の一色印字の上にク
リアインクを印字して二色インク印字時のインク総和量
と同じにすることによって紙の伸率を一定にして高印字
品位を得る。

［実施例］ 以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。第１図
は、本発明を実施するのに好適なバブルジェット（ＢＪ
）式のカラーインクジェット記録装置を示す。

第１図において、用紙またはプラスチックシートなどの
記録媒体１は、上下に配置された一対ずつのローラから
成る搬送ローラ２，３によって支持され、シート送りモ
ータ４で駆動される搬送ローラ２によって矢印Ａ方向へ
搬送される。搬送ローラ２，３の前方にはこれと平行に
一対のガイドシャフト５が設けられ、すなわちこのガイ
ドシャフトに沿ってキャリッジ６がキャリッジモータ７
の出力によりワイヤ８を介して矢印Ｂ方向に往復駆動さ
れる。

キャリッジ６には、インクジェットヘッドであるバブル
ジェット記録ヘッドユニット９０が搭載されている。

この記録ヘッドユニット９０は、カラー画像作成用であ
り、走査方向に配列され、クリア、シアン、マゼンタ、
イエロー、ブラックの各色のインクで記録する５個の記
録ヘッド、すなわち９Ａ、９Ｂ。

９Ｃ，９０，９Ｅから成っている。各記録ヘッドの前面
、すなわち記録媒体１と所定間隔（例えばＱ、８ｍｍ）
をおいて対向する箇所には、インク吐出口を配置した記
録部が設けられている。すなわち、記録部の記録媒体１
に対向する面には、所定ピッチでインク吐出口が形成さ
れ、記録情報に基づいて各インク吐出口の電気熱変換体
（発熱抵抗体など）を駆動（通電加熱）してインクを発
泡させ、その膨張圧力により飛インク滴を形成して、記
録媒体１に所定パターンでインクドツトを付着させなが
ら記録が行なわれる。

各記録ヘッドには、すなわち記録ヘッドを前述のように
駆動するための駆動回路（ヒートドライバー）の回路基
板が装着されている。

第１図において、記録装置の制御回路（ｃｐｕ）やこれ
に併設されたＲＯＭ、ＲＡＭ等は、制御基板上に形成さ
れており、この制御回路は、コンピュータ等のホスト機
１４から指令信号やデータ信号（記録情報）を受信し、
これに基づいて各種モータ等の駆動源などとともに前記
ヒートドライバーを介して各記録ヘッド９＾〜９Ｅにヒ
ート電圧を印加する。

記録装置の外装ケース（不図示）に取付られる操作パネ
ル１６０には、オンライン・オフライン切換えキー１６
Ａ　、ラインフィードキー１６８　、　フオームフィー
ドキー１６Ｃ、記録モード切換えキー１６０等のキーの
他、いくつかのアラームランプ１８Ｅや電源ランプ１６
Ｆ等の警告ランプが設けられている。

第４図は、第１図のインクジェット記録装置の制御系を
示すブロック図である。

第４図において、ｃｐｕ　　（マイクロプロセッサ）２
１は、インターフェイス２２を介してコンピュータ等の
ポスト機１４に接続されており、ホスト機からデータメ
モリ２３に組み込まれた指令信号（コマンド）や記録情
報４３号並びにプログラムメモリ２４やワーキングメモ
リ２５等の！（ＯＭに格納された例えば第５図に示す如
きプログラムに基づいて記録動作を制御する。

ＣＰｔ１２１は、出力ポート２６およびモータドライバ
ー２７を介してキャリッジモータフ（第１図）やシート
送りモータ４（第１図）を制御するとともに、データメ
モリ２３に格納されている記録情報に基づきヘッド制御
回路２９を介して記録ヘッド９八〜９Ｅを制御する。

第４図中の番号３０は、シートセンサーであり、搬送ロ
ーラ２と３（第１図）の間に記録媒体１が存在するか否
かを検出し、人力ボート３１を介してＣＰｔ１２１に検
出信号が伝達される。

前述した操作パネル１６０上の各操作キー１６Ａ〜１６
Ｄ（第１図）からの出力は、入力ポート３２を介してＣ
Ｐｔ１２１に伝達され、またアラームランプ１６Ｅや電
源ランプ１６Ｆ等の警告ランプに対しては、出力ポート
３６を介して電気信号が供給される。

第４図中の番号３３は、外装底面などに設けられたデイ
ツプスイッチであり、その出力は入力ポート３４を介し
てＣＰｔ１２１　に伝達される。

第４図において、電源回路２８からは、制御ロジック回
路を動作させるためのロジック駆動電圧ＶＣＣ（５Ｖ）
　、各種モータ駆動電圧ＶＭ（３０Ｖ）　、　リセット
電圧ＲＥＳＥＴ　、各記録ヘッドのドツト形成素子を加
熱するためのヒート電圧（ヘッド電圧）Ｖｌｌ（２５Ｖ
）および記録ヘッド保護用のバックアップ電圧ＶＤＤ）
Ｉが出力される。

以下第５図のフローチャートを参照して実施例を説明す
る。

電源ＯＮ時の制御部イニシャル処理（５１０１）後、Ｃ
Ｐｔ１２１は、プリンタと接続されたホスト機１４から
の制御コマンドおよび印字データの入力をインターフェ
イス２２を介して監視してアイドリングにある（５１０
２）。

本実施例でのホスト機とのカラービットイメージの設定
を以下の仕様で実行するものとする。

ＥＳＣｒ　　　ＤへＴへ　　ＬＥＮＧＴＩＩ　　　ＩＭ
八へＥ　　　ＤへＴへ　の形式をとる。

ＥＳＣｒは、カラービットイメージの設定コマンドであ
ることを示す。

ＤＡＴ八ＬへＮＧＴＩ＋　　（データ　レングス）と（
ま、１バイトのパラメータで、本コマンドにおけるイメ
ージデータの総バイト数を示す。

イメージデータの最初の“ｎ　”バイトは、レッドであ
り、 イメージデータの次の“ｎ”バイトは、グリーンであり
、 イメージデータの最後の“ｎ　”″バイトは、ブルーで
ある。

５１０２において、プリンタと接続されたホスト機１４
から印字データが人力されると５１０３においてＣＰＩ
Ｉ２１は、データメモリ２３に設けた受信用ＲＧＢバッ
ファにデータを第６図に示すように格納する。

“＃”は記録ドツトに対応する。ＣＰＩＩ２１は、ホス
ト機Ｉ４よりの規定の印字データの受信終了判別（５１
０４１まで５１０２〜５１０４を繰り返す。

ＣＰＩＪ２１は、規定の印字データをホスト機１４より
受信終了すると、５１０５においてデータメモリ２３に
設けた印字用ＹＭＣＢｋＣｒバッファに第７図に示すよ
うな変換回路を用いて同メモリ２３のＲＧＢバッファ内
データを変換して（変換表は第８図）得られたＹＭＣＢ
ｋＣｒデータを第６図に示すように格納する。

上記ホストからＥＳＣｒ　Ｏ８８（ＤＡＴＡ　ＬＥＮＧ
ＴＨ）＾Ａ　１１−・・（ＲＤＡＴＡ）ＣＣＨ・・・（
Ｇ　ＤＡＴＡ）ＦＯＨ・・・（Ｂ　ＤＡＴＡ）が送信さ
れた場合、受信バッファには第６図のように格納される
。

ＲＧＢからＹＭＣＢｋＣｒに展開時において本例では、
キャリッジの上にＹＭＣＢｋＣｒのヘッド９＾〜９Ｅが
第１図のように搭載されているため各ヘッドとヘッドと
の間に間隔がある。その印字間隔を補正するためにＣＰ
Ｕ２１は、ＹＭＣＢｋＣｒに展開時に、印字間隔部に予
め００データを人力しながらデータを格納する。

１１ＧＢからＹＭＣ［１ｋＣｒに展開した印字データを
格納後、ＣＩ’Ｕ２１は、印字を開始制御する（５１０
６）。５１０６においてＣＰＵ２１は、キャリッジ２９
をＰＴ力方向移動するために出力ボート２６からドライ
バ２７を介してキャリッジモータ７を右方向に励磁する
。次に５１０７において制御回路２９よりヘッド９Ａ〜
９Ｅに印字データ（ＹＭＣＢｋＣｒに展開した印字デー
タ）をセットする。セット後Ｓｔθ８においてヘッドに
規定のパルスを印加する。この時のパルス幅は、次のタ
イマ（Ｕ）により規定されている（５１０９）。第６図
に示すように、Ｃｒインク吐出のないドツトのときは、
他の２つの色インク吐出が無吐出であり、Ｃｒインク吐
出のあるドツトのときは他の１色のインクを吐出する。

したがって、記録紙上の各ドツトには２種のインクが重
ね合せて吐出される。例えば、第９図（Ａ）はＹとＣｒ
インク、第９図（Ｂ）はＣとＭインクであって両者とも
総インク量は等しい。

タイムアツプ後ヘツドの通電を遮断する（５１１０）。

５ｉｌｌにおいて１回の通電毎にワーキング２５に設け
である記録サイクルカウンタに＋ｌする。その記録サイ
クルカウンタにより印字完了か否かを判別する（Ｓ１１
２）。５１１２において記録サイクルカウンタが規定印
字ドツト値をこえていない場合には、５１０６に戻り、
５１０６〜５１１２の動作を繰り返す。５１１２におい
て記録サイクルカウンタが規定印字ドツト値をこえた場
合、印字が完了する。

以上のように、３原色または４原色の他に、クリアイン
ク（無色透明インク）を用い、記録紙上の一色印字の上
にクリアインクを印字して二色インク印字時のインク総
和量と同じにすることによって紙の伸率を一定にして高
印字品位を得ることができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、高印字品位の画像
情報を記録することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用するのに好適なバブルジェット式
インクジェット記録装置の斜視図、第２図および第３図
は減色混合法を示す原理図、 第４図は記録装置の制御系のブロック図、第５図は本発
明を実行するためのフローチャート、 第６図は本実施例のバッファ情報例を示す図、第７図は
ＲＧＢからＹＭＣＢｋへの変換論理回路図、第８図は同
変換表を示す図、 第９図は本発明を実行した印字結果を示す原理図である
。 ７・・・キャリッジモータ、 ９・・・記録ヘッド、 １１・・・ヒーター、 １３・・・ヘッド駆動回路、 １４・・・ホスト機、 ２１・・・ｃｐｕ　。 第２図 ＼’ＯｃＹＡｔｖ 第３図 第５図（Ａ） 第５図（Ｂ） 第６図 刊５１トーも 必　Ｑ　ミ　Ｘ （Ｃ喝 メρ（トーへ 第９図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 無色透明インクおよびカラー表現可能な複数の色インク
   を個別に吐出するインクジェットヘッドと、 該ヘッドからの重ね合せ印字時の記録媒体上への吐出イ
   ンク総和量が色インクのみでは不足のときに無色透明イ
   ンクを当該総和量が得られるように前記ヘッドから吐出
   させる手段とを具えたことを特徴とするカラーインクジ
   ェット記録装置。