JP3081187B2 - データ供給装置および方法 - Google Patents

データ供給装置および方法

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JP3081187B2
JP3081187B2 JP10230379A JP23037998A JP3081187B2 JP 3081187 B2 JP3081187 B2 JP 3081187B2 JP 10230379 A JP10230379 A JP 10230379A JP 23037998 A JP23037998 A JP 23037998A JP 3081187 B2 JP3081187 B2 JP 3081187B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カラーインクジェ
ット記録装置に対するデータ供給装置および方法に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】図9(A) に示すようにレッド(以下
R)、グリーン(以下G)、ブルー(以下B)は、Y,M,
C と補色関係にある。そのため、図9(B) に示すよう
に、カラー記録装置の場合Rは、YとMとを重ね合わせ
て形成する。同様にGはYとCとを重ね合せ、BはCと
Mとを重ね合せて形成する。また、YMC 3色を重ね合わ
せると黒になるので、原理的には3原色で十分である
が、3色混合による黒は、濁った感じになる。このた
め、黒を独立のインクとしてカラー記録装置を構成する
のが一般的である。 【0003】インクジェット記録装置以外の記録装置、
例えば、転写型カラーサーマルプリンタを例にとると、
黒色を形成するべく、3原色を重ねてみると重ね合わせ
順序によって反射特性が異なり、YMC の順で重ね合せた
方がC,M,Y の順で重ね合せた場合に比較して、波長全域
にわたり反射率が低くなり鮮明な黒が得られる。このた
め、転写型カラーサーマルプリンタではY,M,C の順で色
をかさね合わせる方式としたものが多いようである。 【0004】本出願人の実験によると、Y,M,C の順に重
ね合せたときに得られる黒は青みがかった黒となり、C,
M,Y の順に重ね合せて得られる黒は黄色みがかった黒に
なっている。これは、サーマルプリンタでは紙にインク
リボンからのインクを付着させる構成であるので形成さ
れる黒が最後に転写するCとYに依存するためと考えら
れる。 【0005】しかるにインクジェット記録方式において
は、Y,M,C の順の黒は黄色みがかった黒となり、C,M,Y
の順の黒は青みがかった黒となる。すなわち、転写型サ
ーマルプリンタとは、逆になっている。これは、インク
ジェット記録方式においては、図10(A) および(B) に
示すように、紙を記録媒体とする場合、紙にインクを吸
収させて色を形成しているため、紙のインク吸収能力の
多少によって紙上のドット径が変わることによるもので
ある。つまり、2色以上の混色印字の場合には、最初に
紙に吐出したインク(図10(A) および(B) では、それ
ぞれ、YおよびM)の方が後から重ね合わせたインク
(同様に、それぞれ、MおよびY)より紙に対するにじ
み量が多くなりドット径が大きくなるので、黒を得る場
合紙に最初に吐出するYとCに依存することになる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
のようなインクの重ね合せ順序の違いに基づく色合いの
変化に着目し、例えば、同じ赤においても黄色みがかっ
た赤、あるいはより赤味がかった赤等、きめ細かな色形
成を可能としたカラーインクジェット記録装置に対し
て、きめ細かな色形成を行えるように像形成すべき画像
データ及びコマンドを供給するデータ供給装置および方
法を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、
体に対して相対往復動する方向に並置された複数色のイ
ンク夫々に対応した複数の記録手段を有するカラーイン
クジェット記録装置に対する像形成すべき画像データ及
びコマンドを出力する手段を有するデータ供給装置であ
って、前記コマンドは、前記カラーインクジェット記録
装置に出力する原色データとは別に複数色のインク夫々
に対応した複数の記録手段を制御するための複数のイン
クの重ね順に対応したデータを含むことを特徴とする。
また、本発明は、媒体に対して相対往復動する方向に並
置された複数色のインク夫々に対応した複数の記録手段
を有するカラーインクジェット記録装置に対して像形成
すべき画像データ及びコマンドを供給するデータ供給方
法であって、前記コマンドは、前記カラーインクジェッ
ト記録装置に出力する原色データとは別に複数色のイン
ク夫々に対応した複数の記録手段を制御するための複数
のインクの重ね順に対応したデータを含むことを特徴と
する。 【0008】 【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。 【0009】図1は、本発明の好適な適用例としての、
電気熱変換体を吐出エネルギ発生手段に有する所謂バブ
ルジェット(BJ)方式のカラーインクジェット記録装置の
構成の一例を示す。 【0010】図1において、用紙またはプラスチックシ
ートなどの記録媒体1は、記録領域の上下に配置された
各一対のローラから成る搬送ローラ2,3 によって支持さ
れ、シート送りモータ4で駆動される搬送ローラ2によ
って矢印A方向へ搬送される。搬送ローラ2,3 の前方に
はこれと平行にガイドシャフト5が設けられている。こ
のガイドシャフト5に沿ってキャリッジ6がキャリッジ
モータ7の出力によりワイヤ8を介して矢印B方向に往
復駆動される。 【0011】キャリッジ6には、BJ方式のインクジェッ
トヘッドである記録ヘッドユニット90が搭載されてい
る。この記録ヘッドユニット90は、カラー画像作成用で
あり、走査方向に配列され、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(BK)の各色のインク
に対応させて設けた4個の記録ヘッド9、すなわち9A,9
B,9C,9D から成っている。各記録ヘッド9の前面、すな
わち記録媒体1と所定間隔(例えば0.8mm)をおいて対向
する面には複数(例えば8個)のインク吐出口を縦1列
に配置した記録部が設けられている。 【0012】図2は、記録ヘッド9(記録ヘッド9A〜9D
のいずれでも同じ)のインク吐出部の部分縦断面を模式
的に示す。 【0013】図2において、記録媒体1に対向する面に
は、縦方向に所定ピッチで複数のインク吐出口10が形成
され、記録情報に基づいて各インク吐出口10の電気熱変
換体(発熱抵抗体など)11を駆動(通電加熱)してイン
ク内にバブル(泡)11A を発生せしめ、このときの圧力
により飛翔インク滴12を形成し、記録媒体1に所定パタ
ーンでインクドットを付着させながら記録が行なわれ
る。 【0014】各記録ヘッド9には、上述のように駆動を
行うための駆動回路(ドライバー)29の回路基板が装着
されている。 【0015】再び図1を参照するに、記録装置の制御回
路(CPU) やこれに併設されたROM,RAM 等を含む制御部
は、制御基板15上に形成されており、この制御部は、コ
ンピュータ等のホスト装置14から指令信号やデータ信号
(記録情報)を受信し、これに基づいて各種モータ等の
駆動源などとともに前記ヒートドライバ13を介して各記
録ヘッド9A〜9Dに電気熱変換体の駆動電圧(ヒート電
圧)を印加する。 【0016】記録装置の外装ケース(不図示)に取付け
られる操作パネル160 には、オンライン/オフライン切
換えキー16A 、ラインフィードキー16B 、フォームフィ
ードキー16C 、記録モード切換えキー16D 等のキー設定
部の他、いくつかのアラームランプ16E や電源ランプ16
F 等の警告ランプを含む表示部が設けられている。 【0017】図3は、図1に示すBJ式のインクジェット
記録装置の制御系の一構成例を示すブロック図である。 【0018】図3において、マイクロプロセッサ形態の
CPU21 は、インターフェイス22を介してコンピュータ等
のホスト装置14に接続されており、ホスト装置14からデ
ータメモリ23に読み込まれた指令信号(コマンド)や記
録情報信号、並びにROM 形態のプログラムメモリ24やRA
M 形態のワーキングメモリ25等に格納されたプログラム
やデータに基づいて記録動作を制御する。 【0019】CPU21 は、出力ポート26およびモータドラ
イバ27を介してキャリッジモータ7(図1)やシート送
りモータ4(図1)を制御するとともに、データメモリ
23に格納されている記録情報に基づきヘッド制御回路29
を介して記録ヘッド9を制御する。 【0020】図3中の参照符号30は、シートセンサであ
り、搬送ローラ2と3(図1)との間に記録媒体1が存
在するか否かを検出し、入力ポート31を介してCPU21 に
検出信号が伝達される。 【0021】前述した操作パネル160 上の各操作キー16
A 〜16D(図1)からの出力は、入力ポート32を介してCP
U21 に伝達され、また、アラームランプ16E や電源ラン
プ16F 等の警告ランプに対しては、出力ポート36を介し
て制御信号が供給される。 【0022】図3中の符号33は、装置外装の底面部分な
どに設けられたDIP スイッチであり、その出力は入力ポ
ート34を介してCPU21 に伝達される。 【0023】また、図3において、電源回路28からは、
制御ロジック回路を動作させるためのロジック駆動電圧
VCC(5V) 、各種モータ駆動電圧VM(30V) 、リセット電圧
RESET 、各記録ヘッド9のドット形成素子(電気熱変換
体11) を加熱するためのヒート電圧(ヘッド電圧)VH(2
5V) 、および、記録ヘッド9保護用のバックアップ電圧
VDDHが出力される。 【0024】そして、ヒート電圧VHは記録ヘッド9に、
バックアップ電圧VDDHはヘッド制御回路29および記録ヘ
ッド9にそれぞれ印加される。 【0025】以下、本例に係るカラーインクジェット記
録装置の動作例を、図4〜図8を参照して説明する。こ
こで、図4(A) および(B) は、ホスト装置14からのデー
タ受信時における処理手順の2例を示すフローチャー
ト、図5(A) および(B) は記録処理手順の2例を示すフ
ローチャート、図6は図3におけるDIP スイッチ33の設
定情報の一例を示す説明図、図7(A) 〜(C) はデータ受
信から記録までのデータ変換の態様を説明するための説
明図、図8(A) および(B) はRGB データからYMCBK デー
タを得るための変換の態様を示す説明図である。 【0026】(参考例1)図4(A) はデータ受信時にお
ける処理手順の一例を示し、本例はインクの重ね合せ順
序をDIP スイッチ等のキーに応じて設定する処理の実施
例である。 【0027】インクの重ね合わせ順序を、例えば図6に
示すDIP スイッチ33等のキー設定情報を設定条件とし
て、CPU21 が、電源ON時等の制御部イニシャライズ(ス
テップS100) の後に、入力ポート34を介して検出する
(ステップS101) 。本実施例では、図6において、3個
のDIP SW1 〜3 に対し、設定条件R=Y+Mを得るべく
DIP SW1 を“1”とし、G=Y+Cを得るべくDIP SW2
を“0”とし、B=C+Mを得るべく DIP SW3を“1”
としたものとして説明する。CPU21 は、当該設定情報に
よってインクの重ね合わせ順序を決定し、プリンタと接
続されたホスト装置14からの制御コマンドおよび記録デ
ータの入力をインターフェイス22を介して監視しつつ待
機する(S102)。 【0028】ここで、本例では、ホスト装置14とのカラ
ービットイメージの設定を以下の仕様で実行するものと
する。 【0029】ESC r, DATA LENGTH, IMAGE DATA ここに、ESC r は、カラービットイメージの設定コマン
ドであることを示すものとする。 【0030】また、DATA LENGTH(データ レングス)
は、2バイトのパラメータで、本コマンドにおけるイメ
ージデータの総バイト数を示すものとする。 【0031】そして、IMAGE DATA(イメージデータ)の
最初の“n”バイトはレッド(R) であり、その次の
“n”バイトはグリーン(G) であり、その次の最後の
“n”バイトはブルー(B) であるとする。 【0032】ステップS102において、本例に係るプリン
タと接続されたホスト装置14から記録データが入力され
ると、ステップS103において、CPU21 はデータメモリ23
に設けた受信用RGB バッファに図7(A) に示すように格
納する。そして、CPU21 は、ホスト装置14から規定量
(受信バッファの容量または1走査)分の記録データの
受信終了を判別(ステップS104) するまで、ステップS1
02〜S104の手順を繰り返す。 【0033】CPU21は、ステップS104において受信終了
を判別すると、ステップS105においてデータメモリ23に
設けた記録用YMCBk にバッファに、受信したデータを図
8(A)による色変換を施して図7(B) に示すように格納
する。 【0034】更に具体的に説明すると、ホスト装置14か
ら例えば “ESC r 64H(DATA LENGTH),AAH …(R DATA),F0H …(B
DATA),01H …(B DATA)” が送信された場合には、図8(A) のテーブル(例えば固
定データとしてROM に設けておくこともできる。)か
ら、R(=Y+M),G(=Y+C),B(=C+M)の入力R(AAH),G(F0
H),R(01H) に対し、CMYBk の出力C(51H),M(0BH),Y(FA
H),Bk(04H) を得る。更に、本例の主要部である、イン
クの重ね合わせ情報に基づいた記録処理を行うために、
Yの上にM、Cの上にY、Cの上にMを重ね合わす色バ
ッファ(図7(B))とMの上にY、Yの上にC、Mの上に
Cを重ね合わす記録用YMC バッファ(図7(C) 参照。同
図(B) のYMCBk バッファと同様にデータメモリ23の記録
領域に設けておくことができる。)とに、適切に分けて
格納する。なお、第10図には、RGB バッファからYMCBk
バッファ展開した記録データを格納した状態を示してい
るが、本例では、キャリッジ6上にY,M,C,Bk各色のヘッ
ド9がを図1のように搭載されているので、ヘッド間に
は間隔がある。その間隔を補正するために、CPU21は、Y
MCBk バッファへの展開時に、間隔に対応してあらかじ
め“00”のデータを入力しながらデータを格納する。以
下は、図5(A) に示す(実施例2)または、同図(B) に
示す(実施例3)の記録制御を実行する。なお、図8
(B) に示す論理回路は、同図(A) に示すテーブルと等価
であり、従って色変換は上述のようにテーブル参照によ
り行うのではなく、このような論理回路を設けて行われ
るようにしてもよい。 【0035】(実施例1)図4(B) はデータ受信時にお
ける処理手順の他の例を示し、本例はインクの重ね合わ
せ順序を設定する情報をプリンタと接続したホストコン
ピュータのコマンドに応じて得る実施例である。 【0036】CPU21 は、電源ON後、制御部イニシャライ
ズ(S200)を実行する。 【0037】次いで、CPU21 は、プリンタと接続された
ホスト装置14からの制御コマンドおよび記録データの入
力をインターフェイス22を介して監視しつつ待機する(S
202)。 【0038】ここで、本実施例では、ホスト装置14との
カラービットイメージの設定を以下の仕様で実行するも
のとする。 【0039】ESC r, DATA LENGTH, CL,IMAGE DATA ここに、ESC r は、上例と同様、カラービットイメージ
の設定コマンドであることを示すものとする。 【0040】また、DATA LENGTH(データ レングス)に
ついても、2バイトのパラメータで、本コマンドにおけ
るイメージデータの総バイト数を示すものとする。 【0041】CLは、RGBの色合いを変化させるためのも
のであり、その下位3ビットD0(Rに対応),D1(Gに
対応),D2(Bに対応)がそれぞれ“1”か“0”かに
よって図6と同様の条件を設定する。すなわち、CLはイ
ンクの重ね合わせ順序を設定する情報に相当する。 【0042】そして、IMAGE DATA(イメージデータ)の
最初の“n”バイトは、レッド(R)であり、その次の
“n”バイトは、グリーン(G) であり、最後の“n”バ
イトは、ブルー(B) であるとする。 【0043】本実施例では、図6に示す設定条件R=Y
+Cを得るべく CL の最下位ビットD0を“1”、G=Y
+Cを得るべくCLの第2ビットD1を“0”、B=C+M
を得るべくCLの第3ビットD2を“1”として受信したも
のとして説明する。 【0044】ステップS202において、本例に係るプリン
タと接続されたホスト装置14から記録データが入力され
ると、ステップS203において、CPU21 はデータメモリ23
に設けた受信用RGB バッファに図7(A) に示すように格
納する。そして、CPU21 はホスト装置14から規定量(受
信バッファの容量または1走査)分の記録データの受信
終了を判別(ステップS204) するまで、ステップS202〜
S204の手順を繰り返す。 【0045】CPU21 は、ステップS204において受信終了
を判別すると、ステップS205においてデータメモリ23に
設けた記録用YMCBk バッファに、受信したデータを図8
(A)による色変換を施して図7(B) に示すように格納す
る。 【0046】更に具体的に説明すると、ホスト装置14か
ら、例えば “ESC r 64H(DATA LENGTH) 05(CL)AAH…(R DATA)F0H …
(B DATA)01H …(B DATA)” が送信された場合には、図10(A) のテーブルもし
くは同図(B) の論理回路から、R(=Y+M),G(=Y+C),B
(=C+M)の入力R(AAH),G(F0H),R(01H)に対しC,M,Y,Bkデ
ータの出力C(51H),M(0BH),Y(FAH), Bk(04H) を得る。更
に、本例の主要部に係るインクの重ね合わせ情報に基い
た記録を行うために、Yの上にM、Cの上にY、Cの上
にMを重ね合わすYMCBk バッファ(図7(B))と、Mの上
にY、Yの上にC、Mの上にCを重ね合わすYMC バッフ
ァ(図7(C))とに適切に分けて格納する。なお、本実施
例においても、記録ヘッド間隔に応じた補正を行うの
は、上記(参考例1)と同様である。そして、本手順が
終了すると、図5(A) に示す(実施例2)または同図
(B) に示す(実施例3)を実行する。 【0047】(実施例2)図5(A) は図4(A) または
(B) の処理後に実行する記録処理手順の一例を示し、本
例はインクの重ね合わせ順序を設定後に、往復記録によ
り記録処理を行うようにした実施例である。 【0048】データメモリ23に設けたRGB バッファから
YMCBk バッファ,YMC バッファにデータを展開した後
(図7(A) 〜(C))、CPU21 は、往方向(図1のPT方向)
の記録を開始する(S300)。ステップS301において、CPU2
1 は、出力ポート26からドライバ27を介してキャリッジ
6をPT方向に移動するために、キャリッジモータ7を正
転駆動する。次に、ステップS302において、制御回路29
よりヘッド9に記録データ(図7(B) のYMCBk バッファ
に展開したデータ)をセットする。当該セットの後、ス
テップS303においてヘッド9に規定のパルスを印加す
る。この時のパルス幅は、ハードウエアもしくはソフト
ウエアによるタイマt1により規定する。このタイマのタ
イムアップ後、ヘッド9の通電を停止する(ステップS3
04,S305)。 【0049】これと共に、ステップS305においては、1
回の通電毎にワーキングメモリ25に設けてある記録サイ
クルカウンタを+1歩進する。 【0050】その記録サイクルカウンタによりステップ
S306にて記録完了か否かを判別する。ステップS306にお
いて、記録サイクルカウンタが1回の走査における規定
記録ドット数をこえていない場合には、ステップS301に
復帰してステップS301〜S306の動作を繰り返す。 【0051】ステップS306において記録サイクルカウン
タが規定記録ドット数をこえたと判定された場合には、
ステップS307に進み、記録サイクルカウンタをクリアす
る。 【0052】次いでCPU21 は、復記録(図1のCR方向の
記録)を開始する。ステップS308において、CPU21 は、
出力ポート26からドライバ27を介してキャリッジ6をCR
方向に移動するためにキャリッジモータ7を逆転駆動す
る。次に、ステップS309において制御回路29よりヘッド
9に記録データ(図7(C) のYMC バッファに展開したデ
ータ)を最後尾からセットする。当該セット後、ステッ
プS310においてヘッド9に所定のパルスを印加する。こ
の時のパルス幅は、上記と同様タイマt1により規定され
ており、当該タイムアップの後ヘッド8の通電を遮断す
る(S311,S312)。 【0053】これと共に、ステップS312において1回の
通電毎に記録サイクルカウンタを+1歩進する。 【0054】その記録サイクルカウンタにより、ステッ
プS313にて記録完了か否かを判別する。ステップS313に
おいて記録サイクルカウンタが規定記録ドット値を越え
ていない場合には、ステップS308に復帰してステップS3
08〜S313の動作を繰り返す。 【0055】ステップS313において記録サイクルカウン
タが規定記録ドット値を越えた場合に、往復記録が完了
する。そこで、次行の記録に備えるべく、ステップS315
に進み、出力ポート26およびドライバ27を介して紙送り
モータ4を駆動して記録媒体1をA方向に1行分送ると
共に、サイクルカウンタをクリアする。 【0056】(実施例3)図5(B) は、図4(A) または
(B) の処理後に実行する記録処理手順の他の例を示し、
本例はインクの重ね合わせ順序を設定後、1行について
2回のPT方向の記録(2パス記録)により記録処理を行
う実施例である。 【0057】データメモリ23に設けたRGB バッファから
YMCBk 色バッファ,YMC バッファにデータを展開した後
(図7(A) 〜(C))、CPU21 は、1パス目の記録を開始す
る(S400) 。この1パス目の記録時には、CPU201は上記
(実施例2)におけるステップS301〜S306とそれぞれ同
様のステップS401〜S406の手順を実行し、図7(B) のよ
うに格納されたデータにつき記録を行う。 【0058】その後、ステップS407にて、出力ポート26
およびドライバ27を介してキャリッジモータ7を逆転駆
動し、記録ヘッド90を記録開始位置に設定すると共に記
録サイクルカウンタをクリアし、ステップS408以降の2
パス目の記録を行う。この2パス目の記録時には、CPU2
01は、図7(C) のように格納されたデータにつき、その
先頭から、上記ステップS401〜S406と同様のステップS4
08〜S413の手順を実行する。 【0059】これが終了したとき、すなわち2パス記録
が終了したときには、次行の記録に備えるべくステップ
S415にて1行分の紙送りを行い、次いでステップS417に
てキャリッジ6のリターン処理を行うとともに記録サイ
クルカウンタをクリアする。 【0060】なお、本発明は、上例のように記録ヘッド
を所定方向に走査しつつ記録を行う所謂シリアルタイプ
のカラーインクジェット記録装置のみならず、記録媒体
の全幅にわたって吐出口を整列させた所謂フルマルチタ
イプの記録ヘッドユニットを具えたカラーインクジェッ
ト記録装置にも適用できるのは勿論である。この場合に
は、例えば、各色のヘッドユニットを各2段ずつ備えて
記録媒体を一方向に搬送しつつ上記と同様の処理を行う
こと、あるいは各色のヘッドユニットを各1段として記
録媒体の搬送方向を切換えつつ記録を行うこと等が考え
られる。 【0061】 【発明の効果】本発明によれば、媒体に対して相対往復
動する方向に並置された複数色のインク夫々に対応した
複数の記録手段を有するカラーインクジェット記録装置
に対して、きめ細かな色形成を行えるように、像形成す
べき原色データとは別に前記カラーインクジェット記録
装置における複数の記録手段夫々の複数のインクの重ね
順に対応したデータを含むコマンドを供給することがで
き、これによって前記カラーインクジェット記録装置を
して極めてきめ細かな高品質のカラー画像を出力させる
ようにしたデータ供給装置を提示できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を適用して好適なバブルジェット式のイ
ンクジェット記録装置の一構成例を示す斜視図である。 【図2】図1の記録ヘッドの部分縦断面図である。 【図3】図1に示すインクジェット記録装置の制御系の
一構成例を示すブロック図である。 【図4】(A) および(B) は図3に示す制御系によるデー
タ受信時の処理手順の2例を示すフローチャートであ
る。 【図5】(A) および(B) は図4に示す処理後の記録処理
手順の2例を示すフローチャートである。 【図6】重ね合せ順序の設定のための情報の例を示す説
明図である。 【図7】(A) 〜(C) は受信用RGB データから記録用のYM
CBk データを得る態様を説明するための説明図である。 【図8】(A) および(B) はRGB データからYMCBk データ
に変換する論理を説明するための説明図である。 【図9】(A) および(B) はインクジェット記録方式にお
ける減法混色法を説明するための説明図である。 【図10】(A) および(B) は重ね合せ順序の差異による
色変化を説明するための説明図である。 【符号の説明】 6 キャリッジ 7 キャリッジモータ 9 記録ヘッド 11 電気熱変換素子 13 ヘッド駆動回路 14 ホスト装置 21 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/21 B41J 2/525 G03G 15/01

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.媒体に対して相対往復動する方向に並置された複数
    色のインク夫々に対応した複数の記録手段を有するカラ
    ーインクジェット記録装置に対する像形成すべき画像デ
    ータ及びコマンドを出力する手段を有するデータ供給装
    置であって、 前記コマンドは、前記カラーインクジェット記録装置に
    出力する原色データとは別に前記複数色のインク夫々に
    対応した複数の記録手段を制御するための複数のインク
    の重ね順に対応したデータを含むことを特徴とするデー
    タ供給装置。 2.特許請求の範囲第1項記載のデータ供給装置におい
    て、 前記コマンドは、カラービットイメージの色合いを設定
    するコマンドを含むことを特徴とするデータ供給装置。 3.媒体に対して相対往復動する方向に並置された複数
    色のインク夫々に対応した複数の記録手段を有するカラ
    ーインクジェット記録装置に対して像形成すべき画像デ
    ータ及びコマンドを供給するデータ供給方法であって、 前記コマンドは、前記カラーインクジェット記録装置に
    出力する原色データとは別に前記複数色のインク夫々に
    対応した複数の記録手段を制御するための複数のインク
    の重ね順に対応したデータを含むことを特徴とするデー
    タ供給方法。 4.特許請求の範囲第3項記載のデータ供給方法におい
    て、 前記コマンドは、カラービットイメージの色合いを設定
    するコマンドを含むことを特徴とするデータ供給方法。
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