JP3392744B2 - モジュール型集積回路装置 - Google Patents

モジュール型集積回路装置

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    • H01L2224/48225Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • H01L2224/48227Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation connecting the wire to a bond pad of the item

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランジスタを含
む半導体チップを備えたモジュール型集積回路装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】FET(電界効果トランジスタ)を用い
た高出力電力増幅器では、大電流によるジュール熱が発
生する。そのため、GaAs等の半導体基板上にすべて
の回路を設けずに、良好な熱伝導性を有するセラミック
ス系配線基板上に回路を構成し、FETを含む半導体チ
ップ(以下、FETチップと呼ぶ。)をセラミックス系
配線基板上に配置したモジュール型集積回路装置が採用
される。
【0003】ここで、モジュール型集積回路装置とは、
表面に配線パターンを有する単層または多層のプリント
配線基板(セラミックス系材料、エポキシ系樹脂材料等
を用いたもの)の最上部または凹部内に半導体チップ、
チップコンデンサ、チップインダクタ、チップ抵抗等の
チップ部品が配置されたものをいう。
【0004】セラミックス系配線基板上へのFETチッ
プの実装の際には、FETチップをパッケージに収納し
た状態でセラミックス系配線基板上へ取り付けるか、あ
るいはFETチップを直接セラミックス系配線基板上に
硬化樹脂で固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】セラミックス系材料は
エポキシ系樹脂材料に比べて大きな熱伝導率を有するた
め、比較的良好な放熱効果が得られる。しかしながら、
モジュール型集積回路装置を小型化および薄型化するた
めには、セラミックス系配線基板の厚みを薄くする必要
がある。セラミックス系配線基板の厚みが薄いと、熱が
横方向に十分に拡散する前に厚み方向に伝導するため、
十分な放熱効果が得られない。それにより、FET内部
のチャネルの温度が上昇し、素子の破壊につながる。
【0006】また、FETチップをパッケージ内に収納
したり、FETチップを硬化樹脂でセラミックス系配線
基板上に固定すると、パッケージや硬化樹脂の誘電損失
によりFETの利得が低下する。そのため、チップの状
態でFETが有する性能を十分に引き出すことができな
い。
【0007】また、FETチップをパッケージ内に収納
すると、モジュール型集積回路装置の小型化および薄型
化が妨げられる。一方、FETチップを硬化樹脂でモー
ルドした場合、FETチップが発熱すると、硬化樹脂が
膨脹して割れを生じることがある。また、硬化樹脂でモ
ールドされたFETチップは、硬化樹脂が硬さを有する
ため、衝撃に弱く、破損しやすい。
【0008】本発明の目的は、発熱による素子の破壊を
防止することが可能なモジュール型集積回路装置を提供
することである。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
に係るモジュール型集積回路装置は、配線層を有する配
線基板にトランジスタを含む半導体チップが配置された
モジュール型集積回路装置において、配線基板の裏面に
導電性パターンが形成され、半導体チップの領域に対応
する導電性パターンの領域の周囲を部分的に取り囲むよ
うに導電性パターンが除去された抜きパターンが形成さ
れたものである。
【0023】本発明に係るモジュール型集積回路装置を
他の基板に実装する際には、配線基板の裏面の導電性パ
ターンをはんだ等の導電性接着材を用いて他の基板上に
接着する。この場合、半導体チップの放熱性を良好にす
るために半導体チップの領域に対応する導電性パターン
の領域に多くの量の導電性接着材を付与すると、導電性
接着材は導電性パターン上に広がるが、導電性パターン
が除去された抜きパターンの部分で導電性接着材の広が
りが阻止され、導電性接着材は導電性パターンの存在す
る箇所に広がる。したがって、抜きパターンの開口側を
所定の方向に配置することにより、導電性接着材の集ま
る方向を所定の方向に定めることができる。その結果、
導電性接着材の広がりによる導電性パターンと他の端子
との短絡を防止することができる。
【0024】また、配線基板の裏面の導電パターンの領
域に十分な量の導電性接着材を付与することができるの
で、配線基板の裏面の熱伝導性が良好となり、半導体チ
ップから発生した熱を配線基板の裏面の導電性パターン
および導電性接着材を通して十分に放散させることがで
きる。したがって、高い放熱効果が得られ、発熱による
素子の破壊および素子性能の劣化を防止することが可能
となる。
【0025】更に、抜きパターンは、配線基板の周辺部
に近い箇所で連続し、配線基板の中央部に近い箇所で途
切れている。この場合、抜きパターンは、コの字又はC
の字形状であることが望ましい。
【0026】これにより、実装時に半導体チップの領域
に対応する導電性パターンの領域に付与する導電性接着
材の量が多い場合に、導電性接着材が配線基板の周辺部
に広がらずに配線基板の中央部に集まる。それにより、
導電性接着材が配線基板の端部から流出して導電性パタ
ーンと他の端子とが短絡することを防止することができ
る。
【0027】また、導電性接着材が配線基板の中央部に
集まりやすくなるので、導電性接着材の量が少なくて
も、半導体チップで発生した熱を配線基板の裏面の導電
性パターンおよび導電性接着材を通して十分に放散させ
ることができる。したがって、より高い放熱効果が得ら
れ、発熱による素子の破壊および素子性能の劣化を十分
に防止することが可能となる。
【0028】これらの結果、モジュール型集積回路装置
の実装の際に導電性接着材の量の精密な制御が不要とな
り、歩留りが向上する。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例にお
けるモジュール型集積回路装置の模式的断面図である。
【0030】図1において、多層基板1は、セラミック
ス系材料からなる6枚のプリント配線基板11〜16の
積層構造を有する。各プリント配線基板11〜16は、
窒化アルミニウム(AlN),アルミナ(Al
2 3 )、またはガラスエポキシ樹脂とアルミナとの混
合物等により形成され、表面または裏面に配線層を有す
る。この多層基板1の第1層(最上層)から第4層まで
のプリント配線基板11〜14には開口部17が形成さ
れ、開口部17内に第5層のプリント配線基板15の表
面が露出している。
【0031】多層基板1の開口部17内の第5層のプリ
ント配線基板15上に、金属板2が配置されている。金
属板2は、Cu(銅)、Al(アルミニウム)、または
Cu(銅)−W(タングステン)合金等からなる。
【0032】多層基板1の開口部17内の金属板2上に
は、GaAsからなるFETが形成された半導体チップ
(以下、FETチップとよぶ。)3が配置されている。
FETチップ3上の電極はボンディングワイヤ4により
最上層のプリント配線基板11の配線層に接続されてい
る。
【0033】多層基板1の開口部17内の金属板2、F
ETチップ3およびボンディングワイヤ4は、シリコン
を含む樹脂(以下、シリコン系樹脂と呼ぶ)5でモール
ドされている。このシリコン系樹脂5としては、電気的
保護および機械的保護を目的として使用されるシリコー
ン樹脂を用いる。
【0034】図1のモジュール型集積回路装置では、金
属板2の厚みがFETチップ3の厚みと同じまたはそれ
以下であり、金属板2の幅および長さがFETチップ3
の幅および長さよりも大きくなっている。
【0035】各プリント配線基板11〜16の厚みは例
えば150μmであり、多層基板1の全体の厚みは90
0μmである。また、金属板2の厚みは例えば150μ
mであり、幅および長さは例えば3.5mmおよび2m
mである。FETチップ3の厚みは例えば150μmで
あり、幅および長さは例えば0.7mmおよび1.2m
mである。
【0036】なお、第1層のプリント配線基板11上に
は、チップコンデンサ等のチップ部品100が実装され
ている。
【0037】本実施例のモジュール型集積回路装置にお
いては、金属板2がセラミックス系材料からなる多層基
板1に比べて高い熱伝導率を有するので、金属板2の厚
みが薄くても、FETチップ3から発生した熱が金属板
2の横方向にほぼ等しく拡散し、比較的良好な熱伝導性
を有する多層基板1から外部に放散される。また、金属
板2から約10倍の面積を有する多層基板1に熱が伝導
するので、熱の集中が生じない。さらに、シリコン系樹
脂5が空気に比べて高い熱伝導率を有するので、FET
チップ3の上部からも放熱が効果的に行われる。したが
って、高い放熱効果が得られ、FETのチャネルの温度
上昇による素子の破壊が防止される。
【0038】また、シリコン系樹脂5は誘電損失が低い
ので、誘電損失によるFETの性能の低下が防止され
る。しかも、シリコン系樹脂5はゴム状で柔らかいた
め、衝撃がシリコン系樹脂5で十分に吸収される。した
がって、衝撃による素子の破損が防止される。さらに、
FETチップ3の発熱によりシリコン系樹脂が膨張して
も割れが生じず、素子の破損が生じない。
【0039】また、本実施例のモジュール型集積回路装
置では、金属板2およびFETチップ3が多層基板1の
開口部17内に配置され、ボンディングワイヤ4ととも
にシリコン系樹脂5によりモールドされているので、F
ETチップ3およびボンディングワイヤ4が十分に保護
されるともに、薄型化および小型化を図ることができ
る。しかも、金属板2の厚みがFETチップ3の厚み以
下であるので、特に薄型化が妨げられない。
【0040】図2は本発明の第2の実施例におけるモジ
ュール型集積回路装置の模式的断面図である。
【0041】図2のモジュール型集積回路装置が図1の
モジュール型集積回路装置と異なるのは、金属板2の厚
みが半導体チップ1の厚みよりも大きい点である。例え
ば、金属板2の厚みは450μmであり、FETチップ
3の厚みは150μmである。図2のモジュール型集積
回路装置の他の部分の構成は、図1のモジュール型集積
回路装置の構成と同様である。
【0042】本実施例のモジュール型集積回路装置にお
いても、第1の実施例のモジュール型集積回路装置と同
様に、高い放熱効果が得られ、FETのチャネルの温度
上昇による素子の破壊が防止される。また、誘電損失に
よるFETの性能の低下が防止されるとともに、衝撃お
よび発熱による素子の破損が防止される。さらに、金属
板2およびFETチップ3が多層基板1の開口部17内
に配置され、ボンディングワイヤ4とともにモールドさ
れているので、FETチップ3およびボンディングワイ
ヤ4が十分に保護されるともに、薄型化および小型化を
図ることができる。
【0043】図3は本発明の第3の実施例におけるモジ
ュール型集積回路装置の模式的断面図である。
【0044】図3において、セラミックス系材料からな
る単一のプリント配線基板1a上に金属板2が配置さ
れ、金属板2上にFETチップ3が配置されている。F
ETチップ3上の電極はボンディングワイヤ4によりプ
リント配線基板1aの配線層に接続されている。プリン
ト配線基板1a上の金属板2、FETチップ3およびボ
ンディングワイヤ4は、第1および第2の実施例と同様
のシリコン系樹脂5でモールドされている。また、プリ
ント配線基板1a上には、チップコンデンサ等のチップ
部品100が実装されている。
【0045】図3のモジュール型集積回路装置では、金
属板2の厚みがFETチップ3の厚みと同じまたはそれ
以下であり、金属板2の幅および長さがFETチップ3
の幅および長さよりも大きくなっている。例えば、プリ
ント配線基板1aの厚みは600μm、金属板2の厚み
は150μm、FETチップ3の厚みは150μmであ
る。
【0046】本実施例のモジュール型集積回路装置にお
いても、第1および第2の実施例のモジュール型集積回
路装置と同様に、高い放熱効果が得られ、FETのチャ
ネルの温度上昇による素子の破壊が防止される。また、
誘電損失によるFETの性能の低下が防止されるととも
に、衝撃および発熱による素子の破損が防止される。さ
らに、金属板2およびFETチップ3がボンディングワ
イヤ4とともにモールドされているので、FETチップ
3およびボンディングワイヤ4が十分に保護される。
【0047】図4は第1、第2および第3の実施例のモ
ジュール型集積回路装置に構成される2段増幅器の一例
を示す回路図である。
【0048】図4の2段増幅器は、初段のFET31、
終段のFET32、入力整合回路M1、ゲートバイアス
回路B1,B2、ドレインバイアス回路B3,B4、帰
還回路FB、段間回路B2および出力整合回路M3を含
む。FET31,32は図1〜図3のFETチップ3に
含まれる。入力整合回路M1、ゲートバイアス回路B
1,B2、ドレインバイアス回路B3,B4、段間回路
M2および出力整合回路M3は図1および図2の多層基
板1または図3のプリント配線基板1aに構成される。
【0049】入力ノードNIには入力信号が与えられ
る。入力整合回路M1は、コンデンサC1,C2,C3
および線路L1,L2,L3,L4からなる。ゲートバ
イアス回路B1は抵抗R1,R4からなり、ゲートバイ
アス回路B2は抵抗R3,R5からなる。ゲートバイア
スノードg0には共通のゲートバイアスVgが印加され
る。なお、ゲートバイアスVgが0Vの場合には、抵抗
R1,R3は不要である。
【0050】帰還回路FBは、FET31のゲートとド
レインとの間に直列に接続されたコンデンサC4および
抵抗R2からなる。この帰還回路FBは、FET31の
発振を防止する安定化回路として働く。ドレインバイア
ス回路B3は、線路L5およびコンデンサC5からな
る。ドレインバイアスノードd1にはドレインバイアス
Vd1が印加される。段間回路M2は、線路L6,L7
およびコンデンサC6,C7からなる。
【0051】ドレインバイアス回路B4は、線路L8,
L9およびコンデンサC8,C12からなる。ドレイン
バイアスノードd2にはドレインバイアスVd2が印加
される。線路L8,L9およびコンデンサC12は、λ
/4線路として働くとともに、所定の周波数成分を減衰
させるトラップ回路としても働く。なお、λは基本波の
周波数であり、λ/4線路は、基本波の周波数で開放状
態となりかつ第2高調波で短絡状態となる。出力整合回
路M3は、線路L10,L11およびコンデンサC1
0,C11からなる。出力ノードNOから出力信号が取
り出される。
【0052】図5は第1、第2および第3の実施例のモ
ジュール型集積回路装置に構成される2段増幅器の他の
例を示す回路図である。
【0053】図5の2段増幅器は、初段のFET31、
終段のFET32、入力整合回路M1、ゲートバイアス
回路B1,B2、ドレインバイアス回路B3,B4、段
間回路M2および出力整合回路M3を含む。FET3
1,32は図1〜図3のFETチップ3に含まれる。入
力整合回路M1、ゲートバイアス回路B1,B2、ドレ
インバイアス回路B3,B4、段間回路M2および出力
整合回路M3は図1および図2の多層基板1または図3
のプリント配線基板1aに構成される。
【0054】入力ノードNIには入力信号が与えられ
る。入力整合回路M1は、コンデンサC61,C62,
C63,C64および線路L61,L62,L63から
なる。ゲートバイアス回路B1は、抵抗R61,R64
および線路L64,L65からなる。ドレインバイアス
回路B3は、コンデンサC65A,C65Bおよび線路
L66,L67からなる。段間回路M2は、コンデンサ
C66,C67および線路L68,L69,L70から
なる。
【0055】ゲートバイアス回路B2は、抵抗R63,
R65および線路L71からなる。ドレインバイアス回
路B4は、コンデンサC68,C69A,C69Bおよ
び線路L72,L73,L74からなる。出力整合回路
M3は、コンデンサC70,C71,C72,C73お
よび線路L75,L76,L77,L78,L79から
なる。出力ノードNOから出力信号が取り出される。
【0056】図6は図4の2段増幅器を第1または第2
の実施例のモジュール型集積回路装置により構成した場
合の平面図である。また、図7は図6のモジュール型集
積回路装置の第2層または第3層のプリント配線基板の
レイアウトパターン図、図8は図6のモジュール型集積
回路装置の第4層のプリント配線基板のレイアウトパタ
ーン図である。図9は図6のモジュール型集積回路装置
の第5層のプリント配線基板のレイアウトパターン図、
図10は図6のモジュール型集積回路装置の第6層のプ
リント配線基板のレイアウトパターン図である。図11
は図6のモジュール型集積回路装置の第6層のプリント
配線基板の裏面のレイアウトパターン図である。
【0057】図6に示すように、第1層のプリント配線
基板11上には、線路または接地導体を構成する配線パ
ターン110が形成され、コンデンサC1,C2,C4
〜C6,C8〜C12および抵抗R1〜R5が実装され
ている。図6の例では、図4のコンデンサC3,C7の
容量値を0としている。すなわち、コンデンサC3,C
7は設けられていない。
【0058】図6〜図8に示すように、第1層〜第4層
のプリント配線基板11〜14に開口部17が設けられ
ている。本例では、開口部17内の金属板2上に2つの
FETチップ3a,3bが配置されている。開口部17
内の金属板2、FETチップ3a,3bおよびボンディ
ングワイヤ4は、シリコン系樹脂5でモールドされてい
る。
【0059】図7〜図10に示すように、第2層〜第6
層のプリント配線基板11〜16上にも、配線パターン
が形成されている。また、図11に示すように、第6層
のプリント基板16の裏面のほぼ全域には、金属からな
る接地導体パターン200が形成されている。
【0060】このモジュール型集積回路装置を他の基板
に実装する場合には、第6層のプリント配線基板16の
裏面の接地導体パターン200をはんだを用いて他の基
板上に接着する。
【0061】図12は図5の2段増幅器を第3の実施例
のモジュール型集積回路装置により構成した場合の平面
図である。また、図13図12のモジュール型集積回路
装置の底面図である。
【0062】図12に示すように、プリント配線基板1
a上には、線路または接地導体を構成する配線パターン
110が形成され、コンデンサC61〜C73および抵
抗R61,R63〜R65が実装されている。図12の
例では、プリント配線基板1a上に2つの金属板2a,
2bが配置され、それらの金属板2a,2b上にFET
チップ3a,3bがそれぞれ配置されている。金属板2
a,2b、FETチップ3a,3bおよびボンディング
ワイヤ4は、シリコン系樹脂5でモールドされている。
【0063】図13に示すように、プリント配線基板1
aの裏面のほぼ全域には、金属からなる接地導体パター
ン200が形成されている。特に、FETチップ3bの
領域に対応するプリント配線基板1aの裏面の領域を部
分的に取り囲むように、接地導体パーン200にコの字
形抜きパターン300が形成されている。コの字形抜き
パターン300では、接地導体が除去されてプリント配
線基板1aの裏面が露出している。コの字形抜きパター
ン300の開口側は、プリント配線基板1aの中央部に
近い方向を向いている。
【0064】このモジュール型集積回路装置を他の基板
に実装する場合には、プリント配線基板1aの裏面の接
地導体パターン200をはんだを用いて他の基板上に接
着する。この接地導体パターン200の表面には、接着
性を高めるためにはんだに対する濡れ性を良くする処理
が施されている。
【0065】特に、FETチップ3bの放熱性を高める
ためにFETチップ3bの裏面に対応する接地導体パタ
ーン200の領域に十分な量のはんだを付与することが
好ましい。はんだの量が多いと、そのはんだは接地導体
パターン200の表面に広がる。本例では、FETチッ
プ3bの領域に対応するプリント配線基板1aの裏面の
領域を部分的に取り囲むように接地導体パーン200に
コの字形抜きパターン300が形成されているので、は
んだの量が過剰であっても、コの字形抜きパターン30
0ではんだの広がりが阻止され、そのはんだはコの字形
抜きパターン300の開口側に広がる。
【0066】コの字形抜きパターン300の開口側がプ
リント配線基板1aの中央部に近い方向を向いているの
で、はんだはプリント配線基板1aの周辺部には広がら
ずにプリント配線基板1aの中央部に集まる。そのた
め、はんだがプリント配線基板1aの端部から流出して
接地導体パターン200と他の端子とが短絡することが
防止される。
【0067】また、コの字形抜きパターン300により
はんだがプリント配線基板1aの中央部に集まりやすく
なるので、はんだが少量であっても、FETチップ3b
で発生した熱が接地導体パターン200およびはんだを
通して他の基板に伝導しやすくなり、高い放熱効果が得
られる。したがって、発熱による素子の破壊や素子特性
の劣化が防止される。
【0068】これらの結果、はんだの量を精密に制御す
ることが必要なくなるので、歩留りが向上する。
【0069】なお、接地導体が除去された抜きパターン
の形状は、コの字形に限らず、C字形等の他の形状であ
ってもよい。
【0070】また、このような抜きパターンを多層基板
を用いた図6のモジュール型集積回路装置に適用しても
よい。これにより、さらに高い放熱効果が得られ、発熱
による素子の破壊や素子特性の劣化が防止される。
【0071】
【実施例】ここで、実施例および比較例のモジュール型
集積回路装置を作製し、高周波特性を比較した。
【0072】実施例のモジュール型集積回路装置は図2
および図6〜図12に示した構造を有する。シリコン系
樹脂5としては、電気的保護および機械的保護を目的と
して使用されるシリコーン系ゴム材を用いた。このシリ
コーン系ゴム材の熱伝導率は0.18W/m・Kであ
り、空気の熱伝導率0.026W/m・Kに比べて1桁
高くなっている。金属板2としては、Cuからなる板を
用いた。Cuの熱伝導率は381W/m・Kであり、ア
ルミナの熱伝導率は21W/m・Kに比べて1桁高くな
っている。
【0073】FETチップ3としては、周波数1.45
GHzでの最大安定利得(MSG:Maximum Stable Gai
n )が18dBであるFETチップを用いた。なお、M
SGは、S21(順方向変換電力利得)とS12(逆方向変
換電力利得)との比(S21/S12)である。
【0074】比較例のモジュール型集積回路装置として
は、セラミックス系配線基板上に実施例と同じ周波数特
性を有するFETチップを直接配置し、エポキシ系樹脂
でモールドしたものを用いた。
【0075】比較例のモジュール型集積回路装置では、
FETチップをエポキシ系樹脂でモールドすることによ
り、周波数1.45GHzでのMSGが18dBから1
dB低下した。これは、エポキシ系樹脂の誘電損失が大
きいために高周波領域での利得が低下したものと考えら
れる。
【0076】一方、実施例のモジュール型集積回路装置
では、FETチップをシリコーン系ゴム材でモールドし
ても周波数1.45GHzでのMSGが18dBのまま
変化しなかった。また、FETチップの発熱による割れ
も生じなかった。これは、シリコーン系ゴム材は、誘電
損失が小さく、かつゴム状で柔らかいためであると考え
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるモジュール型集
積回路装置の模式的断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例におけるモジュール型集
積回路装置の模式的断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例におけるモジュール型集
積回路装置の模式的断面図である。
【図4】第1〜第3の実施例のモジュール型集積回路装
置に構成される2段増幅器の一例を示す回路図である。
【図5】第1〜第3の実施例のモジュール型集積回路装
置に構成される2段増幅器の他の例を示す回路図であ
る。
【図6】図4の2段増幅器を第1または第2の実施例の
モジュール型集積回路装置により構成した場合の平面図
である。
【図7】図6のモジュール型集積回路装置の第2層また
は第3層のプリント配線基板のレイアウトパターン図で
ある。
【図8】図6のモジュール型集積回路装置の第4層のプ
リント配線基板のレイアウトパターン図である。
【図9】図6のモジュール型集積回路装置の第5層のプ
リント配線基板のレイアウトパターン図である。
【図10】図6のモジュール型集積回路装置の第6層の
プリント配線基板のレイアウトパターン図である。
【図11】図6のモジュール型集積回路装置の第6層の
プリント配線基板の裏面のレイアウトパターン図であ
る。
【図12】図5の2段増幅器を第3の実施例のモジュー
ル型集積回路装置により構成した場合の平面図である。
【図13】図12のモジュール型集積回路装置の底面図
である。
【符号の説明】
1 多層基板 1a,11〜16 プリント配線基板 2,2a,2b 金属板 3,3a,3b FETチップ 4 ボンディングワイヤ 5 シリコン系樹脂 31,32 FET 110 チップ部品 110 配線パターン 200 接地導体パターン 300 コの字形抜きパターン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線層を有する配線基板にトランジスタ
    を含む半導体チップが配置されたモジュール型集積回路
    装置において、前記配線基板の裏面に導電性パターンが
    形成され、前記半導体チップの領域に対応する前記導電
    性パターンの領域の周囲を部分的に取り囲むように前記
    導電性パターンが除去された抜きパターンが形成され、前記抜きパターンは、前記配線基板の周辺部に近い箇所
    で連続し、前記配線基板の中央部に近い箇所で途切れて
    いる モジュール型集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記抜きパターンは、コの字又はCの
    字形状である請求項1に記載のモジュール型集積回路装
    置。
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