JP3391012B2 - ディジタル処理直交変調方法及び直交変調器 - Google Patents

ディジタル処理直交変調方法及び直交変調器

Info

Publication number
JP3391012B2
JP3391012B2 JP20303394A JP20303394A JP3391012B2 JP 3391012 B2 JP3391012 B2 JP 3391012B2 JP 20303394 A JP20303394 A JP 20303394A JP 20303394 A JP20303394 A JP 20303394A JP 3391012 B2 JP3391012 B2 JP 3391012B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
signal
digital
circuit
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20303394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0851466A (ja
Inventor
岡田  隆
正 白土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP20303394A priority Critical patent/JP3391012B2/ja
Priority to DE69534666T priority patent/DE69534666T2/de
Priority to EP95304966A priority patent/EP0693844B1/en
Priority to US08/503,478 priority patent/US5534828A/en
Publication of JPH0851466A publication Critical patent/JPH0851466A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3391012B2 publication Critical patent/JP3391012B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル信号の位相
変調、振幅変調及び振幅直交変調を行なう直交変調方法
及び直交変調器に関する。
【0002】
【従来の技術】Iチャネル及びQチャネルの各n系列
(nは1以上の整数)のディジタル信号(周期:T)を
入力し、ディジタル信号処理を用いて波形整形及び直交
変調を行なう直交変調器は、基本的にはアナログ回路に
より構成される直交変調器の各構成要素をディジタル信
号処理デバイスに置き換えることにより実現できる。
【0003】図6は、従来のディジタル処理型直交変調
器の一構成例を示すブロック図である。同図において、
AはIチャネルの信号入力端子、BはQチャネルの信号
入力端子、10I はIチャネル用ディジタルフィルタ、
10Q はQチャネル用ディジタルフィルタ、11I 及び
11Q はディジタル乗算器、12はディジタル加算器、
Gは変調用クロック入力端子、13はカウンタ、14は
キャリア信号発生用波形ROM、3はディジタル−アナ
ログ変換器、4はバンドパスフィルタ(BPF)、5は
ミキサ、6はBPF、Fは変調信号出力端子、7はロー
カル発振器をそれぞれ示している。
【0004】この従来構成において、各チャネルに配置
したディジタルフィルタ10I 及び10Q を用いて各位
相の振幅情報を発生させ、これらをカウンタ13を介し
て波形ROM14より順次出力される直交キャリア信号
の各位相に対応した振幅情報とディジタル乗算器11I
及び11Q においてそれぞれ乗算し、両チャネルの信号
をディジタル加算器12で加算することにより直交変調
が行なわれる。
【0005】また、上記の方法を簡略化したものが、論
文(Henry Samueliand Bennet
C.Wong “A VLSI Architect
ure for a High−Speed All−
Digital Quadrature Modula
tor and Demodulator forDi
gital Radio Application
s”、IEEE J−SAC vol.8、 No.
8、 Oct.1990、 pp1512〜1519)
に報告されており、その構成が図7のブロック図に示さ
れている。
【0006】同図において、AはIチャネルの信号入力
端子、BはQチャネルの信号入力端子、150 は0位相
用ディジタルフィルタ、151 はπ/2位相用ディジタ
ルフィルタ、152 はπ位相用ディジタルフィルタ、1
3 は3π/2位相用ディジタルフィルタ、17は4入
力信号合成回路(4入力マルチプレクサ)、Gはクロッ
ク入力端子、16はクロック発生回路、3はディジタル
−アナログ変換器、4はバンドパスフィルタ(BP
F)、5はミキサ、6はBPF、Fは変調信号出力端
子、7はローカル発振器をそれぞれ示している。
【0007】この従来構成では、キャリア信号の0°、
90°、180°、270°位相の振幅値が1又は0で
あることを利用し、各位相に分割したディジタルフィル
タ150 〜153 を用いて演算を行ない、マルチプレク
サ17を用いて時間順に合成することにより直交変調を
実現している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6及び図7に示す従
来の構成において、直交変調回路部分は2つの乗算器及
び加算器又はマルチプレクサで構成された比較的簡単で
あるのに対し、波形整形用ディジタルフィルタ部分は所
要特性を満足させるために十分な量子化精度と多くのタ
ップ数が必要となる。このため、ディジタルフィルタ部
分の回路規模は直交変調回路部分に比べて大きく、変調
装置全体の回路規模もディジタルフィルタの回路規模に
依存することとなる。また、一般にディジタル信号処理
回路の大きさ及び消費電力は回路規模に依存する。従っ
て、直交変調器の小型化、低消費電力化のためにはフィ
ルタ回路部分の規模削減が必要となる。
【0009】図6に示す従来構成では、直交キャリア信
号の各位相に対し、同一の特性を有するディジタルフィ
ルタを用いてI及びQチャネル入力信号の各位相の波形
整形情報を出力させるため、フィルタは変調用クロック
速度と同じ速度で動作しなくてはならない。この構成に
おいて、回路規模の削減を考えた場合、タップ係数が同
一であることからフィルタ回路を時分割で使用する方法
が考えられる。しかしこの方法では、変調用クロック速
度の2倍の速度でディジタルフィルタを動作させること
が必要となる。このため、時分割使用によるフィルタ回
路の共用化で回路規模を削減することは動作速度の点か
ら困難となる。
【0010】一方、図7に示す従来構成では、直交変調
を単純にマルチプレクサを用いて実現しているため、フ
ィルタの動作速度は変調用クロック速度の1/4とな
り、動作速度については時分割でフィルタを使用するこ
とも可能であるが、各フィルタのタップ係数が異なるた
め、単純に時分割によってフィルタ回路を共用化するこ
とはできない。そのため、タップ係数も入力信号に対し
て時分割で切り替えることが要求されるため、フィルタ
回路の制御が複雑となる。
【0011】本発明の目的は、従来技術の上述した問題
点を解決し、ディジタルフィルタに複雑な制御を付加す
ることなく、回路規模の削減が可能な直交変調方法及び
直交変調器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、Iチャ
ネル及びQチャネルの各n系列(nは1以上の整数)の
ディジタル信号を入力しディジタル信号処理を用いて直
交変調を行なう方法であって、各チャネルの位相特性
を、ディジタル処理を用いた直交変調演算において発生
するチャネル間のタイミング位相差の半分だけ時間軸上
で前後に均等にずらした単一パルス応答からIチャネル
及びQチャネルの一方のチャネルのタップ係数a 、a
、・・・、a を決定し、Iチャネル及びQチャネル
の他方のチャネルのタップ係数をa 、a k−1 、・・
・、a とこの一方のチャネルのタップ係数に対して時
間軸上で反転させることにより、上述したタイミング位
相差に相当する位相差を両チャネルの入力信号間に与え
るようにしたディジタル処理直交変調方法が提供され
る。
【0013】さらに本発明によれば、Iチャネル及びQ
チャネルの各n系列(nは1以上の整数)のディジタル
信号を入力しディジタル信号処理を用いて直交変調を行
なう直交変調器であって、ディジタル処理を用いた直交
変調演算において発生するチャネル間のタイミング位相
差に相当する位相差を各チャネルの入力信号間に与える
ディジタルフィルタを備えており、このディジタルフィ
ルタが各チャネルの位相特性を上述したタイミング位相
差の半分だけ時間軸上で前後に均等にずらした単一パル
ス応答からIチャネル及びQチャネルの一方のチャネル
のタップ係数a 、a 、・・・、a を決定し、Iチ
ャネル及びQチャネルの他方のチャネルのタップ係数を
、a k−1 、・・・、a とこの一方のチャネルの
タップ係数に対して時間軸上で反転させるように構成さ
れているディジタル処理直交変調器が提供される。
【0014】
【作用】一般に、変調器の入力部に配置されているディ
ジタルフィルタは、入力信号に対して等間隔で各位相の
振幅値をディジタル演算により求めることで、所要の特
性を満足させている。また通常、ディジタル信号処理の
サンプル数に応じて発生する折り返し雑音はアナログフ
ィルタを用いて除去し、演算により求めた位相以外の振
幅値はこのアナログフィルタによりスムージングされ、
最終的な信号波形が生成される。一方、ディジタル信号
処理を用いた直交変調において、直交キャリア信号を0
°、90°、180°、270°で発生させた場合、片
チャネルの振幅値が0となるため、Iチャネル信号とQ
チャネル信号とを全く独立に扱うことができる。
【0015】このため、図3に示すように信号合成によ
り変調波を生成してもIチャネルとQチャネルとの間の
干渉は発生しない。さらにアナログフィルタを用いて高
調波を除去した後でもIチャネルとQチャネルとの直交
関係は保たれているため、互いに干渉することはない。
このため、ディジタルフィルタ出力の1タイムスロット
に任意の周期のキャリア信号を重畳することができる。
しかしながら、この手法ではチャネル間にタイミング位
相差が発生するため、図4に示すようにIチャネル及び
Qチャネル間でディジタルフィルタの位相特性をPdif
分あらかじめずらしておき、信号合成による位相差を補
償する。
【0016】一般にデータ伝送に用いられる波形整形フ
ィルタの伝達関数はコサインロールオフ特性などほとん
どが、t=0に関して偶対称である。このため、図4に
示すように各チャネルの位相特性をPdif /2だけ左右
に均等にずらして時間軸を反転させた場合、同一の波形
応答となる。
【0017】従って、例えばIチャネル用に設計したタ
ップ係数を時間軸を反転させて使用することにより、Q
chのタップ係数として用いることができる。またこの
時、信号合成により変調波を生成する方法を用いること
でフィルタ回路の動作速度を従来よりも低く抑えること
ができるため、フィルタ回路を時分割処理が可能とな
る。
【0018】
【実施例】図2は、本発明の一実施例における変調器全
体の構成を概略的に示すブロック図である。同図におい
て、AはIチャネルの信号入力端子、BはQチャネルの
信号入力端子、1は信号入力端子A及びBに接続された
波形整形ディジタルフィルタをそれぞれ示している。デ
ィジタルフィルタ1のIチャネル信号出力端子Cには、
直交変調回路2における4入力信号合成回路(4入力マ
ルチプレクサ)202の第1の入力端子が直接的に接続
されており、さらに補数回路201I を介してマルチプ
レクサ202の第3の入力端子が接続されている。ディ
ジタルフィルタ1のQチャネル信号出力端子Dには、直
交変調回路2におけるマルチプレクサ202の第2の入
力端子が直接的に接続されており、さらに補数回路20
Q を介してマルチプレクサ202の第4の入力端子が
接続されている。
【0019】クロック入力端子Eはms倍用のクロック
逓倍回路8に接続されている。このクロック逓倍回路8
の出力端子は、波形整形ディジタルフィルタ1のクロッ
ク入力端子と2mc倍用のクロック逓倍回路9とに接続
されている。ただし、ms及びmcは整数である。この
クロック逓倍回路9の出力端子は、マルチプレクサ20
2のクロック入力端子に接続されている。マルチプレク
サ202の出力端子は、ディジタル−アナログ変換器
3、バンドパスフィルタ(BPF)3、ミキサ5及びB
PF6を介して変調信号出力端子Fに接続されている。
ミキサ5には、さらに、ローカル発振器7の出力端子が
接続されている。
【0020】この構成において各チャネルの入力信号
は、波形整形ディジタルフィルタ1において波形整形さ
れた後、各チャネル毎に出力される。また、入力信号に
同期したクロック信号を入力し、ms倍用のクロック逓
倍回路8及び2mc倍用のクロック逓倍回路9を用いて
信号処理用のクロックを発生させる。そして、ディジタ
ルフィルタの出力信号の1タイムスロット毎に補数回路
201I 及201Q 並びにマルチプレクサ202を用い
て、以下に示す順序(即ち、ディジタルフィルタ1のI
チャネル出力、ディジタルフィルタ1のQチャネル出
力、補数回路201I の出力、補数回路201Q の出力
という順序)で合成することにより、図3に示すような
変調出力を得る。
【0021】
【数1】
【0022】この場合、チャネル間にタイミング位相差
が発生するため、図4に示すようにIチャネル及びQチ
ャネル間でディジタルフィルタの位相特性をあらかじめ
ずらしておき、信号合成による位相差を補償する。この
ため、ディジタルフィルタ1を以下のように設計する。
【0023】本発明におけるIチャネル及びQチャネル
間のタイミング位相差Pdif は、 Pdif =T/(ms×2mc) (1) で示される。ここで、Tは信号周期、msはディジタル
フィルタのサンプル数、mc/2は1タイムスロットに
重畳するキャリア周期である。図3の例(ms=4、m
c=2)においては、Iチャネル及びQチャネル間の位
相差は式(1)より、Pdif =T/16となる。また、
I、Qの順序で合成されるため、Qチャネル信号はIチ
ャネル信号より位相が遅れる。そのため、フィルタの単
一パルス応答をr(t)とした場合、 Iチャネル: r(kT/4+T/32) Qチャネル: r(kT/4−T/32) (ただし、k=0、1、2・・・) のように位相差の補償を両チャネルに均等に配分した単
一パルス応答を用い、片方のチャネル(例えば、Iチャ
ネル)の単一パルス応答を用いてタップ係数を決定す
る。
【0024】図1は、図2の実施例における波形整形フ
ィルタの具体的な構成例を示すブロック図である。この
例では波形整形フィルタとしてFIR型ディジタルフィ
ルタを用いている。
【0025】図1において、101I0〜101I(K-1)
Iチャネルの信号入力端子Aに直列接続された遅延回
路、101Q0〜101Q(K-1)はQチャネルの信号入力端
子Bに直列接続された遅延回路をそれぞれ示している。
Iチャネルの信号入力端子A及び遅延回路101Q(K-1)
の出力端子は2入力信号合成回路1020 の入力端子
に、遅延回路101I0の出力端子及び遅延回路101
Q(K-2)の出力端子は2入力信号合成回路1021 の入力
端子に、…、遅延回路101I(K-2)の出力端子及び遅延
回路101Q0の出力端子は2入力信号合成回路102
K-1 の入力端子に、遅延回路101I(K-1)の出力端子及
びQチャネルの信号入力端子Bは2入力信号合成回路1
02K の入力端子にそれぞれ接続されている。2入力信
号合成回路1020 〜102K の出力端子は乗算器10
0 〜103K の一方の入力端子にそれぞれ接続されて
おり、これら乗算器1030 〜103K の他方の入力端
子にはタップ係数a0 〜aK がそれぞれ印加されるよう
に構成されている。乗算器1030〜103K の出力端
子は信号分配回路1040 〜104K の入力端子にそれ
ぞれ接続されており、これら各信号分配回路1040
104K の2つの出力端子は多入力加算器105I 及び
105Q の入力端子にそれぞれ接続されている。多入力
加算器105I 及び105Q の出力端子は、Iチャネル
信号出力端子C及びQチャネル信号出力端子Dにそれぞ
れ接続されている。
【0026】遅延回路101I0〜101I(K-1)及び10
Q0〜101Q(K-1)によって、各チャネルの入力信号は
互いに逆方向にτ(=T/4)時間づつシフトされ、2
入力信号合成回路(2−1セレクタ回路)1020 〜1
02K によって合成される。その後、乗算器1030
103K において、タップ係数a0 〜aK との乗算が行
われる。そして、乗算器1030 〜103K の出力は、
1−2信号分配回路1040 〜104K により、各チャ
ネル信号に分配され、多入力加算器105I 及び105
Q で各タップ出力が全て加算されることにより、両チャ
ネルのフィルタ出力信号が得られる。
【0027】図5は、図2の実施例における波形整形フ
ィルタの具体的な他の構成例を示すブロック図である。
この例では波形整形フィルタとしてBTF型ディジタル
フィルタを用いている。
【0028】図5において、106I0〜106I(K-1)
Iチャネルの信号入力端子Aに直列接続された遅延回
路、106Q0〜106Q(K-1)はQチャネルの信号入力端
子Bに直列接続された遅延回路をそれぞれ示している。
Iチャネルの信号入力端子A及び遅延回路106Q(K-1)
の出力端子、遅延回路106I0の出力端子及び遅延回路
106Q(K-2)の出力端子、…、遅延回路106I(K-2)
出力端子及び遅延回路106Q0の出力端子、並びに遅延
回路106I(K-1)の出力端子及びQチャネルの信号入力
端子Bは、2入力信号合成回路102の入力端子にそれ
ぞれ接続されている。2入力信号合成回路102の出力
端子は各位相の波形ROM1070 〜1073 の入力端
子に接続されている。波形ROM1070 〜1073
出力端子は信号分配回路1040 〜1043 の入力端子
にそれぞれ接続されている。信号分配回路1040 の一
方の出力端子は多入力加算器105I の入力端子に直接
的に接続されており、他方の出力端子は3T/4の遅延
回路108Q を介して多入力加算器105Q の入力端子
に接続されている。信号分配回路1041 の一方の出力
端子はT/4の遅延回路110I を介して多入力加算器
105I の入力端子に接続されており、他方の出力端子
はT/2の遅延回路109Q を介して多入力加算器10
Q の入力端子に接続されている。信号分配回路104
2 の一方の出力端子はT/2の遅延回路109I を介し
て多入力加算器105I の入力端子に接続されており、
他方の出力端子はT/4の遅延回路110Q を介して多
入力加算器105Q の入力端子に接続されている。信号
分配回路1043 の一方の出力端子は3T/4の遅延回
路108I を介して多入力加算器105I の入力端子に
接続されており、他方の出力端子は直接的に多入力加算
器105Q の入力端子に接続されている。多入力加算器
105I 及び105Q の出力端子は、Iチャネル信号出
力端子C及びQチャネル信号出力端子Dにそれぞれ接続
されている。
【0029】遅延回路106I0〜106I(K-1)及び10
Q0〜106Q(K-1)によって、各チャネルの入力信号は
互いに逆方向にT時間づつシフトされ、2入力信号合成
回路(2−1セレクタ回路)102によって合成され
る。その後、各位相の波形ROM1070 〜1073
ら振幅情報が出力される。そして、波形ROM1070
〜1073 の出力は1−2信号分配回路1040 〜10
3 によって各チャネル信号に分配され、 Iチャネル Qチャネル Phase−0 0 3T/4 Phase−1 T/4 T/2 Phase−2 T/2 T/4 Phase−3 3T/4 0 のように、各位相の出力信号に対して逆の遅延時間が与
えられた後に、多入力加算器105I 及び105Q で各
タップ出力が全て加算されることにより、両チャネルの
フィルタ出力信号が得られる。
【0030】以上述べた実施例は全て本発明を例示的に
示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は
他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができ
る。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等
範囲によってのみ規定されるものである。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明では、
各チャネルの位相特性を、ディジタル処理を用いた直交
変調演算において発生するチャネル間のタイミング位相
差の半分だけ時間軸上で前後に均等にずらした単一パル
ス応答からIチャネル及びQチャネルの一方のチャネル
のタップ係数a 、a 、・・・、a を決定し、Iチ
ャネル及びQチャネルの他方のチャネルのタップ係数を
、a k−1 、・・・、a とこの一方のチャネルの
タップ係数に対して時間軸上で反転させることにより、
上述したタイミング位相差に相当する位相差を両チャネ
ルの入力信号間に与えるようにしている。即ち、ディジ
タルフィルタの位相特性をPdif /2だけずらして
設計し、時間軸を反転させてタップ係数を使用すること
により、複雑な回路を付加することなく、フィルタ回路
を時分割で使用することができ、ディジタルフィルタの
回路規模を削減が可能となる。また、本発明によれば、
ディジタルフィルタの動作速度が変調用クロックの1/
2以下であるため、時分割で共用した場合でも、これは
速度的に変調用クロックを越えることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の実施例における波形整形フィルタの具体
的な構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の全体構成を概略的に示すブ
ロック図である。
【図3】図2の実施例における信号処理例のタイミング
チャートである。
【図4】図2の実施例における各チャネルのディジタル
フィルタに与える単一パルス応答を示す図である。
【図5】波形整形フィルタの他の具体的な構成例を示す
ブロック図である。
【図6】従来の1つの構成例を示すブロック図である。
【図7】従来の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
A Iチャネル信号入力端子 B Qチャネル信号入力端子 C Iチャネル信号出力端子 D Qチャネル信号出力端子 E クロック信号入力端子 F 変調信号出力端子 G 変調用クロック信号入力端子 1 波形整形ディジタルフィルタ 2 直交変調回路 3 ディジタル−アナログ変換器 4、6 バンドパスフィルタ 5 ミキサ 7 ローカル発振器 8 フィルタ用クロック逓倍回路 9 変調用クロック逓倍回路 101I0〜101I(K-1)、101Q0〜101Q(K-1)、1
06I0〜106I(K-1)、106Q0〜106Q(K-1)、10
I 、108Q 、109I 、109Q 、110I 、11
Q 遅延回路 102、1020 〜102K 2入力信号合成回路 1030 〜103K 乗算器 1040 〜104K 信号分配回路 105I 、105Q 多入力加算器 1070 〜1073 波形ROM 202 4入力信号合成回路 201I 、201Q 補数回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−179945(JP,A) 特開 平7−38381(JP,A) 特開 平6−244876(JP,A) 特開 平4−239254(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Iチャネル及びQチャネルの各n系列
    (nは1以上の整数)のディジタル信号を入力しディジ
    タル信号処理を用いて直交変調を行なう方法であって、
    各チャネルの位相特性を、ディジタル処理を用いた直交
    変調演算において発生するチャネル間のタイミング位相
    差の半分だけ時間軸上で前後に均等にずらした単一パル
    ス応答からIチャネル及びQチャネルの一方のチャネル
    のタップ係数a 、a 、・・・、a を決定し、該I
    チャネル及びQチャネルの他方のチャネルのタップ係数
    をa 、a k−1 、・・・、a と前記一方のチャネル
    のタップ係数に対して時間軸上で反転させることによ
    り、前記タイミング位相差に相当する位相差を両チャネ
    ルの入力信号間に与えるようにしたことを特徴とするデ
    ィジタル処理直交変調方法。
  2. 【請求項2】 Iチャネル及びQチャネルの各n系列
    (nは1以上の整数)のディジタル信号を入力しディジ
    タル信号処理を用いて直交変調を行なう直交変調器であ
    って、ディジタル処理を用いた直交変調演算において発
    生するチャネル間のタイミング位相差に相当する位相差
    を各チャネルの入力信号間に与えるディジタルフィルタ
    を備えており、該ディジタルフィルタが各チャネルの位
    相特性を前記タイミング位相差の半分だけ時間軸上で前
    後に均等にずらした単一パルス応答からIチャネル及び
    Qチャネルの一方のチャネルのタップ係数a 、a
    ・・・、a を決定し、該Iチャネル及びQチャネルの
    他方のチャネルのタップ係数をa 、a k−1 、・・
    ・、a と前記一方のチャネルのタップ係数に対して時
    間軸上で反転させるように構成されていることを特徴と
    するディジタル処理直交変調器。
JP20303394A 1994-07-20 1994-08-05 ディジタル処理直交変調方法及び直交変調器 Expired - Fee Related JP3391012B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20303394A JP3391012B2 (ja) 1994-08-05 1994-08-05 ディジタル処理直交変調方法及び直交変調器
DE69534666T DE69534666T2 (de) 1994-07-20 1995-07-17 Digitaler Quadraturmodulator
EP95304966A EP0693844B1 (en) 1994-07-20 1995-07-17 Digital quadrature modulator
US08/503,478 US5534828A (en) 1994-07-20 1995-07-18 Digitized quadrature modulator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20303394A JP3391012B2 (ja) 1994-08-05 1994-08-05 ディジタル処理直交変調方法及び直交変調器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0851466A JPH0851466A (ja) 1996-02-20
JP3391012B2 true JP3391012B2 (ja) 2003-03-31

Family

ID=16467241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20303394A Expired - Fee Related JP3391012B2 (ja) 1994-07-20 1994-08-05 ディジタル処理直交変調方法及び直交変調器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3391012B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6763072B1 (en) * 1999-08-25 2004-07-13 Victor Company Of Japan, Ltd. Method and apparatus for modulation and demodulation related to orthogonal frequency division multiplexing

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0851466A (ja) 1996-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2926615B2 (ja) Ssb信号発生器
JPH0828649B2 (ja) ディジタルフィルタ
WO1986005936A1 (en) Digital zero-if selectivity section
US5828707A (en) Differential detecting apparatus for detecting phase difference of phase-modulated signal
US4312062A (en) System for digitally converting baseband channel signals into a frequency-division multiplex signal and vice versa
JPH02190033A (ja) 並列処理形トランスバーサル等化器
JPH07162383A (ja) Fmステレオ放送装置
JP3391012B2 (ja) ディジタル処理直交変調方法及び直交変調器
JPH0846657A (ja) 遅延検波方法および装置
JP3575992B2 (ja) ディジタル変調装置
JP3294017B2 (ja) 複素ベースバンド信号のデジタル発生方法
JP3191895B2 (ja) Ssb変調器
JP3206773B2 (ja) ディジタル信号処理型直交変調器
JP3823460B2 (ja) データ処理装置および方法
JP2843699B2 (ja) デジタル化直交変調器
JPH0646096A (ja) デジタル復調器
JPH0851461A (ja) 伝送速度可変型直交変調装置
JPH0669969A (ja) 4相位相変調器
JP3230786B2 (ja) ディジタル化直交位相変調回路
JP3960692B2 (ja) デジタル直交変調器
JP4632929B2 (ja) 復調装置
JP3100018B2 (ja) 直交位相変調回路
JPH07143196A (ja) デジタル直交変調器
JPH05207080A (ja) 変調器
JPH0823359A (ja) ディジタル直交変調器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021217

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100124

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110124

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110124

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120124

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130124

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees