JP3100018B2 - 直交位相変調回路 - Google Patents

直交位相変調回路

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JP3100018B2
JP3100018B2 JP18419393A JP18419393A JP3100018B2 JP 3100018 B2 JP3100018 B2 JP 3100018B2 JP 18419393 A JP18419393 A JP 18419393A JP 18419393 A JP18419393 A JP 18419393A JP 3100018 B2 JP3100018 B2 JP 3100018B2
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和彦 関
徹 阪田
修三 加藤
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TDMA(時分割多元
接続)通信方式において、バースト信号ごとにキャリア
周波数の切り替えを行う直交位相変調回路に関する。本
発明は、キャリアホッピングを行うTDMA通信方式を
用いる衛星通信方式や移動通信方式の送信部において利
用される。
【0002】
【従来の技術】TDMA通信方式では、通信回線の有効
利用を図るためバースト信号ごとに周波数を変更できる
構成とし、その実効的な通信容量の増大を図っている。
また、通信装置の小型化・低消費電力化の点から、ベー
スバンド部だけでなく、変復調部においても回路のディ
ジタル化が積極的に進められている。
【0003】バースト信号ごとの周波数の変更をディジ
タル回路部で行うものとして、図4に示す構成が提案さ
れている(山田他“サンプル周期変換型FH変調器の構
成”1992年電子情報通信学会春季大会 講演番号B
−359)。
【0004】この図4に示された回路動作を説明する。
入力されるベースバンド信号491をベースバンド波形
整形回路401により波形整形する。この波形整形され
たベースバンド信号491は、複素位相情報で周波数シ
フト回路402に与えられる。周波数シフト回路402
は、チャネルに対応するキャリア周波数を指示するキャ
リア周波数指示信号492に基づいて出力される1サン
プリングあたりの位相変化量をそれぞれデータの実数成
分および虚数成分ごとに加算して中間周波信号に変換す
る。周波数変換された中間周波信号は、D/A変換回路
404、405でそれぞれアナログ信号に変換され、そ
れぞれ低域通過フィルタ406、407で高調波成分が
除去されたのち直交位相変調器408内で固定周波数の
キャリア信号を発生するオシレータ410から出力され
る無線周波信号を直交変調される。この直交変調された
無線周波信号は帯域通過フィルタ411で不要波が除去
された後無線周波信号(RF信号)493として出力さ
れ、後段に設けられた無線信号増幅部に導かれる。
【0005】この提案は、D/A変換回路404、40
5より前のディジタル回路の部分でキャリア周波数指示
信号により必要な全ての周波数の変更を行う構成である
ため、1シンボル以内の高速な周波数変換が可能である
利点がある。また、オシレータ410からは固定周波数
が出力され、直交変調器408では、固定周波数で直交
変調器を動作させるため、移相器および変調器の特性の
最適化が容易である利点がある。
【0006】しかし、この提案の構成では、例えばキャ
リア周波数が1.9GHz帯で、キャリア周波数間隔と
して300kHzとして50チャネル程度の出力信号を
得るためには、中間周波信号の帯域が15MHz以上と
なるので、ディジタル回路を高速で動作させる必要があ
り、特にD/A変換回路404、405を20MHz以
上の高速で動作させる必要がある。このため、低消費電
力化を図ることが難しい問題があった。また、複素位相
成分を2系統のD/A変換回路404、405で出力さ
せるため、出力振幅と直流オフセットとを一致させる調
整が必要である問題があった。
【0007】一方、変調部をディジタル回路化する技術
として、図5の提案がなされている(阪田他“ディジタ
ル化π/4シフトQPSK変調器”1993電子情報通
信学会春季大会 講演番号B−303)。
【0008】この図5の変調回路の動作を説明する。ベ
ースバンド信号591は、波形整形回路501により波
形整形され、選択変調回路502に入力される。選択変
調回路502は、波形整形後のベースバンドデータの実
数成分と虚数成分をサンプリングクロックに同期して選
択することにより、ディジタル回路内で中間周波信号を
生成する。このディジタル中間周波信号をD/A変換回
路503でアナログ信号に変換したのち、低域通過フィ
ルタ504を通して高調波成分を除去する。この低域通
過フィルタ504の出力は、キャリア周波数指示信号5
92により指示された周波数のキャリア信号を参照信号
594に基づいて位相同期して出力する出力するシンセ
サイザ507からの無線周波信号とミキサ505で混合
され、帯域通過フィルタ506で不要波を除去したのち
無線周波信号(RF信号)593として出力される。
【0009】この提案の回路は、ディジタル回路内で変
調を行うため、D/A変換回路が一つで済み、無調整化
できるとともに、その動作速度が数MHz程度でよいた
め、実用性が高い利点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この回路は、
バースト信号ごとのキャリア周波数変更をキャリア周波
数指示信号592に基づいてシンセサイザ507が行う
ためには、シンセサイザの周波数設定時間をTDMAフ
レームのバースト信号間に設けられているガードタイム
以下にする必要がある。
【0011】しかし、周波数設定時間をガードタイム以
下にするには、高速周波数引き込み可能なシンセサイザ
が必要であるが、参照信号に位相同期した信号をガード
タイム以下で出力できるシンセサイザはいまだ得られて
いない。また、シンセサイザ内のD/A変換回路が1M
Hz以下の低速動作でもよいシンセサイザはまだ実現で
きていない。
【0012】本発明は上述の問題を解決するもので、キ
ャリア周波数指示信号の上位桁と下位桁を分離し、下位
桁で指示される複数の中間周波信号により直交位相変調
を行って、キャリア周波数指示信号の上位桁で指示され
る切替数をもつシンセサイザからのキャリア信号と混合
して無線周波信号を生成することにより、シンセサイザ
の周波数設定時間を短縮し、ディジタル回路の動作周波
数を低下させることができる直交変調回路を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、直交する二つ
のベースバンドのディジタル信号の波形整形を行う波形
整形回路と、この波形整形されたディジタル信号を変調
入力として位相変調された変調出力信号を出力する周波
数変換位相変調部と、この周波数変換位相変調部の出力
をアナログ信号に変換するD/A変換回路と、変換され
たアナログ信号の高調波成分を除去する低域通過フィル
タと、キャリア周波数指示信号に基づいてキャリア信号
を出力するシンセサイザと、このシンセサイザの出力す
るキャリア信号と前記低域通過フィルタの出力信号とを
混合して無線周波信号に変換するミキサと、このミキサ
の出力から不要波を除去する帯域通過フィルタとを備え
た直交位相変調回路において、前記周波数変換位相変調
部は、前記キャリア周波数指示信号の下位桁が入力さ
れ、その下位桁で指示される周波数の正弦波および余弦
波を出力する直交正弦波発生回路と、前記波形整形回路
の出力ディジタル信号と前記直交正弦波発生回路の出力
する正弦波および余弦波とをそれぞれ乗算する周波数変
換回路と、この周波数変換回路の出力をサンプリング
し、交互に選択して直交位相変調された変調出力信号を
出力する選択変調回路とを備え、前記シンセサイザには
前記キャリア周波数指示信号の上位桁が入力されること
を特徴とする。
【0014】また周波数変換位相変調部は、キャリア周
波数指示信号の下位桁が入力されその入力を累積加算し
て出力する位相累積回路と、この位相累積加算回路の出
力により出力位相が設定される正弦波発生回路および余
弦波発生回路と、サンプリングクロックに基づいて前記
正弦波発生回路および余弦波発生回路の出力を選択しそ
の符号の反転をさせる選択反転回路と、この選択反転回
路の二つの出力を前記波形整形回路の出力の直交する二
つのベースバンド信号とそれぞれ乗算する二つの乗算器
と、この乗算器の出力を加算する加算器とを備えたこと
を特徴とする。
【0015】
【作用】本発明では、キャリア周波数の切替をシンセサ
イザとディジタル回路で構成された位相変調を行う周波
数変換位相変調部とで分担することにより、高速にキャ
リア周波数の切替を行うものである。
【0016】本発明では、ディジタル回路で構成された
周波数位相変調部で、ベースバンド信号に対して、キャ
リア周波数指示信号の下位桁で指示される複数の周波数
の直交正弦波でもって周波数変換され直交位相変調され
た変調出力信号を生成する。この位相変調された変調出
力信号とキャリア周波数指示信号の上記桁に基づいてキ
ャリア信号を出力するシンセサイザの出力キャリア信号
と混合して、位相変調された無線周波信号を生成する。
【0017】周波数変換位相変調部では、すべてのチャ
ネルに対応して変調を行う必要はなくキャリア周波数指
示信号の下位桁で指示された少数の低い周波数の直交正
弦波を発生させて周波数変換および直交位相変調を行
う。このため、ディジタル回路の動作速度は遅いもので
よく、またD/A変換回路の動作速度も図4に示す構成
のように高速である必要はない。
【0018】また、発生するキャリア信号のチャネル数
は、発生する直交正弦波の数と、シンセサイザで発生す
るキャリア数との積となるため、例えば、ディジタル回
路で発生する直交正弦波の数をN波とすれば、シンセサ
イザで発生する必要のあるキャリア数は1/Nに減少
し、シンセサイザ内でのキャリアの切替数は1/Nにな
る。これにより、シンセサイザ内での切替数が減少する
ので、参照信号は、それに対応してN倍の高い周波数に
することができ、位相引き込み力を強くできるため、位
相引き込み速度を高速にでき、周波数設定時間を短縮で
きる。
【0019】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0020】図1は、本発明一実施例の直交位相変調回
路の構成を示すものである。本実施例の直交位相変調回
路は、直交するベースバンドディジタル信号191が入
力され波形整形を行う波形整形回路100と、この波形
整形されたディジタル信号を変調入力として位相変調さ
れた変調出力信号を出力する周波数変換位相変調部11
0と、この周波数変換位相変調部110の出力をアナロ
グ信号に変換するD/A変換回路103と、変換された
アナログ信号の高調波成分を除去する低域通過フィルタ
104と、キャリア周波数指示信号192に基づいてキ
ャリア信号を出力するシンセサイザ107と、このシン
セサイザ107の出力するキャリア信号と前記低域通過
フィルタ104の出力信号とを混合して無線周波信号に
変換するミキサ105と、このミキサ105の出力から
不要波を除去する帯域通過フィルタ106とを備え、周
波数変換位相変調部110は、キャリア周波数指示信号
192の下位桁が入力され、その下位桁で指示される周
波数の正弦波および余弦波を出力する直交正弦波発生回
路108と、波形整形回路100の出力ディジタル信号
と直交正弦波発生回路108の出力する正弦波および余
弦波とをそれぞれ乗算する周波数変換回路101と、こ
の周波数変換回路101の出力をサンプリングし、交互
に選択して直交位相変調された変調出力信号を出力する
選択変調回路102とを備え、シンセサイザ107には
キャリア周波数指示信号192の上位桁が入力されるこ
とを特徴とする。
【0021】ここで、本実施例の特徴は、周波数変換位
相変調部110とシンセサイザ107とでキャリア周波
数切替を分担して行うことにより、シンセサイザ107
での周波数設定時間を短縮し、直交変調部をディジタル
化したところにある。
【0022】本実施例の動作を説明する。
【0023】直交正弦波発生回路108の直交する出力
をXi 、Yq とし、サンプリングタイムをtとし、キャ
リア周波数指示信号192をΔθとすると、Xi 、Yq
は、 Xi =cos(θ(t-1) +Δθ) Xq =sin(θ(t-1) +Δθ) (1) で与えられる。波形整形後の直交するベースバンド信号
をIi (t) 、Qi (t) とすると、周波数変換後の直交す
るベースバンド信号It 、Qt は次の(2)式で与えら
れる。
【0024】 It =Ii (t)*Xi −Qi (t)*Xqt =Ii (t)*Xq +Qi (t)*Xi (2) このとき、選択変調回路102の出力は次(3)式のよ
うになり、周波数変換された変調信号が得られる。
【0025】 I1,Q2,−I3,−Q4,I5,Q6,・・・・,It,Qt+1,−It+2,−Qt+3 (3) これにより、ディジタル回路内でベースバンド信号が直
交正弦波発生回路108で発生された数の周波数により
周波数変換された後、位相変調を受ける。このため、シ
ンセサイザ107では、その直交正弦波発生回路108
で発生させた数分だけ発生させるキャリア周波数を出力
する必要はなくなる。このため、シンセサイザの内の切
替数は、発生させるチャネル数より減少し、シンセサイ
ザ107に入力する参照信号193の周波数は、直交正
弦波発生回路108で発生させる周波数の数分高く設定
でき、位相引き込み速度を速くできる。
【0026】具体的に数値を挙げて説明する。
【0027】本実施例のTDMA方式では、キャリア周
波数として1.9GHz帯でそれぞれ300kHz間隔
でチャネルが設けられる諸元とする。ベースバンド信号
191として、中心周波数を192kHzとするI信号
と、Q信号が入力される。直交正弦波発生回路108と
しては、0kHz、300kHz、600kHz、90
0kHzの4つの周波数を発生するものとする。これは
キャリア周波数指示信号192の下位の2桁により指示
される。周波数変換回路101では、192kHzに直
交正弦波発生回路108の出力直交正弦波信号を乗算し
て、3.072MHzを中心周波数とする周波数変換さ
れた信号を生成する。この周波数変換された信号を選択
変調回路102で、4倍のサンプリング速度で実数成分
と虚数成分とを交互に選択する選択直交変調を行う。こ
の選択変調された信号をD/A変換回路103でアナロ
グ信号に変換することにより、D/A変換回路103の
出力には768kHzを中心周波数とする位相変調され
た中間周波信号が得られる。
【0028】シンセサイザ107は、キャリア周波数指
示信号192の下位2桁を除いた上位桁が入力され、
1.2MHz間隔で1900.0MHz、1901.2
MHz、1902.4MHz、1903.6MHz、・
・・のキャリア信号を出力する。シンセサイザ107の
出力する1.2MHz間隔のキャリア信号と768kH
zを中心周波数とし300kHz間隔の中間周波信号と
をミキサ105で混合することにより、1.9GHz帯
で300kHz間隔に配置されるチャネルのキャリア信
号を発生できる。
【0029】このため、シンセサイザ107では、発生
するキャリア周波数間隔を、300kHzの4倍にする
ことができる。これは、シンセサイザ107の周波数切
替回数を図5に示す従来の方式に比べて1/4にするこ
とであり、これに伴い参照信号193の周波数を従来の
4倍(1.2MHz)にすることができ、参照信号に対
する位相引き込み速度を速くできる。
【0030】これを図3で説明する。図3は、周波数変
換位相変調部110内で発生する内部生成キャリア数の
増加によりシンセサイザ107での周波数設定時間が短
縮される様子を示すもので、内部で4波を生成するだけ
で、シンセサイザ107の周波数設定時間を75%以上
短縮することができることを示している。
【0031】図2は、周波数変換位相変調部110の別
の構成を示すものである。図1に示す回路構成は、周波
数変換回路を複素乗算回路により構成しているが、一般
に複素乗算回路の規模は大きくなり、低消費電力化の問
題が残っている。このため、周波数変換位相変調部11
0を複素乗算時の対称性を利用して簡易化することが可
能である。
【0032】この図2に示す周波数変換位相変調部11
0は、キャリア周波数指示信号192が入力されその出
力を累積加算する位相累積回路207と、その位相累積
回路207の出力をアドレスとする余弦波発生回路20
5および正弦波発生回路206と、入力されるサンプリ
ングクロック294に基づいて、余弦波発生回路205
および正弦波発生回路206の出力を選択および反転さ
せる選択反転回路204と、この選択反転回路204の
二つの出力および波形整形後のデータの実数成分291
(I)、虚数成分292(Q)をそれぞれ入力とする乗
算器201、202と、この乗算器201、202の出
力を加算して変調中間周波信号293として出力する加
算器203とを備える。
【0033】この動作を表1を参照して説明する。
【0034】位相累積回路207はアドレス発生回路と
して使用され、キャリア周波数指示信号の下位桁で指示
される周波数を発生するために、余弦波発生回路205
および正弦波発生回路206のアドレスを位相累積回路
207から出力し、この出力を累積加算しながら出力し
てアドレス入力とすることにより、所望の周波数の余弦
波および正弦波が発生できる。キャリア周波数指示信号
192を位相累積回路207は累積加算しながら出力す
るため、その出力アドレス値の変化幅を指定されたキャ
リア周波数に対応して変化させ、余弦波発生回路20
5、正弦波発生回路206とで指定された周波数の余弦
波および正弦波を発生できる。
【0035】変調信号に与える実数成分と虚数成分は、
同位相の正弦波と余弦波を符号を変えてベースバンド信
号に積和演算して得られるものであるため、これをサン
プリングごとに表1に示すように交互に正弦波および余
弦波を選択すればよい。すなわちサンプリングクロック
に従って、正弦波および余弦波を選択し、符号を付与し
て乗算器201、202の入力とすることにより周波数
変換と直交変調とを同時に実現できる。これにより、複
素乗算回路を用いることなく、簡易な構成で周波数変換
位相変調部110を構成することが可能である。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、キャ
リア周波数の切替を周波数変換位相変調部とシンセサイ
ザとで分担し、キャリア周波数指示信号を上位桁と下位
桁に分け、下位桁で指示される周波数は中間周波での周
波数変換位相変調部で周波数変換と位相変調を行い、キ
ャリア信号を発生するシンセサイザで発生するキャリア
信号の切替間隔を広くすることができ、その周波数切替
数を少なくできる。このため、シンセサイザの同期引き
込み速度を速くすることができ、周波数設定時間を短縮
できる。
【0038】また、簡易な構成で周波数変換位相変調部
をディジタル回路で構成でき、その動作周波数を低い動
作周波数の回路で構成できるため、通信装置の小型化を
図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の直交位相変調回路の構成を示
すブロック図。
【図2】本発明の他の実施例の周波数変換位相変調部の
構成を示すブロック図。
【図3】本発明の効果を示すシンセサイザの周波数設定
時間比率と周波数変換位相変調部で発生するキャリア数
との比率の対応図。
【図4】従来例の構成を示すブロック図。
【図5】従来例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
100、401、501 波形整形回路 101 周波数変換回路 102、502 選択変調回路 103、404、405、503 D/A変換回路 104、406、407、504 低域通過フィルタ 105、505 ミキサ、 106、411、506 帯域通過フィルタ 107、507 シンセサイザ 108 直交正弦波発生回路 110 周波数変換位相変調部 191、491、591 ベースバンド信号 192、492、592 キャリア周波数指示信号 193、594 参照信号 194、493、593 無線周波信号 201、202 乗算器 203 加算器 204 選択反転回路 205 余弦波発生回路 206 正弦波発生回路 207 位相累積回路 291、292 ベースバンド信号 293 変調中間周波信号 294 サンプリングクロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−274642(JP,A) 特開 平3−35640(JP,A) 特開 平4−123636(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/69 - 1/713 H04J 13/00 - 13/06 H04L 27/00 - 27/38 H04J 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交する二つのベースバンドのディジタ
    ル信号の波形整形を行う波形整形回路と、 この波形整形されたディジタル信号を変調入力として位
    相変調された変調出力信号を出力する周波数変換位相変
    調部と、 この周波数変換位相変調部の出力をアナログ信号に変換
    するD/A変換回路と、 変換されたアナログ信号の高調波成分を除去する低域通
    過フィルタと、 キャリア周波数指示信号に基づいてキャリア信号を出力
    するシンセサイザと、 このシンセサイザの出力するキャリア信号と前記低域通
    過フィルタの出力信号とを混合して無線周波信号に変換
    するミキサと、 このミキサの出力から不要波を除去する帯域通過フィル
    タと を備えた直交位相変調回路において、前記周波数変換位相変調部は、 前記キャリア周波数指示信号の下位桁が入力され、その
    下位桁で指示される周波数の正弦波および余弦波を出力
    する直交正弦波発生回路と、 前記波形整形回路の出力ディジタル信号と前記直交正弦
    波発生回路の出力する正弦波および余弦波とをそれぞれ
    乗算する周波数変換回路と、 この周波数変換回路の出力をサンプリングし、交互に選
    択して直交位相変調された変調出力信号を出力する選択
    変調回路と を備え、 前記シンセサイザには前記キャリア周波数指示信号の上
    位桁が入力される ことを特徴とする直交位相変調回路。
  2. 【請求項2】 直交する二つのベースバンドのディジタ
    ル信号の波形整形を行う波形整形回路と、 この波形整形されたディジタル信号を位相変調されたデ
    ィジタル信号の中間周波信号に変換する周波数変換位相
    変調部と、 この周波数変換位相変調部の出力をアナログ信号に変換
    するD/A変換回路と、 変換されたアナログ信号の高調波成分を除去する低域通
    過フィルタと、 キャリア周波数指示信号に基づいてキャリア信号を出力
    するシンセサイザと、 このシンセサイザの出力するキャリア信号と前記低域通
    過フィルタの出力信号とを混合して無線周波信号に変換
    する混合器と、 この混合器の出力から不要波を除去する帯域通過フィル
    タとを備えた直交位相変調回路において、 前記周波数変換位相変調部は、 キャリア周波数指示信号の下位桁が入力されその入力を
    累積加算して出力する位相累積回路とこの位相累積加算回路の出力により出力位相が設定され
    る正弦波発生回路および余弦波発生回路とサンプリングクロックに基づいて前記正弦波発生回路お
    よび余弦波発生回路の出力を選択しその符号の反転をさ
    せる選択反転回路とこの選択反転回路の二つの出力を前記波形整形回路の出
    力の直交する二つのベースバンド信号とそれぞれ乗算す
    る二つの乗算器とこの乗算器の出力を加算する加算器と を備え、 前記シンセサイザには前記キャリア周波数指示信号の上
    位桁が入力されることを特徴とする直交位相変調回路。
JP18419393A 1993-07-26 1993-07-26 直交位相変調回路 Expired - Lifetime JP3100018B2 (ja)

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