JP3230786B2 - ディジタル化直交位相変調回路 - Google Patents

ディジタル化直交位相変調回路

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JP3230786B2
JP3230786B2 JP06136694A JP6136694A JP3230786B2 JP 3230786 B2 JP3230786 B2 JP 3230786B2 JP 06136694 A JP06136694 A JP 06136694A JP 6136694 A JP6136694 A JP 6136694A JP 3230786 B2 JP3230786 B2 JP 3230786B2
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徹 阪田
和彦 関
周治 久保田
修三 加藤
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル無線通信方式
に利用する。特に、ベースバンド周波数変換を行うディ
ジタル化直交位相変調回路に関する。本発明は、特に、
イメージ抑圧型周波数変換器を用いる送信回路において
利用するに適する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル回路でベースバンド周波数変
換および直交位相変調を行うディジタル化直交位相変調
回路として、関他、「高速周波数切替π/4シフトQP
SK変調器」、1993年電子情報通信学会秋季大会、
講演番号B−311で提案されたものが知られている。
この回路構成を図2に示す。
【0003】この回路は、波形整形回路201、直交正
弦波発生回路202、選択回路203、乗算器204、
205、加算器206、D/A変換器207および低域
通過フィルタ208を備える。波形整形回路201は、
同相成分データ251および直交成分データ252を入
力とし、それぞれを波形整形して同相成分ベースバンド
信号253および直交成分ベースバンド信号254を出
力する。直交正弦波発生回路202は互いに直交する二
つの正弦波信号を発生し、選択回路203はこの二つの
正弦波信号を交互に選択して符号反転処理を行う。乗算
器204、205は、それぞれ、波形整形された同相成
分ベースバンド信号253および直交成分ベースバンド
信号254と選択回路203の出力信号255、256
とを乗算する。加算器206は乗算器204、205の
演算結果を加算し、直交位相変調信号257を出力す
る。D/A変換回路207はこの直交位相変調信号25
7をアナログ信号に変換し、低域通過フィルタ208は
その高調波を除去して変調中間周波信号258を出力す
る。
【0004】波形整形された同相成分ベースバンド信号
253をI(n)、波形整形された直交成分ベースバンド
信号254をQ(n)、ベースバンド周波数変換する直交
正弦波(直交正弦波発生回路202の出力)の位相をθ
(n)とすると、 I(0)×cos(θ(0))+Q(0)×sin(θ(0))、 Q(1)×cos(θ(1))−I(1)×sin(θ(1))、 −〔I(2)×cos(θ(2))+Q(2)×sin(θ(2))〕、 −〔Q(3)×cos(θ(3))−I(3)×sin(θ(3))〕、 … I(t)×cos(θ(t))+Q(t)×sin(θ(t))、 Q(t+1)×cos(θ(t+1))−I(t+1)×sin(θ(t+1))、 −〔I(t+2)×cos(θ(t+2))+Q(t+2)×sin(θ(t+
2))〕、 −〔Q(t+3)×cos(θ(t+3))−I(t+3)×sin(θ(t+
3))〕、 … となるように、直交正弦波発生回路202の出力を選択
回路203により順次選択して符号反転することで、直
交位相変調信号が得られる。ここで、負符号の付けられ
る周期は一定であり、ベースバンド周波数変換後の信号
の同相成分側は偶数番のみ、ベースバンド周波数変換後
の信号の直交成分側は奇数番のみが変調演算に用いられ
るので、選択回路203では、変調演算に用いられない
順番のデータについては直交正弦波の発生を省くように
することができる。また、負符号が付けられる順番のデ
ータには、あらかじめ負符号を付けた直交正弦波が得ら
れるようにしておくことがよい。
【0005】この回路で得られた変調中間周波信号25
8から無線周波信号またはさらに高周波の変調中間周波
信号を得るには、ミキサ209および発振器210を用
いて周波数変換を行い、イメージ抑圧用帯域通過フィル
タ211により不要周波数を除去するか、または、低周
波移相器212、イメージ抑圧型周波数変換器213、
発振器214および移相器215用いて周波数変換を行
い、イメージ抑圧用帯域通過フィルタ211により不要
周波数を除去する。イメージ抑圧型周波数変換器213
は一方のサイドバンドを抑圧することができる周波数変
換器であり、具体的には、位相が互いに90°異なる二
つの直交位相変調信号と位相が互いに90°異なる搬送
波とをミキシングして加算または減算することで、一方
のサイドバンドのみを得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来例で
は、ミキサ209および発振器210により無線周波信
号またはさらに高周波の変調中間周波信号を得ようとし
た場合に、変調中間周波信号258の周波数が比較的低
周波となるため、イメージ抑圧用帯域通過フィルタ21
1に対し通過帯域の近傍に阻止帯域を要求することにな
り、帯域通過フィルタ211の設計の難度が増すという
課題がある。
【0007】一方、低周波移相器212、イメージ抑圧
型周波数変換器213、発振器214および移相器21
5により無線周波信号またはさらに高周波の変調中間周
波信号を得ようとした場合には、イメージ抑圧用帯域通
過フィルタ216に対する条件は緩和されるが、低周波
移相器212の実現が困難であるという課題がある。
【0008】本発明は、このような課題を解決し、直交
位相変調信号をディジタル回路により移相して出力する
ことのできるディジタル化直交位相変調回路を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタル化直
交位相変調回路は、入力データのベースバンド波形を波
形整形演算して互いに位相が直交する第一および第二の
ベースバンド信号を出力する波形整形手段と、位相が互
いに直交する二つの周期波のデータを発生する直交周期
波発生手段と、この二つの周期波のデータを二つのベー
スバンド信号の位相に対応して交互に選択することによ
り第一および第二の周期信号を出力する選択手段と、第
一のベースバンド信号と第一の周期信号とを乗算する第
一の乗算手段と、第二のベースバンド信号と第二の周期
信号とを乗算する第二の乗算手段と、第一の乗算手段の
出力と第二の乗算手段の出力とを加算する第一の加算手
段と、この第一の加算手段の出力において直交位相変調
信号が得られるように第一の乗算手段の一方の入力また
は出力の符号および第二の乗算手段の一方の入力または
出力の符号を周期的に反転させる第一の符号反転手段
と、第一の加算手段の出力をアナログ信号に変換する第
一のディジタル・アナログ変換手段とを備えたディジタ
ル化直交位相変調回路において、選択手段は第一および
第二の周期信号と位相がそれぞれ90°異なる第三およ
び第四の周期信号を出力する構成であり、第一のベース
バンド信号と第三の周期信号とを乗算する第三の乗算手
段と、第二のベースバンド信号と第四の周期信号とを乗
算する第四の乗算手段と、第三の乗算手段の出力と第四
の乗算手段の出力とを加算する第二の加算手段と、この
第二の加算手段の出力に直交位相変調信号と搬送波位相
が90°異なる信号が得られるように第三の乗算手段の
一方の入力または出力の符号および第四の乗算手段の一
方の入力または出力の符号を周期的に反転させる第二の
符号反転手段と、第二の加算手段の出力をアナログ信号
に変換する第二のディジタル・アナログ変換手段とを備
えたことを特徴とする。
【0010】第一の符号反転手段および第二の符号反転
手段は、波形整形手段内あるいは第一ないし第四の乗算
手段のそれぞれの出力に設けることも可能であるが、選
択手段内に設けられることが最も望ましい。選択手段で
符号反転を行うことで、第三の周期信号として第二の周
期信号を共通に用い、第四の周期信号として第一の周期
信号の符号を反転させたものを用いることができ、構成
が簡単となる。
【0011】具体的には、サンプリングタイミングM+
1ないしM+4(Mは4の倍数)のとき、波形整形手段
は、第一および第二のベースバンド信号として、 I(M)、I(M+1)、I(M+2)、I(M+3)およびQ(M)、
Q(M+1)、Q(M+2)、Q(M+3) を出力し、直交周期波発生手段は、二つの周期波のデー
タとして、 cos(θ(M))、cos(θ(M+1))、cos(θ(M+2))、cos(θ(M+
3))およびsin(θ(M))、sin(θ(M+1))、sin(θ(M+2))、s
in(θ(M+3)) を出力し、選択手段は、第一ないし第四の周期信号とし
てそれぞれ、 +cos(θ(M))、−sin(θ(M+1))、−cos(θ(M+2))、+si
n(θ(M+3))、+sin(θ(M))、+cos(θ(M+1))、−sin(θ
(M+2))、−cos(θ(M+3))、+sin(θ(M))、+cos(θ(M+
1))、−sin(θ(M+2))、−cos(θ(M+3))および−cos(θ
(M))、+sin(θ(M+1))、+cos(θ(M+2))、−sin(θ(M+
3)) を出力することがよい。このようにすると、第一の加算
手段および第二の加算手段にはそれぞれ、 M1(n) =〔I(n)×cosθ(n)+Q(n)×sinθ(n)〕×co
s(nπ/2)+〔Q(n)×cosθ(n)−I(n)×sinθ(n)〕×si
n(nπ/2) M2(n) =〔I(n)×sinθ(n)−Q(n)×cosθ(n)〕×co
s(nπ/2)+〔Q(n)×sinθ(n)+I(n)×cosθ(n)〕×si
n(nπ/2) ただしn=MないしM+3 が得られる。
【0012】第一のディジタル・アナログ変換手段およ
び第二のディジタル・アナログ変換手段のそれぞれの出
力に低域通過フィルタを備えることがよい。
【0013】
【作用】イメージ抑圧型周波数変換器に対し、ディジタ
ル回路により移相した変調信号を直接供給することによ
り、低周波移相器を不要とする。イメージ抑圧型周波数
変換器を用いるので、イメージ抑圧用帯域通過フィルタ
に対する要求が緩和される。
【0014】すなわち、従来と同様に、同相成分データ
および直交成分データに対する波形整形出力と、交互に
選択および符号反転処理した周期信号(ベースバンド直
交正弦波信号)とをそれぞれ乗算し、乗算した結果を加
算することにより直交位相変調を行って第一の変調信号
を得る。その一方で、同相成分データおよび直交成分デ
ータに対する波形整形出力と、第一の変調信号を得る場
合とは異なる選択順序で交互に選択および符号反転処理
したベースバンド直交正弦波信号とをそれぞれ乗算し、
その乗算結果を加算することにより、イメージ抑圧型周
波数変換器用の移相された第二の変調信号を得る。
【0015】同相成分データおよび直交成分データの波
形整形後のベースバンド信号をそれぞれI(n)、Q
(n)、ベースバンド周波数変換する直交正弦波の位相を
θ(n)とすると、第一の変調信号M1(n)は、 M1(n) =〔I(n)×cosθ(n)+Q(n)×sinθ(n)〕×co
s(nπ/2)+〔Q(n)×cosθ(n)−I(n)×sinθ(n)〕
×sin(nπ/2) で与えられる。このとき、中間周波数用直交搬送波の余
弦信号と正弦信号とは互いに一方が1または−1を示す
ときに0となるので、M1(n)は、 I(0)×cos(θ(0))+Q(0)×sin(θ(0))、 Q(1)×cos(θ(1))−I(1)×sin(θ(1))、 −〔I(2)×cos(θ(2))+Q(2)×sin(θ(2))〕、 −〔Q(3)×cos(θ(3))−I(3)×sin(θ(3))〕、 … I(t)×cos(θ(t))+Q(t)×sin(θ(t))、 Q(t+1)×cos(θ(t+1))−I(t+1)×sin(θ(t+1))、 −〔I(t+2)×cos(θ(t+2))+Q(t+2)×sin(θ(t+
2))〕、 −〔Q(t+3)×cos(θ(t+3))−I(t+3)×sin(θ(t+
3))〕、 … となるように直交正弦波を順次選択することによって得
られる。また、M1(n)をπ/2移相した第二の変調信
号M2(n)については、 M2(n) =〔I(n)×cos(θ(n)+π/2)+Q(n)×sin(θ
(n)+π/2)〕×cos(nπ/2) +〔Q(n)×cos(θ(n)+π/2)−I(n)×sin(θ(n)+π/
2)〕×sin(nπ/2) =〔I(n)×sinθ(n)−Q(n)×cosθ(n)〕×cos(nπ/
2) +〔Q(n)×sinθ(n)+I(n)×cosθ(n)〕×sin(nπ/
2) で与えられる。この変調信号M2(n)は、 I(0)×sin(θ(0))−Q(0)×cos(θ(0))、 Q(1)×sin(θ(1))+I(1)×cos(θ(1))、 −〔I(2)×sin(θ(2))−Q(2)×cos(θ(2))〕、 −〔Q(3)×sin(θ(3))+I(3)×cos(θ(3))〕、 …I(t)×sin(θ(t))−Q(t)×cos(θ(t))、 Q(t+1)×sin(θ(t+1))+I(t+1)×cos(θ(t+1))、 −〔I(t+2)×sin(θ(t+2))−Q(t+2)×cos(θ(t+
2))〕、 −〔Q(t+3)×sin(θ(t+3))+I(t+3)×cos(θ(t+
3))〕、 … となるように直交正弦波を順次選択することによって得
られる。
【0016】負符号の演算は、直交正弦波の符号を反転
することにより実現される。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0018】図1は本発明実施例のディジタル化直交位
相変調回路を示すブロック構成図である。このディジタ
ル化直交位相変調回路は、同相成分データ151および
直交成分データ152のベースバンド波形を波形整形演
算して互いに位相が直交する同相成分および直交成分の
ベースバンド信号153、154を出力するベースバン
ド波形整形回路101を備え、位相が互いに直交する二
つの周期波のデータを発生する直交正弦波発生回路10
2を備え、この二つの周期波のデータを二つのベースバ
ンド信号153、154の位相に対応して交互に選択す
ることにより二つの直交正弦波信号155、156を出
力する選択回路103を備え、ベースバンド信号153
と直交正弦波信号155とを乗算する乗算器104を備
え、ベースバンド信号154と直交正弦波信号156と
を乗算する乗算器105を備え、乗算器104の出力と
乗算器105の出力とを加算する加算器106を備え、
この加算器106の出力において直交位相変調信号(第
一の変調信号158)が得られるように乗算器104の
一方の入力または出力の符号および乗算器105の一方
の入力または出力の符号を周期的に反転させる第一の符
号反転手段として選択回路103が符号反転を行う構成
であり、加算器110の出力をアナログ信号に変換する
D/A変換器110を備える。
【0019】ここで本実施例の特徴とするところは、選
択回路103は直交正弦波信号155、156と位相が
それぞれ90°異なる第三および第四の周期信号として
直交正弦波信号156、157を出力する構成であり、
ベースバンド信号153と直交正弦波信号156とを乗
算する乗算器107と、ベースバンド信号154と直交
正弦波信号157とを乗算する乗算器108と、乗算器
107の出力と乗算器108の出力とを加算する加算器
109とを備え、この加算器109の出力に加算器10
6の出力する第一の変調信号158と搬送波位相が90
°異なる第二の変調信号159が得られるように乗算器
107の一方の入力または出力の符号および乗算器10
8の一方の入力または出力の符号を周期的に反転させる
第二の符号反転手段が選択回路103に設けられ、加算
器109の出力をアナログ信号に変換するD/A変換器
111を備えたことにある。D/A変換器110、11
1のそれぞれの出力は低域通過フィルタ112、113
を介して出力される。
【0020】波形整形回路101は、同相成分データ1
51および直交成分データ152を入力とし、それぞれ
を波形整形して同相成分ベースバンド信号153および
直交成分ベースバンド信号154を出力する。直交正弦
波発生回路202は、互いに直交する二つの正弦波信
号、すなわちベースバンド直交正弦波を発生する。波形
整形回路101のディジタルフィルタサンプリング数を
M(Mは4の倍数)、ディジタルフィルタサンプリング
タイミングを1〜Mとすると、選択回路103は、ベー
スバンド直交正弦波を表1および表2に示すように交互
選択し、符号反転処理を行って乗算器104、105、
107、108へ2系統の直交正弦波信号を出力する。
ただし、本実施例では、2系統の直交正弦波信号のそれ
ぞれの一方が互いに同じ信号となるので、その信号(1
56)を共用している。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】 乗算器104、105はそれぞれ、波形整形された同相
成分ベースバンド信号153および直交成分ベースバン
ド信号154と直交正弦波155、156とを乗算し、
加算器106は乗算器104、105の演算結果を加算
する。これにより、第一の変調信号158が得られる。
一方、乗算器107、108は、同相成分ベースバンド
信号153および直交成分ベースバンド信号154と直
交正弦波156、157とを乗算し、加算器109は乗
算器107、108の演算結果を加算する。これによ
り、第二の変調信号159が得られる。D/A変換器1
10、111はそれぞれ、第一の変調信号158および
第二の変調信号159をアナログ信号に変換し、低域通
過フィルタ112、123はそれぞれの高調波を除去し
て第一および第二の変調中間周波信号160、161を
出力する。
【0023】このようにして得られた第一および第二の
変調中間周波信号160、161は、ディジタル回路に
より90°移相されているため、高精度の位相関係をも
っている。この第一および第二の変調中間周波信号16
0、161をイメージ抑圧型周波数変換器114、発振
器115および移相器116により構成されるイメージ
抑圧型周波数変換器に入力し、その出力からイメージ抑
圧用帯域通過フィルタ117により不要波を除去するこ
とで、無線周波信号またはさらに高周波の変調中間周波
信号を得る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディジタ
ル化直交位相変調回路は、イメージ抑圧型周波数変換器
に対し、ディジタル回路により移相した第二の変調信号
を直接に供給し、低周波移相器を不要とすることができ
る。また、イメージ抑圧型周波数変換器を用いるので、
イメージ抑圧用帯域通過フィルタに対する要求が緩和さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のディジタル化直交位相変調回路
を示すブロック構成図。
【図2】従来例を示すブロック構成図。
【符号の説明】
101、201 波形整形回路 102、202 直交正弦波発生回路 103、203 選択回路 104、105、107、108、204、205 乗
算器 106、109、206 加算器 110、111、207 D/A変換器 112、113、208 低域通過フィルタ 114、213 イメージ抑圧型周波数変換器 115、210、214 発振器 116、215 移相器 117、211、216 イメージ抑圧用帯域通過フィ
ルタ 212 低周波移相器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 修三 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−273818(JP,A) 特開 平5−244207(JP,A) 特開 昭63−260247(JP,A) 「高速周波数切替π/4シフトQPS K変調器」,関 和彦 他,1993年電子 情報通信学会講演論文集B−311 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データのベースバンド波形を波形整
    形演算して互いに位相が直交する第一および第二のベー
    スバンド信号を出力する波形整形手段と、 位相が互いに直交する二つの周期波のデータを発生する
    直交周期波発生手段と、 この二つの周期波のデータを前記二つのベースバンド信
    号の位相に対応して交互に選択することにより第一およ
    び第二の周期信号を出力する選択手段と、 前記第一のベースバンド信号と前記第一の周期信号とを
    乗算する第一の乗算手段と、 前記第二のベースバンド信号と前記第二の周期信号とを
    乗算する第二の乗算手段と、 前記第一の乗算手段の出力と上記第二の乗算手段の出力
    とを加算する第一の加算手段と、 この第一の加算手段の出力において直交位相変調信号が
    得られるように前記第一の乗算手段の一方の入力または
    出力の符号および前記第二の乗算手段の一方の入力また
    は出力の符号を周期的に反転させる第一の符号反転手段
    と、 前記第一の加算手段の出力をアナログ信号に変換する第
    一のディジタル・アナログ変換手段とを備えたディジタ
    ル化直交位相変調回路において、 前記選択手段は前記第一および第二の周期信号と位相が
    それぞれ90°異なる第三および第四の周期信号を出力
    する構成であり、 前記第一のベースバンド信号と前記第三の周期信号とを
    乗算する第三の乗算手段と、 前記第二のベースバンド信号と前記第四の周期信号とを
    乗算する第四の乗算手段と、 前記第三の乗算手段の出力と上記第四の乗算手段の出力
    とを加算する第二の加算手段と、 この第二の加算手段の出力に前記直交位相変調信号と搬
    送波位相が90°異なる信号が得られるように前記第三
    の乗算手段の一方の入力または出力の符号および前記第
    四の乗算手段の一方の入力または出力の符号を周期的に
    反転させる第二の符号反転手段と、 前記第二の加算手段の出力をアナログ信号に変換する第
    二のディジタル・アナログ変換手段とを備えたことを特
    徴とするディジタル化直交位相変調回路。
  2. 【請求項2】 前記第一の符号反転手段および前記第二
    の符号反転手段は前記選択手段内に設けられた請求項1
    記載のディジタル化直交位相変調回路。
  3. 【請求項3】 前記第三の周期信号は前記第二の周期信
    号と同一の信号であり、前記第四の周期信号は前記第一
    の周期信号の符号を反転した信号である請求項2記載の
    ディジタル化直交位相変調回路。
  4. 【請求項4】 サンプリングタイミングM+1ないしM
    +4(Mは4の倍数)のとき、 前記波形整形手段は、前記第一および第二のベースバン
    ド信号として、 I(M)、I(M+1)、I(M+2)、I(M+3)およびQ(M)、
    Q(M+1)、Q(M+2)、Q(M+3) を出力し、 前記直交周期波発生手段は、二つの周期波のデータとし
    て、 cos(θ(M))、cos(θ(M+1))、cos(θ(M+2))、cos(θ(M+
    3))およびsin(θ(M))、sin(θ(M+1))、sin(θ(M+2))、s
    in(θ(M+3)) を出力し、 前記選択手段は、第一ないし第四の周期信号としてそれ
    ぞれ、 +cos(θ(M))、−sin(θ(M+1))、−cos(θ(M+2))、+si
    n(θ(M+3))、 +sin(θ(M))、+cos(θ(M+1))、−sin(θ(M+2))、−co
    s(θ(M+3))、 +sin(θ(M))、+cos(θ(M+1))、−sin(θ(M+2))、−co
    s(θ(M+3))および−cos(θ(M))、+sin(θ(M+1))、+co
    s(θ(M+2))、−sin(θ(M+3)) を出力し、 前記第一の加算手段および前記第二の加算手段はそれぞ
    れ、 M1(n) =〔I(n)×cosθ(n)+Q(n)×sinθ(n)〕×co
    s(nπ/2)+〔Q(n)×cosθ(n)−I(n)×sinθ(n)〕×si
    n(nπ/2) M2(n) =〔I(n)×sinθ(n)−Q(n)×cosθ(n)〕×co
    s(nπ/2)+〔Q(n)×sinθ(n)+I(n)×cosθ(n)〕×si
    n(nπ/2) ただしn=MないしM+3 を出力する請求項3記載のディジタル化直交位相変調回
    路。
  5. 【請求項5】 前記第一のディジタル・アナログ変換手
    段および前記第二のディジタル・アナログ変換手段のそ
    れぞれの出力に低域通過フィルタを備えた請求項1記載
    のディジタル化直交位相変調回路。
  6. 【請求項6】 前記第一および第二のディジタル・アナ
    ログ変換手段の二つの出力は、位相が互いに90°異な
    る二つの直交位相変調信号と位相が互いに90°異なる
    搬送波とをミキシングして加算または減算することによ
    り一方のサイドバンドが抑圧された周波数変換出力を生
    成するイメージ抑圧型周波数変換器に供給される請求項
    1記載のディジタル化直交位相変調回路。
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「高速周波数切替π/4シフトQPSK変調器」,関 和彦 他,1993年電子情報通信学会講演論文集B−311

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