JP3389408B2 - 積層型コンデンサ - Google Patents

積層型コンデンサ

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、BaTiO3 を主
成分とし、Si、希土類元素およびアルカリ土類金属元
素を含有する誘電体層と、Niを主成分とする内部電極
層とを交互に積層してなる積層型コンデンサに関するも
のである。 【0002】 【従来技術】従来、一般に積層型磁器コンデンサは、表
面に内部電極ペーストが塗布されたBaTiO3 を主成
分とする誘電体グリーンシートを複数枚積層するととも
に、各シートの内部電極を交互に並列に一対の外部接続
用電極に接続し、これを焼結一体化することにより形成
されている。このような積層型磁器コンデンサは、近年
のエレクトロニクスの発展に伴い電子部品の小型化が急
速に進行し、広範な電子回路に使用されるようになって
きている。 【0003】しかしながら、従来のBaTiO3 を主成
分とする誘電体材料は高温で焼結する必要があり、内部
電極は誘電体の焼結温度にて溶融することなく、かつ酸
化することがない高価な貴金属であるパラジウム(融点
1555℃)またはその合金が使用され、特に静電容量
が大きいものでは内部電極枚数が大となってコスト高と
なるという問題があった。従って、従来の積層型コンデ
ンサでは容積効率が高く、誘電特性に優れ、かつ高信頼
性であるにも拘らず価格面がその発展に大きな障害とな
っていた。 【0004】そこで、近年、内部電極として安価な卑金
属、例えばニッケルを使用することが試みられている。
しかしながら、ニッケルなどの卑金属を内部電極として
使用すると、チタン酸バリウム(BaTiO3 )等から
なる誘電体と卑金属内部電極とを同時焼結する際、前記
卑金属が酸化することなく金属膜として焼結する条件は
Ni/NiOの平衡酸素分圧が1300℃において約
0.03Paであるから、それ以下の酸素分圧でなけれ
ばならず、この場合BaTiO3 またはその固溶体から
なる誘電体は、一般に前記の酸素分圧下では還元されて
しまって絶縁性を失い、その結果、積層型磁器コンデン
サとしての実用的な誘電特性が得られなくなるという欠
点を有していた。 【0005】一方、ニッケルなどの内部電極を有する積
層型コンデンサとして使用できる非還元性誘電体磁器組
成物として、チタン酸バリウム固溶体(Ba,Ca,S
r)TiO3 において、塩基性酸化物である(Ba,C
a,Sr)Oを酸性酸化物であるTiO2 に対して化学
量論比より過剰としたのもが、特公昭57−42588
号公報等において提案されている。 【0006】これは一般に、ABO3 型結晶において
は、酸素八面体(ペロブスカイト)構造の中心に位置す
るBイオンに対して、Bイオンより大きい酸素に対して
12配位をとるAイオンが化学量論比より過剰である場
合、結晶格子が酸素原子を強く引きつけ、還元され難い
ことが知られており、前記公報に記載された発明は、こ
の化学量論比のずれに立脚し、誘電体の非還元性を向上
させたものである。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に記載された誘電体磁器組成物を積層型コンデンサと
して用いた場合、高温負荷寿命が短いという欠点を有し
ていた。また、静電容量の温度変化率が大きく、誘電特
性が低下するという欠点を有していた。 【0008】本発明は、高い比誘電率と優れた絶縁性を
有し、かつ静電容量の温度変化率が広い温度範囲にわた
って小さく、誘電正接が小さく、高温負荷寿命が長い極
めて経済性の高い積層型コンデンサを提供することを目
的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の積層型コンデン
サは、BaTiO3 を主成分とし、Si、希土類元素お
よびアルカリ土類金属元素を含有する誘電体層と、Ni
を主成分とする内部電極層とを交互に積層してなる積層
型コンデンサであって、前記誘電体層が、BaTiO3
を主成分とした結晶粒子と、該結晶粒子間の粒界とから
なり、前記誘電体層の破断面における全粒界個数のうち
80%以上の粒界が、Si、希土類元素、アルカリ土類
金属元素および酸素を含む非晶質からなることを特徴と
する。 【0010】 【作用】本発明者等は、非還元性誘電体磁器の高温負荷
寿命の劣化の機構を研究した結果、高温負荷時に絶縁抵
抗が劣化して寿命が短くなること、この絶縁抵抗の劣化
は、酸素空孔の移動、偏在による電子濃度の増加による
ことを見い出し、本発明に至った。 【0011】即ち、本発明の積層型コンデンサでは、誘
電体層の破断面における全粒界個数のうち80%以上の
粒界を、Si、希土類元素、アルカリ土類金属元素およ
び酸素を含む非晶質から構成したので、磁器中の酸素空
孔濃度を減少させ、高温負荷時の酸素空孔の移動を抑制
することにより、高温負荷寿命が長い積層型コンデンサ
を提供できる。 【0012】 【発明の実施の形態】本発明の積層型コンデンサは、誘
電体層が、BaTiO3 を主成分とした結晶粒子と、該
結晶粒子間の粒界とからなり、誘電体層の破断面におけ
る全粒界個数のうち80%以上の粒界が、Si、希土類
元素、アルカリ土類金属元素および酸素を含む非晶質か
らなるものである。 【0013】ここで、誘電体層は、BaTiO3 を主成
分とし、Si、希土類元素およびアルカリ土類金属元素
を含有するもので、本発明は、例えば、BaTiO3
6〜99モル%、MgO0.2〜2.0モル%、MnO
0.01〜2.0モル%、Y2 3 0.5〜2.0モル
%、Li2 O0〜4モル%、SiO2 0.5〜4モル%
からなるものである。 【0014】特に、高誘電率とするためには、BaTi
3 92〜98.5モル%、MgO0.2〜1.0モル
%、MnO0.04〜0.5モル%、Y2 3 0.75
〜1.5モル%、Li2 O0〜0.5モル%、SiO2
0.5〜4モル%からなることが望ましい。誘電体層中
には、不純物としてAl,Zr,Fe,Na等が存在す
ることがあるが、微量であれば特性上問題ない。また、
粉砕時の粉砕ボールから、ボール成分が混入する場合も
ある。 【0015】この誘電体層の厚みは、3〜15μmであ
ることが望ましい。これは、誘電体層の厚みが3μmよ
り薄いと誘電体層の作製が困難であるからであり、厚み
が15μmよりも厚くなると、高容量化を図ることがで
きなくなるからである。本発明の誘電体層の厚みは、高
容量化および誘電体層の作製の容易性という観点から5
〜10μmであることが望ましい。 【0016】本発明の誘電体層は、BaTiO3 を主成
分とした結晶粒子と、該結晶粒子間の粒界とから構成さ
れるものである。 【0017】本発明では、BaTiO3 を主成分とした
結晶粒子には、Si、希土類元素、アルカリ土類金属元
素が固溶する場合もあるが、ごく僅かであり、その殆ど
が結晶粒子間の粒界中に存在するものである。これは、
Si、希土類元素、アルカリ土類金属元素を含有するそ
れぞれの粉末を混合仮焼し、かつ、ガラス成分の溶融温
度以上の、1250〜1300℃の高温で焼成するため
である。 【0018】このようなSi、希土類元素およびアルカ
リ土類金属元素がアモルファス相として存在する粒界
が、誘電体層の破断面における全粒界個数のうち80%
以上であることが必要である。Si、希土類元素および
アルカリ土類金属元素がアモルファス相として存在する
粒界が全粒界個数のうち80%よりも少ない場合には、
高温負荷寿命が短くなるからである。高温負荷寿命の延
長という点から、Si、希土類元素およびアルカリ土類
金属元素がアモルファス相として存在する粒界は全粒界
個数のうち90%以上であることが望ましい。本発明に
おける粒界とは、3個以上の結晶粒子により形成され
た、いわゆる3重点を意味する。 【0019】希土類元素としてはY,La,Ce,P
r,Nd,Sm,Dy,Ho,Er,Yb等があるが、
これらのうちでも、Y,Ho,Er,Ybが高温負荷寿
命の延長という点から望ましい。また、アルカリ土類金
属元素としては、Mg,Ca,Sr,Ba等があるが、
これらのうちでも、Mg,Baが高温負荷寿命の延長と
いう点から望ましい。さらに、本発明の誘電体層を形成
する元素として、焼結性という点からLi,K,B等を
添加しても良いが、これらのうちでもLiが静電容量の
温度特性という点から望ましい。 【0020】本発明の積層型コンデンサにおける内部電
極はNiを主成分とするものであるが、例えば、Niに
Cu,Crを添加して構成しても良い。 【0021】本発明において、Si、希土類元素および
アルカリ土類金属元素がアモルファス相として存在する
粒界が、誘電体層の破断面における全粒界個数のうち8
0%以上とするためには、Si、希土類元素、アルカリ
土類金属元素を含有するそれぞれの酸化物粉末を混合
し、仮焼、粉砕した粉末を用い、この粉末とBaTiO
3 を混合し、Si、アルカリ土類金属元素等により構成
されるガラス成分の溶融温度以上の、1250〜130
0℃の高温で焼成することにより得られる。 【0022】また、本発明では、2個のBaTiO3
子の間には、Siからなるアモルファス相が存在するこ
とが高温負荷寿命延長という点から望ましい。このよう
に、2個のBaTiO3 粒子の間に、Siからなるアモ
ルファス相を存在させるには、ガラス成分の溶融温度以
上で焼成する必要がある。 【0023】本発明の積層型コンデンサは、先ず、S
i、希土類元素、アルカリ土類金属元素を含有するそれ
ぞれの粉末を混合し、大気中において800〜1000
℃で仮焼し、粉砕した粉末と、BaTiO3 粉末、その
他の所望の粉末を混合し、これに有機バインダー等を添
加し、ドクターブレード法等によりフィルム状に成形す
る。このフィルムに、Niを主成分とする電極用ペース
トを例えばスクリーン印刷により印刷する。 【0024】電極用ペーストが形成されたフィルムを複
数積層し、積層成形体を形成し、脱バインダー処理した
後、これを酸素分圧3×10-3〜3×10-7Paの非還
元性雰囲気中にて、ガラス成分の溶融温度以上の温度、
1250〜1300℃で焼成し、この磁器に外部電極を
形成することにより、本発明の積層型コンデンサが得ら
れる。焼成後に、800〜1100℃において酸素分圧
1×10-2〜2×104 Paで1〜5時間再酸化処理を
行うことが高温負荷寿命延長という点から望ましい。 【0025】本発明における誘電体層のBaTiO3
子は、共振周波数の温度特性と誘電率向上という観点か
ら平均粒径0.3〜1μmのものが望ましい。 【0026】 【実施例】 実施例1 出発原料として純度99%以上のBaCO3 粉末、Ti
2 粉末を用い混合後、大気中において1150℃で1
時間の仮焼にて固相反応させBaTiO3 粉末を合成
し、微粉砕する。次にY2 3 粉末、Li2 CO3
末、SiO2 粉末、MgO粉末を表1の組成となるよう
に秤量し、混合後、大気中にて1000℃で2時間仮焼
し、添加剤を得る。次に、合成微粉末BaTiO3 と、
MnCO3 粉末に、前記添加剤を加えて、それぞれ表1
の組成となるように秤量し、分散剤、分散媒とともにZ
rO2 ボールを用いたボールミルにて混合し、原料スラ
リーを調整した。 【0027】このスラリーに有機バインダー、可塑剤を
加え、十分撹拌後ドクターブレード法によりフィルム状
に成形した。このフィルムに、Niと分散剤、分散媒、
有機バインダーからなる電極用ペーストをスクリーン印
刷し、対向電極を印刷した。 【0028】このフィルムを積み重ね熱圧着後、縦3.
5mm、横1.8mm、厚み0.75mmの積層成形体
を得た。この積層成形体を大気中300℃、4時間で、
脱バインダーを行った後、酸素分圧10-5〜10-7Pa
に制御し、キャリアガスを窒素ガスとして1200〜1
350℃にて2時間焼成した。バレル研摩を行った後、
磁器の端面にCuペーストを塗布して、850℃、窒素
中で焼き付け、端子電極とし、本発明の積層型コンデン
サを得た。 【0029】得られた積層型コンデンサは内部電極によ
り挟持された誘電体層を20層有し、その寸法は縦3m
m、横1.5mmであり、一層当たりの厚み13μmで
あった。有効電極面積は2.86mm2 (2.6mm×
1.1mm)であった。 【0030】次にこれらのCu端子電極を形成した評価
試料を室温にて48時間放置した後、周波数1.0kH
z、入力信号レベル1.0Vrmsにて静電容量および
誘電正接を測定した。静電容量から比誘電率を算出し
た。その後、直流50Vを1分間印加し、そのときの絶
縁抵抗を測定した。 【0031】また、−55〜125℃の温度範囲におい
ても上記と同様の条件にて静電容量および誘電正接を測
定し、+25℃での静電容量に対する各温度での静電容
量の変化率を算出した。 【0032】また、得られた磁器のCu端子電極の代わ
りに、磁器の端面にAu電極をスパッタで形成し、高温
負荷試験用試料とした。次にこれらの試料を温度300
℃、電圧10Vの条件で、破壊までの寿命時間を測定し
た。 【0033】また、得られた誘電体層を薄片状に研磨
後、10μm四方における3重点の存在数を透過電子顕
微鏡(TEM)にて測定し、これらの粒界の電子回折像
を観察し、非晶質か否かを判定して全粒界中における非
晶質相からなる粒界の割合を求め、さらに非晶質相の粒
界の構成元素をX線マイクロアナライザ(EPMA)に
より求めた。これらの結果を表2に示す。但し、絶縁抵
抗は静電容量(C,μF)と絶縁抵抗(R,MΩ)との
積(CR,MΩ・μF)で表わした。 【0034】 【表1】 【0035】 【表2】【0036】これらの表1および表2からも明らかなよ
うに、3重点の組成がアルカリ土類元素を含まない試料
No.3では高温負荷寿命が短く、Siを含まないNo.5
では焼結性が悪く、さらに希土類元素を含まないNo.4
でも高温負荷寿命が短い。これに対して、3重点の組成
がSi、希土類元素、アルカリ土類元素を含むアモルフ
ァス相となっている本発明の試料は高温負荷寿命が長い
ことが判る。 【0037】また、焼成温度が1200℃と低い場合に
は(試料No.7)、非晶質の割合が少なく、高温負荷寿
命が短いことが判る。さらに、焼成温度が1350℃と
高い場合には(試料No.9)、非晶質の割合が少なく、
さらに、BaTiO3 の結晶粒子内にSiが固溶し、高
温負荷寿命が短いことが判る。 【0038】さらに、本発明者等は、ガラス成分の仮焼
を行うことなく、一括混合した後上記と同様にして焼成
し、積層コンデンサを作成したところ、添加物が単独で
粒界に存在しており、非晶質の割合は70%で、高温負
荷寿命が9分と短かった。この例を試料No.8に記す。 【0039】また、本発明者等は、試料No.1について
2粒子間において存在する元素およびその存在形態を、
TEMおよびEPMAにより測定した結果、2粒子の粒
界にはSiがアモルファスとして存在していることが判
った。 【0040】実施例2 上記実施例1と同様にして、積層成形体を作成し、焼成
した後、1000℃、窒素中で2時間再酸化処理を行っ
た。バレル研摩を行った後、磁器の端面にCuペースト
を塗布して、850℃、窒素中で焼き付け、端子電極と
し、実施例1と同様の形状の積層型コンデンサを得た。 【0041】次に、上記実施例1と同様にして、比誘電
率、誘電正接、絶縁抵抗、静電容量の温度変化率、高温
負荷寿命を測定し、粒界の存在数、非晶質である粒界の
割合、粒界の構成元素を求めた。この結果を表3,4に
示す。 【0042】 【表3】 【0043】 【表4】【0044】表3,4からも明らかなように、焼成後に
再酸化処理を行った場合には、高温負荷寿命がさらに向
上していることが判る。 【0045】 【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の積層型コン
デンサは酸素分圧がNi/NiOの平行酸素分圧以下の
焼成条件で焼成しても、高温負荷寿命において優れた特
性を示すものであることから、ニッケルを主成分とする
内部電極を用いた積層型コンデンサとして優れたもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01G 4/12 358 H01G 4/12 358

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】BaTiO3 を主成分とし、Si、希土類
    元素およびアルカリ土類金属元素を含有する誘電体層
    と、Niを主成分とする内部電極層とを交互に積層して
    なる積層型コンデンサであって、前記誘電体層が、Ba
    TiO3 を主成分とする結晶粒子と、該結晶粒子間の粒
    界とからなり、前記誘電体層の破断面における全粒界個
    数のうち80%以上の粒界が、Si、希土類元素、アル
    カリ土類金属元素および酸素を含む非晶質からなること
    を特徴とする積層型コンデンサ。
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