JP3389196B2 - 機能ブロック端子の分割方法とこの方法を記録した記録媒体及びこの方法による自動配線処理装置 - Google Patents

機能ブロック端子の分割方法とこの方法を記録した記録媒体及びこの方法による自動配線処理装置

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JP3389196B2 JP2000115738A JP2000115738A JP3389196B2 JP 3389196 B2 JP3389196 B2 JP 3389196B2 JP 2000115738 A JP2000115738 A JP 2000115738A JP 2000115738 A JP2000115738 A JP 2000115738A JP 3389196 B2 JP3389196 B2 JP 3389196B2
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敬一朗 近藤
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/39Circuit design at the physical level
    • G06F30/394Routing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の自動
配線処理における機能ブロック端子の分割方法とこの方
法を記録した記録媒体及びこの方法による自動配線処理
装置に係わり、特に、自動配線処理で使用する機能ブロ
ックの端子が複数の配線格子交点(X軸とY軸との交点
が自動配線で接続される)にまたがる場合において好適
な機能ブロック端子の分割方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造技術の微細化に伴い、配線幅
を狭くして高集積度を図っているが、この配線幅を狭く
することにより配線抵抗増加を招いている。
【0003】現在の自動配置配線後のタイミング検証
は、自動配線の配線長から配線抵抗・容量を算出してネ
ットリストにこの抵抗・容量を付加してタイミング検証
を行っている。
【0004】例えば、図16に示すように、自動配線処
理において、配線格子のX方向とY方向との交点上に機
能ブロックの端子(自動配線が接続してくる位置)が複
数存在する場合(例えば、図16には、A、B、C、
D、Eの5カ所がある)、自動配線処理において、機能
ブロックの端子を自動配線の一部として使用してしまう
という問題があった。
【0005】図16のように複数のインバータINV1
〜INVnを並列に接続する場合、INV2の配線を端
子Eから配線Yで行うと、その入力端子の配線容量・抵
抗が抽出できないので正確なタイミング検証が行えな
い。このため、タイミング検証ではタイミング問題が発
生しなかったが、実製品でタイミング問題が発生する不
具合が発生する。
【0006】こうした問題を解決する方法として、従来
は、機能ブロックの端子定義をX方向・Y方向の配線格
子の点が1つだけ含まれる端子矩形情報をそれぞれ定義
して、自動配置配線ツールで1つの端子定義を使用する
と、その他の端子定義は使用できないようになってい
た。
【0007】しかし、図17のように、配線格子上に端
子Fがあり、この端子Fに機能ブロック内の配線Gが接
続されているような場合、端子Fに端子定義を設定し、
配線Gに配線禁止領域を設定すると、自動配線の配線H
が端子Fに接続する場合、図17の下から上に配線格子
上を通過して機能ブロック内の配線Gと接触しながら接
続するようになる。
【0008】この場合、電気的には問題にならないが、
機能ブロック内の配線Gを配線禁止領域に設定している
ので、機能ブロック内の配線Gと配線Hとが接触してい
るため、自動配線処理ではエラーとして検出されること
になり、自動配線処理では、配線Hが接続されなかっ
た。
【0009】しかし、このような設定は、設計者が必要
において設定するものであるから、設定ミスなどがあ
り、設計効率を悪化させる要因になっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、自動配線処理にお
いて、配線禁止領域の設定ミス等をなくし、効率よい自
動配線処理を行うことを可能にした新規な自動配線処理
における機能ブロック端子の分割方法とこの方法を記録
した記録媒体及びこの方法による自動配線処理装置を提
供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。
【0012】即ち、本発明に係わる自動配線処理におけ
る機能ブロック端子の分割方法の第1態様は、半導体装
置の自動配線処理における機能ブロック端子の分割方法
であって、機能ブロックの領域内にある配線格子間の中
点にハーフ格子を設け、このハーフ格子から次のハーフ
格子までの間の領域内に入力・出力端子が含まれる場
合、その領域を基本領域とし、この基本領域の上下左右
辺を設計最小ユニット単位で前記基本領域から外側に移
動して前記基本領域を拡張し、拡張する基本領域の上下
左右辺が他の領域と接する場合もしくは他の領域と重な
る場合には、その辺の移動を停止し、残りの辺の移動を
行って領域拡張を続け、領域拡張が終了した後、複数の
配線格子の交点にまたがって配置されている複数の端子
を、それぞれの領域に含まれる入力・出力端子として分
割することを特徴とするものであり、叉、第2態様は、
半導体装置の自動配線処理における機能ブロック端子の
分割方法であって、機能ブロックレイアウト情報を外部
記憶装置から読み込み、前記機能ブロックレイアウト情
報を、入力・出力端子情報と、入力・出力端子以外の情
報と、配線格子情報とに分離して前記内部記憶装置にそ
れぞれ格納する第1の段階と、前記内部記憶装置に格納
した配線格子情報を呼び出して機能ブロック内でX方向
・Y方向について展開すると共に、この展開して設定さ
れたX方向・Y方向のの隣り合った配線格子間の中間点
にハーフ格子を設定し、このハーフ格子情報を新たに前
記内部記憶装置に格納する第2の段階と、前記第1の段
階で内部記憶装置に格納した入力・出力端子情報から1
つの端子情報を呼び出すと共に、前記第2の段階で設定
したハーフ格子情報を前記内部記憶装置から呼び出し
て、機能ブロック上で重ね合わせ、X方向・Y方向のハ
ーフ格子から隣のハーフ格子までで囲まれた領域に存在
する入力・出力端子情報を前記領域単位に分割すること
で、自動配線処理において自動配線接続出来る基本領域
と、自動配線接続が出来ない拡張領域とに分ける第3の
段階と、前記基本領域の上下左右の辺を所定の単位で前
記基本領域の外側に、前記基本領域を拡張するように移
動し、隣接する領域と接するかもしくは重なり合うまで
前記上下左右の辺を移動する第4の段階と、前記第4の
段階で拡張した基本領域内に含まれる端子情報を、この
領域に含まれる入力・出力端子として分割し、前記内部
記憶装置に格納する第5の段階と、を少なくとも含むこ
とを特徴とするものであり、叉、第3態様は、半導体装
置の自動配線処理における機能ブロック端子の分割方法
であって、機能ブロックの領域内にある配線格子のX方
向とY方向とが交差する交点と入力・出力端子情報とが
重なる点を抽出し、この点を含む領域を形成し、この領
域の上下左右の辺を上下左右方向に拡張し、この拡張し
た領域が他の領域と接する場合もしくは重なる時、その
方向への拡張を停止し、残りの方向の領域拡張を続け、
領域の拡張が終了した後、複数の配線格子の交点にまた
がって配置されている複数の端子を、それぞれの領域に
含まれる入力・出力端子として分割することを特徴とす
るものであり、叉、第4態様は、半導体装置の自動配線
処理における機能ブロック端子の分割方法であって、機
能ブロックレイアウト情報を外部記憶装置から読み込
み、前記機能ブロックレイアウト情報を、入力・出力端
子情報と、入力・出力端子以外の情報と、配線格子情報
とに分離して前記内部記憶装置にそれぞれ格納する第1
の段階と、前記内部記憶装置に格納した配線格子情報を
呼び出して機能ブロック内でX方向・Y方向について展
開し、その結果を格納する第2の段階と、前記第1の段
階で内部記憶装置に格納した入力・出力端子情報から1
つの端子情報を呼び出すと共に、前記第2の段階で展開
した格子情報を前記内部記憶装置から呼び出して、機能
ブロック上で重ね合わせ、前記機能ブロックの領域内に
ある配線格子のX方向とY方向とが交差する交点と入力
・出力端子情報とが重なる点を抽出する第3の段階と、
前記抽出した点を含む領域を形成し、この領域の上下左
右の辺を所定の単位で前記領域の外側に、前記領域を拡
張するように移動し、隣接する領域と接するかもしくは
重なり合うまで前記上下左右の辺を移動する第4の段階
と、前記第4の段階で拡張した領域内に含まれる端子情
報を、この領域に含まれる入力・出力端子として分割
し、前記内部記憶装置に格納する第5の段階と、を少な
くとも含むことを特徴とするものである。
【0013】叉、本発明に係わる自動配線処理における
機能ブロック端子の分割方法を記録した記録媒体の第1
態様は、半導体装置の自動配線処理における機能ブロッ
ク端子の分割方法のコンピュータプログラムを記録した
記録媒体であって、機能ブロックレイアウト情報を外部
記憶装置から読み込み、前記機能ブロックレイアウト情
報を、入力・出力端子情報と、入力・出力端子以外の情
報と、配線格子情報とに分離して前記内部記憶装置にそ
れぞれ格納する第1のステップと、前記内部記憶装置に
格納した配線格子情報を呼び出して機能ブロック内でX
方向・Y方向について展開すると共に、この展開して設
定されたX方向・Y方向の隣り合った配線格子間の中間
点にハーフ格子を設定し、このハーフ格子情報を新たに
前記内部記憶装置に格納する第2のステップと、前記第
1のステップで内部記憶装置に格納した入力・出力端子
情報から1つの端子情報を呼び出すと共に、前記第2の
ステップで設定したハーフ格子情報を前記内部記憶装置
から呼び出して、機能ブロック上で重ね合わせ、X方向
・Y方向のハーフ格子から隣のハーフ格子までで囲まれ
た領域に存在する入力・出力端子情報を前記領域単位に
分割することで、自動配線処理において自動配線接続出
来る基本領域と、自動配線接続が出来ない拡張領域とに
分ける第3のステップと、前記基本領域の上下左右の辺
を所定の単位で前記基本領域の外側に、前記基本領域を
拡張するように移動し、隣接する領域と接するかもしく
は重なり合うまで前記上下左右の辺を移動する第4のス
テップと、前記第4のステップで拡張した基本領域内に
含まれる端子情報を、この領域に含まれる入力・出力端
子として分割し、前記内部記憶装置に格納する第5のス
テップと、を少なくとも含むことを特徴とするものであ
り、叉、第2態様は、半導体装置の自動配線処理におけ
る機能ブロック端子の分割方法のコンピュータプログラ
ムを記録した記録媒体であって、機能ブロックレイアウ
ト情報を外部記憶装置から読み込み、前記機能ブロック
レイアウト情報を、入力・出力端子情報と、入力・出力
端子以外の情報と、配線格子情報とに分離して前記内部
記憶装置にそれぞれ格納する第1のステップと、前記内
部記憶装置に格納した配線格子情報を呼び出して機能ブ
ロック内でX方向・Y方向について展開し、その結果を
格納する第2のステップと、前記第1のステップで内部
記憶装置に格納した入力・出力端子情報から1つの端子
情報を呼び出すと共に、前記第2のステップで展開した
格子情報を前記内部記憶装置から呼び出して、機能ブロ
ック上で重ね合わせ、前記機能ブロックの領域内にある
配線格子のX方向とY方向とが交差する交点と入力・出
力端子情報とが重なる点を抽出する第3のステップと、
前記抽出した点を含む領域を形成し、この領域の上下左
右の辺を所定の単位で前記領域の外側に、前記領域を拡
張するように移動し、隣接する領域と接するかもしくは
重なり合うまで前記上下左右の辺を移動する第4のステ
ップと、前記第4のステップで拡張した領域内に含まれ
る端子情報を、この領域に含まれる入力・出力端子とし
て分割し、前記内部記憶装置に格納する第5のステップ
と、を少なくとも含むことを特徴とするものである。
【0014】叉、本発明に係わる自動配線処理装置の第
1態様は、半導体装置の自動配線処理装置であって、機
能ブロックレイアウト情報を外部記憶装置から読み込
み、前記機能ブロックレイアウト情報を、入力・出力端
子情報と、入力・出力端子以外の情報と、配線格子情報
とに分離して前記内部記憶装置にそれぞれ格納する第1
の手段と、前記内部記憶装置に格納した配線格子情報を
呼び出して機能ブロック内でX方向・Y方向について展
開すると共に、この展開して設定されたX方向・Y方向
の隣り合った配線格子間の中間点にハーフ格子を設定
し、このハーフ格子情報を新たに前記内部記憶装置に格
納する第2の手段と、前記第1の手段で内部記憶装置に
格納した入力・出力端子情報から1つの端子情報を呼び
出すと共に、前記第2の手段で設定したハーフ格子情報
を前記内部記憶装置から呼び出して、機能ブロック上で
重ね合わせ、X方向・Y方向のハーフ格子から隣のハー
フ格子までで囲まれた領域に存在する入力・出力端子情
報を前記領域単位に分割することで、自動配線処理にお
いて自動配線接続出来る基本領域と、自動配線接続が出
来ない拡張領域とに分ける第3の手段と、前記基本領域
の上下左右の辺を所定の単位で前記基本領域の外側に、
前記基本領域を拡張するように移動し、隣接する領域と
接するかもしくは重なり合うまで前記上下左右の辺を移
動する第4の手段と、前記第4の手段で拡張した基本領
域内に含まれる端子情報を、この領域に含まれる入力・
出力端子として分割し、前記内部記憶装置に格納する第
5の手段と、を少なくとも含むことを特徴とするもので
あり、叉、第2態様は、半導体装置の自動配線処理装置
であって、機能ブロックレイアウト情報を外部記憶装置
から読み込み、前記機能ブロックレイアウト情報を、入
力・出力端子情報と、入力・出力端子以外の情報と、配
線格子情報とに分離して前記内部記憶装置にそれぞれ格
納する第1の手段と、前記内部記憶装置に格納した配線
格子情報を呼び出して機能ブロック内でX方向・Y方向
について展開し、その結果を格納する第2の手段と、前
記第1の手段で内部記憶装置に格納した入力・出力端子
情報から1つの端子情報を呼び出すと共に、前記第2の
手段で展開した格子情報を前記内部記憶装置から呼び出
して、機能ブロック上で重ね合わせ、前記機能ブロック
の領域内にある配線格子のX方向とY方向とが交差する
交点と入力・出力端子情報とが重なる点を抽出する第3
の手段と、前記抽出した点を含む領域を形成し、この領
域の上下左右の辺を所定の単位で前記領域の外側に、前
記領域を拡張するように移動し、隣接する領域と接する
かもしくは重なり合うまで前記上下左右の辺を移動する
第4の手段と、前記第4の手段で拡張した領域内に含ま
れる端子情報を、この領域に含まれる入力・出力端子と
して分割し、前記内部記憶装置に格納する第5の手段
と、を少なくとも含むことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係わる自動配線処理にお
ける機能ブロック端子の分割方法は、自動配線処理で使
用する機能ブロックの端子が複数の配線格子交点(X軸
とY軸との交点が自動配線で接続される)にまたがる場
合において、機能ブロックの領域内にある配線格子間の
中点にハーフ格子を設け、このハーフ格子から次のハー
フ格子までの間の領域内に入力・出力端子が含まれる場
合、その領域を基本領域とし、この基本領域の上下左右
辺を設計最小ユニット単位で前記基本領域から外側に移
動して前記基本領域を拡張し、拡張する基本領域の上下
左右辺が他の領域と接する場合もしくは他の領域と重な
る場合には、その辺の移動を停止し、残りの辺の移動を
行って領域拡張を続け、領域拡張が終了した後、複数の
配線格子の交点にまたがって配置されている複数の端子
を、それぞれの領域に含まれる入力・出力端子として分
割することを特徴とするものであり、又、機能ブロック
の領域内にある配線格子のX方向とY方向とが交差する
交点と入力・出力端子情報とが重なる点を抽出し、この
点を含む領域を形成し、この領域の上下左右の辺を上下
左右方向に拡張し、この拡張した領域が他の領域と接す
る場合もしくは重なる時、その方向への拡張を停止し、
残りの方向の領域拡張を続け、領域の拡張が終了した
後、複数の配線格子の交点にまたがって配置されている
複数の端子を、それぞれの領域に含まれる入力・出力端
子として分割することを特徴とするものであり、このよ
うに構成することで、自動配線処理における設定ミスを
防止し、設計効率を向上させるものである。
【0016】
【実施例】以下に、本発明に係わる自動配線処理におけ
る機能ブロック端子の分割方法とこの方法を記録した記
録媒体及びこの方法による自動配線処理装置の具体例を
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】(第1の具体例)図1は、本発明に係わる
自動配線処理における機能ブロック端子の分割方法の第
1の具体例のフローチャート、図2〜図10は、第1の
具体例を説明する図である。
【0018】以下に、第1の具体例を更に詳細に説明す
る。
【0019】(処理1)図2の機能ブロックレイアウト
情報を外部記憶装置(図示していない)から読み込み、
この情報を。図3〜図5のように、入力・出力端子情報
(図4)と、入力・出力端子以外の情報(具体的には、
図3のような機能ブロックの拡散層の情報)と、配線格
子情報(図5)とに分離して内部記憶装置にそれぞれ格
納する。
【0020】(処理2)内部記憶装置に格納した配線格
子情報を呼び出し、機能ブロック内でX方向・Y方向に
ついてどのように設定されていたかを展開する。そし
て、図6のように展開して設定されたX方向の配線格子
の隣り合った配線格子どうしのちょうと中間点にハーフ
格子を設定して、このハーフ格子情報を新たに内部記憶
装置に格納する。同様に、Y方向の配線格子についても
ハーフ格子を設定し、内部記憶装置に格納する。
【0021】(処理3)図7のように、前記処理1で内
部記憶装置に格納した入力・出力端子情報から1つの端
子情報(図7には、1つの入力端子情報が示されてい
る)と前記処理2で設定したハーフ格子情報とを内部記
憶装置から呼び出して、機能ブロック上で重ね合わせ
る。
【0022】X方向・Y方向のハーフ格子から隣のハー
フ格子までで囲まれた領域に存在する入力・出力端子情
報をハーフ格子で囲まれた領域単位で分割する。この
時、領域分割された入力・出力端子情報の中で必ずX方
向とY方向の配線格子交点が1つだけ存在する領域と前
記配線格子交点が存在しない領域が発生する。配線格子
交点(図7において、A、B、C、D、E)が存在する
領域は、従来の自動配線処理において自動配線が接続出
来る点であり、配線格子交点が存在しない領域は、自動
配線が接続出来ない点である。
【0023】そして、配線格子交点が存在する領域を基
本領域とし、前記配線格子交点が存在しない領域を拡張
領域として内部記憶装置に分類・格納する。
【0024】(処理4)図8のように、前記の配線格子
交点が存在する基本領域を設計最小ユニット(最小ユニ
ットが0.01μmであったら、0.01μm)ずつ上
下左右辺を少しずつ基本領域から外側に移動して基本領
域の拡張を繰り返し行う。この際、配線格子交点が存在
する基本領域の上下左右辺が他の基本領域の上下左右辺
のいずれかに重なりあったり、又は、この基本領域を拡
張することにより、基本領域どうしが重なりあう場合
は、その辺の移動を停止し、残りの辺の移動を続けるこ
とで基本領域の拡張を行う。
【0025】図8では、端子情報Bを含む基本領域の辺
aは紙面下方向に、端子情報Cを含む基本領域の辺bは
紙面左方向に、それぞれ移動しようとする。しかし、こ
の場合、端子情報Bを含む基本領域と端子情報Cを含む
基本領域とが重なり合うから、この場合、辺a、bの移
動を一旦中止する。
【0026】同様に、端子情報Cを含む基本領域の辺c
は紙面右方向に、端子情報Dを含む基本領域の辺dは紙
面下方向に、それぞれ移動しようとする。しかし、この
場合も、端子情報Cを含む基本領域と端子情報Dを含む
基本領域とが重なり合うから、この場合も、辺c、dの
移動を一旦中止する。
【0027】上記の処理が終了した後、図9のように、
基本領域どうしが重なって拡張が停止した辺で、さらに
拡張が可能な辺がないかを抽出して、拡張可能であれば
上記処理を行って領域拡張する。図9では、図8の辺の
移動を一旦停止した状態から、一方の辺のみを移動す
る。この例では、紙面の上下方向の移動を優先するよう
に構成しているから、辺a、dを図9の矢印方向に移動
する。
【0028】尚、拡張可能範囲を設定した場合には、設
定した拡張可能範囲まで拡張する。また、拡張可能範囲
を設定しない場合は、機能ブロックの領域範囲内で基本
領域の拡張を行う。
【0029】このようにして、全ての入力・出力端子情
報において、同様の処理を繰り返す。
【0030】(処理5)図10のように、前記処理4の
処理が終了した後、基本領域内の端子情報に、基本領域
に含まれないその他の領域(図では拡張領域と記した)
の端子情報を含め、これを一つの基本領域内の端子矩形
情報として内部記憶装置に格納し、このデータを端子と
して定義する。
【0031】(処理6)更に、内部記憶装置に格納した
入力・出力端子情報から残りの端子情報を取り出して、
前記処理3〜処理5を同様に繰り返し、全ての入力・出
力端子情報において処理を行う。
【0032】このように、第1の具体例の機能ブロック
端子の分割方法は、半導体装置の自動配線処理における
機能ブロック端子の分割方法であって、機能ブロックレ
イアウト情報を外部記憶装置から読み込み、前記機能ブ
ロックレイアウト情報を、入力・出力端子情報と、入力
・出力端子以外の情報と、配線格子情報とに分離して前
記内部記憶装置にそれぞれ格納する第1の段階と、前記
内部記憶装置に格納した配線格子情報を呼び出して機能
ブロック内でX方向・Y方向について展開すると共に、
この展開して設定されたX方向・Y方向のの隣り合った
配線格子間の中間点にハーフ格子を設定し、このハーフ
格子情報を新たに前記内部記憶装置に格納する第2の段
階と、前記第1の段階で内部記憶装置に格納した入力・
出力端子情報から1つの端子情報を呼び出すと共に、前
記第2の段階で設定したハーフ格子情報を前記内部記憶
装置から呼び出して、機能ブロック上で重ね合わせ、X
方向・Y方向のハーフ格子から隣のハーフ格子までで囲
まれた領域に存在する入力・出力端子情報を前記領域単
位に分割することで、自動配線処理において自動配線接
続出来る基本領域と、自動配線接続が出来ない拡張領域
とに分ける第3の段階と、前記基本領域の上下左右の辺
を所定の単位で前記基本領域の外側に、前記基本領域を
拡張するように移動し、隣接する領域と接するかもしく
は重なり合うまで前記上下左右の辺を移動する第4の段
階と、前記第4の段階で拡張した基本領域内に含まれる
端子情報を、この領域に含まれる入力・出力端子として
分割し、前記内部記憶装置に格納する第5の段階と、を
少なくとも含むことを特徴とするものである。
【0033】(第2の具体例)図11は、本発明の第2
の具体例のフローチャート、図12〜図15は、第2の
具体例を説明する図である。
【0034】以下に、第2の具体例を更に詳細に説明す
る。
【0035】(処理1)図3〜図5のように、機能ブロ
ックレイアウト情報を外部記憶装置(図示していない)
から読み込み、この情報を入力・出力端子情報と、入力
・出力端子以外の情報(具体的には、機能ブロックの拡
散層の情報)と、配線格子情報とにそれぞれ分離し、内
部記憶装置にそれぞれ格納する。
【0036】(処理2)図12のように、内部記憶装置
に格納した配線格子情報を呼び出して、機能ブロック内
でX方向・Y方向についてどのように設定されていたか
を展開する。
【0037】(処理3)更に、図13のように、前記処
理1で内部記憶装置に格納した入力・出力端子情報から
1つの端子情報と前記処理2で設定した配線格子情報と
を内部記憶装置から呼び出して、機能ブロック上で重ね
合わせる。そして、X方向・Y方向の配線格子の交点と
入力・出力端子情報とが重なる点(図13のA、B、
C、D、Eの点)を抽出して内部記憶装置に格納する。
【0038】(処理4)次に、図14のように、配線格
子交点(図13のA、B、C、D、Eの点)を含む領域
を設定し、この領域の上下左右の辺をそれぞれ上下左右
方向に移動して領域を徐々に拡張する。この場合、設計
最小ユニット(最小ユニットが0.01μmであった
ら、0.01μm)ずつ上下左右方向に少しずつ拡張を
繰り返す。この場合、第1の具体例と同様に、配線格子
交点から上下左右方向に拡張した領域とその他の領域が
重なりあうまで領域の拡張を繰り返し、領域どうしが重
なりあった場合は、その方向への領域拡張は停止し、残
りの方向への領域拡張を続ける。
【0039】又、第1の具体例と同様に、拡張可能範囲
を設定した場合、設定した拡張可能範囲まで、繰り返し
て拡張する。また、前記拡張可能範囲を設定しない場合
は、機能ブロックの領域範囲内で基本領域拡張を繰り返
して行う。
【0040】上記の処理が終了した後、図14のように
前記配線格子交点から上下左右方向に拡張した領域どう
しが重なりあった方向について、さらに拡張が可能な方
向がないかを抽出して、拡張可能であれば上記処理を行
って拡張する。図14では、辺e、gを紙面上方向に、
辺fを紙面下方向に移動して、領域の拡張処理を終了す
る。
【0041】(処理5)そして、図15のように、前記
処理4の処理が終了した領域内に含まれる入力・出力端
子情報の端子矩形情報を分割して内部記憶装置に格納す
る。
【0042】(処理6)更に、内部記憶装置に格納した
入力・出力端子情報から残りの端子情報を取り出して、
前記処理3〜処理5を同様に繰り返し、全ての入力・出
力端子情報において処理を行う。
【0043】このように、第2の具体例の機能ブロック
端子の分割方法は、半導体装置の自動配線処理における
機能ブロック端子の分割方法であって、機能ブロックレ
イアウト情報を外部記憶装置から読み込み、前記機能ブ
ロックレイアウト情報を、入力・出力端子情報と、入力
・出力端子以外の情報と、配線格子情報とに分離して前
記内部記憶装置にそれぞれ格納する第1の段階と、前記
内部記憶装置に格納した配線格子情報を呼び出して機能
ブロック内でX方向・Y方向について展開し、その結果
を格納する第2の段階と、前記第1の段階で内部記憶装
置に格納した入力・出力端子情報から1つの端子情報を
呼び出すと共に、前記第2の段階で展開した格子情報を
前記内部記憶装置から呼び出して、機能ブロック上で重
ね合わせ、前記機能ブロックの領域内にある配線格子の
X方向とY方向とが交差する交点と入力・出力端子情報
とが重なる点を抽出する第3の段階と、前記抽出した点
を含む領域を形成し、この領域の上下左右の辺を所定の
単位で前記領域の外側に、前記領域を拡張するように移
動し、隣接する領域と接するかもしくは重なり合うまで
前記上下左右の辺を移動する第4の段階と、前記第4の
段階で拡張した領域内に含まれる端子情報を、この領域
に含まれる入力・出力端子として分割し、前記内部記憶
装置に格納する第5の段階と、を少なくとも含むことを
特徴とするものである。
【0044】
【発明の効果】本発明では、上述のように構成したの
で、設定抜けや配線格子に接しない端子設定ミスなどが
防止でき、設計の効率が向上する。
【0045】また、余分な処理の追加や記憶領域の追加
することなく、従来の自動配置配線ツールの機能をその
まま使用することが出来るという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動配線処理における機能ブロ
ック端子の分割方法の第1の具体例のフローチャートで
ある。
【図2】入力・出力端子情報と、入力・出力端子以外の
情報と、配線格子情報とを含む機能ブロックレイアウト
情報を示す図である。
【図3】機能ブロックレイアウト情報から、入力・出力
端子以外の情報を分離した状態を示す図である。
【図4】機能ブロックレイアウト情報から、入力・出力
端子情報を分離した状態を示す図である。
【図5】機能ブロックレイアウト情報から、配線格子情
報を分離した状態を示す図である。
【図6】配線格子情報にハーフ格子情報を重ねた状態を
示す図である。
【図7】基本領域と基本領域以外の領域に分けた状態を
示す図である。
【図8】基本領域の拡張を示す図である。
【図9】基本領域の拡張を示す図である。
【図10】端子矩形情報として内部記憶装置に格納した
状態を示す図である。
【図11】本発明の第2の具体例のフローチャートであ
る。
【図12】第2の具体例の配線格子を示す図である。
【図13】第2の具体例を示す図であり、配線格子と機
能ブロックとを重ねた状態を示す図である。
【図14】領域の拡張を示す図である。
【図15】領域の拡張を示す図である。
【図16】従来例を示す図である。
【図17】従来例を示す図である。
【符号の説明】
A、B、C、D、E 端子 a、b、c、d 第1の具体例の基本領域の辺 e、f、g 第2の具体例の拡張する領域の辺
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82 G06F 17/50

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の自動配線処理における機能
    ブロック端子の分割方法であって、 機能ブロックの領域内にある配線格子間の中点にハーフ
    格子を設け、このハーフ格子から次のハーフ格子までの
    間の領域内に入力・出力端子が含まれる場合、その領域
    を基本領域とし、この基本領域の上下左右辺を設計最小
    ユニット単位で前記基本領域から外側に移動して前記基
    本領域を拡張し、拡張する基本領域の上下左右辺が他の
    領域と接する場合もしくは他の領域と重なる場合には、
    その辺の移動を停止し、残りの辺の移動を行って領域拡
    張を続け、領域拡張が終了した後、複数の配線格子の交
    点にまたがって配置されている複数の端子を、それぞれ
    の領域に含まれる入力・出力端子として分割することを
    特徴とする機能ブロック端子の分割方法。
  2. 【請求項2】 半導体装置の自動配線処理における機能
    ブロック端子の分割方法であって、 機能ブロックレイアウト情報を外部記憶装置から読み込
    み、前記機能ブロックレイアウト情報を、入力・出力端
    子情報と、入力・出力端子以外の情報と、配線格子情報
    とに分離して前記内部記憶装置にそれぞれ格納する第1
    の段階と、 前記内部記憶装置に格納した配線格子情報を呼び出して
    機能ブロック内でX方向・Y方向について展開すると共
    に、この展開して設定されたX方向・Y方向のの隣り合
    った配線格子間の中間点にハーフ格子を設定し、このハ
    ーフ格子情報を新たに前記内部記憶装置に格納する第2
    の段階と、 前記第1の段階で内部記憶装置に格納した入力・出力端
    子情報から1つの端子情報を呼び出すと共に、前記第2
    の段階で設定したハーフ格子情報を前記内部記憶装置か
    ら呼び出して、機能ブロック上で重ね合わせ、X方向・
    Y方向のハーフ格子から隣のハーフ格子までで囲まれた
    領域に存在する入力・出力端子情報を前記領域単位に分
    割することで、自動配線処理において自動配線接続出来
    る基本領域と、自動配線接続が出来ない拡張領域とに分
    ける第3の段階と、 前記基本領域の上下左右の辺を所定の単位で前記基本領
    域の外側に、前記基本領域を拡張するように移動し、隣
    接する領域と接するかもしくは重なり合うまで前記上下
    左右の辺を移動する第4の段階と、 前記第4の段階で拡張した基本領域内に含まれる端子情
    報を、この領域に含まれる入力・出力端子として分割
    し、前記内部記憶装置に格納する第5の段階と、 を少なくとも含むことを特徴とする機能ブロック端子の
    分割方法。
  3. 【請求項3】 半導体装置の自動配線処理における機能
    ブロック端子の分割方法であって、 機能ブロックの領域内にある配線格子のX方向とY方向
    とが交差する交点と入力・出力端子情報とが重なる点を
    抽出し、この点を含む領域を形成し、この領域の上下左
    右の辺を上下左右方向に拡張し、この拡張した領域が他
    の領域と接する場合もしくは重なる時、その方向への拡
    張を停止し、残りの方向の領域拡張を続け、領域の拡張
    が終了した後、複数の配線格子の交点にまたがって配置
    されている複数の端子を、それぞれの領域に含まれる入
    力・出力端子として分割することを特徴とする機能ブロ
    ック端子の分割方法。
  4. 【請求項4】 半導体装置の自動配線処理における機能
    ブロック端子の分割方法であって、 機能ブロックレイアウト情報を外部記憶装置から読み込
    み、前記機能ブロックレイアウト情報を、入力・出力端
    子情報と、入力・出力端子以外の情報と、配線格子情報
    とに分離して前記内部記憶装置にそれぞれ格納する第1
    の段階と、 前記内部記憶装置に格納した配線格子情報を呼び出して
    機能ブロック内でX方向・Y方向について展開し、その
    結果を格納する第2の段階と、 前記第1の段階で内部記憶装置に格納した入力・出力端
    子情報から1つの端子情報を呼び出すと共に、前記第2
    の段階で展開した格子情報を前記内部記憶装置から呼び
    出して、機能ブロック上で重ね合わせ、前記機能ブロッ
    クの領域内にある配線格子のX方向とY方向とが交差す
    る交点と入力・出力端子情報とが重なる点を抽出する第
    3の段階と、 前記抽出した点を含む領域を形成し、この領域の上下左
    右の辺を所定の単位で前記領域の外側に、前記領域を拡
    張するように移動し、隣接する領域と接するかもしくは
    重なり合うまで前記上下左右の辺を移動する第4の段階
    と、 前記第4の段階で拡張した領域内に含まれる端子情報
    を、この領域に含まれる入力・出力端子として分割し、
    前記内部記憶装置に格納する第5の段階と、 を少なくとも含むことを特徴とする機能ブロック端子の
    分割方法。
  5. 【請求項5】 半導体装置の自動配線処理における機能
    ブロック端子の分割方法のコンピュータプログラムを記
    録した記録媒体であって、 機能ブロックレイアウト情報を外部記憶装置から読み込
    み、前記機能ブロックレイアウト情報を、入力・出力端
    子情報と、入力・出力端子以外の情報と、配線格子情報
    とに分離して前記内部記憶装置にそれぞれ格納する第1
    のステップと、 前記内部記憶装置に格納した配線格子情報を呼び出して
    機能ブロック内でX方向・Y方向について展開すると共
    に、この展開して設定されたX方向・Y方向の隣り合っ
    た配線格子間の中間点にハーフ格子を設定し、このハー
    フ格子情報を新たに前記内部記憶装置に格納する第2の
    ステップと、 前記第1のステップで内部記憶装置に格納した入力・出
    力端子情報から1つの端子情報を呼び出すと共に、前記
    第2のステップで設定したハーフ格子情報を前記内部記
    憶装置から呼び出して、機能ブロック上で重ね合わせ、
    X方向・Y方向のハーフ格子から隣のハーフ格子までで
    囲まれた領域に存在する入力・出力端子情報を前記領域
    単位に分割することで、自動配線処理において自動配線
    接続出来る基本領域と、自動配線接続が出来ない拡張領
    域とに分ける第3のステップと、 前記基本領域の上下左右の辺を所定の単位で前記基本領
    域の外側に、前記基本領域を拡張するように移動し、隣
    接する領域と接するかもしくは重なり合うまで前記上下
    左右の辺を移動する第4のステップと、 前記第4のステップで拡張した基本領域内に含まれる端
    子情報を、この領域に含まれる入力・出力端子として分
    割し、前記内部記憶装置に格納する第5のステップと、 を少なくとも含むことを特徴とする記録媒体。
  6. 【請求項6】 半導体装置の自動配線処理における機能
    ブロック端子の分割方法のコンピュータプログラムを記
    録した記録媒体であって、 機能ブロックレイアウト情報を外部記憶装置から読み込
    み、前記機能ブロックレイアウト情報を、入力・出力端
    子情報と、入力・出力端子以外の情報と、配線格子情報
    とに分離して前記内部記憶装置にそれぞれ格納する第1
    のステップと、 前記内部記憶装置に格納した配線格子情報を呼び出して
    機能ブロック内でX方向・Y方向について展開し、その
    結果を格納する第2のステップと、 前記第1のステップで内部記憶装置に格納した入力・出
    力端子情報から1つの端子情報を呼び出すと共に、前記
    第2のステップで展開した格子情報を前記内部記憶装置
    から呼び出して、機能ブロック上で重ね合わせ、前記機
    能ブロックの領域内にある配線格子のX方向とY方向と
    が交差する交点と入力・出力端子情報とが重なる点を抽
    出する第3のステップと、 前記抽出した点を含む領域を形成し、この領域の上下左
    右の辺を所定の単位で前記領域の外側に、前記領域を拡
    張するように移動し、隣接する領域と接するかもしくは
    重なり合うまで前記上下左右の辺を移動する第4のステ
    ップと、 前記第4のステップで拡張した領域内に含まれる端子情
    報を、この領域に含まれる入力・出力端子として分割
    し、前記内部記憶装置に格納する第5のステップと、 を少なくとも含むことを特徴とする記録媒体。
  7. 【請求項7】 半導体装置の自動配線処理装置であっ
    て、 機能ブロックレイアウト情報を外部記憶装置から読み込
    み、前記機能ブロックレイアウト情報を、入力・出力端
    子情報と、入力・出力端子以外の情報と、配線格子情報
    とに分離して前記内部記憶装置にそれぞれ格納する第1
    の手段と、 前記内部記憶装置に格納した配線格子情報を呼び出して
    機能ブロック内でX方向・Y方向について展開すると共
    に、この展開して設定されたX方向・Y方向の隣り合っ
    た配線格子間の中間点にハーフ格子を設定し、このハー
    フ格子情報を新たに前記内部記憶装置に格納する第2の
    手段と、 前記第1の手段で内部記憶装置に格納した入力・出力端
    子情報から1つの端子情報を呼び出すと共に、前記第2
    の手段で設定したハーフ格子情報を前記内部記憶装置か
    ら呼び出して、機能ブロック上で重ね合わせ、X方向・
    Y方向のハーフ格子から隣のハーフ格子までで囲まれた
    領域に存在する入力・出力端子情報を前記領域単位に分
    割することで、自動配線処理において自動配線接続出来
    る基本領域と、自動配線接続が出来ない拡張領域とに分
    ける第3の手段と、 前記基本領域の上下左右の辺を所定の単位で前記基本領
    域の外側に、前記基本領域を拡張するように移動し、隣
    接する領域と接するかもしくは重なり合うまで前記上下
    左右の辺を移動する第4の手段と、 前記第4の手段で拡張した基本領域内に含まれる端子情
    報を、この領域に含まれる入力・出力端子として分割
    し、前記内部記憶装置に格納する第5の手段と、 を少なくとも含むことを特徴とする半導体装置の自動配
    線処理装置。
  8. 【請求項8】 半導体装置の自動配線処理装置であっ
    て、 機能ブロックレイアウト情報を外部記憶装置から読み込
    み、前記機能ブロックレイアウト情報を、入力・出力端
    子情報と、入力・出力端子以外の情報と、配線格子情報
    とに分離して前記内部記憶装置にそれぞれ格納する第1
    の手段と、 前記内部記憶装置に格納した配線格子情報を呼び出して
    機能ブロック内でX方向・Y方向について展開し、その
    結果を格納する第2の手段と、 前記第1の手段で内部記憶装置に格納した入力・出力端
    子情報から1つの端子情報を呼び出すと共に、前記第2
    の手段で展開した格子情報を前記内部記憶装置から呼び
    出して、機能ブロック上で重ね合わせ、前記機能ブロッ
    クの領域内にある配線格子のX方向とY方向とが交差す
    る交点と入力・出力端子情報とが重なる点を抽出する第
    3の手段と、 前記抽出した点を含む領域を形成し、この領域の上下左
    右の辺を所定の単位で前記領域の外側に、前記領域を拡
    張するように移動し、隣接する領域と接するかもしくは
    重なり合うまで前記上下左右の辺を移動する第4の手段
    と、 前記第4の手段で拡張した領域内に含まれる端子情報
    を、この領域に含まれる入力・出力端子として分割し、
    前記内部記憶装置に格納する第5の手段と、 を少なくとも含むことを特徴とする半導体装置の自動配
    線処理装置。
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