JP3386974B2 - クラッチ倍力装置 - Google Patents

クラッチ倍力装置

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JP3386974B2
JP3386974B2 JP05566197A JP5566197A JP3386974B2 JP 3386974 B2 JP3386974 B2 JP 3386974B2 JP 05566197 A JP05566197 A JP 05566197A JP 5566197 A JP5566197 A JP 5566197A JP 3386974 B2 JP3386974 B2 JP 3386974B2
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健吉 今村
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    • F16D25/08Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D25/08Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
    • F16D2025/081Hydraulic devices that initiate movement of pistons in slave cylinders for actuating clutches, i.e. master cylinders

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などに装備
されるクラッチ倍力装置に関し、特に、半自動式のクラ
ッチ倍力装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクラッチ倍力装置1とし
ては、例えば、図3に示すものがある。図3によれば、
このクラッチ倍力装置1は、主として、パワーシリンダ
部10、コントロールバルブ部20、ストロークシリン
ダ部30およびクラッチ板摩耗に対する自動調整機能を
も有する中継シリンダ部40から構成されている。
【0003】前記パワーシリンダ部10は、パワーピス
トン11がシリンダ12内に摺動自在に配設されてお
り、圧力室13に供給された圧縮空気により、図で右方
向に往動し、大気圧室14に配設された戻しばね15に
より、図で左方向に復動されるようになっている。な
お、前記大気圧室14は、大気開放弁16を介して大気
に連通されている。前記コントロールバルブ部20は、
マスタシリンダ60から供給される液圧により、ハウジ
ング2に摺動自在に嵌装されたバルブリフタ21が作動
し、該バルブリフタ21によって弁体22が開弁され
て、エアタンク3aから前記弁体22(および後記ダブ
ルチェックバルブ5)を介して、前記パワーシリンダ部
10に圧縮空気を供給する。また、前記ストロークシリ
ンダ部30は、ストロークピストン31がストロークシ
リンダ32内に摺動自在に配設されており、前記マスタ
シリンダ60から供給される液圧により作動され、前記
パワーピストン11を往動方向に直接押圧するようにな
っている。
【0004】さらに、前記中継シリンダ部40は、その
シリンダ41a,41bに、第1および第2の中継ピス
トン42,43がそれぞれ摺動自在に配設されており、
該第1および第2の中継ピストン42,43により、前
記シリンダ41a,41bは、前記マスタシリンダ60
の出力圧室60aに連通するリザバー液室44と、中継
シリンダ液室45a,45bと、大気室46とに画成さ
れている。また、前記第1の中継ピストン42を前記パ
ワーピストン11のピストンロッド11aに係止し、前
記第2の中継ピストン43をクラッチ操作レバー62に
連結された出力ロッド63に係合するとともに、前記第
1の中継ピストン42には、閉止弁47が配装され、前
記パワーピストン11の非作動状態時に前記閉止弁47
を開成して、該リザバー液室44から該中継シリンダ液
室45a,45bに液体を補給する。
【0005】そして、前記パワーピストン11が往動す
ると、前記閉止弁47が閉成されるとともに、前記第1
の中継ピストン42が往動され、その動力が、前記中継
シリンダ液室45a,45b(管路4aにより連通)内
の液体、前記第2の中継ピストン43、前記出力ロッド
63を介して、前記クラッチ操作レバー62に伝達され
るようになっている。このような構成により、該中継シ
リンダ部40は、クラッチ板摩耗に対する自動調整機能
を有し、前記パワーピストン11の初期位置はクラッチ
板の摩耗による影響を受けない。
【0006】このように構成されたクラッチ倍力装置1
は、図3に示すように、コントロールバルブ部20から
の圧縮空気が管路4bを介して、ダブルチェックバルブ
5の一方の入力口5aに供給され、その出力口5cか
ら、管路4cを介してパワーシリンダ部10の圧力室1
3に供給されている。また、該ダブルチェックバルブ5
の他方の入力口5bは、コントローラ70によって制御
される電磁切換弁71を介して、エアタンク3bに接続
されている。さらに、前記ストロークシリンダ部30の
液圧室33は、管路4dを介してマスターシリンダ60
の出力圧室60aに接続されている。
【0007】このクラッチ操作装置1は、以下のように
作用する。前記マスターシリンダ60のペダル61を踏
み込むと、その出力圧室60aの液体は、前記ストロー
クシリンダ部30の液圧室33に圧送されるとともに、
管路4eを介してコントロールバルブ部20の液圧室2
3に圧送される。したがって、ストロークピストン31
が図3において右方に摺動されるとともに、バルブリフ
タ21が図3において右方に摺動される。該バルブリフ
タ21が摺動されると、該バルブリフタ21の先端が前
記弁体22に当接して通路24を閉塞し、さらに弁体2
2を押し開いてエア供給ポート25と変圧室26とを連
通する。すると、エアタンク3aの圧縮空気は管路4
f、変圧室26からダブルチェックバルブ5を経てパワ
ーシリンダ部10の圧力室13に供給される。この圧力
室13に供給された圧縮空気は、パワーピストン11を
図3において右方に往動させる。該パワーピストン11
が往動されると、それに伴って、前記閉止弁47が閉塞
され、かつ第1の中継ピストン42も図3において右方
に摺動される。したがって、第1の中継ピストン42の
摺動にともなって、中継シリンダ液室45aの液体が管
路4aを介して、前記シリンダ41bの中継シリンダ液
室45bに移動し、第2中継ピストン43を図3におい
て右方へ摺動させる。この第2中継ピストン43は、前
記出力ロッド63を図3において右方へ移動させ、これ
により、クラッチ操作レバー62を作動して、クラッチ
を断にする。
【0008】前記マスターシリンダ60のクラッチペダ
ル61の踏力を解除すると、バルブリフタ21は、図3
の状態に復帰する。したがって、変圧室26は通路2
4、大気圧室14を経て大気開放弁16から大気に開放
され、圧力室13の圧縮空気をダブルチェックバルブ
5、コントロールバルブ部20の変圧室26を経て大気
に放出させる。この放出で、第1の中継ピストン42は
図3に示した状態に復帰し、それに伴って第2の中継ピ
ストン43も復帰する。そして、クラッチ操作レバー6
2を図3に示す位置に復帰させて、クラッチを再び接
ぐ。
【0009】クラッチの動作を自動的に行う場合には、
コントローラ70によって電磁切換弁71を一方に作動
させ、それによってエアタンク3bの圧縮空気をダブル
チェックバルブ5を経てパワーシリンダ部10の圧力室
13に供給し、パワーピストン11を図3において右方
に往動させ、またコントローラ70によって電磁切換弁
71を他方に作動させ、それによって圧力室13の圧縮
空気をダブルチェックバルブ5、電磁切換弁71を介し
て大気に開放させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のクラッチ倍力装置1にあっては、自動操作からマニ
ュアル操作への切換時には、前記ストロークシリンダ部
30のストロークピストン31の位置は、ストロークシ
リンダ32内で、いつも定位置であるのに対して、マニ
ュアル操作時には、クラッチペダル61を踏んだ後の戻
し方によっては、前記ストロークピストン31の位置が
しばしば変わるため、次のような問題点があった。
【0011】すなわち、図4(a)に示すように、前記
パワーピストン11の復動完了時に、該パワーピストン
11と前記ストロークピストン31との間に遊び分ΔL
があると、図4(b)のように該遊び分ΔLが全くない
場合に比べて(クラッチ操作レバー62におけるクラッ
チの断、接位置は、図4(a)も図4(b)も同じ)、
クラッチペダル61を操作するとき、クラッチペダル6
1におけるクラッチの断、接位置が異なってしまう。そ
の理由は、クラッチペダル61におけるクラッチの断位
置については、図4(a)では、前記パワーピストン1
1と前記ストロークピストン31との間に遊び分ΔLが
あり、クラッチペダル61を踏むと、該ストロークピス
トン31は該遊び分ΔLを過ぎてから前記パワーピスト
ン11を押圧、駆動して、前記クラッチ操作レバー62
を回動するので、図4(b)の方が早く断になる。ま
た、クラッチペダル61におけるクラッチの接位置につ
いては、クラッチペダル61の同じストローク量に対し
て、図4(a)より図4(b)の方が、前記遊び分ΔL
だけ前記クラッチ操作レバー62を多く回動するので、
該クラッチペダル61が戻るときは、図4(a)の方が
早く接になる。
【0012】ここで、前記ストロークピストン31が、
図4(a)に示すように、前記パワーピストン11と前
記ストロークピストン31との間に遊び分ΔLを生ずる
位置に停止する理由としては、信号待ちで停車(駐車を
含む)すると、自動的にクラッチを断にするため、パワ
ーシリンダ部10の圧力室13に圧縮空気が導入されて
前記パワーピストン11は、図で右行し、前記ストロー
クピストン31は左行するためである(自動操作+マニ
ュアル操作)。また、クラッチペダル61を急激に戻す
とき、マスタシリンダ60内に負圧が発生するため、前
記ストロークピストン31が前記ストロークシリンダ3
2の左端へ引かれる。他方、前記ストロークピストン3
1が、図4(b)に示すように、前記遊び分ΔLが全く
ない位置に停止する理由としては、クラッチペダル61
をゆっくり戻す場合である。
【0013】このように、前記従来のクラッチ倍力装置
1は、自動操作からマニュアル操作への切換時と、マニ
ュアル操作時とでは、クラッチペダル61の操作におけ
るクラッチ断、接位置、特に、クラッチ接位置が異なる
という問題点があった。
【0014】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、自動操作からマニュア
ル操作への切換時と、マニュアル操作時とでクラッチペ
ダル操作におけるクラッチ断、接位置、特に、クラッチ
接位置が常時一定かつ同一になるようなクラッチ倍力装
置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、戻しばねにより非作動位置方向に付
勢されるパワーピストンを有するパワーピストン部と、
マスタシリンダからの液圧により作動して、圧縮空気源
からの圧縮空気を前記液圧に応じて調整して前記パワー
シリンダ部に供給し、前記パワーピストンを作動させる
コントロールバルブ部と、前記マスタシリンダからの液
圧により作動し、前記パワーピストンを直接作動方向に
押圧するストロークピストンを有するストロークシリン
ダ部と、シリンダに第1および第2の中継ピストンを直
列にそれぞれ摺動自在に配設して、前記シリンダ内を前
記第1の中継ピストンより後側の前記マスタシリンダの
出力圧室に連通するリザーバ液室と、前記第1と第2の
中継ピストンとの間の中継シリンダ液室と、前記第2の
中継ピストンより前側の大気室に区画し、前記第1の中
継ピストンを前記パワーピストンに係止するとともに、
前記パワーピストンが非作動位置にあるとき開弁して前
記リザーバ液室と前記中継シリンダ液室を連通し、前記
パワーピストンが作動位置にあるとき閉弁して前記リザ
ーバ液室と前記中継シリンダ液室との連通を遮断する閉
止弁を前記第1の中継ピストンに設け、さらに、前記第
2の中継ピストンをクラッチ操作レバーに係合させた中
継シリンダ部とを備えたクラッチ倍力装置において、次
のとおりである。
【0016】前記ストロークピストンと前記パワーピス
トンとの間に、前記ストロークピストンを非作動位置方
向に付勢する圧縮ばねを配設して、前記パワーピストン
の復動完了時には、前記圧縮ばねにより、前記両ピスト
ン31、11の当接端間を互いに離間させ、前記ストロ
ークピストンが、前記マスタシリンダの出力圧室に連通
する液圧室側の前記ストロークシリンダ部の端に当接す
るようにするクラッチ倍力装置である。
【0017】前記圧縮ばねの付勢力が、前記戻しばねの
付勢力より小さいクラッチ倍力装置である。
【0018】前記コントロールバルブ部から前記パワー
ピストン部に供給される圧縮空気が流通する圧縮通気通
路に、ダブルチェックバルブを配設し、そのダブルチェ
ックバルブの一方の入力口に前記コントロールバルブ部
側を接続し、出力口に前記パワーピストン部側を接続す
るとともに、他方の入力口に、コントローラにより開閉
制御される電磁開閉弁を介して圧縮空気源に接続するク
ラッチ倍力装置である。
【0019】本発明は以上のように構成されているの
で、クラッチ倍力装置の非作動状態では、前記ストロー
クピストンと前記パワーピストンとの間に配設された前
記圧縮ばねにより、前記ストロークピストンが非作動位
置に保持するようにしている(前記図4(a)に示す位
置)。このため、このクラッチ倍力装置を、自動操作か
らマニュアル操作への切換えたときと、マニュアル操作
のときとでクラッチペダル操作上、クラッチペダルの踏
み代に変化なく、クラッチ断、接位置、特に、クラッチ
接位置を常時ほぼ一定かつ同一にすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。本発明のク
ラッチ倍力装置は、前記ストロークシリンダ部のストロ
ークピストンと、前記パワーシリンダ部のパワーピスト
ンとの間に、圧縮ばねを配設して、前記両ピストンが互
いに離間するようにし、前記パワーピストン11の復動
完了時には、該ストロークピストンが液圧室側の前記ス
トロークシリンダ端に当接するようにして、クラッチ自
動操作からクラッチマニュアル操作への切換えたとき
と、単にクラッチマニュアル操作のときとでクラッチペ
ダル操作上、クラッチペダルの踏み代に変化なく、かつ
クラッチ断、接位置、特に、クラッチ接位置を常時ほぼ
一定かつ同一にする装置である。
【0021】
【実施例】図1および図2は、本発明のクラッチ倍力装
置の一実施例を示す図で、図1は前記クラッチ倍力装置
をシステムに構成した構成断面図、図2は該クラッチ倍
力装置の主要部の拡大縦断面図である。図1および図2
において、図3と同一部材には同一符号を付して、その
説明を省略する。
【0022】図1および図2において、前記クラッチ倍
力装置6の中継シリンダ部80は、その単一のシリンダ
81に、前記第1および第2の中継ピストン42,43
がそれぞれ摺動自在に配設されており、該第1および第
2の中継ピストン42,43により、前記シリンダ81
は、前記マスタシリンダ60の出力圧室60aに連通す
るリザバー液室44と、中継シリンダ液室45と、大気
室46とに画成されている。前記パワーピストン11の
非作動状態時に前記第1の中継ピストン42に配装され
ている前記閉止弁47を開成して、該リザバー液室44
から該中継シリンダ液室45に液体を補給する。
【0023】そして、前記パワーシリンダ部10の圧力
室13に圧縮空気が供給されて、前記パワーピストン1
1が往動すると、前記閉止弁47が閉成されるととも
に、前記第1の中継ピストン42が往動され、その動力
が、前記中継シリンダ液室45内の液体、前記第2の中
継ピストン43、前記出力ロッド63を介して、前記ク
ラッチ操作レバー62に伝達され、クラッチを断にす
る。
【0024】前記ストロークシリンダ部30のストロー
クシリンダ32内に配設されたストロークピストン31
と、前記パワーシリンダ部10のパワーピストン11と
は、同一軸線上に直列的に配置されており、該両ピスト
ン31,11間、詳しくは該ストロークピストン31の
ばね受け部31aと、該パワーピストン11に固着され
たピストンロッド11a端に形成されたばね受け部11
bとの間には、圧縮ばね82が配設され、該両ピストン
31,11の当接端が、常時互いに隙間83を介して、
離間されるようになっている。このため、前記マスタシ
リンダ60から供給される液圧により、該ストロークピ
ストン31は、該圧縮ばね82を圧縮しながら、直接ま
たは該圧縮ばね82を介して、前記パワーピストン11
を往動方向に押圧するようになる。
【0025】また、前記圧縮ばね82の付勢力は、前記
パワーシリンダ部10の大気圧室14に配設されている
戻しばね15の付勢力より弱く設定されている。そし
て、前記圧縮ばね82の両端は、前記両ピストン31,
11間が最大に離間しても、その付勢力で前記両ピスト
ン31,11に当接されている。したがって、前記パワ
ーピストン11が全ストローク往動した状態でも、該圧
縮ばね82は脱落することはない。
【0026】本実施例のクラッチ倍力装置6によれば、
前記パワーピストン11の復動完了時には、前記圧縮ば
ね82により、前記両ピストン31,11の当接端を互
いに一定間隔の隙間83を離間させて、常時、該ストロ
ークピストン31が液圧室33側の前記ストロークシリ
ンダ32端に当接するようにしている。
【0027】なお、本発明の技術は前記実施の形態にお
ける技術に限定されるものではなく、同様な機能を果た
す他の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は
前記構成の範囲内において種々の変更、付加が可能であ
る。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
クラッチ倍力装置によれば、請求項1ないし請求項3に
ついては、ストロークシリンダ部のストロークピストン
と、パワーピストンとの間に、ストロークピストンを非
作動位置方向に付勢する圧縮ばねを配設するので、自動
操作からマニュアル操作への切換えたときと、マニュア
ル操作のときとでクラッチペダル操作におけるクラッチ
断、接位置、特に、クラッチ接位置を常時ほぼ一定かつ
同一にすることができる。このため、運転者に対して、
クラッチ操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクラッチ倍力装置の一実施例を示す図
で、該クラッチ倍力装置をシステムに構成した構成断面
図である。
【図2】図1の該クラッチ倍力装置の主要部の拡大断面
図である。
【図3】従来の半自動式のクラッチ倍力装置をシステム
に構成した構成断面図である。
【図4】図3のクラッチ倍力装置の問題点を説明する図
で、図4(a)は、パワーピストンの復動完了時に、該
パワーピストンとストロークピストンとの間に遊び分Δ
Lがある場合を示す図で、図4(b)は、同様なとき
に、前記遊び分ΔLが全くない場合を示す図である。
【符号の説明】
1,6 クラッチ倍力装置 3a,3b エアタンク 5 ダブルチェックバルブ 10 パワーシリンダ部 11 パワーピストン 11a ピストンロッド 12 パワーシリンダ 15 戻しばね 20 コントロールバルブ部 21 バルブリフタ 22 弁体 30 ストロークシリンダ部 31 ストロークピストン 32 ストロークシリンダ 40,80 中継シリンダ部 41a,41b,81 シリンダ 42 第1の中継ピストン 43 第2の中継ピストン 44 リザーバ液圧室 45,45a,45b 中継シリンダ液室 46 大気室 47 閉止弁 60 マスタシリンダ 61 クラッチペダル 62 クラッチ操作レバー 63 出力ロッド 70 コントローラ 71 電磁切換弁 82 圧縮ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 25/08 F16D 65/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】戻しばねにより非作動位置方向に付勢され
    るパワーピストンを有するパワーピストン部と、マスタ
    シリンダからの液圧により作動して、圧縮空気源からの
    圧縮空気を前記液圧に応じて調整して前記パワーシリン
    ダ部に供給し、前記パワーピストンを作動させるコント
    ロールバルブ部と、前記マスタシリンダからの液圧によ
    り作動し、前記パワーピストンを直接作動方向に押圧す
    るストロークピストンを有するストロークシリンダ部
    と、シリンダに第1および第2の中継ピストンを直列に
    それぞれ摺動自在に配設して、前記シリンダ内を前記第
    1の中継ピストンより後側の前記マスタシリンダの出力
    圧室に連通するリザーバ液室と、前記第1と第2の中継
    ピストンとの間の中継シリンダ液室と、前記第2の中継
    ピストンより前側の大気室に区画し、前記第1の中継ピ
    ストンを前記パワーピストンに係止するとともに、前記
    パワーピストンが非作動位置にあるとき開弁して前記リ
    ザーバ液室と前記中継シリンダ液室を連通し、前記パワ
    ーピストンが作動位置にあるとき閉弁して前記リザーバ
    液室と前記中継シリンダ液室との連通を遮断する閉止弁
    を前記第1の中継ピストンに設け、さらに、前記第2の
    中継ピストンをクラッチ操作レバーに係合させた中継シ
    リンダ部とを備えたクラッチ倍力装置において、 前記ストロークピストンと前記パワーピストンとの間
    に、前記ストロークピストンを非作動位置方向に付勢す
    る圧縮ばねを配設して、前記パワーピストンの復動完了
    時には、前記圧縮ばねにより、前記ストロークピストン
    と前記パワーピストンとの当接端の間を互いに一定間隔
    を離間させ、かつ前記ストロークピストンが、前記マス
    タシリンダの出力圧室に連通する液圧室側の前記ストロ
    ークシリンダ部の端に当接するようにすることを特徴と
    するクラッチ倍力装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮ばねの付勢力が、前記戻しばね
    の付勢力より小さいことを特徴とする請求項1に記載の
    クラッチ倍力装置。
  3. 【請求項3】 前記コントロールバルブ部から前記パワ
    ーピストン部に供給される圧縮空気が流通する圧縮通気
    通路に、ダブルチェックバルブを配設し、そのダブルチ
    ェックバルブの一方の入力口に前記コントロールバルブ
    部側を接続し、出力口に前記パワーピストン部側を接続
    するとともに、他方の入力口に、コントローラにより開
    閉制御される電磁開閉弁を介して圧縮空気源に接続する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクラ
    ッチ倍力装置。
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