JPH10252779A - クラッチ倍力装置 - Google Patents

クラッチ倍力装置

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JPH10252779A
JPH10252779A JP9055661A JP5566197A JPH10252779A JP H10252779 A JPH10252779 A JP H10252779A JP 9055661 A JP9055661 A JP 9055661A JP 5566197 A JP5566197 A JP 5566197A JP H10252779 A JPH10252779 A JP H10252779A
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power
cylinder
relay
clutch
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Kenkichi Imamura
健吉 今村
Isamu Inoue
勇 井上
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Jidosha Kiki Co Ltd
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Jidosha Kiki Co Ltd
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    • F16D25/08Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動操作からマニュアル操作への切換時と、
マニュアル操作時とでクラッチペダル操作におけるクラ
ッチ接位置が、常時同一になる。 【解決手段】 圧縮空気により往動するパワーピストン
11を有するパワーシリンダ部10と、マスタシリンダ
60からの液圧により、パワーシリンダ部10に圧縮空
気を供給するコントロールバルブ部20と、マスタシリ
ンダ60からの液圧により、パワーピストン11を往動
方向に押圧するストロークピストン31を有するストロ
ークシリンダ部30と、シリンダ81に、第1および第
2の中継ピストン42,43を摺動自在に配設して、パ
ワーピストン11が往動すると、その動力を、クラッチ
操作レバー62に伝達する中継シリンダ部80とを備え
たクラッチ倍力装置であり、ストロークピストン31
と、パワーピストン11との間に、両ピストンの当接端
が互いに離間するように圧縮ばね82を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などに装備
されるクラッチ倍力装置に関し、特に、半自動式のクラ
ッチ倍力装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクラッチ倍力装置1とし
ては、例えば、図3に示すものがある。図3によれば、
このクラッチ倍力装置1は、主として、パワーシリンダ
部10、コントロールバルブ部20、ストロークシリン
ダ部30およびクラッチ板摩耗に対する自動調整機能を
も有する中継シリンダ部40から構成されている。
【0003】前記パワーシリンダ部10は、パワーピス
トン11がシリンダ12内に摺動自在に配設されてお
り、圧力室13に供給された圧縮空気により、図で右方
向に往動し、大気圧室14に配設された戻しばね15に
より、図で左方向に復動されるようになっている。な
お、前記大気圧室14は、大気開放弁16を介して大気
に連通されている。前記コントロールバルブ部20は、
マスタシリンダ60から供給される液圧により、ハウジ
ング2に摺動自在に嵌装されたバルブリフタ21が作動
し、該バルブリフタ21によって弁体22が開弁され
て、エアタンク3aから前記弁体22(および後記ダブ
ルチェックバルブ5)を介して、前記パワーシリンダ部
10に圧縮空気を供給する。また、前記ストロークシリ
ンダ部30は、ストロークピストン31がストロークシ
リンダ32内に摺動自在に配設されており、前記マスタ
シリンダ60から供給される液圧により作動され、前記
パワーピストン11を往動方向に直接押圧するようにな
っている。
【0004】さらに、前記中継シリンダ部40は、その
シリンダ41a,41bに、第1および第2の中継ピス
トン42,43がそれぞれ摺動自在に配設されており、
該第1および第2の中継ピストン42,43により、前
記シリンダ41a,41bは、前記マスタシリンダ60
の出力圧室60aに連通するリザバー液室44と、中継
シリンダ液室45a,45bと、大気室46とに画成さ
れている。また、前記第1の中継ピストン42を前記パ
ワーピストン11のピストンロッド11aに係止し、前
記第2の中継ピストン43をクラッチ操作レバー62に
連結された出力ロッド63に係合するとともに、前記第
1の中継ピストン42には、閉止弁47が配装され、前
記パワーピストン11の非作動状態時に前記閉止弁47
を開成して、該リザバー液室44から該中継シリンダ液
室45a,45bに液体を補給する。
【0005】そして、前記パワーピストン11が往動す
ると、前記閉止弁47が閉成されるとともに、前記第1
の中継ピストン42が往動され、その動力が、前記中継
シリンダ液室45a,45b(管路4aにより連通)内
の液体、前記第2の中継ピストン43、前記出力ロッド
63を介して、前記クラッチ操作レバー62に伝達され
るようになっている。このような構成により、該中継シ
リンダ部40は、クラッチ板摩耗に対する自動調整機能
を有し、前記パワーピストン11の初期位置はクラッチ
板の摩耗による影響を受けない。
【0006】このように構成されたクラッチ倍力装置1
は、図3に示すように、コントロールバルブ部20から
の圧縮空気が管路4bを介して、ダブルチェックバルブ
5の一方の入力口5aに供給され、その出力口5cか
ら、管路4cを介してパワーシリンダ部10の圧力室1
3に供給されている。また、該ダブルチェックバルブ5
の他方の入力口5bは、コントローラ70によって制御
される電磁切換弁71を介して、エアタンク3bに接続
されている。さらに、前記ストロークシリンダ部30の
液圧室33は、管路4dを介してマスターシリンダ60
の出力圧室60aに接続されている。
【0007】このクラッチ操作装置1は、以下のように
作用する。前記マスターシリンダ60のペダル61を踏
み込むと、その出力圧室60aの液体は、前記ストロー
クシリンダ部30の液圧室33に圧送されるとともに、
管路4eを介してコントロールバルブ部20の液圧室2
3に圧送される。したがって、ストロークピストン31
が図3において右方に摺動されるとともに、バルブリフ
タ21が図3において右方に摺動される。該バルブリフ
タ21が摺動されると、該バルブリフタ21の先端が前
記弁体22に当接して通路24を閉塞し、さらに弁体2
2を押し開いてエア供給ポート25と変圧室26とを連
通する。すると、エアタンク3aの圧縮空気は管路4
f、変圧室26からダブルチェックバルブ5を経てパワ
ーシリンダ部10の圧力室13に供給される。この圧力
室13に供給された圧縮空気は、パワーピストン11を
図3において右方に往動させる。該パワーピストン11
が往動されると、それに伴って、前記閉止弁47が閉塞
され、かつ第1の中継ピストン42も図3において右方
に摺動される。したがって、第1の中継ピストン42の
摺動にともなって、中継シリンダ液室45aの液体が管
路4aを介して、前記シリンダ41bの中継シリンダ液
室45bに移動し、第2中継ピストン43を図3におい
て右方へ摺動させる。この第2中継ピストン43は、前
記出力ロッド63を図3において右方へ移動させ、これ
により、クラッチ操作レバー62を作動して、クラッチ
を断にする。
【0008】前記マスターシリンダ60のクラッチペダ
ル61の踏力を解除すると、バルブリフタ21は、図3
の状態に復帰する。したがって、変圧室26は通路2
4、大気圧室14を経て大気開放弁16から大気に開放
され、圧力室13の圧縮空気をダブルチェックバルブ
5、コントロールバルブ部20の変圧室26を経て大気
に放出させる。この放出で、第1の中継ピストン42は
図3に示した状態に復帰し、それに伴って第2の中継ピ
ストン43も復帰する。そして、クラッチ操作レバー6
2を図3に示す位置に復帰させて、クラッチを再び接
ぐ。
【0009】クラッチの動作を自動的に行う場合には、
コントローラ70によって電磁切換弁71を一方に作動
させ、それによってエアタンク3bの圧縮空気をダブル
チェックバルブ5を経てパワーシリンダ部10の圧力室
13に供給し、パワーピストン11を図3において右方
に往動させ、またコントローラ70によって電磁切換弁
71を他方に作動させ、それによって圧力室13の圧縮
空気をダブルチェックバルブ5、電磁切換弁71を介し
て大気に開放させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のクラッチ倍力装置1にあっては、自動操作からマニ
ュアル操作への切換時には、前記ストロークシリンダ部
30のストロークピストン31の位置は、ストロークシ
リンダ32内で、いつも定位置であるのに対して、マニ
ュアル操作時には、クラッチペダル61を踏んだ後の戻
し方によっては、前記ストロークピストン31の位置が
しばしば変わるため、次のような問題点があった。
【0011】すなわち、図4(a)に示すように、前記
パワーピストン11の復動完了時に、該パワーピストン
11と前記ストロークピストン31との間に遊び分ΔL
があると、図4(b)のように該遊び分ΔLが全くない
場合に比べて(クラッチ操作レバー62におけるクラッ
チの断、接位置は、図4(a)も図4(b)も同じ)、
クラッチペダル61を操作するとき、クラッチペダル6
1におけるクラッチの断、接位置が異なってしまう。そ
の理由は、クラッチペダル61におけるクラッチの断位
置については、図4(a)では、前記パワーピストン1
1と前記ストロークピストン31との間に遊び分ΔLが
あり、クラッチペダル61を踏むと、該ストロークピス
トン31は該遊び分ΔLを過ぎてから前記パワーピスト
ン11を押圧、駆動して、前記クラッチ操作レバー62
を回動するので、図4(b)の方が早く断になる。ま
た、クラッチペダル61におけるクラッチの接位置につ
いては、クラッチペダル61の同じストローク量に対し
て、図4(a)より図4(b)の方が、前記遊び分ΔL
だけ前記クラッチ操作レバー62を多く回動するので、
該クラッチペダル61が戻るときは、図4(a)の方が
早く接になる。
【0012】ここで、前記ストロークピストン31が、
図4(a)に示すように、前記パワーピストン11と前
記ストロークピストン31との間に遊び分ΔLを生ずる
位置に停止する理由としては、信号待ちで停車(駐車を
含む)すると、自動的にクラッチを断にするため、パワ
ーシリンダ部10の圧力室13に圧縮空気が導入されて
前記パワーピストン11は、図で右行し、前記ストロー
クピストン31は左行するためである(自動操作+マニ
ュアル操作)。また、クラッチペダル61を急激に戻す
とき、マスタシリンダ60内に負圧が発生するため、前
記ストロークピストン31が前記ストロークシリンダ3
2の左端へ引かれる。他方、前記ストロークピストン3
1が、図4(b)に示すように、前記遊び分ΔLが全く
ない位置に停止する理由としては、クラッチペダル61
をゆっくり戻す場合である。
【0013】このように、前記従来のクラッチ倍力装置
1は、自動操作からマニュアル操作への切換時と、マニ
ュアル操作時とでは、クラッチペダル61の操作におけ
るクラッチ断、接位置、特に、クラッチ接位置が異なる
という問題点があった。
【0014】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、自動操作からマニュア
ル操作への切換時と、マニュアル操作時とでクラッチペ
ダル操作におけるクラッチ断、接位置、特に、クラッチ
接位置が常時一定かつ同一になるようなクラッチ倍力装
置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、(a) 圧縮空気により往動し、戻
しばねにより復動するパワーピストンを有するパワーシ
リンダ部と、(b) マスタシリンダから供給される液
圧によりバルブリフタが作動し、該バルブリフタによっ
て開弁されて、前記パワーシリンダ部に圧縮空気を供給
するコントロールバルブ部と、(c) 前記マスタシリ
ンダから供給される液圧により作動され、前記パワーピ
ストンを往動方向に直接押圧するストロークピストンを
有するストロークシリンダ部と、(d) シリンダに、
第1および第2の中継ピストンをそれぞれ摺動自在に配
設して、該シリンダを、前記マスタシリンダの出力圧室
に連通するリザバー液室と、中継シリンダ液室と、大気
室とに画成し、かつ前記第1の中継ピストンを前記パワ
ーピストンに係止し、前記第2の中継ピストンをクラッ
チ操作レバーに係合するとともに、前記第1の中継ピス
トンに閉止弁を配装し、前記パワーピストンの非作動状
態時に前記閉止弁を開成して、該リザバー液室から該中
継シリンダ液室に液体を補給し、前記パワーピストンが
往動されると、前記閉止弁が閉成されるとともに、前記
第1の中継ピストンが往動され、その動力が、前記中継
シリンダ液室の液体、前記第2の中継ピストンを介し
て、前記クラッチ操作レバーに伝達される中継シリンダ
部とを備えたクラッチ倍力装置において、次の通りであ
る。
【0016】(1) (e) 前記ストロークシリンダ
部の前記ストロークピストンと、前記パワーピストンと
の間に、両ピストンの当接端が互いに離間するように圧
縮ばねが配設されることを特徴とする。
【0017】(2) 前記(1)において、前記ストロ
ークピストンと前記パワーピストンとの間に配設される
圧縮ばねは、前記パワーシリンダ部に配設される戻しば
ねより弱いことを特徴とする。
【0018】(3) 前記(1)において、前記コント
ロールバルブ部から前記パワーシリンダ部に圧縮空気を
供給する通路の途中に、ダブルチェックバルブを配設
し、その一方の入力口に前記コントロールバルブ部側
を、その出力口に前記パワーシリンダ部側をそれぞれ接
続するとともに、その他方の入力口に、コントローラに
より開閉制御される電磁弁を介して、圧縮空気が供給さ
れ、半自動的に制御されることを特徴とする。
【0019】本発明は以上のように構成されているの
で、前記パワーピストンの復動完了時には、前記圧縮ば
ねにより、前記ストロークシリンダ部の前記ストローク
ピストンと前記パワーピストンとの当接端を互いに一定
間隔を離間させて、該ストロークピストンが液圧室側の
前記ストロークシリンダ端に当接するようにしている
(前記図4(a)に示す位置)。このため、このクラッ
チ倍力装置を、自動操作からマニュアル操作への切換え
たときと、マニュアル操作のときとでクラッチペダル操
作上、クラッチペダルの踏み代に変化なく、クラッチ
断、接位置、特に、クラッチ接位置を常時ほぼ一定かつ
同一にすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。本発明のク
ラッチ倍力装置は、前記ストロークシリンダ部のストロ
ークピストンと、前記パワーシリンダ部のパワーピスト
ンとの間に、圧縮ばねを配設して、前記両ピストンが互
いに離間するようにし、前記パワーピストン11の復動
完了時には、該ストロークピストンが液圧室側の前記ス
トロークシリンダ端に当接するようにして、クラッチ自
動操作からクラッチマニュアル操作への切換えたとき
と、単にクラッチマニュアル操作のときとでクラッチペ
ダル操作上、クラッチペダルの踏み代に変化なく、かつ
クラッチ断、接位置、特に、クラッチ接位置を常時ほぼ
一定かつ同一にする装置である。
【0021】
【実施例】図1および図2は、本発明のクラッチ倍力装
置の一実施例を示す図で、図1は前記クラッチ倍力装置
をシステムに構成した構成断面図、図2は該クラッチ倍
力装置の主要部の拡大縦断面図である。図1および図2
において、図3と同一部材には同一符号を付して、その
説明を省略する。
【0022】図1および図2において、前記クラッチ倍
力装置6の中継シリンダ部80は、その単一のシリンダ
81に、前記第1および第2の中継ピストン42,43
がそれぞれ摺動自在に配設されており、該第1および第
2の中継ピストン42,43により、前記シリンダ81
は、前記マスタシリンダ60の出力圧室60aに連通す
るリザバー液室44と、中継シリンダ液室45と、大気
室46とに画成されている。前記パワーピストン11の
非作動状態時に前記第1の中継ピストン42に配装され
ている前記閉止弁47を開成して、該リザバー液室44
から該中継シリンダ液室45に液体を補給する。
【0023】そして、前記パワーシリンダ部10の圧力
室13に圧縮空気が供給されて、前記パワーピストン1
1が往動すると、前記閉止弁47が閉成されるととも
に、前記第1の中継ピストン42が往動され、その動力
が、前記中継シリンダ液室45内の液体、前記第2の中
継ピストン43、前記出力ロッド63を介して、前記ク
ラッチ操作レバー62に伝達され、クラッチを断にす
る。
【0024】前記ストロークシリンダ部30のストロー
クシリンダ32内に配設されたストロークピストン31
と、前記パワーシリンダ部10のパワーピストン11と
は、同一軸線上に直列的に配置されており、該両ピスト
ン31,11間、詳しくは該ストロークピストン31の
ばね受け部31aと、該パワーピストン11に固着され
たピストンロッド11a端に形成されたばね受け部11
bとの間には、圧縮ばね82が配設され、該両ピストン
31,11の当接端が、常時互いに隙間83を介して、
離間されるようになっている。このため、前記マスタシ
リンダ60から供給される液圧により、該ストロークピ
ストン31は、該圧縮ばね82を圧縮しながら、直接ま
たは該圧縮ばね82を介して、前記パワーピストン11
を往動方向に押圧するようになる。
【0025】また、前記圧縮ばね82の付勢力は、前記
パワーシリンダ部10の大気圧室14に配設されている
戻しばね15の付勢力より弱く設定されている。そし
て、前記圧縮ばね82の両端は、前記両ピストン31,
11間が最大に離間しても、その付勢力で前記両ピスト
ン31,11に当接されている。したがって、前記パワ
ーピストン11が全ストローク往動した状態でも、該圧
縮ばね82は脱落することはない。
【0026】本実施例のクラッチ倍力装置6によれば、
前記パワーピストン11の復動完了時には、前記圧縮ば
ね82により、前記両ピストン31,11の当接端を互
いに一定間隔の隙間83を離間させて、常時、該ストロ
ークピストン31が液圧室33側の前記ストロークシリ
ンダ32端に当接するようにしている。
【0027】なお、本発明の技術は前記実施の形態にお
ける技術に限定されるものではなく、同様な機能を果た
す他の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は
前記構成の範囲内において種々の変更、付加が可能であ
る。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
クラッチ倍力装置によれば、請求項1ないし請求項3に
ついては、ストロークシリンダ部のストロークピストン
と、パワーピストンとの間に、両ピストンの当接端が互
いに離間するように圧縮ばねが配設されるので、自動操
作からマニュアル操作への切換えたときと、マニュアル
操作のときとでクラッチペダル操作におけるクラッチ
断、接位置、特に、クラッチ接位置を常時ほぼ一定かつ
同一にすることができる。このため、運転者に対して、
クラッチ操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクラッチ倍力装置の一実施例を示す図
で、該クラッチ倍力装置をシステムに構成した構成断面
図である。
【図2】図1の該クラッチ倍力装置の主要部の拡大断面
図である。
【図3】従来の半自動式のクラッチ倍力装置をシステム
に構成した構成断面図である。
【図4】図3のクラッチ倍力装置の問題点を説明する図
で、図4(a)は、パワーピストンの復動完了時に、該
パワーピストンとストロークピストンとの間に遊び分Δ
Lがある場合を示す図で、図4(b)は、同様なとき
に、前記遊び分ΔLが全くない場合を示す図である。
【符号の説明】
1,6 クラッチ倍力装置 3a,3b エアタンク 5 ダブルチェックバルブ 10 パワーシリンダ部 11 パワーピストン 11a ピストンロッド 12 パワーシリンダ 15 戻しばね 20 コントロールバルブ部 21 バルブリフタ 22 弁体 30 ストロークシリンダ部 31 ストロークピストン 32 ストロークシリンダ 40,80 中継シリンダ部 41a,41b,81 シリンダ 42 第1の中継ピストン 43 第2の中継ピストン 44 リザーバ液圧室 45,45a,45b 中継シリンダ液室 46 大気室 47 閉止弁 60 マスタシリンダ 61 クラッチペダル 62 クラッチ操作レバー 63 出力ロッド 70 コントローラ 71 電磁切換弁 82 圧縮ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 圧縮空気により往動し、戻しばね
    により復動するパワーピストンを有するパワーシリンダ
    部と、 (b) マスタシリンダから供給される液圧によりバル
    ブリフタが作動し、該バルブリフタによって開弁され
    て、前記パワーシリンダ部に圧縮空気を供給するコント
    ロールバルブ部と、 (c) 前記マスタシリンダから供給される液圧により
    作動され、前記パワーピストンを往動方向に直接押圧す
    るストロークピストンを有するストロークシリンダ部
    と、 (d) シリンダに、第1および第2の中継ピストンを
    それぞれ摺動自在に配設して、該シリンダを、前記マス
    タシリンダの出力圧室に連通するリザバー液室と、中継
    シリンダ液室と、大気室とに画成し、かつ前記第1の中
    継ピストンを前記パワーピストンに係止し、前記第2の
    中継ピストンをクラッチ操作レバーに係合するととも
    に、前記第1の中継ピストンに閉止弁を配装し、前記パ
    ワーピストンの非作動状態時に前記閉止弁を開成して、
    該リザバー液室から該中継シリンダ液室に液体を補給
    し、前記パワーピストンが往動されると、前記閉止弁が
    閉成されるとともに、前記第1の中継ピストンが往動さ
    れ、その動力が、前記中継シリンダ液室の液体、前記第
    2の中継ピストンを介して、前記クラッチ操作レバーに
    伝達される中継シリンダ部とを備えたクラッチ倍力装置
    において、 (e) 前記ストロークシリンダ部の前記ストロークピ
    ストンと、前記パワーピストンとの間に、両ピストンの
    当接端が互いに離間するように圧縮ばねが配設されるこ
    とを特徴とするクラッチ倍力装置。
  2. 【請求項2】 前記ストロークピストンと前記パワーピ
    ストンとの間に配設される圧縮ばねは、前記パワーシリ
    ンダ部に配設される戻しばねより弱いことを特徴とする
    請求項1に記載のクラッチ倍力装置。
  3. 【請求項3】 前記コントロールバルブ部から前記パワ
    ーシリンダ部に圧縮空気を供給する通路の途中に、ダブ
    ルチェックバルブを配設し、その一方の入力口に前記コ
    ントロールバルブ部側を、その出力口に前記パワーシリ
    ンダ部側をそれぞれ接続するとともに、その他方の入力
    口に、コントローラにより開閉制御される電磁弁を介し
    て、圧縮空気が供給され、半自動的に制御されることを
    特徴とする請求項1に記載のクラッチ倍力装置。
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WO2010077066A3 (ko) * 2008-12-29 2010-09-23 (주)알엠티 차량용 클러치 제어장치
WO2013077486A1 (ko) * 2011-11-24 2013-05-30 원광이엔텍 주식회사 클러치 제어 장치

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