JPH0953659A - クラッチ断続装置 - Google Patents
クラッチ断続装置Info
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- JPH0953659A JPH0953659A JP20586095A JP20586095A JPH0953659A JP H0953659 A JPH0953659 A JP H0953659A JP 20586095 A JP20586095 A JP 20586095A JP 20586095 A JP20586095 A JP 20586095A JP H0953659 A JPH0953659 A JP H0953659A
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- Japan
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- clutch
- air pressure
- pneumatic
- pressure
- piston
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クラッチの自動分断操作に伴う油圧通路内の
負圧発生を防止する。 【解決手段】 本発明に係るクラッチ断続装置1は、制
御手段72による自動断続とマスタシリンダ10によるマニ
ュアル断続とが可能である。特に自動分断時には、空圧
を倍力装置7の倍力ピストン13の空圧作用面側12b に導
き、倍力ピストン13を押動してクラッチ8を分断操作す
る。この分断操作と連動して、マスタシリンダ10のピス
トン48の背面側に空圧を与え、ピストン48を押動して油
圧通路内を加圧している。また自動接続時は、空圧作用
面側12b の空圧をその反対側12a に移動させ、倍力ピス
トン13を戻してクラッチ8を接続操作する。そしてその
接続速度は、マスタシリンダ10からの空圧の排出速度を
調整することで調整できる。
負圧発生を防止する。 【解決手段】 本発明に係るクラッチ断続装置1は、制
御手段72による自動断続とマスタシリンダ10によるマニ
ュアル断続とが可能である。特に自動分断時には、空圧
を倍力装置7の倍力ピストン13の空圧作用面側12b に導
き、倍力ピストン13を押動してクラッチ8を分断操作す
る。この分断操作と連動して、マスタシリンダ10のピス
トン48の背面側に空圧を与え、ピストン48を押動して油
圧通路内を加圧している。また自動接続時は、空圧作用
面側12b の空圧をその反対側12a に移動させ、倍力ピス
トン13を戻してクラッチ8を接続操作する。そしてその
接続速度は、マスタシリンダ10からの空圧の排出速度を
調整することで調整できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクラッチ断続装置に
係り、特に車両のクラッチの自動化を図り得るクラッチ
断続装置に関するものである。
係り、特に車両のクラッチの自動化を図り得るクラッチ
断続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、バスやトラック等の大型車両にお
いても変速自動化の要請が高まっている。これらの車両
は一般に車重や積載量が大きく、クラッチ形式として乗
用車に採用されるような流体式トルクコンバータを用い
ると損失大となり燃費の面で不利であるため、このよう
な大型車両においては、特に摩擦クラッチを自動操作に
より断続し、その出力を変速機に送り、この変速機をや
はり自動操作するようにして、変速自動化の達成を図っ
ている。このクラッチの自動操作を行うクラッチ断続装
置としては、空圧の給排により摩擦クラッチの断続操作
を行う倍力装置(クラッチブースタ)を備えたものが一
般的である。
いても変速自動化の要請が高まっている。これらの車両
は一般に車重や積載量が大きく、クラッチ形式として乗
用車に採用されるような流体式トルクコンバータを用い
ると損失大となり燃費の面で不利であるため、このよう
な大型車両においては、特に摩擦クラッチを自動操作に
より断続し、その出力を変速機に送り、この変速機をや
はり自動操作するようにして、変速自動化の達成を図っ
ている。このクラッチの自動操作を行うクラッチ断続装
置としては、空圧の給排により摩擦クラッチの断続操作
を行う倍力装置(クラッチブースタ)を備えたものが一
般的である。
【0003】一方、車両発進時等においてはクラッチの
操作がデリケートとなり、その操作を自動制御で行おう
とすると装置が複雑、高価となってしまうため、この場
合にのみクラッチペダルを用いたマニュアル(手動)操
作を行えるようにして、装置のシンプル化、低価格化を
狙ったものがある。この場合、クラッチペダルの操作に
よりマスタシリンダから油圧を給排し、この油圧の給排
により上記倍力装置への空圧の給排を行うようにしてい
る。(関連技術;実公平4-8023号公報)
操作がデリケートとなり、その操作を自動制御で行おう
とすると装置が複雑、高価となってしまうため、この場
合にのみクラッチペダルを用いたマニュアル(手動)操
作を行えるようにして、装置のシンプル化、低価格化を
狙ったものがある。この場合、クラッチペダルの操作に
よりマスタシリンダから油圧を給排し、この油圧の給排
により上記倍力装置への空圧の給排を行うようにしてい
る。(関連技術;実公平4-8023号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発進時を除
く自動変速時、倍力装置にはクラッチペダルを操作せず
とも空圧が給排される。そして特に倍力装置は、空圧が
供給されると内部のパワーピストンを押動させてクラッ
チを分断方向に操作するようになっている。
く自動変速時、倍力装置にはクラッチペダルを操作せず
とも空圧が給排される。そして特に倍力装置は、空圧が
供給されると内部のパワーピストンを押動させてクラッ
チを分断方向に操作するようになっている。
【0005】しかし、従来の構成において、マスタシリ
ンダからの油圧を送る通路は、上記パワーピストンの移
動に応じて容積変化する倍力装置の油圧シリンダに連通
しており、パワーピストンの押動により油圧シリンダ容
積が増すと、油圧通路内に負圧が発生して気泡が混入
し、クラッチの正確なマニュアル操作が困難となる虞が
ある。
ンダからの油圧を送る通路は、上記パワーピストンの移
動に応じて容積変化する倍力装置の油圧シリンダに連通
しており、パワーピストンの押動により油圧シリンダ容
積が増すと、油圧通路内に負圧が発生して気泡が混入
し、クラッチの正確なマニュアル操作が困難となる虞が
ある。
【0006】なお、このような負圧発生を防止するため
には、前記実公平4−8023号公報のように、倍力装
置の油圧出力部にマニュアル操作と自動操作とのキャン
セル機構を備える必要があるが、その機構は複雑とな
り、信頼性にも問題がある。従って倍力装置の変更は行
わずに負圧発生を防止すべく、マスタシリンダをクラッ
チペダルだけでなく、制御系(空圧供給回路)によって
も同様に、且つ互いに干渉することなく駆動できるよう
にすることが望ましい。
には、前記実公平4−8023号公報のように、倍力装
置の油圧出力部にマニュアル操作と自動操作とのキャン
セル機構を備える必要があるが、その機構は複雑とな
り、信頼性にも問題がある。従って倍力装置の変更は行
わずに負圧発生を防止すべく、マスタシリンダをクラッ
チペダルだけでなく、制御系(空圧供給回路)によって
も同様に、且つ互いに干渉することなく駆動できるよう
にすることが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、空圧を供給す
るための空圧供給手段と、その空圧の供給により倍力ピ
ストンが押動されてクラッチを分断操作する倍力装置
と、油圧作動弁及び電磁切替弁の作動により、クラッチ
分断時に前記空圧供給手段からの空圧を前記倍力ピスト
ンの空圧作用面側に導くと共にクラッチ接続時に前記空
圧作用面側の空圧をその反対側に移動させる空圧導入手
段と、前記油圧作動弁にクラッチのマニュアル操作のた
めの信号油圧を供給するマスタシリンダと、前記電磁切
替弁にクラッチの自動操作のための制御信号を出力する
制御手段と、この制御手段によるクラッチの自動分断操
作と連動して前記マスタシリンダのピストンの背面側に
前記空圧供給手段からの空圧を与えるための空圧供給路
と、前記制御手段によるクラッチの自動接続操作時に、
前記マスタシリンダのピストンの背面側から空圧を適宜
排出して前記空圧導入手段における空圧の移動速度を調
整するための調整手段とを備えたものである。この構成
によれば、制御手段によるクラッチの自動分断操作に際
して、倍力装置の分断操作と連動してマスタシリンダの
ピストンを空圧で押動して油圧通路内を加圧することが
でき、油圧通路内の負圧化を防止できる。また、制御手
段によるクラッチの自動接続操作に際しては、マスタシ
リンダのピストンを押していた空圧を適宜排出し、この
排出速度を制御することにより空圧導入手段における空
圧の移動速度を調整し、これによりクラッチの接続速度
を調整することができる。
るための空圧供給手段と、その空圧の供給により倍力ピ
ストンが押動されてクラッチを分断操作する倍力装置
と、油圧作動弁及び電磁切替弁の作動により、クラッチ
分断時に前記空圧供給手段からの空圧を前記倍力ピスト
ンの空圧作用面側に導くと共にクラッチ接続時に前記空
圧作用面側の空圧をその反対側に移動させる空圧導入手
段と、前記油圧作動弁にクラッチのマニュアル操作のた
めの信号油圧を供給するマスタシリンダと、前記電磁切
替弁にクラッチの自動操作のための制御信号を出力する
制御手段と、この制御手段によるクラッチの自動分断操
作と連動して前記マスタシリンダのピストンの背面側に
前記空圧供給手段からの空圧を与えるための空圧供給路
と、前記制御手段によるクラッチの自動接続操作時に、
前記マスタシリンダのピストンの背面側から空圧を適宜
排出して前記空圧導入手段における空圧の移動速度を調
整するための調整手段とを備えたものである。この構成
によれば、制御手段によるクラッチの自動分断操作に際
して、倍力装置の分断操作と連動してマスタシリンダの
ピストンを空圧で押動して油圧通路内を加圧することが
でき、油圧通路内の負圧化を防止できる。また、制御手
段によるクラッチの自動接続操作に際しては、マスタシ
リンダのピストンを押していた空圧を適宜排出し、この
排出速度を制御することにより空圧導入手段における空
圧の移動速度を調整し、これによりクラッチの接続速度
を調整することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の好適実施例を添付図
面に基づいて詳述する。
面に基づいて詳述する。
【0009】図1は、本発明に係るクラッチ断続装置を
示す全体構成図で、クラッチ断続装置1は空圧を供給す
るための空圧供給手段2を有する。空圧供給手段2は、
エンジン(図示せず)に駆動されて空圧(空気圧)を発
生するコンプレッサ3と、コンプレッサ3からの空気を
乾燥させるエアドライヤ4と、エアドライヤ4から送ら
れてきた空気を貯留するエアタンク5と、エアタンク5
の入口側に設けられた逆止弁6とから主に構成される。
この空圧供給手段2からの空圧は倍力装置(クラッチブ
ースタ)7に送られ、倍力装置7はその空圧の供給によ
り摩擦クラッチ8を分断側(右側)Aに操作するように
なっている。また倍力装置7は、クラッチペダル9の操
作によりマスタシリンダ10から油圧も供給されるよう
になっている。
示す全体構成図で、クラッチ断続装置1は空圧を供給す
るための空圧供給手段2を有する。空圧供給手段2は、
エンジン(図示せず)に駆動されて空圧(空気圧)を発
生するコンプレッサ3と、コンプレッサ3からの空気を
乾燥させるエアドライヤ4と、エアドライヤ4から送ら
れてきた空気を貯留するエアタンク5と、エアタンク5
の入口側に設けられた逆止弁6とから主に構成される。
この空圧供給手段2からの空圧は倍力装置(クラッチブ
ースタ)7に送られ、倍力装置7はその空圧の供給によ
り摩擦クラッチ8を分断側(右側)Aに操作するように
なっている。また倍力装置7は、クラッチペダル9の操
作によりマスタシリンダ10から油圧も供給されるよう
になっている。
【0010】図2は倍力装置7の詳細を示す縦断面図で
ある。なおこの倍力装置7は従来と同様に構成される。
図示するように、倍力装置7は、そのボディ11に接続
されたシリンダシェル12を有し、このシリンダシェル
12内にピストンプレート(パワーピストン、倍力ピス
トン)13が、リターンスプリング14により空圧導入
側(図中左側)に付勢されて設けられている。シリンダ
シェル12の一端には空圧ニップル15が取り付けら
れ、この空圧ニップル15が空圧導入口を形成してエア
タンク5からの空圧を空圧配管35(図1)から導入す
る。空圧が導入されるとピストンプレート13がクラッ
チ8側(図中右側)に押動され、こうなるとピストンプ
レート13はピストンロッド16、ハイドロリックピス
トン17、さらにはプッシュロッド18を押動してクラ
ッチレバー8a(図1)を押し、クラッチ8を分断す
る。
ある。なおこの倍力装置7は従来と同様に構成される。
図示するように、倍力装置7は、そのボディ11に接続
されたシリンダシェル12を有し、このシリンダシェル
12内にピストンプレート(パワーピストン、倍力ピス
トン)13が、リターンスプリング14により空圧導入
側(図中左側)に付勢されて設けられている。シリンダ
シェル12の一端には空圧ニップル15が取り付けら
れ、この空圧ニップル15が空圧導入口を形成してエア
タンク5からの空圧を空圧配管35(図1)から導入す
る。空圧が導入されるとピストンプレート13がクラッ
チ8側(図中右側)に押動され、こうなるとピストンプ
レート13はピストンロッド16、ハイドロリックピス
トン17、さらにはプッシュロッド18を押動してクラ
ッチレバー8a(図1)を押し、クラッチ8を分断す
る。
【0011】一方、ボディ11内部には、油圧導入口た
る油圧ニップル19に連通する油圧通路20が形成され
る。油圧通路20は、ボディフランジ部11aの一端
(下端)側に形成された孔21、ハイドロリックピスト
ン17を収容するハイドロリックシリンダ(油圧シリン
ダ)22(ボディシリンダ部11bに形成される)、及
びハイドロリックシリンダ22に小孔23aを介して連
通する他端(上端)側の制御孔23によって主に形成さ
れる。油圧ニップル19から油圧配管54(図1)の油
圧が導入されると、油圧は上記通路を通って制御孔23
に到達し、制御ピストン24を制御シリンダ25に沿っ
て右側に押動する。このようにボディフランジ部11a
の上端側には、詳しくは後述するが、倍力装置7をマニ
ュアル作動させるための制御バルブ部7a(油圧作動
弁)が形成される。
る油圧ニップル19に連通する油圧通路20が形成され
る。油圧通路20は、ボディフランジ部11aの一端
(下端)側に形成された孔21、ハイドロリックピスト
ン17を収容するハイドロリックシリンダ(油圧シリン
ダ)22(ボディシリンダ部11bに形成される)、及
びハイドロリックシリンダ22に小孔23aを介して連
通する他端(上端)側の制御孔23によって主に形成さ
れる。油圧ニップル19から油圧配管54(図1)の油
圧が導入されると、油圧は上記通路を通って制御孔23
に到達し、制御ピストン24を制御シリンダ25に沿っ
て右側に押動する。このようにボディフランジ部11a
の上端側には、詳しくは後述するが、倍力装置7をマニ
ュアル作動させるための制御バルブ部7a(油圧作動
弁)が形成される。
【0012】制御バルブ部7aは右側に突出する制御ボ
ディ部26によって区画される。制御ボディ部26に
は、前述の制御シリンダ25に同軸に連通するコントロ
ール室27及び空圧ポート28が形成される。コントロ
ール室27にはコントロールバルブ29が、空圧ポート
28にはポペットバルブ30がそれぞれ摺動可能に収容
される。空圧ポート28にはニップル31が取り付けら
れ、このニップル31には空圧配管67(図1)が接続
されて空圧が常に供給されている。
ディ部26によって区画される。制御ボディ部26に
は、前述の制御シリンダ25に同軸に連通するコントロ
ール室27及び空圧ポート28が形成される。コントロ
ール室27にはコントロールバルブ29が、空圧ポート
28にはポペットバルブ30がそれぞれ摺動可能に収容
される。空圧ポート28にはニップル31が取り付けら
れ、このニップル31には空圧配管67(図1)が接続
されて空圧が常に供給されている。
【0013】通常、ポペットバルブ30は、空圧とポペ
ットスプリング32とにより左側に付勢されていて、コ
ントロール室27及び空圧ポート28を連通する連通ポ
ート33を閉じている。よってニップル31からの空圧
はポペットバルブ30の位置で遮断される。しかしなが
ら、クラッチペダル9の特に踏み込み操作により油圧が
供給されると、制御ピストン24及びコントロールバル
ブ29がポペットバルブ30を右側に押動して連通ポー
ト33を開く。こうなると、連通ポート33からコント
ロール室27に侵入した空圧は、詳しくは後述するが、
コントロール室27に連通する空圧配管34,35(図
1)を通じて前述のシリンダシェル12に入り、ピスト
ンプレート13の左側の空圧作用面13aに作用してこ
れを右側に押動し、クラッチ8を分断側に操作する。
ットスプリング32とにより左側に付勢されていて、コ
ントロール室27及び空圧ポート28を連通する連通ポ
ート33を閉じている。よってニップル31からの空圧
はポペットバルブ30の位置で遮断される。しかしなが
ら、クラッチペダル9の特に踏み込み操作により油圧が
供給されると、制御ピストン24及びコントロールバル
ブ29がポペットバルブ30を右側に押動して連通ポー
ト33を開く。こうなると、連通ポート33からコント
ロール室27に侵入した空圧は、詳しくは後述するが、
コントロール室27に連通する空圧配管34,35(図
1)を通じて前述のシリンダシェル12に入り、ピスト
ンプレート13の左側の空圧作用面13aに作用してこ
れを右側に押動し、クラッチ8を分断側に操作する。
【0014】ここで、クラッチペダル9によるクラッチ
8のマニュアル(手動)操作時、倍力装置7はクラッチ
ペダル9のストローク量に応じてクラッチ8を所定スト
ロークだけ操作することができる。即ち、例えばクラッ
チペダル9が比較的小さくストローク乃至踏み込まれた
場合、前述の空圧作用によりピストンプレート13が右
側に押動される。ところが、これに連動してハイドロリ
ックピストン17が所定ストロークだけ右側に押動され
ると、油圧通路20の容積が増し制御孔23内の油圧が
下がる。こうなると、制御ピストン24がコントロール
バルブ29をポペットバルブ30に押し付けつつ、ポペ
ットバルブ30が連通ポート33を閉鎖するバランス状
態が生じ、これによりコントロール室27、空圧配管3
4,35、及びピストンプレート13の空圧作用面13
a側となる空圧導入室12bにて所定の空圧が保持さ
れ、ピストンプレート13を所定ストローク位置に保持
し、クラッチ8を所定位置に保持する。
8のマニュアル(手動)操作時、倍力装置7はクラッチ
ペダル9のストローク量に応じてクラッチ8を所定スト
ロークだけ操作することができる。即ち、例えばクラッ
チペダル9が比較的小さくストローク乃至踏み込まれた
場合、前述の空圧作用によりピストンプレート13が右
側に押動される。ところが、これに連動してハイドロリ
ックピストン17が所定ストロークだけ右側に押動され
ると、油圧通路20の容積が増し制御孔23内の油圧が
下がる。こうなると、制御ピストン24がコントロール
バルブ29をポペットバルブ30に押し付けつつ、ポペ
ットバルブ30が連通ポート33を閉鎖するバランス状
態が生じ、これによりコントロール室27、空圧配管3
4,35、及びピストンプレート13の空圧作用面13
a側となる空圧導入室12bにて所定の空圧が保持さ
れ、ピストンプレート13を所定ストローク位置に保持
し、クラッチ8を所定位置に保持する。
【0015】また、クラッチペダル9を完全に戻すと、
制御孔23内の油圧がさらに下がって、図示の如く制御
ピストン24が最も左側の原位置に戻される。こうなる
と、コントロールバルブ29がポペットバルブ30から
離れ、コントロールバルブ29の内部に設けられた開放
ポート36がコントロール室27等と連通するようにな
る。すると、その空圧は、後述するように大部分が開放
ポート36から大気室12aに導入され、一部がブリー
ザ37を通じ大気開放され、これによりピストンプレー
ト13を押していた空圧が抜けて、クラッチ8が接続側
(左側)Bに操作される。
制御孔23内の油圧がさらに下がって、図示の如く制御
ピストン24が最も左側の原位置に戻される。こうなる
と、コントロールバルブ29がポペットバルブ30から
離れ、コントロールバルブ29の内部に設けられた開放
ポート36がコントロール室27等と連通するようにな
る。すると、その空圧は、後述するように大部分が開放
ポート36から大気室12aに導入され、一部がブリー
ザ37を通じ大気開放され、これによりピストンプレー
ト13を押していた空圧が抜けて、クラッチ8が接続側
(左側)Bに操作される。
【0016】このように、倍力装置7は、制御バルブ部
7aにより主に発進時等のクラッチ8のマニュアル操作
を可能とするが、後述するように、変速時におけるクラ
ッチ8の自動操作をも可能とする。
7aにより主に発進時等のクラッチ8のマニュアル操作
を可能とするが、後述するように、変速時におけるクラ
ッチ8の自動操作をも可能とする。
【0017】ここで、倍力装置7のボディ11内部に
は、ピストンプレート13を境に空圧導入室12bの反
対側となる大気室12aを、開放ポート36等を介して
ブリーザ37に連通する大気圧ポート39が形成されて
いる。また同様に、ボディ11内部には、ハイドロリッ
クピストン17の動きに応じてエアを大気室12aに給
排するエア抜きポート40も形成される。なお、38
は、シリンダシェル12で区画されるシリンダ室12a
とハイドロリックシリンダ22とを油密に仕切るシール
部材、41は緩められると作動油のエア抜きを行えるブ
リーザである。
は、ピストンプレート13を境に空圧導入室12bの反
対側となる大気室12aを、開放ポート36等を介して
ブリーザ37に連通する大気圧ポート39が形成されて
いる。また同様に、ボディ11内部には、ハイドロリッ
クピストン17の動きに応じてエアを大気室12aに給
排するエア抜きポート40も形成される。なお、38
は、シリンダシェル12で区画されるシリンダ室12a
とハイドロリックシリンダ22とを油密に仕切るシール
部材、41は緩められると作動油のエア抜きを行えるブ
リーザである。
【0018】図3はマスタシリンダ10の詳細を示す縦
断面図である。図示するように、マスタシリンダ10
は、長手方向に延出されたシリンダボディ45を有す
る。シリンダボディ45はその内部に所定径のシリンダ
ボア46を有し、シリンダボア46には特に二つのピス
トン47,48が独立して摺動可能に装入される。シリ
ンダボア46の一端(左端)開口部には、クラッチペダ
ル9の踏み込み或いは戻し操作に合わせて挿抜するプッ
シュロッド49の先端部が挿入され、さらにその開口部
はダストブーツ50で閉止される。シリンダボア46内
の他端側(右側)には、第1及び第2ピストン47,4
8をピストンカップ51を介して一端側に付勢するリタ
ーンスプリング52が設けられる。シリンダボア46の
他端は、シリンダボディ45に形成された油圧供給ポー
ト53に連通され、この油圧供給ポート53には図1に
示す油圧配管54が接続される。なおプッシュロッド4
9と第1ピストン47とは切離し自在である。53aは
チェックバルブである。
断面図である。図示するように、マスタシリンダ10
は、長手方向に延出されたシリンダボディ45を有す
る。シリンダボディ45はその内部に所定径のシリンダ
ボア46を有し、シリンダボア46には特に二つのピス
トン47,48が独立して摺動可能に装入される。シリ
ンダボア46の一端(左端)開口部には、クラッチペダ
ル9の踏み込み或いは戻し操作に合わせて挿抜するプッ
シュロッド49の先端部が挿入され、さらにその開口部
はダストブーツ50で閉止される。シリンダボア46内
の他端側(右側)には、第1及び第2ピストン47,4
8をピストンカップ51を介して一端側に付勢するリタ
ーンスプリング52が設けられる。シリンダボア46の
他端は、シリンダボディ45に形成された油圧供給ポー
ト53に連通され、この油圧供給ポート53には図1に
示す油圧配管54が接続される。なおプッシュロッド4
9と第1ピストン47とは切離し自在である。53aは
チェックバルブである。
【0019】図示状態にあっては、クラッチペダル9の
踏み込みがなされておらず第1及び第2ピストン47,
48は一端側の原位置に位置されている。特にこのとき
のピストン47,48間に位置されて、シリンダボディ
45には空圧導入ポート55が設けられている。このマ
スタシリンダ10においては、クラッチペダル9による
マニュアル操作のときは両方のピストン47,48が押
動されて油圧を供給する。一方、自動操作による場合
は、詳しくは後述するが、空圧導入ポート55から空圧
が供給されて第2ピストン48のみが適宜押動されるよ
うになっている。なおこのとき第1ピストン47の移動
はスナップリング56によって規制される。またこのと
き、第1ピストン47が移動しないのでクラッチペダル
9は移動しない。57は、作動油のリザーバタンク58
(図1)からの給油配管59に接続する給油ニップル、
60及び61は、ピストンカップ51の右側及び第2ピ
ストン48の位置にそれぞれ給油を行う小径及び大径ポ
ートを示す。
踏み込みがなされておらず第1及び第2ピストン47,
48は一端側の原位置に位置されている。特にこのとき
のピストン47,48間に位置されて、シリンダボディ
45には空圧導入ポート55が設けられている。このマ
スタシリンダ10においては、クラッチペダル9による
マニュアル操作のときは両方のピストン47,48が押
動されて油圧を供給する。一方、自動操作による場合
は、詳しくは後述するが、空圧導入ポート55から空圧
が供給されて第2ピストン48のみが適宜押動されるよ
うになっている。なおこのとき第1ピストン47の移動
はスナップリング56によって規制される。またこのと
き、第1ピストン47が移動しないのでクラッチペダル
9は移動しない。57は、作動油のリザーバタンク58
(図1)からの給油配管59に接続する給油ニップル、
60及び61は、ピストンカップ51の右側及び第2ピ
ストン48の位置にそれぞれ給油を行う小径及び大径ポ
ートを示す。
【0020】図1に示すように、マスタシリンダ10の
空圧導入ポート55とエアタンク5とは空圧配管62で
接続され、この空圧配管62には2つの分岐63,6
5,が設けられる。分岐63には空圧配管67が接続さ
れ、空圧配管67の他端は倍力装置7のニップル31に
接続される。分岐65には空圧配管68が接続され、こ
の空圧配管68の他端は、空圧配管34及び35に電磁
切替弁81を介して接続される。
空圧導入ポート55とエアタンク5とは空圧配管62で
接続され、この空圧配管62には2つの分岐63,6
5,が設けられる。分岐63には空圧配管67が接続さ
れ、空圧配管67の他端は倍力装置7のニップル31に
接続される。分岐65には空圧配管68が接続され、こ
の空圧配管68の他端は、空圧配管34及び35に電磁
切替弁81を介して接続される。
【0021】切替弁81は、コンピュータ式制御装置
(制御手段)72からのON/OFF信号により切替制御さ
れ、ONのときには空圧配管68及び35を接続して配管
34を閉とし、OFF のときには、空圧配管34及び35
を接続して配管68を閉とする。このように、切替弁8
1は三方弁の如く機能する。
(制御手段)72からのON/OFF信号により切替制御さ
れ、ONのときには空圧配管68及び35を接続して配管
34を閉とし、OFF のときには、空圧配管34及び35
を接続して配管68を閉とする。このように、切替弁8
1は三方弁の如く機能する。
【0022】ここで、詳しくは後述するが、エアタンク
5から分岐65、切替弁81、及び倍力装置7の空圧ニ
ップル15を順に結ぶ空圧配管62,68,35は、ク
ラッチ8の自動分断操作時に倍力装置7に空圧供給を行
うための第1の空圧路aを形成する。またエアタンク5
から分岐63、制御バルブ部7a、切替弁81、及び倍
力装置7の空圧ニップル15までを順に結ぶ空圧配管6
2,67,34,35は、クラッチ8のマニュアル分断
操作時に倍力装置7に空圧供給を行うための第2の空圧
路bを形成する。そして、空圧ニップル15、切替弁8
1、及び制御バルブ部7aを順に結ぶ空圧配管35,3
4は、クラッチ8の自動及びマニュアル接続操作時に、
倍力装置7の空圧導入室12bの空圧をその反対側の大
気室12aに導入乃至環流させるための第3の空圧路c
を形成する。
5から分岐65、切替弁81、及び倍力装置7の空圧ニ
ップル15を順に結ぶ空圧配管62,68,35は、ク
ラッチ8の自動分断操作時に倍力装置7に空圧供給を行
うための第1の空圧路aを形成する。またエアタンク5
から分岐63、制御バルブ部7a、切替弁81、及び倍
力装置7の空圧ニップル15までを順に結ぶ空圧配管6
2,67,34,35は、クラッチ8のマニュアル分断
操作時に倍力装置7に空圧供給を行うための第2の空圧
路bを形成する。そして、空圧ニップル15、切替弁8
1、及び制御バルブ部7aを順に結ぶ空圧配管35,3
4は、クラッチ8の自動及びマニュアル接続操作時に、
倍力装置7の空圧導入室12bの空圧をその反対側の大
気室12aに導入乃至環流させるための第3の空圧路c
を形成する。
【0023】一方、エアタンク5とマスタシリンダ10
とを結ぶ空圧配管62は、マスタシリンダ10の第2ピ
ストン48の背面側に空圧を供給するための空圧供給路
dを形成する。この配管62には特に二つの電磁切替弁
78,79が直列に設けられる。これら切替弁78,7
9は、制御装置72からのON/OFF信号により切替制御さ
れ、ONのときには上流側(エアタンク5側)を下流側
(マスタシリンダ10側)に連通し、OFF のときには上
流側を遮断する一方、下流側を大気開放するようになっ
ている。そして特に上流側の一方の切替弁78は、OFF
のときに下流側を絞りを通じて大気開放するようになっ
ている。
とを結ぶ空圧配管62は、マスタシリンダ10の第2ピ
ストン48の背面側に空圧を供給するための空圧供給路
dを形成する。この配管62には特に二つの電磁切替弁
78,79が直列に設けられる。これら切替弁78,7
9は、制御装置72からのON/OFF信号により切替制御さ
れ、ONのときには上流側(エアタンク5側)を下流側
(マスタシリンダ10側)に連通し、OFF のときには上
流側を遮断する一方、下流側を大気開放するようになっ
ている。そして特に上流側の一方の切替弁78は、OFF
のときに下流側を絞りを通じて大気開放するようになっ
ている。
【0024】また図中には、クラッチ断続装置1とは別
に設けられた変速機71が示されている。変速機71は
自動変速を行う構成がなされており、即ち、手動シフト
レバーで変速ポジションが選択されると、電気スイッチ
による変速信号が制御装置72に送られ、図示しないア
クチュエータが動作されて実質的な変速操作を行うよう
になっている。従って、運転手はスイッチの切替えを行
うのみである。
に設けられた変速機71が示されている。変速機71は
自動変速を行う構成がなされており、即ち、手動シフト
レバーで変速ポジションが選択されると、電気スイッチ
による変速信号が制御装置72に送られ、図示しないア
クチュエータが動作されて実質的な変速操作を行うよう
になっている。従って、運転手はスイッチの切替えを行
うのみである。
【0025】他、制御装置72には、アクセルペダル7
5に設けられたストロークセンサ82及びアイドルスイ
ッチ83、変速機71のシフトレバー付近に設けられた
非常スイッチ84、変速機71の出力軸付近に設けられ
た車速センサ85、エアタンク5に設けられた圧力スイ
ッチ86、クラッチペダル9に設けられたペダルスイッ
チ87及びクラッチペダルストロークセンサ89、及び
クラッチ8に設けられたクラッチストロークセンサ88
等が接続される。
5に設けられたストロークセンサ82及びアイドルスイ
ッチ83、変速機71のシフトレバー付近に設けられた
非常スイッチ84、変速機71の出力軸付近に設けられ
た車速センサ85、エアタンク5に設けられた圧力スイ
ッチ86、クラッチペダル9に設けられたペダルスイッ
チ87及びクラッチペダルストロークセンサ89、及び
クラッチ8に設けられたクラッチストロークセンサ88
等が接続される。
【0026】次に、上記実施例の作用について説明す
る。
る。
【0027】先ず、自動変速の概要に含めてクラッチ8
の自動分断操作について説明する。運転手がシフト操作
を行うと、変速信号が制御装置72に入力され、これに
伴って制御装置72は切替弁81をONとする。こうなる
と、第1の空圧路aを通じて、倍力装置7の空圧導入室
12bには比較的速い速度で(短時間で)空圧が供給さ
れ、これによりクラッチ8は分断操作される。この後、
図示しないアクチュエータにより変速機71の変速操作
を完了し、詳しくは後述するが、切替弁81をOFF とし
て、空圧導入室12bの空圧を大気室12aに移動乃至
導入してクラッチ8の接続操作を行い、変速を完了す
る。
の自動分断操作について説明する。運転手がシフト操作
を行うと、変速信号が制御装置72に入力され、これに
伴って制御装置72は切替弁81をONとする。こうなる
と、第1の空圧路aを通じて、倍力装置7の空圧導入室
12bには比較的速い速度で(短時間で)空圧が供給さ
れ、これによりクラッチ8は分断操作される。この後、
図示しないアクチュエータにより変速機71の変速操作
を完了し、詳しくは後述するが、切替弁81をOFF とし
て、空圧導入室12bの空圧を大気室12aに移動乃至
導入してクラッチ8の接続操作を行い、変速を完了す
る。
【0028】ここで図2を参照して、特にクラッチ8の
自動分断操作時、ハイドロリックピストン17が右側に
移動することで、作動油が充填されているハイドロリッ
クシリンダ22の容積が増し、これにより油圧通路20
及び油圧配管54内等(合わせて油圧通路内という)に
負圧が生じて、作動油に気泡が混入する虞がある。こう
なると、クラッチペダル9によるマニュアル操作を行お
うとしても、油圧の正確な供給が行えず、マニュアル操
作が困難となる問題が生じる。
自動分断操作時、ハイドロリックピストン17が右側に
移動することで、作動油が充填されているハイドロリッ
クシリンダ22の容積が増し、これにより油圧通路20
及び油圧配管54内等(合わせて油圧通路内という)に
負圧が生じて、作動油に気泡が混入する虞がある。こう
なると、クラッチペダル9によるマニュアル操作を行お
うとしても、油圧の正確な供給が行えず、マニュアル操
作が困難となる問題が生じる。
【0029】そこで本実施形態では、クラッチ8の自動
分断操作時に、切替弁78,79をONとしてマスタシリ
ンダ10の第2ピストン48背面側に空圧配管62を通
じて空圧を供給し、第2ピストン48を適宜押動し、油
圧通路内を適当に加圧するようにしている。こうする
と、油圧通路内の負圧化を防止でき、トラブルを未然に
防止することができる。
分断操作時に、切替弁78,79をONとしてマスタシリ
ンダ10の第2ピストン48背面側に空圧配管62を通
じて空圧を供給し、第2ピストン48を適宜押動し、油
圧通路内を適当に加圧するようにしている。こうする
と、油圧通路内の負圧化を防止でき、トラブルを未然に
防止することができる。
【0030】特に本実施例では、クラッチ8の自動分断
操作時に、倍力装置7に空圧供給を行う前に、切替弁7
8,79を若干早めにONとして適当な初期圧を与えるよ
うにしている。このことによって、負圧化の完全な防止
を達成することができる。
操作時に、倍力装置7に空圧供給を行う前に、切替弁7
8,79を若干早めにONとして適当な初期圧を与えるよ
うにしている。このことによって、負圧化の完全な防止
を達成することができる。
【0031】他方、クラッチ8の自動接続操作時、こん
どは切替弁81をOFF とし、空圧配管35,34を連通
して第3の空圧路cを開くようにする。
どは切替弁81をOFF とし、空圧配管35,34を連通
して第3の空圧路cを開くようにする。
【0032】しかし、切替弁78,79がONのままであ
るとすると、マスタシリンダ10の第2ピストン48の
空圧押動は維持され、油圧通路内は加圧状態に保持され
る。ところでマスタシリンダ10は比較的小径で、空圧
に勝るほどの油圧を発生できないため、結局倍力装置7
においては、コントロールバルブ29がポペットバルブ
30に当接して開放ポート36を塞ぎ、ポペットバルブ
30が連通ポート33を閉じる前述のバランス状態が生
じる。これにより空圧配管34からコントロール室27
に至った空圧はそこで待機状態となる。このままでは空
圧の移動がなく、クラッチ8の接続はなされないから、
前述の切替弁81のOFF と同時に、或いは僅かに遅れて
次に述べる切替弁78,79の制御を実行することにな
る。
るとすると、マスタシリンダ10の第2ピストン48の
空圧押動は維持され、油圧通路内は加圧状態に保持され
る。ところでマスタシリンダ10は比較的小径で、空圧
に勝るほどの油圧を発生できないため、結局倍力装置7
においては、コントロールバルブ29がポペットバルブ
30に当接して開放ポート36を塞ぎ、ポペットバルブ
30が連通ポート33を閉じる前述のバランス状態が生
じる。これにより空圧配管34からコントロール室27
に至った空圧はそこで待機状態となる。このままでは空
圧の移動がなく、クラッチ8の接続はなされないから、
前述の切替弁81のOFF と同時に、或いは僅かに遅れて
次に述べる切替弁78,79の制御を実行することにな
る。
【0033】切替弁78,79は、そのON/OFFの組合せ
が、ON/ON ならマスタシリンダ10に対し空圧供給を、
ON/OFFなら絞りを通過しないため比較的短時間で空圧排
出を、OFF/ONなら絞りを通過させて比較的長時間で空圧
排出を行うようになっている。(なおOFF/OFF のときは
ON/OFFのときと実質的に同一である。) 従って、これら切替弁78,79をON/OFF又はOFF/ONの
いずれかに切替えれば、マスタシリンダ10から空圧を
排出し、油圧通路内の油圧を下げてコントロールバルブ
29をポペットバルブ30から離間させることができ
る。こうなれば、コントロール室27と開放ポート36
とが連通され、コントロール室27で待機していた空圧
は、開放ポート36、大気圧ポート39を通じて大気室
12aに導入されるようになる。これによって空圧導入
室12bの空圧は大気室12aに導入され、ピストンプ
レート13は、リターンスプリング14及びクラッチ8
のリターンスプリング(図示せず)の付勢力に加え、空
圧の作用で元の位置に復帰し、クラッチ8を接続操作す
るようになる。
が、ON/ON ならマスタシリンダ10に対し空圧供給を、
ON/OFFなら絞りを通過しないため比較的短時間で空圧排
出を、OFF/ONなら絞りを通過させて比較的長時間で空圧
排出を行うようになっている。(なおOFF/OFF のときは
ON/OFFのときと実質的に同一である。) 従って、これら切替弁78,79をON/OFF又はOFF/ONの
いずれかに切替えれば、マスタシリンダ10から空圧を
排出し、油圧通路内の油圧を下げてコントロールバルブ
29をポペットバルブ30から離間させることができ
る。こうなれば、コントロール室27と開放ポート36
とが連通され、コントロール室27で待機していた空圧
は、開放ポート36、大気圧ポート39を通じて大気室
12aに導入されるようになる。これによって空圧導入
室12bの空圧は大気室12aに導入され、ピストンプ
レート13は、リターンスプリング14及びクラッチ8
のリターンスプリング(図示せず)の付勢力に加え、空
圧の作用で元の位置に復帰し、クラッチ8を接続操作す
るようになる。
【0034】このように、本実施例では、クラッチ8の
自動接続操作時に、マスタシリンダ10から空圧を排出
して油圧を抜き、空圧導入室12bから大気室12aへ
空圧移動を行ってクラッチ8を接続操作するようにして
いる。そしてそのクラッチ8の接続速度は、切替弁7
8,79のON/OFFの組合せを変更することで変更乃至調
整することができる。前述のように、倍力装置7はマス
タシリンダ10からの油圧供給に応じたストローク動作
を行うため、マスタシリンダ10からの空圧排出速度を
適宜調整すれば空圧の移動速度を調整でき、クラッチ8
の接続速度を調整することができる。従って、結局本実
施例では二段階のクラッチ接続速度を選ぶことができ、
車両の運転状態等に応じて最適なクラッチ接続速度を選
択し、クラッチ接続ショックの低減等を図ることができ
る。このように、上記切替弁78,79は、マスタシリ
ンダ10の空圧を適宜排出して空圧の移動速度を調整す
るための調整手段eを形成する。
自動接続操作時に、マスタシリンダ10から空圧を排出
して油圧を抜き、空圧導入室12bから大気室12aへ
空圧移動を行ってクラッチ8を接続操作するようにして
いる。そしてそのクラッチ8の接続速度は、切替弁7
8,79のON/OFFの組合せを変更することで変更乃至調
整することができる。前述のように、倍力装置7はマス
タシリンダ10からの油圧供給に応じたストローク動作
を行うため、マスタシリンダ10からの空圧排出速度を
適宜調整すれば空圧の移動速度を調整でき、クラッチ8
の接続速度を調整することができる。従って、結局本実
施例では二段階のクラッチ接続速度を選ぶことができ、
車両の運転状態等に応じて最適なクラッチ接続速度を選
択し、クラッチ接続ショックの低減等を図ることができ
る。このように、上記切替弁78,79は、マスタシリ
ンダ10の空圧を適宜排出して空圧の移動速度を調整す
るための調整手段eを形成する。
【0035】なお、この自動接続時、油圧通路内は加圧
状態にあるからその負圧化は生じない。また、前記の動
作には、クラッチ8の分断側と接続側とで、その作動に
要する荷重にある程度のヒステリシスが必要である。
状態にあるからその負圧化は生じない。また、前記の動
作には、クラッチ8の分断側と接続側とで、その作動に
要する荷重にある程度のヒステリシスが必要である。
【0036】ところで、上記において、空圧導入室12
bの空圧をその反対側の大気室12aに戻すようにして
いるが、これは空圧をピストンプレート13の戻し操作
のために利用し、それを反対側から積極的に加圧して戻
り速度を高めるためである。一方これを行わないとする
と、ピストンプレート13が戻る際にはブリーザ37か
らエアを比較的大量且つ短時間で吸い込まねばならず、
ブリーザ37の吸排気口が小さいこと、エア吸い込みに
よりゴミ等の詰まりが予想されること等からあまり好ま
しくない。本実施例では、空圧を大気室12aに送り、
その余剰分のみをブリーザ37から排出するようにして
上記の問題点を解決している。またこの際、倍力装置7
の大気圧ポート39を利用しているため、特段の設計変
更も行わなくて済むメリットもある。なお、大気室12
aの空気はエア抜きポート40にも流入するが、その先
のハイドロリックシリンダ22内はダストブーツ18a
で閉鎖されているのでエア洩れは無視できる程度であ
る。
bの空圧をその反対側の大気室12aに戻すようにして
いるが、これは空圧をピストンプレート13の戻し操作
のために利用し、それを反対側から積極的に加圧して戻
り速度を高めるためである。一方これを行わないとする
と、ピストンプレート13が戻る際にはブリーザ37か
らエアを比較的大量且つ短時間で吸い込まねばならず、
ブリーザ37の吸排気口が小さいこと、エア吸い込みに
よりゴミ等の詰まりが予想されること等からあまり好ま
しくない。本実施例では、空圧を大気室12aに送り、
その余剰分のみをブリーザ37から排出するようにして
上記の問題点を解決している。またこの際、倍力装置7
の大気圧ポート39を利用しているため、特段の設計変
更も行わなくて済むメリットもある。なお、大気室12
aの空気はエア抜きポート40にも流入するが、その先
のハイドロリックシリンダ22内はダストブーツ18a
で閉鎖されているのでエア洩れは無視できる程度であ
る。
【0037】次に、クラッチ8のマニュアル分断操作に
ついて説明する。クラッチペダル9の踏み込みによりマ
スタシリンダ10からは油圧が供給され、この油圧は、
前述したように、制御バルブ部7aを動作させて空圧配
管67及び34を接続ないし連通させる。ここで制御装
置72は、ペダルスイッチ87からの信号入力によりマ
ニュアル操作であることを判断し、切替弁81,78,
79をいずれもOFF とする。こうなると、制御バルブ部
7aからの空圧は配管34を通じて配管35に至り、倍
力装置7の空圧導入室12bに移動する。よってクラッ
チ8は即座に分断されることになる。ここで、マスタシ
リンダ10からは油圧が積極的に供給されているため、
油圧通路内の負圧化の心配はない。
ついて説明する。クラッチペダル9の踏み込みによりマ
スタシリンダ10からは油圧が供給され、この油圧は、
前述したように、制御バルブ部7aを動作させて空圧配
管67及び34を接続ないし連通させる。ここで制御装
置72は、ペダルスイッチ87からの信号入力によりマ
ニュアル操作であることを判断し、切替弁81,78,
79をいずれもOFF とする。こうなると、制御バルブ部
7aからの空圧は配管34を通じて配管35に至り、倍
力装置7の空圧導入室12bに移動する。よってクラッ
チ8は即座に分断されることになる。ここで、マスタシ
リンダ10からは油圧が積極的に供給されているため、
油圧通路内の負圧化の心配はない。
【0038】他方、クラッチ8のマニュアル接続操作
時、クラッチペダル9の戻し操作により油圧が抜かれる
と、前述の制御バルブ部7aの動作により空圧配管34
と大気圧ポート39とが連通されるようになる。そして
制御装置72は、マニュアル操作であるため切替弁8
1,78,79をいずれもOFF のままとする。こうなれ
ば前記同様、空圧導入室12bの空圧が大気室12aに
導入されてクラッチ8の接続が達成される。ここで分か
るように、制御バルブ部7aは、マスタシリンダ10か
らの油圧信号(パイロット油圧)を受けて、空圧配管3
4を空圧配管67或いは大気圧ポート39のいずれか一
方に切替える三方弁の如く機能する。なおここで、クラ
ッチ8の接続速度はクラッチペダル9の戻し操作で直接
コントロールできる。
時、クラッチペダル9の戻し操作により油圧が抜かれる
と、前述の制御バルブ部7aの動作により空圧配管34
と大気圧ポート39とが連通されるようになる。そして
制御装置72は、マニュアル操作であるため切替弁8
1,78,79をいずれもOFF のままとする。こうなれ
ば前記同様、空圧導入室12bの空圧が大気室12aに
導入されてクラッチ8の接続が達成される。ここで分か
るように、制御バルブ部7aは、マスタシリンダ10か
らの油圧信号(パイロット油圧)を受けて、空圧配管3
4を空圧配管67或いは大気圧ポート39のいずれか一
方に切替える三方弁の如く機能する。なおここで、クラ
ッチ8の接続速度はクラッチペダル9の戻し操作で直接
コントロールできる。
【0039】このように、上記構成にあって、第1から
第3の空圧路a,b,cを形成する空圧配管62,6
7,34,68,35と、切替弁81と、制御バルブ部
7aと、大気圧ポート39とは、クラッチ分断時に空圧
供給手段2からの空圧を空圧導入室12bに導くと共
に、クラッチ接続時に空圧導入室12bの空圧をその反
対側の大気室12aに移動させる空圧導入手段70を構
成する。
第3の空圧路a,b,cを形成する空圧配管62,6
7,34,68,35と、切替弁81と、制御バルブ部
7aと、大気圧ポート39とは、クラッチ分断時に空圧
供給手段2からの空圧を空圧導入室12bに導くと共
に、クラッチ接続時に空圧導入室12bの空圧をその反
対側の大気室12aに移動させる空圧導入手段70を構
成する。
【0040】こうして、クラッチ8の自動又はマニュア
ル断続操作が行われる訳であるが、本実施例において
は、自動操作よりもマニュアル操作が優先されるように
なっている。即ち、自動操作の最中であっても、クラッ
チペダル9が踏み込まれればその瞬間にペダルスイッチ
87から信号が送られ、これにより制御装置72はマニ
ュアル操作であると判断して切替弁78,81,81を
適宜切替える。このように、マニュアル操作を優先させ
ることで、電気系トラブル等で自動操作が不可能となっ
ても、マニュアル操作によるクラッチ断続が可能とな
る。また誤ってクラッチペダル9を踏んでしまった場合
にも、自動操作をキャンセルしてマニュアル操作に移行
することができる。
ル断続操作が行われる訳であるが、本実施例において
は、自動操作よりもマニュアル操作が優先されるように
なっている。即ち、自動操作の最中であっても、クラッ
チペダル9が踏み込まれればその瞬間にペダルスイッチ
87から信号が送られ、これにより制御装置72はマニ
ュアル操作であると判断して切替弁78,81,81を
適宜切替える。このように、マニュアル操作を優先させ
ることで、電気系トラブル等で自動操作が不可能となっ
ても、マニュアル操作によるクラッチ断続が可能とな
る。また誤ってクラッチペダル9を踏んでしまった場合
にも、自動操作をキャンセルしてマニュアル操作に移行
することができる。
【0041】ここで本実施例では、クラッチ8の自動分
断時に油圧通路内を負圧化させない程度に加圧すればよ
く、またクラッチ8の自動接続時に、前述のバランス状
態を保てる程度に、或いはポペットバルブ30を押し開
かなくてもいい程度に加圧すればよいので、マスタシリ
ンダ10に倍力効果を与える必要がなく、詳しくは第2
ピストン48等を特に大径とする必要がなく、マスタシ
リンダ10を従来程度の外径に設定でき、大形となるの
を防止できるメリットがある。
断時に油圧通路内を負圧化させない程度に加圧すればよ
く、またクラッチ8の自動接続時に、前述のバランス状
態を保てる程度に、或いはポペットバルブ30を押し開
かなくてもいい程度に加圧すればよいので、マスタシリ
ンダ10に倍力効果を与える必要がなく、詳しくは第2
ピストン48等を特に大径とする必要がなく、マスタシ
リンダ10を従来程度の外径に設定でき、大形となるの
を防止できるメリットがある。
【0042】なお、上記の如き油圧通路の加圧は、倍力
装置7のハイドロリックシリンダ22周辺の内部構造を
変更することによっても可能であるが、こうすると狭い
スペースで複雑な構造を採用せざるを得ず、シール等の
問題もあり信頼性やメンテナンス性の点で不利である。
本実施例は従来同様の倍力装置7に変更を加えることな
く、マスタシリンダ10の構造や空圧回路の構成によっ
て対応しているため、上記の欠点はなく構成がシンプル
となり、十分な信頼性、メンテナンス性等を確保でき
る。そして、クラッチペダル9による機械的な駆動及び
空圧供給制御により、それぞれが互いに干渉することな
く所望の油圧を発生させることができる。
装置7のハイドロリックシリンダ22周辺の内部構造を
変更することによっても可能であるが、こうすると狭い
スペースで複雑な構造を採用せざるを得ず、シール等の
問題もあり信頼性やメンテナンス性の点で不利である。
本実施例は従来同様の倍力装置7に変更を加えることな
く、マスタシリンダ10の構造や空圧回路の構成によっ
て対応しているため、上記の欠点はなく構成がシンプル
となり、十分な信頼性、メンテナンス性等を確保でき
る。そして、クラッチペダル9による機械的な駆動及び
空圧供給制御により、それぞれが互いに干渉することな
く所望の油圧を発生させることができる。
【0043】また、本実施例では、空圧回路の切替え
を、従来(実公平4-8023号公報)のように圧力差を利用
する機械式三方弁(ダブルチェックバルブ、シャトル
弁)を用いずに、電気的に動作する電磁切替弁81と、
信号油圧(パイロット油圧)で動作する制御バルブ部7
aとで行うようにしている。このため、動作遅れが生じ
ず応答性が向上し、制御性に優れ、空圧リークの問題な
く信頼性の高いものとなっている。加えて本実施例で
は、最少数(3個)の電磁切替弁78,79,81で装
置1を構成し、且つ従来にあった機械式三方弁を省略し
たためコスト的にも有利である。
を、従来(実公平4-8023号公報)のように圧力差を利用
する機械式三方弁(ダブルチェックバルブ、シャトル
弁)を用いずに、電気的に動作する電磁切替弁81と、
信号油圧(パイロット油圧)で動作する制御バルブ部7
aとで行うようにしている。このため、動作遅れが生じ
ず応答性が向上し、制御性に優れ、空圧リークの問題な
く信頼性の高いものとなっている。加えて本実施例で
は、最少数(3個)の電磁切替弁78,79,81で装
置1を構成し、且つ従来にあった機械式三方弁を省略し
たためコスト的にも有利である。
【0044】なお、本実施例ではマスタシリンダ10に
空圧を送るようにしたが、別途油圧ポンプを設けて回路
変更し、油圧を送るようにしてもよい。
空圧を送るようにしたが、別途油圧ポンプを設けて回路
変更し、油圧を送るようにしてもよい。
【0045】以上、本発明の好適実施例について説明し
てきたが、上記実施例は本発明の単なる一形態に過ぎ
ず、本発明は他の形態を採ることも当然可能である。
てきたが、上記実施例は本発明の単なる一形態に過ぎ
ず、本発明は他の形態を採ることも当然可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
る。
【0047】(1) クラッチの自動操作時、油圧通路
内が負圧状態となることを防止でき、作動油に気泡が混
入することがないので、クラッチのマニュアル操作が困
難となるなどのトラブルを未然に防げる。
内が負圧状態となることを防止でき、作動油に気泡が混
入することがないので、クラッチのマニュアル操作が困
難となるなどのトラブルを未然に防げる。
【0048】(2) 従来の装置を大きく変更すること
なく、シンプルな構成により(1)の効果を得ることが
できるので、十分な信頼性を確保できる。
なく、シンプルな構成により(1)の効果を得ることが
できるので、十分な信頼性を確保できる。
【0049】(3) クラッチの接続時に倍力ピストン
を空圧で押し戻すことができ、倍力ピストンの動作を良
好としてクラッチの接続を短時間で確実に行うことがで
きる。
を空圧で押し戻すことができ、倍力ピストンの動作を良
好としてクラッチの接続を短時間で確実に行うことがで
きる。
【0050】(4) マスタシリンダの空圧排出速度の
調整により、クラッチの接続速度を最適に調整すること
ができる。
調整により、クラッチの接続速度を最適に調整すること
ができる。
【図1】本発明に係るクラッチ断続装置の一実施例を示
す全体構成図である。
す全体構成図である。
【図2】倍力装置を示す縦断面図である。
【図3】マスタシリンダを示す縦断面図である。
1 クラッチ断続装置 2 空圧供給手段 7 倍力装置 7a 制御バルブ部(油圧作動弁) 8 クラッチ 10 マスタシリンダ 12a 大気室(反対側) 12b 空圧導入室(空圧作用面側) 13 ピストンプレート(倍力ピストン) 34,35,62,67,68 空圧配管 39 大気圧ポート 48 第2ピストン(ピストン) 70 空圧導入手段 72 制御装置(制御手段) 78,79,81 電磁切替弁 d 空圧供給路 e 調整手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】ここで、倍力装置7のボディ11内部に
は、ピストンプレート13を境に空圧導入室12bの反
対側となる大気室12aを、開放ポート36等を介して
ブリーザ37に連通する大気圧ポート39が形成されて
いる。また同様に、ボディ11内部には、ハイドロリッ
クピストン17の動きに応じてエアを大気室12aに給
排するエア抜きポート40も形成される。なお、38
は、シリンダシェル12で区画されるシリンダ室12a
とハイドロリックシリンダ22とを油密に仕切るシール
部材、41は緩められると作動油のエア抜きを行えるブ
リーダである。
は、ピストンプレート13を境に空圧導入室12bの反
対側となる大気室12aを、開放ポート36等を介して
ブリーザ37に連通する大気圧ポート39が形成されて
いる。また同様に、ボディ11内部には、ハイドロリッ
クピストン17の動きに応じてエアを大気室12aに給
排するエア抜きポート40も形成される。なお、38
は、シリンダシェル12で区画されるシリンダ室12a
とハイドロリックシリンダ22とを油密に仕切るシール
部材、41は緩められると作動油のエア抜きを行えるブ
リーダである。
フロントページの続き (72)発明者 山本 康 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内 (72)発明者 高野 孝雄 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番1号 いすゞ自動車株式会社川崎工場内 (72)発明者 谷 高浩 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番1号 いすゞ自動車株式会社川崎工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 空圧を供給するための空圧供給手段と、
その空圧の供給により倍力ピストンが押動されてクラッ
チを分断操作する倍力装置と、油圧作動弁及び電磁切替
弁の作動により、クラッチ分断時に前記空圧供給手段か
らの空圧を前記倍力ピストンの空圧作用面側に導くと共
にクラッチ接続時に前記空圧作用面側の空圧をその反対
側に移動させる空圧導入手段と、前記油圧作動弁にクラ
ッチのマニュアル操作のための信号油圧を供給するマス
タシリンダと、前記電磁切替弁にクラッチの自動操作の
ための制御信号を出力する制御手段と、該制御手段によ
るクラッチの自動分断操作と連動して前記マスタシリン
ダのピストンの背面側に前記空圧供給手段からの空圧を
与えるための空圧供給路と、前記制御手段によるクラッ
チの自動接続操作時に、前記マスタシリンダのピストン
の背面側から空圧を適宜排出して前記空圧導入手段にお
ける空圧の移動速度を調整するための調整手段とを備え
たことを特徴とするクラッチ断続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20586095A JPH0953659A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | クラッチ断続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20586095A JPH0953659A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | クラッチ断続装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0953659A true JPH0953659A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16513922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20586095A Pending JPH0953659A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | クラッチ断続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0953659A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109386601A (zh) * | 2018-12-11 | 2019-02-26 | 中国重汽集团济南动力有限公司 | 一种客车离合信号采集系统 |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP20586095A patent/JPH0953659A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109386601A (zh) * | 2018-12-11 | 2019-02-26 | 中国重汽集团济南动力有限公司 | 一种客车离合信号采集系统 |
CN109386601B (zh) * | 2018-12-11 | 2023-09-05 | 中国重汽集团济南动力有限公司 | 一种客车离合信号采集系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040217 |