JPH09210091A - クラッチ断続装置 - Google Patents

クラッチ断続装置

Info

Publication number
JPH09210091A
JPH09210091A JP8014537A JP1453796A JPH09210091A JP H09210091 A JPH09210091 A JP H09210091A JP 8014537 A JP8014537 A JP 8014537A JP 1453796 A JP1453796 A JP 1453796A JP H09210091 A JPH09210091 A JP H09210091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
pneumatic
master cylinder
air pressure
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8014537A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Yamamoto
康 山本
Masanori Ishihara
正紀 石原
Tadaharu Yamada
忠治 山田
Nobuyuki Iwao
信幸 岩男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP8014537A priority Critical patent/JPH09210091A/ja
Publication of JPH09210091A publication Critical patent/JPH09210091A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラッチ接続速度の調整幅を拡大すると共
に、電磁弁の数を減少し且つシャトル弁を省略し、装置
を簡略化する。 【解決手段】 本発明に係るクラッチ断続装置1は、マ
スタシリンダ10からの信号油圧に基づき、倍力装置7へ
の空圧の給排を制御してクラッチ8のマニュアル断続を
実行する油圧作動弁7aと、コントローラ72からの制御信
号に基づき、倍力装置7及びマスタシリンダ10への空圧
の給排を同時に制御して、クラッチ8の自動断続を実行
し、マスタシリンダ10からの油圧の給排を制御する第1
電磁弁79と、コントローラ72からの制御信号に基づき、
第1空圧配管65,35 及び第2空圧配管34,64,35を切り替
えてクラッチ8の自動及びマニュアル断続を切り替える
と共に、クラッチ8の自動接続時に、倍力装置7及びマ
スタシリンダ10から排出される空圧を、絞り66を有した
第3空圧配管65,34 又は絞りの無い第4空圧配管64,34
に導いてその排出速度を切り替える第2電磁弁78とを備
えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクラッチ断続装置に
係り、特に車両のクラッチの自動化を図り得るクラッチ
断続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、バスやトラック等の大型車両にお
いても変速自動化の要請が高まっている。これらの車両
は一般に車重や積載量が大きく、クラッチ形式として乗
用車に採用されるような流体式トルクコンバータを用い
ると損失大となり燃費の面で不利であるため、このよう
な大型車両においては、特に摩擦クラッチを自動操作に
より断続し、その出力を変速機に送り、この変速機をや
はり自動操作するようにして、変速自動化の達成を図っ
ている。このクラッチの自動操作を行うクラッチ断続装
置としては、空圧の給排により摩擦クラッチの断続操作
を行う倍力装置(クラッチブースタ)を備えたものが一
般的である。
【0003】一方、車両発進時等においてはクラッチの
操作がデリケートとなり、その操作を自動制御で行おう
とすると装置が複雑、高価となってしまうため、この場
合にのみクラッチペダルを用いたマニュアル(手動)操
作を行えるようにして、装置のシンプル化、低価格化を
狙ったものがある(所謂セミオートクラッチシステ
ム)。この場合、クラッチペダルの操作によりマスタシ
リンダから油圧を給排し、この油圧の給排により上記倍
力装置への空圧の給排を行うようにしている。
【0004】ところで、発進時を除く自動変速時、倍力
装置にはクラッチペダルを操作せずとも空圧が給排され
る。また倍力装置は、空圧が供給されると内部のパワー
ピストンを押動させてクラッチを分断方向に操作するよ
うになっている。
【0005】そして、従来の構成において、マスタシリ
ンダからの油圧を送る通路は、上記パワーピストンの移
動に応じて容積変化する倍力装置の油圧シリンダに連通
しており、クラッチの自動分断制御時、即ちクラッチペ
ダルを操作しないでパワーピストンによりクラッチ分断
制御を行う場合、パワーピストンの押動により油圧ピス
トン(ハイドロリックピストン)が移動すると、油圧通
路内に負圧が発生して気泡が混入し、クラッチの正確な
操作が困難となる虞がある。
【0006】このような負圧発生を防止するため、実公
平4-8023号公報等においては、倍力装置の油圧出力部に
マニュアル操作と自動操作とのキャンセル機構を設け、
自動操作時における油圧通路内の容積変化を防止してい
る。しかし、このような倍力装置の構造変更は、シール
等の完全を期すためにも小スペースで複雑な構造を採用
せざるを得ず、これによってコストアップを招き、信頼
性、耐久性にも問題が生じる。
【0007】そこで、本出願人は、倍力装置の構造変更
は行わず、マスタシリンダをクラッチペダルだけでなく
別の駆動手段(空圧又は油圧)によっても作動させるよ
うにし、上記問題点を解決することができるクラッチ断
続装置の提案を先に行った。
【0008】その一例として、特願平7-205859号で提案
したものを述べれば、クラッチの自動分断時にマスタシ
リンダに空圧を供給し、その分断操作に連動して空圧で
ピストンを押すことによって、マスタシリンダから油圧
を発生させ、油圧通路内の負圧化を防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特願平7-20
5859号においては、クラッチの自動断続に際し、倍力装
置及びマスタシリンダへの空圧の給排を、別々の電磁弁
を用いて個別に制御している。しかし、特に自動接続時
において、油圧通路内の負圧発生を防ぐには、マスタシ
リンダからの空圧排出を倍力装置からの空圧排出に同期
させ、且つ排出速度を合わせなければならず、個々の電
磁弁による制御だと、その速度合わせが困難で、クラッ
チ接続速度の調整幅を十分にとれない問題があった。ま
た、個々に電磁弁を設けるためコストもかかるものであ
った。
【0010】また、特願平7-176354号等に見られるよう
に、クラッチの自動断続とマニュアル断続との切替えに
際して、空圧通路をシャトル弁(機械式三方弁)で切り
替えることが通常行われているが、装置の簡略化という
観点からはシャトル弁を省略するのが望ましい。
【0011】一方、特願平7-205859号においては、クラ
ッチの自動接続時に、倍力装置から排出される空圧を速
度調整部に導いてその排出速度を調整し、クラッチの接
続速度を調整するようにしている。具体的には、空圧の
排出通路に分岐を設け、そのうち一方の通路には絞り
を、他方の通路には電磁弁を設けている。そして電磁弁
の開閉により、空圧を、絞りの有る一方の通路、或いは
絞りの無い電磁弁側の他方の通路に通じさせるようにし
て、排出速度を調整ないし切り替えている。
【0012】しかしこの場合、電磁弁は三方弁の機能を
有しているにも拘らず単に1つの通路を開閉するにとど
まり、その機能を十分に果たしていない。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るクラッチ断
続装置は、空圧の供給・排出によりクラッチを分断・接
続する倍力装置と、クラッチペダル操作と連動するマス
タシリンダからの信号油圧に基づき、前記倍力装置への
空圧の供給・排出を制御して前記クラッチのマニュアル
断続を実行する油圧作動弁と、コントローラからの制御
信号に基づき、前記倍力装置及び前記マスタシリンダへ
の空圧の供給・排出を同時に制御して、前記クラッチの
自動断続を実行すると共に、その自動断続に合わせて前
記マスタシリンダへ供給・排出された空圧により、前記
マスタシリンダより油圧を適宜給排させる第1電磁弁
と、前記コントローラからの制御信号に基づき、前記第
1電磁弁と前記倍力装置とを結ぶ第1空圧配管及び前記
油圧作動弁と前記倍力装置とを結ぶ第2空圧配管を切り
替えて前記クラッチの自動断続とマニュアル断続とを切
り替えると共に、前記クラッチの自動接続時に、前記倍
力装置及び前記マスタシリンダから排出される空圧を、
絞りを有した第3空圧配管又は絞りの無い第4空圧配管
に導いてその排出速度を切り替える第2電磁弁とを備え
たものである。
【0014】この構成によれば、第1電磁弁が、倍力装
置及びマスタシリンダへの空圧の給排を同時に制御する
ため、空圧の排出速度合わせが不要となってクラッチ接
続速度の調整幅を拡大できると共に、従来個々に必要で
あった電磁弁が1つで済み、装置の簡略化が図れる。ま
た、第2電磁弁が、クラッチの自動及びマニュアル断続
に際して第1及び第2空圧配管を切り替えると共に、特
にクラッチの自動接続時、倍力装置及びマスタシリンダ
から排出される空圧を、第3又は第4空圧配管に導いて
排出速度を切り替えるため、従来、排出速度の調整のみ
に用いられていた電磁弁をシャトル弁と兼用し、シャト
ル弁を省略して装置を簡略化できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の好適な実施の形態を
添付図面に基づいて詳述する。
【0016】図1は、本発明に係るクラッチ断続装置を
示す全体構成図で、クラッチ断続装置1は空圧を供給す
るための空圧供給手段2を有する。空圧供給手段2は、
エンジン(図示せず)に駆動されて空圧(空気圧)を発
生するコンプレッサ3と、コンプレッサ3からの空気を
乾燥させるエアドライヤ4と、エアドライヤ4から送ら
れてきた空気を貯留するエアタンク5と、エアタンク5
の入口側に設けられた逆止弁6とから主に構成される。
この空圧供給手段2からの空圧は倍力装置(クラッチブ
ースタ)7に送られ、倍力装置7はその空圧の供給によ
り摩擦クラッチ8を分断側(右側)Aに操作するように
なっている。また倍力装置7は、詳しくは後述するが、
マスタシリンダ10から油圧も供給されるようになって
いる。
【0017】図2は倍力装置7の詳細を示す縦断面図で
ある。なおこの倍力装置7は従来同様に構成される。図
示するように、倍力装置7は、そのボディ11に接続さ
れたシリンダシェル12を有し、このシリンダシェル1
2内にピストンプレート(パワーピストン、倍力ピスト
ン)13が、リターンスプリング14により空圧導入側
(図中左側)に付勢されて設けられている。シリンダシ
ェル12の一端には空圧ニップル15が取り付けられ、
この空圧ニップル15が空圧導入口を形成してエアタン
ク5からの空圧を空圧配管35(図1)から導入する。
空圧が導入されるとピストンプレート13が右側に押動
され、こうなるとピストンプレート13はピストンロッ
ド16、ハイドロリックピストン17、さらにはプッシ
ュロッド18を押動してクラッチレバー8a(図1)を
分断側Aに押し、クラッチ8を分断する。
【0018】一方、ボディ11内部には油圧路20が形
成され、油圧路20の油圧導入口は油圧ニップル19に
よって形成されている。油圧ニップル19には油圧配管
54の一端が接続される。油圧路20は、ボディフラン
ジ部11aの一端(下端)側に形成された孔21、ハイ
ドロリックピストン17を収容するハイドロリックシリ
ンダ(油圧シリンダ)22(ボディシリンダ部11bに
形成される)、及びハイドロリックシリンダ22に小孔
23aを介して連通する他端(上端)側の制御孔23に
よって主に形成される。油圧ニップル19から油圧が導
入されると、その油圧は上記通路を通って制御孔23に
到達し、制御ピストン24を制御シリンダ25に沿って
右側に押動する。このようにボディフランジ部11aの
上端側には、詳しくは後述するが、倍力装置7への空圧
供給を制御するための制御バルブ部7a(油圧作動弁)
が形成される。
【0019】制御バルブ部7aは右側に突出する制御ボ
ディ部26によって区画される。制御ボディ部26に
は、前述の制御シリンダ25に同軸に連通するコントロ
ール室27及び空圧ポート28が形成される。コントロ
ール室27には制御ピストン24のコントロール部29
が、空圧ポート28にはポペットバルブ30がそれぞれ
摺動可能に収容される。空圧ポート28にはニップル3
1が取り付けられ、このニップル31には空圧配管67
(図1)が接続されて空圧が常に供給されている。
【0020】通常、ポペットバルブ30は、空圧とポペ
ットスプリング32とにより左側に付勢されていて、コ
ントロール室27及び空圧ポート28を連通する連通ポ
ート33を閉じている。よってニップル31からの空圧
はポペットバルブ30の位置で遮断される。しかしなが
ら、油圧配管54から油圧が供給されると、制御ピスト
ン24のコントロール部29がポペットバルブ30を右
側に押動して連通ポート33を開く。こうなると、連通
ポート33からコントロール室27に侵入した空圧は、
詳しくは後述するが、空圧配管34,64,35(図
1)を通じて前述のシリンダシェル12に入り、ピスト
ンプレート13の左側の空圧作用面13aに作用してこ
れを右側に押動し、クラッチ8を分断側に操作する。
【0021】ここで、倍力装置7は、供給された油圧の
大きさに応じてクラッチ8を所定ストロークだけ操作す
ることができる。即ち、例えば比較的小さい値だけ油圧
が増加された場合、前述の空圧作用によりピストンプレ
ート13が右側に押動され、これに連動してハイドロリ
ックピストン17が所定ストロークだけ右側に押動され
る。すると、油圧路20の容積が増し制御孔23内の油
圧が下がり、こうなると、制御ピストン24のコントロ
ール部29がポペットバルブ30を押し付けつつ、ポペ
ットバルブ30が連通ポート33を閉鎖するバランス状
態が生じ、これによりコントロール室27、空圧配管3
4,64,35、及びピストンプレート13の空圧作用
面13a側となる空圧導入室12bにて所定の空圧が保
持され、ピストンプレート13を所定ストローク位置に
保持し、クラッチ8を所定の半クラッチ位置に保持す
る。
【0022】また、油圧が完全に抜かれると、制御孔2
3内の油圧がさらに下がって、図示の如く制御ピストン
24が最も左側の原位置に戻される。こうなると、コン
トロール部29がポペットバルブ30から離れ、コント
ロール部29の内部に設けられた開放ポート36がコン
トロール室27等と連通するようになる。すると、保持
されていた空圧は、一部が開放ポート36から大気圧ポ
ート39を通じ空圧導入室12bと反対側の大気室12
aに導入され、これによりピストンプレート13を右側
に押していた空圧が、今度はリターンスプリング14と
協同してそれを反対側の左側に押し、クラッチ8を接続
側(左側)Bに操作する。そして残りの空圧は、ブリー
ザ37を通じ大気開放される。
【0023】特にブリーザ37には、排気のみ可能なチ
ェック弁が内蔵されている為、クラッチ接続時大気室1
2aが負圧となり、クラッチ8の接続不良が生じてしま
う。これを防止するため、空圧の一部を大気室12aに
導き、残りをブリーザ37より排出する必要がある。
【0024】なお、倍力装置7において、38はシリン
ダ室12aとハイドロリックシリンダ22とを油密に仕
切るシール部材、40は大気圧ポート、41は緩められ
たときに作動油のエア抜きを行えるブリーダである。
【0025】このように、制御バルブ部7aは、クラッ
チペダル9の操作と連動するマスタシリンダ10からの
信号油圧に基づき、倍力装置7への空圧の供給・排出を
制御し、クラッチ8のマニュアル断続を実行する。
【0026】図3はマスタシリンダ10の詳細を示す縦
断面図である。図示するように、マスタシリンダ10
は、長手方向に延出されたシリンダボディ45を有す
る。シリンダボディ45はその内部に所定径のシリンダ
ボア46を有し、シリンダボア46には特に二つのピス
トン47,48が独立して摺動可能に装入される。シリ
ンダボア46の一端(左端)開口部には、クラッチペダ
ル9の踏み込み或いは戻し操作に合わせて挿抜するプッ
シュロッド49の先端部が挿入され、さらにその開口部
はダストブーツ50で閉止される。シリンダボア46内
の他端側(右側)には、第1及び第2ピストン47,4
8をピストンカップ51を介して一端側に付勢するリタ
ーンスプリング52が設けられる。シリンダボア46の
他端は、シリンダボディ45に形成された油圧供給ポー
ト53に連通され、この油圧供給ポート53には図1に
示す油圧配管54が接続される。53aはチェックバル
ブである。
【0027】図示状態にあっては、クラッチペダル9の
踏み込みがなされておらず第1及び第2ピストン47,
48は一端側の原位置に位置されている。特にこのとき
のピストン47,48間に位置されて、シリンダボディ
45には空圧導入ポート55が設けられている。このマ
スタシリンダ10においては、クラッチペダル9による
マニュアル操作のときは両方のピストン47,48が押
動されて油圧を供給する。一方、自動操作による場合
は、詳しくは後述するが、空圧導入ポート55から空圧
が供給されて第2ピストン48のみが適宜押動されるよ
うになっている。なおこのとき第1ピストン47の移動
はスナップリング56によって規制される。またこのと
き、第1ピストン47が移動しないのでクラッチペダル
9は移動しない。57は、作動油のリザーバタンク58
(図1)からの給油配管59に接続する給油ニップル、
60及び61は、ピストンカップ51の右側及び第2ピ
ストン48の位置にそれぞれ給油を行う小径及び大径ポ
ートを示す。
【0028】図1に示すように、エアタンク5からは空
圧配管62が延出され、この空圧配管62の分岐63か
らは空圧配管67が分岐され、この空圧配管67は倍力
装置7のニップル31に接続される。一方、空圧配管6
2には電磁切替弁79(第1電磁弁)が接続され、電磁
切替弁79からは空圧配管34,65が延出され、一方
の空圧配管34は制御バルブ部7aのコントロール室2
7に、他方の空圧配管65は電磁切替弁78(第2電磁
弁)にそれぞれ接続されている。
【0029】電磁切替弁78からは空圧配管35,64
が延出され、一方の空圧配管35は倍力装置7の空圧ニ
ップル15に、他方の空圧配管64は空圧配管34の途
中に接続されている。
【0030】電磁切替弁79,78は、コンピュータ内
蔵のコントローラ72からのON/OFF信号(制御信号)に
基づいて切替制御される。そして一方の電磁切替弁79
は、ONのときには空圧配管62及び65を接続して配管
34を閉とし、OFF のときには空圧配管65及び34を
接続して配管62を閉とする。また、他方の電磁切替弁
78は、ONのときには空圧配管65及び35を接続して
配管64を閉とし、OFF のときには空圧配管35及び6
4を接続して配管65を閉とする。このように、電磁切
替弁79,78は三方弁の如く機能する。
【0031】電磁切替弁79から延出する空圧配管34
の途中には、空圧配管64の接続位置の手前に、流路を
絞るための絞り部66(絞り)と、空圧の移動方向を一
方に規制するためのチェック弁44(第3チェック弁)
とが直列に設けられる。絞り部66はチェック弁44に
対し電磁切替弁79側に位置され、チェック弁44は制
御バルブ部7aから空圧が送られてきた場合にその空圧
の移動を規制ないし禁止する。
【0032】ここで、詳しくは後述するが、エアタンク
5から電磁切替弁79、78、及び倍力装置7の空圧ニ
ップル15を順に結ぶ空圧配管62,65,35は、ク
ラッチ8の自動分断操作時に、倍力装置7に空圧供給を
行うための第1の空圧供給路aを形成する。
【0033】また、エアタンク5から分岐63、制御バ
ルブ部7a、電磁切替弁78、及び倍力装置7の空圧ニ
ップル15までを順に結ぶ空圧配管62,67,34,
64,35は、クラッチ8のマニュアル分断操作時に、
倍力装置7に空圧供給を行うための第2の空圧供給路b
を形成する。
【0034】さらに、電磁切替弁79と倍力装置7の空
圧ニップル15とを結ぶ空圧配管65,35は、クラッ
チ8の自動断続時に、倍力装置7への空圧の供給・排出
を行わせるための第1空圧配管を構成する。
【0035】そして、制御バルブ部7aと倍力装置7の
空圧ニップル15とを結ぶ空圧配管34,64,35
は、クラッチ8のマニュアル断続時に、倍力装置7への
空圧の供給・排出を行わせるための第2空圧配管を構成
する。
【0036】さらに、電磁切替弁78から電磁切替弁7
9、制御バルブ部7aを順に結ぶ空圧配管65,34
は、絞り部66による絞りを有する第3空圧配管を構成
し、電磁切替弁78から制御バルブ部7aを別のルート
で結ぶ空圧配管64,34は、絞りの無い第4空圧配管
を構成する。
【0037】一方、空圧配管65からは空圧配管70が
分岐されており、この空圧配管70がマスタシリンダ1
0への空圧の供給・排出を行わせるための第5空圧配管
を構成する。
【0038】具体的には、空圧配管70は、マスタシリ
ンダ10の空圧導入ポート55に接続されて第2ピスト
ン48の背面側に空圧を供給或いは排出する。この配管
70の途中には分岐部42が設けられ、分岐部42のそ
れぞれの分岐管42a,42bには、空圧の移動方向を
一方に規制するためのチェック弁43a,43bが並列
に設けられている。
【0039】一方のチェック弁43aは配管65からマ
スタシリンダ10への空圧移動を規制ないし禁止し、他
方のチェック弁43bは逆にマスタシリンダ10から配
管65への空圧移動を規制ないし禁止する。そして例え
ば一方のチェック弁43aでいえば、内部のスプリング
の作用により、マスタシリンダ10側の空圧が、空圧配
管65側の空圧により大きくなったときのみ空圧の移動
を許容する。
【0040】かかるクラッチ断続装置1は、これとは別
に設けられた変速機71と連動されるようになってい
る。変速機71は自動変速を行う構成がなされており、
即ち、手動シフトレバーで変速ポジションが選択される
と、電気スイッチによる変速信号がコントローラ72に
送られ、図示しないアクチュエータが動作されて、運転
手の操作に代わって実質的な変速操作を行うようになっ
ている。
【0041】また、コントローラ72には、アクセルペ
ダル75に設けられたストロークセンサ82及びアイド
ルスイッチ83、変速機71のシフトレバー付近に設け
られた非常スイッチ84、変速機71の出力軸付近に設
けられた車速センサ85、エアタンク5に設けられた圧
力スイッチ86、クラッチペダル9に設けられたペダル
スイッチ87及びクラッチペダルストロークセンサ8
9、及びクラッチ8に設けられたクラッチストロークセ
ンサ88等が接続される。
【0042】次に、上記装置の動作説明を行う。
【0043】先ず、自動変速の概要に含めてクラッチ8
の自動断続操作について説明する。運転手がシフト操作
を行うと、変速信号がコントローラ72に入力され、こ
れに伴ってコントローラ72は電磁切替弁79,78を
いずれもONとする。こうなると、第1の空圧供給路aを
通じて、倍力装置7の空圧導入室12bには比較的速い
速度で(短時間で)空圧が供給され、これによりクラッ
チ8は分断操作される。この後、図示しないアクチュエ
ータにより変速機71の変速操作を完了し、詳しくは後
述するが、電磁切替弁79をOFF 、電磁切替弁78をON
又はOFF として、空圧導入室12bの空圧の一部を大気
室12aに導入し残りをブリーザ37より排出してクラ
ッチ8の接続操作を行い、変速を完了する。
【0044】ここで図2を参照して、特にクラッチ8の
自動分断操作時、ハイドロリックピストン17が右側に
移動することで、作動油が充填されているハイドロリッ
クシリンダ22の容積が増し、これにより油圧路20及
び油圧配管54内等(合わせて油圧通路内という)に負
圧が生じて、作動油に気泡が混入する虞がある。
【0045】そこで本装置1では、クラッチ8の自動分
断操作時に、空圧配管70を通じてマスタシリンダ10
に空圧を供給し、第2ピストン48を適宜押動すること
で油圧通路内を適当に加圧するようにしている。こうす
ると、油圧通路内の負圧化を未然に防止することができ
る。なおこのときには、チェック弁43bを開放させて
空圧供給を行うことになる。
【0046】他方、クラッチ8の自動接続操作時には、
電磁切替弁79がOFF とされ、電磁切替弁78が例えば
OFF とされる。こうなると、倍力装置7の空圧導入室1
2bからは空圧が排出されるようになり、その空圧は、
空圧配管35,64,34を通じて、つまり空圧配管3
5から第4空圧配管を通じて、一部が制御バルブ部7a
のコントロール室27、開放ポート36、大気圧ポート
39を通じて大気室12aに導入され、残りはブリーザ
37より排出される。これによってピストンプレート1
3は、リターンスプリング14及びクラッチ8のリター
ンスプリング(図示せず)の付勢力に加え、空圧の作用
で比較的早い速度で元の位置に復帰し、クラッチ8を比
較的高速で接続操作するようになる。
【0047】一方このとき、電磁切替弁78をONとした
場合は、空圧配管35の空圧は第3空圧配管を通じて排
出されるようになる。つまり、配管65,34を通じて
制御バルブ部7aに到達し、大気室12aに導入された
りブリーザ37から大気開放されたりする。特にこのと
き、配管34の途中で絞り部66を通過するため、空圧
の移動ないし排出速度は比較的低速となって、クラッチ
8の接続速度も低速となる。このように、電磁切替弁7
8はそのON/OFFによって空圧排出速度を2段階に切り替
えることができる。そしてそのON/OFFを車両の運転状態
等に応じて切替えることによって、クラッチ8の接続速
度を最適に選び、クラッチ接続ショックの低減等を図る
ことができる。
【0048】ところで、クラッチ8の自動接続操作時に
は、電磁切替弁79をOFF とすると、マスタシリンダ1
0からも同時に空圧が排出されて、チェック弁43aを
通じた後、空圧配管70から空圧配管65に到達するこ
とになる。
【0049】そして電磁切替弁78がOFF のときには、
空圧配管65の空圧は、配管34を通じて、配管64か
らの倍力装置7側の排出空気と合流するようになる。こ
のとき空圧は絞り部66を通過するが、絞り部66が倍
力装置7からの比較的大量の空気を絞るようになってい
るため絞り径が比較的大きく、マスタシリンダ10側の
比較的少量の空気には殆ど影響がない。また電磁切替弁
78がONのときには、空圧配管65で倍力装置7側の排
出空気と直接合流するようになる。
【0050】このように、かかる構成にあっては、電磁
切替弁79が、倍力装置7及びマスタシリンダ10への
空圧の供給・排出を同時に制御するため、従来別々に設
けられていた電磁弁が1つで済み、装置の簡略化、低コ
スト化を達成できる。そして、これにより、装置又はシ
ステムが故障する確率が低下し信頼性が向上すると共
に、システムの故障モードが減り、コントローラ72の
出力ポートも減らすことができる。
【0051】また特に、かかる構成は以下の問題点も解
決できる。
【0052】従来、特願平7-205859号においては、クラ
ッチの自動接続時に、倍力装置及びマスタシリンダから
の空圧排出を個々に独立に行うようにしている。
【0053】そして、油圧通路内の負圧化を防止するた
めには、それら空圧の排出速度を調整し、マスタシリン
ダからの空圧排出を倍力装置からの空圧排出より常に遅
らせなければならない。即ち、これが逆であると、マス
タシリンダのピストンが早く戻り過ぎて負圧が発生する
と共に、リザーバタンクより作動油が吸引されてしまう
からである。
【0054】また、排出される空気量が、倍力装置側よ
りもマスタシリンダ側の方が遥かに少ないため、排出速
度の調整は、倍力装置側をマスタシリンダ側に合わせな
ければならない。
【0055】そこで具体的には、マスタシリンダ側の空
圧の排出通路に小径の絞りを設け、排出速度が緩慢にな
るよう調整することになる。
【0056】そして先ず、リザーバタンクからの作動油
吸引を防止するためには、絞り径を0.5mm 以下の小径と
しなければならない。
【0057】しかし、絞り径を0.5mm としても、マスタ
シリンダのピストンの戻り速度は十分に低速とならず、
0.5mm 以下の値で最適な排出速度に調整するには、絞り
径の選定幅、排出速度の調整幅が非常に狭く、調整が極
めて困難であった。そして、結果的にクラッチの接続速
度を満足に調整することができず、且つ接続速度を十分
に低速にすることができなかった。
【0058】そこで、本装置1においては、空圧配管7
0で、マスタシリンダ10から排出された空圧(以下マ
スタシリンダ排圧という)を、倍力装置7から排出され
た空圧(以下倍力装置排圧という)に合流させ、それら
の圧力を同等にし、空圧の排出速度(圧力降下速度)を
同等にするようにしている。これにより、互いの排出速
度合わせ(バランス取り)が不要となり、単純に合流後
の通路に適当な絞りを与えれば、クラッチ8の接続速度
を高速側から低速側まで幅広く調整することができる。
なおこの絞りを与えるのが、空圧配管34に設けられた
絞り部66である。
【0059】加えて、本装置1においてはチェック弁4
3aがあるため、マスタシリンダ排圧を倍力装置排圧よ
り常に高い値に保持でき、マスタシリンダ10側の排出
速度を倍力装置7側の排出速度より常に遅くできる。こ
れによってマスタシリンダ10の第2ピストン48をク
ラッチ接続中常に加圧状態にできて、油圧通路内の負圧
化及びリザーバタンク58からの作動油吸引を完全に防
止できる。
【0060】さらに、逆向きのチェック弁43bを並列
に設け、マスタシリンダ10への空圧供給を可能として
いる点も特徴である。
【0061】次に、クラッチ8のマニュアル分断操作は
以下のようにして行われる。クラッチペダル9を踏み込
むと、マスタシリンダ10からは油圧が供給され、この
油圧は、前述したように、制御バルブ部7aを作動させ
て空圧配管67及び34を接続ないし連通させる。また
同時に、コントローラ72は、ペダルスイッチ87から
の信号入力によりマニュアル操作であることを判断し、
電磁切替弁79,78をいずれもOFF のままとする。こ
うなると、配管34の空圧は配管64,35を通じて倍
力装置7の空圧導入室12bに移動する。そして、ピス
トンプレート13を押動し、クラッチ8を分断させる。
このときクラッチ8はクラッチペダル9の操作に応じて
適宜量だけ分断することができる。なおこのときには、
チェック弁44によって空圧の電磁切替弁79側への移
動が規制され、マスタシリンダ10への移動が規制され
る。そしてこのチェック弁44によっても、クラッチ8
の自動接続時における電磁切替弁78がOFF のときのマ
スタシリンダ排圧の排出遅延を促進できる。
【0062】他方、クラッチ8のマニュアル接続操作
時、クラッチペダル9の戻し操作により油圧が抜かれる
と、前述の制御バルブ部7aの作動により空圧配管34
と大気圧ポート39とが連通されるようになる。こうな
れば前記同様、空圧導入室12bの空圧が、配管35,
65,34を経由して大気室12aに導入され、これに
よりクラッチ8の接続が達成される。このときコントロ
ーラ72は、電磁切替弁79,78をいずれもOFF のま
まとする。ここで分かるように、制御バルブ部7aは、
マスタシリンダ10からの油圧信号(パイロット油圧)
を受けて、空圧配管34を空圧配管67或いはコントロ
ール室27のいずれか一方に連通させる三方弁の如く機
能する。
【0063】そしてまた、電磁切替弁78も同様に、コ
ントローラ72からの制御信号を受けて、空圧配管35
を空圧配管65或いは64のいずれか一方に連通させる
三方弁の如く機能する。そしてこの電磁切替弁78は、
クラッチ8の自動及びマニュアル操作時に、従来のシャ
トル弁に代わって倍力装置7への配管系統を切り替える
と共に、クラッチ8の自動接続操作時には、空圧配管3
5を第3又は第4空圧配管の一方に接続して、空圧の排
出速度ないしはクラッチ接続速度を切り替えるものであ
る。
【0064】こうして、従来、二方弁接続とされて空圧
排出通路の開閉のみに用いられていた電磁弁を、三方弁
接続としてシャトル弁と兼用し、シャトル弁を省略して
装置を簡略化することができる。
【0065】次に、本発明に係る別の形態について説明
する。なお、前記形態と同一の構成については図中同一
符号を付し、説明を省略する。
【0066】図4に示すように、この第2の形態にあっ
ては、前述の第1の形態で制御バルブ部7aに接続され
ていた空圧配管34が代わってブリーザ37に接続さ
れ、空圧配管34に接続されていた空圧配管64が制御
バルブ部7aに接続され、チェック弁44は設けられて
いない。
【0067】こうすると、先ずクラッチ8の自動分断に
際しては、電磁切替弁79,78がONとされて前記同様
に倍力装置7及びマスタシリンダ10に空圧が供給され
る。そしてクラッチ8の自動接続に際しては、電磁切替
弁79がOFF とされて空圧供給が停止されると共に、電
磁切替弁78がONならば、倍力装置排圧及びマスタシリ
ンダ排圧が、絞り部66を通じて一部が大気室12aに
導入され、残りはブリーザ37より排気される。そし
て、電磁切替弁78がOFF ならば、倍力装置排圧が油圧
作動弁7aに至り、これを介して一部が大気室12aに
導入され、残りがブリーザ7より排気される。一方マス
タシリンダ排圧は、ブリーザ37より排出される。ここ
で絞り部66は、マスタシリンダ排圧が倍力装置排圧よ
り排出が遅くなるような絞り径が選定される。
【0068】次に、クラッチ8のマニュアル断続に際し
ては、電磁切替弁79がOFF 、78がOFF とされて、制
御バルブ部7aと空圧ニップル15との間で、空圧配管
64,35を通じて空圧が往来するようになる。
【0069】このように、ここでは電磁切替弁78が、
従来のシャトル弁に代わってクラッチ8の自動及びマニ
ュアル断続を切り替える。そしてこの場合、第1空圧配
管を構成するのが空圧配管65,35であり、第2空圧
配管を構成するのが空圧配管64,35であり、第3空
圧配管を構成するのが空圧配管65,34であり、第4
空圧配管を構成するのが空圧配管64である。
【0070】図5に示す第3の形態にあっては、図1で
示した第1の形態のうちマスタシリンダ10周辺の配管
系統が異なっている。即ち、第1の形態では空圧配管7
0の途中に分岐管42a,42bが設けられていたが、
この第3の形態では、空圧配管70の途中に前記チェッ
ク弁43bが設けられる一方、そのマスタシリンダ10
側で空圧配管70から分岐管42cが分岐され、分岐管
42cにチェック弁43cが設けられると共に、分岐管
42cの先端は空圧配管35に接続されている。
【0071】クラッチ8の自動分断時は、前記同様チェ
ック弁43bを通過してマスタシリンダ10に空圧が供
給されるが、空圧配管35の空圧はチェック弁43cで
規制される。そして自動接続時、こんどはマスタシリン
ダ排圧が、チェック弁43bでは移動が禁止され、チェ
ック弁43cでは移動が許容される。そして空圧配管3
5にて倍力装置排圧と合流されるようになる。
【0072】この形態では特に、空圧配管70及び分岐
管42cが第5空圧配管を構成する。
【0073】図6に示す第4の形態は、先の第2及び第
3の形態を合成したもので、即ち制御バルブ部7a周辺
の配管系統が第2の形態と、マスタシリンダ10周辺の
配管系統が第3の形態と同様となっている。そして空圧
の移動も前記同様になされることになる。
【0074】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明してきたが、本発明は他の形態を採ることも当然可
能で、例えば、前記形態において絞り径が固定であった
絞り部66を、サーボ弁等による可変式のもので構成す
ることも可能である。
【0075】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0076】(1) クラッチ接続速度の調整幅を拡大
できると共に、電磁弁の数を減少し且つ従来のシャトル
弁を省略でき、装置の簡略化、低コスト化等を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクラッチ断続装置を示す全体構成
図である。
【図2】倍力装置を示す縦断面図である。
【図3】マスタシリンダを示す縦断面図である。
【図4】本発明に係るクラッチ断続装置の別の形態を示
す全体構成図である。
【図5】本発明に係るクラッチ断続装置の別の形態を示
す全体構成図である。
【図6】本発明に係るクラッチ断続装置の別の形態を示
す全体構成図である。
【符号の説明】
1 クラッチ断続装置 7 倍力装置 7a 制御バルブ部(油圧作動弁) 8 クラッチ 9 クラッチペダル 10 マスタシリンダ 34,35,64,65,70 空圧配管(第1乃至第
5空圧配管) 42c 分岐管(第5空圧配管) 43a,43c チェック弁 43b チェック弁(第2チェック弁) 44 チェック弁(第3チェック弁) 72 コントローラ 78 電磁切替弁(第2電磁弁) 79 電磁切替弁(第1電磁弁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩男 信幸 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空圧の供給・排出によりクラッチを分断
    ・接続する倍力装置と、クラッチペダル操作と連動する
    マスタシリンダからの信号油圧に基づき、前記倍力装置
    への空圧の供給・排出を制御して前記クラッチのマニュ
    アル断続を実行する油圧作動弁と、コントローラからの
    制御信号に基づき、前記倍力装置及び前記マスタシリン
    ダへの空圧の供給・排出を同時に制御して、前記クラッ
    チの自動断続を実行すると共に、その自動断続に合わせ
    て前記マスタシリンダへ供給・排出された空圧により、
    前記マスタシリンダより油圧を適宜給排させる第1電磁
    弁と、前記コントローラからの制御信号に基づき、前記
    第1電磁弁と前記倍力装置とを結ぶ第1空圧配管及び前
    記油圧作動弁と前記倍力装置とを結ぶ第2空圧配管を切
    り替えて前記クラッチの自動断続とマニュアル断続とを
    切り替えると共に、前記クラッチの自動接続時に、前記
    倍力装置及び前記マスタシリンダから排出される空圧
    を、絞りを有した第3空圧配管又は絞りの無い第4空圧
    配管に導いてその排出速度を切り替える第2電磁弁とを
    備えたことを特徴とするクラッチ断続装置。
  2. 【請求項2】 前記第1空圧配管と前記マスタシリンダ
    とが第5空圧配管で接続され、該第5空圧配管に、前記
    第1空圧配管から前記マスタシリンダへの空圧の移動を
    規制するチェック弁が設けられた請求項1記載のクラッ
    チ断続装置。
  3. 【請求項3】 前記第5空圧配管に、前記チェック弁と
    並列して、前記マスタシリンダから前記第1空圧配管へ
    の空圧の移動を規制する第2チェック弁が設けられた請
    求項2記載のクラッチ断続装置。
  4. 【請求項4】 前記クラッチのマニュアル断続時に、前
    記第2空圧配管の空圧の前記マスタシリンダへの移動を
    規制する第3チェック弁をさらに備えた請求項1乃至3
    いずれかに記載のクラッチ断続装置。
JP8014537A 1996-01-30 1996-01-30 クラッチ断続装置 Pending JPH09210091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8014537A JPH09210091A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 クラッチ断続装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8014537A JPH09210091A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 クラッチ断続装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09210091A true JPH09210091A (ja) 1997-08-12

Family

ID=11863910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8014537A Pending JPH09210091A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 クラッチ断続装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09210091A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214477A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Hino Motors Ltd クラッチ操作装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214477A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Hino Motors Ltd クラッチ操作装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3598688B2 (ja) クラッチ断続装置
JPH1178616A (ja) クラッチ断接装置
JPH09210091A (ja) クラッチ断続装置
JP3552345B2 (ja) クラッチ断続装置
JP3826529B2 (ja) クラッチ断接装置
JPH11173172A (ja) クラッチ断接装置
JP3567573B2 (ja) クラッチ断続装置
JPH09210090A (ja) クラッチ断続装置
JPH0953658A (ja) クラッチ断続装置
JP4569120B2 (ja) 車両のオートクラッチ装置
JPH11173346A (ja) クラッチ断接装置
JP3791104B2 (ja) クラッチ断続装置
JPH0924817A (ja) 流体圧発生装置
JPH10184724A (ja) クラッチ断続装置
JPH0953659A (ja) クラッチ断続装置
JP3888081B2 (ja) クラッチ操作装置
JPH09112583A (ja) クラッチ断続装置
JPS62246631A (ja) クラツチ操作装置
JPH10184725A (ja) クラッチ断続装置
JP3704757B2 (ja) 流体圧発生装置
JP3567554B2 (ja) クラッチ断続装置
JP3579974B2 (ja) 流体圧発生装置
JP3726516B2 (ja) クラッチ断接装置
JPH09112581A (ja) クラッチ断続装置
JPH0925948A (ja) クラッチ断続装置