JP2592131Y2 - クラッチ操作装置 - Google Patents

クラッチ操作装置

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JP2592131Y2
JP2592131Y2 JP1993046209U JP4620993U JP2592131Y2 JP 2592131 Y2 JP2592131 Y2 JP 2592131Y2 JP 1993046209 U JP1993046209 U JP 1993046209U JP 4620993 U JP4620993 U JP 4620993U JP 2592131 Y2 JP2592131 Y2 JP 2592131Y2
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順四 作田
要 鈴木
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自動車機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クラッチ操作装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半自動式のクラッチ操作装置では、コン
トローラによってクラッチ操作がなされる態様とマスタ
シリンダによってクラッチ操作がなされる態様とが任意
に選択できる。
【0003】図3は、このような従来のクラッチ操作装
置を示している。この装置では、非作動状態において、
パワーシリンダ手段1の圧力室1aがダブルチェックバ
ルブ2、コントロールバルブ手段3を介して大気に解放
されており、またマスタシリンダ4の液圧室4aが無負
荷状態にある。
【0004】クラッチ操作を自動で行う場合には、コン
トローラ5からの指令によって電磁切換弁6が作動さ
れ、エアリザーバ7の圧縮空気が電磁切換弁6、ダブル
チェックバルブ2を介してパワーシリンダ手段1の圧力
室1aに供給される。したがって、パワーピストン1b
が図3において右方へ圧送される。それによってピスト
ンロッド1cを介して中継手段8の中継ピストン8aが
右方へ圧送され、プッシュロッド8bを介してクラッチ
操作レバーが作動される。
【0005】クラッチ操作をマニュアルで行う場合に
は、マスタシリンダ4のペダル4bを踏込むと、マスタ
シリンダ10の液体が液室8c,通路3aを介してコン
トロールバルブ手段3の液圧室3bに供給される。する
と、バルブリフタ3cが図3において右方へ圧送され、
弁体3dが弁座3eから離反される。したがって、エア
リザーバ9の圧縮空気はコントロールバルブ手段3、ダ
ブルチェックバルブ2を介してパワーシリンダ1の圧力
室1aに供給され、パワーピストン1bを図3において
右方へ圧送する。したがって、上記自動の場合と同様
に、クラッチ操作レバーが作動される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記したク
ラッチ操作装置では、マニュアル操作の際には中継手段
8のフリーピストン8dは、液室8cの液圧によって図
3において右方へ圧送されるが、自動操作の際にはフリ
ーピストン8dは、そのままの位置に留まる。したがっ
て、このようなクラッチ操作装置では、中間室8fの容
積が変化する。
【0007】そこで、このようなクラッチ操作装置で
は、中継ピストン8aに通気孔8eを貫設し、該通気孔
8eによって中間室8fと大気圧室8gとを連通させて
いる。
【0008】ところで、組み付けに先だって、中継ピス
トン8aの摺動面には、グリースが塗布されるが、その
塗布作業時にグリースが通気孔8eを塞いでしまう場合
があり、また塗布した中継ピストン8aをシリンダ孔8
hに組み付ける際に、はみ出したグリースが通気孔8e
を塞いでしまう場合もある。
【0009】このように、通気孔8eが塞がれてしまう
と、自動操作時に中間室8fが負圧になって、フリーピ
ストン8dが作動されてしまう虞がある。フリーピスト
ン8dが作動されると、液室8cが拡大されるため、マ
スタシリンダ4の出力圧室4aから作動液を吸引してし
まう。これは、マスタシリンダ4のペダル4bの踏み代
を変化させたり、液室8cからの液漏れを起こす虞があ
る。
【0010】そこで、本考案の目的は、簡単な構造によ
って、グリースによる中継ピストンの通気孔の閉塞を防
止したクラッチ操作装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案のクラッチ操作装
置では、圧力室に供給された圧縮空気によって駆動され
るパワーピストンを有するパワーシリンダ手段と、シリ
ンダ孔にフリーピストンおよび中継ピストンをスプリン
グを介在してそれぞれ摺動自在に配装して上記シリンダ
孔を液室、中間室、大気圧室に画成し、かつ上記中継ピ
ストンに通気孔を貫設して上記中間室を前記大気圧室に
連通させた中継手段と、マスターシリンダの出力圧室か
ら上記液室を経て液圧室に供給された液圧によってバル
ブリフタを作動し、該バルブリフタによって開弁させ、
上記パワーシリンダ手段の上記圧力室に圧縮空気を供給
するコントロールバルブ手段とを備え、さらに上記パワ
ーピストンのピストンロッドを上記フリーピストンを貫
通して上記中継ピストンに当接させ、上記中継ピストン
をクラッチ操作レバーに係合させたクラッチ操作装置に
おいて、上記中継ピストンの上記大気圧室側端面に凹部
に形成し、該凹部の底面に上記通気孔の開口端を臨ませ
ている。
【0012】
【作 用】本考案のクラッチ操作装置では、通気孔の開
口は凹部の底面に形成されているため、グリースの塗布
時またはグリースを塗布した中継ピストンのシリンダ孔
への組み付け時にグリースが中継ピストンの端面にはみ
出たとしても、通気孔の開口に達することは殆どない。
【0013】
【実施例】図1および図2は、本考案に係る半自動クラ
ッチ操作装置を示している。
【0014】この装置は、パワーシリンダ手段10とコ
ントロールバルブ手段20と中継手段30とを備えてい
る。
【0015】パワーシリンダ手段10は、ハウジング4
0のシェル40a内に構成されている。このシェル40
a内には、パワーピストン11が配設されており、シェ
ル40a内を大気圧室12と圧力室13とに画成してい
る。このパワーピストン11には、ピストンロッド14
が固着されている。
【0016】コントロールバルブ手段20は、ハウジン
グ40に形成したシリンダ孔40b内に構成されてい
る。シリンダ孔40bにはバルブリフタ21が摺動自在
に嵌装されている。このバルブリフタ21は、シリンダ
孔40bを液圧室22と変圧室23とに画成している。
また、このバルブリフタ21には、通路21aが形成さ
れており、該通路21aの一端はバルブリフタ21の先
端面に開口し、他端は排気ポート24を介して大気に開
放されている。また、シリンダ孔40bの端部には、弁
体25が配装されている。この弁体25は、バルブリフ
タ21と対向して配置され、コントロールバルブ手段2
0の非作動状態で、弁座26に当接し、変圧室26と圧
縮空気供給ポート27との間を遮断している。
【0017】中継手段30は、ハウジング40のシリン
ダ孔40c内に構成されている。シリンダ孔40cに
は、フリーピストン31と中継ピストン32とが配装さ
れている。それらのフリーピストン31と中継ピストン
32は、シリンダ孔40cを液室33と中間室34と大
気圧室35に画成している。
【0018】そして、液室33はハウジング40に形成
した通路40dによってコントロールバルブ手段30の
液圧室22に連通され、ハウジング40に形成した通路
40eによって入力ポート41に連通されている。
【0019】また、中間室34は、中継ピストン32に
貫設した通気孔32aを介して大気圧室35に連通され
ている。中継ピストン32には、図2に拡大して示した
ように、大気圧室35側の端面に凹部32bが形成され
ており、通気孔32aは、その凹部32bの底面32c
に開口している。
【0020】上記パワーピストン11のピストンロッド
14は、シリンダ孔40cに挿嵌させたガイドブロック
36を貫通し、さらにフリーピストン31を貫通して中
継ピストン32まで達している。そして、ピストンロッ
ド14の先端は、図2で拡大して示したように、中継ピ
ストン32の中間室34側の端面に形成したガイド孔3
2dに挿嵌されている。一方、中継ピストン32の大気
圧室35側の端面には、プッシュロッド42が配設さ
れ、該プッシュロッド42を介して中継ピストン32と
図示しないクラッチ操作レバーが連係されている。ま
た、フリーピストン31と中継ピストン32との間に
は、スプリング37が配装されている。
【0021】このように構成されたクラッチ操作装置
は、図1に示したように、コントロールバルブ手段20
の圧縮空気供給ポート27が管路43を介してエアリザ
ーバ44に接続され、変圧室23が管路45を介してダ
ブルチェックバルブ46の一方のインレットポート46
aに接続されている。このダブルチェックバルブ46の
他方のインレットポート46bは、電磁切換弁47を介
してエアリザーバ48に接続されている。また、ダブル
チェックバルブ46のアウトレットポート46cは、管
路49を介してパワーシリンダ手段10の圧力室13に
接続されている。さらに、ハウジング40の入力ポート
41は、管路50を介してマスタシリンダ51の出力圧
室51aに接続されている。なお、電磁切換弁47は、
コントローラ52によって制御される。
【0022】このクラッチ操作装置は、以下のように作
用する。マスタシリンダ51のペダ51bを踏み込む
と、出力圧室51aの液体は、通路40eを介して中継
手段30の液室33に圧送され、さらに通路40dを介
してコントロールバルブ手段20の液圧室22に圧送さ
れる。したがって、フリーピストン31が図1において
右方に押送され、バルブリフタ21が図1において右方
に押送される。バルブリフタ21が作動されると、該バ
ルブリフタ21の先端が弁体25に当接して通路21a
を閉塞し、さらに弁体25を押し開いて圧縮空気供給ポ
ート27と変圧室23とを連通する。すると、エアリザ
ーバ44の圧縮空気は変圧室23からダブルチェックバ
ルル46を経てパワーシリンダ手段10の圧力室13に
供給される。この圧力室13に供給された圧縮空気は、
パワーピストン11を図1において右方に押送する。パ
ワーピストン11が押送されると、それに伴って中継ピ
ストン32も図1において右方に押送される。この中継
ピストン32は、プッシュロッド42を図1において右
方へ押送し、そして、クラッチ操作レバーを作動して、
クラッチを切る。
【0023】マスタシリンダ51のペダル51bの踏力
を解除すると、バルブリフタ21は、図1の状態に復帰
する。したがって、変圧室23は通路21aを経てエキ
ゾーストポート24から大気に解放され、圧力室13の
圧縮空気をダブルチェックバルブ46、コントロールバ
ルブ手段20の変圧室23を経て大気に放出させる。す
ると、中継ピストン32は図1に示した状態に復帰し、
クラッチ操作レバーを復帰させて、クラッチを再び継
ぐ。
【0024】なお、クラッチの動作を自動的に行う場合
には、コントローラ52によって電磁切換弁47を一方
に作動させ、それによってエアタンク48の圧縮空気を
ダブルチェックバルブ46を経てパワーシリンダ手段1
0の圧力室13に供給し、パワーピストン11を図1に
おいて右方に移動させる。またコントローラ52によっ
て電磁切換弁47を他方に作動させ、それによって圧力
室13をダブルチェックバルブ46、電磁切換弁47を
介して大気に解放させる。
【0025】
【考案の効果】上記したように、本考案に係るクラッチ
操作装置では、中継ピストンの通気孔が、中継ピストン
の端面に形成した凹部の底面に開口されているので、中
継ピストンの摺動面にグリースを塗布する際またはグリ
ースを塗布した中継ピストンをシリンダ孔へ組み付ける
際に、グリースが中継ピストンの端面にはみ出したとし
ても、通気孔の開口に達することは殆どない。したがっ
て、中間室は常に大気圧に保たれ、フリーピストンが不
用意に作動させることがなくなり、装置の信頼性が高ま
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る半自動式クラッチ操作装置の概念
図である。
【図2】本考案に係るクラッチ操作装置の中継手段の中
継ピストンを拡大して示した断面図である。
【図3】従来の半自動式クラッチ操作装置を示した概念
図である。
【符号の説明】
10 パワーシリンダ手段 11 パワーピストン 12 大気圧室 13 圧力室 14 ピストンロッド 20 コントロールバルブ手段 21 バルブリフタ 22 液圧室 23 変圧室 25 弁体 26 弁座 30 中継手段 31 フリーピストン 32 中継ピストン 32a 通気孔 32b 凹部 32c 底面 33 液室 34 中間室 35 大気圧室 36 ガイドブロック 37 スプリング 44 エアリザーバ 46 ダブルチェックバルブ 47 電磁切換弁 48 エアタンク 51 マスタシリンダ 51a 出力圧室 52 コントローラ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力室に供給された圧縮空気によって駆
    動されるパワーピストンを有するパワーシリンダ手段
    と、シリンダ孔にフリーピストンおよび中継ピストンを
    スプリングを介在してそれぞれ摺動自在に配装して上記
    シリンダ孔を液室、中間室、大気圧室に画成し、かつ上
    記中継ピストンに通気孔を貫設して上記中間室を前記大
    気圧室に連通させた中継手段と、マスターシリンダの出
    力圧室から上記液室を経て液圧室に供給された液圧によ
    ってバルブリフタを作動し、該バルブリフタによって開
    弁させ、上記パワーシリンダ手段の上記圧力室に圧縮空
    気を供給するコントロールバルブ手段とを備え、さらに
    上記パワーピストンのピストンロッドを上記フリーピス
    トンを貫通して上記中継ピストンに当接させ、上記中継
    ピストンをクラッチ操作レバーに係合させたクラッチ操
    作装置において、上記中継ピストンの上記大気圧室側端
    面に凹部に形成し、該凹部の底面に上記通気孔の開口端
    を臨ませたことを特徴とするクラッチ操作装置。
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