JPS5819436Y2 - エアシリンダにおけるピストン外周摺動面の潤滑装置 - Google Patents

エアシリンダにおけるピストン外周摺動面の潤滑装置

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JPS5819436Y2
JPS5819436Y2 JP1979119309U JP11930979U JPS5819436Y2 JP S5819436 Y2 JPS5819436 Y2 JP S5819436Y2 JP 1979119309 U JP1979119309 U JP 1979119309U JP 11930979 U JP11930979 U JP 11930979U JP S5819436 Y2 JPS5819436 Y2 JP S5819436Y2
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JP
Japan
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piston
oil
cylinder
seal
sliding surface
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JP1979119309U
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JPS5637795U (ja
Inventor
笠原宏
Original Assignee
日信工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エアシリンダにおけるピストン外周摺動面の
潤滑装置に関するものである。
従来外周摺動面に環状のゴム等のシールを備えたピスト
ンをシリンダ内に設けたエアシリンダが知られている。
上記ピストンの環状シールを含む外周摺動面には、その
組付は時に潤滑油が塗布されるが、ピストンは頻繁に往
復動を繰返すものであるから、その往復動に伴い塗布さ
れた潤滑油を往復動端にかき寄せてしまい外周摺動面の
潤滑が十分に行われず、シールを損傷して気密性を害し
、延いては十分な機能を発揮し得ない問題がある。
この問題に対処するためシリンダに設けた潤滑油注入口
から寒々潤滑油の補給が行われているが、ピストンを水
平に往復動させる形式のエアシリンダの場合、補給され
た潤滑油はシリンダ内下部に溜るだけで、ピストン上部
には十分に補給されず、上記の問題に対する解決策とし
ては満足し得るものではない。
そこで、ピストンの外周摺動面に、潤滑油を含浸させた
環状の含油部材を前記シールに隣接して取付け、その含
油部材から浸出する潤滑油によりピストン外周摺動面を
潤滑できるようにしたものが、例えば特開昭49−20
581号公報に示されるように従来より知られているが
、このものでは、上記含油部材から潤滑油を積極的に浸
出させるために、含油部材を、それとピストンとの間に
設けたスプリングの弾発力によりシリンダ内周面に押圧
するようにしており、従って、上記スプリングの特設に
より構造が複雑になってコストが嵩み、また含油部材が
シリンダ内周面に常時押付けられるため変形、摩耗し易
くその寿命が短くなる不具合がある。
本考案は、上記に鑑み提案されたもので、ピストンの外
周摺動面に上記含油部材を取付けるも上記従来のものの
ような不具合を何等有することのない、構造簡単な、エ
アシリンダにおけるピストン外周摺動面の潤滑装置を提
供することを目的とする。
そして本考案は、外周摺動面に環状のシールを備えるピ
ストンを、シリンダの内周面に摺合し、それらピストン
とシリンダとにより圧力発生室を画威し、この圧力発生
室に高圧空気が導入されたとき、前記ピストンを作動で
きるようにしたエアシリンダにおいて、前記ピストンの
外周摺動面に、潤滑油を含浸させた環状の含油部材を、
前記シールの前記圧力発生室側に隣接して取付け、この
含油部材の外周面を前記シリンダの内周面に摺動し、さ
らにその含油部材の、前記シール側の端面を前前記シー
ルに支持する一方、前記シールと反対側の端面を前記圧
力発生室に臨ませたことを特徴とする。
以下、図面により本考案を車輛におけるクラッチ用倍力
装置に適用した一実施例について説明すると、Mはクラ
ッチペダル1により操作されるクラッチ用マスクシリン
ダで、その出力ポートPは油路りを介して倍力装置Bに
接続されている。
図示しないクラッチの断接を制御するためのクラッチレ
バ−に連なる出力軸2が倍力装置Bに突設されており、
後述するようにクラッチペダル1の踏力を増大させてク
ラッチレバ−に伝達するようになっている。
上記倍力装置Bは、ケーシング3を有し、そのケーシン
グ3は上部に弁機構収容部4を、下部左側に倍力ビスト
ンを収容する、本考案のシリンダとしの第1シリンダ部
5を、また下部右側に前記出力軸2を収容する第2シリ
ンダ6を備えている。
第]シリンダ部5と第2シリンダ部6との間において上
下方向に油圧室1が設けられ、その油圧室Tの上端は弁
機構収容部4に連通し、また下端は外部に開口する。
その開口部8にマスクシリンダMの油路りが接続されて
いる。
上記弁機構収容部4は外部に開口する圧縮空気導入口9
を有し、その導入口9に管路10を介してコンプレッサ
11が接続されている。
弁機構収容部4内には、その導入口9に連通ずる弁体収
容室12内に収容されて通常は圧縮空気通路13をはね
14および圧縮空気の押圧力によって閉じている弁体1
5と、その弁体15に一端を対面させ、収容部4内を二
分するダイヤフラム16を貫通し、それに固定された弁
杆17と、一端面を弁杆17の他端に当接させ、他端面
を前記油圧室1の上端と対面させたピストン18とが収
容されている。
上記弁杆17は縦断面が十字形をなし、その垂直部およ
び弁体側に位置する水平部に丁字形の貫通孔19が形成
され、通常は戻しはね20の押圧力によって弁杆11を
弁体15から離し、貫通孔19を介してダイヤフラム1
6によって区分された第1、第2室2L22を連通させ
ている。
上記第1シリンダ部5内には、前面中心部にピストンロ
ッド23を突設した、本考案のピストンとしての倍力ビ
ストン25が摺合され、この倍力ビストン25の前面側
に戻しはね26を収容するピストン前面室40が、また
その後面側に圧力発生室37がそれぞれ画成される。
倍力ビストン5の外周摺動面には、第1シリンダ部5の
内周面に摺合する、ゴム等よりなる環状シール24が固
着されている。
また倍力ビストン5の外周摺動面には第1シリンダ部5
内周面に摺動する。
フェルト等よりなる環状含油部材28が前記シール24
の後側に隣接して配設されており、含油部材28の前面
はシール24に当接支持され、またその後面は倍力ビス
トン5の外周に係止した止め環30にワッシャ29を介
して支持されている。
而して含油部材28の後面の一部は前記圧力発生室37
に直接臨んでいる。
上記含油部材28には、その組付は時において潤滑油を
十分に含浸させ、また必要に応じて図示しない潤滑油注
入口から含油部材28を潤滑油を補給してその浸透作用
によって含油部材28全体に潤滑油を含浸させるもので
ある。
このように含油部材28に潤滑油を含浸させておくと、
倍力ビストン25の前進時に圧力発生室37に発生する
高圧力によって含油部材28がシール24との間で圧縮
され、この圧縮により潤滑油が、シール24を含むピス
トン25外周摺動面に適当量浸出し、この結果、そのピ
ストン25外周摺動面およびそれと摺合する第1シリン
ダ部5内周面に常に万遍なく潤滑油が塗布されるもので
ある。
含油部材28はシール24の両端面に接するように一対
設けてもよい。
第2シリンダ部6には、一端面に倍力ビストン25のピ
ストンロッド23を当接させ、他端面に出力軸2の基端
を当接させた摺動部材32が収容されている。
33はシール34.35等の押え部材である。
上記弁機構収容部4の第1室21は管路36を介して第
1シリンダ部5の圧力発生室37内と連通し、また第2
室22はその側壁に形成された貫通孔38により大気に
解放されると共に管路39を介して第1シリンダ部5の
ピストン前面室40内とを連通している。
次にこの実施例の作用について説明すると、りラッチの
接続状態においては、弁機構収容部4の第1、第2室2
1,22および第1シリンダ部9の2室37,40は弁
杆17の貫通孔19および管路36,39によって大気
に解放され、また弁機構収容部4の弁体収容室12には
圧縮空気が導入されている。
クラッチペダル1を踏込むと、マスクシリンダMの出力
油圧により油圧室7内が昇圧される。
ピストン18の端面には油圧による押圧力が作用するの
で、ピストン18は図において右方へ移動し、戻しはね
20の弾発力に抗して弁杆17を同方向へ移動させ、そ
の貫通孔19の水平開口縁を弁体15に密接させる。
この密接によって第1室21と第2室22の連通が遮断
されると共に第1シリンダ部5のピストン背面室37の
大気への解放が中断される。
引続く弁杆17の右方への移動によってはね14の弾発
力および圧縮空気による押圧力に抗して弁体15を同方
向へ移動させると、圧縮空気通路13が開く。
これにより圧縮空気は第1室21.管路36を経て第1
シリンダ部5の圧力発生室37に導入され、倍力ビスト
ン25を戻しばね26の弾発力に抗して右方へ往動させ
て倍力効果を発生させる。
倍力ビストン25の往動は、ピストンロッド23、摺動
部材32および出力軸2に伝達され、その出力軸2を右
方へ移動させることによってクラッチレバ−を作動させ
、クラッチを切断するものである。
一方クラッチペダル1の踏込みを解放すると、油圧室7
内は減圧されるので、戻しはね20の弾発力によってピ
ストン18および弁杆17が左方へ移動し、また弁体1
5がはね14の弾圧力および圧縮空気の押圧力によって
同方向に移動して圧縮空気通路13を閉じる。
これにより第1シリンダ部5の圧力発生室37が大気に
解放されるので、倍力ビストン25は戻しばね26の弾
発力により左方に復動し、揺動部材32および出力軸2
に対する右方への押圧力を解除する。
摺動部材32および出力軸2はクラッチばね(図示せず
)の弾発力により左方へ移動して元の位置に復帰し、ク
ラッチは元の接続状態に戻る。
以上のように本考案によれば、外周摺動面に環状のシー
ルを備えるピストンを、シリンダの内周面に摺合し、そ
れらピストンとシリンダとにより圧力発生室を画成し、
この圧力発生室に高圧空気が導入されたとき、前記ピス
トンを作動できるようにしたエアシリンダにおいて、前
記ピストンの外周摺動面に、潤滑油を含浸させた環状の
含油部材を、前記シールの前記圧力発生室側に隣接して
取付け、この含油部材の外周面を前記シリンダの内周面
に摺合し、さらにその含油部材の、前記シール側の端面
を前記シールに支持する一方、前記シールと反対側の端
面を前記圧力発生室に臨ませたので、前記圧力発生室が
昇圧すれば、その圧力を以て含油部材を環状シールとの
間で自動的に圧縮して、該含油部材より適当量の潤滑油
を浸出させることができ、この浸出油を、環状シールを
含むピストン外周摺動面に万遍なく行き渡らせることが
でき、その結果、ピストン外周摺動面とシリンダ内周面
との摺合面に潤滑油を常に十分に供給することができ、
シールの耐久性を高めると共にエアシリンダを常に円滑
に作動させることができる。
しかも上記含油部材から潤滑油を積極的に浸出させるた
めの手段として、上記圧力発生生気を利用することがで
きるので、前記従来装置のように含油部材をシリンダ内
周面に常時積極的に押圧する必要はなく、その押圧手段
の省略により構造を簡素化してコストを低減することが
でき、且つ該含油部材の変形、摩耗を抑えてその耐久性
を高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例の縦断正面図である。 5・・・・・・シリンダとしての第1シリンダ部、24
・・・・・・シール 25・・・・・・ピストンとして
の倍力ビストン、28・・・・・・含油部材、37・・
・・・・圧力発生室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周摺動面に環状のシールを備えるピストンを、シリン
    ダの内周面に摺合し、それらピストンとシリンダとによ
    り圧力発生室を画成し、この圧力発生室に高圧空気が導
    入されたとき、前記ピストンを作動できるようにしたエ
    アシリンダにおいて、前記ピストンの外周摺動面に、潤
    滑油を含浸させた環状の含油部材を、前記シールの前記
    圧力発生室側に隣接して取付け、この含油部材の外周面
    を前記シリンダの内周面に摺合し、さらにその含油部材
    の、前記シール側の端面を前記シールに支持する一方、
    前記シールと反対側の端面を前記圧力発生室に臨ませて
    なる、エアシリンダにおけるピストン外周摺動面の潤滑
    装置。
JP1979119309U 1979-07-17 1979-08-30 エアシリンダにおけるピストン外周摺動面の潤滑装置 Expired JPS5819436Y2 (ja)

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US06/166,379 US4419923A (en) 1979-07-17 1980-07-07 Toggle assembly for vehicles or cars
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JPS5637795U JPS5637795U (ja) 1981-04-10
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JPS59162942U (ja) * 1983-04-13 1984-10-31 三洋電機株式会社 肉挽機
JPS61139319U (ja) * 1984-12-17 1986-08-29
JPS6323755A (ja) * 1986-07-16 1988-02-01 松下電器産業株式会社 電動肉挽機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4920581A (ja) * 1972-06-20 1974-02-23

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JPS4920581A (ja) * 1972-06-20 1974-02-23

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