JP3386716B2 - 脱穀装置の唐箕 - Google Patents

脱穀装置の唐箕

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JP3386716B2 JP11501698A JP11501698A JP3386716B2 JP 3386716 B2 JP3386716 B2 JP 3386716B2 JP 11501698 A JP11501698 A JP 11501698A JP 11501698 A JP11501698 A JP 11501698A JP 3386716 B2 JP3386716 B2 JP 3386716B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、コンバ
インやハーベスタなどに搭載される脱穀装置の唐箕に関
する。
【0002】
【従来の技術】唐箕は、唐箕ケースの両側面に形成した
吸気口から外気を吸入して周方向に送出する構造であ
り、その為、例えば特開平9−56250号公報に開示
されているように、唐箕ケースに形成した吸気口を横断
する状態で軸受けステーを取付けて、この軸受けステー
に唐箕軸を支持するのが一般的となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、脱穀装置におい
ては脱穀能力の増大、および、選別能力の増大が望まれ
ており、これに伴って唐箕における風量を増大すること
が必要となっている。そこで、唐箕軸のうち唐箕ケース
よりも外方に突出する部分に、唐箕軸と一体に回転して
唐箕ケース内に向けて送風するファンを設けることが提
案されている。
【0004】しかし、吸気口には軸受けステーが横断し
て吸気口に実質吸気面積を縮小しており、唐箕ケースよ
りも外方に突出する部分にファンを設けて、積極的に吸
気口に外気を送り込むように構成しても、軸受けステー
が抵抗となって、思うほど吸気量が増大しないものであ
った。
【0005】本発明は、このような実情に着目してなさ
れたものであって、ファンを導入して吸気効率の効果的
に向上させることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本第1発
明の特徴、作用、効果は次の通りである。
【0007】〔特徴〕 唐箕軸のうち唐箕ケースよりも外方に突出する端部に、
唐箕軸と一体に回転する動力伝達用のプーリを設けてあ
る脱穀装置の唐箕であって、前記唐箕ケースに形成の吸
気口を横断する状態で唐箕ケースに取り付けられて唐箕
軸を支承する軸受けステーに内外方向に貫通する吸気孔
を形成するとともに、前記プーリにフィンを装備させて
唐箕ケース内に送風するファンを構成した点にある。
【0008】〔作用〕 本第1発明によるときは、吸気口を横断する軸受けステ
ーに内外方向に貫通する吸気孔を形成して、この吸気孔
を通しても唐箕ケース内に吸気できるようにしてあるか
ら、軸受けステーが吸気口を横断するも、その軸受けス
テーが吸気の抵抗体として作用することを抑制すること
ができる。換言すれば、実質的な吸気面積を大きくする
ことができる。また、プーリに起風用のフィンを装備さ
せてファンを構成してあるから、プーリをもってファン
を兼用できる。さらに、唐箕軸の端部にファンを装着し
て、唐箕軸に対するファンの着脱性を向上してあるか
ら、唐箕軸に対するファンの交換を、周囲に作業空間が
大きい軸端において作業性良く行うことができるととも
に、任意の形態や特性のファンを設けることが容易とな
る。
【0009】 〔効果〕 従って、本第1発明によれば、軸受けステーによる吸気
効率の低下を抑制して、ファンを設けることによる吸気
効率の向上を真に図ることができるようになった。
た、ファンをスペース面で有利に設置でき、しかも、部
材の兼用化によるコストダウンを図ることができるよう
になった。さらに、脱穀穀物の種類や稲・麦の差など使
用条件に応じた選別風の発生を行えるような唐箕ケース
内への吸気特性を得ることが容易になった。
【0010】請求項2に係る本第2発明の特徴、作用、
効果は次の通りである。
【0011】〔特徴〕 上記本第1発明において、唐箕ケース内への吸気面積を
調整可能に構成してある点にある。
【0012】〔作用〕 唐箕では、一般に、軸芯方向の両端から唐箕ケース内に
吸気する構成が採用される。上記の点に着目して、本第
2発明によるときは、唐箕ケース内への吸気面積を調整
可能にしてあるから、両端からの吸気量をバランスさせ
ることができる。
【0013】 〔効果〕 従って、本第2発明によれば、唐箕ケースからの吹き出
し流を、幅方向で一様なものにすることが可能で、選別
性能を向上する上で有効である。
【0014】
【発明の実施の形態】脱穀装置は、図1に示すように、
フィードチェーン1で搬送される穀稈に対して扱作用す
る回転扱胴2を備えた扱室3を設け、この扱室3の下方
に、回転扱胴2の下側周面に沿って張設した受け網4を
漏下してきた処理物を選別処理する選別室5を形成し、
この選別室5に選別風を供給する唐箕6と処理物を揺動
送りしつつ選別する揺動選別体7とを設け、前記選別室
5の底部に、選別一番物を回収して一番スクリュー8a
を介して搬出する一番物回収部8と、選別二番物を回収
して二番スクリュー9aを介して搬送する二番物回収部
9とを配設し、搬送されてくる二番物を前記揺動選別体
7の搬送始端部に還元する還元コンベア10を設けて構
成されている。
【0015】前記唐箕6は、図2、図3にも示すよう
に、唐箕ケース11のうち脱穀装置の左右の側板から構
成される側板部11aに吸気口12を形成し、唐箕軸1
3を支承する軸受けステー14を前記吸気口12を横断
する状態で唐箕ケース11に取り付け、前記唐箕軸13
に、周方向複数の起風羽根15を唐箕軸13と一体に回
転するようにステー16を介して取り付け、前記唐箕軸
13のうち唐箕ケース11から外方に突出する一端部
に、エンジン17からの動力を受け入れるための入力プ
ーリ18と前記回転扱胴2への出力プーリ19とを装着
し、他端部に、揺動選別体7や一番スクリュー8a、二
番スクリュー9a、還元コンベア10などへの二つの出
力プーリ20,21を取り付け、唐箕軸13と一体に回
転して各吸気口12から唐箕ケース11内に送風するフ
ァンFを設けて構成されている。
【0016】前記軸受けステー14は、板金加工品であ
って、そのうち軸受け22を取り付ける軸受け取付け部
位14Aと、唐箕ケース11への取り付け部位14Bと
の間の部分には、内外方向で貫通する吸気孔23が形成
されている。
【0017】前記入力プーリ18及び出力プーリ19,
20,21のそれぞれは、図4に詳しく示すように、唐
箕軸13への取付けボスにベルト巻き掛け部を連結させ
るディスク部に内外方向に貫通する周方向複数の通気孔
24を形成し、かつ、唐箕軸13と一体に回転すること
により軸受けステー14側、つまり、吸気口12側に通
気孔24を通して送風する起風用のフィン25を装備し
た軸流ファン兼用のプーリPから構成されている。つま
り、入力プーリ18及び出力プーリ19,20,21の
それぞれがファンFとなっている。
【0018】従って、上記の構成によれば、軸受けステ
ー14が吸気口12を横断するも、その軸受けステー1
4に吸気孔23が形成されていることで、十分な吸気面
積を確保することができ、これによって、ファンFで発
生されて通気孔24を通して流動してきた気流を効率良
く唐箕ケース11内に流入させることができる。
【0019】〔別実施形態〕 図5 に示すように、スライドにより吸気孔23の面積を
調整する調整板26を設けて、両端から唐箕ケース11
内への通気面積を調整可能に構成する。
【0020】ファンFは斜流ファンであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の縦断側面図
【図2】唐箕の縦断平面図
【図3】軸受けステーの斜視図
【図4】プーリ(ファン)の正面図
【図5】別実施形態を示す軸受けステーの正面図
【符号の説明】
11 唐箕ケース 12 吸気口 13 唐箕軸 14 軸受けステー 23 吸気孔 25 フィン F ファン P プーリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−154921(JP,A) 実開 昭63−186136(JP,U) 実開 平4−117196(JP,U) 実開 平4−57635(JP,U) 実開 平4−101851(JP,U) 実開 昭60−139434(JP,U) 実公 昭41−23088(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01F 12/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 唐箕軸のうち唐箕ケースよりも外方に突
    出する端部に、唐箕軸と一体に回転する動力伝達用のプ
    ーリを設けてある脱穀装置の唐箕であって、前記唐箕ケ
    ースに形成の吸気口を横断する状態で唐箕ケースに取り
    付けられて唐箕軸を支承する軸受けステーに内外方向に
    貫通する吸気孔を形成するとともに、前記プーリにフィ
    ンを装備させて唐箕ケース内に送風するファンを構成し
    てある脱穀装置の唐箕。
  2. 【請求項2】 唐箕ケース内への吸気面積を調整可能に
    構成してある請求項1記載の脱穀装置の唐箕。
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