JPH0746121Y2 - 脱穀機における選別装置 - Google Patents

脱穀機における選別装置

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JPH0746121Y2
JPH0746121Y2 JP3614689U JP3614689U JPH0746121Y2 JP H0746121 Y2 JPH0746121 Y2 JP H0746121Y2 JP 3614689 U JP3614689 U JP 3614689U JP 3614689 U JP3614689 U JP 3614689U JP H0746121 Y2 JPH0746121 Y2 JP H0746121Y2
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JP
Japan
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sorting
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wind
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JP3614689U
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中島  茂
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は稲、麦又は豆類若しくは雑穀等を脱穀処理する
脱穀機における選別装置に関する。
(ロ)従来技術 従来、扱室の下方の選別風路に揺動選別体を架設し、該
揺動選別体を扱室受網の直下に臨む上段篩選別部と、該
上段篩選別部から漏下した被選別物を移送する移送板
と、該移送板に連設されて一番受樋上に臨む下段篩選別
部とで構成し、前記選別風路を、上段篩選別部と下段篩
選別部とに分風するようにした脱穀機は、実開昭62-125
440号公報により既に知られている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 前記既知の脱穀機における選別装置は、上段篩選別部を
吹き抜けようとする選別風が、下段篩選別部と上段篩選
別部との間を流動するするため、この部分の風圧が高く
なり、それにより下段篩選別部を吹き抜ける選別風が弱
化し、一番穀粒中に藁屑が混入するという問題点があっ
た。
また、このものは、上段篩選別部と移送板との間の空間
の上下全幅に亘り選別風路が形成されているため、移送
板上で層状となって移送されようとする被選別物に始端
側から直接選別風が吹きつけ、選別風が弱化されたり乱
流の発生が多くなったりして、風選性能が阻害されると
いう問題点があった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、扱室の下方の選別風路に揺動選別体を架設
し、該揺動選別体を扱室受網の直下に臨む上段篩選別部
と、該上段篩選別部から漏下した被選別物を移送する移
送板と、該移送板に連設されて一番受樋上に臨む下段篩
選別部とで構成した脱穀機において、前記選別風路を前
記移送板上から上段篩選別部に向かう第1選別風路と、
下段篩選別部の始端下方から該下段篩選別部を上方に吹
き抜ける第2選別風路とで構成し、前記第1選別風路内
で前記移送板の終端部近傍部位に、第1選別風路の選別
風が下段篩選別部上に吹き出すのを抑制する風向板を設
けたことを特徴とするものである。
また、本考案は、扱室の下方の選別風路に揺動選別体を
架設し、該揺動選別体を扱室受網の直下に臨む上段篩選
別部と、該上段篩選別部から漏下した被選別物を移送す
る移送板と、該移送板に連設されて一番受樋上に臨む下
段篩選別部とで構成した脱穀機において、前記移送板の
始端部に受板を立設すると共に、移送板と上段篩選別部
との間に形成される空間内の上部側を選別風路となす一
方、前記空間内の下部側で選別風の流動を阻害しない部
位を被選別物移送経路に構成したことを特徴とするもの
である。
(ホ)作用 扱室内で扱胴により脱穀処理された脱穀物中、受網を漏
下したものは上段篩選別部により揺動移送されながら篩
選別され、同時に第1選別風路の選別風が下方から上方
へ斜めに吹き抜けることにより風選して藁屑を除去する
と共にその漏下を抑制し、上段篩選別部から漏下した被
選別物は移送板により移送されて下段篩選別部に供給さ
れ、下段篩選別部により揺動移送されながら篩選別さ
れ、その際、第2選別風路の選別風は下段篩選別部を下
方から上方へ斜めに吹き抜けることにより網上と、網下
にて風選して藁屑を除去し、穀粒は、一番受樋に落入し
て一番移送螺施により機外に搬出され、上段及び下段の
篩選別部の終端に移行した二番物及び分離された藁屑等
は、二番選別部へ移行して再度篩選別と風選とを受け
る。
そして、上記作用において、第1選別風路内で移送板の
終端部近傍部位に、第1選別風路の選別風が下段篩選別
部上に吹き出すのを抑制する風向板を設けたから、下段
篩選別部上で第1選別風路の選別風による風圧が極度に
高くなることがなく、従って第2選別風路の選別風が下
段篩選別部を吹き抜けやすく、下段篩選別部での風選が
的確に行なわれる。
また、前記移送板の始端部に受板を立設すると共に、移
送板と上段篩選別部との間に形成される空間内の上部側
を選別風路となし、前記空間内の下部側で選別風の流動
を阻害しない部位に被選別物移送経路を設けたから、第
1選別風路の選別風が被選別物移送経路(移送板上)で
層状となって移送される被選別物に移送始端部側から直
接吹きつけることがなく、従って、選別風が弱化された
り乱流の発生が多くなったりすることがなく、上段篩選
別部での風選が的確に行なわれる。
(ヘ)実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、1は扱室
2内に軸架した扱胴であって、扱口の外側にはフィード
チエン3と挟扼レール4とを併設し、扱室2の下部は受
網5にて覆われ、扱室2の扱口と反対側後部寄りから排
塵選別室6の一側に亙る処理室7には前部側が移送部と
なり後部側が処理部となった処理胴8を軸架してある。
前記受網5の下方から排塵選別室6に亙って前後揺動す
るように架設した揺動選別体10は、多数の短冊状フィン
を漏下間隙を隔てて連設してなる上段篩選別部11と、無
孔でかつ波形の移送板12の後端部に連設されていて一番
受樋13上に臨む下段篩選別部15と、該下段篩選別部15の
終端のやや下部から二番受樋16上に臨んでいて多数のス
トローラックからなる二番篩選別部17とで構成されてお
り、前記二番篩選別部17の後部でかつ前記処理室7と反
対側には吸引型の排塵風車18を設けてある。
そして、前記上段篩選別部11の始端側下部に設けた横断
流ファンからなる第1送風風車20は、上段篩選別部11の
下方からフインの傾斜に沿って斜め後方上方に向けて吹
き抜ける第1選別風路21を構成しており、前記移送板12
の下部に設けた横断流ファンからなる第2送風風車22
は、下段篩選別部15を斜め上方後方へ向けて吹き抜け、
更に上段篩選別部11の後半部をも斜め上方後方へ吹き抜
ける第2選別風路23を構成しており、一番受樋13の後方
下部に設けた横断流ファン24は二番受樋16上から二番篩
選別部17を斜め上方後方に向けて斜めに吹き抜ける第3
選別風路25を構成している。
また、前記第1選別風路21は前記移送板12と上段篩選別
部11との間の空間内の上部側に形成されており、かつ、
前記移送板12は、その終端に連設した下段篩選別部15が
上段篩選別部11との間に適切な風選空間を隔てる状態で
上段篩選別部11との間の下部側に被選別物移送経路26を
形成することができるように比較的急傾斜にすると共に
始端に受板12aを一体的に有している。
更に、上記被選別物移送経路26と前記上段篩選別部11の
下面との間で、前記第1選別風路21内の前記移送板12の
終端部近傍部位には、風向板27を設けてあるので、第1
選別風路21の選別風は風向を斜め上方へ変換されると共
に下段篩選別部15上へ吹き出すのを阻止されている。
28は扱室2の排稈口から排出される排藁をフィードチエ
ン3の終端から受け継いで搬送する排藁搬送装置であ
る。
前述の脱穀機において、これをコンバインの機台に搭載
した場合、刈取装置により刈取られて搬送装置が搬送し
た穀稈は、株元部をフィードチエン3と挟扼レールとに
受継ぎ、穂側は供給口29から扱室2内に挿入されるの
で、扱胴1により脱穀処理され、排藁は排稈口から排出
されて排藁搬送装置28から後方へ搬送排出され、受網5
から漏下した穀粒及び藁屑等は、上段篩選別部11により
揺動移送される間に篩選別されると共に第1選別風路21
の選別風により風選される。その際、漏下した脱穀物は
被選別物移送経路26を移送板12により揺動移送され、選
別風は、上記選別物に当たって弱化されることなく吹き
出して上段篩選別部11を下方から斜め上方後方へ吹き抜
け、更に、風向板27は、下段篩選別部15上に吹き出そう
とする選別風を受止めて風向を斜め上方へ変換させるの
で、上段篩選別部11の風選性能を一層向上させると共に
下段篩選別部15上へ吹き出すのを阻止する。それによ
り、第2選別風路23の選別風が下段篩選別部15を吹き抜
けるのを阻害されることがない。
また、移送板12上の被選別物移送経路26から移行したも
のは、下段篩選別部15により移送されながら篩選別され
ると共に第2選別風路23の選別風により風選され、漏下
した穀粒は一番受樋13中の移送螺施により機外に搬出さ
れ、上記第2選別風路23の選別風は上段篩選別部11の後
半部をも下方から斜め上方へ吹き抜けて篩選別される被
選別物を風選する。
更に上段篩選別部11及び下段篩選別部15の移送終端に達
した比較的長い藁屑及び二番物並びに扱室2の終端側部
から入って処理室7内の処理胴8により処理されて受網
から漏下したものは、二番篩選別部17により篩選別され
ると共に第3選別風路25の選別風により風選され、漏下
した二番物は二番受樋16中の移送螺施により側方に搬出
されて二番還元スロワ、又は二番揚送螺施筒により、上
段篩選別部の始端側、又は扱室に還元されて再処理さ
れ、終端まで移送された藁屑及び処理室の終端内側の排
出口から排出された藁屑は、排藁風車18により機外に吸
引排出される。
この実施例において、第1、第2及び第3選別風路を別
々の送風風車20,22,24にて構成したが、1個の強力な送
風風車の選別風を分風する方式にするか、又は第1と第
2選別風路を共通の送風風車により構成する等の組合わ
せにしても良い。
(ト)考案の効果 本考案は前述のように構成したことにより以下の効果を
奏する。
即ち、請求項1に記載の選別装置においては、上段篩選
別部11と移送板12の間から吹き込んで上段篩選別部11を
斜め上方へ吹き抜ける選別風は下段漏下選別部15の手前
で風向板27により上向きに方向変換させられることとな
り、それにより上段篩選別部11に対する風選性能を向上
することができる。しかも、風向板27により第1選別風
路21の選別風が下段篩選別部15上へ吹き出すのを抑制す
ることができるから、下段篩選別部15上で第1選別風路
21の選別風による風圧が極度に高くなることがなく、従
って第2選別風路23の選別風が下段篩選別部15を吹き抜
け易くなり、下段篩選別部15での風選を的確に行なうこ
とができる。
また、請求項2に記載の選別装置においては、移送板12
と上段篩選別部11との間に形成される空間内の上部側を
選別風路となし、前記空間内の下部側で選別風の流動を
阻害しない部位に被選別物移送経路26を設けたから、選
別風が被選別物移送経路26(移送板12上)で層状となっ
て移送される被選別物に移送始端部側から直接吹きつけ
ることがなく、従って、選別風が弱化されたり乱流の発
生が多くなったりすることがなく、上段篩選別部11での
風選を的確に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
脱穀機の縦断面図である。 2……扱室、5……受網、6……排塵選別室、10……揺
動選別体、11……上段篩選別部、12……移送板、13……
一番受樋、15……下段篩選別部、20……第1送風風車、
21……第1選別風路、22……第2送風風車、23……第2
選別風路、26……被選別物移送経路、27……風向板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扱室(2)の下方の選別風路に揺動選別体
    (10)を架設し、該揺動選別体(10)を扱室受網(5)
    の直下に臨む上段篩選別部(11)と、該上段篩選別部
    (11)から漏下した被選別物を移送する移送板(12)
    と、該移送板(12)に連設されて一番受樋(13)上に臨
    む下段篩選別部(15)とで構成した脱穀機において、前
    記選別風路を前記移送板(12)上から上段篩選別部(1
    1)に向かう第1選別風路(21)と、下段篩選別部(1
    5)の始端下方から該下段篩選別部(15)を上方に吹き
    抜ける第2選別風路(23)とで構成し、前記第1選別風
    路(21)内で前記移送板(12)の終端部近傍部位に、第
    1選別風路(21)の選別風が下段篩選別部(15)上に吹
    き出すのを抑制する風向板(27)を設けたことを特徴と
    する脱穀機における選別装置。
  2. 【請求項2】扱室(2)の下方の選別風路に揺動選別体
    (10)を架設し、該揺動選別体(10)を扱室受網(5)
    の直下に臨む上段篩選別部(11)と、該上段篩選別部
    (11)から漏下した被選別物を移送する移送板(12)
    と、該移送板(12)に連設されて一番受樋(13)上に臨
    む下段篩選別部(15)とで構成した脱穀機において、前
    記移送板(12)の始端部に受板(12a)を立設すると共
    に、移送板(12)と上段篩選別部(11)との間に形成さ
    れる空間内の上部側を選別風路となす一方、前記空間内
    の下部側で選別風の流動を阻害しない部位を被選別物移
    送経路(26)に構成したことを特徴とする脱穀機におけ
    る選別装置。
JP3614689U 1989-03-29 1989-03-29 脱穀機における選別装置 Expired - Lifetime JPH0746121Y2 (ja)

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JPH02127140U JPH02127140U (ja) 1990-10-19
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