JP3382211B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
る装置を含む半導体装置において、特に不純物濃度や加
工寸法の制御が困難な微細な寸法パタ−ンを用いるため
装置を構成する素子の特性がばらついてしまう半導体装
置の高精度化,高速化に関する。
される微小信号を増幅する装置を含む半導体装置とし
て、LSIハンドブック(電子通信学会編,オ−ム社,
1984年),第486〜499頁に記載のダイナミッ
ク形ランダムアクセスメモリ(DRAM)が良く知られ
ている。図23に本発明に関する部分を示す。なお、以
下の説明において図面では記号にオ−バ−ラインを付け
て表したコンプリメンタリ信号は記号の前に/を付けて
表し、また特にことわらない限り端子名を表す記号は同
時に配線名,信号名も兼ね電源の場合はその電圧値も兼
ねるものとする。図23において、MC1がメモリセ
ル、ワ−ド線がW1、デ−タ線がD1,/D1、デ−タ
線増幅回路がRAでありPP,PNがその制御信号、P
CCはプリチャ−ジ回路でありPCがその制御信号であ
る。MOSトランジスタM1,M2ではデ−タ線の微小
信号電圧差に応じた微小信号電流差を発生し、その出力
信号線がRO,/ROであり、RMがスイッチング回
路、YSRがRMの制御信号である。また、WI,/W
Iは書込み信号線でありWMがスイッチング回路、YS
WがWMの制御信号である。このようなDRAMの読出
し動作において、図24に示すように、まず、増幅回路
RA1の入力端子D1,/D1をHVDの電圧にプリチ
ャ−ジした後、PCを低レベルとしD1,/D1をフロ
−ティングとする。次に、ワ−ド線W1を高レベルにす
ることによりメモリセルMC1からデ−タ線D1ヘ信号
が発生しこの電位がわずかに変化する。このD1とHV
Dのままの/D1との電位差をRAによって検知し増幅
を行う。
ず増幅回路RAの入出力端子D1,/D1を同一の電位
であるHVDにプリチャ−ジするが、RA内の4ヶのM
OSトランジスタは各々特性のバラツキがありこの同一
電位の入力がこのRAにとっての同相入力ではない場合
が一般的である。このためこの等価的な差動入力を打ち
消すような入力信号が印加された場合増幅回路RAの性
能は低下する。これは、寸法パタ−ンが微細となり4ヶ
のMOSトランジスタ各々の特性のバラツキが大きくな
った場合に顕著となり、入力信号に対して反転した増幅
信号を得る場合もありえる。
置を含む半導体装置において、特に不純物濃度や加工寸
法の制御が困難な微細な寸法パターンを用いるため装置
を構成する素子の特性がばらついてしまう半導体装置の
高精度化,高速化を図る。
るように、第1及び第2共通信号線と、前記第1及び第
2共通信号線に発生する信号を増幅する増幅回路と、前
記第1及び第2共通信号線に接続される複数のプリアン
プとを具備する半導体装置であって、前記増幅回路は、
1つにつき前記複数のプリアンプの入力を受け、前記プ
リアンプの各々は、前記第1及び第2共通信号線と平行
して配置される第1信号線と第2信号線と、前記第2信
号線にゲートが結合される第1MOSトランジスタと、
前記第1信号線にゲートが結合される第2MOSトラン
ジスタと、前記第1MOSトランジスタのドレインとゲ
ートとの間に結合される第3MOSトランジスタと、前
記第2MOSトランジスタのドレインとゲートとの間に
結合される第4MOSトランジスタと、前記第1共通信
号線と前記第1MOSトランジスタのドレインとの間に
結合される第5MOSトランジスタと、前記第2共通信
号線と前記第2MOSトランジスタのドレインとの間に
結合される第6MOSトランジスタと、前記第1共通信
号線と前記第1信号線との間に結合される第7MOSト
ランジスタと、前記第2共通信号線と前記第2信号線と
の間に結合される第8MOSトランジスタと、前記第1
及び第2信号線に接続されるプリチャージ回路とを具備
し、前記第1及び第2信号線のいずれかにはメモリセル
が接続され、前記第1及び第2MOSトランジスタのソ
ースは、第1共通ソース駆動線に接続され、前記プリア
ンプは、N形MOSトランジスタで構成され、前記第3
MOSトランジスタ及び第4MOSトランジスタがオン
とされ前記第5及び第6MOSトランジスタがオフとさ
れ、前記第1及び第2信号線は、前記プリチャージ回路
によりプリチャージ電位が供給され、前記プリチャージ
回路の動作停止後に、前記第1共通ソース駆動線に前記
プリチャージ電位より低い第1電位が供給される第1動
作が実行され、前記第1動作の後に、前記第3及び第4
MOSトランジスタはオフ状態とされる第2動作が実行
され、前記第2動作の後に、前記メモリセルより情報を
読み出し前記第5及び第6MOSトランジスタがオンと
される第3動作が実行され、前記第3動作の後に、前記
増幅回路で前記第1及び第2共通信号線に発生する信号
を増幅する第4動作が実行され、前記第4動作の後に、
前記第7及び第8MOSトランジスタをオンとするよう
構成することである。
みて等価的な同相入力を実現することができるため、特
性変動に依存せずに高速に増幅動作が可能な半導体装置
を実現できる。
ている発明は、実施例1の図9、図10、ならびに実施
例2の図15、図16によって主に説明される。以下、
本願発明をその他の参考例である参考例1から参考例5
とともに説明する。
1〜SA3は微小な差動信号を増幅する回路、D1,/
D1〜D3,/D3はこの増幅回路の入出力端子、MC
1〜MC6は入力信号を発生する回路である。MC1〜
MC6の各々は例えばMC1に示すように入力情報を記
憶しているC1とスイッチS1とで構成されている。
すべて同電位にプリチャ−ジされていたため、SA1〜
SA3においてこれが同相入力とならない場合が生じ
た。そこで、本発明では図2に示すようにSA1〜SA
3の特性に応じて各々が等価的に同相入力となるように
プリチャ−ジ電圧を変える。すなわち、SA1ではD1
をVP11の電位に、/D1をVP12の電位にプリチ
ャ−ジし等価的な同相入力を実現する。同様に、SA2
ではD2,/D2をVP21,VP22に、SA3では
D3,/D3をVP31,VP32にプリチャ−ジし等
価的な同相入力を実現する。これらのプリチャ−ジ電圧
は一般には全て異なる。このように、各増幅回路の特性
に応じて個々のプリチャ−ジ電圧を変えることにより、
各増幅回路にとっての等価的な同相入力を実現でき、増
幅回路の性能を良く発揮できる。なお、増幅回路の入力
端子と出力端子が図1の例のように共用されずに独立に
設けられる場合も同様に入力端子のプリチャ−ジ電圧を
変化させ増幅回路にとっての等価的な同相入力を実現す
ればよい。
1,M2がMOSトランジスタであり、一般に特性にば
らつきを持っている。I1,I2はM1,M2のゲ−ト
に接続された信号線対対応であり、PCCは初期電圧設
定手段であり、MCはI1に接続されたスイッチを有す
る信号発生手段である。このMCは図3ではI1のみに
接続しているがI2のみの場合もあり、さらにI1,I
2両方に接続されている場合もある。DSはM1,M2
のソ−スNS1,NS2に同電位を与える手段である。
S11,S12はM1,M2のドレインとゲ−トの間に
それぞれ挿入されたスイッチ手段であり、S21,S2
2はM1,M2のドレインと他の端子O1,O2との間
にそれぞれ挿入されたスイッチ手段である。図4を用い
て図3の動作を説明する。最初、S11,S12がオフ
しS21,S22もオフしている。
て同電位VP1となっており、またI1,I2はPCC
によってこのVP1よりもM1,M2のしきい値電圧の
最大値以上高い電圧HVDとなっている。O1,O2は
適当な電圧となっている。次に、S11,S12がオン
すると、M1,M2はそれぞれゲ−トとドレインとが接
続された状態となる。ソ−スが一定の電位VP1である
ため、M1のゲ−ト(ドレイン)I1の電位はVP1よ
りM1のしきい値電圧だけ高いVP11までM1を通し
てNS1へ放電され、M2のゲ−ト(ドレイン)I2の
電位はVP1よりM2のしきい値電圧だけ高いVP12
までM2を通してNS2へ放電される。このような電圧
VP11,VP12がI1,I2に発生した後でS1
1,S12をオフしてNS1,NS2を低い電位VEと
するとM1,M2はそのゲ−ト電圧に応じた電流を流し
得る状態となる。この時、例えば、M1のしきい値電圧
がM2のしきい値電圧より高いとするとVP1はVP2
より高い電位となる。このため、M1のしきい値電圧が
高くて電流が流れにくいのをM1のゲ−ト電圧を高くし
てキャンセルしたことになり、M1,M2には同じ電流
が流れ得ることになる。
がI1に現われると、この信号差に対応した電流差がM
1,M2に流れ得る状態となる。この電流差は上述のと
おりM1,M2のしきい値電圧差をキャンセルした値と
なっている。ついで、S21,S22を閉じてこの電流
差をO1,O2に発生することができる。S21,S2
2が閉じる時刻は、S11,S12がオフした後であれ
ば良い。このように、本発明を用いれば、差動増幅回路
を構成するMOSトランジスタのしきい値ばらつきを差
動増幅回路毎に補正することができるため高信頼で高速
な動作が可能となる。なお、図4では、NS1,NS2
を固定してS11,S12をオンさせてばらつき補正を
行ったが、S11,S12はオンのままで、NS1,N
S2をM1,M2がオフするような高電位からVP1へ
と変化させてばらつき補正を行っても良い。また、本発
明を用いた半導体装置において、起動をかける入力信号
によってこの半導体装置が選択されてから初期電圧設定
及びばらつき補正を行っても良いし、半導体装置が非選
択状態になった直後に初期電圧設定或いはばらつき補正
を行っておいても良い。
AMの増幅回路を例にしている。MC1はメモリセルで
あり、ワ−ド線W1が選択されるとその情報がD1に出
力される。D1,/D1はMOSトランジスタM1〜M
6で構成される増幅回路の入出力端子である。PCCは
D1,/D1をショ−トし同電位HVDにプリチャ−ジ
する回路であり、PCはその制御信号、HVDはプリチ
ャ−ジ用電源である。
増幅回路であり、その制御信号はPPである。RMはD
1,/D1に生じた信号を後段の回路に接続するための
スイッチ用のMOSトランジスタであり、その制御信号
はYSRであり、WMはMC1の書込み信号をWI,/
WIからD1,/D1に伝えるためのスイッチ用MOS
トランジスタであり、その制御信号はYSWである。Y
SR,YSWはいずれも列選択信号でYデコ−ダ出力で
ある。図6を用いて本参考例の動作を説明する。
/D1はHVDの電圧にプリチャ−ジされている。F2
は高レベルVCであり、MOSトランジスタM3,M4
がオンしており、F3は低レベルVEであり、M5,M
6はオフしている。また、W1,YSRは低レベルVE
であり、PPはHVDの電圧となっている。YSWはM
C1に信号を書込む時以外は低レベルVEであり、WM
内のMOSトランジスタはオフしている。F1はHVD
の電圧である。まず、PCが高レベルVCから低レベル
VEへと変化しD1,/D1はフロ−ティングとなる。
この後、F1がHVDからVP1へと変化する。する
と、MOSトランジスタM3,M4がオンしているので
D1,/D1の電圧はM1,M2のしきい値電圧VTに
応じた電圧VP11,VP12に下がる。VP11=V
P1+VT(M1),VP12=VP1+VT(M2)
である。例えば、M2のしきい値電圧がM1のそれより
も小さいとすると、/D1の電圧VP12はD1の電圧
VP11よりも低くなる。これによって、しきい値電圧
が低いことによって電流が流れやすいことをこのMOS
トランジスタのゲ−ト電圧である/D1の電圧をD1よ
り低くすることによってキャンセルしたことになる。V
P11,VP12レベルによりM1とM2には等しい電
流が流れ得るような状態となる。この後F2を低レベル
VEとしまたF1も低レベルVEに変える。つぎに、ワ
−ド線W1が低レベルVEから高レベルVWとなるとM
C1から信号がD1に発生しD1,/D1に本来の差動
電圧信号が生じる。ここで、YSRが低レベルVEから
高レベルVCとなり、この差動電圧信号に応じた電流差
がRO,/ROに現われる。この電流差はM1,M2の
しきい値電圧バラツキによる電流差をキャンセルしたも
のとなっている。RO,/ROの電流差を後段の回路で
後述のように電圧差として取り込みラッチするとYSR
は高レベルVCから低レベルVEとなりRM内のMOS
トランジスタはオフする。次に、再書込み動作に入り、
F3が高レベルVCとなり、M5,M6がオンしてM1
とM2とゲ−トとドレインとを交差接続する通常のセン
スアンプと同じ構成となる。これによってD1,/D1
の電圧差を増幅する。このとき、D1,/D1に現われ
ている電圧差はM1,M2のしきい値電圧のバラツキを
キャンセルした値であるので増幅は高速に行われる。あ
る程度大きい信号電圧が発生したところでPPをHVD
からVDとし、D1,/D1を高レベルVD,低レベル
VEまで増幅する。SAP内のMOSトランジスタにも
しきい値電圧のバラツキが存在するが既に大きな信号電
圧が発生しているので影響は小さい。このように、本発
明によれば、あらかじめD1,/D1の電圧をF2によ
ってM3,M4をオンしM1,M2のしきい値電圧バラ
ツキを反映するような電圧に設定する。その後MC1の
信号によってD1,/D1に発生する微小電圧差に応じ
た電流差をM1,M2に発生したり、この微小電圧差を
やはりM1,M2を用いて大振幅に増幅する。このため
動作余裕や動作速度がM1,M2のしきい値電圧のバラ
ツキに影響されない。さらに個々の増幅回路それぞれの
特性に応じて設定できるという特長がある。なお、M
5,M6及びSAPを省略し通常のセンスアンプ動作を
行わないような構成として用いることもできる。また、
図6で用いた電源電圧VC,VE,VD,VWの例は以
下の値をとる。VC=2.0V,VE=0V,VD=
1.5V,VW=2.5Vである。また、メモリセルM
C1の例としては、1トランジスタ,1キャパシタの通
常のDRAMセルや2トランジスタ,1キャパシタのツ
インセルまたは2トランジスタや3トランジスタのゲイ
ンセルまたは誘電体を用いた不揮発性セルなどの特殊な
DRAMセル、或いは4トランジスタ,2負荷抵抗や6
トランジスタのSRAMのセル或いはEEPROMの不
揮発性セル等が挙げられる。
る。MC1,PCCは図5の実施例と同様であるが、図
5の回路RM,WMを廃止し回路RWによって後段の読
出し及び書込み回路との接続を行う。YSはRWの制御
信号であり、I/O,/I/Oは読出し時の出力端子と
書込み時の入力端子を兼ねる。また、図5のSAP内の
MOSトランジスタをM7,M8の様に配置した。M
1,M2のF1に対応する信号がF4である。図8を用
いてこの動作を説明する。まず、PCは高レベルVCで
あり、D1,/D1はHVDにプリチャ−ジされてい
る。F2は高レベルVC、F3は低レベルVEであるた
め、M3,M4がオンしM5,M6がオフしている。F
1,F4はHVDであり、W1,YSは低レベルVEで
ある。さて、PCが低レベルVEとなると、D1,/D
1はフロ−ティングとなる。ここで、F1がHVDから
VP1へ、F4がHVDからVP2へ変化する。M3,
M4がオンしているため、M1,M2,M7,M8のし
きい値電圧のバラツキが互いに関係しあいこれら4つの
MOSトランジスタで構成する増幅回路全体としての等
価的な同相入力になるようにD1,/D1は電圧VP1
1,VP12にプリチャ−ジされる。その後、F3を低
レベルVEとし、F1はVEに、F4はVDに変化す
る。この状態でW1が高レベルVWとなり、MC1から
信号がD1に発生する。次に、F3が高レベルVCとな
り、増幅が開始されるが、D1,/D1に発生している
電圧差は増幅回路内のMOSトランジスタのしきい値電
圧のバラツキをキャンセルした値であるので、増幅は高
速に行われる。増幅がある程度まで進むとYSが高レベ
ルVCとなり、後段の回路にI/O,/I/Oを通して
信号が伝達される。このように本参考例を用いれば増幅
回路を構成するMOSトランジスタにしきい値電圧のバ
ラツキがあっても、異なるプリチャ−ジ電圧とすること
により高速な増幅動作を達成できる。またプリチャ−ジ
電圧は個々の増幅回路の特性に応じて設定できる。
る。図9においては、d1,/d1〜dn,/dnはデ
ータ線であり、PA1〜PAnはこのデータ線を入力と
するプリアンプである。プリアンプPA1において、M
1,M2はそのゲートにデータ線/d1,d1が接続す
るMOSであり、その共通ソース駆動線がF11であ
り、M3はM1のドレインとゲートを接続し、M4はM
2のドレインとゲートを接続するMOSであり、M3と
M4のゲートはF21で制御される。M5はM1のドレ
インと共通データ線Dとを接続するMOSであり、M6
はM2のドレインと共通データ線/Dとを接続するMO
Sであり、M5とM6のゲートはYR1で制御される。
M7はデータ線d1と共通データ線Dとを接続するMO
Sであり、M8はデータ線/d1と共通データ線/Dと
を接続するMOSであり、M7とM8のゲートはYW1
で制御される。MCは信号発生回路であり、PCCは初
期電圧HVDを設定する手段、PCがその制御信号線で
ある。AMPは共通データ線D,/Dに発生する信号を
増幅する回路であり、D,/DをD1,/D1と考えて
図5又は図7または図18で用いた回路をそのまま使う
ことができ、また、D,/DをRO,/ROと考えて図
15の回路を用いることもできる。図10を用いてこの
回路の動作を説明する。まず最初PCが高レベルである
ためd1,/d1はHVDにプリチャージされており、
YW1が低レベルであるためM7,M8はオフしており
d1とD及び/d1と/Dとは電気的に接続されていな
い。また、F21が高レベルであるためM3,M4はオ
ンしM1,M2のドレインとゲートはそれぞれ電気的に
接続されている。YR1が低レベルであるためM1,M
2のドレインとD,/Dとは電気的に接続されていな
い。またF11はHVDであり、D,/DはM5,M6
がオンしF11が低レベルとなった時にM1,M2に電
流が流れるように適当な電圧となっている。次にPCが
低レベルとなり、PCCがオフし、d1,/d1がフロ
ーティング状態となる。次に、F11がHVDからVP
1へと変化すると、M3,M4がオンしているため、d
1,/d1はF11に向けてVP1よりそれぞれのMO
Sのしきい値電圧だけ高い電圧まで放電され、d1はV
P12に/d1はVP11となる。これにより、M1,
M2のしきい値電圧のばらつきはキャンセルされる。こ
の後、F21を低レベルVEとし、M3,M4をオフ
し、F11を低レベルVEとする。この状態でMCをオ
ンして信号電圧をd1,/d1に発生する。ここで、Y
R1を高レベルとするとM5,M6がオンし、D,/D
にd1,/d1に対応した信号電流又は信号電圧が現わ
れることになる。この後、図9ではD,/Dに現われた
信号をAMPで大振幅VD−VEに増幅し、YR1を低
レベル、YW1を高レベルとして、d1,/d1にD,
/Dの電圧を再書込みしている。なお、AMPにおいて
も、D,/Dのプリチャージ電圧をAMP内のMOSの
しきい値電圧のばらつきに応じて変化させることもでき
る。その場合は、図9のPA1〜PAnは図5又は図7
におけるMC1と考えることができる。また、書込み時
には、YR1を低レベルとし、YW1を高レベルとして
AMPより書込み信号をD,/Dに発生して、MCを選
択して書き込む。本発明を用いれば動作余裕や動作速度
がMOSのばらつきによらないという特長に加えて、デ
ータ線対にはnチャネルMOSだけで構成されるPA1
〜PAnしか置かず、再書込みなどは、共通のAMPを
用いて行うため、レイアウト上の面積を小さく抑えるこ
とができるという特長がある。これに伴い、d1,/d
1の寄生容量も低減できるので、MCからd1,/d1
に読出される信号電圧も大きくとることができる。
である。本発明は実開昭56−021897に開示され
ている回路を図5と同様の機能を持つように改良したも
のである。実開昭56−021897においては、良く
知られたVCCプリチャージ方式におけるデータ線上で
の大振幅への増幅方式にしきい値ばらつき補償を行った
場合のみが開示されていたが、1/2VCC方式におけ
る微小信号直接読出し方式についてはまったく示されて
いなかった。図11において、M1,M2はMOS差動
増幅器を構成し、M3,M4,M5,M6はM1,M2
のしきい値電圧を補償するためのスイッチング用のMO
Sであり、M7,M8はM1,M2のゲートとデータ線
とを接続するためのスイッチング用のMOSである。M
5,M6は再書込み動作にも用いる。他の構成はPCC
がMOS1ヶである他は、図5の回路と同じである。本
回路の動作を図12を用いて説明する。まず、最初、F
2とF3は高電圧となっており、M3,M4,M5,M
6はオンしている。この時、F1の電圧はVP1として
おりこれによりD1にはF1よりM2のしきい値電圧だ
け低い電圧VP11が印加され、また、/D1にはF1
よりM1のしきい値電圧だけ低い電圧VP12が印加さ
れる。この状態で、F2,F3を低レベルにしてM3,
M4,M5,M6をオフにする。この後、F4を高レベ
ルとして、M7,M8をオンする。この時M1のゲート
にはVP1よりM2のしきい値電圧だけ低いD1の電圧
VP11が印加され、M2のゲートにはVP1よりM1
のしきい値電圧だけ低い/D1の電圧VP12が印加さ
れている。これにより、例えば、M1のしきい値電圧が
M2より高く電流が流れにくいとすると、M2のゲート
にこの分だけ低い電圧を与えることになる。これによっ
て、M2もM1と同様に電流が流れにくくなり、しきい
値電圧のばらつきをキャンセルしたことになる。
タ線D1,/D1には読出し信号電圧が発生する。この
信号はM7,M8を介してM1,M2のゲートに入力す
る。ここで、YSRを高レベルとしRMをオンさせて、
RO,/ROに信号電流を発生する。このRO,/RO
の信号を後段の回路でラッチしたらYSRを低レベルと
しRMをオフし、次に再書込み動作に移る。この動作で
は、まず、F3を高レベルとしM5,M6をオンさせ
て、M1,M2がフリップフロップ回路として動作でき
るようにする。この後、まず、F1を低レベルとし、M
1,M2とM5,M6とでデータ線上の微小信号を増幅
する。ある程度、増幅が進んだら、次に、PPを高レベ
ルとしデータ線の高レベル側を書き込む。本実施例で
は、図5の第2の実施例ではPCCでデータ線をプリチ
ャージし、F1で放電してしきい値バラツキを補正して
いたのに対して、F1からの充電のみでしきい値バラツ
キを補正出来るため、プリチャージ回路が簡略化でき、
また、F1の制御が容易であるという特長がある。
1,F4及び図9のF11をこれまで述べてきたように
2段階に変化させなければならない。これは、図13に
示すように容易に達成できる。図13ではF1,F4両
方を変化させる場合について述べる。図5の参考例及び
図9の実施例の場合はこの図のF1の部分のみをそれぞ
れF1,F11に適用すれば良い。図13において、M
PHはVDの電圧をF4に供給するpMOSでありSD
Hで制御され、MPPはVP2の電圧をF4に供給する
pMOSでありSP2で制御され、MNLはVEの電圧
をF1に供給するnMOSでありSDLで制御され、M
NPはVP1をF1に供給するnMOSでありSP1で
制御される。PCCはF1,F4に最初HVDの電圧を
供給する回路でありPCで制御される。図14を用いて
この動作を説明する。最初、PCが高レベルVCであり
F1,F4はHVDにプリチャージされている。SP1
は低レベルVE、SP2は高レベルVC、SDHは高レ
ベルVC、SDLは低レベルVEであり、MPP,MN
P,MPH,MNLは共にオフしている。まず、SP1
が高レベルVCにSP2が低レベルVEとなり、F4が
VP2に、F1がVP1となる。これによって、図5〜
図10に示したように増幅回路を構成するMOSのしき
い値電圧のバラツキに応じたプリチャージ電圧が実現さ
れる。この後、F1では、SP1が低レベルVEに、S
DLが高レベルVCとなりVEが供給されるようにな
る。F4ではSP2が高レベルVCに、SDHが低レベ
ルVEとなり、VDが供給されるようになる。なお、図
7の参考例に用いる場合はMPPを省略すれば良く、図
7ではF4は図3のPPに対応するようになる。図9の
場合はF1の部分のみであるが、AMPに本発明を用い
る場合は図13のF1,F4を使用することができる。
このように本回路を用いれば、図5のPP,F3及び図
7のF1,F4及び図9のF11に必要な電圧を容易に
発生することができる。
レベルにしている間に、RO,/ROが接続される後段
の回路でRO,/ROに発生する電流信号を取り込みラ
ッチしておかなければならないことを述べたが、この回
路例を図20に示す。図20において、Q1〜Q6はバ
イポーラトランジスタであり、R1,R2は抵抗、IS
1〜IS4は電流源、MSはSLで制御される電流源用
のMOSである。Q1,Q2はベース電圧VBからベー
ス・エミッタ間順方向電圧VBE低い電圧にRO,/R
Oをクランプし電圧変動を抑えるためのバイポーラであ
る。Q3,Q4はカレントスイッチを構成し、その電流
源MOS(MS)はSLで制御される。
MO,/MOを出力とするエミッタフォロワを構成す
る。VC’はこの読出し回路の電源である。図21を用
いて図20の動作を説明する。YSRが低レベルVEで
あるとRM内のMOSはオフであり、N1とN2及びM
Oと/MOはそれぞれ等しい電位になっている。ここ
で、YSRが高レベルVCとなると、RMがオンし図7
で説明したように電流差がRO,/ROに生じる。この
ため、N1,N2には抵抗R1,R2によって電流差に
応じた電圧差が発生しMO,/MOにはN1,N2から
全体がVBE低い電圧差が発生する。そこで、SLを高
レベルVCとし電流源をオンすればYSRを低レベルV
Eにしても、MO,/MOには電圧差が保たれることに
なる。これによって、図7の参考例に必要な機能を実現
することができる。図20はバイポーラを用いた例であ
るが、このようなラッチ機能を持つ電流電圧変換回路は
MOSだけでも構成できる。
である。共通ソース線F11をデータ線のとり得る電圧
よりも十分低い電圧に駆動することにより、M1とM2
の動作速度を高速にしたことが特長である。F11の制
御が異なり、このF11をFCで制御する以外は図9の
第1の実施例と同じ構成である。記号もFC以外は同じ
内容を表す。FCにおいてMF1はPCで制御され、F
11をHVDにプリチャージするMOSである。MF2
はS1で制御され、しきい値電圧補償のためにF11を
VEと弱く電気的に接続するMOSであり、MF3は信
号のセンスを行うためにF11を強くVEとショートす
るためのMOSである。MF2とMF3は一つで兼ねて
も良い。図16を用いて図15の回路の動作を説明す
る。最初、PCは高レベルVC、S1とS2は低レベル
VEであり、データ線対d1,/d1〜dm,/dm及
びF11はHVDにプリチャージされている。また、F
21は高レベルVCであるため、MOSM3及びM4が
オンしており、MOSM1とM2は各々そのゲートとド
レインとが電気的に接続されたダイオードとなってい
る。YR1とYW1は低レベルVEであるため、MOS
M5〜M8はオフしている。ワード線Wは低レベルVD
Lであり、メモリセルMC内のスイッチングトランジス
タはオフしている。また、D,/Dは、図示していない
がAMP内の回路によって、HVD2の電位にプリチャ
ージされている。動作状態となると、まずPCが低レベ
ルVEとなり、d1,/d1〜dm,/dm及びF11
がフローティングとなる。ここで、S1が高レベルとな
りMF2がオンすると、F11の電位が下がり、データ
線対d1,/d1はダイオード接続されたM1及びM2
を通じて放電される。M1及びM2がオンするまではF
11の電位はは急速に低下するが、M1及びM2がオン
してからはデータ線容量の放電に合わせてゆっくりと低
下していく。この時d1,/d1はF11より、それぞ
れM1及びM2のしきい値電圧分だけ高い電位まで放電
されることとなる。この期間でしきい値電圧のバラツキ
が各々のデータ線対毎に補償されることになる。データ
線対の電位差が、M1及びM2のしきい値電圧差とほぼ
同じとなったところで、F21を低レベルVEとし、M
3及びM4をオフにしてデータ線の放電を止める。この
放電はたかだかしきい値ばらつきを補償する程度である
ので、データ線の電圧は最初のプリチャージ電圧よりも
大きくは低下せず、VDLよりも高くなっている。ここ
で、ワード線Wを高レベルVWとし、メモリセルMCか
ら電荷をデータ線に読出す。その後、S2を高レベルV
Cとし、MF3によってF11をVEまで下げると共
に、YR1を高レベルとし読出し用MOSM7とM8を
オンさせ、d1,/d1の信号電圧に応じた信号電流を
M1及びM2を通じて共通データ線対D,/Dから流
し、この電流をAMPでセンスするのである。AMPに
よって後段に増幅された信号が出力されるのと共に、
D,/Dには高レベルがVDHであり低レベルがVDL
である高振幅の信号が現れる。この後、YR1を低レベ
ルとしM7とM8をオフし、YW1を高レベルVWとし
て、d1,/d1をVDHとVDLまで開く。ワード線
Wは高レベルVWであるので、メモリセルMCに再書込
みしたことになる。AMP内の回路についても同様にし
て、D,/Dの電位をAMP内のMOSのしきい値電圧
のバラツキに応じて変化させてその感度を高めることが
できる。本実施例を用いれば、図9の第1の実施例の特
長に加えて、F11の制御を容易にすることができる。
オンチップ電圧変換回路を用いて発生した内部の電源電
圧の関係を示したものである。(a)では、ワード線の
高電位を昇圧して外部電圧VCより高くしたものであ
る。また、データ線対の電圧差をセンスするM1及びM
2の共通ソースの電位をそのゲートの電位と比べて充分
低くし、M1とM2の差動アンプは図14までの実施例
及び参考例よりも高速に動作させる。データ線の高電位
VDH及び制御回路の高電位VCLは外部電源電圧VC
よりも低く設定することもできるし、同じであっても良
い。制御回路の高速化とデータ線電流の低電流化との要
求から、VDHはVCLより低く設定する場合が多い。
ワード線電圧はデータ線高電位VDHよりもメモリセル
内のスイッチングトランジスタのしきい値電圧以上に充
分高くする。上述のように昇圧して外部電源VCよりも
高く設定する場合もある。また、データ線プリチャージ
電位であるHVDは、一般にVDHとVDLの電位のち
ょうど真中の電位に設定するが、本発明ではしきい値電
圧の補償中にデータ線電位が下がってしまうために、こ
の下がってしまう分に見合った電位だけ、HVDを高く
設定しても良い。基板電位VBは外部電源VEと同じか
これより低く設定する。(b)では、(a)と異なりワ
ード線高電位VWを外部電源VCと一致させ、制御回路
の高電位VCLとデータ線の高電位VDHを一致させ
た。こうすれば、少ない電源数で、本発明に必要な電位
を与えることができる。
である。この参考例が図15の第2の実施例と異なる点
は、図15ではF11の制御を多数まとめて行ったのに
たいして、図18ではPA1毎にMOSM9で構成した
制御回路FCを設けてこのゲートを制御することで図1
5の実施例と同様な動作をさせることである。図18の
参考例では、F11は低レベルVEに固定したままで良
い。M9が図15のMF2及びMF3にあたるのであ
る。最初は、FSが低レベルではM9がオフしているた
め、M3及びM4がオンすることによってNFはHVD
からM1またはM2のうち低い方のしきい値電圧分低い
電位にプリチャージされている。FSが高レベルとな
り、M9がオンするとNFの電位は図16のF11の電
位と同様な変化を示すため、図16と同様にしきい値電
圧のバラツキ補償を行うことができる。本参考例によれ
ば、多数のPA1で共有するために負荷の大きなF11
を制御する必要が無いため、制御が容易であるという特
長がある。
も良いが、数個のPA毎に設けても良い。このような制
御回路FCの配置の方法を図19に示す。(a)は一度
に動作するワード線W1とW2(もちろんワードドライ
バを端において一本のワード線としても良い。)に関係
するPA11〜PA2n全部を一つのFCで一方の端か
ら制御する配置であり、(b)は中央から制御する配置
である。これらの選択はレイアウトの制約及び制御線の
負荷との関係から決められる。また、(c)のようにP
Aのn個毎にFCを配置する場合も考えられる。また、
これらの回路の電源線の配線はワード線と並行に配置す
る場合もあるし、ワード線と直行させかつワードシャン
ト部などを利用して行うこともできる。
ては、図5に示した通常の1トランジスタと1キャパシ
タとを組み合わせたもの以外に、例えば、1991 I
SSCCのダイジェストの第106頁〜第107頁に記
載のDRAMメモリセルを直列に接続したものも用いる
ことができる。また、1トランジスタと1キャパシタの
メモリセルに2値以上の情報を記憶させる方式も取るこ
とができる。
す図である。矢印は信号の流れを表わす。Mは本発明を
用いたDRAMを示し、CPUはシステム全体を制御す
る処理装置を、RAGはリフレッシュアドレス発生装置
を、TCは本発明を用いた記憶装置部分の制御信号発生
装置を、SLCTはCPUから送られてくるアドレス信
号とRAGから送られてくるリフレッシュアドレス信号
を切り換えるセレクト装置を示す。また、PFYはシス
テム内の他の装置であり、例えば外部記憶装置,表示装
置,数値演算装置等であり、通信回線を通して他の情報
処理装置と接続される場合もある。DATAはCPUと
Mとの間でやりとりされるデータを表わし、AicはC
PUで発生するアドレス信号を、AirはRAGで発生
するリフレッシュアドレス信号を示し、AiはSLCT
で選択されMに送られるアドレス信号を示す。STはC
PUからRAGに送られるステイタス信号、BSはTC
からCPUへのビジイ信号である。SEはTCから送ら
れるSLCTの起動をかける信号であり、/CEは本発
明を用いたDRAMの起動をかける信号である。SGは
CPUとシステム内の他の装置との信号のやりとりをま
とめて表わしたものである。本発明を用いた半導体装置
を用いれば加工寸法を小さくして集積度を上げても高速
でかつ高信頼性を保つことができる。
において、この半導体装置を構成する個々の素子の特性
のバラツキをキャンセルすることができる。
…増幅回路の入出力端子,DRAMのデータ線、MC1
〜MC6…入力信号を発生する回路,DRAMのメモリ
セル、VP11〜VP32…本発明の入出力線プリチャ
ージ電圧、VD…入出力線増幅後の高レベル、VE…入
出力線増幅後の低レベル,低電位電源電圧、VC…高電
位電源電圧、W1…ワード線、VW…ワード線高レベ
ル、PCC…ショート,プリチャージ回路、SAP…p
MOS増幅回路、RM…読出し用スイッチングトランジ
スタ回路、WM…書込み用スイッチングトランジスタ回
路、PC…ショート,プリチャージ回路制御信号、HV
D…入出力線プリチャージ電圧、PP…pMOS増幅回
路制御信号、YSR…RMの制御信号、YSW…WMの
制御信号、M1〜M6…nMOS増幅回路を構成するM
OS、F1〜F4,F11…増幅回路制御信号、M7,
M8…pMOS増幅回路を構成するMOS、RW…読出
し・書込み回路、YS…読出し・書込み回路制御信号、
RO,/RO…出力信号線、WI,/WI…入力信号
線、I/O,/I/O…入出力信号線、VP1…バラツ
キ補償用第1の電源電圧、VP2…バラツキ補償用第2
の電源電圧、MPP…VP1印加用pMOS、MNP…
VP2印加用nMOS、MPH…VD印加用pMOS、
MNL…VE印加用nMOS、SDH…MPH制御信
号、SDL…MNL制御信号、SP1…MPP制御信
号、SP2…MNP制御信号、Q1〜Q6…バイポーラ
トランジスタ、IS1〜IS4…電流源、MS…Q3,
Q4のカレントスイッチ電流源用MOS、SL…MS制
御信号、R1,R2…抵抗、M…メモリ,DRAM、C
PU…システム制御処理装置、SLT…アドレスセレク
ト装置、RAG…リフレッシュアドレス発生装置、TC
…制御信号発生装置、PFY…システム内の他の装置、
DATA…データ信号、Aic,Air,Ai…アドレ
ス信号、ST…ステイタス信号、BS…ビジイ信号、S
E…起動信号、/CE…DRAMの起動信号。
Claims (5)
- 【請求項1】第1及び第2共通信号線と、前記第1及び
第2共通信号線に発生する信号を増幅する増幅回路と、
前記第1及び第2共通信号線に接続される複数のプリア
ンプとを具備する半導体装置であって、 前記増幅回路は、1つにつき前記複数のプリアンプの出
力を受け、 前記プリアンプの各々は、 前記第1及び第2共通信号線と平行して配置される第1
信号線と第2信号線と、 前記第2信号線にゲートが結合される第1MOSトラン
ジスタと、 前記第1信号線にゲートが結合される第2MOSトラン
ジスタと、 前記第1MOSトランジスタのドレインとゲートとの間
に結合される第3MOSトランジスタと、 前記第2MOSトランジスタのドレインとゲートとの間
に結合される第4MOSトランジスタと、 前記第1共通信号線と前記第1MOSトランジスタのド
レインとの間に結合される第5MOSトランジスタと、 前記第2共通信号線と前記第2MOSトランジスタのド
レインとの間に結合される第6MOSトランジスタと、 前記第1共通信号線と前記第1信号線との間に結合され
る第7MOSトランジスタと、 前記第2共通信号線と前記第2信号線との間に結合され
る第8MOSトランジスタと、 前記第1及び第2信号線に接続されるプリチャージ回路
とを具備し、 前記第1及び第2信号線のいずれかにはメモリセルが接
続され、 前記第1及び第2MOSトランジスタのソースは、第1
共通ソース駆動線に接続され、 前記プリアンプは、N形MOSトランジスタで構成さ
れ、 前記第3MOSトランジスタ及び第4MOSトランジス
タがオンとされ前記第5及び第6MOSトランジスタが
オフとされ、前記第1及び第2信号線は、前記プリチャ
ージ回路によりプリチャージ電位が供給され、 前記プリチャージ回路の動作停止後に、前記第1共通ソ
ース駆動線に前記プリチャージ電位より低い第1電位が
供給される第1動作が実行され、 前記第1動作の後に、前記第3及び第4MOSトランジ
スタはオフ状態とされる第2動作が実行され、 前記第2動作の後に、前記メモリセルより情報を読み出
し前記第5及び第6MOSトランジスタがオンとされる
第3動作が実行され、 前記第3動作の後に、前記増幅回路で前記第1及び第2
共通信号線に発生する信号を増幅する第4動作が実行さ
れ、 前記第4動作の後に、前記第7及び第8MOSトランジ
スタをオンとする半導体装置。 - 【請求項2】請求項1において、 前記半導体装置は、前記第1共通ソース駆動線に接続さ
れる制御回路を更に具備し、 前記制御回路は、前記第1共通ソース駆動線と前記プリ
チャージ電位を供給する電源とに接続される第1スイッ
チと、 前記プリチャージ電位よりも低い第1電位を供給する電
源と前記第1共通ソース駆動線とに共通に接続される第
2及び第3スイッチとを具備し、 前記第1スイッチがオンとされ、前記第2及び第3スイ
ッチがオフとされた状態で、前記第1共通ソース線は前
記プリチャージ電位を供給される第5動作が実行され、 前記第5動作の後、前記第1及び第3スイッチがオフと
され、前記第2スイッチがオンとされ、前記第1供給ソ
ース線は前記プリチャージ電位よりも低い電位が供給さ
れる第6動作が実行され、 前記第6動作の後、前記第3スイッチがオンとされ、前
記第1共通ソース線は前記プリチャージ電位よりも低い
電位が供給される半導体装置。 - 【請求項3】請求項2において、 前記第1から第3スイッチは、第1導電形のMOSトラ
ンジスタである半導体装置。 - 【請求項4】請求項3において、 前記第1導電形は、N形である半導体装置。
- 【請求項5】請求項1から4のいずれかにおいて、 前記メモリセルは、ダイナミック形メモリセルである半
導体装置。
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