JP3279615B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP3279615B2
JP3279615B2 JP01172792A JP1172792A JP3279615B2 JP 3279615 B2 JP3279615 B2 JP 3279615B2 JP 01172792 A JP01172792 A JP 01172792A JP 1172792 A JP1172792 A JP 1172792A JP 3279615 B2 JP3279615 B2 JP 3279615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
potential
voltage
signal line
mos transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01172792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0547179A (ja
Inventor
尊之 河原
健 阪田
清男 伊藤
武定 秋葉
五郎 橘川
良樹 川尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP01172792A priority Critical patent/JP3279615B2/ja
Priority to TW081102659A priority patent/TW224544B/zh
Priority to US07/865,852 priority patent/US5300839A/en
Priority to KR1019920006047A priority patent/KR100236875B1/ko
Publication of JPH0547179A publication Critical patent/JPH0547179A/ja
Priority to JP2000194889A priority patent/JP3382211B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3279615B2 publication Critical patent/JP3279615B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/06Sense amplifiers; Associated circuits, e.g. timing or triggering circuits
    • G11C7/065Differential amplifiers of latching type
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/401Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
    • G11C11/4063Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
    • G11C11/407Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type
    • G11C11/409Read-write [R-W] circuits 
    • G11C11/4091Sense or sense/refresh amplifiers, or associated sense circuitry, e.g. for coupled bit-line precharging, equalising or isolating
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/06Sense amplifiers; Associated circuits, e.g. timing or triggering circuits
    • G11C7/062Differential amplifiers of non-latching type, e.g. comparators, long-tailed pairs

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微小信号を増幅する装
置を含む半導体装置において、特に不純物濃度や加工寸
法の制御が困難な微細な寸法パタ−ンを用いるため装置
を構成する素子の特性がばらついてしまう半導体装置の
高精度化,高速化に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、微細な寸法パタ−ンを用いて製造
される微小信号を増幅する装置を含む半導体装置とし
て、LSIハンドブック(電子通信学会編,オ−ム社,
1984年),第486〜499頁に記載のダイナミッ
ク形ランダムアクセスメモリ(DRAM)が良く知られ
ている。図23に本発明に関する部分を示す。なお、以
下の説明において図面では記号にオ−バ−ラインを付け
て表したコンプリメンタリ信号は記号の前に/を付けて
表し、また特にことわらない限り端子名を表す記号は同
時に配線名,信号名も兼ね電源の場合はその電圧値も兼
ねるものとする。図23において、MC1がメモリセ
ル、ワ−ド線がW1、デ−タ線がD1,/D1、デ−タ
線増幅回路がRAでありPP,PNがその制御信号、P
CCはプリチャ−ジ回路でありPCがその制御信号であ
る。MOSトランジスタM1,M2ではデ−タ線の微小
信号電圧差に応じた微小信号電流差を発生し、その出力
信号線がRO,/ROであり、RMがスイッチング回
路、YSRがRMの制御信号である。また、WI,/W
Iは書込み信号線でありWMがスイッチング回路、YS
WがWMの制御信号である。このようなDRAMの読出
し動作において、図24に示すように、まず、増幅回路
RA1の入力端子D1,/D1をHVDの電圧にプリチ
ャ−ジした後、PCを低レベルとしD1,/D1をフロ
−ティングとする。次に、ワ−ド線W1を高レベルにす
ることによりメモリセルMC1からデ−タ線D1ヘ信号
が発生しこの電位がわずかに変化する。このD1とHV
Dのままの/D1との電位差をRAによって検知し増幅
を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記増幅において、ま
ず増幅回路RAの入出力端子D1,/D1を同一の電位
であるHVDにプリチャ−ジするが、RA内の4ヶのM
OSトランジスタは各々特性のバラツキがありこの同一
電位の入力がこのRAにとっての同相入力ではない場合
が一般的である。このためこの等価的な差動入力を打ち
消すような入力信号が印加された場合増幅回路RAの性
能は低下する。これは、寸法パタ−ンが微細となり4ヶ
のMOSトランジスタ各々の特性のバラツキが大きくな
った場合に顕著となり、入力信号に対して反転した増幅
信号を得る場合もありえる。
【0004】そこで、本発明では微小信号を増幅する装
置を含む半導体装置において、特に不純物濃度や加工寸
法の制御が困難な微細な寸法パターンを用いるため装置
を構成する素子の特性がばらついてしまう半導体装置の
高精度化,高速化を図る。
【0005】
【課題を解決するための手段】例えば図3に示すよう
に、第1のMOSトランジスタ(M1)と、第2のトラ
ンジスタ(M2)と、該第1のMOSトランジスタ(M
1)のゲートに接続された第1の信号線(I1)と、該
第2のトランジスタ(M2)のゲートに接続された第2
の信号線(I2)と、第1と第2のMOSトランジスタ
のソースに第1の電位を供給する電位供給手段(DS)
と、第1のMOSトランジスタのゲートとドレインとの
間と第2のMOSトランジスタのゲートとドレインとの
間に設置された第1のスイッチ群(S11,S12)
と、第1のMOSトランジスタのドレインと第1の端子
との間と第2のMOSトランジスタのドレインと第2の
端子との間に設置された第2のスイッチ群(S21,S
22)と、第1と第2の信号線に第2の電位を設定する
充放電手段(PCC)と、第1の信号線(I1)に接続
された信号発生回路(MC)とを有するようにして、個
々の増幅回路の特性バラツキに応じて、それぞれの増幅
回路の特性のバラツキをキャンセルするようにその増幅
回路の入出力端子のプリチャージ電圧を変化させること
ができる構成にする。
【0006】
【作用】増幅回路からみて等価的な同相入力を実現する
ことができるため、特性変動に依存せずに高速に増幅動
作が可能な半導体装置を実現できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について述べる。
【0008】図1は本発明の概念を示す図である。SA
1〜SA3は微小な差動信号を増幅する回路、D1,/
D1〜D3,/D3はこの増幅回路の入出力端子、MC
1〜MC6は入力信号を発生する回路である。MC1〜
MC6の各々は例えばMC1に示すように入力情報を記
憶しているC1とスイッチS1とで構成されている。従
来、D1,/D1〜D3,/D3は最初すべて同電位に
プリチャ−ジされていたため、SA1〜SA3において
これが同相入力とならない場合が生じた。そこで、本発
明では図2に示すようにSA1〜SA3の特性に応じて
各々が等価的に同相入力となるようにプリチャ−ジ電圧
を変える。すなわち、SA1ではD1をVP11の電位
に、/D1をVP12の電位にプリチャ−ジし等価的な
同相入力を実現する。同様に、SA2ではD2,/D2
をVP21,VP22に、SA3ではD3,/D3をV
P31,VP32にプリチャ−ジし等価的な同相入力を
実現する。これらのプリチャ−ジ電圧は一般には全て異
なる。このように、各増幅回路の特性に応じて個々のプ
リチャ−ジ電圧を変えることにより、各増幅回路にとっ
ての等価的な同相入力を実現でき、増幅回路の性能を良
く発揮できる。なお、増幅回路の入力端子と出力端子が
図1の例のように共用されずに独立に設けられる場合も
同様に入力端子のプリチャ−ジ電圧を変化させ増幅回路
にとっての等価的な同相入力を実現すればよい。
【0009】図3は本発明の第1の参考例である。M
1,M2がMOSトランジスタであり、一般に特性にば
らつきを持っている。I1,I2はM1,M2のゲ−ト
に接続された信号線対対応であり、PCCは初期電圧設
定手段であり、MCはI1に接続されたスイッチを有す
る信号発生手段である。このMCは図3ではI1のみに
接続しているがI2のみの場合もあり、さらにI1,I
2両方に接続されている場合もある。DSはM1,M2
のソ−スNS1,NS2に同電位を与える手段である。
S11,S12はM1,M2のドレインとゲ−トの間に
それぞれ挿入されたスイッチ手段であり、S21,S2
2はM1,M2のドレインと他の端子O1,O2との間
にそれぞれ挿入されたスイッチ手段である。図4を用い
て図3の動作を説明する。最初、S11,S12がオフ
しS21,S22もオフしている。この時、M1,M2
のソ−スはDSによって同電位VP1となっており、ま
たI1,I2はPCCによってこのVP1よりもM1,
M2のしきい値電圧の最大値以上高い電圧HVDとなっ
ている。O1,O2は適当な電圧となっている。次に、
S11,S12がオンすると、M1,M2はそれぞれゲ
−トとドレインとが接続された状態となる。ソ−スが一
定の電位VP1であるため、M1のゲ−ト(ドレイン)
I1の電位はVP1よりM1のしきい値電圧だけ高いV
P11までM1を通してNS1へ放電され、M2のゲ−
ト(ドレイン)I2の電位はVP1よりM2のしきい値
電圧だけ高いVP12までM2を通してNS2へ放電さ
れる。このような電圧VP11,VP12がI1,I2
に発生した後でS11,S12をオフしてNS1,NS
2を低い電位VEとするとM1,M2はそのゲ−ト電圧
に応じた電流を流し得る状態となる。この時、例えば、
M1のしきい値電圧がM2のしきい値電圧より高いとす
るとVP1はVP2より高い電位となる。このため、M
1のしきい値電圧が高くて電流が流れにくいのをM1の
ゲ−ト電圧を高くしてキャンセルしたことになり、M
1,M2には同じ電流が流れ得ることになる。ここで、
MC内のスイッチがオンして信号がI1に現われると、
この信号差に対応した電流差がM1,M2に流れ得る状
態となる。この電流差は上述のとおりM1,M2のしき
い値電圧差をキャンセルした値となっている。ついで、
S21,S22を閉じてこの電流差をO1,O2に発生
することができる。S21,S22が閉じる時刻は、S
11,S12がオフした後であれば良い。このように、
本発明を用いれば、差動増幅回路を構成するMOSトラ
ンジスタのしきい値ばらつきを差動増幅回路毎に補正す
ることができるため高信頼で高速な動作が可能となる。
なお、図4では、NS1,NS2を固定してS11,S
12をオンさせてばらつき補正を行ったが、S11,S
12はオンのままで、NS1,NS2をM1,M2がオ
フするような高電位からVP1へと変化させてばらつき
補正を行っても良い。また、本発明を用いた半導体装置
において、起動をかける入力信号によってこの半導体装
置が選択されてから初期電圧設定及びばらつき補正を行
っても良いし、半導体装置が非選択状態になった直後に
初期電圧設定或いはばらつき補正を行っておいても良
い。
【0010】図5は本発明の第2の参考例である。DR
AMの増幅回路を例にしている。MC1はメモリセルで
あり、ワ−ド線W1が選択されるとその情報がD1に出
力される。D1,/D1はMOSトランジスタM1〜M
6で構成される増幅回路の入出力端子である。PCCは
D1,/D1をショ−トし同電位HVDにプリチャ−ジ
する回路であり、PCはその制御信号、HVDはプリチ
ャ−ジ用電源である。SAPもD1,/D1を入出力端
子とする増幅回路であり、その制御信号はPPである。
RMはD1,/D1に生じた信号を後段の回路に接続す
るためのスイッチ用のMOSトランジスタであり、その
制御信号はYSRであり、WMはMC1の書込み信号を
WI,/WIからD1,/D1に伝えるためのスイッチ
用MOSトランジスタであり、その制御信号はYSWで
ある。YSR,YSWはいずれも列選択信号でYデコ−
ダ出力である。図6を用いて本参考例の動作を説明す
る。最初、PCは高レベルVCであり、D1,/D1は
HVDの電圧にプリチャ−ジされている。F1は高レベ
ルVCであり、MOSトランジスタM3,M4がオンし
ており、F2は低レベルVEであり、M5,M6はオフ
している。また、W1,YSRは低レベルVEであり、
PPはHVDの電圧となっている。YSWはMC1に信
号を書込む時以外は低レベルVEであり、WM内のMO
Sトランジスタはオフしている。F3はHVDの電圧で
ある。まず、PCが高レベルVCから低レベルVEへと
変化しD1,/D1はフロ−ティングとなる。この後、
F3がHVDからVP1へと変化する。すると、MOS
トランジスタM3,M4がオンしているのでD1,/D
1の電圧はM1,M2のしきい値電圧VTに応じた電圧
VP11,VP12に下がる。VP11=VP1+VT
(M1),VP12=VP1+VT(M2)である。例
えば、M2のしきい値電圧がM1のそれよりも小さいと
すると、/D1の電圧VP12はD1の電圧VP11よ
りも低くなる。これによって、しきい値電圧が低いこと
によって電流が流れやすいことをこのMOSトランジス
タのゲ−ト電圧である/D1の電圧をD1より低くする
ことによってキャンセルしたことになる。VP11,V
P12レベルによりM1とM2には等しい電流が流れ得
るような状態となる。この後F1を低レベルVEとしま
たF3も低レベルVEに変える。つぎに、ワ−ド線W1
が低レベルVEから高レベルVWとなるとMC1から信
号がD1に発生しD1,/D1に本来の差動電圧信号が
生じる。ここで、YSRが低レベルVEから高レベルV
Cとなり、この差動電圧信号に応じた電流差がRO,/
ROに現われる。この電流差はM1,M2のしきい値電
圧バラツキによる電流差をキャンセルしたものとなって
いる。RO,/ROの電流差を後段の回路で後述のよう
に電圧差として取り込みラッチするとYSRは高レベル
VCから低レベルVEとなりRM内のMOSトランジス
タはオフする。次に、再書込み動作に入り、F3が高レ
ベルVCとなり、M5,M6がオンしてM1とM2とゲ
−トとドレインとを交差接続する通常のセンスアンプと
同じ構成となる。これによってD1,/D1の電圧差を
増幅する。このとき、D1,/D1に現われている電圧
差はM1,M2のしきい値電圧のバラツキをキャンセル
した値であるので増幅は高速に行われる。ある程度大き
い信号電圧が発生したところでPPをHVDからVDと
し、D1,/D1を高レベルVD,低レベルVEまで増
幅する。SAP内のMOSトランジスタにもしきい値電
圧のバラツキが存在するが既に大きな信号電圧が発生し
ているので影響は小さい。このように、本発明によれ
ば、あらかじめD1,/D1の電圧をF1によってM
3,M4をオンしM1,M2のしきい値電圧バラツキを
反映するような電圧に設定する。その後MC1の信号に
よってD1,/D1に発生する微小電圧差に応じた電流
差をM1,M2に発生したり、この微小電圧差をやはり
M1,M2を用いて大振幅に増幅する。このため動作余
裕や動作速度がM1,M2のしきい値電圧のバラツキに
影響されない。さらに個々の増幅回路それぞれの特性に
応じて設定できるという特長がある。なお、M5,M6
及びSAPを省略し通常のセンスアンプ動作を行わない
ような構成として用いることもできる。また、図6で用
いた電源電圧VC,VE,VD,VWの例は以下の値を
とる。VC=2.0V,VE=0V,VD=1.5V,
VW=2.5Vである。また、メモリセルMC1の例と
しては、1トランジスタ,1キャパシタの通常のDRA
Mセルや2トランジスタ,1キャパシタのツインセルま
たは2トランジスタや3トランジスタのゲインセルまた
は誘電体を用いた不揮発性セルなどの特殊なDRAMセ
ル、或いは4トランジスタ,2負荷抵抗や6トランジス
タのSRAMのセル或いはEEPROMの不揮発性セル
等が挙げられる。
【0011】図7は本発明の第3の参考例を示す図であ
る。MC1,PCCは図5の参考例と同様であるが、図
5の回路RM,WMを廃止し回路RWによって後段の読
出し及び書込み回路との接続を行う。YSはRWの制御
信号であり、I/O,/I/Oは読出し時の出力端子と
書込み時の入力端子を兼ねる。また、図5のSAP内の
MOSトランジスタをM7,M8の様に配置した。M
1,M2のF3に対応する信号がF4である。図8を用
いてこの動作を説明する。まず、PCは高レベルVCで
あり、D1,/D1はHVDにプリチャ−ジされてい
る。F1は高レベルVC、F2は低レベルVEであるた
め、M3,M4がオンしM5,M6がオフしている。F
3,F4はHVDであり、W1,YSは低レベルVEで
ある。さて、PCが低レベルVEとなると、D1,/D
1はフロ−ティングとなる。ここで、F3がHVDから
VP1へ、F4がHVDからVP2へ変化する。M3,
M4がオンしているため、M1,M2,M7,M8のし
きい値電圧のバラツキが互いに関係しあいこれら4つの
MOSトランジスタで構成する増幅回路全体としての等
価的な同相入力になるようにD1,/D1は電圧VP1
1,VP12にプリチャ−ジされる。その後、F1を低
レベルVEとし、F3はVEに、F4はVDに変化す
る。この状態でW1が高レベルVWとなり、MC1から
信号がD1に発生する。次に、F2が高レベルVCとな
り、増幅が開始されるが、D1,/D1に発生している
電圧差は増幅回路内のMOSトランジスタのしきい値電
圧のバラツキをキャンセルした値であるので、増幅は高
速に行われる。増幅がある程度まで進むとYSが高レベ
ルVCとなり、後段の回路にI/O,/I/Oを通して
信号が伝達される。このように本参考例を用いれば増幅
回路を構成するMOSトランジスタにしきい値電圧のバ
ラツキがあっても、異なるプリチャ−ジ電圧とすること
により高速な増幅動作を達成できる。またプリチャ−ジ
電圧は個々の増幅回路の特性に応じて設定できる。
【0012】図9は本発明の第4の参考例を示す図であ
る。図9においては、d1,/d1〜dn,/dnはデ
ータ線であり、PA1〜PAnはこのデータ線を入力と
するプリアンプである。プリアンプPA1において、M
1,M2はそのゲートにデータ線/d1,d1が接続す
るMOSであり、その共通ソース駆動線がF11であ
り、M3はM1のドレインとゲートを接続し、M4はM
2のドレインとゲートを接続するMOSであり、M3と
M4のゲートはF21で制御される。M5はM1のドレ
インと共通データ線Dとを接続するMOSであり、M6
はM2のドレインと共通データ線/Dとを接続するMO
Sであり、M5とM6のゲートはYR1で制御される。
M7はデータ線d1と共通データ線Dとを接続するMO
Sであり、M8はデータ線/d1と共通データ線/Dと
を接続するMOSであり、M7とM8のゲートはYW1
で制御される。MCは信号発生回路であり、PCCは初
期電圧HVDを設定する手段、PCがその制御信号線で
ある。AMPは共通データ線D,/Dに発生する信号を
増幅する回路であり、D,/DをD1,/D1と考えて
図5又は図7または図18で用いた回路をそのまま使う
ことができ、また、D,/DをRO,/ROと考えて図
15の回路を用いることもできる。図10を用いてこの
回路の動作を説明する。まず最初PCが高レベルである
ためd1,/d1はHVDにプリチャージされており、
YW1が低レベルであるためM7,M8はオフしており
d1とD及び/d1と/Dとは電気的に接続されていな
い。また、F21が高レベルであるためM3,M4はオ
ンしM1,M2のドレインとゲートはそれぞれ電気的に
接続されている。YR1が低レベルであるためM1,M
2のドレインとD,/Dとは電気的に接続されていな
い。またF11はHVDであり、D,/DはM5,M6
がオンしF11が低レベルとなった時にM1,M2に電
流が流れるように適当な電圧となっている。次にPCが
低レベルとなり、PCCがオフし、d1,/d1がフロ
ーティング状態となる。次に、F11がHVDからVP
1へと変化すると、M3,M4がオンしているため、d
1,/d1はF11に向けてVP1よりそれぞれのMO
Sのしきい値電圧だけ高い電圧まで放電され、d1はV
P12に/d1はVP11となる。これにより、M1,
M2のしきい値電圧のばらつきはキャンセルされる。こ
の後、F21を低レベルVEとし、M3,M4をオフ
し、F11を低レベルVEとする。この状態でMCをオ
ンして信号電圧をd1,/d1に発生する。ここで、Y
R1を高レベルとするとM5,M6がオンし、D,/D
にd1,/d1に対応した信号電流又は信号電圧が現わ
れることになる。この後、図9ではD,/Dに現われた
信号をAMPで大振幅VD−VEに増幅し、YR1を低
レベル、YW1を高レベルとして、d1,/d1にD,
/Dの電圧を再書込みしている。なお、AMPにおいて
も、D,/Dのプリチャージ電圧をAMP内のMOSの
しきい値電圧のばらつきに応じて変化させることもでき
る。その場合は、図9のPA1〜PAnは図5又は図7
におけるMC1と考えることができる。また、書込み時
には、YR1を低レベルとし、YW1を高レベルとして
AMPより書込み信号をD,/Dに発生して、MCを選
択して書き込む。本発明を用いれば動作余裕や動作速度
がMOSのばらつきによらないという特長に加えて、デ
ータ線対にはnチャネルMOSだけで構成されるPA1
〜PAnしか置かず、再書込みなどは、共通のAMPを
用いて行うため、レイアウト上の面積を小さく抑えるこ
とができるという特長がある。これに伴い、d1,/d
1の寄生容量も低減できるので、MCからd1,/d1
に読出される信号電圧も大きくとることができる。
【0013】図11は、本発明の施例を示す図であ
る。本発明は実開昭56−021897に開示されてい
る回路を図5と同様の機能を持つように改良したもので
ある。実開昭56−021897においては、良く知ら
れたVCCプリチャージ方式におけるデータ線上での大
振幅への増幅方式にしきい値ばらつき補償を行った場合
のみが開示されていたが、1/2VCC方式における微
小信号直接読出し方式についてはまったく示されていな
かった。図11において、M1,M2はMOS差動増幅
器を構成し、M3,M4,M5,M6はM1,M2のし
きい値電圧を補償するためのスイッチング用のMOSで
あり、M7,M8はM1,M2のゲートとデータ線とを
接続するためのスイッチング用のMOSである。M5,
M6は再書込み動作にも用いる。他の構成はPCCがM
OS1ヶである他は、図5の回路と同じである。本回路
の動作を図12を用いて説明する。まず、最初、F2と
F3は高電圧となっており、M3,M4,M5,M6は
オンしている。この時、F1の電圧はVP1としており
これによりD1にはF1よりM2のしきい値電圧だけ低
い電圧VP11が印加され、また、/D1にはF1より
M1のしきい値電圧だけ低い電圧VP12が印加され
る。この状態で、F2,F3を低レベルにしてM3,M
4,M5,M6をオフにする。この後、F4を高レベル
として、M7,M8をオンする。この時M1のゲートに
はVP1よりM2のしきい値電圧だけ低いD1の電圧V
P11が印加され、M2のゲートにはVP1よりM1の
しきい値電圧だけ低い/D1の電圧VP12が印加され
ている。これにより、例えば、M1のしきい値電圧がM
2より高く電流が流れにくいとすると、M2のゲートに
この分だけ低い電圧を与えることになる。これによっ
て、M2もM1と同様に電流が流れにくくなり、しきい
値電圧のばらつきをキャンセルしたことになる。この後
ワード線W1が高レベルとなりデータ線D1,/D1に
は読出し信号電圧が発生する。この信号はM7,M8を
介してM1,M2のゲートに入力する。ここで、YSR
を高レベルとしRMをオンさせて、RO,/ROに信号
電流を発生する。このRO,/ROの信号を後段の回路
でラッチしたらYSRを低レベルとしRMをオフし、次
に再書込み動作に移る。この動作では、まず、F3を高
レベルとしM5,M6をオンさせて、M1,M2がフリ
ップフロップ回路として動作できるようにする。この
後、まず、F1を低レベルとし、M1,M2とM5,M
6とでデータ線上の微小信号を増幅する。ある程度、増
幅が進んだら、次に、PPを高レベルとしデータ線の高
レベル側を書き込む。本実施例では、図5の第2の実施
例ではPCCでデータ線をプリチャージし、F1で放電
してしきい値バラツキを補正していたのに対して、F1
からの充電のみでしきい値バラツキを補正出来るため、
プリチャージ回路が簡略化でき、また、F1の制御が容
易であるという特長がある。
【0014】本発明においては図5のF1及び図7のF
1,F4及び図9のF11をこれまで述べてきたように
2段階に変化させなければならない。これは、図13に
示すように容易に達成できる。図13ではF1,F4両
方を変化させる場合について述べる。図5及び図9の
例の場合はこの図のF1の部分のみをそれぞれF1,
F11に適用すれば良い。図13において、MPHはV
Dの電圧をF4に供給するpMOSでありSDHで制御
され、MPPはVP2の電圧をF4に供給するpMOS
でありSP2で制御され、MNLはVEの電圧をF1に
供給するnMOSでありSDLで制御され、MNPはV
P1をF1に供給するnMOSでありSP1で制御され
る。PCCはF1,F4に最初HVDの電圧を供給する
回路でありPCで制御される。図14を用いてこの動作
を説明する。最初、PCが高レベルVCでありF1,F
4はHVDにプリチャージされている。SP1は低レベ
ルVE、SP2は高レベルVC、SDHは高レベルV
C、SDLは低レベルVEであり、MPP,MNP,M
PH,MNLは共にオフしている。まず、SP1が高レ
ベルVCにSP2が低レベルVEとなり、F4がVP2
に、F1がVP1となる。これによって、図5〜図10
に示したように増幅回路を構成するMOSのしきい値電
圧のバラツキに応じたプリチャージ電圧が実現される。
この後、F1では、SP1が低レベルVEに、SDLが
高レベルVCとなりVEが供給されるようになる。F4
ではSP2が高レベルVCに、SDHが低レベルVEと
なり、VDが供給されるようになる。なお、図7の参考
例に用いる場合はMPPを省略すれば良く、図7ではF
4は図3のPPに対応するようになる。図9の場合はF
1の部分のみであるが、AMPに本発明を用いる場合は
図13のF1,F4を使用することができる。このよう
に本回路を用いれば、図5のPP,F3及び図7のF
1,F4及び図9のF11に必要な電圧を容易に発生す
ることができる。
【0015】次に、図5及び図11においてYSRを高
レベルにしている間に、RO,/ROが接続される後段
の回路でRO,/ROに発生する電流信号を取り込みラ
ッチしておかなければならないことを述べたが、この回
路例を図20に示す。図20において、Q1〜Q6はバ
イポーラトランジスタであり、R1,R2は抵抗、IS
1〜IS4は電流源、MSはSLで制御される電流源用
のMOSである。Q1,Q2はベース電圧VBからベー
ス・エミッタ間順方向電圧VBE低い電圧にRO,/R
Oをクランプし電圧変動を抑えるためのバイポーラであ
る。Q3,Q4はカレントスイッチを構成し、その電流
源MOS(MS)はSLで制御される。Q5,Q6は各
々N1,N2を入力とし、MO,/MOを出力とするエ
ミッタフォロワを構成する。VC’はこの読出し回路の
電源である。図21を用いて図20の動作を説明する。
YSRが低レベルVEであるとRM内のMOSはオフで
あり、N1とN2及びMOと/MOはそれぞれ等しい電
位になっている。ここで、YSRが高レベルVCとなる
と、RMがオンし図7で説明したように電流差がRO,
/ROに生じる。このため、N1,N2には抵抗R1,
R2によって電流差に応じた電圧差が発生しMO,/M
OにはN1,N2から全体がVBE低い電圧差が発生す
る。そこで、SLを高レベルVCとし電流源をオンすれ
ばYSRを低レベルVEにしても、MO,/MOには電
圧差が保たれることになる。これによって、図7の参考
例に必要な機能を実現することができる。図20はバイ
ポーラを用いた例であるが、このようなラッチ機能を持
つ電流電圧変換回路はMOSだけでも構成できる。
【0016】図15は、本発明の第参考例を示す図
である。共通ソース線F11をデータ線のとり得る電圧
よりも十分低い電圧に駆動することにより、M1とM2
の動作速度を高速にしたことが特長である。F11の制
御が異なり、このF11をFCで制御する以外は図9の
第4の参考例と同じ構成である。記号もFC以外は同じ
内容を表す。FCにおいてMF1はPCで制御され、F
11をHVDにプリチャージするMOSである。MF2
はS1で制御され、しきい値電圧補償のためにF11を
VEと弱く電気的に接続するMOSであり、MF3は信
号のセンスを行うためにF11を強くVEとショートす
るためのMOSである。MF2とMF3は一つで兼ねて
も良い。図16を用いて図15の回路の動作を説明す
る。最初、PCは高レベルVC、S1とS2は低レベル
VEであり、データ線対d1,/d1〜dm,/dm及
びF11はHVDにプリチャージされている。また、F
21は高レベルVCであるため、MOSM3及びM4が
オンしており、MOSM1とM2は各々そのゲートとド
レインとが電気的に接続されたダイオードとなってい
る。YR1とYW1は低レベルVEであるため、MOS
M5〜M8はオフしている。ワード線Wは低レベルVD
Lであり、メモリセルMC内のスイッチングトランジス
タはオフしている。また、D,/Dは、図示していない
がAMP内の回路によって、HVD2の電位にプリチャ
ージされている。動作状態となると、まずPCが低レベ
ルVEとなり、d1,/d1〜dm,/dm及びF11
がフローティングとなる。ここで、S1が高レベルとな
りMF2がオンすると、F11の電位が下がり、データ
線対d1,/d1はダイオード接続されたM1及びM2
を通じて放電される。M1及びM2がオンするまではF
11の電位はは急速に低下するが、M1及びM2がオン
してからはデータ線容量の放電に合わせてゆっくりと低
下していく。この時d1,/d1はF11より、それぞ
れM1及びM2のしきい値電圧分だけ高い電位まで放電
されることとなる。この期間でしきい値電圧のバラツキ
が各々のデータ線対毎に補償されることになる。データ
線対の電位差が、M1及びM2のしきい値電圧差とほぼ
同じとなったところで、F21を低レベルVEとし、M
3及びM4をオフにしてデータ線の放電を止める。この
放電はたかだかしきい値ばらつきを補償する程度である
ので、データ線の電圧は最初のプリチャージ電圧よりも
大きくは低下せず、VDLよりも高くなっている。ここ
で、ワード線Wを高レベルVWとし、メモリセルMCか
ら電荷をデータ線に読出す。その後、S2を高レベルV
Cとし、MF3によってF11をVEまで下げると共
に、YR1を高レベルとし読出し用MOSM7とM8を
オンさせ、d1,/d1の信号電圧に応じた信号電流を
M1及びM2を通じて共通データ線対D,/Dから流
し、この電流をAMPでセンスするのである。AMPに
よって後段に増幅された信号が出力されるのと共に、
D,/Dには高レベルがVDHであり低レベルがVDL
である高振幅の信号が現れる。この後、YR1を低レベ
ルとしM7とM8をオフし、YW1を高レベルVWとし
て、d1,/d1をVDHとVDLまで開く。ワード線
Wは高レベルVWであるので、メモリセルMCに再書込
みしたことになる。AMP内の回路についても同様にし
て、D,/Dの電位をAMP内のMOSのしきい値電圧
のバラツキに応じて変化させてその感度を高めることが
できる。本参考例を用いれば、図9の第4の参考例の特
長に加えて、F11の制御を容易にすることができる。
【0017】図17は本発明で現れる外部電源電圧及び
オンチップ電圧変換回路を用いて発生した内部の電源電
圧の関係を示したものである。(a)では、ワード線の
高電位を昇圧して外部電圧VCより高くしたものであ
る。また、データ線対の電圧差をセンスするM1及びM
2の共通ソースの電位をそのゲートの電位と比べて充分
低くし、M1とM2の差動アンプは図14までの実施例
・参考例よりも高速に動作させる。データ線の高電位V
DH及び制御回路の高電位VCLは外部電源電圧VCよ
りも低く設定することもできるし、同じであっても良
い。制御回路の高速化とデータ線電流の低電流化との要
求から、VDHはVCLより低く設定する場合が多い。
ワード線電圧はデータ線高電位VDHよりもメモリセル
内のスイッチングトランジスタのしきい値電圧以上に充
分高くする。上述のように昇圧して外部電源VCよりも
高く設定する場合もある。また、データ線プリチャージ
電位であるHVDは、一般にVDHとVDLの電位のち
ょうど真中の電位に設定するが、本発明ではしきい値電
圧の補償中にデータ線電位が下がってしまうために、こ
の下がってしまう分に見合った電位だけ、HVDを高く
設定しても良い。基板電位VBは外部電源VEと同じか
これより低く設定する。(b)では、(a)と異なりワ
ード線高電位VWを外部電源VCと一致させ、制御回路
の高電位VCLとデータ線の高電位VDHを一致させ
た。こうすれば、少ない電源数で、本発明に必要な電位
を与えることができる。
【0018】図18は、本発明の第参考例を示す図
である。この参考例が図15の第参考例と異なる点
は、図15ではF11の制御を多数まとめて行ったのに
たいして、図18ではPA1毎にMOSM9で構成した
制御回路FCを設けてこのゲートを制御することで図1
5の参考例と同様な動作をさせることである。図18の
参考例では、F11は低レベルVEに固定したままで良
い。M9が図15のMF2及びMF3にあたるのであ
る。最初は、FSが低レベルではM9がオフしているた
め、M3及びM4がオンすることによってNFはHVD
からM1またはM2のうち低い方のしきい値電圧分低い
電位にプリチャージされている。FSが高レベルとな
り、M9がオンするとNFの電位は図16のF11の電
位と同様な変化を示すため、図16と同様にしきい値電
圧のバラツキ補償を行うことができる。本参考例によれ
ば、多数のPA1で共有するために負荷の大きなF11
を制御する必要が無いため、制御が容易であるという特
長がある。
【0019】なお、FCをM1とM2それぞれに設けて
も良いが、数個のPA毎に設けても良い。このような制
御回路FCの配置の方法を図19に示す。(a)は一度
に動作するワード線W1とW2(もちろんワードドライ
バを端において一本のワード線としても良い。)に関係
するPA11〜PA2n全部を一つのFCで一方の端か
ら制御する配置であり、(b)は中央から制御する配置
である。これらの選択はレイアウトの制約及び制御線の
負荷との関係から決められる。また、(c)のようにP
Aのn個毎にFCを配置する場合も考えられる。また、
これらの回路の電源線の配線はワード線と並行に配置す
る場合もあるし、ワード線と直行させかつワードシャン
ト部などを利用して行うこともできる。
【0020】本発明を用いるDRAMのメモリセルとし
ては、図5に示した通常の1トランジスタと1キャパシ
タとを組み合わせたもの以外に、例えば、1991 I
SSCCのダイジェストの第106頁〜第107頁に記
載のDRAMメモリセルを直列に接続したものも用いる
ことができる。また、1トランジスタと1キャパシタの
メモリセルに2値以上の情報を記憶させる方式も取るこ
とができる。
【0021】図22は本発明を用いたシステム構成を示
す図である。矢印は信号の流れを表わす。Mは本発明を
用いたDRAMを示し、CPUはシステム全体を制御す
る処理装置を、RAGはリフレッシュアドレス発生装置
を、TCは本発明を用いた記憶装置部分の制御信号発生
装置を、SLCTはCPUから送られてくるアドレス信
号とRAGから送られてくるリフレッシュアドレス信号
を切り換えるセレクト装置を示す。また、PFYはシス
テム内の他の装置であり、例えば外部記憶装置,表示装
置,数値演算装置等であり、通信回線を通して他の情報
処理装置と接続される場合もある。DATAはCPUと
Mとの間でやりとりされるデータを表わし、AicはC
PUで発生するアドレス信号を、AirはRAGで発生
するリフレッシュアドレス信号を示し、AiはSLCT
で選択されMに送られるアドレス信号を示す。STはC
PUからRAGに送られるステイタス信号、BSはTC
からCPUへのビジイ信号である。SEはTCから送ら
れるSLCTの起動をかける信号であり、/CEは本発
明を用いたDRAMの起動をかける信号である。SGは
CPUとシステム内の他の装置との信号のやりとりをま
とめて表わしたものである。本発明を用いた半導体装置
を用いれば加工寸法を小さくして集積度を上げても高速
でかつ高信頼性を保つことができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、微小信号を増幅する半導体装
置において、その入力線のプリチャージ電圧を変えてこ
の半導体装置を構成する個々の素子の不純物濃度、加工
寸法が異なることによる特性のバラツキをキャンセルす
ることができるため、特性変動に依存せずに高速に増幅
動作が可能である半導体装置を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示す図
【図2】本発明の概念を説明する図
【図3】本発明の第1の参考例を示す図
【図4】第1の参考例の動作を説明する図
【図5】本発明の第2の参考例を示す図
【図6】第2の参考例の動作を説明する図
【図7】本発明の第3の参考例を示す図
【図8】第3の参考例の動作を説明する図
【図9】本発明の第4の参考例を示す図
【図10】第4の参考例の動作を説明する図
【図11】本発明実施例を示す図
【図12】図11の動作を説明する図
【図13】本発明の制御回路の一部を示す図
【図14】図13の回路の動作を説明する図
【図15】本発明の第参考例を示す図
【図16】第参考例の動作を説明する図
【図17】本発明の電源電圧の関係を示す図
【図18】本発明の第参考例を示す図
【図19】本発明の制御回路の配置を示す図
【図20】読出し回路の一部を示す図
【図21】図20の回路の動作を説明する図
【図22】本発明を用いたシステム構成を示す図
【図23】従来例
【図24】従来例の動作を説明する図
【符号の説明】
SA1〜SA3…増幅回路、D,/D1〜D3,/D3
…増幅回路の入出力端子,DRAMのデータ線、MC1
〜MC6…入力信号を発生する回路,DRAMのメモリ
セル、VP11〜VP32…本発明の入出力線プリチャ
ージ電圧、VD…入出力線増幅後の高レベル、VE…入
出力線増幅後の低レベル,低電位電源電圧、VC…高電
位電源電圧、W1…ワード線、VW…ワード線高レベ
ル、PCC…ショート,プリチャージ回路、SAP…p
MOS増幅回路、RM…読出し用スイッチングトランジ
スタ回路、WM…書込み用スイッチングトランジスタ回
路、PC…ショート,プリチャージ回路制御信号、HV
D…入出力線プリチャージ電圧、PP…pMOS増幅回
路制御信号、YSR…RMの制御信号、YSW…WMの
制御信号、M1〜M6…nMOS増幅回路を構成するM
OS、F1〜F4,F11…増幅回路制御信号、M7,
M8…pMOS増幅回路を構成するMOS、RW…読出
し・書込み回路、YS…読出し・書込み回路制御信号、
RO,/RO…出力信号線、WI,/WI…入力信号
線、I/O,/I/O…入出力信号線、VP1…バラツ
キ補償用第1の電源電圧、VP2…バラツキ補償用第2
の電源電圧、MPP…VP1印加用pMOS、MNP…
VP2印加用nMOS、MPH…VD印加用pMOS、
MNL…VE印加用nMOS、SDH…MPH制御信
号、SDL…MNL制御信号、SP1…MPP制御信
号、SP2…MNP制御信号、Q1〜Q6…バイポーラ
トランジスタ、IS1〜IS4…電流源、MS…Q3,
Q4のカレントスイッチ電流源用MOS、SL…MS制
御信号、R1,R2…抵抗、M…メモリ,DRAM、C
PU…システム制御処理装置、SLT…アドレスセレク
ト装置、RAG…リフレッシュアドレス発生装置、TC
…制御信号発生装置、PFY…システム内の他の装置、
DATA…データ信号、Aic,Air,Ai…アドレ
ス信号、ST…ステイタス信号、BS…ビジイ信号、S
E…起動信号、/CE…DRAMの起動信号。
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 清男 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 秋葉 武定 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイ スエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 橘川 五郎 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 川尻 良樹 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−69894(JP,A) 特開 昭54−36139(JP,A) 特開 昭53−14539(JP,A) 特開 昭54−102840(JP,A) 特開 平1−112590(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/409

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1信号が伝達される第1信号線と、前記
    第1信号に対する基準電圧を与える第2信号が伝達され
    る第2信号線の間の差電圧を増幅するセンスアンプを有
    する半導体装置であって、 前記センスアンプは、 前記 第1信号線にゲートが接続可能とされる第1導電形
    の第1MOSトランジスタと、 前記第1信号に対する基準電圧を与える第2信号が伝達
    される第2信号線にゲートが接続可能とされる前記第1
    導電形の第2MOSトランジスタと、 前記第1MOSトランジスタのゲートとドレイン又はソ
    ースの一方との間に結合される第1スイッチと、 前記第2MOSトランジスタのゲートとドレイン又はソ
    ースの一方との間に結合される第2スイッチと、 前記第1信号線と前記第2MOSトランジスタのドレイ
    ン又はソースの他方との間に結合される第3スイッチ
    と、 前記第2信号線と前記第1MOSトランジスタのドレイ
    ン又はソースの他方との間に結合される第4スイッチ
    と、 前記第1信号線と前記第1MOSトランジスタのゲート
    との間に結合された第5スイッチと、 前記第2信号線と前記第2MOSトランジスタのゲート
    との間に結合された第6スイッチとを備え、 前記第1信号線と第2信号線のいずれかにはメモリセル
    が結合され、 前記第1信号線と第2信号線にはプリチャージ回路が結
    合され、 前記第1及び第2MOSトランジスタのソースは共通接
    続され、 前記第1信号線には第2導電形の第3MOSトランジス
    タのドレインと前記第2導電形の第4MOSトランジス
    タのゲートが結合され、 前記第2信号線には前記第4MOSトランジスタのドレ
    インと前記第3MOSトランジスタのゲートが結合さ
    れ、 前記第3及び第4MOSトランジスタのソースは共通接
    続され、 前記第1から第4スイッチがオンとされ前記第5及び第
    6スイッチがオフとされ、かつ前記第1及び第2MOS
    トランジスタの共通接続されたソースは第1電位とされ
    る第1ステップが実行され、 前記第1ステップの後に、前記第1から第4スイッチは
    オフ状態とされ、前記第5及び第6スイッチがオンとさ
    れる第2ステップが実行され、 前記第2ステップの後に、前記第3及び第4スイッチは
    オンとされ、前記第1及び第2MOSトランジスタの共
    通接続されたソースは前記第1電位より低い第2電位と
    されるともに前記第3及び第4MOSトランジスタの共
    通接続されたソースは前記第2電位より高い第3電位とさ
    れることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第1から第6スイッチは、前記第1導電形のMOS
    トランジスタであることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記第1導電
    形はN形であり、前記第2導電形はP形であることを特
    徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかにおいて、前記
    メモリセルは、1個のMOSトランジスタと1個のキャ
    パシタからなるダイナミック形メモリセルであることを
    特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかにおいて、 前記プリチャージ回路は、前記第1及び第2信号線をプリ
    チャージ電位にプリチャージし、 前記第1及び第2信号線は、前記第2電位と前記第3電位
    との間の電位を有し、 前記第1電位は、前記プリチャージ電位より高いことを
    特徴とする半導体装置。
JP01172792A 1991-04-15 1992-01-27 半導体装置 Expired - Fee Related JP3279615B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01172792A JP3279615B2 (ja) 1991-04-15 1992-01-27 半導体装置
TW081102659A TW224544B (ja) 1991-04-15 1992-04-07
US07/865,852 US5300839A (en) 1991-04-15 1992-04-09 Semiconductor IC device having sense amplifier circuit
KR1019920006047A KR100236875B1 (ko) 1991-04-15 1992-04-11 센스 앰프 회로를 갖는 반도체 ic 장치
JP2000194889A JP3382211B2 (ja) 1991-04-15 2000-06-23 半導体装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8222891 1991-04-15
JP3-82228 1991-04-15
JP01172792A JP3279615B2 (ja) 1991-04-15 1992-01-27 半導体装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000194889A Division JP3382211B2 (ja) 1991-04-15 2000-06-23 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0547179A JPH0547179A (ja) 1993-02-26
JP3279615B2 true JP3279615B2 (ja) 2002-04-30

Family

ID=26347231

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01172792A Expired - Fee Related JP3279615B2 (ja) 1991-04-15 1992-01-27 半導体装置
JP2000194889A Expired - Fee Related JP3382211B2 (ja) 1991-04-15 2000-06-23 半導体装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000194889A Expired - Fee Related JP3382211B2 (ja) 1991-04-15 2000-06-23 半導体装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5300839A (ja)
JP (2) JP3279615B2 (ja)
KR (1) KR100236875B1 (ja)
TW (1) TW224544B (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2773624B2 (ja) * 1994-02-23 1998-07-09 日本電気株式会社 半導体記憶装置
DE69615483T2 (de) * 1995-06-13 2002-05-29 Samsung Electronics Co Ltd Leseverstärkerschaltung einer nichtflüchtigen Halbleiterspeicheranordnung
US5661411A (en) * 1996-01-05 1997-08-26 Fujitsu Microelectronics, Inc. Feedback controlled load logic circuit
US5661691A (en) * 1996-05-23 1997-08-26 Vanguard International Semiconductor Corporation Simple layout low power data line sense amplifier design
JP3248468B2 (ja) * 1997-10-30 2002-01-21 日本電気株式会社 半導体記憶装置
US7414306B1 (en) * 2002-12-12 2008-08-19 Marvell International Ltd. Preamplifier integrated circuit on flex circuit for magnetic media storing devices
JP2005243127A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Sanyo Electric Co Ltd 紫外線消去型半導体メモリ装置
JP2005285291A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Nec Corp センスアンプ回路及びその駆動方法並びに半導体装置
US7751218B2 (en) * 2006-07-14 2010-07-06 International Business Machines Corporation Self-referenced match-line sense amplifier for content addressable memories
US7724559B2 (en) * 2006-07-14 2010-05-25 International Business Machines Corporation Self-referenced match-line sense amplifier for content addressable memories
KR101053525B1 (ko) * 2009-06-30 2011-08-03 주식회사 하이닉스반도체 감지 증폭기 및 이를 이용한 반도체 집적회로
KR102562312B1 (ko) 2016-08-24 2023-08-01 삼성전자주식회사 비트라인 센스 앰프
KR102592794B1 (ko) * 2017-08-24 2023-10-20 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 감지 증폭기, 반도체 장치, 그 동작 방법, 및 전자 기기
TW202101468A (zh) 2019-03-29 2021-01-01 日商半導體能源研究所股份有限公司 半導體裝置
CN113791554B (zh) * 2021-08-25 2023-07-21 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司昆明局 换流阀用阀控系统检测装置与方法
US11594264B1 (en) * 2021-11-15 2023-02-28 Ghangxin Memory Technologies, Inc. Readout circuit layout structure and method of reading data

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4604534A (en) * 1984-12-03 1986-08-05 International Business Machines Corporation Highly sensitive high performance sense amplifiers
JPS62252597A (ja) * 1986-04-24 1987-11-04 Sony Corp センスアンプ
US4943944A (en) * 1987-11-25 1990-07-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory using dynamic ram cells
JPH0727717B2 (ja) * 1988-07-13 1995-03-29 株式会社東芝 センス回路
JPH0762955B2 (ja) * 1989-05-15 1995-07-05 株式会社東芝 ダイナミック型ランダムアクセスメモリ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3382211B2 (ja) 2003-03-04
JP2001043682A (ja) 2001-02-16
US5300839A (en) 1994-04-05
JPH0547179A (ja) 1993-02-26
KR920020497A (ko) 1992-11-21
KR100236875B1 (ko) 2000-01-15
TW224544B (ja) 1994-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3279615B2 (ja) 半導体装置
TWI398874B (zh) 具有單端感測放大器之半導體裝置
US5434821A (en) Dynamic semiconductor memory device having sense amplifier with compensated offset voltage
JP3373534B2 (ja) 半導体記憶装置
US6201378B1 (en) Semiconductor integrated circuit
KR20000035203A (ko) 반도체 기억 장치
JPS6322395B2 (ja)
JPH0917183A (ja) 半導体記憶装置
JP2000195268A (ja) 半導体記憶装置
JPS60239993A (ja) ダイナミツク型半導体記憶装置
US6222780B1 (en) High-speed SRAM having a stable cell ratio
KR0140175B1 (ko) 반도체 메모리 장치의 센스앰프 회로
US6466501B2 (en) Semiconductor memory device having sense amplifier and method for driving sense amplifier
US6707741B1 (en) Current steering reduced bitline voltage swing, sense amplifier
JPH0462437B2 (ja)
US5815450A (en) Semiconductor memory device
EP0318927A2 (en) Semiconductor memory circuit with sensing arrangement free from malfunction
JPH10302468A (ja) 半導体記憶装置
JPH0817034B2 (ja) 半導体記憶装置
JPH11306782A (ja) 半導体記憶装置
JP2001229671A (ja) 半導体記憶装置
JPH06309872A (ja) 半導体記憶装置
JPS60258793A (ja) ダイナミック型半導体記憶装置
JPH0656719B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2825036B2 (ja) 半導体メモリ回路

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100222

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees