JP3380607B2 - 植物栽培装置 - Google Patents

植物栽培装置

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JP3380607B2
JP3380607B2 JP28215693A JP28215693A JP3380607B2 JP 3380607 B2 JP3380607 B2 JP 3380607B2 JP 28215693 A JP28215693 A JP 28215693A JP 28215693 A JP28215693 A JP 28215693A JP 3380607 B2 JP3380607 B2 JP 3380607B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は山部と谷部を有する金属
板製の屋根を利用した植物栽培装置に関する。
【0002】
【従来の技術】谷部と山部を有する金属板製の屋根部材
としては、例えば、断面略V字、U字又はこれに近い形
に折り曲げられた折板がある。そして、この折板を複数
使用し、山部同士を重ね合わせ、あるいははぜ締め等し
て形成される折板屋根は、製造コストが比較的安く、軽
量で施工も容易ということで、住宅、工場等の屋根とし
て広く利用されている。しかしながら、屋根面積が大き
くなれば、その分地表の緑を奪うことになり、特に、大
規模工場が林立する地域にあっては、地域気象の砂漠化
の一因ともなっている。
【0003】また、金属板製の屋根の場合、夏期日照時
の屋根裏面温度は90℃にまで達するため、その輻射熱
により、高温で不快な室内気象をつくり出す。一方、冬
期は夜間の冷輻射により室内の低温化、工場内生産機器
部品の低温化を招き、早朝の結露の原因となっている。
さらに、降雨時の雨滴落下による衝突音、空港周辺部等
おける外部騒音も伝わり易い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した課題
を解消するためになされたものであり、山部と谷部を有
する金属板製の屋根を用い、地域環境、室内環境を向上
させることができる植物栽培装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明の植物栽培装置は、山部と谷部とを有する金
属板製の屋根と、該屋根の谷部内に取り付けられる培地
支持板と、該谷部内において該培地支持板上に配設され
る培地と、を具備する植物栽培装置において、前記培地
が、予め、前記屋根の谷部内に納まる大きさで、袋体に
包まれており、該袋体が、前記屋根上に配設したときに
上側となる部分が網材からなり、下側となる部分が不通
根性の透水性布帛からなることを特徴とする。また、
部と谷部とを有する金属板製の屋根と、該屋根の谷部内
に取り付けられる培地支持板と、該谷部内において該培
地支持板上に配設される培地とを備える植物栽培装置に
おいて、前記培地支持板の培地支持面に、複数のくぼみ
が形成されていることを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の植物栽培装置
をさらに詳細に説明する。図において1は金属板製の折
板屋根を、2は培地支持板を、3は培地を示す。
【0007】金属板製の折板屋根1は、上記したように
略V字状、略U字状又はこれに近い形で折り曲げた長尺
の折板を用い、隣接する折板同士の山部12を重ね合わ
せたり、はぜ締めしたりして形成されている。但し、後
述のように、培地の飛散・浮き上がり防止手段を配設す
る場合には、いわゆるはぜ締め型のものが好ましい。ま
た、折板屋根1は、谷部11内に雨水等が溜まらないよ
うに、折板の長手方向一端部から他端部まで、あるいは
長手方向略中央部から両端部に向けて、僅かに傾斜する
ように形成されている。
【0008】なお、本実施例では金属板製の屋根とし
て、折板屋根1を用いているが、本発明で適用可能な屋
根としては、山部と谷部を有し、該谷部に培地支持板等
を配設可能なものであればよく、例えば、かわら棒式の
屋根にも適用可能であることはもちろんである。
【0009】培地支持板2は、金属板製の折板屋根1の
谷部11内に納まる長尺体に形成され、培地支持板2と
谷部11の底部11bとの間に排液路となる所定の間隙
11aを形成し得るように配設される。具体的には、該
培地支持板2は、所定の厚みで、長手方向に巻き取り可
能な程度の可撓性を有するプラスチック材料から構成さ
れ、図3及び図4に示すように、長手方向に対して略直
交する方向に、培地支持面21側から反対面22に突出
するようにくぼみ23が形成されている。このくぼみ2
3を有することにより、培地支持板2上に所定量の水分
がたまることになるため、培地3が水分不足になること
を防ぐことができる。また、このくぼみ23を設けるこ
とによって、培地支持板2の反対面22側から見れば突
出部が形成されることになり、この突出部が該培地支持
板2の梁としての機能を果たすことになる。すなわち、
培地3を配設しても、培地支持板2の長手方向略中央部
付近が下方に撓むことを防ぐ機能も果たすことになる。
【0010】また、谷部11の底部11bと該培地支持
板2との間に形成される上記間隙11aは、図1及び図
2に示したように、培地支持板2の幅を谷部11の深さ
(山高)方向略中央付近の幅と同じとし、かつ側縁部2
4,25に谷部11の傾斜面に沿った傾斜をつけること
で、該中央付近で培地支持板2の側縁部24,25が係
止するような構成として形成することができる。さら
に、くぼみ23を、谷部11の深さ方向の適宜位置に配
設したときに該くぼみ23の突出端部が谷部11の底部
11bに接する程度の深さに設け、これにより該培地支
持板2を支持すると共に、間隙11aを形成する構成と
してもよい。
【0011】本実施例では、培地支持板2を巻き取り可
能な程度の可撓性を有するプラスチック材料から構成し
ているが、より硬いプラスチック板や木材等を用いて構
成してもよい。この場合も、くぼみを設ければ好ましい
ことは上記した場合と同様である。また、間隙11aを
形成する手段としては、適宜の培地支持板2用の支持部
材(図示せず)を谷部11の底部11b上に立設するよ
うにしてもよい。なお、上記した培地支持板2には、図
3に示すように排液路を形成する間隙11aに排液する
ため、適宜数の貫通孔26が形成されている。
【0012】ここで、折板屋根1の谷部11の長手方向
両端部は、通常開放状態である。そのため、負風圧によ
り培地3が飛散したり、培地支持板2及び培地3が上方
に浮き上がったりしてしまう。そこで、培地の飛散・浮
き上がり防止手段としてのネット(図示せず)を配設し
ておくことが好ましい。このネットは、植物の成長を妨
げないよう、茎、葉が通過できる程度のメッシュで形成
されているものを用いる必要がある。また、このネット
自体を固定する方法は任意であるが、はぜ締め型の折板
屋根1の場合には、はぜ部13に引っ掛けるように固定
できるため便利である。また、培地の飛散・浮き上がり
防止手段としては、ネットに限らず、例えば、ステンレ
スワイヤ等のひも材を、はぜ部13を利用してたすき掛
けするように配設してもよい。さらに、ネットやひも材
に代えて又はこれらと共に、培地上部に接するように、
隣接する山部12間にかけ渡されるように固定される押
え棒を用いてもよい。
【0013】なお、ネット等の飛散・浮き上がり防止手
段は、図1及び図2に示すように、後述の袋体31を構
成する網材31aで兼用することができる。
【0014】また、冬期には、上記した間隙11a及び
培地3自体に冷気が入り込み、根圏が凍結するおそれも
ある。そこで、谷部11の長手方向水上端部には、気流
止め手段としての端壁部材(図示せず)を配設しておく
ことが好ましい。該端壁部材としては、木材や発砲スチ
ロール等から形成することができる。
【0015】培地3としては、折板屋根1に対し大きな
荷重がかかることを防止するため、できるだけ軽量なも
のが好ましい。このような培地3としては、例えば、ロ
ックウール、セラミックウール等の鉱物繊維製粒状綿
や、バーミキュライト、パーライト等の軽量人工床土を
用いることができる。なかでも、植物栽培用に開発さ
れ、栽培方法も確立しているロックウールが使用し易く
好ましい。
【0016】培地3は、図1に示すように、各谷部11
内において上記した培地支持板2上に単に配設するだけ
でもよいが、図2に示すように、各谷部11の幅方向略
中央部からその両脇に分かれるように畝立てしてもよ
い。これによれば、植物の定植数を減らすことなく培地
量を減らすことができ培地支持板2へかかる荷重を低減
することができる。なお、畝立てする場合、図2に示す
ような2つに分ける場合に限定されず、3つ以上に分割
して畝立てしてもよい。
【0017】培地3は、図1及び図2に示すように、谷
部11内に納まる幅、長さで袋体31に包まれて構成さ
れている。袋体31としては、例えば、糸、合成繊維等
を編んだ2枚の網材31a,31bの側縁部を縫合して
袋状としたものを使用することができる。また、培地3
を例えば2つに畝立てする場合には、図2及び図6に示
すように、側縁部以外に幅方向中間部付近で長手方向に
沿って少なくとも1か所縫合した2つの袋部を有する構
造とすることもできる。さらに、折板屋根1の谷部11
に配設したときに、上側に位置するものを網材31aで
構成し、下側に位置するものを根の通過を阻止し得る不
通根性の透水性布帛(図示せず)から構成してもよく、
この場合さらに、上記と同様、側縁部以外に幅方向中間
部付近で長手方向に沿って少なくとも1か所縫合した袋
体としてもよい。なお、このような布帛31dとして
は、密度20g/m2 以上、好ましくは50〜60/m
2 程度のポリエステルやポリエステルビニロン混等から
なるものを用いることができるが、必要に応じて硫酸銅
等の薬品を含浸させて不通根性を付与してもよい。ま
た、この布帛は、織物、編物、不織布から構成すること
ができるが、コスト的にみて不織布が好ましい。
【0018】なお、共に網材31a,31bからなる袋
体31の場合、下側に配置される網材31bと培地3と
の間に、上記した布帛と同様の材料からなる不通根性の
透水性シート(図示せず)を配設してもよい。
【0019】袋体31はさらに、縫合される側縁部を、
図1及び図2に示すように、筒状部31c,31dが形
成されるように縫合処理し、この筒状部31c,31d
にプラスチック材等からなるパイプ31e,31fを挿
通し得る構成とすることが好ましい。袋体31を固定す
る場合、直接はぜ部13に引っ掛けるようにしてもよい
が、パイプ31e,31fを挿通した筒状部31c,3
1dを有することにより、この部分をはぜ部13にクリ
ップ32で固定すれば、確実に固定することができる。
【0020】上記した袋体31で包んだ培地3は、折板
屋根1の谷部11に付設し易くするため、所定の長さを
有する長尺体に形成されている。したがって、設置前
は、この長尺体をロール状に丸めておくと搬送の際に便
利である(図5,図6参照)。
【0021】培地3に対し、植物の種子をまく場合、直
接まくのは作業上困難であるため、所定間隔をおいて種
子が付着されている水溶性シート(図示せず)を、該培
地3と上記した袋体31との間に配設しておくことが好
ましい。なお、折板屋根1上に配設する場合、地上又は
温室である程度発芽・育成してから配設する方が好まし
い。
【0022】上記した袋体31で被覆した培地3は、折
板屋根1の各谷部11に単独で配設してもよいが、複数
列の培地3同士が袋体31を介して接続されているよう
な構造、すなわち各袋体31の側縁部31g,31h同
士(図5,図6参照)を縫合接続したり、袋体31とし
て複数列の培地3を充填できるような構造とし、これを
ロール状にしておけば、1回の敷設作業で同時に複数列
の谷部11に培地3を配設することができる。したがっ
て、折板屋根1への配設作業がより容易となる。
【0023】但し、培地3が隣接する谷部11すべてに
必ず配設されるような構成とする必要はなく、袋体31
を介して並列的に接続される培地3同士の間隔が、複数
の山部12を隔てるような構成としてもよい。なお、こ
のことは、単独の培地3を配設する場合も同様であり、
谷部一列おき、あるいは数列おきに配設してもよい。
【0024】このような構成とすることで、折板屋根1
にかかる荷重を少なくすることができる。栽培する植物
の種類等によっても異なるが、地被植物等であれば、成
長するに従い折板屋根1の山部12上や培地3が配設さ
れてない谷部11上も覆うことができるため、室内温度
の改善等を図ることができる。なお、袋体31で包んだ
培地3は、図1及び図2に示すように、袋体31のうち
下側に配設される網材31b又は布帛を培地支持板2に
巻き付けて、培地支持板2と一体にしてもよい。このよ
うな構成とすれば、折板屋根1上への培地支持板2及び
培地3の配設作業がさらに容易になる。
【0025】図7は、本実施例で利用した給液装置4を
示す概略構成図である。すなわち、この給液装置4は、
谷部11の長手方向の一端部(具体的には、谷部11の
水上端部)の上方付近に配設される給液部41と、谷部
11の長手方向の他端部付近に配設される建物5の雨樋
51で受けた雨水を貯蔵するため、該雨樋51より下方
に接続パイプ42を介して配設される水タンク43と、
該水タンク43とは独立して配設される液肥タンク44
と、水タンク43と液肥タンク44とに接続されている
と共に、一端部が給液部41に接続されている接続パイ
プ45と、該接続パイプ45の適宜位置に配設され、水
タンク43と液肥タンク44とから水若しくは液肥を選
択的に、又は水と液肥とを一緒に給液部41に供給する
ポンプ46とを有して構成される。ここで、47は給水
時間等を設定する機能を有するコントローラであり、4
8は降雨時に給水を停止するべくコントローラに信号を
発する降雨センサである。なお、水タンク43には、水
の貯蔵量を一定に保つための余剰水排水口43aと、逆
に水が足りなくなった場合の水補給管43bとが設けら
れている。
【0026】また、図7では給液部41として、谷部1
1の長手方向の一端部上方付近で散水する構造のものを
示しているが、これに限らず、給液部41として、適宜
間隔をおいて散水孔が設けられている給液チューブ(図
示せず)を、谷部11の長手方向に沿って培地3上部に
接するように配設したり、培地3の上方であって、谷部
11の長手方向に沿って又はその略直交する方向に配設
したりしてもよい。但し、給液装置としては、上記した
ものに限定されるものではなく、水及び/又は液肥を供
給可能なものであればよい。例えば、水タンクを設けず
に、水道から直接水を供給する構造としてもよい。
【0027】ここで、培地3に定植する植物、すなわち
本実施例で栽培対象となる植物は、特に限定されるもの
ではないが、栽培場所が屋根上であることから頻繁な手
入れをしなくても長持ちし、かつ樹高(葉の高さ)があ
まり高くならないものが好ましく、さらには常緑で折板
屋根1の表面あるいは培地3の表面に沿って這うように
成長する地被植物がより好ましい。このような植物とし
ては、リュウノヒゲやツタ類等の常緑草が挙げられる。
【0028】次に、本実施例の折板屋根用植物栽培装置
を用いた室内温度の改善、防音効果の確認試験について
説明する。
【0029】試験条件:本実施例の装置を適用した折板
屋根は、全体長さ(谷部の長手方向に沿った長さ)10
m、全体幅10m、各谷部の山ピッチ300mm、山高
173mmであった。培地としては、網材と不通根性の
透水性布帛から形成した幅150mm、長さ10mの袋
に、ロックウール製粒状綿10kgを充填したものを用
いた。
【0030】次に、上記折板屋根の約半分を試験区域と
し、試験区域における各谷部において、深さ方向(山
高)略中央部に位置するように培地支持板を配設し、該
培地支持板上に上記培地を敷設した。図7に示した給液
装置4を用い、1〜2日に1回の割合で、余剰水を確認
できるのに必要な量だけ給水し、リュウノヒゲを草丈1
8cmまで成長させた。なお、折板屋根の残りの半分
は、培地を設置しない比較区域とした。
【0031】試験方法:折板屋根の試験区域と比較区域
それぞれの下方に位置する部屋(縦9m、横4.5m、
軒高3.5m)において、それぞれ、部屋中央床面から
1.5mの高さに、グローブ温度計を設置し、一日の温
度を測定した。
【0032】晴天、外気温32℃、太陽南中時におい
て、試験区域では外気温より約4.2℃低くなっていた
が、比較区域は輻射熱により外気温より約2℃高かっ
た。なお、部屋の窓は全部開放して測定した。本試験は
比較的外気温の高い時期に行っているが、輻射熱が低減
することから、冬期には当然冷輻射が緩和される。
【0033】また、雨天日に、試験区域下方の部屋と比
較区域下方の部屋において、雨滴落下音を確認したとこ
ろ、試験区域の方では落下音をほとんど聞き取ることが
できなかった。
【0034】一方、折板屋根は、日射を受けて屋根面の
熱膨張による否エネルギーが不意に解放されるとき大き
な音が発生する、いわゆる「板鳴り」という現象が起こ
る場合があるが、7月の太陽南中時(外気温32℃)の
ときに試験区域の屋根の裏面温度を測定したところ、4
0℃以下であったため、板鳴りの発生するような状態に
至っていなかった。
【0035】
【発明の効果】本発明の植物栽培装置によれば、山部と
谷部とを有する金属板製の屋根上を安価に緑化すること
ができるため、地域気象の砂漠化を防ぐことができ、地
域環境の向上を図ることができる。また、輻射熱を緩和
することができるため、夏期、冬期共に室内での居住が
快適となる。また、金属板製の屋根特有の雨滴落下音等
を低くすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例にかかる植物栽培装
置の一部を示す概略断面図である。
【図2】図2は、同実施例において培地を2つに分割し
て畝立てした状態を示す概略断面図である。
【図3】図3は、同実施例で用いた培地支持板の一例を
示す斜視図である。
【図4】図4は、図3のA−A線断面図である。
【図5】図5は、培地が袋体で包まれている状態を示す
概略斜視図である。
【図6】図6は、培地が袋体で包まれている状態を示す
概略斜視図である。
【図7】図7は、給液装置を折板屋根を有する建物に施
した場合の概略構成図である。
【符号の説明】
1 金属板製の折板屋根 2 培地支持板 3 培地 31 袋体 4 給液装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−235861(JP,A) 特開 平5−260849(JP,A) 特開 平4−20614(JP,A) 特開 平4−99411(JP,A) 特開 平4−8232(JP,A) 特開 平4−1323(JP,A) 特開 平4−124007(JP,A) 特開 平4−58835(JP,A) 実開 平5−53439(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 9/02 E04D 3/00

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 山部と谷部とを有する金属板製の屋根
    と、該屋根の谷部内に取り付けられる培地支持板と、該
    谷部内において該培地支持板上に配設される培地と、を
    具備する植物栽培装置において、 前記培地が、予め、前記屋根の谷部内に納まる大きさ
    で、袋体に包まれており、該袋体が、前記屋根上に配設
    したときに上側となる部分が網材からなり、下側となる
    部分が不通根性の透水性布帛からなることを特徴とする
    植物栽培装置。
  2. 【請求項2】 山部と谷部とを有する金属板製の屋根
    と、該屋根の谷部内に取り付けられる培地支持板と、該
    谷部内において該培地支持板上に配設される培地とを備
    える植物栽培装置において、 前記培地支持板の培地支持面に、複数のくぼみが形成さ
    れていることを特徴とする植物栽培装置。
  3. 【請求項3】 前記培地が、予め、前記屋根の谷部内に
    納まる大きさで、袋体に包まれている請求項2に記載の
    植物栽培装置。
  4. 【請求項4】 前記袋体が、網材からなる請求項3記載
    の植物栽培装置。
  5. 【請求項5】 前記袋体が、前記屋根上に配設したとき
    に上側となる部分が網材からなり、下側となる部分が不
    通根性の透水性布帛からなることを特徴とする請求項3
    記載の植物栽培装置。
  6. 【請求項6】 前記金属板製の屋根が折板屋根である請
    求項1〜5いずれか1に記載の植物栽培装置。
  7. 【請求項7】 前記培地が、鉱物繊維製粒状綿又は軽量
    人工床土から選ばれる請求項1〜6いずれか1に記載の
    植物栽培装置。
  8. 【請求項8】 前記培地の底部と袋体との間に、根の通
    過を許さない不通根性の透水性シートが配設されている
    請求項1及び請求項3〜7のいずれか1に記載の植物栽
    培装置。
  9. 【請求項9】 前記屋根の少なくとも一つの山部を隔て
    て隣接する前記袋体で包まれた培地同士が、該袋体を介
    して接続されている請求項1及び請求項3〜 8のいずれ
    か1に記載の植物栽培装置。
  10. 【請求項10】 前記培地上に、植物の種子を付着させ
    た水溶性シートが配設されてなる請求項1及び請求項3
    〜9のいずれか1に記載の植物栽培装置。
  11. 【請求項11】 前記袋体で包まれている培地に予め植
    物が発芽・育成されている請求項1及び請求項3〜10
    のいずれか1に記載の植物栽培装置。
  12. 【請求項12】 前記培地支持板に、排液用の貫通孔が
    複数形成されている請求項1〜11のいずれか1に記載
    の植物栽培装置。
  13. 【請求項13】 前記培地の風圧による飛散・浮き上が
    りを防止する飛散・浮き上がり防止手段が施されている
    請求項1〜12いずれか1に記載の植物栽培装置。
  14. 【請求項14】 前記屋根の谷部の長手方向水上端部に
    気流止め手段が施されている請求項1〜13いずれか1
    に記載の植物栽培装置。
  15. 【請求項15】 さらに、培地及び植物に給液する給液
    装置を備えている請求項1〜14いずれか1に記載の植
    物栽培装置。
  16. 【請求項16】 前記給液装置が、培地の上方又は培地
    に隣接して配設される給液部と、水を貯蔵する水タンク
    と、該水タンクとは独立して設けられた液肥タンクと、
    該水タンク及び/又は液肥タンクから水及び/又は液肥
    を吸い上げて給液部に供給するポンプと、を有してなる
    請求項15記載の植物栽培装置。
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