JP3513429B2 - 建築物における傾斜面部の緑化工法 - Google Patents

建築物における傾斜面部の緑化工法

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    • Y02B80/32Roof garden systems

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  • Cultivation Of Plants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、建築物にお
ける傾斜面部すなわち屋根や傾斜屋上の緑化工法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えばマンションの屋上やプレハブ建築
の家屋の屋上、その他、一般の瓦屋根の家屋やトタン屋
根の家屋では、夏場の太陽熱を断熱するために、屋上や
屋根裏に断熱材が施工されているが、それでも屋上側あ
るいは屋根側の部屋とその下階の部屋とでは、かなりの
温度差があり、特にトタン屋根の家屋では、それが一層
顕著である。
【0003】そこで一部の建築物では、具体的には平坦
な屋上を有する建築物では、その平坦な屋上に防水処理
を施して、この防水処理面部に植物生育用の土壌を例え
ば吹き付け施工し、ここで芝生などの植生を生育させ
て、植生と植物生育用土壌、更には、散水によって暑さ
を凌ぐようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば周辺
の日照権の面から屋上を斜めに施工した建築物や、特に
断熱が要望される傾斜トタン屋根の建築物などでは、傾
斜面部で植物生育用土壌の滑りが生じることから、上記
の植生による断熱の工法をとることは不能であって、植
生の断熱工法は、実施対象が平坦な屋上を有する建築物
に限られるのであった。
【0005】そこで本発明者らは、トタン屋根や瓦屋
根、その他、傾斜屋上などの傾斜面部に防水処理を施し
て、この防水処理面部に、植物生育用土壌を係止保持す
るための滑り防止部材を固定し、傾斜面部であっても、
植物生育用土壌を保持できる緑化工法を考えついたので
あるが、この工法では、膨大な量の滑り防止部材を傾斜
面部の全面に均等に配置する必要があって、この作業に
多大の人手と時間とを要することから、施工コストが高
く付く点で改善の余地があった。
【0006】また、傾斜面部に固定した滑り防止部材
が、植物生育用土壌の吹き付け施工の邪魔になったり、
躓いて滑り防止部材を踏み潰したり転倒の原因になった
りし、更には、滑り防止部材が剥がれて、防水処理面部
を傷めてしまうことも懸念されるのであった。
【0007】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、その目的は、防水処理面部を傷める等の不
都合を伴うことなく、建築物の傾斜面部を簡単な手間で
コスト的に安価に緑化できる傾斜面部の緑化工法を提供
する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の建築物に
おける傾斜面部の緑化工法は、建築物における傾斜面部
の緑化工法であって、建築物の傾斜面部に防水処理を施
す一方、この防水処理面部の傾斜上部側に連結する状態
で、防水処理面部の上方に突出する、ロープ状の線条ま
たは不織布をロール状に巻いた線条の横部材を有する
ット状の滑り防止手段または凹凸を有するシート状の滑
り防止手段を防水処理面部の上面に展開し、かつ、前記
ネット状またはシート状の滑り防止手段を埋め込むよう
に植物生育用土壌を施工することで、植物生育用土壌の
滑り防止をする点に特徴がある(請求項1)。
【0009】滑り防止手段としては、例えば、それぞれ
可撓性を有する少なくとも2本の縦部材と、長手方向に
所定の間隔を隔てて、この縦部材にわたって連結される
横部材とから成るネット状のものが選択される(請求項
2)。
【0010】而して、上記構成のネット状の滑り防止手
段では、横部材が防水処理面部の上方に突出して、これ
に植物生育用土壌が絡まることで、植物生育用土壌の滑
り防止がされるのであって、本発明の緑化工法によれ
ば、トタン屋根や瓦屋根、その他、傾斜屋上などの傾斜
面部であっても、これを緑化対象にすることが可能とな
る。
【0011】しかも、滑り防止手段は、これが防水処理
面部の上方に僅かに突出するだけであるから、植物生育
用土壌の例えば吹き付け施工の邪魔にはならず、更に
は、滑り防止部材を防水処理面部に固定することなく、
これを防水処理面部の傾斜上部側に連結して、防水処理
面部の上面に単に展開させるだけであるから、防水処理
面部を傷める心配は一切ないのである。
【0012】更に、滑り防止部材を単に展開させるだけ
であるから、この滑り防止手段を少ない人手でコスト的
に安価に施工でき、しかも、滑り防止手段が位置ずれ可
能であることから、躓きや転倒の原因になることもな
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1および図2は建築物における
傾斜面部の緑化状況を示し、具体的には、両流れのトタ
ン屋根1を葺いた家屋を対象にして、これのトタン屋根
(傾斜面部)1を例えば芝張り工によって緑化する状況
を示している。
【0014】このトタン屋根1の緑化に際して、先ず
は、トタン屋根1の繋ぎ部1aと平坦部1bとを覆うよ
うに、例えば塩化ビニル製やポリエチレン製などの防水
シート2をトタン屋根1に張り付け、或いは、トタン屋
根1に例えばアスファルトを塗布して、トタン屋根1に
防水処理を施し、かつ、例えば金網をL字状に曲げ加工
した土留め部材3をトタン屋根1の傾斜下端に取り付け
る一方、防水処理面部の平坦部の上面に、この防水処理
面部の傾斜上部側に連結する状態で滑り防止手段4を展
開する。
【0015】上記の滑り防止手段4は、いわゆる縄梯子
構造のものであって、図3に示すように、可撓性を有す
るロープ状の線条を用いて、これの長尺の2本を縦部材
5にする一方、上記線条の短尺の複数本を横部材6にし
て、この横部材6を縦部材5の長手方向に所定の間隔を
隔てて、例えば縒り込みによって縦部材5,5に連結し
て成るが、縦部材5を3本以上にして、2連や3連の幅
広の縄梯子構造に構成してもよく、これらを本発明で
は、ネット状の滑り防止手段4と称しているのである。
【0016】滑り防止手段4の展開に際して、図1に示
すように、トタン屋根1の両流れ方向の長さがほゞ等し
い場合は、滑り防止手段4をトタン屋根1の両側に振り
分け状に展開するだけで、滑り防止手段4を実質的に防
水処理面部の傾斜上部側に連結することができるのであ
るが、図4に示すように、トタン屋根1の流れ方向の長
さが大きく異なる場合や、図5に示すように、トタン屋
根1が片流れである場合は、防水処理面部の傾斜上部側
に係止手段7を設けて、この係止手段7に滑り防止手段
4を係止連結すればよい。
【0017】図4に示す係止手段7は、縦部材5を弾性
的に挟着するための挟着体7a,7aを、弾性シート7
bに一体に連設して成るもので、例えば接着剤aによっ
てトタン屋根1の頂部の雨仕舞い部分に固定するように
構成されている。
【0018】図5に示す係止手段7は、片流れのトタン
屋根1の頂部に係止連結されるコの字状の係止具本体7
cに、横部材6を係止するためのフック部分7dを連設
して成るもので、屋根頂部に例えばビスb止めされる。
【0019】尚、図6(A)に示すように、トタン屋根
1の繋ぎ部1a,1aの間隔が、一体の縄梯子状の滑り
防止手段4の幅よりも狭い場合は、この滑り防止手段4
の横部材6を弛ませて、トタン屋根1の繋ぎ部1a,1
a間に展開し、図6(B)に示すように、逆に間隔が広
い場合は、滑り防止手段4の2体を、必要に応じて一部
を重ね合わせるようにして、繋ぎ部1a,1a間に展開
するものとするが、横部材6を繋ぎ部1aに跨がらせる
ように展開してもよいのである。
【0020】或いは、図7に示すように、トタン屋根1
が繋ぎ部1aを備えない平坦な構成の場合は、必要に応
じて一部を重ね合わせるように、滑り防止手段4を展開
させるのである。
【0021】図1に戻って、次に、有機堆肥や化学肥
料、ピートモスやバーク等の植物性の有機繊維質材、保
水剤、土壌改良材などを配合した植物生育用土壌8を、
例えば乾式あるいは湿式吹き付け法によって、滑り防止
手段4を埋め込むように防水処理面部の上部に施工し、
この植物生育用土壌8にノシバや高麗芝などの切芝9を
張り付けるのである。
【0022】防水処理面部に吹き付けられた植物生育用
土壌8が、トタン屋根1の傾斜下端から流亡あるいは崩
壊することを防止するために、図1及び図2に示すよう
に、トタン屋根1の傾斜下端に、金網をL字状に曲げ加
工した土留め部材3を設けているが、次のような保護手
段をとってもよい。
【0023】即ち、幅が50cm程度で目合いが1.0
〜5.0cmのネット(例えばジオグリッドと称される
プラスチックネット)や金網などを、トタン屋根1の傾
斜下端から突出させるように、それの幅方向の一端を屋
根地や防水処理面部に固定しておき、植物生育用土壌8
を吹き付け等によって施工した後、このネットや金網な
どを屋根側に折り返して、施工された植物生育用土壌8
の末端部を保護してもよいのであり、この際、折り返し
部分を植物生育用土壌8の表面に被覆させる外、折り返
し部分の全部または一部を植物生育用土壌8に埋設させ
てもよく、この折り返し部分を含めてノシバや高麗芝な
どの切芝9を張り付けて、屋根緑化を完成するのであ
る。
【0024】上記の緑化工法によれば、滑り防止手段4
の横部材6が防水処理面部の上方に突出して、この横部
材6に植物生育用土壌8が絡まることで、植物生育用土
壌8の滑り防止が達成されるのであって、これによっ
て、傾斜のトタン屋根1であっても、これを緑化対象に
することができるのである。
【0025】そして、滑り防止手段4としては、これの
縦部材5および横部材6が、防水処理面部の上方に僅か
に突出するだけであるから、滑り防止手段4が植物生育
用土壌8の例えば吹き付け施工の邪魔にはならず、しか
も、滑り防止手段4を防水処理面部の傾斜上部側に連結
して、防水処理面部の上面に単に展開させるだけである
から、滑り防止手段4を少ない人手でコスト的に安価に
施工できると共に、防水処理面部を傷める心配もないの
であり、更には、滑り防止手段4が位置ずれ可能である
ことから、躓きや転倒の原因になることもない。
【0026】滑り防止手段4の線条の材質は、透水性お
よび保水性を有することが植生面で好適であることか
ら、この実施の形態では、ヤシやジュート、綿などの天
然繊維による線条を用いているが、この構成に限られる
ものではない。
【0027】即ち、図8に示すように、ポリプロピレン
やポリエチレン等の合成樹脂繊維による不織布を例えば
ロール状に巻いた線条を用いたり、図9に示すように、
例えばバーミキュライトやピートモスなどの保水性を有
する材料を天然繊維や合成樹脂繊維で包んだ線条を用い
たりして、滑り防止手段4を構成することが可能であ
る。
【0028】或いは、図10に示すように、上記した線
条を組み合わせて、例えば天然繊維による線条を縦部材
5とし、合成樹脂繊維による不織布をロール状に巻いた
線条を横部材6にして、これらを例えば紐状体cで連結
して、滑り防止手段4を構成してもよいのである。
【0029】また、図9に示した滑り防止手段4におい
て、これの保水材に代えて、又は、保水材に肥料などを
加えて、線条を植生基材の収容袋に兼用可能であり、更
に、図11に示すように、針金などを芯材10として、
これを例えば横部材6に埋め込んでもよいのであって、
かゝる構成の滑り防止手段4によれば、滑り防止手段4
の形状が安定して、滑り防止手段4の展開作業が容易に
なる利点がある。
【0030】滑り防止手段4の構成は、上記実施例に限
られるものではなく、図12に示すように、例えば繊維
による線条dを、線条d,d間に空隙Pを有するように
編組して形成したものでもよい。また、図13に示すよ
うに、表面を粗くするように繊維eをシート状に接着し
て、シート表面に凹凸部fを形成した繊維シートにより
形成したものでもよく、この場合、線条dや凹凸部fに
植物生育用土壌8が絡まることで、植物生育用土壌8の
滑り防止が達成されるのである。
【0031】その他、図示を省略するが、繊維シートに
小孔を開設したり、突起状の凸部や凹部などを形成した
りしても、これら小孔や凹凸部などに植物生育用土壌8
が絡まることで、植物生育用土壌8の滑り防止が達成さ
れるのであって、これら網状体や繊維シートなどによる
滑り防止手段4を、例えば繋ぎ部1aを有するトタン屋
根1に展開するに際して、それの幅寸法が大きくて、ト
タン屋根1の繋ぎ部1a,1a間の寸法に合わない場合
は、切断加工すればよい。
【0032】図14は、別の実施の形態によるトタン屋
根1の緑化状況を示している。この実施の形態では、滑
り防止手段4を防水処理面部に展開して、この滑り防止
手段4を埋め込むように、植物生育用土壌8を薄く施工
し、次いで、例えば図3に示した構成と同様の滑り防止
手段(図8〜図13に示した構成のものでもよい。)4
Aを用意して、この滑り防止手段4Aを上記の薄く施工
した植物生育用土壌8の上面に別途展開している。
【0033】そして、この滑り防止手段4Aを埋め込む
ように、所定の厚みにまで植物生育用土壌8を継ぎ足し
施工して、この植物生育用土壌8にノシバや高麗芝など
の切芝9を張り付けるのであり、この緑化工法によれ
ば、植物生育用土壌8が、その土壌層内の滑り防止手段
4Aによって保持されることで、植物生育用土壌8の滑
り防止が一層強固に達成されるもので、特に急な傾斜面
部の緑化にとって好適である。
【0034】この図14において、図中の11は散水の
パイプラインで、植生面に散水するための多数の散水孔
hを備えたパイプ12を、トタン屋根1の傾斜上部側に
配置し、このパイプ12への給水パイプ13に手元操作
バルブ14を設けて、植生面に対する散水を遠隔的に行
えるようにしている。
【0035】尚、上記の実施の形態では、植物生育用土
壌8を施工した上で、この上面に切芝9を張り付け施工
しているが、この切芝9に代えて、乾燥に強い例えばセ
ダム(マンネングサ類)などの植物を移植することも好
適である。
【0036】即ち、乾燥に強い植物でれば、植物生育用
土壌8の施工厚みを比較的薄くできる上に、散水間隔を
長くでき、場合によっては雨水だけを頼りにして、散水
を全く不要にすることも可能であって、省資源化の面で
好適である。
【0037】或いは、切芝9の張り付け工やセダムなど
の植物の移植に代えて、例えば水溶性紙や落綿など腐食
性材料の間に、肥料や土壌改良材などと共に植物種子を
挟在させた植生シートや、植物種子の発芽・生育を可能
とした腐食性材料に、ポリビニルアルコールなどの水溶
性糊剤を介して肥料や土壌改良材などと共に植物種子を
付着保持させた植生シートなどを、植物生育用土壌8の
上面に施工したり、植物生育用土壌8に植物種子を含ま
せて、これをトタン屋根1の防水処理面部に施工するよ
うにしてもよい。
【0038】また、上記の実施の形態では、トタン屋根
1を葺いた家屋を対象にして、これのトタン屋根1を緑
化する形態について説明したが、マンションやプレハブ
建築の家屋の傾斜屋上や、その他、一般家屋の瓦屋根な
どの傾斜面部を対象して、本発明による緑化工法を実施
可能であることは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、滑
り防止手段によって植物生育用土壌の滑り防止を図るよ
うにしたことで、トタン屋根や瓦屋根、その他、傾斜屋
上などの傾斜面部であっても、これを緑化対象にするこ
とができる。
【0040】そして、滑り防止部材を単に防水処理面部
に展開させるだけであるから、滑り防止手段を少ない人
手でコスト的に安価に施工できる上に、滑り防止手段が
植物生育用土壌の例えば吹き付け施工の邪魔になった
り、躓きや転倒の原因になったりすることがなく、更に
は、防水処理面部を傷める心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トタン屋根の芝張り工による緑化状況を示す斜
視図である。
【図2】緑化の主要部を示す斜視図である。
【図3】縄梯子状構造の滑り防止手段を示す斜視図であ
る。
【図4】一部を取り出して拡大図示した係止手段の斜視
図である。
【図5】一部を取り出して拡大図示した別の実施の形態
による係止手段の斜視図である。
【図6】(A),(B)は繋ぎ部間への滑り防止手段の
展開説明図である。
【図7】平坦なトタン屋根に対する滑り防止手段の展開
説明図である。
【図8】不織布をロール状に巻いた線条による滑り防止
手段を、一部を取り出して拡大図示した斜視図である。
【図9】保水性材料を天然繊維や合成樹脂繊維で包んだ
線条による滑り防止手段を、一部を取り出して拡大図示
した斜視図である。
【図10】異なる線条を組み合わせて構成した滑り防止
手段を、一部を取り出して拡大図示した斜視図である。
【図11】芯材を横部材に埋め込んた滑り防止手段の斜
視図である。
【図12】一部を取り出して拡大図示した網状体による
滑り防止手段の斜視図である。
【図13】一部を取り出して拡大図示した繊維シートに
よる滑り防止手段の斜視図である。
【図14】滑り防止手段を別途、植物生育用土壌の層内
に埋設した別の実施の形態による緑化形態図である。
【符号の説明】 1…傾斜面部(トタン屋根)、4…滑り防止手段、5…
縦部材、6…横部材、8…植物生育用土壌。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 1/00 A01G 7/00 602

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物における傾斜面部の緑化工法であ
    って、建築物の傾斜面部に防水処理を施す一方、この防
    水処理面部の傾斜上部側に連結する状態で、防水処理面
    部の上方に突出する、ロープ状の線条または不織布をロ
    ール状に巻いた線条の横部材を有するネット状の滑り防
    止手段または凹凸を有するシート状の滑り防止手段を防
    水処理面部の上面に展開し、かつ、前記ネット状または
    シート状の滑り防止手段を埋め込むように植物生育用土
    壌を施工することで、植物生育用土壌の滑り防止をする
    ことを特徴とする建築物における傾斜面部の緑化工法。
  2. 【請求項2】 ネット状の滑り防止手段が、それぞれ可
    撓性を有する少なくとも2本の縦部材と、長手方向に所
    定の間隔を隔てて、この縦部材にわたって連結される横
    部材とから成る請求項1記載の緑化工法。
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