JP3377158B2 - ロータリー式可変抵抗器 - Google Patents

ロータリー式可変抵抗器

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JP3377158B2 JP19135796A JP19135796A JP3377158B2 JP 3377158 B2 JP3377158 B2 JP 3377158B2 JP 19135796 A JP19135796 A JP 19135796A JP 19135796 A JP19135796 A JP 19135796A JP 3377158 B2 JP3377158 B2 JP 3377158B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気回路の一部を
構成すると共に、回動軸を回動させたときに内部抵抗値
が変化するポテンショメータなどのロータリー式可変抵
抗器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4(a)に示すようなロータリ
ー式可変抵抗器100が知られている。このロータリー
式可変抵抗器100は、可変抵抗101と、可変抵抗1
01と一体に設けられた基板102と、可変抵抗101
を挟んで基板102と反対側に、可変抵抗101と一体
に設けられたスリーブ状のねじ部103と、このねじ部
103の内部を通って、可変抵抗101に対して回動自
在に設けられた回動軸104とを備えている。このロー
タリー式可変抵抗器100は、パネルPの孔にねじ部1
03を挿入し、このねじ部103に螺合させたナット1
06を締め付け、可変抵抗101とナットNの間にパネ
ルPを挟持することにより、パネルPに取り付けられ
る。そして、回動軸104に固定された操作つまみ10
5を回動させることにより、その抵抗値が変化するよう
に構成されている。
【0003】また、従来、図4(b)に示すような別の
ロータリー式可変抵抗器200が知られている。このロ
ータリー式可変抵抗器200は、可変抵抗201と、可
変抵抗201と一体に設けられた基板202と、可変抵
抗201を挟んで基板202と反対側に、可変抵抗20
1に対して回動自在に設けられた回動軸204とを備え
ている。一方、パネルPには、複数のボスBが設けられ
ており、パネルPの孔に回動軸204を挿入し、ねじS
を介して基板202をボスBにねじ止めすることによ
り、ロータリー式可変抵抗器200はパネルPに取り付
けられる。そして、回動軸204に固定された操作つま
み205を回動させることにより、ロータリー式可変抵
抗器200の抵抗値が変化するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記前者のロータリー
式可変抵抗器100は、個々にスリーブ状のねじ部10
3やナットNが必要であり、部品点数が多く、構造が複
雑で、製造時に工数がかかるため、部品コストが高くな
ってしまうという問題がある。また、ロータリー式可変
抵抗器100をパネルPに取り付ける際、そのそれぞれ
についてナット止め作業を行わなければならず、取り付
けるロータリー式可変抵抗器100が多数の場合には、
工数がかかり、組立コストが高くなってしまうという問
題がある。これと比較して、後者のロータリー式可変抵
抗器200は、その部品点数が少なく、構造が単純なの
で、製造時にかかる工数が少なく、部品コストを低く抑
えることができる。さらに、取り付けるロータリー式可
変抵抗器200が多数の場合でも、製造時に予め1枚の
基板202に多数の可変抵抗201を設けておけば、1
枚の基板202をボスBにねじ止めするだけで、多数の
可変抵抗201をパネルPに一度に取り付けることがで
きるので、前者と比べて、取付時の工数を減らすことが
でき、組立コストを低く抑えることができる。
【0005】しかし、この後者のロータリー式可変抵抗
器200においては、操作つまみ205の操作位置から
基端位置までの距離、すなわち操作つまみ205から基
板202までの距離が、前者の操作つまみ105からパ
ネルPまでの距離より長いので、操作つまみ205の操
作時に、前者のものよりがたつきやすく、操作性が悪い
という問題がある。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、部品コストおよび組立コストを低く抑える
ことができ、かつ操作つまみを回したときの操作性を向
上させることができるロータリー式可変抵抗器を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のロータリー式
可変抵抗器は、操作つまみと、パネルに形成された孔に
パネルの裏面側から通され且つパネルの表面側に突出し
た端部に操作つまみが固定された回動軸を有し、この回
動軸の回動により抵抗値が変化する可変抵抗と、この可
変抵抗が一体に設けられた基板と、パネルの裏面に固定
され、挿通された回動軸の回動を案内する案内孔を有す
る案内部材と、パネルの裏面から突出して設けられ、そ
の先端部に基板を固定し、支持する支持部材とを備え
る。
【0008】このロータリー式可変抵抗器によれば、部
品点数が少なく、構造が単純なので、製造時にかかる工
数が少なく、部品コストを低く抑えることができる。さ
らに、取り付けるロータリー式可変抵抗器が多数の場合
でも、製造時に予め1枚の基板に多数の可変抵抗を設け
ておけば、1枚の基板を支持部材に固定するだけで、多
数の可変抵抗をパネルに一度に取り付けることができる
ので、取付時の工数を減らすことができ、組立コストを
低く抑えることができる。加えて、操作つまみの回動軸
は、パネルの裏面に固定された案内部材により、基端位
置である基板と、操作位置である操作つまみとの間の、
操作つまみに極力近い位置で案内・支持されるので、操
作つまみを回したときに、がたつきが発生することな
く、操作性が向上する。
【0009】上記において、案内部材は、所定位置に支
持部材と嵌合可能な位置決め孔を備え、パネルの裏面に
固定されるとき、支持部材に位置決め孔が嵌合すること
により、案内部材の案内孔がパネルの孔に合致するよう
に、位置決めされることが好ましい。
【0010】このロータリー式可変抵抗器によれば、案
内部材は、パネルの裏面に固定されるとき、支持部材に
位置決め孔が嵌合することにより、パネルに対して自動
的に位置決めされ、案内部材の案内孔がパネルの孔に合
致するので、回動軸を案内孔およびパネルの孔に通すこ
とが可能になり、この案内部材をパネルの裏面に固定す
る作業が容易になる。
【0011】また、上記において、案内部材は、弾性を
有する硬質ゴム製のシートであり、案内孔は、回動軸と
ほぼ同径であることが好ましい。
【0012】このロータリー式可変抵抗器によれば、案
内孔は、回動軸とほぼ同径であるので、回動軸の回動を
案内する時に、がたつきが発生しない。また、案内部材
は、弾性を有する硬質ゴム製のシートであるので、組立
時に回動軸をほぼ同径の案内孔に挿入する際、仮に回動
軸が案内孔に引っかかっても、シートが弾性変形し、案
内孔の径が広がるので、回動軸を案内孔に挿入する作業
が容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の一実施形態に係るロータリー式可変抵抗器につ
いて説明する。図1に示すように、ロータリー式可変抵
抗器1は、可変抵抗2が一体に設けられた基板3と、パ
ネルPの裏面P1から突出して設けられ、その先端部B
1(図2)に基板3を固定し、支持する支持部材として
のボスBと、パネルPの裏面P1に固定され、可変抵抗
2の回動軸2aの回動を案内する案内部材としてのシー
ト4とを備えている。この可変抵抗2の回動軸2aは、
パネルPに形成された孔Oに、パネルPの裏面P1側か
ら通され、パネルPの表面P2側に突出した端部2b
(図2)に操作つまみ5が固定されている。そして、こ
の操作つまみ5が操作されて、回動軸2aが回動したと
き、可変抵抗2の抵抗値が変化するように構成されてい
る。
【0014】図2はロータリー式可変抵抗器1の組立前
の状態を示しており、9個の可変抵抗2が予め設けられ
ており、この基板3は、4本のねじSを4個の基板3の
孔3aに通して、4本のボスB内の図示しない内孔にね
じ込むことにより、ボスBに固定されている。さらに、
基板3の表面には、図示しないプリント配線が設けられ
ており、このプリント配線を介して、可変抵抗2の抵抗
値の変化が外部に出力される。
【0015】一方、シート4は、弾性を備えた硬質ゴム
製のシートであり、図示しない両面テープによりパネル
Pの裏面P1に固定されている。このシート4には、図
3に示すように、回動軸2aの回動を案内する9個の案
内孔4aと、4個の位置決め孔4bが所定位置に設けら
れている。この各案内孔4aは、各回動軸2aとほぼ同
径で、各回動軸2aより若干大きい径を有している。ま
た、各位置決め孔4bは、シート4がパネルPの裏面P
1に固定される際、各ボスBにそれぞれ嵌合し、これに
より、シート4はパネルPに対して自動的に位置決めさ
れ、各案内孔4aが各孔Oにそれぞれ合致するようにな
っている。
【0016】このように構成されたロータリー式可変抵
抗器1を組み立てる場合、まずシート4を、パネルPの
裏面P1に図示しない両面テープにより固定する。この
とき、シート4の4個の位置決め孔4bは、パネルPの
4本のボスBとそれぞれ嵌合し、これにより、シート4
がパネルPに対して自動的に位置決めされ、シート4の
各案内孔4aが、パネルPの各孔Oにそれぞれ合致す
る。これにより、回動軸2aを案内孔4aおよびパネル
Pの孔Oに通すことが可能になる。
【0017】次に、シート4の各案内孔4aおよびパネ
ルPの各孔Oに、可変抵抗2の各回動軸2aをそれぞれ
挿入し、基板3とボスBが当接する位置まで、基板3を
移動させる。このとき、各案内孔4aは、各回動軸2a
とほぼ同径で、各回動軸2aより若干大きい径を有して
おり、かつシート4が弾性を備えているので、回動軸2
aを挿入する際、仮に回動軸2aが案内孔4aに引っか
かっても、案内孔4aの径が広がるから、回動軸2aを
案内孔4aにスムーズに挿入できる。
【0018】この後、基板3を、ねじSを介してボスB
に固定してから、回動軸2aの端部2bに操作つまみ5
を固定する。このとき、1枚の基板3に9個の可変抵抗
2が予め設けられており、この基板3をボスBに固定す
るだけで、9個の可変抵抗2をパネルPに一度に取り付
けることができるので、可変抵抗2をパネルPに一個ず
つ取り付ける場合と比べて、取付時の工数を減らすこと
ができ、組立コストを低く抑えることができる。そし
て、操作つまみ5を回して回動軸2aを回動させたと
き、この回動軸2aは、パネルPの裏面P1に固定され
たシート4の案内孔4aにより、基端位置である基板3
と、操作位置である操作つまみ5との間の、操作つまみ
5に極力近い位置で案内・支持され、かつ案内孔4a
は、回動軸2aとほぼ同径なので、操作つまみ5を回し
たときに、がたつきが発生することはなく、操作性を向
上させることができる。また、このロータリー式可変抵
抗器1によれば、従来のものと部品点数がほとんど変わ
らず、単純な構造なので、製造時にかかる工数が少な
く、部品コストを低く抑えることができる。
【0019】なお、上記実施形態においては、シート4
は硬質ゴム製としたが、弾性を有する合成樹脂製のシー
トを用いても良い。また、このシート4をパネルPの裏
面P1に固定する際、両面テープの代わりに接着剤など
を用いても良い。さらに、基板3をパネルPの裏面P1
に設けたボスBに固定したが、これに代えてパネルPの
裏面P1にリブを設け、このリブに基板3を固定しても
良いし、固定時に、ネジの代わりに差し込み式の固定具
を用いても良い。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明のロータリー式可
変抵抗器によれば、部品コストおよび組立コストを低く
抑えることができる。さらに、操作つまみを回したと
き、案内部材により、ロータリー式可変抵抗器の回動軸
が案内・支持されるので、がたつきが発生することな
く、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるロータリー式可変
抵抗器の側面図である。
【図2】ロータリー式可変抵抗器の分解図である。
【図3】回動軸の回動を案内するシートの正面図であ
る。
【図4】従来のロータリー式可変抵抗器の(a)一例
と、(b)別の例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ロータリー式可変抵抗器 2 可変抵抗 2a 回動軸 2b 回動軸の端部 3 基板 4 案内部材、シート 4a 案内孔 5 操作つまみ B 支持部材(ボス) B1 支持部材の先端部 O パネルの孔 P パネル P1 パネルの裏面 P2 パネルの表面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作つまみと、 パネルに形成された孔に前記パネルの裏面側から通され
    且つ前記パネルの表面側に突出した端部に前記操作つま
    みが固定された回動軸を有し、当該回動軸の回動により
    抵抗値が変化する可変抵抗と、 当該可変抵抗が一体に設けられた基板と、 前記パネルの前記裏面に固定され、挿通された前記回動
    軸の回動を案内する案内孔を有する案内部材と、 前記パネルの前記裏面から突出して設けられ、その先端
    部に前記基板を固定し、支持する支持部材とを備えるこ
    とを特徴とするロータリー式可変抵抗器。
  2. 【請求項2】 前記案内部材は、所定位置に前記支持部
    材と嵌合可能な位置決め孔を備え、前記パネルの裏面に
    固定されるとき、前記支持部材に前記位置決め孔が嵌合
    することにより、前記案内部材の前記案内孔が前記パネ
    ルの前記孔に合致するように、位置決めされることを特
    徴とする請求項1記載のロータリー式可変抵抗器。
  3. 【請求項3】 前記案内部材は、弾性を有する硬質ゴム
    製のシートであり、前記案内孔は、前記回動軸とほぼ同
    径であることを特徴とする請求項1または2記載のロー
    タリー式可変抵抗器。
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