JPS6013128Y2 - スイッチ取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案はラジオ受信機、その他の機器に使用するスイッチ
の取付装置に係り、簡単な構成で取付け、取りはすしの
容易な優れたスイッチ取付装置を提供することを目的と
するものである。

一般にスイッチ本体に対してこれを操作する操作シャフ
トを着脱自在に取付けたものは公知である。

ところでこの種のスイッチを取付ける場合には通常スイ
ッチ本体をキャビネット内に設けた印刷配線板に直付け
し操作シャフトをキャビネット内に設けたシャーシに回
転自在に取付け、その先端のみをキャビネットに形成し
た透孔より外部に突出させるのが普通である。

しかしながらこの種のものではシャーシにいちいちシャ
フト取付部を形成する必要があり、また、シャフトがシ
ャーシに枢着されていることから補修その他のサービス
を行なう場合にはいちいちシャーシを取りはずし、その
後シャフトを取りはずさなければならずその作業性が非
常に悪いという問題があった。

本案は以上のような従来の欠点を除去するものであり、
操作シャフトを直接キャビネットに枢着し、補修その他
の作業が著しく簡単に行なえるように構成したものであ
る。

以下、本案のスイッチ取付装置について、一実施例の図
面とともに説明する。

図において１はキャビネット、２はキャビネット１の内
面に一体に形成されたボス３にビス４によって締付固定
された印刷配線板、５は印刷配線板２に直付けされたス
イッチ、６はスイッチ５の操作部５ａに形成されたＨ形
又はＤ形のシャフト挿入用の透孔、７はこの透孔６に対
向して上記キャビネット１に形成されたシャフト取付孔
、８は一端に形成したＨ型又はＤ型の段部８ａが上記ス
イッチ５の操作部５ａに形成した透孔６に挿入され中央
部が上記シャフト取付孔７によって回転自在に装着され
たスイッチ操作用のシャフト、９はこのシャフト８の先
端部に嵌合固定された操作つまみ、１０．１１はシャフ
ト８の中央部に形成されたリング状の凹溝、１２．１３
はそれぞれ上記凹溝１０，１１に嵌合されシャフト８が
キャビネット１に対して軸方向に移行するのを阻止する
Ｅリングである。

尚、シャフト８の一端に形成した段部８ａはＥリング１
３をはずしてシャフト８をキャビネット１の内方に移行
させたとき、第３図に示すようにシャフト８の先端が完
全にキャビネット１内に入り込むように充分な長さに設
定されている。

したがって、上記実施例によれば第３図に示す状態でス
イッチ５を印刷配線板２と共に容易に取付け、取りはず
すことができる。

以上、実施例より明らかなように本案のスイッチ取付装
置によれば別個にシャフト枢着用のシャーシを必要とせ
ず、簡単にスイッチを取付け、取りはずすことができ、
補修その他のサービス時に特に大きな効果を発揮できる
ものである。

尚、実施例では、シャフト８がキャビネット１に対して
軸方向に移行するのを阻止する手段としてシャフト８に
それぞれ凹溝ｉｏ、ｉ１を形成し、ここにそれぞれＥリ
ング１２．１３を嵌合しているがシャフト８に直接鍔部
を形成したり、Ｅリングに代えてピンやナツト等の係止
具を取付けたりしても良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案のスイッチ取付装置における一実施例の断
側面図、第２図は同装置の分解斜視図、第３図は同装置
の組立説明図である。 １・・・・・・キャビネット、２・・・・・・印刷配線
板、３・・・・・・ボス、４・・・・・・ビス、５・・
・・・・スイッチ、６・・・・・・シャフト挿入用透孔
、７・・・・・ツヤフト取付孔、８・・・・・・操作シ
ャフト、８ａ・・・・・・段部、９・・・・・・操作つ
まみ、１０．１１・・・・・・凹溝、１２．１３・・・
・・・Ｅリング。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）キャビネットに形成したシャフト取付孔に一端に
   段部を有する操作シャフトを挿入し、この操作シャフト
   の中央部を上記キャビネットに着脱自在に枢着すると共
   に上記キャビネット内にスイッチを装着し、このスイッ
   チの操作部に形成したシャフト挿入用の透孔に上記操作
   シャフトの段部を出゛入自在に挿入して成るスイッチ取
   付装置。
2. （２）操作シャフトの段部をスイッチの操作部に形成し
   たシャフト挿入用の透孔に挿入した状態で上記操作シャ
   フトを完全にキャビネット内に挿入できるように上記操
   作シャフトの段部を長く設定したことを特徴とする実用
   新案登録請求の範囲第１項記載のスイッチ取付装置。