JPH06102950A - 制御レバー装置 - Google Patents

制御レバー装置

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JPH06102950A
JPH06102950A JP5020291A JP5020291A JPH06102950A JP H06102950 A JPH06102950 A JP H06102950A JP 5020291 A JP5020291 A JP 5020291A JP 5020291 A JP5020291 A JP 5020291A JP H06102950 A JPH06102950 A JP H06102950A
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JP
Japan
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control lever
braking torque
rotation
shaft
friction
Prior art date
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Pending
Application number
JP5020291A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahisa Hakoishi
隆久 箱石
Eiichi Hirata
栄一 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH06102950A publication Critical patent/JPH06102950A/ja
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 制御レバー装置の構造を簡単にすること。 [構成] 制御レバーと一体に回転される摩擦面に、摩
擦部材を回転中心軸の軸方向に対して直角な方向から押
圧させることを特徴とする制御レバー装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、放送局の放送
プログラム編集用のコンソール卓に用いられているプロ
ダクションスイッチャーに適用するのに最適な電子機器
用の制御レバー装置に関し、特に、制御レバーに制動ト
ルクを付与するものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子機器、例えば、放送局の
放送プログラム編集用のコンソール卓に用いられている
プロダクションスイッチャーには、その操作パネル面
に、例えば2つの画面をフェードアウトおよびフェード
インするためのボリューム等を作動する制御レバー装置
が設けられている。この種、制御レバー装置は、操作者
がTVモニター画面を見ながら手で制御レバーを自在に
操作するものであり、制御レバーには適度の制動トルク
が必要であり、重過ぎても、軽過ぎても使いずらいもの
である。
【0003】そこで、本発明の出願人はこの種、制御レ
バー装置の先願例として、例えば、実開昭62−514
20号公報を先に出願している。この先願例は、図5お
よび図6に示すように、シャーシ1に一対のブラケット
2を介して一対の支持板3を取り付け、これらの支持板
3間に回転自在に取り付けた回転支点である回転軸4の
外周に制御レバー5の下端およびギヤー6を圧入等にて
固着している。そして、制御レバー5は回転軸4を中心
とする扇形状に形成されていて、制御レバー5の上端が
操作パネル6上に取り付けられたカバー8の挿通孔9を
挿通してカバー8の上方に突出されて、その上端にクリ
ップ5aが設けられている。
【0004】制御レバー5に設けられた回転軸4を中心
とする円弧状の長孔10にネジ軸11を挿通て、その両
端を両支持板3に回転自在に取り付けている。そして、
制御レバー5の両側でネジ軸11に形成した一対の逆ネ
ジ11a,11bに一対の板ナット12を螺合し、これ
らの板ナット12を両支持板3にネジ軸11の軸方向に
移動自在に係止し、制御レバー5の両側でネジ軸11の
外周に各一対の摩擦板13およびワッシャー14を挿通
して、両板ナット12によって両摩擦板13を制御レバ
ー5の両側面5bに回転軸4の軸方向と平行な方向から
押圧したものである。
【0005】この制御レバー装置によれば、操作者が手
でクリップ5aを握って制御レバー5を回転軸4と一体
に回転操作して、ギヤー6によりプロダクションスイッ
チャーのボリューム等を作動するようにしたものであ
る。
【0006】その際、制御レバー5の両側面5bが一対
の摩擦板13に対して摺動して、制御レバー5に制動ト
ルクが付与される。なお、制動トルクの調整は、ドライ
バーをカバー8の側面に設けた横穴15から挿入してネ
ジ軸11の端面の溝16に差し込み、ネジ軸11を回転
調整することにより、両逆ネジ11a,11bによって
両板ナット12を互いに逆方向に移動調整して、両板ナ
ット12により両ワッシャー14を介して両摩擦板13
を制御レバー5の両側面5bに強く押圧したり、その押
圧力を弱めるようにして行うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、先願例の制御
レバー装置は、一対の逆ネジ11a,11bを有するネ
ジ軸11を用いて、一対の板ナット12により一対のワ
ッシャー14を介して一対の摩擦板13を制御レバー5
の両側面5bに回転軸4の軸方向と平行な方向から押圧
するようにした一対の制動トルク付与手段が必要であ
る。従って、構造が非常に複雑であり、部品点数及び組
立工数が非常に多くてコスト高につく。また、一対の制
動トルク付与手段全体の幅W1が非常に大きくなる上
に、操作パネル7の上部にこれら一対の制動トルク付与
手段を覆うカバー8を突出して設けなければならず、操
作パネル7の上面をフラットに形成できない等の問題が
あった。
【0008】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、制御レバーに回転中心軸の軸方向
に対して直角な方向から制動トルクを付与することがで
きるようにした制御レバー装置を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の制御レバー装置は、回転中心軸の周りで回
転操作される制御レバーと、上記回転中心軸をほぼ中心
とするほぼ円弧状の面に形成されて上記制御レバーと一
体に回転される摩擦面と、上記摩擦面に上記回転軸の軸
方向に対して直角な方向から押圧される摩擦部材とを備
えたものである。
【0010】
【作用】上記のように構成された本発明の制御レバー装
置は、制御レバーと一体に回転される摩擦面に摩擦部材
を回転中心軸の軸方向に対して直角な方向から押圧する
ので、制御レバーに回転中心軸の軸方向に対して直角な
方向から制動トルクを付与することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を放送局のコンソール卓に用い
られるプロダクションスイッチャーに適用した制御レバ
ー装置の一実施例を図1〜図4を参照して説明する。な
を、図5および図6と同一構造部には同一の符号を付し
て重複説明を省略する。
【0012】まず、図1〜図3に示すように、スポット
溶接等によって一体に形成された一対のシャーシ18、
19が操作パネルの下面に複数のネジ20によってネジ
止めされている。そして、一方のシャーシ18の外側に
ロータリーエンコーダ21が複数のネジ22によって取
り付けられ、その回転軸23が両シャーシ18、19間
に回転自在に架設され、その回転軸23の先端は他方の
シャーシ19に抜け止め用のワッシャー24によって着
脱自在に係止されている。
【0013】そして、回転軸23が回転中心軸に構成さ
れていて、制御レバー25の下端が両シャーシ18、1
9間で回転軸23の外周に挿通されて、ネジ26によっ
て固定されている。この制御レバー25の上端は操作パ
ネル7の挿通孔27を挿通して操作パネル7の上方に突
出され、その上端にクリップ25aが着脱自在に取り付
けられている。
【0014】そして、制動トルク付与手段29は、回転
軸23の外周に挿通されて複数のネジ30によって制御
レバー25の側面に固定された円形ドラム31の外周の
円形面である摩擦面32と、その摩擦面32に押圧され
る摩擦部材33とによって構成されている。そして、円
形ドラム31のほぼ下半分がシャーシ19の下面19a
の挿通孔34から下方に突出されている。また、摩擦部
材33は板バネ等で形成された押圧板35の上面に貼り
付けられている。そして、押圧板35の一端がネジ36
によってシャーシ19の下面19aに固定され、他端が
その下面19aに押圧力調整ネジ37によって上下に移
動自在に取り付けられていて、摩擦部材33が摩擦面3
2に回転軸23の軸方向に対して直角な方向から押圧さ
れ、かつその押圧力が調整可能に構成されている。
【0015】なお、円形ドラム31は例えば含油ポリア
セタール樹脂で成形されており、摩擦部材33には例え
ばテフロンシートが使用されている。
【0016】以上のように構成された制御レバー装置に
よれば、操作者が手でグリップ25aを握って制御レバ
ー25を図2の矢印方向に回転軸23と一体に回転操作
することにより、ロータリーエンコーダ21を回転作動
して、2つの画面をフェードアウトおよびフェードイン
するようにしたものである。
【0017】その際、制御レバー25と一体に回転され
る円形ドラム31の摩擦面32が摩擦部材33に対して
摺動して、制御レバー25に制動トルクが付与される。
【0018】なお、制動トルクの調整は、押圧力調整ネ
ジに37によって押圧板35の他端側を上下に移動調整
することにより、摩擦部材33を摩擦面32に強く押圧
したり、その押圧力を弱めるようにして行うものであ
る。
【0019】従って、この制御レバー装置に用いられた
制動トルク付与手段29は、制御レバー25に回転軸2
3の軸方向に対して直角な方向から制動トルクを付与
し、また、その制動トルクを自由に調整することができ
るものである。
【0020】そして、この制御レバー装置は、一対のシ
ャーシ18、19にロータリーエンコーダ21、制御レ
バー25および制動力付与手段29を予め組立てた後、
グリップ25aを外した制御レバー25を操作パネル7
の挿通孔27に下方から挿入して、シャーシ18、19
を操作パネル7の下面にネジ止めし、最後に、グリップ
25aを制御レバー25の上端に取付けるようにして全
体をを非常に簡単に組立てることができる。そして、図
5のように、操作パネル7上にカバー8を取付ける必要
がなく、操作パネル7の上面をフラットに形成できる。
【0021】しかも、制動トルク付与手段29はたった
1つで済み、その上、その主要構成部材は、摩擦面32
および摩擦部材33等であり、構造が非常に簡単で部品
点数が少ない。また、摩擦部材33が貼り付けられた押
圧板35はシャーシ19の下面19aにネジ36、37
によって外付けすれば良い等、組立てが非常に簡単であ
る。また、摩擦面32と摩擦部材33を回転軸23の軸
方向のほぼ同一スペース内に重ねて配置できるので、制
動トルク付与手段29全体の幅W2を図5の幅W1比べ
て約1/2に縮小できる。
【0022】ところで、この制御レバー装置では、円形
ドラム31を例えば含油ポリアセタール樹脂で成形し、
摩擦部材33に例えばテフロンシートを使用するように
して、円形ドラム31と摩擦部材33との動摩擦係数お
よび静摩擦係数の差が少ない部材を使用すると、制御レ
バー25の回転開始の瞬間の制動トルクと回転中の制動
トルクとに殆んど差が発生せず、制御レバー25の操作
感(フィーリング)が非常に良くなる。また、上記の2
種類の合成樹脂は共に耐久性が良い上に、経年変化によ
る変形も少ないので、長期の使用によっても制御レバー
25にガタツキ等などが発生することが少ないといった
特徴がある。
【0023】次に、図4は変形例を示したものであっ
て、この場合は、制御レバー25の下端の外周に扇形状
部38を一体成形し、その扇形状部38の外周の円弧面
を摩擦面32に形成して、その摩擦面32に摩擦部材3
3を押圧させるようにしたものである。
【0024】この変形例によれば、制御レバー25、摩
擦面32および摩擦部材33の3つを回転軸23の軸方
向のほぼ同一スペース内に重ねて配置できるので、制動
トルク付与手段29全体の幅W3を図1の幅W2の約1
/2に小さくできる。
【0025】以上、本発明の一実施例に付き説明した
が、本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0026】また、上記の実施例では、摩擦面32を回
転軸23と同心円形状に形成したが、用途によっては、
摩擦面32の円弧の中心を回転中心軸の中心に対してず
らせたり、摩擦面32の円弧の半径が回転方向に沿って
次第に変化するように構成して、制御レバー25の回転
角に応じて制動トルクが変化するように構成することも
可能である。
【0027】また、上記の実施例では、回転中心軸とし
て回転軸23を用いたが、固定の回転軸の周りで制御レ
バー25を回転するものであっても良い。
【0028】
【発明の効果】本発明の制御レバー装置は上述のとおり
構成されているので、次に記載する効果を有する。
【0029】制御レバーに回転中心軸の軸方向に対して
直角な方向から制動トルクを付与するように構成したの
で、制動トルク付与手段は1つで済み、構造が非常に簡
単であり、部品点数および組立工数を大幅に削減でき
て、低コスト化を図ることができる。
【0030】摩擦面と摩擦部材を回転中心軸の軸方向の
ほぼ同一スペース内に重ねて配置できるので、制御レバ
ー装置の回転中心軸の軸方向の幅を先願例の約1/2に
縮小できる。
【0031】操作パネル上に先願例で示したカバー等の
突起物を取付けなくてもよくなり、操作パネルの上面を
フラットに形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による制御レバー装置の一部
切欠き正面図である。
【図2】同上の一部切欠き側面図である。
【図3】同上の斜視図である。
【図4】同上の変形例を示す斜視図である。
【図5】先願例の一部切欠き正面図である。
【図6】先願例の斜視図である。
【図7】
【符号の説明】
23 回転軸(回転中心軸) 25 制御カバー 32 摩擦面 33 摩擦部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】削除
【補正内容】
【図7】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転中心軸の回りで回転操作される制御レ
    バーと、 上記回転中心軸をほぼ中心とするほぼ円弧状の面に形成
    されて、上記制御レバーと一体に回転される摩擦面と、 上記摩擦面に上記回転中心軸の軸方向に対して直角な方
    向から押圧される摩擦部材とを備えた制御レバー装置。
JP5020291A 1991-02-25 1991-02-25 制御レバー装置 Pending JPH06102950A (ja)

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JP5020291A JPH06102950A (ja) 1991-02-25 1991-02-25 制御レバー装置

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JP5020291A JPH06102950A (ja) 1991-02-25 1991-02-25 制御レバー装置

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JPH06102950A true JPH06102950A (ja) 1994-04-15

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ID=12852540

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JP5020291A Pending JPH06102950A (ja) 1991-02-25 1991-02-25 制御レバー装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010521027A (ja) * 2007-03-09 2010-06-17 コアクティヴ・テクノロジーズ・インコーポレイティッド ジョイスティック
WO2011105037A1 (ja) * 2010-02-26 2011-09-01 川崎重工業株式会社 操作装置
CN104898764A (zh) * 2015-06-11 2015-09-09 中南大学 一种数字式可调阻尼手柄装置及其零点定位方法

Cited By (5)

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