JP3377129B2 - 畦塗機 - Google Patents

畦塗機

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JP3377129B2
JP3377129B2 JP14042594A JP14042594A JP3377129B2 JP 3377129 B2 JP3377129 B2 JP 3377129B2 JP 14042594 A JP14042594 A JP 14042594A JP 14042594 A JP14042594 A JP 14042594A JP 3377129 B2 JP3377129 B2 JP 3377129B2
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辰雄 山崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圃場を囲む古い畦の表
面を削り取って新たに泥土を被覆し、加振整形する畦塗
機の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクター牽引式で、圃場の畦際
及び古い畦の表面を回転する爪部材にて掘削し、畦上に
土上げして、加振機付畦整形板にて塗り固め新畦を形成
する畦塗機は公知となっており、例えば、実開平3−8
3003号公報や特開平4−11802号公報に記載の
技術の如くである。これら従来の畦塗機の加振機付畦整
形板や泥カバーは畦高さ調整の時に畦塗機本体に対して
一緒に上下調整されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
において、加振機付畦整形板(整畦部)や泥カバーが一
緒に昇降されると、泥カバーが加振機から振動が伝わ
り、騒音の発生原因となったり、畦塗機本体が圃場の凹
凸で上下すると、泥カバーも加振機も上下し、加振機下
方に設けた整形板はバネを介装しているので、大きくは
上下しないが下降すると加圧され、上昇すると加圧力が
弱められ、加圧力が一定となっていなかったのである。
そこで、整畦部は畦の凹凸に追随して上下でき、泥カバ
ーは加振機に影響されないように取り付けようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段として、本発明はトラクターの後部に装着し、
圃場の畦際及び古い畦の表面をロータリにて畦上に土上
げし、加振機にて畦整形板を振動させて畦面を塗り固め
る畦塗機において、畦塗機本体に固定リンク1を設け、
該固定リンク1と整畦部を支持する支持リンク2の間
で、フローティングリンク6及び上リンク3と、下リン
ク5とにより略平行リンクを形成すると共に、下リンク
5と支持リンク2との枢支軸に泥カバー支持杆17の一
端を枢結し、該泥カバー支持杆17と前記固定リンク1
の中途部を中リンク4にて枢結して、前記上リンク3、
中リンク4、下リンク5を略平行に配置したものであ
る。
【0005】また、前記フローティングリンク6にロッ
クレバー6aの一端を固設し、該ロックレバー6aの回
動により振動部を昇降可能とするとともに、該ロックレ
バー6aの中途部と固定リンク1側に設けたアームの間
に複数の係合部を設け、数段階の揺動ロック機構を設
け、また、前記泥カバー支持杆17を下リンク5と支持
リンク2との枢支軸から斜め上方へ延出し、ロータリ上
側方位置で泥カバーを固定したものである。また、前記
下リンク5と支持リンク2との枢支軸に、昇降シリンダ
ー21のピストンロッド先端を枢結し、該昇降シリンダ
ー21を畦塗機本体に枢支したものである。
【0006】
【作用】このように構成したことによって、昇降シリン
ダー21を伸縮することにより整畦部と泥カバーがリン
ク機構により平行に昇降され、作業時には整畦部がフロ
ーティングリンク6が回動可能なので、畦の凹凸に追従
して昇降し、ロックレバー6aを回動してロックする
と、高畦や低畦に対応して所望の高さにロックされて、
フローティング出来ずに軟らかい畦の成形ができる。
【0007】
【実施例】次に、添付の図面に示した本発明の実施例を
説明する。図1は、畦塗機の斜視図、図2は、同じく後
面図、図3は、同じく平面図、図4は、リンク部の後面
図である。
【0008】図1・図2・図3において、本発明の畦塗
機の構成を説明すると、トラクターの後部には作業機装
着用のトップリンク46及び左右のロアリンク47が突
設され、畦塗機の動力伝達ボックス30前面より前方に
は上部装着板28及び左右装着板29・29が突設され
ており、前記トップリンク46及び左右のロアリンク4
7の後端を上部装着板28及び左右装着板29・29に
装着することによって、畦塗機がトラクター後方に装着
され、トラクターのリフトアーム48を回動することに
より畦塗機を昇降可能としている。また、前記上部装着
板28には水平センサー45が配設され、リフトロッド
に設けたシリンダーを伸縮することにより畦塗機を水平
制御可能としている。
【0009】前記畦塗機の動力伝達ボックス30後面
で、トラクターの中心より左側の端部には油圧ポンプP
と作動油を充填する作動油タンクTが配設されており、
トラクターの中心より右側(オフセット側)には畦際及
び畦Aを掘削して掻き上げる土寄せロータリ及びリンク
機構を介して加振機24、畦整形板25及び油圧モータ
ーM等からなる振動部と泥カバー37が配設されてい
る。前記土寄せロータリ36はガイド板38と泥カバー
37に覆われ、前記ガイド板38と泥カバー37によっ
て土寄せロータリにて掻き上げた土を畦A上に案内する
構成としている。
【0010】本発明のリンク機構は固定リンク1、振動
部支持リンク2、上中下三位置のリンク3・4・5及び
フローティングリンク6等にて構成され、正逆転可能な
電動モーター付きの昇降シリンダー21を伸縮すること
により振動部と泥カバー37の高さを調節可能としてい
る。前記固定リンク1は動力伝達ボックス30後面の略
中央部の斜め上下二位置で、後方に突設した固定リンク
支持杆14・14の後端に固設されて、上端が振動部側
に傾斜した状態に配設されており、前記昇降シリンダー
21は上端に電動モーターを配置し、該電動モーターを
駆動することによってロッド21aを伸縮可能とし、前
記動力伝達ボックス30後面より後方に突設したシリン
ダー支持杆15の後端にシリンダー支持板16を固設し
て、該前後二枚のシリンダー支持板16の先端に昇降シ
リンダー21の基部側を枢支している。
【0011】そして、前記固定リンク1の左下端には枢
支軸7が後方へ突出され、該枢支軸7を介して下リンク
5の左上端が枢結されており、該下リンク5の右下端は
振動部を上端で支持する支持リンク2の左下端で前方へ
突出されている枢支軸8に枢結され、該枢支軸8には前
記昇降シリンダー21のロッド21a下端が枢結されて
る。前記振動部支持リンク2の右上部には枢支軸9が前
方へ突出され、該枢支軸9を介して上リンク3の右下端
が枢結されており、該上リンク3の左上端はフローティ
ングリンク6の下端で前方へ突出されている枢支軸11
に枢結され、前記フローティングリンク6の上端は固定
リンク1の右上端で後方へ突出されている枢支軸10に
枢結されている。
【0012】このように振動部を支持する略平行のリン
クを構成し、昇降シリンダー21を伸縮させることによ
って上下リンク3・5の固定リンク1と振動部支持リン
ク2に対するリンク角度を変更でき、振動部の畦整形板
25の高さを調節可能とし、振動部を畦上に載置した状
態では、枢支軸8・9及び枢支軸10・11において回
動自在に枢結されているので、フローティングリンク6
が枢支軸10を中心に回動できる範囲において、昇降シ
リンダー21の伸縮に関係なくフローティングできるの
である。
【0013】また、前記下リンク5の右下端の枢支軸8
にはカバー支持杆17の下端が枢結されており、該カバ
ー支持杆17は前記リンク機構や振動部に干渉しない形
状(略「へ」の字状)となるように折り曲げられて斜め
上方へ延設され、その先端が泥カバー37上面に取付固
定されて泥カバー37を支持するようにし、この取付部
には先端にて畦Aの角部に目標を定めるマーカー26の
後端が取付固定されている。
【0014】そして、前記カバー支持杆17の枢支軸8
との枢支部よりやや上部には中リンク4の右下端が前方
に突出されている枢支軸13を介して枢結され、前記中
リンクの左上端は固定リンク1の中途部で前後へ突出さ
れている枢支軸12の前突出側に枢結されている。この
ように中リンクと下リンクが平行リンクとなり、昇降シ
リンダー21の伸縮により振動部の高さ調節を行うとき
に同調して泥カバー37及びマーカー26の高さ調節を
行うことができ、フローティングはできないので作業時
には振動部とは多少動きが異なる。
【0015】また、前記フローティングリンク6の側面
にはロックレバー6aの上端が固設されており、該ロッ
クレバー6aは下方に延設されて先端部分が後方に折り
曲げられ、中途部より後方にロックピン6bが突設さ
れ、該ロックピン6bは前記枢支軸12の後突出側に枢
結された揺動制止板18の右側に開口されている長孔に
貫通されている。この揺動制止板18の後面側にはロッ
クアーム19がバネ50に付勢されて枢支され、該ロッ
クアーム19には前記ロックピン6bに嵌合する複数の
切欠部19a(本実施例では2箇所)が設けられてお
り、この切欠部19aをロックピン6bに嵌合させてロ
ックアーム19は前記バネ50でロック方向に付勢する
ことによって、数段階の高さで揺動(フローティング)
をロックすることができ、本機に対して畦整形板25の
高さを調節でき、ロックアーム19の中途部より後方に
突出したハンドル51を下方へ回動すると、バネ50が
死点越えとなってロック解除位置に維持でき、振動部
(整畦部)をフローティングできる。
【0016】このフローティングロック状態ではフロー
ティングリンク6が枢支軸10を中心に回動できず、上
リンク3が枢支軸11を中心に回動でき平行リンクとな
り、畦塗作業時において、軟らかい畦を形成する場合等
において、振動部の高さは昇降シリンダー21で決めら
れ、同時に泥カバー37及びマーカー26も設定され
る。なお、前記切欠部19aの数は限定するものではな
い。また前記略平行リンクと平行リンクからなるリンク
機構は固定リンク1の下側側面に付設されているストッ
パーと橇支持杆20の上面に付設されているストッパー
とによって上下回動位置が規制されている。
【0017】そして、前記振動部支持リンク2の上端に
はバネ吊下板22が固設され、該バネ吊下板22にはバ
ネ23・23・・・の一端が固定され、その他端には加
振機24の上部が固定され、該加振機24の側面には油
圧モーターMが配設され、該加振機24の下部には後面
視「へ」の字状の畦整形板25が固定されており、前記
油圧モーターMはホース27を介して油圧ポンプPに接
続され、油圧ポンプPにて作動油タンクTから吸入吐出
された圧油が油圧モーターMに供給され、油圧モータM
の回転にて加振機24を駆動して畦整形板25が振動す
ることによって、該畦整形板25にて畦Aの上面と法面
を押さえて畦塗作業を行うことができる。
【0018】また、前記泥カバー37の前側には畦A上
面の土を削りとる前処理プラウ39が配設されており、
該前処理プラウ39は動力伝達ボックス30前面より右
側前方へ折り曲げて突設した支持アーム43の先端に上
下位置調節可能に支持されている。さらに、前記動力伝
達ボックス30下面より後方には橇支持杆20が突設さ
れ、該橇支持杆20には機体を支持する橇体40が垂設
支持され、該橇体40には接地高さを調節するための橇
昇降ハンドル41が付設されており、前記橇体40の後
部には土寄せロータリ36にて掻き上げた畦際を埋め戻
すための後処理プラウ42が上下位置調節可能に配設さ
れている。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏する。即ち、請求項1の如く構成した
ので、整畦部と泥カバーを同時に平行に昇降できるとと
もに、整畦部はフローティングが可能となり、畦の凹凸
に追従して畦成形ができて、きれいで正確な畦ができる
ようになる。
【0020】また、請求項2の如く構成したので、畦が
軟らかいときには、整畦部をロックレバーで回動して、
畦高さに合わせて所望の高さでロックし、一定の高さの
畦を成形できる。また、請求項3の如く構成したので、
泥カバーは整畦部に干渉しない位置で、ロータリにより
はね上げる泥をカバーすることができ、整畦部からの振
動にも影響されないのである。また、請求項4の如く構
成したので、一つのシリンダーで整畦部と泥カバーを昇
降できたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】畦塗機の斜視図である。
【図2】同じく後面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】リンク部の後面図である。
【符号の説明】
1 固定リンク 2 支持リンク 3 上リンク 4 中リンク 5 下リンク 6 フローティングリンク 6a ロックレバー 7・8・9・10・11 枢支軸 17 泥カバー支持杆 21 昇降シリンダー 25 畦整形板 37 泥カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 35/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクターの後部に装着し、圃場の畦際
    及び古い畦の表面をロータリにて畦上に土上げし、加振
    機にて畦整形板を振動させて畦面を塗り固める畦塗機に
    おいて、畦塗機本体に固定リンク1を設け、該固定リン
    ク1と振動部を支持する支持リンク2の間で、フローテ
    ィングリンク6及び上リンク3と、下リンク5とにより
    略平行リンクを形成すると共に、下リンク5と支持リン
    ク2との枢支軸に泥カバー支持杆17の一端を枢結し、
    該泥カバー支持杆17と前記固定リンク1の中途部を中
    リンク4にて枢結して、前記上リンク3、中リンク4、
    下リンク5を略平行に配置したことを特徴とする畦塗
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフローティングリンク6
    にロックレバー6aの一端を固設し、該ロックレバー6
    aの回動により整畦部を昇降可能とするとともに、該ロ
    ックレバー6aの中途部と固定リンク1側に設けたアー
    ムの間に複数の係合部を設け、数段階の揺動ロック機構
    を設けたことを特徴とする畦塗機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の泥カバー支持杆17を下
    リンク5と支持リンク2との枢支軸から斜め上方へ延出
    し、ロータリ上側方位置で泥カバーを固定したことを特
    徴とする畦塗機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の下リンク5と支持リンク
    2との枢支軸に、昇降シリンダー21のピストンロッド
    先端を枢結し、該昇降シリンダー21を畦塗機本体に枢
    支したことを特徴とする畦塗機。
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JP4566802B2 (ja) * 2004-07-27 2010-10-20 小橋工業株式会社 農作業機
JP7055094B2 (ja) * 2018-12-21 2022-04-15 株式会社クボタ 移植機
JP7097804B2 (ja) * 2018-12-21 2022-07-08 株式会社クボタ 乗用型田植機

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