JPH088A - 畦塗機のコールタ - Google Patents

畦塗機のコールタ

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Publication number
JPH088A
JPH088A JP13461394A JP13461394A JPH088A JP H088 A JPH088 A JP H088A JP 13461394 A JP13461394 A JP 13461394A JP 13461394 A JP13461394 A JP 13461394A JP H088 A JPH088 A JP H088A
Authority
JP
Japan
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coulter
ridge
colter
soil
levee
Prior art date
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Pending
Application number
JP13461394A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Yamazaki
辰雄 山崎
Masahiro Shimazoe
雅弘 島添
Eiichi Okamoto
栄一 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seirei Industry Co Ltd, Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Seirei Industry Co Ltd
Priority to JP13461394A priority Critical patent/JPH088A/ja
Publication of JPH088A publication Critical patent/JPH088A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 畦塗機における畦成形作業で、前処理部の構
成を簡単に、牽引作業時の舵取りバランスの向上を図
る。 【構成】 トラクターT後部に装着され、圃場の畦際及
び古い元畦の表面を削り、畦上に掻上げて畦整形板で畦
面を塗り固める畦塗機において、畦塗機の動力伝達ケー
ス30一側前部より前方に支持アーム43を突出し、該
支持アーム43に前コールタ39を装着し、動力伝達ケ
ース30他側後部より後方に支持体44を突出し、該支
持体44後部に後コールタ42を装着し、前記前コール
タ39を土寄せロータリ端前方に、後コールタ42を土
寄せロータリ他端後方に、互いに内向きの土の流れにな
るように配列し、前記支持アーム43に前コールタ39
を角度変更可能に取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、畦塗機における古い畦
の表面を削り、圃場面の土を掻上げた部分に土を埋め戻
すコールタの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクターの後部に畦塗機を牽引
し、この畦塗機により畦塗り作業を行う場合、畦塗機の
前部に設けた前処理ロータリにて畦上の土を掻き取り、
その後部に設けた土寄せロータリにて圃場の畦際及び古
い畦の法面を削り、畦上へ土上げして、その後部に設け
た振動機付き畦整形板にて畦表面を押し固めるように
し、土寄せロータリの後部には後コールタを設けて、土
寄せロータリで削り取った部分にその側方から後コール
タで埋め戻すように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように前処理ロ
ータリを設けると、ロータリを駆動する構成や高さ調整
をするための構成が複雑となり、装置自体が大きくなり
コストアップとなる。また、後コールタを設けると牽引
抵抗によって、畦塗機が回転方向の力を受けて前後方向
斜めになり、畦成形位置がずれて、正確に畦ができない
ばかりか振動機による固める力が足らなくなり、水漏れ
の原因ともなることがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、トラクター後部に装着され、圃場の畦際及
び古い元畦の表面を削り、畦上に掻上げて畦整形板で畦
面を塗り固める畦塗機において、畦塗機のメインフレー
ム一側前部より前方に支持アームを突出し、該支持アー
ムに前コールタを装着し、メインフレーム他側後部より
後方に支持体を突出し、該支持体後部に後コールタを装
着し、前記前コールタを土寄せロータリ端前方に、後コ
ールタを土寄せロータリ他端後方に、互いに内向きの土
の流れになるように配列したものである。
【0005】
【作用】このような手段を用いることによって、畦塗機
を前進させて畦塗り作業を行うと、前コールタによって
畦上面の元畦が削り取られ本機側へ土を寄せ、土寄せロ
ータリによって元畦の法面と畦際の圃場面の土が掻上げ
られ、後コールタによって土寄せロータリによって掻上
げた後の窪みに圃場面の削り取った土を寄せ、このとき
前コールタと後コールタに掛かる荷重は反対方向となっ
てモーメントが互いに打ち消し合う方向となり、姿勢を
崩すことを防止している。
【0006】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の一実施例を
説明する。図1はトラクタ後部に畦塗機を装着した後部
の斜視図、図2は畦塗機の後面図、図3は同じく平面
図、図4は前コールタ取付部の斜視図、図5は同じく正
面図である。
【0007】畦塗機の全体構成について、図1、図2、
図3より説明する。トラクターTの後部に作業機装着用
のトップリンク63及び左右のロアリンク64が配設さ
れ、畦塗機のメインフレームとなる動力伝達ケース30
前面より前方に上部装着板28及び左右装着板29・2
9が突設されて、前記トップリンク63及び左右のロア
リンク64の後端がそれぞれ上部装着板28及び左右装
着板29・29に装着されて、トラクタTのリフトアー
ムを回動することにより、畦塗機を昇降可能としてい
る。
【0008】前記動力伝達ケース30後面の左側には油
圧ポンプPと作動油を貯留する作動油タンク20が配設
され、動力伝達ケース30後面の右側にはリンク機構を
介して振動部を装着し、該振動部の下部に畦成形板27
が配設されている。前記リンク機構は動力伝達ケース3
0後面より後方に支持杆15・16を突設して、該支持
杆15・16後端に支持リンク1が斜めに固設されてお
り、該リンク1の左下端に枢支軸5を突出してリンク2
の左上端と枢結され、該リンク2の右下端が枢支軸6を
介してリンク3の左下端と枢結され、該リンク3の上部
が枢支軸7を介してリンク4の右下端と枢結されてお
り、更に、フローティングリンク8が前記リンク1の右
上端と枢支軸9を介して枢結され、該フローティングリ
ンク8下部と前記リンク4の左上端とが枢支軸10を介
して、それぞれ枢結され、略平行リンク機構を構成して
いる。
【0009】また、動力伝達ケース30より支持杆18
を後方に延設して支持板19を固設し、該支持板19の
先端に正逆転可能な電動モーター付きの昇降シリンダー
21を枢支し、該昇降シリンダー21のピストンロッド
下端をリンク2・3間を枢支する枢支軸6に枢結し、該
昇降シリンダー21の駆動にて伸縮させることにより、
リンク2・4のリンク1・3に対するリンク角度を変更
でき、畦整形板27の高さを調節できるようにしてい
る。また、前記枢支軸6にはロータリカバー37を支持
する支持杆38の下端が枢支され、該支持杆38は
「へ」字状に折り曲げられて、先端でロータリカバー3
7と畦Aの角部に目標を定めるマーカー59の後端が固
設されている。そして、前記支持杆38の枢支軸6との
枢支部よりやや上部にリンク65の下部が枢支され、該
リンク65の上端は前記支持リンク1の中途部に枢支軸
12によって枢支され、前記リンク2とリンク65が平
行リンクとなるように構成している。
【0010】また、前記フローティングリンク8の下側
にロックレバー8aの上端が固設され、該ロックレバー
8aは下方に延設されて、該ロックレバー8aの中途部
より後方にロックピン8bが突設されて揺動制止板11
に開口した長孔を貫通している。該揺動制止板11はリ
ンク1に設けた枢支軸12に枢支され、該揺動制止板1
1にロックアーム13が枢支され、該ロックアーム13
に設けた切欠部に前記ロックピン8bを嵌合することに
より、二段階の高さで軟らかい畦の場合等で揺動(フロ
ーティング)をロックできるようにしている。
【0011】そして、前記リンク3上端にバネ支持板2
2を固設し、該バネ支持板22にバネ23・23・23
の一端を固定し、他端を振動体24上部に固定し、該振
動体24は側部に油圧モーターMを固定して、前記油圧
ポンプPからの圧油によって駆動され振動するように
し、振動体24下部に畦成形板27が固定されている。
該畦成形板27は後面視「へ」字状に構成されて、畦A
の上面と法面を押さえるようにしている。
【0012】また、前記動力伝達ケース30内の上部に
は、平行に入力軸31、カウンター軸32、油圧ポンプ
軸33、及び下部にロータリ軸34が軸受支持されてお
り、これら4本の軸の間に、動力伝達用のチェーン35
が巻回されて、油圧ポンプP及び土寄せロータリを駆動
可能としている。前記カウンター軸32は、チェーン3
5を緊張させるためのテンションスプロケットを支持
し、前記入力軸31は該動力伝達ケース30から前方に
突設されていて、トラクターのPTO軸からユニバーサ
ルジョイントを介して入力軸31に動力が伝達される。
前記ロータリ軸34上には耕耘爪61と跳ね上げ爪が固
設されて土寄せロータリを構成し、畦Aの法面と畦際の
圃場面の土を畦上へ跳ね上げるようにし、この土寄せロ
ータリの上部は前記ロータリカバー37にて覆われてい
る。
【0013】また、畦塗機を下方より支持するように橇
体40が動力伝達ケース30中央後面より後方へ突設し
た支持体44に支持パイプ45・45を介して垂設支持
されており、この一方の支持パイプ45の上部に高さ調
節ハンドル41が付設され、該高さ調節ハンドル41と
支持パイプ45が内部のネジによって連結され、高さ調
節ハンドル41を回動することにより支持パイプ45が
伸縮して橇体40の接地高さを調節できるようにしてい
る。そして、該橇体40の後端には後コールタ42の取
付ブラケット40aが設けられて、該取付ブラケット4
0aに支持パイプ46の垂直部分が挿入され、ピンの差
替えによって後コールタ42の上下高さを調節可能と
し、支持パイプ46の水平部分後端に円形皿状の後コー
ルタ42を回転自在に枢支し、平面視で斜めに配設し
て、畦塗り作業時に、土寄せロータリにより掻上げた畦
際の圃場の窪みに、後コールタ42によってその側部の
土を掻き寄せて埋め戻すようにしている。
【0014】そして、前記動力伝達ケース30の右前部
に前コールタ39が配設されており、図3、図4、図5
に示すように、メインフレームとなる動力伝達ケース3
0の右前端に枢支軸50を突出して、該枢支軸50に支
持アーム43の基部を回転自在に枢支し、該枢支軸50
の下方に高さ調節アーム51の下端を動力伝達ケース3
0の前面に枢支し、該高さ調節アーム51の他端に調節
孔51a・51aを複数開口し、支持アーム43に設け
た固定孔と調節孔51aとを所望高さで合わせてピン5
2を差替え挿入することによって、支持アーム43の上
下回動角を変更し後コールタ39の高さを調節できるよ
うにしている。
【0015】そして、該前コールタ39は円形皿状に構
成されて、支持アーム43の先端に回転自在に枢支され
ており、該支持アーム43の前部の垂直部分には軸芯に
対して回動可能なパイプ部43aを設けて、ボルト47
によってパイプ部43aと基部側を任意角度で固定可能
とし、前コールタ39の角度(後退角)を変更できるよ
うにしている。但し、前コールタ39及び後コールタ4
2の上下調節及び回転角度調節の構成は限定するもので
はない。
【0016】また、該前コールタ39の後端は内側を向
くように傾斜させて、前記後コールタ42の後端も内側
を向くように配置し、図3に示すように、畦塗り作業時
に前コールタ39で畦A上面の土を削り取り、後コール
タ42で圃場面の土を削り、本機中央側へ削り取った土
を寄せるようにしている。このように前後のコールタを
互いに作用方向を向き合うように配置することで、従来
では、後コールタだけであったので、畦塗機はその抵抗
で回転するように力が加わっていたが、本発明では作業
時に前コールタ39が図3右側のロアリンク枢支部を中
心に右回りのモーメントが発生し、後コールタ42が左
回りのモーメントが発生し、両者のモーメントが打ち消
し合うことになり、畦塗り作業時での畦塗機の回転力を
抑えることができたのである。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏する。即ち、請求項1の如く構成した
ので、前コールタで元畦上の土や草を削りとることがで
きるようになり、前処理ロータリで構成するよりも簡単
な構成でコスト低減化が図れ、また、前コールタが削り
取るときの反力と後コールタが削り取る時の反力が反対
方向となり、モーメントが打ち消されて、舵取りバラン
スが向上し、直進性が増し、畦成形をきれいで正確にで
きるようになったのである。
【0018】また、請求項2の如く前コールタの向きを
調節できるので、削り取る量や幅、牽引するときの抵抗
等を調節できるようになり、畦や圃場に合わせて畦成形
ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタ後部に畦塗機を装着した後部の斜視図
である。
【図2】畦塗機の後面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】前コールタ取付部の斜視図である。
【図5】同じく正面図である。
【符号の説明】
30 動力伝達ケース(メインフレーム) 39 前コールタ 40 橇体 42 後コールタ 43 支持アーム 43a パイプ部 44 支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 栄一 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクター後部に装着され、圃場の畦際
    及び古い元畦の表面を削り、畦上に掻上げて畦整形板で
    畦面を塗り固める畦塗機において、畦塗機のメインフレ
    ーム一側前部より前方に支持アームを突出し、該支持ア
    ームに前コールタを装着し、メインフレーム他側後部よ
    り後方に支持体を突出し、該支持体後部に後コールタを
    装着し、前記前コールタをロータリ端前方に、後コール
    タをロータリ他端後方に、互いに内向きの土の流れにな
    るように配列したことを特徴とする畦塗機のコールタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の支持アームに前コールタ
    を角度変更可能に取り付けたことを特徴とする畦塗機の
    コールタ。
JP13461394A 1994-06-16 1994-06-16 畦塗機のコールタ Pending JPH088A (ja)

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JP13461394A JPH088A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 畦塗機のコールタ

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JP13461394A JPH088A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 畦塗機のコールタ

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JPH088A true JPH088A (ja) 1996-01-09

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JP13461394A Pending JPH088A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 畦塗機のコールタ

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JP (1) JPH088A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6256040B1 (en) 1996-06-21 2001-07-03 Namco, Ltd. Three-dimensional game machine and information storage medium
US6296587B1 (en) 1998-11-10 2001-10-02 Fuji Xerox Co., Ltd. Seamed endless belt
US6346701B1 (en) 1998-09-04 2002-02-12 Dowa Mining Co., Ltd. Photodetection method and photodetection device and photodetection/light emission device
US6443449B1 (en) 1998-01-27 2002-09-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Paper sheet discharge apparatus and printing apparatus
CN104308781A (zh) * 2014-09-05 2015-01-28 天津大学 基于二级放大原理与单平行四杆机构的微夹持器

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