JP3376094B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3376094B2 JP11252294A JP11252294A JP3376094B2 JP 3376094 B2 JP3376094 B2 JP 3376094B2 JP 11252294 A JP11252294 A JP 11252294A JP 11252294 A JP11252294 A JP 11252294A JP 3376094 B2 JP3376094 B2 JP 3376094B2
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    • B41J3/60Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for printing on both faces of the printing material

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  • Ink Jet (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、複写
機、プリンタやコンピュータの出力装置等に用いられる
記録装置に係り、特にインクジェット方式で記録用紙の
両面に印字を行うインクジェット記録装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、記録ヘッドのノズルからインクを
吐出して用紙に印字するインクジェット記録装置が実用
化されており、最近では、用紙の両面から印字が可能に
なされた装置が提案されている(特開平5−18566
1号公報、特開平5−330037号公報)。
【0003】上記特開平5−185661号公報記載の
記録装置では、記録手段が記録用紙の両面の互いに異な
る位置に対向して配設され、記録手段の配設位置では記
録用紙の略全面がベルトに吸着されて搬送されている。
【0004】また、上記特開平5−330037号公報
記載の記録装置では、記録手段が記録用紙の両面に対向
して配設され、両方の記録手段の間を記録用紙を搬送し
てインクを吐出し、印字直後に記録用紙の略全面がベル
トに吸着されて搬送されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
特開平5−185661号公報記載の記録装置では、記
録手段が記録用紙の両面の互いに異なる位置に対向して
配設されているので、装置が水平方向に大きくなってし
まい、装置本体の小型化が困難である。
【0006】一方、上記従来の特開平5−330037
号公報記載の記録装置では、両方の記録手段の間に正確
に記録用紙を搬送するための搬送機構については開示さ
れていない。しかも、印字直後に記録用紙の略全面がベ
ルトに吸着されるので、記録用紙の裏面側のインクが乾
燥していない場合には、印字面が汚れる虞れがある。ま
た、吐出回復動作を行うための回復箱と記録手段とが別
体で構成されているために、それぞれに移動手段が設け
られており、駆動機構が複雑なものになっている。
【0007】本発明は、上記問題を解決するもので、両
面印字が可能な装置において、装置本体の小型化を図る
インクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、対向配設されたヘッドユ
ニットの隙間に記録用紙を確実に搬送するインクジェッ
ト記録装置を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、ヘッドユニット及び吐出
回復部の駆動機構を簡素にしたインクジェット記録装置
を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、両面印字が可能な装置に
おいて、記録用紙の表面側及び裏面側ともにインク汚れ
が生じないインクジェット記録装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、所要の隙間をおいて対向配設された第
1、第2のヘッドユニットにそれぞれ設けられた第1、
第2の記録ヘッドからインクを吐出し、上記隙間に介在
される記録用紙の表面及び裏面に画像を記録するインク
ジェット記録装置において、上記第1、第2のヘッドユ
ニットの少なくとも一方を他方に対して接離方向に移動
させるヘッド移動手段を備え、上記第1のヘッドユニッ
トは、上記第2の記録ヘッドに対向する位置に配設さ
れ、上記第2のヘッドユニットに密着して上記第2の記
録ヘッドをキャッピングする第1のキャップ部を有し、
上記第2のヘッドユニットは、上記第1の記録ヘッドに
対向する位置に配設され、上記第1のヘッドユニットに
密着して上記第1の記録ヘッドをキャッピングする第2
のキャップ部を有し、上記第1、第2のキャップ部に
は、それぞれ廃インクチューブが接続されており、該廃
インクチューブに吸引手段が介設されていることを特徴
とするものである(請求項1)。
【0012】また、請求項1記載のインクジェット記録
装置において、複数のプーリに張架された無端状の駆動
ベルトと、上記駆動ベルトを回転させる駆動部と、複数
のプーリに張架されるとともに所要範囲に亘って上記駆
動ベルトに接触して配設された無端状の従動ベルトとか
らなり、上記接触する範囲で上記記録用紙の幅方向両端
を両面から挾んで保持しつつ対向する上記第1、第2の
ヘッドユニットの間を通る搬送路に沿って上記記録用紙
を搬送する用紙搬送手段と、上記記録用紙のサイズに応
じて上記駆動ベルト及び上記従動ベルトを上記記録用紙
の幅方向に移動させるベルト移動手段とを備えたもので
ある(請求項2)。
【0013】また、上記第1、第2のヘッドユニットの
記録ヘッドは、多数のノズルが上記記録用紙の幅方向に
配列されてなるノズル列からなり、上記第1、第2のキ
ャップ部は、それぞれ上記記録ヘッドに平行に並設され
てなり、上記ヘッド移動手段は、上記第1、第2のヘッ
ドユニットを互いに接離方向に移動させるものである
(請求項3)。
【0014】また、請求項2記載のインクジェット記録
装置において、上記第1、第2のヘッドユニットを上記
記録用紙の幅方向に往復動させる第1、第2のヘッド駆
動手段と、上記第1、第2のヘッドユニットの往復動と
用紙搬送とを交互に行って上記記録用紙に印字を行う印
字制御手段とを備えたものである(請求項4)。
【0015】また、請求項4記載のインクジェット記録
装置において、搬送される上記記録用紙と上記第1、第
2のヘッドユニットとの間隔を所定距離に保持する第
1、第2の規制部材を備えたものである(請求項5)。
【0016】また、上記第1、第2の規制部材は、上記
第1、第2のヘッドユニットに回動自在に配設されると
ともに、上記所定距離だけ突出してなる第1、第2のロ
ーラからなる(請求項6)。さらに、記録用紙の両面に
温風を吹き付けて用紙表面のインクを乾燥させるための
乾燥装置をさらに具備する(請求項7)。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明によれば、第1、第2のヘ
ッドユニットの少なくとも一方が他方に対して接近する
方向に移動すると、第1の記録ヘッドが第2のキャップ
部によりキャッピングされ、第2の記録ヘッドが第1の
キャップ部によりキャッピングされることとなる。
【0018】また、請求項2記載の発明によれば、記録
用紙の幅方向両端がそれぞれ駆動ベルト及び従動ベルト
により両面から挾んで保持しつつ搬送路に沿って搬送さ
れ、対向する第1、第2のヘッドユニットの隙間を通
り、記録用紙の両面に印字が行われる。また、駆動ベル
ト及び従動ベルトは、記録用紙のサイズに応じて記録用
紙の幅方向に移動し、種々のサイズの記録用紙の幅方向
両端が確実に保持されることとなる。
【0019】また、請求項3記載の発明によれば、第
1、第2のヘッドユニット間に記録用紙が搬送されて印
字が行われる。そして、印字が行われないときは、第
1、第2のヘッドユニットが互いに接近する方向に移動
し、第1、第2の記録ヘッドが、それぞれ第2、第1の
キャップ部によりキャッピングされることとなる。
【0020】また、請求項4記載の発明によれば、第
1、第2のヘッドユニットの往復動と用紙搬送とが交互
に行われて、記録用紙の両面に印字が行われる。
【0021】また、請求項5記載の発明によれば、第
1、第2の規制部材により、搬送される記録用紙と第
1、第2のヘッドユニットとの間隔が所定距離に保持さ
れる。
【0022】また、請求項6記載の発明によれば、第
1、第2のローラにより記録用紙の搬送を妨げることな
く、搬送される記録用紙と第1、第2のヘッドユニット
との間隔が所定距離に保持される。
【0023】
【実施例】まず、本発明に係るインクジェット記録装置
の第1実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は第1実施例の装置の外観を示す斜視図である。図
2は同装置の内部の概略構成を示す図で、(a)は左側
面図、(b)は正面図である。
【0024】この装置は、例えば外部装置から入力され
る文字データ等を印字するプリンタで、図2(b)中、
右方に給紙カセット21〜24からなる用紙収納部、左
方に記録用紙を搬送しつつ表面及び裏面の両面に印字を
行う印字ユニット4を備えるとともに、その間に用紙を
右方から左方に搬送する用紙搬送系13が、印字ユニッ
ト4の下方にソータ8が、それぞれ配設されている。ソ
ータ8は、不図示の螺旋カムによりビン8aを水平方向
に1ビンずつ移動させ、印字された記録用紙を収納する
ものである。また、装置の表面適所には、操作パネル1
及び給紙バイパス部3が配設されている。
【0025】操作パネル1は、記録用紙のサイズをマニ
ュアルで指示する用紙サイズ指示キーや吐出回復動作を
行わせる吐出回復キー等が配設された操作部1a(図
8)と、LCDやLED等からなり、設定内容を表示す
る表示部1b(図8)とから構成されている。給紙バイ
パス部3は、装置表面に配設された幅揃え機構3aを用
紙幅に合わせて手差し給紙を行うものである。
【0026】用紙収納部には、カット紙が収納できるサ
イズの異なる給紙カセット21〜24が、積層して配設
されている。給紙カセット21〜24には、用紙搬送方
向に対して、例えば、給紙カセット21にA4サイズの
記録用紙が縦向きに、給紙カセット22にA3サイズが
縦向きに、給紙カセット23にB4サイズが縦向きに、
給紙カセット24にB5サイズが横向きに、それぞれ収
納されている。なお、各カセットに収納する用紙のサイ
ズ及び向きは上記に限られない。
【0027】用紙搬送系13には、給紙カセット21〜
24及び給紙バイパス部3に対応して設けられ、用紙の
給紙を行う給紙ローラ31〜34,37、用紙を搬送す
る搬送ローラ対、搬送用紙を案内する搬送ガイド及び画
像記録のタイミングに応じて用紙搬送を行うレジストロ
ーラ対38等が配設されている。
【0028】印字ユニット4は、一対の駆動側搬送ベル
ト43及び従動側搬送ベルト44により記録用紙の幅方
向両端を挾み、図2(b)中、一点鎖線Rに沿って搬送
する用紙搬送機構、搬送用紙の両面に互いに対向して配
設された各4個のヘッドユニット5a,5bからなる印
字機構及び印字された用紙表面のインクを乾燥する乾燥
装置10等から構成されている。
【0029】まず、用紙搬送機構について図3〜図5を
用いて説明する。図3は印字ユニット4の構成を示す図
で、(a)は左側面図、(b)は正面図である。図4
(a)(b)は図3(a)(b)において、説明の便宜
上、ヘッドユニットのヘッド保持機構を図略したもので
ある。図5は印字ユニット4の用紙搬送機構の要部を示
す図で、(a)は左側面図、(b)は正面図である。な
お、図3(a)、図4(a)及び図5(a)において、
説明の便宜上、プーリ83,84を図略している。
【0030】一対の駆動側搬送ベルト43,43は、そ
れぞれ駆動用のプーリ80、プーリ81〜84及びアイ
ドルローラ85,85,…に張架された無端状を有して
いる。この駆動側搬送ベルト43は、例えばポリエステ
ル製の網目の無い織物にクロロプレンゴムが添加されて
なり、伸びが少なく、安定した搬送が可能になってい
る。また、一対の従動側搬送ベルト44,44は、それ
ぞれプーリ90〜94及びアイドルローラ95,95,
…に張架された無端状を有している。この従動側搬送ベ
ルト44は、例えばウレタンゴム製で、伸縮が大きく、
駆動側搬送ベルト43に容易に沿うような材質で形成さ
れている。また、搬送ベルト43,44は、幅が例えば
15mmに形成されている。
【0031】プーリ80は、駆動軸804に嵌合すると
ともに、後述する搬送ベルト移動板42に回動自在に配
設されている。駆動軸804は、装置本体に固定された
側板11,12に回動自在に支持され、D字状の断面を
有しており、駆動軸804の回動に伴って両方のプーリ
80が回動するようになっている。駆動軸804に固定
されたギア801は、搬送ベルトモータ803のギア8
02に噛み合わされている。搬送ベルトモータ803
は、例えばステッピングモータからなり、ギア802,
801を介して駆動軸804を回転駆動することにより
プーリ80を回転させて、駆動側搬送ベルト43を回転
駆動するものである。なお、従動側搬送ベルト44は、
駆動側搬送ベルト43との摩擦力により従動して回転す
るようになっている。
【0032】プーリ81及びアイドルローラ85,8
5,…は、側板11,12間に配設された軸81a及び
軸85a,85a,…に回動自在に貫通されるととも
に、搬送ベルト移動板42に回動自在に配設されてい
る。また、同様に、プーリ90,91及びアイドルロー
ラ95,95,…は、側板11,12間に配設された軸
90a,91a及び軸95a,95a,…に回動自在に
貫通されるとともに、搬送ベルト移動板42に回動自在
に配設されている。
【0033】駆動軸804、軸81a及び軸85a,8
5a,…と、軸90a、軸91a及び軸95a,95
a,…とは、それぞれ所要の間隔をおいて並設されてお
り、各プーリ及びアイドルローラに張架された駆動側搬
送ベルト43と従動側搬送ベルト44とが、プーリ8
1,91からプーリ80,90に亘って所要の圧力で当
接するようになっている。また、軸81aと軸91aの
中央部適所には、それぞれローラ81bとローラ91b
(図略)が固設され、互いに所要の圧力で当接してい
る。このローラ81b,91bは、軸81a,91aに
回動自在に配設され、搬送用紙の接触により回転するよ
うになっている。
【0034】以上のような構成により、駆動軸804が
図5(b)中、時計回り方向に回転すると、レジストロ
ーラ対38から印字ユニット4に給送された記録用紙
は、プーリ81,91間で、その幅方向中央部がローラ
81b,91bに挾まれるとともに、幅方向両端の例え
ば幅5mmが、それぞれ駆動側搬送ベルト43と従動側
搬送ベルト44とに挾まれる。そして、プーリ81,9
1間からプーリ80,90間に亘って駆動側搬送ベルト
43と従動側搬送ベルト44とに挾まれて保持されつ
つ、P方向(図5)に搬送される。
【0035】このように、プーリ81,91間からプー
リ80,90間に亘って、記録用紙の幅方向両端をそれ
ぞれ駆動側搬送ベルト43と従動側搬送ベルト44とで
挾むようにしたので、記録用紙を確実に搬送することが
できる。
【0036】なお、プーリ80の回転量及び速度、すな
わち記録用紙の搬送距離及び搬送速度は、搬送ベルトモ
ータ803に供給される駆動パルスにより制御される。
【0037】また、プーリ82は、図5(b)中、プー
リ81の左斜め上方に、プーリ92は、同図中、プーリ
91の右斜め上方に配設されている。従って、プーリ8
2,81間及びプーリ92,91間の搬送ベルトによ
り、レジストローラ対38からP方向に給送される記録
用紙をプーリ81,91間へ確実に案内することができ
る。
【0038】次に、搬送ベルト43,44の移動機構に
ついて、図4、図6を用いて説明する。図6は搬送ベル
ト移動板42の形状を示す正面図である。
【0039】一対の搬送ベルト移動板42,42は、互
いに接離方向に移動可能に装置本体に支持されており、
記録用紙のサイズに応じて搬送ベルトの位置を変更可能
にするものである。
【0040】搬送ベルト移動板42は、上記各プーリや
アイドルローラを回動自在に保持するための軸孔及び各
ヘッドユニット5a,5bや乾燥装置10を回避するた
めの角孔が穿設されるとともに、中央部の両端適所に軸
孔418,419が穿設され、この軸孔418,419
に管状の軸受部材421a,422aが固設されてい
る。軸受部材422aには、側板11,12に支持され
たステー422が嵌合し、軸受部材421aには、側板
11,12により回動自在に支持された搬送ベルト移動
軸421が嵌合して、ステー422及び搬送ベルト移動
軸421により搬送ベルト移動板42,42が保持され
ている。
【0041】軸受部材422aは、ステー422が滑ら
かに摺動可能になされている。軸受部材421aと搬送
ベルト移動軸421とは、軸受部材421aの内面に雌
ねじが形成されるとともに、搬送ベルト移動軸421の
外面の所要範囲に亘って雄ねじが形成されて、ボールね
じ構造になっている。搬送ベルト移動軸421のねじ
は、中央部を境界に異なる向き、すなわち図4(a)
中、例えば左側が右ねじ、右側が左ねじに形成されてい
る。この場合には、搬送ベルト移動板42,42は、搬
送ベルト移動軸421が図4(b)中、時計回り方向に
回転すると互いに接近し、反時計回り方向に回転すると
離間することとなる。
【0042】搬送ベルト移動軸421に固定されたギア
423は、ベルト移動板モータ425のギア424に噛
み合わされている。ベルト移動板モータ425は、例え
ばステッピングモータからなり、ギア424,423を
介して搬送ベルト移動軸421を回転させるもので、こ
の移動軸の正転、反転により、搬送ベルト移動板42,
42を記録用紙の用紙幅に応じて移動させることができ
る。なお、搬送ベルト移動軸421の回転量、すなわち
搬送ベルト移動板42,42の移動距離は、ベルト移動
板モータ425に供給される駆動パルスにより制御され
る。
【0043】以上のような構成により、例えばA3サイ
ズの記録用紙に印字する場合には、搬送ベルト移動板4
2,42は、図4(a)中、実線で示す位置に移動し、
A4サイズの場合には、図4(a)中、点線で示す位置
に移動する。
【0044】このように、印字を行う記録用紙の用紙幅
に応じて搬送ベルト移動板42,42により、各プーリ
及び各搬送ベルトを一体的に図4中、矢印で示す用紙幅
方向に移動可能にしたので、種々の用紙サイズに対応し
て、記録用紙の幅方向両端をそれぞれ駆動側搬送ベルト
43と従動側搬送ベルト44とで確実に挾んで保持し、
用紙搬送を行うことができる。
【0045】なお、記録用紙のサイズに応じて幅方向に
移動させる搬送ベルトを、一対の駆動側搬送ベルト4
3,43及び一対の従動側搬送ベルト44,44のいず
れか一方のみとしてもよい。そして、用紙サイズに応じ
て移動しない他方の搬送ベルト43,44は、後述する
キャッピング動作あるいは空吐出動作のときのみヘッド
ユニット5a,5bの外方に移動するようにすればよ
い。この場合には、他方の搬送ベルト43,44は、必
要な移動距離を短縮することができる。
【0046】次に、印字機構について図4を用いて説明
する。4個のヘッドユニット5aは、直方体形状で、搬
送される記録用紙の一方の面側に用紙搬送路に沿って所
要の間隔を有して配設され、4個のヘッドユニット5b
は、ヘッドユニット5aと同様の直方体形状で、用紙搬
送路を挾んで他方の面側に、各ヘッドユニット5aに対
向する位置に配設されている。
【0047】各ヘッドユニット5aは、それぞれ記録ヘ
ッド51a及びキャップ部52aから構成され、また、
各ヘッドユニット5bは、それぞれ記録ヘッド51b及
びキャップ部52bから構成されている。記録ヘッド5
1aは、キャップ部52aの図4中、上側に並設され、
一方、記録ヘッド51bは、キャップ部52bの図4
中、下側に並設されており、記録ヘッド51aとキャッ
プ部52b、記録ヘッド51bとキャップ部52aが、
それぞれ互いに対向する位置に配設されている。そし
て、ヘッドユニット5aとヘッドユニット5bとは、密
着位置と離間位置との間で、後述するヘッド保持機構に
より互いに接離方向に移動可能になっており、印字を行
わないときは密着位置に配置され、印字を行うときは例
えば2mmの所定間隔に配置される。
【0048】記録ヘッド51a,51bは、例えば微小
径ノズルが一列に所定ピッチで配設されたノズル列を備
えている。そして、例えば圧電素子で構成され、各ノズ
ルに設けられたインク吐出機構によりノズルから記録用
紙に向けてインクを吐出し、記録用紙の両面に画像を印
字するものである。ノズル列の寸法は、例えばA3サイ
ズ用紙の短辺が印字可能な値に設定されている。
【0049】また、各記録ヘッド51a,51bは、用
紙搬送方向Pの上流側から順に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)及びブラック(BK)のイン
クを吐出するもので、これらのインクが順次吐出され
て、カラー印字を行うようになっている。
【0050】なお、上記ノズル列は、各ノズルを千鳥状
にずらせて配列した複数のノズル列から構成されたもの
でもよい。また、ブラック(BK)のインクを吐出する
記録ヘッド51a,51bを備えたヘッドユニット5
a,5bを1個だけ配設し、白黒印字が可能なものとし
てもよい。
【0051】インクは、装置本体内適所に配設されたイ
ンクカートリッジ14(図2参照)から例えば軟質合成
樹脂製のインク供給チューブ(不図示)を介して各ヘッ
ドユニット5a,5bに供給される。インクカートリッ
ジ14(図2参照)は、4個のカートリッジからなり、
各カートリッジに、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)及びブラック(BK)のインクが封入され
ており、インク供給チューブの基端に取り付けられたイ
ンク針からインクが供給される。
【0052】キャップ部52a,52bは、例えばゴム
や軟質合成樹脂製のキャップを備えており、ヘッドユニ
ット5a,5bの密着位置で記録ヘッド51b,51a
のキャッピングを行い、ノズル先端のインクの固化及び
異物、気泡等のノズル内への侵入を防止するものであ
る。
【0053】キャップ部52a,52bのキャップに
は、不図示の廃インクチューブが接続されており、この
廃インクチューブには、ポンプ103(図8)等の吸引
手段が介設されている。ポンプ103は、ヘッドユニッ
ト5a,5bの密着位置で吸引力を発生し、記録ヘッド
51a,51bのノズル先端に形成されたメニスカスを
正常な位置に復帰させたり、ノズル内の気泡や異物をイ
ンクとともに取り除いて、インクの吐出不良を解消する
等の吐出回復動作を行うものである。ポンプ103によ
り吸引されたインクは、廃インクチューブを介してイン
クカートリッジ14(図2)に近接して配設された廃イ
ンクタンク18(図2)内部のウレタンフォーム等から
なるインク吸収体に吸収される。
【0054】なお、印字中は、所要の間隔で記録用紙の
印字ユニット4への給送を一旦停止し、搬送ベルト4
3,44を図3(a)に示すように一旦記録ヘッド51
a,51bの間から退避させて、記録ヘッド51a,5
1bからキャップ部52b,52aに向けて全ノズルか
らインクを吐出する空吐出を行うことにより、印字中に
使用されないか、または使用頻度の低いノズルの目詰ま
りを防止するようにしている。なお、上記空吐出は、各
ヘッドユニット5a,5bの密着位置で行うようにして
もよい。
【0055】次に、記録ヘッドのヘッド保持機構につい
て図3、図7を用いて説明する。図7はヘッド保持機構
の構成を示す図で、(a)は左側面図、(b)は正面図
である。
【0056】各ヘッドユニット5aは、図7(a)中、
左右の側面の所要の領域が一対のヘッド移動板61a,
61aに固着され、一体的に保持されている。一方、各
ヘッドユニット5bは、同様に、左右の側面の所要の領
域が一対のヘッド移動板61b,61b(図略)に固着
され、一体的に保持されている。
【0057】ヘッド移動板61aは、図7(a)中、側
板11から右方に突出して形成された保持部611a
に、貫通孔62aが穿設され、側板12から左方に突出
して形成された保持部612aに、貫通孔63aが穿設
されている。また、ヘッド移動板61bは、同様に、図
7(a)中、側板11から右方(図7(b)中、手前
側)に突出して形成された保持部611bと、側板12
から左方に突出して形成された保持部612b(図略)
に、それぞれ貫通孔62a(図略),63a(図略)が
穿設されている。貫通孔62aには装置本体に回動自在
に支持されたヘッド移動軸62が嵌合し、一方、貫通孔
63aには装置本体に支持されたヘッド支持軸63が嵌
合している。そして、これらの軸62,63によりヘッ
ド移動板61a,61bが保持されている。
【0058】貫通孔63aは、ヘッド支持軸63が滑ら
かに摺動可能になされている。貫通孔62aとヘッド移
動軸62とは、貫通孔62aの内面に雌ねじが形成され
るとともに、ヘッド移動軸62の外面に雄ねじが形成さ
れて、ボールねじ構造になっている。ヘッド移動軸62
のねじは、中央部を境界に異なる向き、すなわち図7
(b)中、例えば左側が右ねじ、右側が左ねじに形成さ
れている。この場合には、ヘッド移動板61a,61b
は、ヘッド移動軸62が図7(a)中、時計回り方向に
回転すると離間し、反時計回り方向に回転すると互いに
接近することとなる。
【0059】ヘッド移動軸62に固定されたギア65
は、ヘッド移動モータ64のギア66に噛み合わされて
いる。ヘッド移動モータ64は、例えばステッピングモ
ータからなり、ギア66,65を介してヘッド移動軸6
2を回転させるものである。なお、ヘッド移動軸62の
回転量、すなわちヘッド移動板61a,61bの移動距
離は、ヘッド移動モータ64に供給される駆動パルスに
より制御される。
【0060】以上のような構成において、ヘッドユニッ
ト5a,5bの移動動作について図3、図7を用いて説
明する。
【0061】印字動作が終了すると、まず、搬送ベルト
移動軸421が図3(b)中、反時計回り方向に回転す
ることにより、搬送ベルト移動板42,42がそれぞれ
図3(a)中、矢印方向に移動し、搬送ベルト43,4
3が対向するヘッドユニット5a,5bの間から外側に
移動する。次に、ヘッド移動軸62が図7(a)中、反
時計回り方向に回転することにより、ヘッド移動板61
a,61bがそれぞれ図7(b)中、矢印方向に移動し
て、ヘッドユニット5a,5bが密着してキャッピング
が行われる。
【0062】一方、印字動作を開始するときは、まず、
ヘッド移動軸62が図7(a)中、時計回り方向に回転
することにより、ヘッド移動板61a,61bがそれぞ
れ図7(b)中、矢印と反対方向に移動して、ヘッドユ
ニット5a,5bが離間してキャッピングが解除され
る。次に、搬送ベルト移動軸421が図3(b)中、所
要量だけ時計回り方向に回転することにより、搬送ベル
ト移動板42,42がそれぞれ図3(a)中、矢印と反
対方向に移動し、搬送ベルト43,43が対向するヘッ
ドユニット5a,5bの間の用紙サイズに対応する位置
まで移動する。
【0063】このように、ヘッド移動軸62を回転駆動
してヘッド移動板61a,61bを移動させることによ
り、ヘッドユニット5a,5bの記録ヘッド51a,5
1bのキャッピング及びその解除を行うことができる。
【0064】なお、ヘッド移動板61a,61bのいず
れか一方のみを移動させてヘッドユニット5a,5bの
一方を接離方向に移動させることによりキャッピング及
びその解除を行うようにしてもよい。この場合には、他
方のヘッドユニット5a,5bは、移動可能に配設する
必要はなくなる。
【0065】次に、乾燥装置10の構成について図3を
用いて説明する。乾燥装置10は、ヘッドユニット5
a,5bの用紙搬送方向下流側の両面に配設されたファ
ン101及びヒータ102から構成されている。ファン
101は、用紙搬送路の両面に、それぞれ例えば図3に
示すように3個ずつ並設され、記録用紙に向けて送風す
るものである。ヒータ102は、ハロゲンランプやニク
ロム線等からなる熱源を有し、用紙搬送路とファン10
1間に、ヘッドユニット5a,5bの印字幅に亘って配
設されている。このような構成の乾燥装置10により、
記録用紙の両面に温風が吹き付けられ、用紙表面のイン
クを乾燥させるようになっている。
【0066】次に、この装置の制御構成について図8の
ブロック図を用いて説明する。この装置は、パソコン等
の外部装置から入力される操作信号及び画像信号に基づ
いて各部の動作が行われるようになっている。
【0067】制御部110は、CPU120や記憶部1
11等から構成され、CPU120の内部クロックに同
期して装置全体の動作を制御するものである。CPU1
20は、記録制御部121、機構制御部122及び表示
制御部123等から構成され、記録制御部121と機構
制御部122とは、互いに同期して制御動作を行うよう
になっている。記憶部111は、制御プログラムが記憶
されたROMや一時的にデータを保管するRAM等から
構成される。インターフェース(I/F)部112は、
外部装置から入力される信号を受信するもので、画像信
号を記録制御部121に、用紙サイズ等の操作信号を機
構制御部122に出力するようになっている。
【0068】機構制御部122は、入力された操作信号
に基づき、駆動回路114を介して給紙ローラ等の用紙
搬送系13を駆動し、所要の給紙カセットから給紙する
1次給紙を行わせるもので、用紙の先端がレジストロー
ラ対38に達して用紙が撓んで用紙先端が合わせられる
と、用紙搬送系13が停止する。また、レジストローラ
対38を動作させて用紙を印字ユニット4に給送する2
次給紙を行わせるものである。また、記録用紙への印字
終了毎にソータ8の駆動を制御して、同一ビンまたは各
ビンに用紙を収納させるものである。また、駆動回路1
14を介して搬送ベルトモータ803等の各モータに駆
動パルスを供給してモータを駆動させるものである。駆
動回路114は、電源部やトランジスタ等からなり、機
構制御部122からの制御信号に基づいてモータ等の駆
動系に駆動電流を供給するものである。
【0069】また、機構制御部122は、給紙ローラの
駆動開始からレジストローラ対38の駆動開始までの時
間T1をカウントするタイマーを備えている。また、
レジストローラ対38の駆動開始から印字開始までの時
間T2をカウントするタイマーを備えている。また、
レジストローラ対38の駆動開始から次の用紙を給紙す
るための給紙ローラの駆動開始までの所定時間T3をカ
ウントするタイマーを備えている。
【0070】また、機構制御部122は、ファン101
及びヒータ102の動作を制御するものである。また、
機構制御部122は、電源オン中には所要の間隔で、あ
るいは操作部1aの吐出回復キーが押されたときに、ま
たは電源が投入された時に、ポンプ103を動作させて
吐出回復動作を行わせる。
【0071】なお、操作部1aの用紙サイズ指示キーで
マニュアル入力されたサイズが外部装置から入力された
サイズより大きいときは、機構制御部122によりキー
入力されたサイズの記録用紙に印字を行うようにしても
よい。
【0072】記録制御部121は、入力された画像信号
をヘッドユニット5a,5bの駆動回路113a,11
3bにシリアル送信するものである。駆動回路113
a,113bは、それぞれヘッドユニット5a,5b内
適所に配設され、ラッチ部を有するもので、送信された
例えば記録用紙1ライン分のシリアルの2値あるいは多
値の画像信号を一旦ラッチし、パラレル信号に変換する
ものである。
【0073】また、記録制御部121は、駆動回路11
3a,113bで変換されたパラレル信号を、機構制御
部122に同期して記録ヘッド51a,51bの対応す
る圧電素子にパルス駆動信号として出力し、インクの吐
出を制御するものである。例えば、「0」,「1」の2
値信号の場合、「1」の信号に対してはそのパルス幅の
間、圧電素子に電圧が印加されて液圧が急激に高まるこ
とで、ノズルから定量のインクを吐出するようになって
いる。上記1ライン分の画像信号は、所定周期で順次伝
送され、これにより2次元の画像記録がなされるように
なっている。
【0074】このインク吐出の周期、すなわち圧電素子
への信号出力の周期は、ヘッドユニット5a,5bの能
力の範囲内で設定されており、印字中の記録用紙の搬送
速度、すなわち搬送ベルトモータ803の回転速度は、
インク吐出周期に対応して設定されている。
【0075】表示制御部123は、各給紙カセット内の
用紙の有無やインク残量の不足等を検出し、その検出結
果を表示部1bに表示させるものである。インク残量検
知部115は、インクカートリッジ14内のインクの残
量を検知するもので、残量が所定レベル以下になると表
示部1bに表示される。
【0076】次に、印字動作の手順について図9〜図1
6のフローチャートを用いて説明する。まず、図9のメ
インルーチンについて説明する。
【0077】最初に、処理フラグがセットされている
かどうかが判別され(ステップS2)、セットされてい
れば(ステップS2でYES)、ステップS6に進み、
セットされていなければ(ステップS2でNO)、処理
が行われる(ステップS4)。
【0078】次に、タイマーがセットされているかど
うかが判別され(ステップS6)、セットされていなけ
れば(ステップS6でNO)、ステップS10に進み、
セットされていれば(ステップS6でYES)、処理
が行われる(ステップS8)。
【0079】次に、タイマーがセットされているかど
うかが判別され(ステップS10)、セットされていな
ければ(ステップS10でNO)、ステップS14に進
み、セットされていれば(ステップS10でYES)、
処理が行われる(ステップS12)。
【0080】次に、タイマーがセットされているかど
うかが判別され(ステップS14)、セットされていな
ければ(ステップS14でNO)、ステップS18に進
み、セットされていれば(ステップS14でYES)、
処理が行われる(ステップS16)。
【0081】次いで、処理が行われ(ステップS1
8)、割込マスクフラグがセットされているかどうかが
判別され(ステップS20)、セットされていなければ
(ステップS20でNO)、終了し、セットされていれ
ば(ステップS20でYES)、印字の割込動作を禁止
して(ステップS22)、終了する。
【0082】次に、図10の処理のサブルーチンにつ
いて説明する。まず、印字フラグがセットされ(ステッ
プS32)、次いで、ヘッド移動板61a,61bの移
動によりキャッピングが解除され、ヘッドユニット5
a,5bが所定間隔の位置に配置される(ステップS3
4)。続いて、搬送ベルト移動板42,42が移動し、
搬送ベルト43,44が印字される記録用紙のサイズに
対応する所定の位置に配置される(ステップS36)。
【0083】次に、搬送ベルト43の駆動が開始され
(ステップS38)、続いて、乾燥装置10がオンにさ
れる(ステップS40)。次に、後述する図11の1次
給紙処理が行われ(ステップS42)、処理終了フラ
グがセットされて(ステップS44)、リターンする。
【0084】次に、図11の1次給紙処理のサブルーチ
ンについて説明する。まず、1次給紙が行われ(ステッ
プS52)、次に、タイマーがセットされてカウント
アップが開始され(ステップS54)、リターンする。
【0085】次に、図12の処理のサブルーチンにつ
いて説明する。まず、タイマーが所定時間T1だけカ
ウントしたかどうかが判別され(ステップS62)、未
だカウントしていなければ(ステップS62でNO)、
リターンし、カウントしていれば(ステップS62でY
ES)、タイマーをリセットしてタイマー動作を停止
する(ステップS64)。
【0086】次いで、2次給紙が行われ(ステップS6
6)、続いて、タイマーがセットされてカウントアッ
プが開始される(ステップS68)。
【0087】次に、印字を行う次頁が有るかどうかが判
別され(ステップS70)、次頁がなければ(ステップ
S70でNO)、リターンし、次頁が有れば(ステップ
S70でYES)、タイマーがセットされてカウント
アップが開始され(ステップS72)、リターンする。
【0088】次に、図13の処理のサブルーチンにつ
いて説明する。まず、タイマーが所定時間T2だけカ
ウントしたかどうかが判別され(ステップS82)、未
だカウントしていなければ(ステップS82でNO)、
リターンし、カウントしていれば(ステップS82でY
ES)、タイマーをリセットしてタイマー動作を停止
する(ステップS84)。次いで、印字の割込動作が許
可され(ステップS86)、リターンする。
【0089】次に、図14の処理のサブルーチンにつ
いて説明する。まず、タイマーが所定時間T3だけカ
ウントしたかどうかが判別され(ステップS92)、未
だカウントしていなければ(ステップS92でNO)、
リターンし、カウントしていれば(ステップS92でY
ES)、タイマーをリセットしてタイマー動作を停止
する(ステップS94)。次いで、図11の1次給紙処
理が行われ(ステップS96)、リターンする。
【0090】次に、図15の処理のサブルーチンにつ
いて説明する。まず、印字フラグがセットされているか
どうかが判別され(ステップS102)、セットされて
いなければ(ステップS102でNO)、リターンし、
セットされていれば(ステップS102でYES)、記
録用紙の排出が終了したかどうかが判別され(ステップ
S104)、終了していなければ(ステップS104で
NO)、リターンし、終了していれば(ステップS10
4でYES)、残りの頁が有るかどうかが判別される
(ステップS106)。
【0091】そして、残りの頁が有れば(ステップS1
06でYES)、ソータ8が制御されて(ステップS1
08)、リターンする。一方、残りの頁が無ければ(ス
テップS106でYES)、処理終了フラグがリセッ
トされ(ステップS109)、印字フラグがリセットさ
れ(ステップS110)、乾燥装置10がオフにされ
(ステップS112)、搬送ベルト43が停止し(ステ
ップS114)、搬送ベルト移動板42,42が移動し
て、搬送ベルト43,44がヘッドユニット5a,5b
の外側に退避し(ステップS116)、続いて、ヘッド
移動板61a,61bが移動し、記録ヘッド51a,5
1bがキャッピングされて(ステップS118)、リタ
ーンする。
【0092】次に、図16の印字処理のサブルーチンに
ついて説明する。この印字処理は、割込動作が許可され
ているときのみ実行されるようになっている。まず、印
字データが有るかどうかが判別され(ステップS12
2)、無ければ(ステップS122でNO)、ステップ
S126に進み、印字データが有れば(ステップS12
2でYES)、インクが吐出されて印字が行われる(ス
テップS124)。
【0093】次いで、印字が終了かどうかが判別され
(ステップS126)、終了でなければ(ステップS1
26でNO)、リターンし、終了ならば(ステップS1
26でYES)、割込マスクフラグがセットされて(ス
テップS128)、リターンする。
【0094】このように、幅方向に移動可能にした搬送
ベルト43,44で記録用紙の幅方向両端を挾んで保持
しつつ搬送するようにしたので、種々のサイズの記録用
紙を確実にヘッドユニット5a,5bの間に搬送して両
面印字を行うことができる。
【0095】次に、本発明に係るインクジェット記録装
置の第2実施例について図面を参照しながら説明する。
なお、第1実施例と同一機能を果たすものには同一符号
を付し、同一構成の部材については説明を省略する。図
17は第2実施例の装置の外観を示す斜視図である。図
18は同装置の内部の概略構成を示す正面図である。
【0096】第2実施例の装置は、記録用紙の停止中に
ヘッドユニットを移動しながらインクを吐出させてシリ
アル印字を行い、記録用紙の印字幅分の搬送とシリアル
印字とを交互に行って記録用紙への画像の記録を行うも
のである。
【0097】この装置は、図18中、右方に給紙カセッ
ト25,26等からなる用紙収納部27、左方に記録用
紙を搬送しつつ両面に印字を行う印字ユニット4や印字
された用紙表面のインクを乾燥する乾燥装置10等から
なる印字部28を備えるとともに、その間に用紙を右方
から左方に搬送する用紙搬送系13を備えている。印字
部28の下流側には、排出ローラ対6が配設され、印字
された記録用紙を排出トレイ7に導いて排出する。ま
た、装置の表面適所には、第1実施例と同様に、操作パ
ネル1及び給紙バイパス部3が配設されている。
【0098】用紙収納部27には、カット紙が収納でき
るサイズの異なる給紙カセット25,26が、積層して
配設されている。給紙カセット25,26には、例え
ば、給紙カセット25にA4サイズの用紙、給紙カセッ
ト26にA3サイズの用紙がそれぞれ用紙搬送方向に縦
向きに収納されている。
【0099】用紙搬送系13には、給紙カセット25,
26及び給紙バイパス部3に対応して設けられた用紙を
給紙する給紙ローラ35〜37、用紙を搬送する搬送ロ
ーラ対、搬送される用紙を案内する搬送ガイド及び画像
記録のタイミングに応じて印字ユニット4に用紙を給送
するレジストローラ対38等が配設されている。
【0100】次に、印字ユニット4の構成について図1
7〜図19を用いて説明する。まず、用紙搬送機構につ
いて説明する。図19は印字ユニット4の概略構成を示
す斜視図である。
【0101】一対の駆動側搬送ベルト43,43は、そ
れぞれ駆動用のプーリ431及びプーリ432,43
3,434(図19中、手前側は図略)に張架された無
端状を有している。一対の従動側搬送ベルト44,44
は、それぞれプーリ441,442,443,444
(図19中、手前側は図略)に張架された無端状を有し
ている。各プーリ432〜434,441〜444は、
後述する一対の搬送ベルト移動板42,42に回動自在
に配設されている。
【0102】プーリ431,431は、駆動軸804に
嵌合するとともに、搬送ベルト移動板42,42にそれ
ぞれ回動自在に配設されている。駆動軸804は、装置
本体に回動自在に支持され、D字状の断面を有してお
り、駆動軸804の回動に伴って、両方のプーリ431
が回動するようになっている。駆動軸804に固定され
たギア801は、搬送ベルトモータ803のギア802
に噛み合わされている。搬送ベルトモータ803は、例
えばステッピングモータからなり、ギア802,801
を介して駆動軸804を回転駆動することにより、プー
リ431を回転させ、駆動側搬送ベルト43を駆動する
ものである。
【0103】そして、印字ユニット4に給送された記録
用紙(図19中、一点鎖線)は、その幅方向両端がそれ
ぞれ駆動側搬送ベルト43と従動側搬送ベルト44とに
挾まれてP方向に搬送される。なお、プーリ431の回
転量、すなわち記録用紙の搬送距離は、搬送ベルトモー
タ803に供給される駆動パルスにより制御される。
【0104】次に、搬送ベルト43,44の移動機構に
ついて説明する。一対の搬送ベルト移動板42,42
は、互いに接離方向に移動可能に装置本体に支持されて
おり、対向する位置に孔が穿設され、この孔に軸受部材
421a,421aが配設されている。軸受部材421
a,421aには、装置本体に回動自在に保持された搬
送ベルト移動軸421が嵌合している。軸受部材421
aと搬送ベルト移動軸421とは、軸受部材421aの
内面に雌ねじが形成されるとともに、搬送ベルト移動軸
421の外面の所要範囲に亘って雄ねじが形成されて、
ボールねじ構造になっている。搬送ベルト移動軸421
のねじは、中央部を境界に異なる向き、すなわち図19
中、例えば奥側が右ねじ、手前側が左ねじに形成されて
いる。この場合には、搬送ベルト移動板42,42は、
搬送ベルト移動軸421が図19中、右手前側から見て
時計回り方向に回転すると互いに接近し、反時計回り方
向に回転すると離間することとなる。
【0105】搬送ベルト移動軸421に固定されたギア
423は、ベルト移動板モータ425のギア424に噛
み合わされている。ベルト移動板モータ425は、例え
ばステッピングモータからなり、ギア424,423を
介して搬送ベルト移動軸421を回転させるものであ
る。
【0106】これによって、搬送ベルト移動板42,4
2は、印字を行う記録用紙の用紙幅に応じて移動するこ
とができる。なお、本実施例では、最大でA3(縦)サ
イズの記録用紙に印字が可能になされており、搬送ベル
ト移動板42,42のホームポジションは、A3(縦)
サイズに対応する位置に設定されている。また、ギア4
23の回転量、すなわち搬送ベルト移動板42,42の
移動距離は、ベルト移動板モータ425に供給される駆
動パルスにより制御される。
【0107】このように、印字を行う記録用紙の用紙幅
に応じて搬送ベルト移動板42,42を移動可能にした
ので、異なる用紙サイズであっても、確実にその幅方向
両端を駆動側搬送ベルト43と従動側搬送ベルト44と
で挾んで搬送することができる。
【0108】次に、ヘッドユニット5a,5bの構成に
ついて図19、図20を用いて説明する。図20はヘッ
ドユニットの構成を示す図で、(a)はヘッドユニット
5a,5bの移動方向から見た側面図、(b)はヘッド
ユニット5aをインク吐出面から見た正面図、(c)は
ヘッドユニット5bをインク吐出面から見た正面図であ
る。
【0109】ヘッドユニット5aとヘッドユニット5b
は、図19に示すように、互いに対向する位置に配設さ
れるとともに、搬送ベルト移動板42,42の接離方向
に移動可能になっており、対向する位置関係を保ちつつ
同時に移動し、搬送される記録用紙の両面に印字を行う
ようになっている。ヘッドユニット5aは、キャリッジ
53aがヘッド本体を形成し、記録ヘッド51aやキャ
ップ部52a等を備えている。ヘッドユニット5bは、
同様にキャリッジ53bがヘッド本体を形成し、記録ヘ
ッド51bやキャップ部52b等を備えている。この記
録ヘッド51aとキャップ部52b、記録ヘッド51b
とキャップ部52aとが、それぞれ互いに対向する位置
に配設されている。なお、ヘッドユニット5a,5bの
ホームポジションは、例えば一方の搬送ベルト43の直
ぐ近傍に設定されている。
【0110】記録ヘッド51aは、例えば微小径ノズル
が一列に所定ピッチで配設されたノズル列を備えてお
り、例えば圧電素子で構成され、各ノズルに設けられた
インク吐出機構によりノズルから黒インクを吐出するも
のである。そして、ヘッドユニット5aが往復動しつ
つ、所定距離毎にインクが吐出されて、印字幅Dで記録
用紙に画像が印字されるようになっている。
【0111】なお、上記ノズル列は、複数列のノズルが
碁盤目状や千鳥状に配列されたものでもよい。
【0112】インクは、インクカートリッジ14(図1
8)からインク供給チューブ15を介してヘッドユニッ
ト5a,5bに供給される。インクカートリッジ14
(図18)は、印字部28の下部適所に配設され、黒の
インクが封入されており、インク供給チューブ15の基
端に取り付けられたインク針からインクが供給される。
インク供給チューブ15は、例えば軟質合成樹脂製で、
その長さは、ヘッドユニット5a,5bの往復動幅に亘
ってインクの供給が可能な寸法に設定されている。
【0113】次に、ヘッドユニット5a,5bの移動機
構について、図19、図20を用いて説明する。なお、
図中、ヘッドユニット5bの移動機構の構成部材でヘッ
ドユニット5aの移動機構と同一の部材には、同一番号
及び添字bからなる符号を付し、説明を省略する。
【0114】キャリッジ53aは、上部適所に穿設され
た貫通孔531a及び下端に形成された嵌合溝532a
が、それぞれ搬送ベルト移動板42,42の接離方向に
配設されたキャリッジ移動軸601a及びキャリッジ支
持軸605aに嵌合されて、両方の軸により往復動可能
に支持されている。
【0115】キャリッジ支持軸605aは、装置本体に
固定されており、嵌合溝532aがこの支持軸上を摺動
するようになっている。キャリッジ移動軸601aは、
装置本体に回動可能に支持されている。貫通孔531a
とキャリッジ移動軸601aとは、貫通孔531aの内
面に雌ねじが形成されるとともに、キャリッジ移動軸6
01aの外面に雄ねじが形成されて、ボールねじ構造に
なっている。
【0116】キャリッジ移動軸601aに固定されたギ
ア603aは、キャリッジ駆動モータ602aのギア6
04aに噛み合わされている。キャリッジ駆動モータ6
02aは、例えばステッピングモータからなり、ギア6
04a,603aを介してキャリッジ移動軸601aを
回転させるもので、この移動軸の正転、反転により、キ
ャリッジ53a、すなわちヘッドユニット5aが往復動
する。なお、キャリッジ移動軸601aの回転量、すな
わちヘッドユニット5aの移動距離は、キャリッジ駆動
モータ602aに供給される駆動パルスにより制御され
る。
【0117】なお、図19中、キャリッジ駆動モータ6
02a,602bを1個のモータで構成し、ギア603
a,603bに回転駆動力を伝達する伝達機構を備え
て、ヘッドユニット5a,5bを移動させるようにして
もよい。
【0118】次に、ヘッドユニット5a,5bの内部機
構について図20〜図22を用いて説明する。ヘッドユ
ニット5a(キャリッジ53a)のインク吐出面には、
図20に示すように、第1の用紙規制部材54a,54
aがキャリッジ53aの左端部及び右端部であって記録
ヘッド51aの印字幅の下端より上方の高さ位置に設け
られた中空部535a内に配設され、第2の用紙規制部
材55aがキャリッジ53aの上端部中央に設けられた
中空部内に配設されている。また、ヘッドユニット5b
(キャリッジ53b)のインク吐出面には、第1の用紙
規制部材54b,54bが第1の用紙規制部材54a,
54aに対向する位置に設けられた中空部535b内に
配設され、第2の用紙規制部材55bが第2の用紙規制
部材55aに対向する位置に設けられた中空部内に配設
されている。
【0119】これら第1の用紙規制部材54a,54
a,54b,54b及び第2の用紙規制部材55a,5
5bは、それぞれインク吐出面と記録用紙との間隔を確
保するためのものである。
【0120】図21は第1の用紙規制部材54aの構成
を示す図で、(a)(b)は図20(b)のIV−IV断面
図、(c)は(a)のC−C断面図である。なお、ヘッ
ドユニット5bに配設されている第1の用紙規制部材5
4bは、第1の用紙規制部材54aと同一構成なので、
説明を省略する。
【0121】中空部535aは、直方体形状で、内部に
ソレノイド537a、基台538a及びコロ533a等
が配設され、縁部543aで形成される小孔で外部に連
通している。ソレノイド537aは、固定端が中空部5
35aの底面に固設されるとともに、先端が基台538
aの底面に接続されてなり、オンのときは本体寸法が短
縮され、オフのときは本体寸法が伸長される。基台53
8aの上面は、凹曲面が形成され、この凹曲面上に、コ
ロ533aが載置されている。
【0122】コロ533aは、板ばね540aと基台5
38aとにより位置が規制されている。板ばね540a
は、板状のばね本体541a及びばね片542aからな
り、ばね本体541aが中空部535aの側面に固定さ
れ、ばね片542aが縁部541a側に延設されて、コ
ロ533aの軸に当接し、軸を介してコロ533aを図
21(a)中、左方に付勢するものである。基台538
aの上面適所には、可動コロ539a,539aが表面
から一部が突出するように埋め込まれて配設され、コロ
533aが回動自在になされている。
【0123】以上の構成により、ソレノイド537aが
オフのときは、ソレノイド537aの本体寸法が伸長す
るので、図21(a)に示すように、板ばね540aの
ばね圧に抗してコロ533aがキャリッジ53a表面か
ら突出する。一方、ソレノイド537aがオンのとき
は、ソレノイド537aの本体寸法が短縮するので、図
21(b)に示すように、板ばね540aのばね圧によ
りコロ533aが図中、左方に引き込まれる。
【0124】そして、印字を行うときは、例えば、ヘッ
ドユニット5a,5bが、図20(a)中、紙面奥行き
方向に移動するときは、図20(b)中、右側の第1の
用紙規制部材54aと、図20(c)中、左側の第1の
用紙規制部材54bとが、キャリッジ53a,53bか
ら突出し、図20(b)中、左側の第1の用紙規制部材
54aと、図20(c)中、右側の第1の用紙規制部材
54bとが引き込まれる。
【0125】このように、ヘッドユニット5a,5bの
往復動に対して、記録ヘッド51a,51bの上流側の
第1の用紙規制部材54a,54bがキャリッジ53
a,53bから突出してヘッドユニット5a,5bのイ
ンク吐出面と記録用紙との間隔を確保するとともに、下
流側の第1の用紙規制部材54a,54bは引き込まれ
て印字直後の記録用紙表面に接触しないようにしている
ので、記録用紙の表面が汚れることを防止することがで
きる。
【0126】また、第2の用紙規制部材55a,55b
は、例えば、球形の部材534a,534bがキャリッ
ジ53aに設けられた中空部内に回動自在に保持される
とともに、所要寸法だけ表面から突出して構成され、イ
ンク吐出面と記録用紙との間隔を確保するようになって
いる。
【0127】なお、対向する第1の用紙規制部材54
a,54bの間隔及び第2の用紙規制部材55a,55
bの間隔は、記録用紙が滑らかに搬送されるように隙間
が設けられている。
【0128】次に、キャップ部52a,52bの構成に
ついて、図20、図22を用いて説明する。図22は図
20(b)のV−V断面図で、(a)は印字可能状態、
(b)はキャップ521aが突出した状態を示してい
る。図中、一点鎖線はヘッドユニット5a,5b間の中
央線を示している。
【0129】キャップ部52aは、記録ヘッド51bに
対向する位置に配設され、キャップ521a及びソレノ
イド522a等から構成されている。キャップ部52b
は、記録ヘッド51aに対向する位置に配設され、キャ
ップ部52aと同一構成なので、説明を省略する。
【0130】キャップ521aは、例えばゴムや軟質合
成樹脂製で、金属や硬質合成樹脂等からなる筐体523
aに固設され、キャリッジ53aに設けられた凹部52
4aに配設されている。ソレノイド522aは、本体部
が凹部524aの中央部に設けられた小径の凹部の底面
に固定されるとともに、先端部が筐体523aの底面に
接続されてなり、オンのときは先端部が本体部に引き込
まれ、オフのときは先端部が本体部から突出するように
なっている。
【0131】そして、印字を行うときは、図22(a)
に示すように、ソレノイド522aがオンすることによ
り上記中央線からキャップ521aが退避する。一方、
印字を行わないときは、図22(b)に示すように、ソ
レノイド522aがオフすることによりキャップ521
aが突出し、キャリッジ53bに密着して記録ヘッド5
1bを覆い、ノズル先端のインクの固化及び異物、気泡
等のノズル内への侵入を防止する。
【0132】キャップ521a及び筐体523aの底面
には、図22中、下端適所に穿設された小孔に配管部材
16を介して廃インクチューブ17が接続されている。
配管部材16は、蛇腹状で、ソレノイド522aのオ
ン、オフに応じて伸縮するようになっている。
【0133】廃インクチューブ17には、ポンプ103
(図23)が介設され、キャップ521a,521bと
ヘッドユニット5b,5aとの密着状態で吸引力を発生
し、吐出回復動作を行っている。ポンプ103により吸
引されたインクは、廃インクチューブ17を介して廃イ
ンクタンク18(図18)内部のウレタンフォーム等か
らなるインク吸収体に吸収される。
【0134】なお、印字中は、所要の間隔で記録用紙の
印字ユニット4への給送を一旦停止し、ヘッドユニット
5a,5bからキャップ521b,521aに向けて全
ノズルからインクを吐出する空吐出を行っている。な
お、上記空吐出は、ヘッドユニット5a,5bにキャッ
プ521b,521aを密着させて行うようにしてもよ
い。
【0135】次に、この装置の制御構成について、第1
実施例(図8)との相違点のみを図23のブロック図を
用いて説明する。
【0136】機構制御部122は、駆動回路114を介
してキャリッジ駆動モータ602a,602bに駆動パ
ルスを供給し、キャリッジ53a,53b、すなわちヘ
ッドユニット5a,5bの往復動を制御するものであ
る。この往復動は、ヘッドユニット5a,5bが対向し
た位置を保ちつつ同期して移動するようにしている。こ
の往復動の速度は、ヘッドユニット5a,5bが移動中
に印字を行うため、インク供給チューブ15におけるイ
ンク圧の変化の影響を受けることなく好適に維持可能な
値に設定されている。また、機構制御部122は、記録
用紙への印字が開始されてから印字される最後の記録用
紙が排出ローラ対6により乾燥装置10を通過するま
で、ファン101及びヒータ102を動作させるもので
ある。
【0137】記録制御部121は、ヘッドユニット5
a,5bが、図19中、左から右へ移動するときはヘッ
ドユニット5bの記録ヘッド51b、一方、右から左へ
移動するときはヘッドユニット5aの記録ヘッド51a
に供給するインク吐出信号を、そのラインの逆から出力
するように制御している。また、記録制御部121によ
るインク吐出の周期、すなわち圧電素子への信号出力の
周期と、ヘッドユニット5a,5bの移動速度とは、対
応して設定されている。
【0138】このように、往復動ともにインクを吐出す
ることにより、印字に要する時間を短縮することができ
る。
【0139】なお、ヘッドユニット5a,5bは、互い
に対向した位置を保ちつつ同期して移動しながら、記録
用紙に対して左から右に移動する側の記録ヘッドからの
みインクを吐出するようにしてもよい。この場合には、
上記のようなインク吐出信号を逆から出力するような制
御が必要でなくなる。また、ヘッドユニット5a,5b
は、互いに対向しない位置関係で、すなわち例えば記録
用紙の中央ですれ違うような状態で移動させてもよい。
【0140】次に、印字動作の手順について図24のフ
ローチャートを用いて説明する。まず、ソレノイド52
2a,522bのオンによりキャップ521a,521
bが退避し、キャッピングが解除される(ステップS2
02)。続いて、搬送ベルト移動板42,42が移動
し、搬送ベルト43,44が印字される記録用紙のサイ
ズに対応する所定の位置に配置される(ステップS20
4)。
【0141】次に、用紙搬送系13の給紙ローラ等が動
作して所要の給紙カセットから給紙され、用紙の先端が
レジストローラ対38に達して用紙が撓んで用紙先端が
合わせられると、一旦用紙搬送系13が停止し、次い
で、レジストローラ対38が動作して用紙が印字ユニッ
ト4に給送されるとともに、搬送ベルト43の駆動が開
始され(ステップS206)、乾燥装置10がオンにさ
れる(ステップS208)。
【0142】次いで、搬送用紙が停止すると、各記録ヘ
ッド51a,51bからインクが吐出されてシリアル印
字が行われ(ステップS210)、印字が終了でなけれ
ば(ステップS212でNO)、1ライン分だけ用紙が
搬送されて(ステップS214)、次は逆方向にヘッド
ユニット5a,5bが移動しながらシリアル印字が行わ
れ(ステップS210)、印字が終了するまで以上の動
作が繰り返される。そして、印字が終了すると(ステッ
プS212でYES)、次のページに印字すべき画像信
号のデータが残っているかどうかが判別される(ステッ
プS216)。
【0143】そして、次のデータが残っていれば(ステ
ップS216でYES)、ステップS206に戻る。一
方、次のデータが残っていなければ(ステップS216
でNO)、搬送ベルト43が停止されるとともに、乾燥
装置10がオフにされ(ステップS218)、搬送ベル
ト移動板42,42が移動して、搬送ベルト43,44
がホームポジションに戻され(ステップS220)、続
いて、ソレノイド522a,522bのオフによりキャ
ップ521a,521bが突出してキャッピングが行わ
れる(ステップS222)。
【0144】このように、幅方向に移動可能にした搬送
ベルト43,44で記録用紙の幅方向両端を挾んで保持
しつつ搬送するようにしたので、種々のサイズの記録用
紙を確実にヘッドユニット5a,5bの間に搬送して両
面印字を行うことができる。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、第1のキャップ部は、第2の記録ヘッドに対向
して配置し、第2のキャップ部は、第1の記録ヘッドに
対向して配置して、第1、第2のヘッドユニットの少な
くとも一方を接離方向に移動して各記録ヘッドのキャッ
ピングを行うようにしたので、キャッピング機構を簡素
化することにより装置本体の小型化を図ることができ
る。
【0146】また、請求項2の発明によれば、記録用紙
の幅方向両端を駆動ベルト及び従動ベルトにより両面か
ら挾んで保持しつつ搬送するようにしたので、第1、第
2のヘッドユニットの隙間に記録用紙を確実に搬送する
ことができるとともに、インク汚れが生じないようにす
ることができる。また、駆動ベルト及び従動ベルトを記
録用紙の幅方向に移動するようにしたので、種々のサイ
ズの記録用紙を確実に搬送することができる。
【0147】また、請求項3の発明によれば、第1、第
2のヘッドユニットを互いに接離方向に移動するように
したので、印字が行われないときは、第1、第2のヘッ
ドユニットを互いに接近する方向に移動させることによ
り第1、第2の記録ヘッドを第2、第1のキャップ部で
キャッピングすることができるので、キャッピング機構
を簡素化することができる。
【0148】また、請求項4の発明によれば、第1、第
2のヘッドユニットの往復動と用紙搬送とを交互に行
い、シリアル印字を行うようにしたので、小型の第1、
第2のヘッドユニットにより種々のサイズの記録用紙に
両面印字を行うことができる。
【0149】また、請求項5の発明によれば、搬送され
る記録用紙と第1、第2のヘッドユニットとの間隔を所
定距離に保持するようにしたので、ヘッドユニットが往
復動して印字するときに、インク汚れを防止することが
できる。
【0150】また、請求項6の発明によれば、第1、第
2のローラを第1、第2のヘッドユニットに回動自在に
配設するとともに、所定距離だけ突出するようにしたの
で、記録用紙の搬送を妨げることなく、搬送される記録
用紙と第1、第2のヘッドユニットとの間隔を所定距離
に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の第1実
施例の装置の外観を示す斜視図である。
【図2】同装置の内部の概略構成を示す図で、(a)は
左側面図、(b)は正面図である。
【図3】印字ユニット4の構成を示す図で、(a)は左
側面図、(b)は正面図である。
【図4】(a)(b)は図3(a)(b)において、説
明の便宜上、ヘッドユニットのヘッド保持機構を図略し
たものである。
【図5】印字ユニット4の用紙搬送機構の要部を示す図
で、(a)は左側面図、(b)は正面図である。
【図6】搬送ベルト移動板42の形状を示す正面図であ
る。
【図7】ヘッド保持機構の構成を示す図で、(a)は左
側面図、(b)は正面図である。
【図8】第1実施例の制御構成を示すブロック図であ
る。
【図9】第1実施例の印字動作のメインルーチンを示す
フローチャートである。
【図10】処理のサブルーチンを示すフローチャート
である。
【図11】1次給紙処理のサブルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図12】処理のサブルーチンを示すフローチャート
である。
【図13】処理のサブルーチンを示すフローチャート
である。
【図14】処理のサブルーチンを示すフローチャート
である。
【図15】処理のサブルーチンを示すフローチャート
である。
【図16】印字処理のサブルーチンを示すフローチャー
トである。
【図17】第2実施例の装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図18】同装置の内部の概略構成を示す正面図であ
る。
【図19】印字ユニット4の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図20】ヘッドユニットの構成を示す図で、(a)は
ヘッドユニット5a,5bの移動方向から見た側面図、
(b)はヘッドユニット5aをインク吐出面から見た正
面図、(c)はヘッドユニット5bをインク吐出面から
見た正面図である。
【図21】第1の用紙規制部材54aの構成を示す図
で、(a)(b)は図20(b)のIV−IV断面図、
(c)は(a)のC−C断面図である。
【図22】図20(b)のV−V断面図で、(a)は印
字可能状態、(b)はキャップ521aが突出した状態
を示している。
【図23】第2実施例の制御構成を示すブロック図であ
る。
【図24】第2実施例の印字動作の手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1a 操作部 1b 表示部 4 印字ユニット 5a,5b ヘッドユニット 10 乾燥装置 11,12 側板 13 用紙搬送系 38 レジストローラ対 42 搬送ベルト移動板 43 駆動側搬送ベルト 44 従動側搬送ベルト 51a,51b 記録ヘッド 52a,52b キャップ部 53a,53b キャリッジ 62 ヘッド移動軸 64 ヘッド移動モータ 80〜84,90〜94 プーリ 85,95 アイドルローラ 101 ファン 102 ヒータ 103 ポンプ 110 制御部 111 記憶部 113a,113b,114 駆動回路 115 インク残量検知部 120 CPU 121 記録制御部 122 機構制御部 123 表示制御部 421 搬送ベルト移動軸 425 ベルト移動板モータ 803 搬送ベルトモータ 804 駆動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嘉戸 静司 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 佐武 健一 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 小坂 裕美 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 馬場 弘一 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 石井 雅之 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 河内 嘉子 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−330037(JP,A) 特開 平3−2070(JP,A) 特開 平3−146357(JP,A) 特開 平3−182356(JP,A) 実開 昭63−113659(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/165 B41J 3/54 B41J 25/308

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の隙間をおいて対向配設された第
    1、第2のヘッドユニットにそれぞれ設けられた第1、
    第2の記録ヘッドからインクを吐出し、上記隙間に介在
    される記録用紙の表面及び裏面に画像を記録するインク
    ジェット記録装置において、上記第1、第2のヘッドユ
    ニットの少なくとも一方を他方に対して接離方向に移動
    させるヘッド移動手段を備え、上記第1のヘッドユニッ
    トは、上記第2の記録ヘッドに対向する位置に配設さ
    れ、上記第2のヘッドユニットに密着して上記第2の記
    録ヘッドをキャッピングする第1のキャップ部を有し、
    上記第2のヘッドユニットは、上記第1の記録ヘッドに
    対向する位置に配設され、上記第1のヘッドユニットに
    密着して上記第1の記録ヘッドをキャッピングする第2
    のキャップ部を有し、上記第1、第2のキャップ部に
    は、それぞれ廃インクチューブが接続されており、該廃
    インクチューブに吸引手段が介設されていることを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクジェット記録装置
    において、複数のプーリに張架された無端状の駆動ベル
    トと、上記駆動ベルトを回転させる駆動部と、複数のプ
    ーリに張架されるとともに所要範囲に亘って上記駆動ベ
    ルトに接触して配設された無端状の従動ベルトとからな
    り、上記接触する範囲で上記記録用紙の幅方向両端を両
    面から挾んで保持しつつ対向する上記隙間を通る搬送路
    に沿って上記記録用紙を搬送する用紙搬送手段と、上記
    記録用紙のサイズに応じて上記駆動ベルト及び上記従動
    ベルトを上記記録用紙の幅方向に移動させるベルト移動
    手段とを備えたことを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】 上記第1、第2の記録ヘッドは、多数の
    ノズルが上記記録用紙の幅方向に配列されてなるノズル
    列からなり、上記第1、第2のキャップ部は、それぞれ
    上記第1、第2の記録ヘッドに平行に並設されてなり、
    上記ヘッド移動手段は、上記第1、第2のヘッドユニッ
    トを互いに接離方向に移動させるものであることを特徴
    とする請求項2記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のインクジェット記録装置
    において、上記第1、第2のヘッドユニットを上記記録
    用紙の幅方向に往復動させる第1、第2のヘッド駆動手
    段と、上記第1、第2のヘッドユニットの往復動と用紙
    搬送とを交互に行って上記記録用紙に印字を行う印字制
    御手段とを備えたことを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のインクジェット記録装置
    において、搬送される上記記録用紙と上記第1、第2の
    ヘッドユニットとの間隔を所定距離に保持する第1、第
    2の規制部材を備えたことを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  6. 【請求項6】 上記第1、第2の規制部材は、上記第
    1、第2のヘッドユニットに回動自在に配設されるとと
    もに、上記所定距離だけ突出してなる第1、第2のロー
    ラからなることを特徴とする請求項5記載のインクジェ
    ット記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、記録用紙の両面に温風を
    吹き付けて用紙表面のインクを乾燥させるための乾燥装
    置をさらに具備することを特徴とするインクジェット記
    録装置。
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