JPH07314822A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH07314822A
JPH07314822A JP6112512A JP11251294A JPH07314822A JP H07314822 A JPH07314822 A JP H07314822A JP 6112512 A JP6112512 A JP 6112512A JP 11251294 A JP11251294 A JP 11251294A JP H07314822 A JPH07314822 A JP H07314822A
Authority
JP
Japan
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belt
conveyor belt
moving
cleaning
recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP6112512A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Watanabe
剛史 渡辺
Kikunosuke Tsuji
菊之助 辻
Setsuo Hori
節夫 堀
Seiji Kado
静司 嘉戸
Kenichi Satake
健一 佐武
Hiromi Kosaka
裕美 小坂
Koichi Baba
弘一 馬場
Masayuki Ishii
雅之 石井
Yoshiko Kawachi
嘉子 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP6112512A priority Critical patent/JPH07314822A/ja
Publication of JPH07314822A publication Critical patent/JPH07314822A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録用紙と記録手段のノズル面との間隔を一
定にする。 【構成】 ヘッド部2a,2bのノズル部9の上下に
は、幅方向に亘って、内部にローラ移動軸10が配設さ
れた溝8が穿設されている。溝8内には、ローラ移動軸
10の両端に一対の規制ローラ7が回動自在、かつ幅方
向に移動可能に配設されている。規制ローラ7は、例え
ばポリアセタールで形成された規制部71と、規制部7
1の幅方向外側にスポンジで形成されたクリーニング部
72とから構成され、その周面がノズル部9の先端面か
ら例えば0.5〜1mmの所定距離だけ突出して配設さ
れ、各搬送ベルトが規制部71により所要の圧力で接触
するように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、複写
機、プリンタやコンピュータの出力装置等に用いられる
記録装置に係り、特にインクジェット方式で記録用紙の
両面に印字を行うインクジェット記録装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、記録手段のノズルからインクを吐
出して用紙に印字するインクジェット記録装置が実用化
されており、最近では、用紙の両面に印字が可能になさ
れた装置が提案されている(特開平5−330037号
公報)。このインクジェット記録装置では、記録手段が
記録用紙の両面に対向して配設され、両方の記録手段の
間に記録用紙を搬送してインクを吐出し、印字直後に記
録用紙の略全面がベルトに吸着されて搬送され、ベルト
上の紙粉及びインク等の異物がクリーニングユニットに
より除去されるようになっている。従来、このようなイ
ンクジェット記録装置では、記録用紙と記録手段のイン
ク吐出面との間隔を約1mm以下にすると、高い印字品
質が得られることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2個の記録手
段の間に記録用紙を搬送する場合には、記録用紙が1m
m以上撓むと、いずれかの記録手段のインク吐出面に用
紙が接触してしまう。この結果、印字された画像が流れ
る、あるいはノズルが目詰まり状態になって画像に白筋
が発生する等の不具合が生じ、印字品質が低下する虞れ
がある。ところが、上記従来の特開平5−330037
号公報記載の記録装置では、両方の記録手段の間に撓む
ことなく記録用紙を搬送するための搬送機構については
開示されていない。
【0004】更に、このような搬送機構で記録手段の間
に位置する領域に付着したインク等を除去するクリーニ
ング機構が設けられていなければ、記録用紙が汚れてし
まう虞れがある。
【0005】本発明は、上記問題を解決するもので、記
録用紙の両面に記録手段で印字を行う装置において、記
録手段のインク吐出面との間隔を一定に保持しつつ記録
用紙を搬送するインクジェット記録装置を提供すること
を目的とする。
【0006】また、本発明は、記録手段の間に記録用紙
を搬送する搬送機構の汚れを除去するインクジェット記
録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、多数のノズルを備えた記録手段を所要の
隙間をおいて対向配設し、上記隙間を通る搬送路に沿っ
て搬送される記録用紙に向けて上記ノズルからインクを
吐出して記録用紙の両面に画像を記録するインクジェッ
ト記録装置において、上記搬送路に沿って搬送される記
録用紙の幅方向両端側に配設され、それぞれ上記記録用
紙の表面側と裏面側とに配設された表側搬送ベルトと裏
側搬送ベルトとからなり、上記記録用紙を各端で両面側
から挾持して搬送する第1、第2の搬送ベルト対と、上
記第1、第2の搬送ベルト対のそれぞれ表側、裏側搬送
ベルトの少なくとも一方を回転駆動させる駆動手段と、
上記記録手段のノズル近傍に、用紙搬送方向に回動自在
に配設されるとともに、その周面がノズル面から所定距
離だけ突出して配設され、上記第1、第2の搬送ベルト
対の表側、裏側搬送ベルトに接触して搬送ベルトを規制
する規制ローラとを備えたものである(請求項1)。
【0008】また、請求項1記載のインクジェット記録
装置において、上記表側、裏側搬送ベルトを上記幅方向
に移動させるベルト移動手段を備えたものである(請求
項2)。
【0009】また、上記規制ローラは、上記第1の搬送
ベルト対側と第2の搬送ベルト対側とに分離して形成さ
れ、上記表側、裏側搬送ベルトとの接触状態で搬送ベル
トが上記幅方向に移動すると一体的に移動可能に配設さ
れている(請求項3)。
【0010】また、請求項3記載のインクジェット記録
装置において、上記ベルト移動手段は、上記表側搬送ベ
ルトと上記裏側搬送ベルトとをそれぞれ移動させる表側
ベルト移動手段と裏側ベルト移動手段とからなり、上記
規制ローラは、その幅方向外側に清掃部が形成されてお
り、上記表側、裏側搬送ベルトの一方を上記幅方向に移
動させることにより上記清掃部を他方の搬送ベルトに対
向する位置に移動させ、この他方の搬送ベルトを、上記
清掃部に接触させて回転させる清掃制御手段を備えたも
のである(請求項4)。
【0011】また、請求項3記載のインクジェット記録
装置において、上記ベルト移動手段は、上記表側搬送ベ
ルトと上記裏側搬送ベルトとをそれぞれ移動させる表側
ベルト移動手段と裏側ベルト移動手段とからなり、上記
規制ローラは、その幅方向外側に清掃部が形成されてお
り、上記対向配設された記録手段を互いに接離方向に移
動させ、上記規制ローラから上記表側、裏側搬送ベルト
を離脱可能にする記録移動手段と、上記表側、裏側搬送
ベルトの一方を上記幅方向に移動させることにより上記
清掃部を他方の搬送ベルトに対向する位置に移動させ、
上記一方の搬送ベルトを上記規制ローラから離脱させて
再度上記他方の搬送ベルトに対向する位置に戻した後、
上記一方の搬送ベルトを上記清掃部に接触させて回転さ
せる清掃制御手段とを備えたものである(請求項5)。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、記録用紙は、幅
方向両端においてそれぞれ表側搬送ベルトと裏側搬送ベ
ルトとにより両面から挾持され、対向配設された記録手
段の隙間に搬送される。このとき、表側、裏側搬送ベル
トは規制ローラに接触して規制され、表側、裏側搬送ベ
ルトに挾持された記録用紙と記録手段のノズル面との間
隔が一定に保持される。
【0013】また、請求項2記載の発明によれば、種々
のサイズの記録用紙に対して、記録用紙と記録手段のノ
ズル面との間隔が一定に保持される。
【0014】また、請求項3記載の発明によれば、表
側、裏側搬送ベルトの移動に伴い規制ローラが幅方向に
移動するので、種々のサイズの記録用紙に対して、記録
用紙と記録手段のノズル面との間隔が一定に保持され
る。
【0015】また、請求項4記載の発明によれば、表
側、裏側搬送ベルトの一方、例えば表側搬送ベルトが幅
方向に移動すると、接触している規制ローラが一体的に
移動して、その清掃部が裏側搬送ベルトに対向する位置
に移動する。次いで、裏側搬送ベルトがこの清掃部に接
触した状態で回転してベルトのおもて面が清掃部に擦ら
れる。また、裏側搬送ベルトが幅方向に移動すると、接
触している規制ローラが一体的に移動して、その清掃部
が表側搬送ベルトに対向する位置に移動する。次いで、
表側搬送ベルトがこの清掃部に接触した状態で回転して
ベルトのおもて面が清掃部に擦られる。このように、表
側、裏側搬送ベルトのおもて面が、それぞれ搬送路の反
対側の記録手段に配設された規制ローラの清掃部に擦ら
れることとなる。
【0016】また、請求項5記載の発明によれば、表
側、裏側搬送ベルトの一方、例えば表側搬送ベルトが幅
方向に移動し、接触している規制ローラの清掃部が裏側
搬送ベルトに対向する位置に移動する。次いで、対向配
設された記録手段が離間し、表側搬送ベルトが規制ロー
ラから離脱した状態で移動して、裏側搬送ベルトに対向
する位置に戻る。そして、表側搬送ベルトが清掃部に接
触した状態で回転してベルトの裏面が清掃部に擦られ
る。また、裏側搬送ベルトが幅方向に移動し、接触して
いる規制ローラの清掃部が表側搬送ベルトに対向する位
置に移動する。次いで、対向配設された記録手段が離間
し、裏側搬送ベルトが規制ローラから離脱した状態で移
動して、表側搬送ベルトに対向する位置に戻る。そし
て、裏側搬送ベルトが清掃部に接触した状態で回転して
ベルトの裏面が清掃部に擦られる。このように、表側、
裏側搬送ベルトの裏面が、それぞれ搬送路の同一側の記
録手段に配設された規制ローラの清掃部に擦られること
となる。
【0017】
【実施例】まず、本発明に係るインクジェット記録装置
の一実施例について、図面を参照しながら説明する。図
1は同実施例の装置の外観を示す斜視図である。図2は
同装置の内部の概略構成を示す正面図である。
【0018】この装置は、例えば外部装置から入力され
る文字データ等を印字するプリンタで、図2中、右方に
給紙カセット221〜224からなる用紙収納部、左方
に記録用紙を搬送しつつ表面及び裏面の両面に印字を行
う印字ユニット40を備えるとともに、その間に用紙を
右方から左方に搬送する用紙搬送系が、印字ユニット4
0の下方にソータ208が、それぞれ配設されている。
ソータ208は、不図示の螺旋カムによりビン208a
を水平方向に1ビンずつ移動させ、印字された記録用紙
を収納するものである。また、装置の表面適所には、操
作パネル201及び給紙バイパス部203が配設されて
いる。
【0019】操作パネル201は、記録用紙のサイズを
マニュアルで指示する用紙サイズ指示キー、吐出回復動
作を行わせる吐出回復キー及び搬送ベルトのクリーニン
グを指示するクリーニングキー等が配設された操作部2
01a(図11)と、LCDやLED等からなり、設定
内容を表示する表示部201b(図11)とから構成さ
れている。給紙バイパス部203は、装置表面に配設さ
れた幅揃え機構203aを用紙幅に合わせて手差し給紙
を行うものである。
【0020】用紙収納部には、カット紙が収納できるサ
イズの異なる給紙カセット221〜224が、積層して
配設されている。給紙カセット221〜224には、用
紙搬送方向に対して、例えば、給紙カセット221にA
4サイズの記録用紙が縦向きに、給紙カセット222に
A3サイズが縦向きに、給紙カセット223にB4サイ
ズが縦向きに、給紙カセット224にB5サイズが横向
きに、それぞれ収納されている。なお、各カセットに収
納する用紙のサイズ及び向きは上記に限られない。
【0021】用紙搬送系には、給紙カセット221〜2
24及び給紙バイパス部203に対応して設けられ、用
紙の給紙を行う給紙ローラ231〜234,237、用
紙を搬送する搬送ローラ対、搬送用紙を案内する搬送ガ
イド及び画像記録のタイミングに応じて用紙搬送を行う
レジストローラ対213等が配設されている。
【0022】印字ユニット40は、記録用紙の幅方向両
端を両面から挾んで図2中、一点鎖線Rに沿って搬送す
る用紙搬送機構、各4個のヘッドユニット100a,1
00bからなる印字機構及び印字された用紙上のインク
を乾燥する乾燥装置3等から構成されている。
【0023】まず、用紙搬送機構について図3、図4を
用いて説明する。図3は印字ユニット40の構成を示す
図で、(a)は正面図、(b)は(a)におけるA矢視
図である。図4は搬送ベルト駆動機構を示す図3(b)
におけるB矢視図である。なお、説明の便宜上、図3
(a)では印字ユニット側板37中央部を図略して内部
構成を示し、図3(b)ではヘッドユニット100aの
左右端以外を図略してヘッドユニット100bを示すと
ともに、プーリ83,84を図略している。
【0024】一対の駆動側搬送ベルト41,43は、そ
れぞれ駆動用のプーリ80、プーリ81〜84及び後述
するヘッド部2aに配設された各ローラに張架された無
端状を有している。この駆動側搬送ベルト41,43
は、例えばポリエステル製の網目の無い織物にクロロプ
レンゴムが添加されてなり、伸びが少なく、安定した搬
送が可能になっている。また、一対の従動側搬送ベルト
42,44は、それぞれプーリ90〜94及び後述する
ヘッド部2bに配設された各ローラに張架された無端状
を有している。この従動側搬送ベルト42,44は、例
えばウレタンゴム製で、伸縮が大きく、駆動側搬送ベル
ト41,43に容易に沿うような材質で形成されてい
る。また、搬送ベルト41〜44は、幅が例えば15m
mに形成されている。各一対のプーリ80〜84,90
〜94は、後述する一対の搬送ベルト移動板5,5に回
動自在に配設されている。
【0025】また、各一対のプーリ80,90は、D字
状の断面を有する駆動軸158,162に嵌合してお
り、駆動軸158,162が回動すると、両方のプーリ
80,90が回動するようになっている。駆動軸158
は、装置本体に支持された一対の印字ユニット側板37
に回動自在に支持され、搬送ベルト駆動モータ13等か
らなる搬送ベルト駆動機構により回動されるようになっ
ている。搬送ベルト駆動モータ13の軸に固定されたプ
ーリ151とプーリ152間にタイミングベルト14が
張架されている。プーリ152には、ギア153が固定
され、ギア153には、ギア154,155,156を
介して、駆動軸158に固定されたギア157が噛み合
わされている。
【0026】搬送ベルト駆動モータ13は、例えばステ
ッピングモータからなり、タイミングベルト14及びギ
ア153〜157を介して駆動軸158を回転駆動する
ことにより両方のプーリ80を回転させて、駆動側搬送
ベルト41,43を回転駆動するものである。従動側搬
送ベルト42,44は、駆動側搬送ベルト41,43と
の摩擦力により従動して回転するようになっている。
【0027】なお、この搬送ベルト駆動機構は、図4に
示すように、切換アーム159を備え、搬送ベルト駆動
モータ13の駆動力の伝達方向を駆動側と従動側とで切
換可能になっている。そして、搬送ベルト駆動モータ1
3を反転させると、ギヤ153〜155の回転方向が逆
転し、ギア155が駆動側のギア156から従動側のギ
ア160に切り換えられて、ギア161を介して駆動軸
162が回動する。これにより、両方のプーリ90が回
動して、従動側搬送ベルト42,44が回転駆動され
る。この場合には、駆動側搬送ベルト41,43は、従
動側搬送ベルト42,44との摩擦力により従動して回
転する。
【0028】なお、切換アーム159に代えて、別途モ
ータを配設し、従動側搬送ベルト42,44に駆動力を
供給可能にしておいてもよい。
【0029】各一対のプーリ81,91は、印字ユニッ
ト側板37,37間に配設された軸軸81a,91aに
回動自在に貫通されている。駆動軸158及び軸81a
と、駆動軸162及び軸91aとは、それぞれ所要の間
隔をおいて並設されており、各プーリに張架された駆動
側搬送ベルト41,43と従動側搬送ベルト42,44
とが、プーリ81,91からプーリ80,90に亘って
所要の圧力で当接するようになっている。また、軸81
aと軸91aの中央部適所には、それぞれローラ81b
とローラ91b(図6)が固設され、互いに所要の圧力
で当接している。このローラ81b,91bは、軸81
a,91aに回動自在に配設され、搬送用紙の接触によ
り回転するようになっている。
【0030】以上のような構成により、搬送ベルト駆動
モータ13が図4中、矢印方向に回転して駆動軸158
が矢印方向に回転すると、レジストローラ対213から
印字ユニット40に給送された記録用紙は、プーリ8
1,91間で、その幅方向中央部がローラ81b,91
bに挾まれるとともに、幅方向両端の例えば幅5mm
が、それぞれ駆動側搬送ベルト41,43と従動側搬送
ベルト42,44とに挾まれる。そして、プーリ81,
91間からプーリ80,90間に亘って搬送ベルト41
〜44に挾まれて保持されつつ、P方向(図3)に搬送
される。
【0031】このように、プーリ81,91間からプー
リ80,90間に亘って、記録用紙の幅方向両端をそれ
ぞれ駆動側搬送ベルト41,43と従動側搬送ベルト4
2,44とで挾むようにしたので、記録用紙を確実に搬
送することができる。
【0032】なお、プーリ80の回転量及び速度、すな
わち記録用紙の搬送距離及び搬送速度は、搬送ベルト駆
動モータ13に供給される駆動パルスにより制御され
る。
【0033】また、プーリ82は、図3(a)中、プー
リ81の左斜め上方に、プーリ92は、同図中、プーリ
91の右斜め上方に配設されている。従って、プーリ8
2,81間及びプーリ92,91間の搬送ベルトによ
り、レジストローラ対213からP方向に給送される記
録用紙をプーリ81,91間へ確実に案内することがで
きる。
【0034】次に、搬送ベルト41〜44の移動機構に
ついて、図3、図5を用いて説明する。図5は搬送ベル
ト移動板5の形状を示す正面図である。
【0035】一対の搬送ベルト移動板5,5は、それぞ
れ駆動側の搬送ベルト移動板51と従動側の搬送ベルト
移動板52とからなり、互いに接離方向に移動可能に一
対の印字ユニット側板37,37に支持されており、記
録用紙のサイズに応じて、またはベルトクリーニングを
行うときに搬送ベルト41〜44の位置を移動するもの
である。
【0036】搬送ベルト移動板5は、上記各プーリや駆
動軸などを回動自在に保持するための軸孔及び各ヘッド
ユニット100a,100bや乾燥装置3を回避するた
めの角孔が穿設されるとともに、中央部の両端適所に、
搬送ベルト移動板51側に軸孔418、搬送ベルト移動
板52側に軸孔419が穿設され、この軸孔418,4
19に管状の軸受部材421a,421bが固設されて
いる。軸受部材421a,421bには、印字ユニット
側板37,37により回動自在に支持された搬送ベルト
移動軸31,32が嵌合し、搬送ベルト移動軸31,3
2により搬送ベルト移動板51,52が保持されてい
る。
【0037】軸受部材421aと搬送ベルト移動軸31
とは、軸受部材421aの内面に雌ねじが形成されると
ともに、搬送ベルト移動軸31の外面の所要範囲に亘っ
て雄ねじが形成されて、ボールねじ構造になっており、
同様に、軸受部材421bと搬送ベルト移動軸32と
が、ボールねじ構造になっている。搬送ベルト移動軸3
1,32のねじは、中央部を境界に異なる向き、すなわ
ち図3(b)中、例えば左側が右ねじ、右側が左ねじに
形成されている。この場合には、搬送ベルト移動板5,
5は、搬送ベルト移動軸31,32が図3(a)中、時
計回り方向に回転すると互いに接近し、反時計回り方向
に回転すると離間することとなる。
【0038】搬送ベルト移動軸31に固定されたギア3
3は、搬送ベルト移動モータ29のギア35に噛み合わ
されている。搬送ベルト移動モータ29は、例えばステ
ッピングモータからなり、ギア35,33を介して搬送
ベルト移動軸31を回転させるものである。また、搬送
ベルト移動軸32に固定されたギア34は、搬送ベルト
移動モータ30のギア36に噛み合わされている。搬送
ベルト移動モータ30は、例えばステッピングモータか
らなり、ギア36,34を介して搬送ベルト移動軸32
を回転させるものである。
【0039】以上のような構成により、例えばA4サイ
ズの記録用紙に印字する場合には、搬送ベルト移動モー
タ29,30が同期して駆動することにより、駆動側搬
送ベルト41,43及び従動側搬送ベルト42,44
は、図3(b)中、二点鎖線で示す位置まで同一距離だ
け移動する。なお、搬送ベルト移動軸31,32の回転
量、すなわち搬送ベルト移動板5,5の移動距離は、搬
送ベルト移動モータ29,30に供給される駆動パルス
により制御される。
【0040】このように、搬送ベルト移動板5,5によ
り、各プーリ及び各搬送ベルトを一体的に用紙幅方向に
移動可能にしたので、種々の用紙サイズに対応して、記
録用紙の幅方向両端をそれぞれ駆動側搬送ベルト41,
43と従動側搬送ベルト42,44とで確実に挾んで保
持し、用紙搬送を行うことができる。
【0041】また、搬送ベルト移動モータ29,30を
個別に駆動することにより、駆動側搬送ベルト41,4
3と従動側搬送ベルト42,44とを個別に移動させる
ことができるので、ベルトクリーニングを行うときに、
後述する動作手順により搬送ベルト41〜44のベルト
面の表面及び裏面の両面をクリーニングすることができ
る。
【0042】次に、印字機構について図3、図6、図7
を用いて説明する。図6(a)は用紙搬送路から従動側
を見た正面図、(b)は(a)のB−B断面図である。
図7は図6(b)においてキャッピング状態を示す断面
図である。
【0043】4個のヘッドユニット100aは、直方体
形状で、搬送される記録用紙の一方の面側に用紙搬送路
に沿って所要の間隔を有して配設され、4個のヘッドユ
ニット100bは、ヘッドユニット100aと同様の直
方体形状で、用紙搬送路を挾んで他方の面側に、各ヘッ
ドユニット100aに対向して配設されている。
【0044】各ヘッドユニット100aは、それぞれヘ
ッド部2a及び吐出回復部12aから構成され、また、
各ヘッドユニット100bは、それぞれヘッド部2b及
び吐出回復部12bから構成されている。ヘッド部2a
は、吐出回復部12aの図3中、下側に並設され、一
方、ヘッド部2bは、吐出回復部12bの図3中、上側
に並設されており、ヘッド部2aと吐出回復部12b、
ヘッド部2bと吐出回復部12aが、それぞれ互いに対
向する位置に配設されている。そして、ヘッドユニット
100aとヘッドユニット100bとは、後述するヘッ
ド保持機構により互いに接離方向に移動可能になってお
り、印字を行うときは例えば2mmの所定間隔に配置さ
れる。
【0045】ヘッド部2a,2bは、例えば微小径ノズ
ルが一列に所定ピッチで配設されたノズル部9を備えて
いる。そして、例えば圧電素子で構成され、各ノズルに
設けられたインク吐出機構によりノズルから記録用紙に
向けてインクを吐出し、記録用紙の両面に画像を印字す
るものである。ノズル部9の寸法は、例えばA3サイズ
用紙の短辺が印字可能な値に設定されている。
【0046】各ヘッド部2a,2bは、用紙搬送方向P
の上流側から順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)及びブラック(BK)のインクを吐出する
もので、これらのインクが順次吐出されて、カラー印字
を行うようになっている。
【0047】なお、ノズル部9は、各ノズルを千鳥状に
ずらせて配列した複数のノズル列から構成されたもので
もよい。また、ブラック(BK)のインクを吐出するヘ
ッド部2a,2bを備えたヘッドユニット100a,1
00bを各1個だけ配設し、白黒印字が可能なものとし
てもよい。
【0048】ヘッド部2a,2bのノズル部9の上下に
は、幅方向(図6(a)中、左右方向)に亘って、内部
にローラ移動軸10が配設された溝8が穿設されてい
る。溝8内には、ローラ移動軸10の両端に一対の規制
ローラ7が回動自在、かつ幅方向に移動可能に配設され
ている。規制ローラ7は、例えばポリアセタールで形成
された規制部71と、規制部71の幅方向外側にスポン
ジで形成されたクリーニング部72とから構成され、そ
の周面がノズル部9の先端面から例えば0.5〜1mm
の所定距離だけ突出して配設され、各搬送ベルト41〜
44が規制部71により所要の圧力で接触するように配
置されている。
【0049】吐出回復部12a,12bは、例えばゴム
や軟質合成樹脂製のキャップ11を備えている。そし
て、印字を行わないときは、ヘッド保持機構によりヘッ
ドユニット100a,100bが互いに接近し、図7に
示すように、キャップ11によりノズル部9のキャッピ
ングを行って、ノズル先端のインクの固化及び異物、気
泡等のノズル内への侵入を防止するようになっている。
【0050】そして、インクは、装置本体内適所に配設
されたインクカートリッジ214(図2)から例えば軟
質合成樹脂製のインク供給チューブ(不図示)を介して
各ヘッドユニット100a,100bに供給される。イ
ンクカートリッジ214(図2)は、4個のカートリッ
ジからなり、各カートリッジに、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)及びブラック(BK)のイン
クが封入されており、インク供給チューブの基端に取り
付けられたインク針からインクが供給される。
【0051】一方、キャップ11には、不図示の廃イン
クチューブが接続されており、この廃インクチューブに
は、ポンプ103(図11)等の吸引手段が介設されて
いる。ポンプ103は、ノズル部9のキャッピング状態
で吸引力を発生し、ノズル先端に形成されたメニスカス
を正常な位置に復帰させたり、ノズル内の気泡や異物を
インクとともに取り除いて、インクの吐出不良を解消す
る等の吐出回復動作を行うものである。ポンプ103に
より吸引されたインクは、廃インクチューブを介してイ
ンクカートリッジ214(図2)に近接して配設された
廃インクタンク218(図2)内部のウレタンフォーム
等からなるインク吸収体に吸収される。
【0052】なお、印字中は、所要の間隔で記録用紙の
印字ユニット40への給送を一旦停止し、搬送ベルト4
1〜44を一旦ヘッド部2a,2bの間から退避させ
て、全ノズルから吐出回復部12b,12aに向けてイ
ンクを吐出する空吐出を行うことにより、印字中に使用
されないか、または使用頻度の低いノズルの目詰まりを
防止するようにしている。なお、上記空吐出は、ノズル
部9のキャッピング状態で行うようにしてもよい。
【0053】このように、ノズル部9の直ぐ上下に、規
制ローラ7をその周面がノズル部9の先端面から所定距
離だけ突出するように配設し、搬送ベルト41〜44を
張架するようにしたので、図6(b)に示すように、搬
送ベルト41〜44とノズル部9との距離を一定に維持
することにより、搬送される記録用紙とノズルとの距離
が一定となり、印字品質を向上することができる。
【0054】また、規制ローラ7をローラ移動軸10上
に幅方向に移動可能に配設したので、用紙サイズに応じ
て搬送ベルト41〜44が幅方向に移動すると、各搬送
ベルトとの接触圧により規制ローラ7も各搬送ベルトに
伴って移動するため、種々の用紙サイズに対して、搬送
される記録用紙とノズル先端面との距離を一定に維持す
ることができる。
【0055】また、規制ローラ7は、スポンジで形成さ
れたクリーニング部72を有するので、後述する動作手
順に従って搬送ベルト41〜44をクリーニング部72
上で回転させることにより、ベルト面のクリーニングを
行うことができる。
【0056】なお、規制ローラ7は、図8に示すよう
に、ヘッド部2a,2bの幅方向に亘って形成されたも
のでもよい。この場合にも、種々の用紙サイズに対し
て、搬送される記録用紙とノズル先端面との距離を一定
に維持することができる。また、規制ローラ7は、ノズ
ル部9の上流側のみに設けるようにしてもよい。
【0057】次に、ヘッドユニット100a,100b
のヘッド保持機構について図3を用いて説明する。
【0058】4個のヘッドユニット100aは、図3
(b)中、左右の側面の所要の領域が一対のヘッド移動
板18aに固着され、一体的に保持されている。一方、
4個のヘッドユニット100bは、同様に、左右の側面
の所要の領域が一対のヘッド移動板18bに固着され、
一体的に保持されている。
【0059】ヘッド移動板18aは、図3(b)中、右
側の印字ユニット側板37に穿設された孔から右方に突
出して形成された保持部181aと、左側の印字ユニッ
ト側板37に穿設された孔から左方に突出して形成され
た保持部182aとを有しており、保持部181a,1
82aには、貫通孔が穿設されている。また、ヘッド移
動板18bは、同様に、図3(b)中、右側の印字ユニ
ット側板37に穿設された孔から右方(図3(a)中、
手前側)に突出して形成された保持部181bと、左側
の印字ユニット側板37に穿設された孔から左方に突出
して形成された保持部182bとを有しており、それぞ
れ貫通孔が穿設されている。
【0060】保持部181a,181bの貫通孔には装
置本体に回動自在に支持されたヘッド移動軸17が嵌合
し、一方、保持部182a,182bの貫通孔には装置
本体に支持されたヘッド支持軸21が嵌合している。そ
して、ヘッド移動軸17及びヘッド支持軸21によりヘ
ッド移動板18a,18bが保持されている。
【0061】保持部182a,182bの貫通孔は、ヘ
ッド支持軸21が滑らかに摺動可能になされている。保
持部181a,181bの貫通孔とヘッド移動軸17と
は、貫通孔の内面に雌ねじが形成されるとともに、ヘッ
ド移動軸17の外面に雄ねじが形成されて、ボールねじ
構造になっている。ヘッド移動軸17のねじは、中央部
を境界に異なる向き、すなわち図3(a)中、例えば左
側が右ねじ、右側が左ねじに形成されている。この場合
には、ヘッド移動板18a,18bは、ヘッド移動軸1
7が図3(b)中、時計回り方向に回転すると離間し、
反時計回り方向に回転すると互いに接近することとな
る。
【0062】ヘッド移動軸17に固定されたギア19
は、ヘッド移動モータ16のギア20に噛み合わされて
いる。ヘッド移動モータ16は、例えばステッピングモ
ータからなり、ギア20,19を介してヘッド移動軸1
7を回転させるものである。なお、ヘッド移動軸17の
回転量、すなわちヘッド移動板18a,18bの移動距
離は、ヘッド移動モータ16に供給される駆動パルスに
より制御される。
【0063】以上のような構成において、ヘッドユニッ
ト100a,100bの移動動作について説明する。例
えば、印字動作が終了すると、まず、搬送ベルト移動軸
31,32が図3(a)中、反時計回り方向に回転する
ことにより、搬送ベルト移動板5,5が互いに離間する
方向に移動し、搬送ベルト41〜44がノズル部9から
外側に移動する。次に、ヘッド移動軸17が図3(b)
中、反時計回り方向に回転することにより、ヘッド移動
板18a,18bが互いに接近する方向に移動して、図
7に示すように、キャップ11によりノズル部9のキャ
ッピングが行われる。
【0064】一方、印字動作を開始するときは、まず、
ヘッド移動軸17が図3(b)中、時計回り方向に回転
することにより、ヘッド移動板18a,18bが互いに
離間する方向に移動し、ノズル部9のキャッピングが解
除される。次に、搬送ベルト移動軸31,32が図3
(a)中、所要の同一量だけ時計回り方向に回転するこ
とにより、搬送ベルト移動板5,5が互いに接近する方
向に移動し、搬送ベルト41〜44が用紙サイズに対応
する位置まで移動する。
【0065】このように、ヘッド移動板18a,18b
によりヘッドユニット100a,100bを接離方向に
移動可能にしたので、接近させてキャップ11によりノ
ズル部9のキャッピングを行うとともに、印字を行うと
きは、離間させて互いに所定間隔をおいて配置すること
ができる。
【0066】また、ヘッドユニット100a,100b
を互いに離間する方向に移動することにより、搬送ベル
ト41〜44に接触している規制ローラ7を離脱させる
ことができる。
【0067】次に、印字ユニット側板37の移動機構に
ついて、図3、図9、図10を用いて説明する。図9は
印字ユニット側板37aと印字ユニット側板37bとが
離間した状態を示す印字ユニット側板37の部分斜視図
である。
【0068】一対の印字ユニット側板37は、駆動側の
印字ユニット側板37aと従動側の印字ユニット側板3
7bとからなり、装置本体により互いに接離方向に移動
可能に支持されている。印字ユニット側板37の底部に
は、嵌合部38が設けられている。嵌合部38は、印字
ユニット側板37a側の嵌合凸部38aと印字ユニット
側板37b側の嵌合凹部38bとからなり、印字ユニッ
ト側板37a,37bの離脱状態と一体状態との間の移
動を案内するようになっている。
【0069】一対の印字ユニット側板37aには、それ
ぞれ外面に保持部材24a,25aが固着され、一対の
印字ユニット側板37bには、それぞれ外面に保持部材
24b,25bが固着されており、各保持部材には、貫
通孔が穿設されている。保持部材25a,25bの貫通
孔には、装置本体に回動自在に支持された側板移動軸2
3が嵌合し、一方、保持部材24a,24bの貫通孔に
は、装置本体に支持された側板支持軸28が嵌合してい
る。そして、側板移動軸23及び側板支持軸28によ
り、一対の印字ユニット側板37aと一対の印字ユニッ
ト側板37bとが一体的に保持されている。
【0070】保持部材24a,24bの貫通孔は、側板
支持軸28が滑らかに摺動可能になされている。保持部
材25a,25bの貫通孔と側板移動軸23とは、貫通
孔の内面に雌ねじが形成されるとともに、側板移動軸2
3の外面に雄ねじが形成されて、ボールねじ構造になっ
ている。側板移動軸23のねじは、中央部を境界に異な
る向き、すなわち図3(a)中、例えば左側が右ねじ、
右側が左ねじに形成されている。この場合には、印字ユ
ニット側板37a,37bは、側板移動軸23が図3
(b)中、時計回り方向に回転すると図9に示すように
離間し、反時計回り方向に回転すると互いに接近するこ
ととなる。
【0071】側板移動軸23に固定されたギア26は、
側板移動モータ22のギア27に噛み合わされている。
側板移動モータ22は、例えばステッピングモータから
なり、ギア27,26を介して側板移動軸23を回転さ
せるものである。なお、側板移動軸23の回転量、すな
わち印字ユニット側板37a,37bの移動距離は、側
板移動モータ22に供給される駆動パルスにより制御さ
れる。
【0072】印字ユニット側板37a,37bが、図9
に示すように左右に離間する方向に移動すると、搬送ベ
ルト移動軸31、駆動軸158及び軸81aが印字ユニ
ット側板37aに支持され、搬送ベルト移動軸32、駆
動軸162及び軸91aが印字ユニット側板37bに支
持されているので、同時に、各軸に伴って搬送ベルト移
動板51,52が互いに離間する。
【0073】従って、互いに接触して配設されている駆
動側搬送ベルト41と従動側搬送ベルト42、駆動側搬
送ベルト43と従動側搬送ベルト44が、図10に示す
ように、互いに離間することとなる。図10は搬送ベル
ト及び規制ローラの位置関係を模式的に示す印字ユニッ
トの平面図である。
【0074】なお、印字ユニット側板37a,37bが
移動する時には、各搬送ベルト41〜44はヘッドユニ
ット100a,100bの規制ローラ7の規制部71に
張架されているので、側板移動モータ22に同期してヘ
ッド移動モータ16を回転させ、ヘッドユニット100
a,100bも印字ユニット側板37a,37bの移動
距離と同一距離だけ互いに離間する方向に移動させるよ
うにしている。
【0075】このように、側板移動軸23を回転駆動し
て印字ユニット側板37a,37bを互いに離間させる
ことにより、対向接触している駆動側及び従動側の搬送
ベルト41〜44を互いに離間させることができる。
【0076】また、図10の状態で、ヘッドユニット1
00a,100bを更に離間する方向に移動することに
より、搬送ベルト41〜44を規制ローラ7から離脱さ
せることができる。これによって、搬送ベルト41〜4
4のベルト面のクリーニングを行うときは、規制ローラ
7から離脱した状態で搬送ベルト41〜44を移動させ
ることにより、搬送ベルトの規制ローラ7への接触位置
を規制部71からクリーニング部72に移動することが
できる。
【0077】次に、この装置の制御構成について図11
のブロック図を用いて説明する。この装置は、パソコン
等の外部装置から入力される操作信号及び画像信号に基
づいて各部の動作が行われるようになっている。
【0078】制御部110は、CPU120や記憶部1
11等から構成され、CPU120の内部クロックに同
期して装置全体の動作を制御するものである。CPU1
20は、記録制御部121、機構制御部122及び表示
制御部123等から構成され、記録制御部121と機構
制御部122とは、互いに同期して制御動作を行うよう
になっている。記憶部111は、制御プログラムが記憶
されたROMや一時的にデータを保管するRAM等から
構成される。インターフェース(I/F)部112は、
外部装置から入力される信号を受信するもので、画像信
号を記録制御部121に、用紙サイズ等の操作信号を機
構制御部122に出力するようになっている。
【0079】機構制御部122は、入力された操作信号
に基づき、駆動回路114を介して給紙ローラ等の用紙
搬送系1を駆動し、所要の給紙カセットから給紙を行わ
せるとともに、記録用紙への印字終了毎にソータ208
の駆動を制御して、同一ビンまたは各ビンに用紙を収納
するものである。また、駆動回路114を介して搬送ベ
ルト駆動モータ13等の各モータに駆動パルスを供給し
てモータを駆動させるものである。駆動回路114は、
電源部やトランジスタ等からなり、機構制御部122か
らの制御信号に基づいてモータ等の駆動系に駆動電流を
供給するものである。
【0080】また、機構制御部122は、各モータを駆
動して、後述する手順により搬送ベルト41〜44のベ
ルト面のクリーニング動作を行わせるものである。ま
た、機構制御部122は、搬送ベルト駆動モータ13に
供給する駆動パルス数及びレジストローラ対213の駆
動開始からの経過時間に基づいて、搬送ベルト41〜4
4からの記録用紙の離脱を判別する。また、機構制御部
122は、記録用紙への印字が開始されてから印字され
る最後の記録用紙が搬送ベルト41〜44から離脱する
まで、ファン101及びヒータ102を動作させる。な
お、記録用紙の搬送ベルト41〜44からの離脱は、プ
ーリ80の直ぐ下方に例えば反射型光センサ等の用紙セ
ンサを配設して、これを検出するようにしてもよい。ま
た、機構制御部122は、電源オン中には所要の間隔
で、あるいは操作部201aの吐出回復キーが押された
ときに、または電源が投入された時に、ポンプ103を
動作させて吐出回復動作を行わせる。
【0081】なお、操作部201aの用紙サイズ指示キ
ーでマニュアル入力されたサイズが外部装置から入力さ
れたサイズより大きいときは、機構制御部122により
キー入力されたサイズの記録用紙に印字を行うようにし
てもよい。
【0082】記録制御部121は、入力された画像信号
をヘッド部2a,2bの駆動回路113にシリアル送信
するものである。駆動回路113は、ヘッド部2a,2
b内適所に配設され、ラッチ部を有するもので、送信さ
れた例えば記録用紙1ライン分のシリアルの2値あるい
は多値の画像信号を一旦ラッチし、パラレル信号に変換
するものである。
【0083】また、記録制御部121は、駆動回路11
3で変換されたパラレル信号を、機構制御部122に同
期してノズル部9の対応する圧電素子にパルス駆動信号
として出力し、インクの吐出を制御するものである。
【0084】このインク吐出の周期、すなわち圧電素子
への信号出力の周期は、ヘッド部2a,2bの能力の範
囲内で設定されており、印字中の記録用紙の搬送速度、
すなわち搬送ベルト駆動モータ13の回転速度は、イン
ク吐出周期に対応して設定されている。
【0085】表示制御部123は、各給紙カセット内の
用紙の有無やインク残量の不足等を検出し、その検出結
果を表示部201bに表示させるものである。インク残
量検知部115は、インクカートリッジ214内のイン
クの残量を検知するもので、残量が所定レベル以下にな
ると表示部201bに表示される。
【0086】次に、搬送ベルトのクリーニング動作につ
いて、図12〜図14を参照しながら説明する。図1
2、図14は搬送ベルト及び規制ローラの位置関係を模
式的に示す印字ユニットの平面図である。図13は図1
2(g)の状態を示す斜視図である。
【0087】ベルトクリーニングは、クリーニングキー
が押されたり、または所定枚数が印字される毎に行われ
るようになっており、まず、各搬送ベルト41〜44の
ベルトおもて面(表面)41a〜44aのクリーニング
が行われる。
【0088】ベルトクリーニング動作が開始されると、
まず、キャッピング状態のヘッドユニット100a,1
00bが後退し、所定間隔の印字位置(以下、この位置
をホームポジションという)で停止する(図12
(a))。
【0089】次に、側板移動モータ22の回転により印
字ユニット側板37a,37bが互いに離れる方向に移
動して離間する。従って、同時に、印字ユニット側板3
7a,37bにそれぞれ支持されている搬送ベルト移動
軸31,32、駆動軸158,162及び軸81a,9
1aに伴って、搬送ベルト移動板51,52が互いに離
間する。この時、側板移動モータ22に同期してヘッド
移動モータ16が回転し、ヘッドユニット100a,1
00bも、ホームポジションから更に印字ユニット側板
37a,37bの移動距離と同一距離だけ離れた位置ま
で移動する(図12(b))。
【0090】次に、従動側の搬送ベルト移動板52の移
動により、従動側搬送ベルト42,44が記録用紙幅方
向の内方に規制ローラ7の規制部71の幅分だけ移動
し、ヘッドユニット100bに配設された規制ローラ7
のクリーニング部72が駆動側搬送ベルト41,43に
対向する位置に移動する(図12(c))。
【0091】次いで、側板移動モータ22とヘッド移動
モータ16とが同期して逆に回転し、印字ユニット側板
37a,37b及び搬送ベルト移動板51,52が、そ
れぞれ一体の状態に戻り、駆動側搬送ベルト41,43
がヘッドユニット100bの規制ローラ7のクリーニン
グ部72に圧接される。そして、搬送ベルト駆動モータ
13の回転により、駆動側搬送ベルト41,43が規制
ローラ7のクリーニング部72に擦られながら回転し
て、駆動側搬送ベルト41,43のベルト表面41a,
43aがクリーニングされる(図12(d))。
【0092】ベルト表面41a,43aのクリーニング
が終了すると、印字ユニット側板37a,37b及び搬
送ベルト移動板51,52がそれぞれ再度離間し、従動
側搬送ベルト42,44が移動して元の位置に復帰する
(図12(e))。
【0093】次に、駆動側の搬送ベルト移動板51の移
動により、駆動側搬送ベルト41,43が、記録用紙幅
方向の内方に規制ローラ7の規制部71の幅分だけ移動
し、ヘッドユニット100aに配設された規制ローラ7
のクリーニング部72が従動側搬送ベルト42,44に
対向する位置に移動する(図12(f))。
【0094】次いで、側板移動モータ22とヘッド移動
モータ16とが同期して回転し、印字ユニット側板37
a,37b及び搬送ベルト移動板51,52が、それぞ
れ一体の状態に戻り、従動側搬送ベルト42,44がヘ
ッドユニット100aの規制ローラ7のクリーニング部
72に圧接される(図12(g))。ここで、搬送ベル
ト駆動モータ13の回転方向が反転して駆動力の伝達方
向が切り換えられ、従動側搬送ベルト42,44が規制
ローラ7のクリーニング部72に擦られながら回転し
て、従動側搬送ベルト42,44のベルト表面42a,
44aがクリーニングされる(図12(g)、図1
3)。
【0095】ベルト表面42a,44aのクリーニング
が終了すると、印字ユニット側板37a,37b及び搬
送ベルト移動板51,52がそれぞれ再度離間し、駆動
側搬送ベルト41,43が移動して元の位置に復帰し
て、各搬送ベルト41〜44のベルト表面41a〜44
aのクリーニングが完了する(図12(h))。
【0096】このように、駆動側搬送ベルト41,43
と従動側搬送ベルト42,44とを搬送ベルト移動モー
タ29,30により個別に移動可能にし、また、印字ユ
ニット側板37a,37bを離間することにより駆動側
搬送ベルト41,43と従動側搬送ベルト42,44と
を離間可能にしたので、搬送ベルト41,43のベルト
表面41a,43aを、搬送路の反対側のヘッド部2b
に配設された規制ローラ7のクリーニング部72によ
り、搬送ベルト42,44のベルト表面42a,44a
を、搬送路の反対側のヘッド部2aに配設された規制ロ
ーラ7のクリーニング部72により、それぞれ清掃する
ことができる。
【0097】次に、図12(h)の状態から、各搬送ベ
ルト41〜44のベルト裏面41b〜44bのクリーニ
ングが開始される。この時点では、搬送ベルト駆動モー
タ13の駆動力の伝達方向は、従動側搬送ベルト42,
44に切り換えられており、また、各搬送ベルト41〜
44は、互いに規制ローラ7の規制部71に対向する位
置に配置されている。
【0098】まず、駆動側の搬送ベルト移動板51の移
動により、駆動側搬送ベルト41,43が記録用紙幅方
向の内方に規制ローラ7の規制部71の幅分だけ移動
し、ヘッドユニット100aに配設された規制ローラ7
のクリーニング部72が従動側搬送ベルト42,44に
対向する位置に移動する(図14(a))。
【0099】次に、ヘッド移動モータ16が駆動し、更
にヘッドユニット100a,100bが後退して、ベル
ト裏面41b〜44bに接触して各搬送ベルトを圧接し
ていた規制ローラ7の規制部71がベルトから離脱する
(図14(b))。
【0100】次いで、駆動側搬送ベルト41,43が幅
方向外方に規制ローラ7の規制部71の幅分だけ移動し
(図14(c))、ヘッドユニット100a,100b
が前進して、駆動側搬送ベルト41,43のベルト裏面
41b,43bが規制ローラ7のクリーニング部72に
圧接される(図14(d))。
【0101】次に、側板移動モータ22とヘッド移動モ
ータ16とが同期して回転し、印字ユニット側板37
a,37b及び搬送ベルト移動板51,52が一体の状
態に戻って、各搬送ベルト41〜44のベルト表面41
a〜44aが互いに接触圧接される(図14(e))。
そして、搬送ベルト駆動モータ13の駆動により従動側
搬送ベルト42,44が回転し、駆動側搬送ベルト4
1,43が従動して、そのベルト裏面41b,43bが
規制ローラ7のクリーニング部72に擦られながら回転
することによりクリーニングが行われる。
【0102】駆動側搬送ベルト41,43のベルト裏面
41b,43bのクリーニングが終了すると、側板移動
モータ22とヘッド移動モータ16とが同期して回転
し、印字ユニット側板37a,37b及び搬送ベルト移
動板51,52が離間して(図14(d))、更に図1
4(c)→図14(b)→図14(a)と遡って、図1
2(h)の状態に戻る。
【0103】次に、従動側搬送ベルト42,44のベル
ト裏面42b,44bのクリーニングが、同様に行われ
る。すなわち、従動側の搬送ベルト移動板52の移動に
より、従動側搬送ベルト42,44が記録用紙幅方向の
内方に規制ローラ7の規制部71の幅分だけ移動し、ヘ
ッドユニット100bに配設された規制ローラ7のクリ
ーニング部72が駆動側搬送ベルト41,43に対向す
る位置に移動する。次に、ヘッド移動モータ16が駆動
し、更にヘッドユニット100a,100bが後退し
て、ベルト裏面41b〜44bに接触して各搬送ベルト
を圧接していた規制ローラ7の規制部71がベルトから
離脱する。次いで、従動側搬送ベルト42,44が幅方
向外方に規制ローラ7の規制部71の幅分だけ移動し、
続いてヘッドユニット100a,100bが前進して、
従動側搬送ベルト42,44のベルト裏面42b,44
bが規制ローラ7のクリーニング部72に圧接される。
次に、側板移動モータ22とヘッド移動モータ16とが
同期して回転し、印字ユニット側板37a,37b及び
搬送ベルト移動板51,52が一体の状態に戻って、各
搬送ベルト41〜44のベルト表面41a〜44aが互
いに接触圧接される(図14(f))。そして、搬送ベ
ルト駆動モータ13が反転し、駆動力の伝達方向が切り
換えられて駆動側搬送ベルト41,43が回転し、従動
側搬送ベルト42,44が従動して、そのベルト裏面4
2b,44bが規制ローラ7のクリーニング部72に擦
られながら回転することによりクリーニングが行われ
る。
【0104】従動側搬送ベルト42,44のベルト裏面
42b,44bのクリーニングが終了すると、同様の手
順で遡って図12(h)の状態に戻り、続いて、側板移
動モータ22とヘッド移動モータ16とが同期して回転
し、印字ユニット側板37a,37b及び搬送ベルト移
動板51,52が一体の状態に戻る(図14(g))。
次いで、ヘッドユニット100a,100bの各ノズル
部9がキャッピングされて、ベルトクリーニング動作が
完了する(図14(h))。
【0105】このように、駆動側搬送ベルト41,43
と従動側搬送ベルト42,44とが離間した状態で、ヘ
ッドユニット100a,100bを更に離間方向に移動
させることにより搬送ベルト41〜44から規制ローラ
7を離脱させ、この状態で各搬送ベルト41〜44をク
リーニング部72に対向する位置まで移動させるように
したので、搬送ベルト41,43のベルト裏面41b,
43bを、搬送路の同一側のヘッド部2aに配設された
規制ローラ7のクリーニング部72により、搬送ベルト
42,44のベルト裏面42b,44bを、搬送路の同
一側のヘッド部2bに配設された規制ローラ7のクリー
ニング部72により、それぞれ清掃することができる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、表側、裏側搬送ベルトを記録手段のノズル近傍
に配設された規制ローラで規制するようにしたので、記
録用紙と記録手段のノズル面との間隔を一定に保持する
ことができ、高品位の印字品質の画像を得ることができ
る。
【0107】また、請求項2の発明によれば、表側、裏
側搬送ベルトを記録用紙の幅方向に移動させるようにし
たので、種々のサイズの記録用紙に対して、記録用紙と
記録手段のノズル面との間隔を一定に保持することがで
きる。
【0108】また、請求項3の発明によれば、規制ロー
ラを第1の搬送ベルト対側と第2の搬送ベルト対側とに
分離して形成し、表側、裏側搬送ベルトとの接触状態で
搬送ベルトが幅方向に移動すると一体的に移動可能に配
設したので、種々のサイズの記録用紙に対して、記録用
紙と記録手段のノズル面との間隔を一定に保持すること
ができる。
【0109】また、請求項4の発明によれば、表側、裏
側搬送ベルトを個別に移動可能にし、規制ローラの幅方
向外側に清掃部を形成して、表側、裏側搬送ベルトのお
もて面を、それぞれ搬送路の反対側の記録手段に配設さ
れた規制ローラの清掃部に擦らせるようにしたので、各
搬送ベルトのおもて面のインクなどの汚れを清掃するこ
とができる。
【0110】また、請求項5の発明によれば、表側、裏
側搬送ベルトを個別に移動可能にし、規制ローラの幅方
向外側に清掃部を形成するとともに、表側、裏側搬送ベ
ルトを規制ローラから離脱可能にして、表側、裏側搬送
ベルトの裏面を、それぞれ搬送路の同一側の記録手段に
配設された規制ローラの清掃部に擦らせるようにしたの
で、各搬送ベルトの裏面のインクなどの汚れを清掃する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の一実施
例の装置の外観を示す斜視図である。
【図2】同装置の内部の概略構成を示す正面図である。
【図3】印字ユニットの構成を示す図で、(a)は正面
図、(b)は(a)におけるA矢視図である。
【図4】搬送ベルト駆動機構を示す図3(b)における
B矢視図である。
【図5】搬送ベルト移動板の形状を示す正面図である。
【図6】(a)は用紙搬送路から従動側を見た正面図、
(b)は(a)のB−B断面図である。
【図7】図6(b)においてキャッピング状態を示す断
面図である。
【図8】規制ローラの他の形状例を示すヘッドユニット
の斜視図である。
【図9】印字ユニット側板が離間した状態を示す部分斜
視図である。
【図10】搬送ベルト及び規制ローラの位置関係を模式
的に示す印字ユニットの平面図である。
【図11】制御構成を示すブロック図である。
【図12】(a)〜(h)は搬送ベルト及び規制ローラ
の位置関係を模式的に示す印字ユニットの平面図であ
る。
【図13】図12(g)の状態を示す斜視図である。
【図14】(a)〜(h)は搬送ベルト及び規制ローラ
の位置関係を模式的に示す印字ユニットの平面図であ
る。
【符号の説明】
2a,2b ヘッド部 5,51,52 搬送ベルト移動板 7 規制ローラ 8 溝 9 ノズル部 10 ローラ移動軸 11 キャップ 12a,12b 吐出回復部 13 搬送ベルト駆動モータ 16 ヘッド移動モータ 17 ヘッド移動軸 22 側板移動モータ 29,30 搬送ベルト移動モータ 37,37a,37b 印字ユニット側板 40 印字ユニット 41,43 駆動側搬送ベルト(表側搬送ベルト) 41a,43a 駆動側搬送ベルトのおもて面 41b,43b 駆動側搬送ベルトの裏面 42,44 従動側搬送ベルト(裏側搬送ベルト) 42a,44a 従動側搬送ベルトのおもて面 42b,44b 従動側搬送ベルトの裏面 71 規制部 72 クリーニング部 80〜84,90〜94 プーリ 110 制御部 111 記憶部 113,114 駆動回路 115 インク残量検知部 120 CPU 121 記録制御部 122 機構制御部 123 表示制御部 158,162 駆動軸 159 切換アーム
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/54 29/17 B65H 5/02 N 7/20 B41J 29/00 J (72)発明者 嘉戸 静司 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 佐武 健一 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 小坂 裕美 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 馬場 弘一 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 石井 雅之 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 河内 嘉子 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のノズルを備えた記録手段を所要の
    隙間をおいて対向配設し、上記隙間を通る搬送路に沿っ
    て搬送される記録用紙に向けて上記ノズルからインクを
    吐出して記録用紙の両面に画像を記録するインクジェッ
    ト記録装置において、上記搬送路に沿って搬送される記
    録用紙の幅方向両端側に配設され、それぞれ上記記録用
    紙の表面側と裏面側とに配設された表側搬送ベルトと裏
    側搬送ベルトとからなり、上記記録用紙を各端で両面側
    から挾持して搬送する第1、第2の搬送ベルト対と、上
    記第1、第2の搬送ベルト対のそれぞれ表側、裏側搬送
    ベルトの少なくとも一方を回転駆動させる駆動手段と、
    上記記録手段のノズル近傍に、用紙搬送方向に回動自在
    に配設されるとともに、その周面がノズル面から所定距
    離だけ突出して配設され、上記第1、第2の搬送ベルト
    対の表側、裏側搬送ベルトに接触して搬送ベルトを規制
    する規制ローラとを備えたことを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクジェット記録装置
    において、上記表側、裏側搬送ベルトを上記幅方向に移
    動させるベルト移動手段を備えたことを特徴とする請求
    項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 上記規制ローラは、上記第1の搬送ベル
    ト対側と第2の搬送ベルト対側とに分離して形成され、
    上記表側、裏側搬送ベルトとの接触状態で搬送ベルトが
    上記幅方向に移動すると一体的に移動可能に配設されて
    いることを特徴とする請求項2記載のインクジェット記
    録装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のインクジェット記録装置
    において、上記ベルト移動手段は、上記表側搬送ベルト
    と上記裏側搬送ベルトとをそれぞれ移動させる表側ベル
    ト移動手段と裏側ベルト移動手段とからなり、上記規制
    ローラは、その幅方向外側に清掃部が形成されており、
    上記表側、裏側搬送ベルトの一方を上記幅方向に移動さ
    せることにより上記清掃部を他方の搬送ベルトに対向す
    る位置に移動させ、この他方の搬送ベルトを、上記清掃
    部に接触させて回転させる清掃制御手段を備えたことを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のインクジェット記録装置
    において、上記ベルト移動手段は、上記表側搬送ベルト
    と上記裏側搬送ベルトとをそれぞれ移動させる表側ベル
    ト移動手段と裏側ベルト移動手段とからなり、上記規制
    ローラは、その幅方向外側に清掃部が形成されており、
    上記対向配設された記録手段を互いに接離方向に移動さ
    せ、上記規制ローラから上記表側、裏側搬送ベルトを離
    脱可能にする記録移動手段と、上記表側、裏側搬送ベル
    トの一方を上記幅方向に移動させることにより上記清掃
    部を他方の搬送ベルトに対向する位置に移動させ、上記
    一方の搬送ベルトを上記規制ローラから離脱させて再度
    上記他方の搬送ベルトに対向する位置に戻した後、上記
    一方の搬送ベルトを上記清掃部に接触させて回転させる
    清掃制御手段とを備えたことを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
JP6112512A 1994-05-26 1994-05-26 インクジェット記録装置 Pending JPH07314822A (ja)

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