JP3375661B2 - ねじ山付きアルミニウム容器の製造方法及びその装置 - Google Patents
ねじ山付きアルミニウム容器の製造方法及びその装置Info
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- B21D51/00—Making hollow objects
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- B21H3/00—Making helical bodies or bodies having parts of helical shape
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- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ネック山付きアルミニ
ウム容器又は罐、特に深絞り、深絞り及び引き伸ばし又
は押し出し成形され、内面及び外面をラッカーもしくは
ワニス加工したねじ山付きアルミニウム容器の製造方法
及びその装置に関するものである。
ウム容器又は罐、特に深絞り、深絞り及び引き伸ばし又
は押し出し成形され、内面及び外面をラッカーもしくは
ワニス加工したねじ山付きアルミニウム容器の製造方法
及びその装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】従来の技
法では、平らな円形のアルミニウム片を引き抜き成型に
より円筒状容器になるように成型し、容器の内外両面を
ワニス加工し、その後、容器開口部を引き抜き成型によ
り狭くし、そして、フランジ付けしてキャップ又は栓の
取り付けを容易にする方法が開示されている。このよう
な容器は例えば更に加工されて、エアゾール用のモノブ
ロック容器に成型される。引き抜き成型に先立ってのワ
ニス加工及び特に刻印や装飾模様の印刷はラッカーやワ
ニスが円筒状容器上にロールされさえすればよいので有
利である。内面でさえもワニスがスプリーされる場合に
は、やはり円筒状容器に対しワニス加工を更に容易に行
うことができる。
法では、平らな円形のアルミニウム片を引き抜き成型に
より円筒状容器になるように成型し、容器の内外両面を
ワニス加工し、その後、容器開口部を引き抜き成型によ
り狭くし、そして、フランジ付けしてキャップ又は栓の
取り付けを容易にする方法が開示されている。このよう
な容器は例えば更に加工されて、エアゾール用のモノブ
ロック容器に成型される。引き抜き成型に先立ってのワ
ニス加工及び特に刻印や装飾模様の印刷はラッカーやワ
ニスが円筒状容器上にロールされさえすればよいので有
利である。内面でさえもワニスがスプリーされる場合に
は、やはり円筒状容器に対しワニス加工を更に容易に行
うことができる。
【０００３】アルミニウム容器内面のワニス加工は、粗
地のアルミニウム表面が容器内容物によって損傷を受け
ないように全てに行うことが必要である。貯蔵中又は使
用中に容器内容物が容器内面と接触する際には、常に内
面をワニス加工して、容器内面が損傷を受けないように
完全に被覆しておくことが重要である。
地のアルミニウム表面が容器内容物によって損傷を受け
ないように全てに行うことが必要である。貯蔵中又は使
用中に容器内容物が容器内面と接触する際には、常に内
面をワニス加工して、容器内面が損傷を受けないように
完全に被覆しておくことが重要である。
【０００４】従来の技法によるワニス加工、アルミニウ
ム容器の製造方法に対し、ワニス加工した円筒状のアル
ミニウム容器がワニスに被害を与えずに、びん状に引き
抜き成型され易くなるような極めて接着性のよい弾性の
ある円滑性のワニスが開発されて来た。
ム容器の製造方法に対し、ワニス加工した円筒状のアル
ミニウム容器がワニスに被害を与えずに、びん状に引き
抜き成型され易くなるような極めて接着性のよい弾性の
ある円滑性のワニスが開発されて来た。
【０００５】アルミニウムは、極めて申し分のない安価
なリサイクル可能な包装材料であるから、プラスチック
びん又はガラスびんと同じような寸法でライザーチュー
ブ又はねじキャップ付きの手動ポンプでねじ山加工する
ことのできるアルミニウム容器からアルミニウムをリサ
イクルして製造することが可能ならば、それは適切でか
つ望ましいことである。アルミニウム容器は、例えばね
じキャップで密栓し、内容物を充填して市販することが
できる。消費者はアルミニウム容器上に様々に便利なポ
ンプ動作を加えてねじを締めたり、緩めたりさえすれば
よく、あるいは、別の材料を必要とせずに再充填したり
リサイクルさえすればよい。この目的のために、対応す
るねじ山、そして好都合に規格化されたねじ山付きのア
ルミニウム容器は必要である。
なリサイクル可能な包装材料であるから、プラスチック
びん又はガラスびんと同じような寸法でライザーチュー
ブ又はねじキャップ付きの手動ポンプでねじ山加工する
ことのできるアルミニウム容器からアルミニウムをリサ
イクルして製造することが可能ならば、それは適切でか
つ望ましいことである。アルミニウム容器は、例えばね
じキャップで密栓し、内容物を充填して市販することが
できる。消費者はアルミニウム容器上に様々に便利なポ
ンプ動作を加えてねじを締めたり、緩めたりさえすれば
よく、あるいは、別の材料を必要とせずに再充填したり
リサイクルさえすればよい。この目的のために、対応す
るねじ山、そして好都合に規格化されたねじ山付きのア
ルミニウム容器は必要である。
【０００６】それ故アルミニウム容器、特に内外両面に
ワニス加工したアルミニウム容器に適用されるねじ山、
特に規格化されたねじ山加工を可能とする方法及び、そ
の装置を提供すべきであると言う問題が生じる。このよ
うな容器を使用する際、上述の如きねじ山が容器内容物
と容器内面で接触しているので、ワニス、特に内面のワ
ニスがねじ山加工により損傷を受けないと言うことが、
特に重要となる。製造方法及びその装置は、深絞り、深
絞り及び引き伸ばし又は押し出し成型されるワニス加工
のアルミニウム容器の製造の公知の製造ラインに整合し
て組み込まれるものでなくてはならない。言いかえる
と、ねじ山はネック（顎部）の引き抜き成型、容器を所
定寸法に切断等のような他の作業工程と同じ状況で、即
ち、約0.3ないし0.6 秒のサイクル時間で、かつ、0.035
ないし0.07秒の有効加工時間で製造されなければなら
ない。ねじ山加工後には、容器を清浄化する必要がない
ものでなければならない。言いかえると、製造方法及び
その装置は潤滑剤の添加を必要としないものでなければ
ならない。あるいは又、潤滑剤を使用するにしてもそれ
が、容器内容物や容器外観に損傷を与えるようなもので
あってはならない。
ワニス加工したアルミニウム容器に適用されるねじ山、
特に規格化されたねじ山加工を可能とする方法及び、そ
の装置を提供すべきであると言う問題が生じる。このよ
うな容器を使用する際、上述の如きねじ山が容器内容物
と容器内面で接触しているので、ワニス、特に内面のワ
ニスがねじ山加工により損傷を受けないと言うことが、
特に重要となる。製造方法及びその装置は、深絞り、深
絞り及び引き伸ばし又は押し出し成型されるワニス加工
のアルミニウム容器の製造の公知の製造ラインに整合し
て組み込まれるものでなくてはならない。言いかえる
と、ねじ山はネック（顎部）の引き抜き成型、容器を所
定寸法に切断等のような他の作業工程と同じ状況で、即
ち、約0.3ないし0.6 秒のサイクル時間で、かつ、0.035
ないし0.07秒の有効加工時間で製造されなければなら
ない。ねじ山加工後には、容器を清浄化する必要がない
ものでなければならない。言いかえると、製造方法及び
その装置は潤滑剤の添加を必要としないものでなければ
ならない。あるいは又、潤滑剤を使用するにしてもそれ
が、容器内容物や容器外観に損傷を与えるようなもので
あってはならない。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この問題は、特許請求の
範囲に記載した製造方法及びその装置によって解決する
ことができる。
範囲に記載した製造方法及びその装置によって解決する
ことができる。
【０００８】本発明における製造方法の最も重要な特徴
は次の通りである。ねじ山は外側のネック上を転動する
ツール（工具）とネックの内側で固定されている容器材
料を内部から支持する準固定式ツールとによって製造さ
れる。この２つのツールは、外側ツールが固定されてい
る容器のネック上で転動するのと同期して、内側ツール
の軸を固定されている容器の軸を中心として旋回させる
とともに、内側ツールは固定されている容器材料上をツ
ールの移動方向に遊びを生じ、外側ツールは固定されて
いる容器材料上をツールの移動方向と逆方向に遊びを生
じるように強制的に制御された態様で作動せしめられ
る。また、本発明の装置の特徴は、内側からネック部を
支持するためのスクリューピッチゲージと、外側からね
じ山を転造するためのねじ山用ロールとからなり、ねじ
山用ロールが固定されている容器のネック上で転動する
のと同期して、ゲージの軸が固定されている容器の軸を
中心として旋回するように、ゲージとねじ山用ロールの
動きを調整し、且つ、ゲージは固定されている容器材料
上でツールの移動方向に所定の遊びが生じるように、ま
た、ねじ山用ロールは固定されている容器材料上でツー
ルの移動方向と逆方向に所定の遊びが生じるように、ツ
ールを動かせる制御手段を有することである。このよう
な構成とすることにより、ツールの上流側でのネック材
料の堆積が大いに減殺され、ネック材料が卵形のねじ山
を形成したり、ワニスを強く圧迫して損傷させるような
ことがない。
は次の通りである。ねじ山は外側のネック上を転動する
ツール（工具）とネックの内側で固定されている容器材
料を内部から支持する準固定式ツールとによって製造さ
れる。この２つのツールは、外側ツールが固定されてい
る容器のネック上で転動するのと同期して、内側ツール
の軸を固定されている容器の軸を中心として旋回させる
とともに、内側ツールは固定されている容器材料上をツ
ールの移動方向に遊びを生じ、外側ツールは固定されて
いる容器材料上をツールの移動方向と逆方向に遊びを生
じるように強制的に制御された態様で作動せしめられ
る。また、本発明の装置の特徴は、内側からネック部を
支持するためのスクリューピッチゲージと、外側からね
じ山を転造するためのねじ山用ロールとからなり、ねじ
山用ロールが固定されている容器のネック上で転動する
のと同期して、ゲージの軸が固定されている容器の軸を
中心として旋回するように、ゲージとねじ山用ロールの
動きを調整し、且つ、ゲージは固定されている容器材料
上でツールの移動方向に所定の遊びが生じるように、ま
た、ねじ山用ロールは固定されている容器材料上でツー
ルの移動方向と逆方向に所定の遊びが生じるように、ツ
ールを動かせる制御手段を有することである。このよう
な構成とすることにより、ツールの上流側でのネック材
料の堆積が大いに減殺され、ネック材料が卵形のねじ山
を形成したり、ワニスを強く圧迫して損傷させるような
ことがない。
【０００９】
【実施例】本発明の製造方法及びその装置の実施例を、
図面を参照しながら以下に更に詳しく述べる。
図面を参照しながら以下に更に詳しく述べる。
【００１０】図１は、本発明による方法の基本的な段階
を示す。この方法はブロック線図として平面図の形で、
そして、その下に、そして個々の段階において形成され
る容器形状の変化を容器ネック部分での縦方向の断面図
として図示したものである。
を示す。この方法はブロック線図として平面図の形で、
そして、その下に、そして個々の段階において形成され
る容器形状の変化を容器ネック部分での縦方向の断面図
として図示したものである。
【００１１】円筒状罐又は容器は、深絞り可能な、又は
押し出し成型可能なアルミニウム合金の平らな通常は円
形の部分から、深絞り、深絞り及び追加的引き延ばし、
あるいは押し出しにより公知の態様で製造される。容器
壁の厚みは容器に使用されるねじ山のピッチの最高20％
でなければならない。
押し出し成型可能なアルミニウム合金の平らな通常は円
形の部分から、深絞り、深絞り及び追加的引き延ばし、
あるいは押し出しにより公知の態様で製造される。容器
壁の厚みは容器に使用されるねじ山のピッチの最高20％
でなければならない。
【００１２】深絞り、深絞り及び引き延ばし、あるいは
押し出しの後、容器は深絞り工程に必要な潤滑剤を除去
するためら清浄化される。その後、本発明の方法Ａ（ワ
ニス加工）の最初の段階で容器の内外両面にワニス加工
を施し、又、未だ円筒形状を保った状態の間に、任意に
印刷加工を行う。使用するワニスは、例えば、ポリエス
テル又はエポキシフェノールワニスである。柔軟性、接
着性及び円滑特性を向上させるために、ワニスには可塑
剤、触媒及び潤滑剤から公知の方法で構成される１種又
は２種以上の添加剤を混合する。ワニス加工に使用する
装置としては、内面ワニスをスプレー法により加工で
き、外面ワニスを対応するローリング法により加工でき
る公知の装置と同じものでよい。ワニス加工の後、ワニ
スはその装置に対応して、乾燥及び重合に付される。
押し出しの後、容器は深絞り工程に必要な潤滑剤を除去
するためら清浄化される。その後、本発明の方法Ａ（ワ
ニス加工）の最初の段階で容器の内外両面にワニス加工
を施し、又、未だ円筒形状を保った状態の間に、任意に
印刷加工を行う。使用するワニスは、例えば、ポリエス
テル又はエポキシフェノールワニスである。柔軟性、接
着性及び円滑特性を向上させるために、ワニスには可塑
剤、触媒及び潤滑剤から公知の方法で構成される１種又
は２種以上の添加剤を混合する。ワニス加工に使用する
装置としては、内面ワニスをスプレー法により加工で
き、外面ワニスを対応するローリング法により加工でき
る公知の装置と同じものでよい。ワニス加工の後、ワニ
スはその装置に対応して、乾燥及び重合に付される。
【００１３】次の段階に備えて、容器は回転式テーブル
に固定される。回転式テーブルの斬新的な回転により、
容器はツール板又は圧板上に順次載せられている各ツー
ルの近傍に供給される。対応する装置はレヒナーによる
スイス国特許第３９４ ９９８／６５号に記載されてい
るもので、公知のものとみなされる。
に固定される。回転式テーブルの斬新的な回転により、
容器はツール板又は圧板上に順次載せられている各ツー
ルの近傍に供給される。対応する装置はレヒナーによる
スイス国特許第３９４ ９９８／６５号に記載されてい
るもので、公知のものとみなされる。
【００１４】次の２つの段階Ｂ及びＣで、各容器は段階
的に引き抜き成型される。そして、容器の直径、好まし
い容器の形状及び使用する材料に関連して上記２つの段
階は、種々のツールを使用しての種々の有効な引き抜き
段階を構成することができる。最初の引き抜き段階Ｂの
工程中で、収斂した肩部と実質的に円筒状の第１ネック
部10とが容器に形成され、一方、第２の引き抜き段階Ｃ
の工程中で、より狭い実質的に円筒状の第２のネック部
20が第１ネック部10に連結して形成される。第１ネック
部10の外径d1は、実質的に、形成されるねじ山の山径に
対応し、一方、第２のより狭いネック部20の外径d2は形
成されるねじ山の谷径d3より幾分小さい。
的に引き抜き成型される。そして、容器の直径、好まし
い容器の形状及び使用する材料に関連して上記２つの段
階は、種々のツールを使用しての種々の有効な引き抜き
段階を構成することができる。最初の引き抜き段階Ｂの
工程中で、収斂した肩部と実質的に円筒状の第１ネック
部10とが容器に形成され、一方、第２の引き抜き段階Ｃ
の工程中で、より狭い実質的に円筒状の第２のネック部
20が第１ネック部10に連結して形成される。第１ネック
部10の外径d1は、実質的に、形成されるねじ山の山径に
対応し、一方、第２のより狭いネック部20の外径d2は形
成されるねじ山の谷径d3より幾分小さい。
【００１５】引き抜き成型される肩部の形状は本発明に
よる方法とは関係がない。肩部なしの容器を製造するこ
とも明らかに、又可能である。即ち、実質的に円筒状の
ねじ山付き容器のような場合であって、そのような時に
は段階Ｂは不要となる。アルミニウム罐を引き込み成型
する方法及びその際に用いるツールは公知である。当業
者であれば、それを上述のネック形状への引き抜き成型
に容易に適応し得るであろう。それ故ここではそれを詳
細に述べる必要はないであろう。
よる方法とは関係がない。肩部なしの容器を製造するこ
とも明らかに、又可能である。即ち、実質的に円筒状の
ねじ山付き容器のような場合であって、そのような時に
は段階Ｂは不要となる。アルミニウム罐を引き込み成型
する方法及びその際に用いるツールは公知である。当業
者であれば、それを上述のネック形状への引き抜き成型
に容易に適応し得るであろう。それ故ここではそれを詳
細に述べる必要はないであろう。
【００１６】次の段階Ｄではねじ山30が、第１ネック部
10又は第２ネック部20に面した第１ネック部上にロール
形成される。ねじ山はネック内部の準固定式スクリュー
ピッチゲージに対して押された状態になっている第１ネ
ック部10の外周の回りを転動するねじ山用ロールによっ
て形成される。このようにしてねじ山は、ネックの外側
から内側に押されており、それ故完全にロール形成され
たねじ山の外径は元のネック外径d1に対応するものとな
る。その谷径d3は第２ネック部20の外径d2よりやや大き
くなる。ねじ山は、第２ネック部20の手前でなくなる。
即ち、ねじ山はネック端迄、伸びない。このことによ
り、ねじ山転造の結果としてできた精密な円環状円筒形
状がネック端で変形することはなくなる。段階Ｄに使用
される本発明の装置を図２，図３及び図４に基づいてよ
り詳細に説明することにする。
10又は第２ネック部20に面した第１ネック部上にロール
形成される。ねじ山はネック内部の準固定式スクリュー
ピッチゲージに対して押された状態になっている第１ネ
ック部10の外周の回りを転動するねじ山用ロールによっ
て形成される。このようにしてねじ山は、ネックの外側
から内側に押されており、それ故完全にロール形成され
たねじ山の外径は元のネック外径d1に対応するものとな
る。その谷径d3は第２ネック部20の外径d2よりやや大き
くなる。ねじ山は、第２ネック部20の手前でなくなる。
即ち、ねじ山はネック端迄、伸びない。このことによ
り、ねじ山転造の結果としてできた精密な円環状円筒形
状がネック端で変形することはなくなる。段階Ｄに使用
される本発明の装置を図２，図３及び図４に基づいてよ
り詳細に説明することにする。
【００１７】次の段階Ｅでは、容器のネックは所定の長
さ、即ちねじ山が上部で切れる部分の直上で切断され
る。容器が手動ポンプと同時に使用されなければならな
い場合には、ネック端とポンプ連結部との接続は緊密で
なければならない。シール型式のものが使用される場合
には、容器のネックの面を垂直にするか又は若干傾斜さ
せることが有利である。容器のネックを所定長さに切断
する方法及びその装置は公知であるから、ここでは説明
する必要はないであろう。
さ、即ちねじ山が上部で切れる部分の直上で切断され
る。容器が手動ポンプと同時に使用されなければならな
い場合には、ネック端とポンプ連結部との接続は緊密で
なければならない。シール型式のものが使用される場合
には、容器のネックの面を垂直にするか又は若干傾斜さ
せることが有利である。容器のネックを所定長さに切断
する方法及びその装置は公知であるから、ここでは説明
する必要はないであろう。
【００１８】連続的で迅速且つ経済的な生産を確保する
ためには、段階Ｂ、Ｃ、Ｄ及びＥを容器を同じところに
固定した状態で実施する必要がある。それ故各段階は対
応する生産機械によって限定される基本的タイムサイク
ルに依存しなければならない。ねじ山がそのようなサイ
クルでロール形成されるべきであるとするならば、この
ことは毎分100 ないし200 個の容器の標準生産速度に対
応する時間であり、ねじ山転造に利用し得るサイクル時
間は0.6 及び0.3 秒の間であり、その間に容器は対応す
る場所に移動し、ツールは作業位置にもたらされ、ねじ
山がロール形成される。ねじ山転造法に対しては0.035
ないし0.07秒の作業時間が有効である。
ためには、段階Ｂ、Ｃ、Ｄ及びＥを容器を同じところに
固定した状態で実施する必要がある。それ故各段階は対
応する生産機械によって限定される基本的タイムサイク
ルに依存しなければならない。ねじ山がそのようなサイ
クルでロール形成されるべきであるとするならば、この
ことは毎分100 ないし200 個の容器の標準生産速度に対
応する時間であり、ねじ山転造に利用し得るサイクル時
間は0.6 及び0.3 秒の間であり、その間に容器は対応す
る場所に移動し、ツールは作業位置にもたらされ、ねじ
山がロール形成される。ねじ山転造法に対しては0.035
ないし0.07秒の作業時間が有効である。
【００１９】図2a及び図2bは、ねじ山の転造に使用され
る方法及びツールを詳細に示す平面図である。図2aは、
ねじ山を転造するに先立って使用するツールを、図2b
は、ねじ山転造中のツールを示す。
る方法及びツールを詳細に示す平面図である。図2aは、
ねじ山を転造するに先立って使用するツールを、図2b
は、ねじ山転造中のツールを示す。
【００２０】目に見える容器の唯一の部分は、外径d2を
有する第２ネック部20の環状面21と外径d1を有する第１
ネック部10とである。ねじ山転造法に対して、実質的に
円筒状又は略截頭円錐体形状のスクリューピッチゲージ
40が容器のネック内に挿入される。このゲージの最大径
はそれが、第２ネック部20を通じて楽々と挿入し得る程
度のものでなければならない。ゲージは、その側面に転
造されるべきねじ山の若干変形した雌型41を持ってい
る。この雌型41はこの平面図では破線の形で示されてい
る。挿入工程の間は、容器のネックとゲージは同軸上に
配置される。即ち、それらの軸Ｓ及びＴは一致する。
有する第２ネック部20の環状面21と外径d1を有する第１
ネック部10とである。ねじ山転造法に対して、実質的に
円筒状又は略截頭円錐体形状のスクリューピッチゲージ
40が容器のネック内に挿入される。このゲージの最大径
はそれが、第２ネック部20を通じて楽々と挿入し得る程
度のものでなければならない。ゲージは、その側面に転
造されるべきねじ山の若干変形した雌型41を持ってい
る。この雌型41はこの平面図では破線の形で示されてい
る。挿入工程の間は、容器のネックとゲージは同軸上に
配置される。即ち、それらの軸Ｓ及びＴは一致する。
【００２１】容器ネック内へのスクリューピッチゲージ
挿入と同時に、効果的にねじ山用ロール50がネックの外
側に位置決めされ、そしてロールはねじ山形状（ロール
の周囲を螺旋状に引き抜くビード51として構成される）
で軸方向に動くことなしに全ねじ山を転造し得るような
態様に設計される。挿入工程の間は、ねじ山用ロールは
それがネックと接触しないようにネックから間隔を置い
ておく。
挿入と同時に、効果的にねじ山用ロール50がネックの外
側に位置決めされ、そしてロールはねじ山形状（ロール
の周囲を螺旋状に引き抜くビード51として構成される）
で軸方向に動くことなしに全ねじ山を転造し得るような
態様に設計される。挿入工程の間は、ねじ山用ロールは
それがネックと接触しないようにネックから間隔を置い
ておく。
【００２２】有効なねじ山転造工程のためには、ゲージ
40とねじ山用ロール50はその軸Ｔ及びＵの移動により相
互に相反して動き、それによって、ゲージ40はねじ山用
ロール50が外側に位置決めされた時点で第１ネック部の
内面と接触するようになり、ねじ山用ロール50のねじ山
形状51は転造されるべきねじ山のねじ深さ迄ネック材料
中に押し付けられる。ねじ山用ロール50がネック上で転
動するのと同期して、ゲージ40の軸は固定されている容
器の軸を中心として旋回し、ゲージ40はねじ山用ロール
50により転造されるネック材料を内側から常に支持する
ことができるようになる。
40とねじ山用ロール50はその軸Ｔ及びＵの移動により相
互に相反して動き、それによって、ゲージ40はねじ山用
ロール50が外側に位置決めされた時点で第１ネック部の
内面と接触するようになり、ねじ山用ロール50のねじ山
形状51は転造されるべきねじ山のねじ深さ迄ネック材料
中に押し付けられる。ねじ山用ロール50がネック上で転
動するのと同期して、ゲージ40の軸は固定されている容
器の軸を中心として旋回し、ゲージ40はねじ山用ロール
50により転造されるネック材料を内側から常に支持する
ことができるようになる。
【００２３】この制限された状態で、２つのツールは少
くとも１回容器のネックの周囲を移動し、このようにし
てねじ山が形成される。一旦ねじ山が転造されると、ゲ
ージ40及びねじ山用ロール50は再び挿入位置（図2a）に
戻り、容器から軸方向に移動する。
くとも１回容器のネックの周囲を移動し、このようにし
てねじ山が形成される。一旦ねじ山が転造されると、ゲ
ージ40及びねじ山用ロール50は再び挿入位置（図2a）に
戻り、容器から軸方向に移動する。
【００２４】ねじ山の転造中、ねじ山用ロール50は、ロ
ール上で転動する円周上の距離が、ネック上で転動する
それ（円周上の距離）よりも大きくなるように強制的に
制御された態様で転動する。その結果、ねじ山用ロール
とネックとの間に遊びが生じ、それ故、ねじ山用ロール
がネック円周上を１方向に転動してはいるが、それは
又、常にネック表面上ではその運動（移動）方向と反対
方向に遊びを生じている。したがって、ネック材料上
で、ねじ山用ロール50の運動方向と反対方向に力を加え
ることになる。この遊びの結果として、ネック材料がロ
ールの上流側で堆積せず、ネック材料をロールの下流側
に移動させることが保証される。
ール上で転動する円周上の距離が、ネック上で転動する
それ（円周上の距離）よりも大きくなるように強制的に
制御された態様で転動する。その結果、ねじ山用ロール
とネックとの間に遊びが生じ、それ故、ねじ山用ロール
がネック円周上を１方向に転動してはいるが、それは
又、常にネック表面上ではその運動（移動）方向と反対
方向に遊びを生じている。したがって、ネック材料上
で、ねじ山用ロール50の運動方向と反対方向に力を加え
ることになる。この遊びの結果として、ネック材料がロ
ールの上流側で堆積せず、ネック材料をロールの下流側
に移動させることが保証される。
【００２５】スクリューピッチゲージ40の円周は、ゲー
ジがねじ山転造工程中に支持した第１ネック部10の内周
より小さいので、遊びは又、ゲージ40と第１ネック部10
の内面との間にも発生し、それ故ゲージ40はねじ山用ロ
ール50の運動（移動）方向にネック内面上で遊びを生じ
る。
ジがねじ山転造工程中に支持した第１ネック部10の内周
より小さいので、遊びは又、ゲージ40と第１ネック部10
の内面との間にも発生し、それ故ゲージ40はねじ山用ロ
ール50の運動（移動）方向にネック内面上で遊びを生じ
る。
【００２６】この両面からの遊びの結果として、ねじ山
の同心円が保証され、そして、容器ワニスが損傷を受け
ないと言う特に有利な状況となる。ねじ山用ロールとゲ
ージの遊びにより、ワニスの痕跡が後に残るが、これは
ねじ山近傍でのワニスに対するかすかな表面変化として
検出することができる。
の同心円が保証され、そして、容器ワニスが損傷を受け
ないと言う特に有利な状況となる。ねじ山用ロールとゲ
ージの遊びにより、ワニスの痕跡が後に残るが、これは
ねじ山近傍でのワニスに対するかすかな表面変化として
検出することができる。
【００２７】図3a及び図3bは、図2a及び図2bに対応して
ねじ山転造工程前（図3a）及び工程中（図3b）のねじ山
転造工程に使用されるツールをそれぞれ示す。即ち、容
器回転軸に沿っての断面図として、容器のネックの片側
だけを示している。スクリューピッチゲージ40とねじ山
用ロール50のねじ山形状51の構成をはっきり見ることが
できる。ゲージのねじ山41は、ねじ山の深さ及びリード
の点で、形成されたねじ山の形状に対応するためにのみ
必要であるが、それが形成された内面と接触する領域に
鋭いエッジを持ってはいけない。ねじ山用ロール50のね
じ山形状51は、形成されるべきねじ山の形状に対応した
形状でなければならない。スクリューピッチゲージ40
は、それが第１ネック部10の内面を支持するのに有利で
あるのみならず、又、ねじ山が転造されない第２ネック
部20の内面をも少くとも部分的に支持するような態様に
構成される。
ねじ山転造工程前（図3a）及び工程中（図3b）のねじ山
転造工程に使用されるツールをそれぞれ示す。即ち、容
器回転軸に沿っての断面図として、容器のネックの片側
だけを示している。スクリューピッチゲージ40とねじ山
用ロール50のねじ山形状51の構成をはっきり見ることが
できる。ゲージのねじ山41は、ねじ山の深さ及びリード
の点で、形成されたねじ山の形状に対応するためにのみ
必要であるが、それが形成された内面と接触する領域に
鋭いエッジを持ってはいけない。ねじ山用ロール50のね
じ山形状51は、形成されるべきねじ山の形状に対応した
形状でなければならない。スクリューピッチゲージ40
は、それが第１ネック部10の内面を支持するのに有利で
あるのみならず、又、ねじ山が転造されない第２ネック
部20の内面をも少くとも部分的に支持するような態様に
構成される。
【００２８】図４は、実例的な具体例を示すもので、容
器上にねじ山を転造するための装置において本発明に関
連した部分を図式的に示している。図４は、容器回転軸
Ｓに沿った断面図であり、容器の２つのネック部10及び
20を見ることができる。ゲージ40及びねじ山用ロール50
は、図2a及び図3bにおけるそれらの位置に対応した位置
にある。ゲージ40の軸Ｔは、容器回転軸Ｓ上には位置し
ない。それ故、ロール50はネック材料中に押し付けられ
る。
器上にねじ山を転造するための装置において本発明に関
連した部分を図式的に示している。図４は、容器回転軸
Ｓに沿った断面図であり、容器の２つのネック部10及び
20を見ることができる。ゲージ40及びねじ山用ロール50
は、図2a及び図3bにおけるそれらの位置に対応した位置
にある。ゲージ40の軸Ｔは、容器回転軸Ｓ上には位置し
ない。それ故、ロール50はネック材料中に押し付けられ
る。
【００２９】この図から、特に、ねじ山用ロール50と固
定されている容器のネックとの間に遊びが生じる手段60
を見ることができる。この手段60はゲージ40のシャフト
42にぴったりと取り付けられた第１の歯形リム61と、リ
ム内に嵌入せしめられるねじ山用ロール50にぴったりと
取り付けられた第２の歯形リム62とから構成される。ね
じ山用ロール50の軸Ｕが今、もしゲージ40の軸Ｔの回り
を動くとすれば、ねじ山用ロールは歯形駆動手段60を通
じて、固定されている容器のネック上を強制的に制御さ
れた態様で転動することになる。ロール50の容器のネッ
ク上での回転半径ｒは歯形リム61の回転円の半径Ｒより
も小さいから、ロール50がネック材料上で移動方向と逆
方向に遊びが生じるような態様でロール50とネックとの
間に遊びが生じる。両半径ｒ及びＲは、Ｒ：ｒ≧1.1 と
なるように選択すると有利であることが分った。
定されている容器のネックとの間に遊びが生じる手段60
を見ることができる。この手段60はゲージ40のシャフト
42にぴったりと取り付けられた第１の歯形リム61と、リ
ム内に嵌入せしめられるねじ山用ロール50にぴったりと
取り付けられた第２の歯形リム62とから構成される。ね
じ山用ロール50の軸Ｕが今、もしゲージ40の軸Ｔの回り
を動くとすれば、ねじ山用ロールは歯形駆動手段60を通
じて、固定されている容器のネック上を強制的に制御さ
れた態様で転動することになる。ロール50の容器のネッ
ク上での回転半径ｒは歯形リム61の回転円の半径Ｒより
も小さいから、ロール50がネック材料上で移動方向と逆
方向に遊びが生じるような態様でロール50とネックとの
間に遊びが生じる。両半径ｒ及びＲは、Ｒ：ｒ≧1.1 と
なるように選択すると有利であることが分った。
【００３０】図面では、有効なねじ山転造工程前後の装
置部分の軸方向運動や容器のネック回りのねじ山用ロー
ル50の回転運動及びそれに連動した軸Ｔの円運動の駆動
を表示していない。軸運動に対しては、他の段階のため
のツールが載せられているツール板の同期的動きを利用
するのが有利である。ねじ山用ロールの円運動は、例え
ば、ベルト駆動によって駆動される。
置部分の軸方向運動や容器のネック回りのねじ山用ロー
ル50の回転運動及びそれに連動した軸Ｔの円運動の駆動
を表示していない。軸運動に対しては、他の段階のため
のツールが載せられているツール板の同期的動きを利用
するのが有利である。ねじ山用ロールの円運動は、例え
ば、ベルト駆動によって駆動される。
【００３１】ねじ山用ロール50の軸Ｕとゲージ40の軸Ｔ
の運動の連動並びに、有効なねじ山転造工程前後の両軸
Ｕ，Ｔの相対的運動の制御は、対応する非対称的楔形配
列によって達成することができる。その際、両軸の相対
的運動は上記楔形配列の相対的軸運動によって起る。
の運動の連動並びに、有効なねじ山転造工程前後の両軸
Ｕ，Ｔの相対的運動の制御は、対応する非対称的楔形配
列によって達成することができる。その際、両軸の相対
的運動は上記楔形配列の相対的軸運動によって起る。
【００３２】軸Ｓの回りの軸Ｔの運動は、軸Ｔが軸Ｓの
回りに円筒状包絡線を描くか、又は軸Ｔが軸Ｓの回りに
円錐形を描くかによって起る。円筒状運動の場合に対し
ては、ゲージ40は円筒状でなければならないが、一方、
円錐状運動に対しては、ゲージ４０は、その先端が容器
に向かって先細になった截頭円錐形状でなければならな
い。
回りに円筒状包絡線を描くか、又は軸Ｔが軸Ｓの回りに
円錐形を描くかによって起る。円筒状運動の場合に対し
ては、ゲージ40は円筒状でなければならないが、一方、
円錐状運動に対しては、ゲージ４０は、その先端が容器
に向かって先細になった截頭円錐形状でなければならな
い。
【００３３】図５は、手動ポンプ70によって閉じられた
容器を示し、その容器に対し本発明の方法によってねじ
山が加工されている。ねじ山は、このようなねじ山に対
する如何なる規格にも、例えば、ヨーロッパ規格にも対
応させることができる。本発明の方法により形成された
ねじ山は、対応するプラスチック又はガラスのねじ山の
それよりもはるかに大きい約±0.1mm の精度があること
が分かった。その結果、図５に示すように、肩部に面す
る容器のネック上に対応する穿孔（貫通）をすることに
よって、ポンプ上でのスクリューピッチゲージの中心の
位置決めの向上を図る必要はない。容器の底部形状は、
本発明の方法には関係しない。表示された容器は例え
ば、内側に湾曲した底部を持っている。
容器を示し、その容器に対し本発明の方法によってねじ
山が加工されている。ねじ山は、このようなねじ山に対
する如何なる規格にも、例えば、ヨーロッパ規格にも対
応させることができる。本発明の方法により形成された
ねじ山は、対応するプラスチック又はガラスのねじ山の
それよりもはるかに大きい約±0.1mm の精度があること
が分かった。その結果、図５に示すように、肩部に面す
る容器のネック上に対応する穿孔（貫通）をすることに
よって、ポンプ上でのスクリューピッチゲージの中心の
位置決めの向上を図る必要はない。容器の底部形状は、
本発明の方法には関係しない。表示された容器は例え
ば、内側に湾曲した底部を持っている。
【００３４】
【発明の効果】本発明の方法によれば、少くとも容器内
面をワニス加工したアルミニウム容器を固定した状態で
このアルミニウム容器に、ワニス加工を損傷させること
なくねじ山を形成することができる。
面をワニス加工したアルミニウム容器を固定した状態で
このアルミニウム容器に、ワニス加工を損傷させること
なくねじ山を形成することができる。
【００３５】本発明の装置によれば、容器を固定した状
態で容器内部のワニス加工を損傷させることなく同心円
状のねじ山を有するアルミニウム容器を容易に製造する
ことができる。
態で容器内部のワニス加工を損傷させることなく同心円
状のねじ山を有するアルミニウム容器を容易に製造する
ことができる。
【図１】本発明の製造方法における個々の段階を示す平
面図である。
面図である。
【図２】ねじ山転造前とねじ山転造中における容器とツ
ールとを平面的に図示したねじ山転造方法を示す詳細図
である。
ールとを平面的に図示したねじ山転造方法を示す詳細図
である。
【図３】図２(a),図２(b) に対応させた容器の軸に沿う
断面図である。
断面図である。
【図４】加工されるべき容器の軸に沿って切断した本発
明の製造装置の具体例を示す図である。
明の製造装置の具体例を示す図である。
【図５】容器の軸に沿って切断した本発明の方法により
製造されたアルミニウム容器を示す図である。
製造されたアルミニウム容器を示す図である。
10 第１ネック部
20 第２ネック部
30 ねじ山
40 スクリューピッチゲージ
42 シャフト
50 ねじ山用ロール
61 リム
62 リム
d1 第１ネック部の外径
d2 第２ネック部の外径
Ｒ 回転円の半径
ｒ 回転半径
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭61−217353（ＪＰ，Ａ)
特開 昭57−190740（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−114822（ＪＰ，Ａ)
特開 平１−228567（ＪＰ，Ａ)
特開 平１−210136（ＪＰ，Ａ)
実開 昭57−90877（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭56−172533（ＪＰ，Ｕ)
特公 平８−22636（ＪＰ，Ｂ２)
実公 平１−17375（ＪＰ，Ｙ２)
スイス国特許発明394998（ＣＨ，Ａ
５)
福田克正，鈑金自動ロール機の特徴と
加工事例，金属プレス，日本，日本金属
プレス工業協会，1985年 ９月，第17
号，１−７
福田克美、福田克正，鈑金自動ロール
機の開発，機械振興，日本，機械振興協
会，1990年 ３月，第23巻／第３号，39
−42
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B21D 51/40
B23G 7/00
B65D 1/00
B65D 1/02
B65D 1/09
B65D 1/16
Claims (8)
- 【請求項１】深絞り、深絞り及び引き伸ばし又は押し出
しによって円筒状容器を形成し、該円筒状容器にワニス
加工し、続いて、引き抜き、内側スクリューピッチゲー
ジ40と外側ねじロール50とを使ってねじを転造し、所定
長さに切断する際、引き抜き、ねじ転造、所定長さに切
断の各段階が全て、容器を同じところに固定して行う、
ねじ山付きの内外両面をワニス加工したアルミニウム容
器の製造方法であって、ねじ山を転造する間、外側ツー
ル50が固定されている容器のネック上で転動するのと同
期して、内側ツール40の軸を固定されている容器の軸を
中心として旋回させるとともに、内側ツール40は固定さ
れている容器材料上でツールの移動方向に遊びを生じる
ような態様で、外側ツール50は固定されている容器材料
上でツールの移動方向と逆方向に遊びを生じるような態
様で誘導されることを特徴とするアルミニウム容器の製
造方法。 - 【請求項２】容器にワニス加工するに際し、より接着性
を高めるとともにより柔軟性を高め、さらに、滑り特性
を改善した添加剤によって改良されたワニスを使用する
ことを特徴とする請求項１記載のねじ山付きアルミニウ
ム容器の製造方法。 - 【請求項３】添加剤が触媒、可塑剤及び／又は潤滑剤で
あることを特徴とする請求項２記載のねじ山付きアルミ
ニウム容器の製造方法。 - 【請求項４】ねじ山の転造に先立って、容器が少なくと
も１つの実質的に円筒形のネック部20に引き込まれ、且
つ、このネック部の外径が実質的に転造されるべきねじ
山の谷径に対応することを特徴とする請求項１から３の
いずれかに記載のねじ山付きアルミニウム容器の製造方
法。 - 【請求項５】請求項１から４のいずれかの方法を用いた
ワニス加工されたアルミニウム容器にねじ山を転造する
ための装置であって、内側からネック部を支持するため
のスクリューピッチゲージ40と、外側からねじ山を転造
するためのねじ山用ロール50とからなり、ねじ山用ロー
ル50が固定されている容器のネック上で転動するのと同
期して、ゲージ40の軸が固定されている容器の軸を中心
として旋回するように、ゲージ40とねじ山用ロール50の
動きを調整し、且つ、ゲージ40は固定されている容器材
料上でツールの移動方向に所定の遊びが生じるように、
また、ねじ山用ロール50は固定されている容器材料上で
ツールの移動方向と逆方向に所定の遊びが生じるよう
に、ツールを動かせる制御手段を有することを特徴とす
るワニス加工したアルミニウム容器にねじ山を転造する
ための装置。 - 【請求項６】遊びを生じさせるための手段が、ゲージ40
のシャフト42上の歯付リム61、及び、ねじ山用ロール50
上の歯付リム62とからなり、且つ、ゲージ40のシャフト
42上の歯付リム61の回転円が、容器のネック上のねじ山
用ロール50の回転円よりも大きいことを特徴とする請求
項５記載の装置。 - 【請求項７】歯付リム61の回転円の半径Ｒと容器のネッ
ク上におけるねじ山用ロール50の回転半径ｒとの比が、
Ｒ：ｒ≧1.1 となるように選択することを特徴とする請
求項６記載の装置。 - 【請求項８】ゲージ40及びねじ山用ロール50の半径方向
の動きを調和させる制御手段が、複数の楔機構とこれら
複数の楔機構を互いに軸方向に動かす手段から成ること
を特徴とする請求項５から７のいずれかに記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH114991 | 1991-04-17 | ||
| CH01149/91-9 | 1991-04-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05229545A JPH05229545A (ja) | 1993-09-07 |
| JP3375661B2 true JP3375661B2 (ja) | 2003-02-10 |
Family
ID=4203635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12558592A Expired - Fee Related JP3375661B2 (ja) | 1991-04-17 | 1992-04-17 | ねじ山付きアルミニウム容器の製造方法及びその装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5293765A (ja) |
| EP (1) | EP0510291B2 (ja) |
| JP (1) | JP3375661B2 (ja) |
| AT (1) | ATE119441T1 (ja) |
| DE (1) | DE59104891D1 (ja) |
| ES (1) | ES2073722T5 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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