JP2003154430A - 螺子付き回転軸及びその製造方法 - Google Patents

螺子付き回転軸及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003154430A
JP2003154430A JP2001353649A JP2001353649A JP2003154430A JP 2003154430 A JP2003154430 A JP 2003154430A JP 2001353649 A JP2001353649 A JP 2001353649A JP 2001353649 A JP2001353649 A JP 2001353649A JP 2003154430 A JP2003154430 A JP 2003154430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
shaft
shaped base
rotary shaft
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001353649A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Nishimura
清志 西村
Yoshiaki Koshida
嘉秋 腰田
Toshimi Suzuki
俊美 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2001353649A priority Critical patent/JP2003154430A/ja
Priority to US10/298,410 priority patent/US20030095850A1/en
Priority to CNB021522790A priority patent/CN1204985C/zh
Publication of JP2003154430A publication Critical patent/JP2003154430A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B35/00Screw-bolts; Stay-bolts; Screw-threaded studs; Screws; Set screws
    • F16B35/04Screw-bolts; Stay-bolts; Screw-threaded studs; Screws; Set screws with specially-shaped head or shaft in order to fix the bolt on or in an object
    • F16B35/041Specially-shaped shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B33/00Features common to bolt and nut
    • F16B33/02Shape of thread; Special thread-forms

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トップロールを発生させないようにしつつ、
螺子部11bを効率的かつ高精度に製造することを可能
とする。 【解決手段】 軸状基体11の少なくとも螺子部11b
が形成された部分に中空部11aを設けて、螺子成形装
置12の螺子成形部12aの凹凸形状に対応して軸状基
体11側を円滑かつ良好に塑性変形するようにしたもの
であって、軸状基体11に対する転造を正確かつ迅速に
行わせるとともに、塑性変形後のスプリングバックによ
る経時的な形状変化を防止して螺子付き回転軸を長期に
わたって回転駆動を安定的に行わせ、かつ軸状基体11
に中空部11aを設けて回転軸全体の軽量化を図り、円
滑な回転駆動を可能としたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸状基体の外周側
部分に螺子部を形成した回転軸及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、リードスクリューなどのよう
に、外周側部分に螺子部が形成された回転軸が、各種装
置において広く用いられている。このような回転軸、例
えばリードスクリューを製造する場合には、図4に示さ
れているように、適宜の間隔をあけて近接対向しつつ互
いに反対方向に回転する一対のダイス1,1どうしの間
部分に、丸棒材2を軸方向に挿入していき、上記各ダイ
ス1に設けられた螺子成形部1aの連続凹凸形状を、上
記丸棒材2の外周壁面側に転造させることによって螺子
部の形成を行うようにしている。
【0003】ところが、このようなダイス1,1を用い
た転造によって螺子部の形成を行うと、例えば図5に示
されているように、成形された螺子部2aの山側部分に
対して、軸方向両側の谷側部分から余剰の肉部が押し上
げられるようにして寄せ集められて来てしまい、上記螺
子部2aの外径端部分に対して、肉盛り状の所謂トップ
ロール2bが形成されてしまうことが多い。このような
トップロール2bは、螺子部の噛み合い時に支障となる
ものであることから、従来より、上記螺子部2aの外径
部分に対して研磨処理を施すなどにより、トップロール
2bを取り除くことが行われている。さらに、その螺子
部2aの研磨処理を行った結果、螺子部2aにエッジ部
分が形成されてしまった場合には、バレル処理などの表
面処理を施して、上記螺子部2aの外径部分を滑らかに
する加工なども行われている。そして、そのような研磨
処理や表面処理を通して、図6に示されたリードスクリ
ューの最終製品を得るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、螺子付
き回転軸を製造するにあたって、上述したような研磨処
理や表面処理を付加すると、それらの各工程に手間がか
かってしまうことから、その分、生産性の低下を招来し
てしまう。これに対して、トップロールを発生させない
ように螺子部の成形を行うための手段として、ダイスの
内部側に充分な量の成形材料を送り込んでいき、ダイス
の凹凸状形成部を成形材料によってほぼ完全に充填して
しまうことなども考えられる。しかしその場合には、ダ
イスを破損させてパンクさせてしまったりするおそれが
あり、径寸法にバラツキを生じさせることもある。ま
た、螺子部2aの山側部分に湾曲形状を設ける必要があ
る場合には、やはり、上述したバレル処理などの表面処
理を施すことが必要となってくる。
【0005】そこで本発明は、トップロールを発生させ
ないようにしつつ、螺子部を円滑に成形することができ
るようにした螺子付き回転軸及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1にかかる螺子付き回転軸では、軸状基体にお
ける少なくとも螺子部が形成された部分に、該軸状基体
の軸中心部分に中空部が設けられていることから、ダイ
スなどの螺子成形装置を用いて上記軸状基体側に螺子部
を転造させる際に、上記螺子成形装置の螺子成形部の凹
凸形状に対応して、軸状基体側が円滑かつ良好に塑性変
形することとなる。従って、軸状基体に対する転造が正
確かつ迅速に行われる。また、従来の中実丸棒状の材料
に比して、塑性変形させる肉厚量が大幅に少なくなるこ
とから、塑性変形後のスプリングバックによる経時的な
形状変化が抑えられることとなり、長期にわたって回転
駆動が安定的に行われるようになっている。さらに、軸
状基体に中空部が設けられていることから、回転軸全体
の軽量化が図られることとなり、特に、起動時における
初期トルクが軽減されることから、円滑な回転駆動が可
能となる。
【0007】また、請求項2にかかる螺子付き回転軸で
は、上記請求項1記載の中空部が、軸状基体に設けられ
た貫通孔により構成されていることから、中空部の成形
が容易に行われることとなる。
【0008】さらに、請求項3にかかる螺子付き回転軸
では、上記請求項1記載の軸状基体が、パイプ材からな
ることから、上記軸状基体に対する中空部の形成が省略
されることとなって、生産性の向上が図られるようにな
っている。
【0009】さらにまた、請求項4にかかる螺子付き回
転軸では、上記請求項1記載の中空部内には、軸状基体
よりも塑性容易性を有する材質からなる内部支持部材が
充填されていることから、軸状基体側の塑性変形が座屈
などを起こすことなく良好に行われるようになってい
る。
【0010】また、請求項5にかかる螺子付き回転軸で
は、上記請求項1記載の内部支持部材が樹脂材からなる
ことから、内部支持部材の充填性を高めるとともに、軸
状基体側の塑性変形が確実に得られるようになってい
る。
【0011】一方、請求項6にかかる螺子付き回転軸の
製造方法では、軸状基体に螺子部を形成する前に、当該
軸状基体における少なくとも螺子部を形成する部分に中
空部を設けておくようにしていることから、ダイスなど
の螺子成形装置を用いて上記軸状基体側に螺子部を転造
させる際に、上記螺子成形装置の螺子成形部の凹凸形状
に対応して、軸状基体側が円滑かつ良好に塑性変形する
こととなる。従って、軸状基体に対する転造が正確かつ
迅速に行われる。また、従来の中実丸棒状の材料に比し
て、塑性変形させる肉厚量が大幅に少なくなることか
ら、塑性変形後のスプリングバックによる経時的な形状
変化が抑えられることとなり、長期にわたって回転駆動
が安定的に行われるようになっている。さらに、軸状基
体に中空部が設けておくことから、回転軸全体の軽量化
が図られることとなり、特に、起動時における初期トル
クが軽減されることから、円滑な回転駆動が可能とな
る。
【0012】また、請求項7にかかる螺子付き回転軸の
製造方法では、上記請求項6記載の軸状基体にパイプ材
を用いた製造方法であって、上記パイプ材の外径を、前
記螺子成形装置の螺子成形部における凹状部分の底面内
径と略一致させるように設定したことから、ダイス側の
螺子成形部内に材料が充填されることとなり、螺子部の
転造がより一層正確に行われる。
【0013】さらに、請求項8にかかる螺子付き回転軸
の製造方法では、上記請求項6記載の軸状基体の中空部
内に、内部支持部材を充填した後に、上記軸状基体に対
して螺子部の形成を行うようにしていることから、軸状
基体側の塑性変形が座屈などを起こすことなく良好に行
われるようになっている。
【0014】さらにまた、請求項9にかかる螺子付き回
転軸の製造方法では、上記請求項8記載の内部支持部材
として樹脂材を用いる製造方法であって、上記樹脂材を
一旦溶解状態にして中空部内に充填し、その樹脂材を固
化させた後に、上記軸状基体に対して螺子部の形成を行
うようにしていることから、中空部内に対する内部支持
部材の充填が極めて容易かつ良好に行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。まず、図1に示されている実
施形態は、軸状基体としてパイプ材11を採用したもの
であって、貫通孔11aを有するパイプ材11を、螺子
成形装置としてのダイス装置12に用いることによって
リードスクリューを製造するようにしたものである。す
なわち、適宜の間隔をあけて近接対向するように配置さ
れた一対のダイス12a,12aを、互いに反対方向に
回転させながら、それら一対のダイス12a,12aど
うしの間部分に、上記パイプ材11を挿入していき、上
記各ダイス12aに設けられた螺子成形部12bの連続
凹凸状を、上記パイプ材11の外周壁面に対して転造さ
せるようにしている。
【0016】このとき、上記軸状基体としてのパイプ材
11には、上述したように、軸方向に沿って中空部を構
成する貫通孔11aが設けられていることから、図2に
示されているように、上記パイプ材11の外周壁面に対
して螺子部11bを転造させるにあたって、前記ダイス
12a側の螺子成形部12bの凹凸形状に対応して、上
記パイプ材11の周壁側部分が、中空状の内部側に向か
って円滑に塑性変形することとなる。従って、上記ダイ
ス12a側の螺子成形部12bの転造作用は、正確かつ
迅速に行われる。
【0017】このとき、本実施形態におけるように、軸
状基体としてパイプ材11を用いることとすれば、中空
部をわざわざ形成する必要がないため、効率的で良好な
生産性が得られることとなる。また、この場合におい
て、上記軸状基体としてのパイプ材11の外径を、ダイ
ス12aの螺子成形部12bにおける凹状部分の底面内
径と略一致させるように設定しておけば、ダイス12a
側の螺子成形部12b内に材料が充填されることとな
り、螺子部11bの転造がより一層正確に行われること
となる。
【0018】このようにして、ダイス装置12により螺
子部11bが形成された軸状基体としてのパイプ材11
は、図3に示されているように、軸方向の先端部分11
c及び後端部分11dがそれぞれ仕上加工されることに
よって、リードスクリューの完成品になされる。
【0019】このパイプ材11を用いて成形されたリー
ドスクリューは、従来の中実丸棒状の材料に比して、塑
性変形させる肉厚量が大幅に少なくなっていることか
ら、塑性変形後のスプリングバックによる経時的な形状
変化が抑えられることとなり、長期にわたって回転駆動
が安定的に行われる。また、中空部としての貫通孔11
aによって軽量化が図られていることから、特に、起動
時における初期トルクが軽減されることから、円滑な回
転駆動が可能となる。
【0020】一方、上述した軸状基体としてのパイプ材
11の中空部、すなわち貫通孔11aの内部側に、当該
パイプ材11よりも塑性容易性を有する樹脂材などの材
質からなる内部支持部材を充填しておくことも好まし
い。つまり、そのような塑性容易性を有する内部支持部
材をパイプ材11の内部側に充填しておけば、軸状基体
側としてのパイプ材11の塑性変形が、座屈などを起こ
すことなく良好に行われることとなり、より一層確実に
リードスクリューの製造が可能となる。
【0021】なお、上述した内部支持部材は、パイプ材
11よりも塑性容易性を有する材質であれば、樹脂材に
限定されるものではないが、その内部支持部材として樹
脂材を採用した場合には、当該樹脂材を一旦溶解状態に
しておいた上で、上記パイプ材11の貫通孔11a内に
充填することができる。つまり、上記パイプ材11の貫
通孔11aに対する内部支持部材の充填が極めて容易か
つ良好に行われることとなる。なお、上記ダイス装置1
2を用いた螺子部11bの成形工程は、充填した樹脂材
を固化させた後に行う。
【0022】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変形可能であることはいうまでもない。
【0023】例えば、上述した実施形態は、中空部を有
する軸状基体として、パイプ材を用いたものであるが、
軸状基体の少なくとも螺子形成部分に中空部を備えてい
ればよく、パイプ以外の部分的な中空部を形成した材料
や、元々、部分的な中空部を備えた材料なども同様に採
用することができる。
【0024】また、軸状基体に対して螺子部を形成する
装置としては、上述した実施形態におけるようなダイス
装置に限定されることはなく、軸状基体の外周部に対し
て塑性変形を行わせることができる多種多様な装置を同
様に採用することが可能である。
【0025】さらに、本発明は、上述した実施形態のよ
うなリードスクリュウ以外の螺子付き回転軸に対しても
同様に適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明にかかる請求
項1記載の螺子付き回転軸は、軸状基体の少なくとも螺
子部が形成された部分における該軸状基体の軸中心部分
に中空部を設けて、螺子成形装置の螺子成形部の凹凸形
状に対応して軸状基体側を円滑かつ良好に塑性変形する
ようにしたものであって、軸状基体に対する転造を正確
かつ迅速に行わせるとともに、塑性変形後のスプリング
バックによる経時的な形状変化を防止して螺子付き回転
軸を長期にわたって回転駆動を安定的に行わせ、かつ軸
状基体に中空部を設けて回転軸全体の軽量化を図り、円
滑な回転駆動を可能としたものであるから、螺子付き回
転軸を製造するにあたって、従来のようなトップロール
を発生させないようにしつつ螺子部を円滑に成形するこ
とができ、螺子付き回転軸を効率的かつ高精度に製造す
ることができるとともに、螺子付き回転軸の回転性能及
び回転安定性を向上させることができる。
【0027】また、請求項2にかかる螺子付き回転軸
は、上記請求項1記載の中空部を、軸状基体に設けた貫
通孔により構成して、中空部の成形を容易に行い得るよ
うにしたものであるから、上述した効果に加えて生産性
の向上を図ることができる。
【0028】さらに、請求項3にかかる螺子付き回転軸
は、上記請求項1記載の軸状基体をパイプ材から構成す
ることによって、軸状基体に対する中空部の形成を省略
可能としたものであるから、上述した効果に加えて、よ
り一層生産性の向上を図ることができる。
【0029】さらにまた、請求項4にかかる螺子付き回
転軸は、上記請求項1記載の中空部内に、軸状基体より
も塑性容易性を有する材質からなる内部支持部材を充填
し、軸状基体側の塑性変形を座屈などを起こすことなく
良好に行わせるようにしたものであるから、上述した効
果に加えて、螺子付き回転軸の製造品質を更に高めるこ
とができる。
【0030】また、請求項5にかかる螺子付き回転軸
は、上記請求項1記載の内部支持部材を樹脂材から構成
して、内部支持部材の充填性を高めるとともに、軸状基
体側の塑性変形を確実に得るようにしたものであるか
ら、上述した効果に加えて、螺子付き回転軸の生産性を
更に向上させつつ製造品質を一層高めることができる。
【0031】一方、請求項6にかかる螺子付き回転軸の
製造方法は、軸状基体に螺子部を形成する前に、当該軸
状基体における少なくとも螺子部を形成する部分に中空
部を設けておき、螺子成形装置の螺子成形部の凹凸形状
に対応して軸状基体側を円滑かつ良好に塑性変形するよ
うにしたものであって、軸状基体に対する転造を正確か
つ迅速に行わせるとともに、塑性変形後のスプリングバ
ックによる経時的な形状変化を防止して螺子付き回転軸
を長期にわたって回転駆動を安定的に行わせ、かつ軸状
基体に中空部を設けて回転軸全体の軽量化を図り、円滑
な回転駆動を可能としたものであるから、螺子付き回転
軸を製造するにあたって、従来のようなトップロールを
発生させないようにしつつ螺子部を円滑に成形すること
ができ、螺子付き回転軸を効率的かつ高精度に製造する
ことができるとともに、螺子付き回転軸の回転性能及び
回転安定性を向上させることができる。
【0032】また、請求項7にかかる螺子付き回転軸の
製造方法は、上記請求項6記載の軸状基体にパイプ材を
用いた製造方法であって、パイプ材の外径を螺子成形装
置のの螺子成形部における凹状部分の底面内径と略一致
させるように設定して、螺子部の転造をより一層正確に
行わせるようにしたものであるから、上述した効果に加
えて、螺子付き回転軸の製造品質を更に高めることがで
きる。
【0033】さらに、請求項8にかかる螺子付き回転軸
の製造方法は、上記請求項6記載の軸状基体の中空部内
に内部支持部材を充填した後に、軸状基体に対して螺子
部の形成を行うようにして、軸状基体側の塑性変形を良
好に行わせるようにしたものであるから、上述した効果
に加えて、螺子付き回転軸の生産性を更に向上させつつ
製造品質を一層高めることができる。
【0034】さらにまた、請求項9にかかる螺子付き回
転軸の製造方法は、上記請求項8記載の内部支持部材と
して樹脂材を用いる製造方法であって、樹脂材を一旦溶
解状態にして中空部内に充填し、その樹脂材を固化させ
た後に軸状基体に対して螺子部の形成を行うようにし
て、中空部内に対する内部支持部材の充填を極めて容易
かつ良好に行わせるようにしたものであるから、上述し
た効果に加えて、螺子付き回転軸の生産性を更に向上さ
せつつ製造品質を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるパイプ材を用いた
リードスクリュウの製造工程を表した部分縦断面説明図
である。
【図2】図1に示された製造工程によって成形された直
後のリードスクリュウを表した側面説明図である。
【図3】図2の状態から仕上げ工程を施したリードスク
リュウの完成品を表した側面説明図である。
【図4】一般的な中実丸棒材料を用いたリードスクリュ
ウの製造工程を表した部分縦断面説明図である。
【図5】図4に示された従来の製造工程によって成形さ
れた直後のリードスクリュウを表した側面説明図であ
る。
【図6】図5の状態から仕上げ工程を施したリードスク
リュウの完成品を表した側面説明図である。
【符号の説明】
11 パイプ材(軸状基体) 11a 貫通孔(中空部) 11b 螺子部 12 ダイス装置(螺子成形装置) 12a ダイス 12b 螺子成形部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 俊美 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内 Fターム(参考) 3J033 AA01 AB01 AB03 AC01 BA01 BA07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸状基体の外周側部分に螺子部が設けら
    れた螺子付き回転軸において、 前記軸状基体における少なくとも前記螺子部が形成され
    た部分には、該軸状基体の軸中心部分に中空部が設けら
    れていることを特徴とする螺子付き回転軸。
  2. 【請求項2】 前記中空部が、前記軸状基体に設けられ
    た貫通孔により構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の螺子付き回転軸。
  3. 【請求項3】 前記軸状基体が、パイプ材からなること
    を特徴とする請求項1記載の螺子付き回転軸。
  4. 【請求項4】 前記中空部内には、前記軸状基体よりも
    塑性容易性を有する材質からなる内部支持部材が充填さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の螺子付き回転
    軸。
  5. 【請求項5】 前記内部支持部材が、樹脂材からなるこ
    とを特徴とする請求項3記載の螺子付き回転軸。
  6. 【請求項6】 軸方向に連続凹凸状をなす螺子成形部を
    備えた螺子成形装置を用いて、軸状基体の外周側部分に
    螺子部を形成するようにした螺子付き回転軸の製造方法
    において、 前記軸状基体に螺子部を形成する前に、当該軸状基体に
    おける少なくとも螺子部を形成する部分に中空部を設け
    ておくようにしたことを特徴とする螺子付き回転軸の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 前記軸状基体にパイプ材を用いた製造方
    法であって、 上記パイプ材の外径を、前記螺子成形装置の螺子成形部
    における凹状部分の底面内径と略一致させるように設定
    したことを特徴とする請求項6記載の螺子付き回転軸の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記軸状基体の中空部内に、前記内部支
    持部材を充填した後に、上記軸状基体に対して螺子部の
    形成を行うようにしたことを特徴とする請求項6記載の
    螺子付き回転軸の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記内部支持部材として樹脂材を用いる
    製造方法であって、 上記樹脂材を一旦溶解状態にして中空部内に充填し、そ
    の樹脂材を固化させた後に、上記軸状基体に対して螺子
    部の形成を行うようにしたことを特徴とする請求項8記
    載の螺子付き回転軸の製造方法。
JP2001353649A 2001-11-19 2001-11-19 螺子付き回転軸及びその製造方法 Withdrawn JP2003154430A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001353649A JP2003154430A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 螺子付き回転軸及びその製造方法
US10/298,410 US20030095850A1 (en) 2001-11-19 2002-11-18 Screw shaft and method of manufacturing the same
CNB021522790A CN1204985C (zh) 2001-11-19 2002-11-19 带螺旋的旋转轴及其制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001353649A JP2003154430A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 螺子付き回転軸及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003154430A true JP2003154430A (ja) 2003-05-27

Family

ID=19165633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001353649A Withdrawn JP2003154430A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 螺子付き回転軸及びその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20030095850A1 (ja)
JP (1) JP2003154430A (ja)
CN (1) CN1204985C (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005124978A1 (ja) * 2004-06-22 2005-12-29 Nidec Sankyo Corporation ステッピングモータ
KR101114548B1 (ko) 2010-01-27 2012-02-27 허인성 워터햄머 흡수기 제작방법
KR101299056B1 (ko) 2011-08-31 2013-08-27 주식회사 서울금속 유체동압베어링용 샤프트

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3936563B2 (ja) * 2001-09-27 2007-06-27 富士ゼロックス株式会社 スクリュー軸、およびこのスクリュー軸を備えた駆動機構
US6878069B2 (en) * 2003-06-05 2005-04-12 Sps Technologies, Inc. Helical groove fasteners and methods for making same
US7578211B1 (en) * 2004-03-29 2009-08-25 Raytheon Company Leadscrew drive with annular-shell leadscrew
JP2006144918A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Nidec Sankyo Corp 回転軸、送り装置、モータおよび回転軸の製造方法
US7775135B2 (en) * 2005-10-28 2010-08-17 Ford Global Technologies, Llc Mesh control for a rack and pinion steering system
DE102007000360A1 (de) * 2007-06-29 2009-01-02 Hilti Aktiengesellschaft Chemisch verankerbares Befestigungselement
US20140116668A1 (en) * 2012-10-31 2014-05-01 GM Global Technology Operations LLC Cooler pipe and method of forming
US9644665B2 (en) * 2015-03-27 2017-05-09 Mathread Inc. Method for correcting translational misalignment between male and female fastener members
US9644664B2 (en) * 2015-03-27 2017-05-09 Mathread Inc. Male anti-false thread fastener member
US9644663B2 (en) * 2015-03-27 2017-05-09 Mathread Inc. Anti-false threading fastener system
EP3760885A1 (en) * 2019-07-03 2021-01-06 Hilti Aktiengesellschaft Hammer-in concrete screw

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1378442A (en) * 1917-11-16 1921-05-17 Lanston Monotype Machine Co Process of corrugating cylindrical bodies
US3208757A (en) * 1963-10-23 1965-09-28 Pyramid Ind Inc Joint for plastic pipe
US3731724A (en) * 1971-07-30 1973-05-08 U & M Corp Self-locking threaded insert
IT1070631B (it) * 1976-07-27 1985-04-02 Roltra Spa Accoppiamento di trasmissione a vite madre vite
US4878794A (en) * 1988-03-15 1989-11-07 John W. Hall, Jr. Collated screw fasteners
ATE119441T1 (de) * 1991-04-17 1995-03-15 Nussbaum Ag E Verfahren und vorrichtung zur herstellung von aluminiumdosen mit gewinde.
US6010028A (en) * 1994-11-22 2000-01-04 Aluminum Company Of America Lightweight reclosable can with attached threaded pour spout and methods of manufacture
JPH09283310A (ja) * 1996-02-16 1997-10-31 Alps Electric Co Ltd 電気部品
JP3462427B2 (ja) * 1999-05-27 2003-11-05 株式会社ベステックスキョーエイ ネジ成形装置、ネジ成形方法及び給油管組付体
US6371224B1 (en) * 2000-03-09 2002-04-16 Brush Wellman, Inc. Threaded spacer

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005124978A1 (ja) * 2004-06-22 2005-12-29 Nidec Sankyo Corporation ステッピングモータ
JPWO2005124978A1 (ja) * 2004-06-22 2008-04-17 日本電産サンキョー株式会社 ステッピングモータ
KR101114548B1 (ko) 2010-01-27 2012-02-27 허인성 워터햄머 흡수기 제작방법
KR101299056B1 (ko) 2011-08-31 2013-08-27 주식회사 서울금속 유체동압베어링용 샤프트

Also Published As

Publication number Publication date
CN1419977A (zh) 2003-05-28
US20030095850A1 (en) 2003-05-22
CN1204985C (zh) 2005-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003154430A (ja) 螺子付き回転軸及びその製造方法
JP4224157B2 (ja) 中空ラック軸の製造方法
JP2009050905A (ja) 内歯車の成形方法及び成形装置
JP2007268571A (ja) 絞り加工方法及びその装置
JP2008110360A (ja) 金属ボールの製造方法、金属ボールの製造装置及びメッキ用アノード銅ボール
JPS595377B2 (ja) 自動車用ホイルの製造方法
RU2017124992A (ru) Способ изготовления зубообразного компонента и зубообразный компонент
JP3673946B2 (ja) ねじ転造ダイス
US666672A (en) Machine for rolling locking-lugs on bottle-caps.
JP2006224185A (ja) 螺旋溝付曲管の製造方法
JP2010099729A (ja) 逐次成形装置およびその方法
JP2009195916A (ja) 内歯車部材の成形方法及び成形装置
JP2007090387A (ja) ブレーキピストンの製造方法
JP2006342900A (ja) ボールねじ装置及び転造ダイス
JP2007090372A (ja) スピニングマシン
JP5044114B2 (ja) 金属容器の製造方法及び金属容器
JP4229427B2 (ja) ヘリカルギア
JP2003080336A (ja) スプライン軸及びスプライン軸転造用平ダイス
JP2001225138A (ja) 棒状ワークのねじ転造方法
JP4204334B2 (ja) 鼓形ウォーム用転造装置及びその方法
TWI741916B (zh) 錐狀物之紋路成型方法
JP2011056551A (ja) スピニング加工方法
JP6254439B2 (ja) 楕円形筒体の成形方法および楕円形筒体の成形装置
JP2004223520A (ja) アルミホイールの製造方法及び軽量なアルミホイール
JP2635375B2 (ja) 歯車転造用素材の成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201