JP3374872B2 - ポリアセタール樹脂組成物 - Google Patents

ポリアセタール樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ポリアセタール樹脂
に着色顔料を配合する際、熱安定性に優れ、モールドデ
ポジット(金型への析出物)の著しく少ないポリアセタ
ール樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリアセタール樹脂は、機械的特性、耐
摩擦・摩耗性、耐疲労性、耐薬品性、電気特性などに優
れ、電気・電子、建築、自動車などの分野に広く利用さ
れている。また、各種の製品はその用途に応じて、各種
の着色顔料により着色加工されることが多い。
【0003】しかし、ポリアセタール樹脂はそのポリマ
ー分子構造上熱安定性に乏しく、一般的にポリアセター
ル樹脂の着色剤として、有機および無機顔料が主に使用
され染料の使用が難しい。また、顔料によって受ける影
響は他のポリマーに比較して非常に大きく、顔料のPH
値、顔料の構成金属種類とその割合、および不純物など
により、ポリアセタール樹脂の熱分解がさらに促進され
るため、混練時に著しいホルマリン臭が発生し、発泡し
たりするほかに、顔料を混練した組成物を成形加工する
際にも、モールドデポジットが発生する。
【0004】また、ポリアセタール樹脂の着色剤として
使われる有機および無機顔料がほとんどドライカラー
(粉末着色剤)であるので、実際に着色に際しては着色
顔料を樹脂中に均一に分散させるために、展色剤として
流動パラフィンなどのオイルを使用することが普通であ
る。しかし、流動パラフィンなどオイルとポリアセター
ル樹脂との相溶性が悪いため、モールドデポジットの発
生が特にひどく、それが成形品表面に転写され、製品の
外観が著しく損なわれるばかりでなく、生産性の向上に
も影響を及ぼす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記の問
題点を解決し、ポリアセタール樹脂に着色顔料を配合す
る際、熱安定性に優れ、モールドデポジットの著しく少
ないポリアセタール樹脂組成物を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記した問
題点を解決すべく鋭意研究を進めた結果、ポリアセター
ル樹脂に着色顔料を配合する際の展色剤として、液体の
ヒンダードアミン系化合物0.01〜5.0重量部をポ
リアセタール樹脂100重量部に対して添加せしめて、
溶融混練してなることにより、前記目的を達成しうる知
見を得て、本発明を完成させた。
【0007】即ち、本願発明は、ポリアセタール樹脂に
着色顔料を配合する際、熱安定性に優れ、モールドデポ
ジットの著しく少ないポリアセタール樹脂組成物に関す
るものである。更に詳しく言えば、本願発明は、ポリア
セタール樹脂を着色操作する際、まず、ポリアセタール
樹脂100重量部に対して、下記の式
【0008】
【化4】
【0009】
【化5】
【0010】
【化6】
【0011】で示した液体のヒンダードアミン系化合物
から選ばれた一種類以上のもの0.01〜5.0重量部
を添加し、ポリアセタール樹脂のペレット表面をぬらす
ようにしてから、着色顔料を添加せしめて、均一に分散
して溶融混練してなることを特徴とするポリアセタール
樹脂組成物に関するものである。
【0012】本願発明において、ポリアセタール樹脂と
は、既に一般に市販されているポリアセタール(ポリオ
キシメチレン)、および、ポリアセタールコポリマーを
意味する。更に具体的に言えば、例えば、ホルムアルデ
ヒド、または、その3量体(トリオキサン)、並びに、
その4量体(テトラオキサン)を原料として製造される
実質的にオキシメチレン単位構造からなるオキシメチレ
ンホモポリマー、および、或いは、ホルムアルデヒド、
または、その3量体(トリオキサン)、並びに、その4
量体(テトラオキサン)とエチレンオキサイド、エピク
ロルヒドリン、1,3−ジオキソラン、1,3,5−ト
リオキセパン、グリコ−ルのホルマール、ジグリコール
のホルマール、ジグリコールのホルマール等の炭素数2
〜8の環状エーテルから製造されるオキシアルキレン単
位構造を0.10〜20重量%含有するオキシメチレン
コポリマー、或いは、および、オキシメチレンホモポリ
マー、または、オキシメチレンコポリマーを主構造とし
てオキシメチレン単位構造以外のブロック構造、また
は、末端構造を有するオキシメチレンブロックコポリマ
ー、または、オキシメチレングラフトポリマー、若しく
は、架橋構造を有する公知のオキシメチレン架橋ポリマ
ーなどのことを意味する。
【0013】本願発明を実施するとき、特殊な品質のポ
リアセタール樹脂を選ぶ必要はなく、通常、安定剤や酸
化防止剤などを添加してある市販のポリアセタール樹脂
のペレットを好適に使用することができる。
【0014】本願発明において添加・配合される液体の
ヒンダードアミン系化合物とは、下記の式
【0015】
【化7】
【0016】
【化8】
【0017】
【化9】
【0018】
【課題を解決するための手段】で示したものであること
を意味する。更に具体的に言えば、例えば、1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルメタクリレ
ート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル/トリデシル(混合)−1,2,3,4−ブタンカ
ルボキシレート、2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル/トリデシル(混合)−1,2,3,4−ブ
タンカルボキシレート、ビス−(N−メチル−2,2,
6,6−テトラメチル−ピペリジニル)セバケートなど
を挙げることができる。
【0019】本願発明を実施するとき、液体のヒンダー
ドアミン系化合物の配合量は、ポリアセタール樹脂10
0重量部に対して、0.01〜5.0重量部より好まし
くは0.05〜1.0重量部である。液体のヒンダード
アミン系化合物の配合量が0.01重量部より少ない
と、着色顔料の分散が悪く本発明の目的効果は少ない。
また、逆に、5.0重量部を超える量を用いると、ポリ
アセタール樹脂を着色操作する際の作業性が悪くなるの
で好ましくない。
【0020】また、本願発明を実施するとき、ポリアセ
タール樹脂100重量部に対して、液体のヒンダードア
ミン系化合物の配合量は0.01〜5.0重量部の範囲
であれば、単独で使用してもよいし、一種類以上組み合
わせて使用してもよい。
【0021】前記ポリアセタール樹脂に添加・配合され
る着色顔料としては、公知の各種カーボンブラック、酸
化チタン、カドミウムエロー、カドミウムオレンジ、カ
ドミウムレッド、マーキュリーレッド、コバルトバイオ
レット、銅フタロシアニンブルー、群青などが使用する
ことができる。
【0022】本願発明を実施するとき、ポリアセタール
樹脂に着色顔料を添加・配合する目的は本願発明の範囲
を限定するものとしては意図されるものではない。例え
ば、ポリアセタール樹脂にカーボンブラックを添加・配
合する場合、その目的は黒色の付与、導電性の付与およ
び耐候性の付与などのいかなるものでも、本発明に含ま
れる。
【0023】本願発明を実施するとき、本願発明のポリ
アセタール樹脂組成物には、所望により更に、公知の充
填剤、顔料、酸化防止剤、帯電防止剤、光安定剤、核化
剤などの従来公知の添加剤一種類以上を、適宜に添加す
ることができる。
【0024】本願発明を実施するとき、本願発明のポリ
アセタール樹脂組成物の混合・混練の方法については、
特に制限はなく、一般公知の混合・混練装置で容易に製
造することができる。
【0025】また、本願発明のポリアセタール組成物
は、一般公知の成形方法、即ち、射出成形法、押出成形
法、圧縮成形法、吹込成形法、真空成形法、発泡成形法
などによって容易に成形することができる。
【0026】
【実施例】以下、本願発明を実施例によりさらに具体的
に説明するが、本願発明の実施態様や発明の範囲を限定
するものとしては意図されていない。
【0027】実施例1 ポリアセタール樹脂〔三菱瓦斯化学製、ユピタール、メ
ルトインデックスMI10g/10min 〕100重量部、
テトラキス〔メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブ
チル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メ
タン0.30重量部、メラミン0.20重量部、およ
び、ステアリン酸カルシウム0.05重量部を秤取り、
スーパーミキサー〔川田製作所製〕を用いて均一に混合
したのち、常法に従って2軸押出機〔池貝鉄工製、PC
M−30、スクリュー径30mm〕を用いて、スクリュー
回転数50rpm、シリンダー設定温度220℃の条件
下に溶融混練したのち、ペレット化した。得られたペレ
ットをベースペレットとした。温度80℃の熱風乾燥機
を用いて4時間乾燥させたベースペレット100重量部
に対して、ビス−[N−メチル−2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジニル]セバケート〔三共化学
製、SANOL LS−765〕0.10重量部を秤取
り、タンブラー式混合機〔森田精機工業製、MT−50
型〕を用いて2分間混合してから、ベースペレット10
0重量部に対して、カーボンブラック〔三菱化成製、#
950〕1.0重量部を秤取り、さらに、タンブラー式
混合機で10分間混合したのち、2軸押出機〔同上〕を
用いて、スクリュー回転数50rpm、シリンダー設定
温度200℃の条件下において再ペレット化し、着色ペ
レットを得た。引続き、着色ペレットを温度80℃の熱
風乾燥機を用いて20時間乾燥させ、雫型金型を用いて
1500ショット成形〔射出成形機:住友重機械製、M
INIMAT8/7A型、型締力7tf。操作条件:金
型温度35℃、シリンダー設定温度230℃、射出圧力
700Kg/cm2 、成形サイクル10秒〕したのち、
モルードデポジットを観察した。結果を表1に示した。
なお、1500ショット成形したあとの金型のキャビ
ティー部におけるモルードデポジットの発生程度が、キ
ャビティーの輪郭にわずか付着するものを○とし、キャ
ビティーの周りに真っ白に全面付着したものを*とし
た。それらの中間のものを△とした。
【0028】実施例2〜4 実施例1において、ビス−[N−メチル−2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジニル]セバケートの替
わりに、それぞれ、同重量部の1,2,2,6,6−ペ
ンタメチル−4−ピペリジルメタクリレート〔アデカ・
アーガス化学製、MARK LA82〕、1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル/トリデシル
(混合)−1,2,3,4−ブタンカルボキシレート
〔アデカ・アーガス化学製、MARK LA62〕、
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル/トリ
デシル(混合)−1,2,3,4−ブタンカルボキシレ
ート〔アデカ・アーガス化学製、MARK LA67〕
を使用した以外は、全て実施例1と同様に処理して、得
られた結果を表1に示した。
【0029】実施例5〜7 実施例1において、カーボンブラック〔三菱化成製、#
950〕1.0重量部の替わりに、それぞれ、同重量部
のカーボンブラック〔三菱化成製、MA600〕、酸化
チタン〔石原産業製、CR−60〕、および、酸化チタ
ン〔石原産業製、CR−63〕を使用した以外は、全て
実施例1と同様に処理して、得られた結果を表1に示し
た。
【0030】実施例8 実施例1において、ビス−[N−メチル−2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジニル]セバケートの配
合量を0.10重量部から0.05重量部に、また、カ
ーボンブラック〔三菱化成製、#950〕の配合量を
1.0重量部から0.50重量部に変更した以外は、全
て実施例1と同様に処理して、得られた結果を表1に示
した。
【0031】実施例9 実施例1において、ビス−[N−メチル−2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジニル]セバケートの配
合量を0.10重量部から0.50重量部に、また、カ
ーボンブラック〔三菱化成製、#950〕の配合量を
1.0重量部から2.0重量部に変更したほかに、さら
に、ベースペレットに2−[2’−ヒドロキシ−3’,
5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]ベ
ンゾトリアゾール0.50重量部を配合した以外は、全
て実施例1と同様に処理して、得られた結果を表1に示
した。
【0032】実施例10 実施例1において、ビス−[N−メチル−2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジニル]セバケート0.
10重量部から1,2,2,6,6−ペンタメチル−4
−ピペリジル/トリデシル(混合)−1,2,3,4−
ブタンカルボキシレート〔アデカ・アーガス化学製、M
ARK LA62〕1.0重量部に、また、カーボンブ
ラック〔三菱化成製、#950〕の配合量を1.0重量
部から5.0重量部に変更したほかに、さらに、ベース
ペレットに2−[2’−ヒドロキシ−3’,5’−ビス
(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]ベンゾトリア
ゾール0.50重量部を配合した以外は、全て実施例1
と同様に処理して、得られた結果を表1に示した。
【0033】実施例11 ポリアセタール樹脂〔三菱瓦斯化学製、ユピタール、メ
ルトインデックス MI 10g/10min 〕100重量
部、ビス−[N−メチル−2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジニル]セバケート0.35重量部、2
−[2’−ヒドロキシ−3’,5’−ビス(α,α−ジ
メチルベンジル)フェニル]ベンゾトリアゾール0.3
5重量部、メラミン0.20重量部、および、ステアリ
ン酸カルシウム0.05重量部を秤取り、スーパーミキ
サー〔川田製作所製〕を用いて均一に混合したのち、常
法に従って2軸押出機〔池貝鉄工製、PCM−30、ス
クリュー径30mm〕を用いて、スクリュー回転数50r
pm、シリンダー設定温度220℃の条件下に溶融混練
したのち、ペレット化した。得られたペレットをベース
ペレットとした。実施例1と同様、温度80℃の熱風乾
燥機を用いて4時間乾燥させたこのベースペレット10
0重量部に対して、ビス−[N−メチル−2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジニル]セバケート〔三
共化学製、SANOL LS−765〕0.15重量部
を秤取り、タンブラー式混合機〔森田精機工業製、MT
−50型〕を用いて2分間混合してから、ベースペレッ
ト100重量部に対して、カーボンブラック〔三菱化成
製、#950〕2.0重量部を秤取り、さらに、タンブ
ラー式混合機で10分間混合したのち、2軸押出機〔同
上〕を用いて、スクリュー回転数50rpm、シリンダ
ー設定温度200℃の条件下において再ペレット化し、
着色ペレットを得た。この着色ペレットについて、モル
ードデポジットを測定した結果を表1に示した。
【0034】実施例12 実施例11において、カーボンブラック〔三菱化成製、
#950〕の配合量を2.0重量部から5.0重量部に
変更した以外は、全て実施例11と同様に処理して、得
られた結果を表1に示した。
【0035】比較例1 実施例1において、ビス−[N−メチル−2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジニル]セバケートの替
わりに、同重量部の流動パラフィン〔大倉油研製、#3
50〕を使用した以外は、全て実施例1と同様に処理し
て、結果を表2に示した。
【0036】比較例2 実施例1において、ビス−[N−メチル−2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジニル]セバケートの替
わりに、同重量部の流動パラフィン〔大倉油研製、#8
0〕を使用した以外は、全て実施例1と同様に処理し
て、結果を表2に示した。
【0037】比較例3 実施例1において、ビス−[N−メチル−2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジニル]セバケート0.
10重量部の替わりに、同重量部の流動パラフィン〔大
倉油研製、#350〕を、また、カーボンブラック1.
0重量部の替わりに同重量部の酸化チタン〔石原産業
製、CR−60〕を使用した以外は、全て実施例1と同
様に処理して、結果を表2に示した。
【0038】比較例4 実施例11において、ベースペレットに配合するビス−
[N−メチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジニル]セバケート0.15重量部の替わりに、流
動パラフィン〔大倉油研製、#350〕0.15重量部
を使用した以外は、全て実施例11と同様に処理して、
結果を表2に示した。
【0039】
【発明の効果】本願発明のポリアセタール樹脂組成物
は、ポリアセタール樹脂に着色顔料を配合する際、ポリ
アセタール樹脂100重量部に対して特定の液体ヒンダ
ードアミン系化合物0.01〜5.0重量部を添加せし
めて、ペレット状ポリアセタール樹脂の表面をぬらすよ
うにしてから、着色顔料を添加せしめて、均一に分散し
て溶融混練してなるものであって、着色ポリアセタール
製品を生産する場合、射出成形などの成形時において、
熱安定性に優れ、また、金型に付着するモールドデポジ
ットの著しく少ないポリアセタール樹脂組成物を容易に
得ることができる。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−36339(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 59/00 - 59/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアセタール樹脂に着色顔料を配合す
    る際の展色剤として、液体のヒンダードアミン系化合物
    0.01〜5.0重量部をポリアセタール樹脂100重
    量部に対して用い、まず、ポリアセタール樹脂に液体の
    ヒンダードアミン系化合物を添加し、ペレット状ポリア
    セタール樹脂の表面をぬらすようにしてから、着色顔料
    を添加せしめて、均一に分散して溶融混練してなること
    を特徴とするポリアセタール樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 液体のヒンダードアミン系化合物が、下
    記の式 【化1】 【化2】 【化3】 で示した化合物から選ばれた一種類以上のものである請
    求項1記載のポリアセタール樹脂組成物。
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