JP3374263B2 - 水栓用カバー - Google Patents

水栓用カバー

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JP3374263B2
JP3374263B2 JP02966297A JP2966297A JP3374263B2 JP 3374263 B2 JP3374263 B2 JP 3374263B2 JP 02966297 A JP02966297 A JP 02966297A JP 2966297 A JP2966297 A JP 2966297A JP 3374263 B2 JP3374263 B2 JP 3374263B2
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充夫 坪田
博 横井
隆一 石井
崇宏 須藤
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株式会社ケーブイケー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、湯水混合水栓等
の水栓に取り付けられる水栓用カバー、更に詳しくは止
水栓等の操作部を有する水栓に取り付けられる水栓用カ
バーに関するものであり、特に操作部を簡便に操作可能
な水栓用カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室やシャワー室等に取付けられ
る湯水混合水栓等の高温度の湯が給水される水栓ではそ
のボデーや給湯管等が使用中に高温度となるので、断熱
のため水栓を囲って使用者の手や肌等が直接高温部に触
れないようにして火傷等の事故を防止する水栓用カバー
が用いられていた。そして、これらの水栓用カバーは、
水栓本体の略全体またはソケット等の接続部品を含めた
水栓の略全体を被覆するものが知られている。ここで、
カバーを簡単に取り外すことができるようにすると、使
用中に不用意に外れる虞がある。そこで、カバーは、簡
単には外れないようにネジ止めや接続部品による共締め
により堅固に固定するのが一般的である。(例えば特開
昭61−183527号公報参照)。
【0003】ここで水栓本体やソケット等に止水栓又は
ストレーナからなる操作部を有する水栓があるが、この
ような水栓の略全体をカバーにより被覆すると、操作部
を操作する際にカバーを取り外さなければならない。例
えば、寒冷地においては、水栓が氷結するのを防止する
ために、冬季に止水栓を閉じて水抜きを行う。この際
に、ネジ止めや接続部品による共締めにより固定された
カバーをいちいち取り外さなければならないこととなる
とその作業が非常に煩雑なものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明のうち請求項1
記載の発明は前記した問題点を解決するものであり、水
栓に取り付けた後に、水栓用カバー本体を取り外すなど
煩雑な作業を要することなく、止水栓又はストレーナか
らなる操作部を操作することのできる水栓用カバーを提
供することを目的としたものである。
【0005】また、本発明の請求項2記載の発明は前記
した目的に加えて、操作部カバー体の着脱作業が容易に
することにある。また他の目的は、水栓使用時に操作部
カバー体に接触するなどして、誤って脱落させることを
少なくすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の水栓用カバーは、
栓又はストレーナからなる操作部を有する湯水混合水栓
等の水栓に被覆される水栓用カバーであって、水栓に設
けられた前記操作部を被覆する操作部カバー体をカバー
本体に着脱自在に設けたことを特徴とするものである。
水栓に複数の操作部が設けられている場合には、必要に
応じてその一部又は全部につきこれらをそれぞれ被覆す
る操作部カバー体を設ければよい。水栓用カバーが被覆
された水栓について操作部の操作作業の簡便化を図るた
めには水栓に設けられた総ての操作部についてこれを被
覆する操作部カバー体を設けることが好ましいが、特に
頻繁に操作する必要のない操作部についてまでこのよう
な操作部カバー体を設ける必要は必ずしもない。また、
ここで操作部とは、水栓に設けられ各種の機能を果たす
止水栓又はストレーナを調整、点検、清掃等するために
設けられた部材をいう。このように水栓用カバーを形成
すると、水栓に取り付けた後に、水栓用カバー本体を取
り外すことなく、着脱自在に水栓用カバーに設けられた
操作部カバー体を簡便な作業で取り外すことができる。
よって止水栓又はストレーナからなる操作部を操作する
に際して煩雑な作業を必要としない。
【0007】また、本発明の請求項2記載の水栓用カバ
ーは、水栓の前面側下方に止水栓又はストレーナからな
る操作部を有する湯水混合水栓等の水栓に被覆される水
栓用カバーであって、前記操作部を被覆する操作部カバ
ー体をカバー本体の前面側下方に着脱自在に設けたこと
を特徴とするものである。水栓の前面側およびカバー本
体の前面側とは、水栓をデッキ面や壁面に設置した状態
の使用者側をいう。このように水栓用カバーを形成する
と、前面側において操作部カバー体を着脱できるので着
脱作業が容易である。また下方寄りに操作部カバー体が
設けてあるので、水栓使用時に操作部カバー体に接触す
るなどして、誤って脱落させることが少ない。特にデッ
キ面から立設される水栓においては、その前面側下方が
手や物品等が非常に接触し難い部位であるため、上記構
成とすることが好ましい。
【0008】本発明の請求項3に記載の水栓用カバー
は、前記水栓がデッキ面に立設されるものであることを
特徴とする請求項2に記載の水栓用カバーである。
【0009】本発明の請求項4に記載の水栓用カバー
は、前記操作部カバー体は前記カバー本体の切り欠きに
嵌合されることを特徴とする請求項1から請求項3まで
の何れかに記載の水栓用カバーである。
【0010】本発明の請求項5に記載の水栓用カバー
は、前記操作部カバー体は前記カバー本体に係止により
着脱自在に設けられることを特徴とする請求項1から請
求項4までの何れかに記載の水栓用カバーである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図1から図11に基づいて説明する。
【0012】この水栓用カバー1は図1から図4に示す
ように、上側カバー体10、下側カバー体20、操作部
カバー体40及び固定用カバー体50からなり、各々A
BS樹脂により一体成形されており、湯水混合水栓2の
略全体に取り付けられている。湯水混合水栓2の前面側
略中央部には、吐水される混合水を吐水管(図示省略)
又はシャワーヘッド(図示省略)へと切り換える切換ハ
ンドルSが取り付けられる切換弁ユニット6が突出して
設けられている。また、左側面上方寄りには吐水管接続
管7が突出して設けられている。さらに、右側面上方寄
りには混合水を所望の温度に調節するための温調ハンド
ルTが取り付けらる温調ボンネット8が突出して設けら
れている。さらにまた、背面側略中央部にはシャワーエ
ルボ9が設けられている。そして、湯水混合水栓2は接
続ナットUにより湯水混合水栓2に固定された湯側及び
水側の各ソケット3、3を介してデッキ面Wに取り付け
固定されており、各ソケット3、3の前面側には止水栓
(図示省略)を操作するためのスピンドル4及びストレ
ーナ(図示省略)を収容支持するキャップ5が露呈して
設けられている。
【0013】次に上側カバー体10について説明する。
上側カバー体10の上部は略半円筒状に設けられてお
り、その左側端寄りには、吐水管接続管7を挿通するた
めの円孔11が穿設されている。上側カバー体10の上
部の前面側・背面側両端部は下部方向に向けて延出して
設けられ、前面側端部には後述する操作部カバー体40
を取り付けるためにその下部に切り欠きmが設けられて
いる。そして、前面側端部には切換弁ユニット6を挿通
するための略半円状の切り欠き12が設けられている。
さらに、背面側端部にはシャワーエルボ9を挿通するた
めの切り欠き(図示省略)が設けられている。また、上
側カバー体10の右側面には、温調ボンネット8を挿通
させ、後述する下側カバー体20を嵌合させる切り欠き
13が設けられている。そしてこの切り欠きの両周縁部
には下側カバー体20の右側部25を嵌合させるための
嵌合溝16、16がそれぞれ設けられている。また、左
側面の内側下部前面側寄りには、後述する操作部カバー
体40の左側の係止片42の係止用突起43が係止する
係止孔18が設けられている。
【0014】ついで、上側カバー体10の内面上方の右
側寄り及び左側寄りには、前後方向にそれぞれの間隔が
湯水混合水栓2の上部の幅よりもやや狭く設けられた二
組の弾性抱持片14、14、14、14が下方に向けて
突出して形成されており、上側カバー体10の装着時に
湯水混合水栓2の上部に嵌着して抱持するために、さら
にこれらの先端部分はそれぞれやや内側に向けて折曲さ
れて設けられている。そして、上側カバー体10の前面
側下方寄りの内面の右側寄りおよび左側寄りには下側カ
バー体20の係合部34、34と係合して上側カバー体
10を固定する係合片19、19がそれぞれ設けられて
いる。
【0015】また、上側カバー体10の前面側の切り欠
きの周縁に沿って、後述する固定用カバー体50の嵌合
片53と嵌合し固定用カバー体50により上側カバー体
10を固定する嵌合突起15a、15b、15cが円弧
状に立ち上がるように設けられている。そして図11に
示すように、切り欠きの上端部寄りに設けられた嵌合突
起15bの外周面の時計回りと逆の方向寄りには固定用
カバー体50の嵌合片53に設けられた凸部54と係止
するための凹部17が設けられている。また、嵌合突起
15…のうち切り欠きの下端部寄りに設けられた二つの
嵌合突起15a、15cは、嵌合突起15bを切り欠き
の周方向に半割したそれぞれの形状に設けられている。
【0016】次に下側カバー体20について説明する。
下側カバー体20は、左側部21と右側部25と基体部
30とを備えている。さらに基体部30の両側寄りには
係合部34、34が設けられている。基体部30の前面
側の略中央には、切り換え弁ユニット6を挿通させるた
めの略半円状の切り欠き32が設けられ、切り欠き32
の周縁に沿って、後述する固定用カバー体50の嵌合片
53と嵌合し固定用カバー体50により下側カバー体2
0を固定する嵌合突起33a、33b、33cが円弧状
に立ち上がるように設けられている。そして上側カバー
体10の嵌合突起15と同様に、切り欠き32の下端部
寄りに設けられた嵌合突起33bの外周面の時計回りと
逆の方向寄りには固定用カバー体50の嵌合片53に設
けられた凸部54と係止するための凹部が設けられてい
る(図示省略)。また、嵌合突起33…のうち切り欠き
の上端部寄りに設けられた二つの嵌合突起33a、33
cは、嵌合突起33bを切り欠き32の周方向に半割し
たそれぞれの形状に設けられているのも同様である。さ
らに、切り欠き32の下部には後述する操作部カバー体
40の嵌合片46が嵌合するための嵌合溝37が設けら
れている。
【0017】また、基体部30の両側寄りの係合部34
…の上端には上側カバー体10を下側カバー体20に円
滑に嵌合させるために上方から下方にかけて前方側に傾
斜させたガイド部35、35、35、35が設けられて
いる。さらに基体部30の下側には、操作部カバー体4
0を嵌合するための切り欠きnが設けられている。そし
て、基体部30の背面側の両側寄りには、それぞれの間
隔が湯側および水側の各ソケット3、3の接続管Vの外
径よりやや狭く設けられた弾性抱持片36、36、3
6、36が二組設けられており、これらの各弾性抱持片
36は基体部30の背面から後方に向けて突出して形成
され、さらにこれらの先端部分は嵌着するソケット3、
3に向けてやや内側にそれぞれ折曲されて設けられてい
る。右側部25内面の前方寄り下方には、操作部カバー
体40の右側の係止片42の係止用突起43が係止する
係止孔26が設けられている。
【0018】次に操作部カバー体40について説明す
る。操作部カバー体40は略矩形状の本体部41とその
両端に設けられた係止片42、42を備えており、一体
成形に設けられている。係止片42、42の外側には下
側カバー体20に操作部カバー体40を係止するための
係止用突起43、43がそれぞれ設けられ、本体部41
の両側端には操作部カバー体40を上側カバー体10の
切り欠きm及び下側カバー体20の切り欠きnから取り
外しまたは嵌合する作業を容易にするための突条44、
44がそれぞれ設けられている。
【0019】また、本体部41の上端略中央には円弧状
の切り欠き45が設けられており、さらにこの中央には
操作部カバー体40を下側カバー体20に安定して固定
するため操作部カバー体の嵌合溝37に嵌合する嵌合片
46が上方に向けて突設されている。本体部41の両側
寄りにはソケット3、3に設けられた止水栓(図示省
略)を操作するためのスピンドル4を露呈する略円形の
透孔48、48がそれぞれ設けられている。
【0020】次に固定用カバー体50について説明す
る。固定用カバー体50は略円筒状の挿通部51とこれ
に連設される鍔部52を備えている。鍔部52の背面側
内周縁には上側カバー体10および下側カバー体20の
各嵌合突起15及び33と嵌合する嵌合片53、53、
53、53が鍔部52の中心方向に内周縁に沿って円弧
状に突出して設けられており、嵌合片53の内周面には
嵌合突起15、33の外周面に設けられた凹部17と係
止するための凸部54が設けられている。
【0021】次に各カバー体の取り付け方法について説
明する。まず最初に下側カバー体20を湯水混合水栓2
に取り付ける。この際に各弾性抱持片36がソケット
3、3の接続管V、Vに嵌着して固定されるが、上述し
たように弾性抱持片36はその間隔が各接続管Vの外径
よりやや狭く設けられているので、ソケット3、3を弾
性抱持する。また弾性抱持片36の先端部分がそれぞれ
やや内側に折曲されて設けられているので弾性抱持させ
た後に下側カバー体20が位置ずれすることがない。し
たがって、下側カバー体20を簡便かつ確実に湯水混合
水栓2に取り付けることができる。また、取り外し作業
も弾性抱持片36を引き抜くだけの簡便なものとするこ
とができる。
【0022】次に下側カバー体20に上側カバー体10
を上方から取り付ける。基体部30の両側寄りに設けら
れた各係合部34が上側カバー体10の係合片19と係
合し、さらに下側カバー体20の右側部25の両端が上
側カバー体10の嵌合溝16、16に嵌合する。また、
下側カバー体20の左側部21は上側カバー体10の左
側面内に収容固定される。この際に、下側カバー体20
の係合部34、34の上端にはガイド部35…が設けら
れているので、これらのガイド部35に案内されて係合
部34が係合片19へと簡便かつ確実に導かれる。さら
に、上側カバー体10に設けられた弾性抱持片14が湯
水混合水栓2の上部を抱持するが、その作用は上述した
下側カバー体20の弾性抱持片36と略同様である。し
たがって、上側カバー体10を簡便かつ確実に湯水混合
水栓2および下側カバー体20に取り付けることができ
る。また、取り外し作業も弾性抱持片14および係合片
19を引き抜くだけの簡便なものとすることができる。
また、上側カバー体10と下側カバー体20が固定され
た状態で、半割状態の係合突起15a及び33a、15
c及び33cがそれぞれ当接された状態で係合突起15
b又は33bと略同形の外形となる。
【0023】さらに続いて、固定用カバー体50を上側
カバー体10および下側カバー体20に取り付ける。上
側カバー体10および下側カバー体20の前面側の各嵌
合突起15…、33…に固定用カバー体50嵌合片53
が嵌合されて固定される。その手順は、まず、固定用カ
バー体50を取付状態の位置からやや時計回りに回転さ
せて上側カバー体10、下側カバー体20に当接させ、
ついで時計回りと逆方向に回転させる。嵌合片53は嵌
合突起15…、33…に嵌合するとともに、嵌合片53
の内周面に設けられた凸部54と嵌合突起15…、33
…の外周面に設けられた凹部17が係止する。したがっ
て、上側カバー体10と下側カバー体20を固定用カバ
ー体50を介してさらに確実強固に固定することができ
る。また、取り付けおよび取り外し作業も固定用カバー
体50をわずかに回転させるだけ足り、作業を簡便にす
ることができる。
【0024】なお、嵌合突起15a、15c及び33
a,33cを半割した形状に設けずに、それぞれ一体と
した形状として切り欠き12及び32の周縁に設けても
良いが、上側カバー体10と下側カバー体20の合わせ
面をより確実に固定するためには、本実施の形態のよう
に係合突起15、33の一部を上側カバー体10と下側
カバー体20の当接部において半割した形状に設け、嵌
合片53により両嵌合突起を一緒に嵌合するように構成
することが好ましい。
【0025】そして次に操作部カバー体40を下側カバ
ー体20に取り付ける。操作部カバー体40を左右方向
において撓ませ、上側カバー体10の切り欠きm及び下
側カバー体20の切り欠きnに取り付ける。その際にま
ず、操作部カバー体40の上端を背面側にやや傾けなが
ら嵌合片46を下側カバー体20の嵌合溝37に導く。
ついで、操作部カバー体40の下部を切り欠きnに押し
込むようにして、係止片42に設けられた係止用突起4
3を下側カバー体20の右側部25の係止孔26及び上
側カバー体10の係止孔18に係止し、嵌合片46が嵌
合溝37に嵌合させる。そしてこの後に切換ハンドル
S、温調ハンドルTなどを取り付ける。
【0026】次に本実施の形態に係る水栓用カバー1の
作用を説明する。操作部カバー体40は、切り欠きnに
より着脱自在に設けられているので、水栓を取り付けた
後に操作部を操作する際には操作部カバー体40のみを
脱着すればよい。また、操作部カバー体40はABS樹
脂の一体成形とされているので容易に撓ませまた復元す
ることができる。さらに、操作部カバー体40の本体部
41の両側端には突条34がそれぞれ設けられているの
で、操作部カバー体40を撓ませる作業に際して、指が
滑ることがない。したがって、操作部カバー体40の下
側カバー体20への脱着作業を極めて容易にすることが
できるとともに、その取り付けも確実にすることができ
る。
【0027】本実施の形態は上記のように構成されてい
るので、次のような効果を生ずる。 (1)操作部の操作の際に水栓用カバー1本体をいちい
ち取り外す必要がない。 (2)また、操作部カバー体40がABS樹脂一体成形
とされているので、ネジ止めや別材質による係止固定の
場合に生ずるネジによる応力割れや異質の材料の熱膨張
率の差による歪み等の破損の虞がない。またそれぞれの
カバー体も同様に破損の虞がない。 (3)また、操作部カバー体40が前面側に設けてある
のでその着脱が容易である。 (4)さらに下方寄りに設けてあるので水栓使用時に接
触するなどして、操作部カバー体40を誤って脱落させ
ることが少ない。 (5)さらに、それぞれのカバー体は弾性抱持片や嵌合
片等により取り付けられているので簡易に着脱すること
ができ、修理、点検等のカバー本体を取り外す作業も極
めて簡便にできる。 (6)さらに、操作部カバー体40を取り外すことによ
り切り欠きnを開放できるのでカバー全体を取り外さな
くとも、カバー内部の清掃がある程度可能である。 (7)透孔48を設けてあるので、例えば水抜きのため
に止水栓を頻繁に操作するに際して、操作部カバー体4
0を取り外すことなく透孔48から操作部を操作するこ
ともできる。また、透孔48により操作部を露呈するこ
とにより、カバー1被覆時においても操作部の位置を把
握させることができ、操作の作業性を向上させることが
できる。 (8)操作部のみならず操作部の周辺に渡ってカバー体
を開放できるので操作がしやすい。
【0028】本実施の形態は、上記の構成に限られるも
のではない。操作部カバー体は必ずしも水栓のソケット
に設けられた操作部を被覆するものに限られない。水栓
本体に操作部が設けられている場合は、水栓用カバー本
体のうちこれを被覆する部位に操作部カバー体を設けて
も良い。また、操作部が複数設けられている場合には操
作部カバー体は必要に応じてこれらの一部又は全部を被
覆するように設ければよく、必ずしも総ての操作部を被
覆するように操作部カバー体を設ける必要はない。カバ
ーの製造工程が増えることやカバーの強度が低下するこ
となどの理由により、特に操作する頻度の高い操作部に
関してのみ操作部カバー体を設けても良い。しかし、水
栓用カバーが被覆された水栓について操作部の操作作業
の簡便化を図るためには水栓に設けられた総ての操作部
についてこれを被覆する操作部カバー体を設けることが
好ましい。また、水栓用カバー1の材質は断熱性の点で
プラスチックが望ましいがステンレス等の金属製でもよ
い。また弾性抱持片14、24等を各カバー体10、2
0、30、40と別途に製作してもよい。さらに、弾性
抱持片14、36は湯水混合栓2の一部を抱持し得るも
のであればよく、必ずしも上記した湯水混合栓2の部位
を抱持させなくてもよいが、本実施の形態のように湯水
混合水栓2の上部および各ソケット3、3の接続管Vの
外周を夫々抱持させることにより安定的に取付ることが
できる。なお、水栓の使用時においては、この透孔48
にゴム製等のキャップを装着しておくことにより、水の
進入等を防ぐことができ、カバー内部や水栓が汚れた
り、水栓が錆びることを防止できるとともに操作時には
キャップを外すことにより簡便に作業を行うことができ
る。この場合には、前記キャップも、本発明でいう操作
部カバー体となる。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、請求項1記載の水栓用カバーでは水栓に取り付けた
後に、水栓用カバー本体を取り外すことなく、着脱自在
に水栓用カバーに設けられた操作部カバー体を簡便な作
業で取り外すことができる。よって止水栓又はストレー
ナからなる操作部を操作するに際して煩雑な作業を必要
としない。また、請求項2記載の水栓用カバーでは請求
項1の水栓用カバーの効果のほか、前面側において操作
部カバー体を着脱できるので着脱作業を容易にできる。
また下方寄りに操作部カバー体が設けてあるので、水栓
使用時に操作部カバー体に接触するなどして、誤って脱
落させることを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態に係る水栓用カバーに操作部
カバー体を着脱する状態を説明するための水栓用カバー
及び水栓の斜視図である。
【図2】水栓用カバーが被覆された水栓の正面側の斜視
図である。
【図3】水栓及び水栓用カバーを説明するための分解斜
視図である。
【図4】水栓用カバーを構成する各カバー体を説明する
ための分解斜視図である。
【図5】水栓及び水栓用カバーを説明するための一部破
断面を有する右側面図である。
【図6】水栓用カバーを構成する各カバー体の取り付け
状態を説明するための一部省略した図2のA−A線断面
図である。
【図7】下側カバー体、操作部カバー体及び固定用カバ
ー体の嵌合状態を説明するための図6のB部の拡大図で
ある。
【図8】上側カバー体の水栓への取り付け状態を説明す
るための要部拡大断面図である。
【図9】水栓用カバーの取り付け状態を説明するための
図2の一部省略したC−C線断面図である。
【図10】水栓用カバーを構成する固定用カバー体を説
明するための要部拡大断面図である。
【図11】固定用カバー体の嵌合片と上側カバー体の嵌
合突起を説明するための要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1;水栓用カバー、2;湯水混合水栓、3、3;ソケッ
ト、4;スピンドル、5;キャップ、6;切換弁ユニッ
ト、7;吐水管接続管、8;温調ボンネット、9;シャ
ワーエルボ、10;上側カバー体、11;円孔、12;
切り欠き、13切り欠き、14;弾性抱持片、15a、
15b、15c;嵌合突起、16;嵌合溝、17;凹
部、18;係止孔、19;係合片、20;下側カバー
体、21;左側部、25;右側部、26;係止孔、3
0;基体部、32;切り欠き、33a、33b、33
c;嵌合突起、34;係合部、35;ガイド部、36;
弾性抱持片、37;嵌合溝、40;操作部カバー体、4
1;本体部、42;係止片、43;係止用突起、44;
突条、45;切り欠き、46;嵌合片、48;透孔、5
0;固定用カバー体、51;挿通部、52;鍔部、5
3;嵌合片、54;凸部、m;切り欠き、n;切り欠
き、S;切換ハンドル、T;温調ハンドル、U;接続ナ
ット、V;接続管、W;デッキ面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 隆一 岐阜県岐阜市黒野308番地 株式会社ケ ーブイケー内 (72)発明者 須藤 崇宏 岐阜県岐阜市黒野308番地 株式会社ケ ーブイケー内 (56)参考文献 特開 平6−193103(JP,A) 実開 昭62−99668(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】止水栓又はストレーナからなる操作部を有
    する湯水混合水栓等の水栓に被覆される水栓用カバーで
    あって、水栓に設けられた前記操作部を被覆する操作部
    カバー体をカバー本体に着脱自在に設けたことを特徴と
    する水栓用カバー。
  2. 【請求項2】水栓の前面側下方に止水栓又はストレーナ
    からなる操作部を有する湯水混合水栓等の水栓に被覆さ
    れる水栓用カバーであって、前記操作部を被覆する操作
    部カバー体をカバー本体の前面側下方に着脱自在に設け
    たことを特徴とする水栓用カバー。
  3. 【請求項3】前記水栓がデッキ面に立設されるものであ
    ることを特徴とする請求項2に記載の水栓用カバー。
  4. 【請求項4】前記操作部カバー体は前記カバー本体の切
    り欠きに嵌合されることを特徴とする請求項1から請求
    項3までの何れかに記載の水栓用カバー。
  5. 【請求項5】前記操作部カバー体は前記カバー本体に係
    止により着脱自在に設けられることを特徴とする請求項
    1から請求項4までの何れかに記載の水栓用カバー。
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