JP4566571B2 - メータユニット用保温カバー - Google Patents

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Description

本発明は、水道使用量を計量するための水道用メータを被覆して保温するメータユニット用保温カバーに関し、例えば、集合住宅の各戸口付近に設けられているパイプシャフト内に設置されている水道用メータを保温するメータユニット用保温カバーに関する。
従来より、集合住宅などの戸口付近には、パイプシャフトと呼ばれる収納スペースが設けられており、この収納スペース内に水道使用量を計量するための水道用メータを設けるようにしている。この場合、パイプシャフト内のスペースは狭くなっているため接続作業が困難であり、従って、最近はメータユニットと呼ばれる水道用メータをユニット化したユニットごと接続するようにしている。
水道用メータは、各水道を管理する事業体の管理下で維持管理メンテナンスが行われており、この水道用メータは、計量法で定めた所定期間経過後に交換する必要があることから、ネジ固定式や圧着固定式などの固定手段によってメータユニット本体に交換可能に取り付けられている。
ネジ固定式メータユニットは、メータユニット本体の両側に設けたナットの内周雌ネジ部と、水道用メータの両端の外周雄ネジ部とを螺合する構造であり、工具を用いて接続・取り外し作業を行っている。
一方、圧着固定式メータユニットは、ベースの両端に水道用メータを支持する部材をそれぞれ配置し、一方側の支持部材によって水道用メータの一端側を押圧し、両側の支持部材間に水道用メータを挟持固定するようにしたものである。この固定方式には、例えば、回転ハンドルを回転させて支持部材を押圧するものがある。この場合、専用工具を必要とすることなく手動で接続して容易に着脱作業ができるというメリットがある。更に、狭い場所や暗い場所でも作業が簡単であり、寒冷地などでも迅速に接続・取り外し作業を行うことができる。また、ベースに固定できるため配管強度を強くでき、コンパクト化も可能である。
上記のような水道用メータは、寒冷地で使用したり冬季に温度が低下したりすると、本体内の水が凍結し、この凍結によって破壊するおそれがあった。このため、通常、水道用メータにはこの水道用メータを保温する保温材の装着が義務付けられ、メータユニットを用いて水道用メータを接続した場合にも、各設置条件下での水道用メータへの保温カバーの装着が義務付けられている。
メータユニットに接続された水道用メータを保温するための保温カバーとしては、例えば、発泡ポリエチレンで製造され、内部にメータユニットを収受可能なスペースを備えたカバー本体と、メータの表示部を覆うメータ部蓋と、止水栓の操作ハンドルを覆う止水栓部蓋とを含み、ベースの取付け部がカバー本体の内部から外部へ挿通される取付け部挿通孔と、止水栓と逆止弁に接続される配管の端部が挿通可能な配管挿通孔とを備え、ベースの長手方向に左右に分割された略左右対称な2つの半部分により構成されているメータユニット用保温カバーがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−88827号公報
しかしながら、特許文献1のメータユニット用保温カバーは、メータと止水栓と逆止弁をメータユニットごと包み込む構造であるため大型であり、更には、ベース両端をアンカーボルトによって支えてメータユニットを空中に保持した状態でカバーを取り付けているため、メータユニット全体を保温カバーで覆うための上下左右に大きな取り付けスペースが必要になっていた。
また、この保温カバーを取り付ける際には、例えば、先ず、左半部分をメータユニットに取り付けた状態でメータ部蓋と止水栓部蓋の各軸部を軸孔に嵌めておき、この状態でカバーの右半部分を取り付ける必要があり、また、左半部分と右半部分の取り付け後の状態を維持するためには面状ファスナーで固定する必要があるため、取り付け作業に手間がかかり、作業スペースも広くなるという問題があった。
本発明は、従来の課題点を解決するため開発したものであり、その目的とするところは、コンパクトで取り付け作業が簡単であり、優れた保温効果を発揮することができるメータユニット用保温カバーを提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、発泡スチロール材で成形した一対の左右の分割部材の分割面を組み合わせてメータを被覆する被覆体を構成し、この被覆体の上部にメータ計量部を包囲する円筒部と、この円筒部の両端側に舌部を形成し、前記左右の分割部材には、分割面の上部両端の一方側に設けた凹状部と他方側に設けた凸状部を互いに係合させると共に、発泡スチロール材で形成した両端に把持部を有するキャップ部材の下面に嵌合部と、この嵌合部の両端に凹部を形成し、この嵌合部を前記円筒部に、かつ、凹部を前記舌部にそれぞれ嵌着して前記被覆体キャップ部材を組込み構成したメータユニット用保温カバーである。
請求項2記載の発明は、舌部に円弧部を設け、一方、前記凹部にも円弧部を設けて舌部を凹部に嵌着したメータユニット用保温カバーである。
請求項記載の発明は、被覆体の下面で、かつ、一対の左右の分割部材の分割位置にメータユニットのベース体に嵌め合う溝部を形成したメータユニット用保温カバーである。
請求項1に係る発明によると、水道用メータのみを覆うように取り付けることでコンパクトにでき、狭い空間の水道用メータに対しても容易に装着することができる。しかも、取り付け作業が簡単でありながらメータに対して強固に取り付けることができると共に自然に外れたりすることがなく、優れた保温効果を発揮することができるメータユニット用保温カバーである。しかも、キャップ部材は、左右分割部材を嵌合した状態で、両部材により構成される被覆体の上面に取り付けることにより、左右分割部材を一体化して両部材を確実に組み込み状態に保持でき、被覆体は、左右分割部材の凹状部と凸状部とを係合し、この状態でキャップ部材に形成した嵌合部を円筒部に、キャップ部材の凹部を舌部に垂直方向に嵌着して一体化しているので、X軸、Y軸、Z軸の何れの方向に関しても強固に取り付け固定することができ、材料である発泡スチロール材の有する弾性力も相俟って、この固定状態を維持してメータへの取り付け状態が維持される。
請求項2に係る発明によると、各円弧部は、左右分割部材とのX・Y軸方向におけるズレを解消する調芯作用を発揮し、キャップ部材を容易に着脱することができ、メータ検針時に短時間で簡単に行うことができるメータユニット用保温カバーである。
覆体でメータを包み込むようにした状態でこの被覆体にキャップ部材を嵌め込むだけで容易に一体化することができ、メータへの装着後には、自然にキャップ部材が外れて分離したりすることがなく、装着状態を確実に維持できるメータユニット用保温カバーである。このとき面状ファスナー等で固定する必要がなく、余計な手間がかかることが無い。
気の遮断を十分に行って高い保温性を確保することができるメータユニット用保温カバーである。また、キャップ部材を外したときに分割部材が自然に分離するのを防いで検針等を手間取らず迅速に行うことができる。
請求項に係る発明によると、メータユニットに対してぐらつきなどを防いだ状態で装着でき、強固に装着することが可能なメータユニット用保温カバーである。
本発明におけるメータユニット用保温カバーの好ましい一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図4において、被覆体20は、メータ10を被覆する一対の左右の分割部材である左分割部材21、右分割部材22からなり、この被覆体20の上部にメータ計量部15を包囲する円筒部30と、被覆体20の長さ方向(被覆体20により被覆されるメータ10の流路方向)で円筒部30の両端に連設した舌部31を形成している。一方、キャップ部材23には円筒部30に嵌合可能な嵌合部33と、舌部31に嵌合可能な凹部34を形成しており、キャップ部材23の嵌合部33を円筒部30に、凹部34を舌部31にそれぞれ嵌着して被覆体20とキャップ部材23を組込み構成するようにしている。
被覆体20及びキャップ部材23の材質としては、例えば、発泡ポリスチレンとポリエチレンを混合させた発泡スチロール材とし、この場合、表面が滑らかになり、柔軟性にも優れる。
図5、6に示すように、左分割部材21と右分割部材22には、互いに係合する凹状部25、25と、この凹状部25、25に係合する凸状部26、26を両側付近に設けており、被覆体20を組み合せたときの上部側のずれを防いでいる。
分割部材21、22の座部分割面の長さ方向には、嵌め合い形状の棚部27、28を形成しており、図において、中央付近を凹状に形成した棚部27に、中央付近を凸状に形成した棚部28を載置するようにして被覆体20を組み合わせ、被覆体20の下部側のずれを防いでいる。両棚部27、28には突状部27a、28aをそれぞれ形成しており、分割部材21、22の組み込み時にはこの突状部27a、28aが係合する。
このように、棚部27と棚部28、凹状部25と突状部26のそれぞれの係合によって被覆体20の長さ方向の状態を保持可能であり、図4において、左分割部材21と右分割部材22がX軸方向にずれるのを防いでいる。
棚部27と棚部28は、突状部27a、28aが互いに係合することでキャップ部材23の取り付け方向の状態を保持可能であり、図4において左分割部材21と右分割部材22がY軸方向にずれるのを防いでいる。
凹状溝29は、分割部材21、22を組み込んだときに被覆体20のメータ10載置面側に形成され、本例においては、メータ10底面に形成された十字状の底面リブ10eを載置可能な形状としている。
メータ10に分割部材21、22を組み込むと、嵌合した状態の棚部27と棚部28の凹状溝29に対して底面リブ10eが載置された状態となるため、図8において、棚部27、28には下方向に力が加わった状態となり、突状部27a、28aが嵌まり合う方向に係合して分割部材21、22の組み込みがより強くなる。従って、キャップ部材23を取り外した場合であっても分割部材21、22が分割するのを防ぐことが可能であり、メータ検針時等においてキャップ部材23を取り外したときに分割部材21、22の係合状態が維持される。
なお、図示しないが、被覆体20の一部に保温性に影響を与えない程度の隙間を設けることにより、この隙間が空気の通気部となり、被覆体20の取り付け、取り外しが容易となる。
溝部36は、分割部材21、22を組み込んだときに被覆体20の長さ方向下面に形成され、ベース体4の断面略台形状の基部5に嵌め合い可能な形状に設けている。被覆体20の組み込み後には、この溝部36と基部5の嵌め合いによって被覆材20がベース体4に対してY軸方向にずれるのを防ぎ、延いてはベース体4に対して強固に固定される。
また、37は分割部材21、22を組み込んだときに被覆体20の下部に形成される孔部であり、この孔部37に、メータユニット1の支受け面18の水平方向の状態を維持するためにスライド筒12に形成した図示しない溝部に係止するピン5aを装入できるようにしており、被覆体20をメータユニット1の回転部材11付近まで覆うような形状に設けている。
キャップ部材23は、左分割部材21と右分割部材22を嵌合した状態で、両部材により構成される被覆体20の上面に取り付けることにより、左分割部材21と右分割部材22を一体化して両部材が離れるのを防いでいる。
キャップ部材23の被覆体20への取り付け時には、図4、図7に示すように、キャップ部材23の嵌合部33の内周面と被覆体20の円筒部30の外周面にそれぞれ形成された環状の突状部33a、30aが、図1、図8に示すように係合して、キャップ部材23と被覆体20をスナップ嵌合状に嵌合させている。キャップ部材23の底面23aは、突状部33aと30aとの係合が完了した状態で、被覆体20の上面20aに当接するようにしており、突状部33aと30aとの係合、及び底面23aと上面20aとの当接により、キャップ部材23と被覆体20とを図4におけるZ軸方向において固定し、左分割部材21と右分割部材22とが主としてZ軸方向にずれるのを防止している。
各突状部33a、30aは、発泡スチロール材の弾性により、キャップ部材23の係合過程においては圧縮され、係合完了時には元の状態に回復するので、キャップ部材23の取り付け力を大きくすることなく、被覆体20への嵌合を行うことができる。
また、キャップ部材23に形成された突状部33aの内周と被覆体20の円筒部30の外周との隙間、及び円筒部30に形成された突状部30aの外周とキャップ部材23の嵌合部33の内周との隙間は、後述する舌部31と凹部34との隙間よりもそれぞれ広めに設定しており、キャップ部材23の着脱を容易なものとしている。なお、各突状部33a、30aの断面形状は、図8に示すような矩形の他、半円状態や台形状であってもよい。
キャップ部材23の凹部34は、被覆体20の上面に形成された舌部31と密着嵌合状に嵌合させており、これにより、左分割部材21と右分割部材22が図4におけるX、Y軸方向にずれるのを防止している。X・Y軸方向へのずれは、上述のキャップ部材23の嵌合部33と被覆体20の円筒部30との嵌合により、ある程度抑制されるが、本実施形態において、舌部31を、円筒部30に接する二面幅部31aとこれに連続する円筒部31bにより形成し、凹部34もこれに対応する二面幅部34aと円弧部34bにより形成することにより、両部材の各二面幅部の側面における密着嵌合により図4におけるY軸方向を拘束し、両部材の円弧部の側面における密着嵌合により主としてX軸方向の拘束を行っている。
とりわけキャップ部材23をやや傾斜させて被覆体20に取り付ける場合には、キャップ部材23の嵌合部33と被覆体20との嵌合に先んじて、舌部31と凹部34とが嵌合することとなるが、この場合、左分割部材21や右分割部材22の舌部31における円弧部31bが凹部34の円弧部34b内周に沿うように嵌合するので、各円弧部は左分割部材21と右分割部材22とのX・Y軸方向におけるズレを解消する調芯作用を発揮する。
なお、密着嵌合は、舌部31と凹部34の寸法設定、及び両部位の接触面の摩擦によりもたらされる。
被覆体20の上面に形成される舌部31は、円筒部30に連設することなく、被覆体20の上面20aに独立して形成してもよい。本実施形態においては、舌部31の円筒部30に連設しており、これに対応するキャップ部材23の凹部34が、図7に示すように嵌合部33に連通したものとなっているので、円筒状の嵌合部33の下方部位33b(被覆体20側)が凹部34の存在により不連続となり、キャップ部材23を被覆体20に嵌合する際、嵌合部33の下方部位33bがやや外方に広がるので、キャップ部材23の更なる円滑な嵌合が可能となっている。
また、舌部31の形状は、円弧部を設けずに二面幅部のみとして、Z方向における左右の分割部材21、22のズレ防止を二面幅部の摩擦力により行ってもよく、二面幅部を設けず円柱状としてもよい。
更に、舌部31の高さは、円筒部30の高さの約半分以下としており、キャップ部材23の底面と被覆体20の上面を平行状態に保ちながら嵌合する際、円筒部30の突状部30aとキャップ部材23の突状部33aとのスナップ嵌合が生ずるのと略同時に、舌部31と凹部34との密着嵌合が生ずるように、舌部31、突状部30a・33aの高さを設定している。このように密着嵌合の領域を小さく形成しているので、キャップ部材23を、被覆体20への着脱を容易にしつつ、被覆体20とズレを生ずることなく一体に保持することができる。
突状部27aと突状部28aを係合した状態で突状部33aと突状部30aを嵌合すると、突状部27aと突状部28aの形状状態が維持されて左分割部材21と右分割部材22が自然に外れることが無く、突状部33aと突状部30aが発泡スチロール材が有する弾性力によって前記したようなスナップ嵌合が可能となる。
把持部35は、被覆体20の長さ方向(カバーが装着されるメータ10の流路方向)で、キャップ部材23の両側に形成している。本実施形態においては、把持部35を板状としており、その幅(図4におけるY軸方向の幅)は、嵌合部33を形成している円筒状のキャップ部材本体23bの外径よりも小さいものとしており、その厚み(図4におけるZ軸方向の厚み)は、キャップ部材本体23bの高さの半分程度の薄いものとしている。また、被覆体20の上面20aに形成された舌部31と嵌合する凹部34は、上記把持部35の底面に形成している。
キャップ部材23を被覆体20から取り外す場合には、何れか一方の把持部を把持して取り外すことにより、この部位を力点とする、いわゆる、てこの原理により軽い力で取り外すことができる。すなわち、一方の把持部35を把持してやや上方に持ち上げると、他方の把持部35の先端35a下面が被覆体20の上面20aに押圧されて、てこの支点を形成し、作用点に位置するキャップ部材23と被覆体20との嵌合を外すことができる。従って、メータ検針時などにおいて、キャップ部材23を片手で簡単に外すことができ、短時間での検針作業が可能である。
本実施形態においては、上記把持部35を合わせたキャップ部材23の底面23aの外形形状と、分割部材21,22を組み合わせた被覆体20の上面20aの外形形状とは、円と矩形からなる円筒状に形成しており、把持部35の端部は被覆体20の上面端部と一致している。したがって、把持部35の長さが長いものとなっており、てこの支点と作用点との距離が長く確保されることから、力点となる把持部を大きく持ち上げる必要なく、作用点に位置するキャップ部材23と被覆体20との嵌合を外すことができる。
次に、保温カバーを装着するメータユニット1について説明する。
図1において、メータユニット1におけるベース体4は、長尺状の基部5の両側付近に同軸上の図示しない取付穴を有する保持部6、6を有する構造であって、このベース体4の各保持部6、6に第一支持機構2、第二支持機構3を取り付けるようにしており、メータ10の接続時に軸心の振れや回転・誤接続を防止して高いシール性を維持した状態で保持するようにしている。このベース体4は、例えば、ダクタイル鋳鉄製とし、表面全体にエポキシ樹脂粉体を最大約600μmの膜厚で塗装するようにしているが、材質、塗装ともにこれに限ることなく任意に適宜の材料から選択でき、また、塗装を省略することもできる。
また、ベース体4は、長尺状の基部5を有し、この基部5は、図8に示すように底部が開口された断面略台形状の中空形状に設け、断面矩形の中空形状よりも強度が強くなるようにしている。このため、ベース体4は、軽量化を図りつつ、メータ10を押圧保持する際の反力に十分耐えられる強度を有している。
保持部6は、基部5から緩やかな曲面を介して起立させるように設けており、取付穴は保持部6、6に同軸上に設け、この取付穴に第一支持機構2、第二支持機構3を接続してこれらを同軸上に設け、メータ10を接続する場合に確実に芯出しした状態で接続可能にしている。保持部6、6における取付穴付近は面状に設け、第一支持機構2の円筒部材14の拡径部14aと、第二支持機構3の筒状部材7の拡径部7aを面状に当接させている。
第一支持機構2は、保持部6に設けた円筒部材14と、この円筒部材14の円周面に摺動自在に設けたスライド筒12と、円筒部材14の外周に螺合させた回転部材11とから成り、回転部材11の回転操作でスライド筒12を進退自在に設けている。
また、第二支持機構3は、略円筒状の筒状部材7と、この筒状部材7に螺合され、メータ10の下流側側部10dを載置する円弧状の支受け部8aを有するナット部材8と、筒状部材7に内蔵される図示しない逆止弁カートリッジ及び管端防食コアによって構成されている。
メータ10をメータユニット1に接続する場合には、第一支持機構2のスライド筒12に突設して設けた円弧状の支受け面18にメータ10の側部10cを載置すると共に、第二支持機構2のナット部材8の支受け部8aにメータ10の下流側側部10dを載置した状態にし、この状態で回転部材11を回転したときに回転部材11とスライド筒12に設けた図示しないねじの螺合によってスライド筒12が下流側にスライドし、スライド筒12とナット部材8との間にメータ10が挟着されて固定される。
このように、保温カバーを取り付けるメータユニット1は、ベース体4の両側に立設した保持部6、6に上流側の第一支持機構2と下流側の第二支持機構3を設け、この第一・第二支持機構2、3にメータ10の両端部10a、10bを保持させた固定構造としている。
なお、被覆体20の端部に形成された逃げ部40、41は、それぞれメータユニット1の回転部材11、ナット部材8との干渉を避けるように形成しているので、被覆体20は、メータ10付近のみを覆うことができるようにしている。
次に、本発明におけるメータユニット用保温カバーの上記実施形態の作用を説明する。
本発明の保温カバーは、分割部材21、22でメータ10を被覆する被覆体20と、この被覆体20の上部にメータ計量部15を包囲する円筒部30と、被覆体20の長さ方向で円筒部30の両端に連設した舌部31を形成し、一方、キャップ部材23に形成した嵌合部33を円筒部30に、キャップ部材23の凹部34を舌部31に嵌着して被覆体20とキャップ部材23を組込み構成しているので、メータユニット全体を保温材で包み込むことなくメータ10だけを保温する構造とすることができ、カバー全体を小型化して省スペース化を図ることができる。しかも、被覆体20によってメータ10の両端側の圧着部分を含めた周囲全体を包み込むように取り付けることができ、高い保温性を発揮することができる。
被覆体20は、左右分割部材21、22の凹状部25と凸状部26、棚部27と棚部28をそれぞれ水平方向に係合し、この状態でキャップ部材23に形成した嵌合部33を円筒部30に、キャップ部材23の凹部34を舌部31に垂直方向に嵌着して一体化しているので、X軸、Y軸、Z軸の何れの方向に関しても強固に取り付け固定することができ、材料である発泡スチロール材の有する弾性力も相俟って、この固定状態を維持してメータ10への取り付け状態が維持される。
この被覆体20は、メータ10の外周面が直接外気に触れることがなく、外気の浸入を防いで高い保温性を発揮でき、寒冷地や冬季などでもメータ10の機能を十分に維持することができる。更に、被覆体20の上流・下流側をそれぞれ長さ方向に延長するようにすれば、より一層保温効果を高めることができ、例えば、上流・下流側をメータユニット1の保持部6付近まで延設することも可能である。
キャップ部材23は、左右分割部材21、22を組み合わせた状態で上側から嵌め込むことによって簡単に取り付けて一体化することができるため、取り付け作業が容易であり、面状ファスナーやテープ等を貼り付けて固定する必要もないため手間がかからない。また、狭い作業スペースであっても容易に取り付け作業を行うことができる。
なお、被覆体20及びキャップ部材23は、圧着固定式、ネジ固定式の何れの固定方式のメータユニットのメータに対しても取り付け可能であるのは勿論であり、更には、例えば、パイプシャフト内に直接取り付けられた状態のメータユニットや、アンカーボルト等で支えられて空中に保持された状態のメータユニットのメータに対しても取り付け可能であり、場所を選ぶことなく各種のメータに対応して取り付けることができる。
本発明は、水道使用量を計量するための水道用メータを保持するメータユニットのメータを被覆して保温するのに好適であり、例えば、集合住宅の各戸口付近に設けられているパイプシャフト内のメータを被覆する場合に用いることができ、また、これ以外にも、パイプシャフトに直接取り付けられた状態のメータや、パイプシャフト以外の埋設されたメータなどにも用いることができるばかりか、形状や大きさの異なる水道用メータや、更には、水道用メータ以外の各種のメータの保温カバーとして応用することもできる。
本発明のメータユニット用保温カバーを水道用メータに取り付けた状態を示す一部切欠き正面図である。 本発明のメータユニット用保温カバーを示す斜視図である。 図2のメータユニット用保温カバーを分離した状態を示す斜視図である。 図2のメータユニット用保温カバーのキャップ部材を分離した状態を示す斜視図である。 図2におけるB−B線拡大断面図である。 図2におけるC−C線拡大断面図である。 キャップ部材の斜視図である。 図1におけるA−A線拡大断面図である。
符号の説明
4 ベース体
10 メータ
15 計量部
20 被覆体
21 左分割部材
22 右分割部材
23 キャップ部材
27、28 棚部
27a、28a 突状部
30 円筒部
30a 突状部
31 舌部
33 嵌合部
33a 突状部
34 凹部
35 把持部
36 溝部

Claims (3)

  1. 発泡スチロール材で成形した一対の左右の分割部材の分割面を組み合わせてメータを被覆する被覆体を構成し、この被覆体の上部にメータ計量部を包囲する円筒部と、この円筒部の両端側に舌部を形成し、前記左右の分割部材には、分割面の上部両端の一方側に設けた凹状部と他方側に設けた凸状部を互いに係合させると共に、発泡スチロール材で形成した両端に把持部を有するキャップ部材の下面に嵌合部と、この嵌合部の両端に凹部を形成し、この嵌合部を前記円筒部に、かつ、凹部を前記舌部にそれぞれ嵌着して前記被覆体キャップ部材を組込み構成したことを特徴とするメータユニット用保温カバー。
  2. 前記舌部に円弧部を設け、一方、前記凹部にも円弧部を設けて舌部を凹部に嵌着した請求項1に記載のメータユニット用保温カバー
  3. 前記被覆体の下面で、かつ、一対の左右の分割部材の分割位置にメータユニットのベース体に嵌め合う溝部を形成した請求項1又は2に記載のメータユニット用保温カバー
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