JP4658548B2 - メータユニット用保温カバー - Google Patents

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Description

本発明は、水道使用量を計量するための水道用メータ等を被覆して保温するメータユニット用保温カバーに関し、例えば、集合住宅の各戸口付近に設けられているパイプシャフト内に設置された水道用メータ等を保温するメータユニット用保温カバーに関する。
従来より、集合住宅などの戸口付近には、パイプシャフトと呼ばれる収納スペースが設けられており、この収納スペース内に水道使用量を計量するための水道用メータを設けている。この場合、パイプシャフト内のスペースは狭くなっているため接続作業が困難であり、従って、最近はメータユニットと呼ばれる水道用メータをユニット化したユニットごと接続するようにしている。水道用メータは、各水道を管理する事業体の管理下で維持管理メンテナンスが行われており、この水道用メータは、計量法で定めた所定期間経過後に交換する必要があることから、ネジ固定式や圧着固定式などの固定手段によってメータユニット本体に交換可能に取付けられている。
ネジ固定式メータユニットは、メータユニット本体の両側に設けたナットの内周雌ネジ部と、水道用メータの両端の外周雄ネジ部とを螺合する構造であり、工具を用いて接続・取外し作業を行っている。一方、圧着固定式メータユニットは、ベースの両端に水道用メータを支持する部材をそれぞれ配置し、一方側の支持部材によって水道用メータの一端側を押圧し、両側の支持部材間に水道用メータを挟持固定するようにしたものである。この固定方式には、例えば、回転ハンドルを回転させて支持部材を押圧するものがある。この場合、専用工具を必要とすることなく手動で接続して容易に着脱作業ができるというメリットがある。更に、狭い場所や暗い場所でも作業が簡単であり、寒冷地などでも迅速に接続・取外し作業を行うことができる。また、ベースに固定できるため配管強度を強くでき、コンパクト化も可能である。
ところで、水道用メータは、寒冷地で使用したり冬季に温度が低下したりすると、本体内の水が凍結し、この凍結によって破壊するおそれがある。このため、通常、水道用メータにはこの水道用メータを保温する保温材の装着が義務付けられ、メータユニットを用いて水道用メータを接続した場合にも、各設置条件下での水道用メータへの保温カバーの装着が義務付けられている。
メータユニットに接続された水道用メータを保温するための保温カバーとしては、例えば、発泡ポリエチレンで製造され、内部にメータユニットを収受可能なスペースを備えたカバー本体と、メータの表示部を覆うメータ部蓋と、止水栓の操作ハンドルを覆う止水栓部蓋とを含み、ベースの取付け部がカバー本体の内部から外部へ挿通される取付け部挿通孔と、止水栓と逆止弁に接続される配管の端部が挿通可能な配管挿通孔とを備え、ベースの長手方向に左右に分割された略左右対称な2つの半部分により構成されているメータユニット用保温カバーがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−88827号公報
しかしながら、上記特許文献をはじめ、従来の保温カバーは、カバー本体を構成する左右二つの半部分をメータユニットに取付けした際、その分割面を面状ファスナーを用いて貼付することで、左右二つの半部分を取付保持する構造であるため、保温カバー自体が高価なものとなっていた。しかも、特開2002−88827号公報にあっては、保温カバーを取付ける際、先ず、左半部分(或は右半部分)をメータユニットに取付けた状態でメータ部蓋と止水栓部蓋の各軸部を軸孔に嵌めておき、この状態でカバーの右半部分(或は左半部分)を取付ける必要があり、また、左半部分と右半部分の取付け後の状態を維持するために面状ファスナーで固定する必要があるため、各軸部の位置合せやメータ(代用管)交換時に行う面状ファスナーの貼付・取外しは、作業者にとって極めて手間であった。しかも、パイプシャフト内は暗所であることから、面状ファスナーを適正に貼付けし難い状況にある。
また、従来の保温カバーは、止水栓を含むメータユニット全体を左右二つの半部分で包囲するため、配管設置後のメータ(又は代用管)交換の際、交換作業箇所とは関係しない止水栓保温部分まで脱衣しなければならず、しかも、メータユニットの一次側給水配管が、少なくとも一次側の配管をメータ軸心に対して水平右向き又は左向きに接続する、いわゆる横引き配管の場合、配管設置後のメータ(代用管)交換の際、保温カバーを構成する左右二つの半部分のうち、どちらか一方は一次側給水配管の保温材や、止水栓部蓋保温材が干渉して、外すことができないという構造上の問題も有していた。
本発明は、上記した実情に鑑み、鋭意検討の結果開発に至ったものであり、その目的とするところは、メータユニットへの取付け・取外しが極めて簡単で、且つ、確実に行い得る優れた作業性並びに低コストを実現し、しかも、寒冷地等における水凍結によるトラブルを確実に防止し得るメータユニット用保温カバーを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ベース体の両側に設けた保持部のそれぞれに一次側支持機構と逆止弁を有する二次側支持機構を設け、前記一次側支持機構に接合したエルボ配管部を前記保持部より延出し、このエルボ配管部の上流側に止水栓を接続したメータユニットであって、左右の分割部材の突き合せ座面に形成した凸部と凹部を互いに係合させて前記分割部材を組付けて構成したカバー本体で水道用メータを包囲し、左右の分割部の突き合せ座面に形成した凸部と凹部を互いに係合させて構成した止水栓保温部材で前記止水栓を包囲して保温すると共に、上向きの前記エルボ配管部を包囲して保温する配管保温部材の開口縁部に形成した係合片を前記カバー本体の一次側端部面に形成した装着用切欠部に嵌め入れて係合させ、かつ、前記止水栓保温部材の二次側開口面に形成した突部を前記配管保温部材の上面に形成した溝部に嵌合保持して、前記止水栓保温部材と前記カバー本体との間に位置する前記配管保温部材で前記止水栓保温部材と前記カバー本体とを一体的に組付け保持したメータユニット用保温カバーである。
請求項1に係る発明によると、左右の分割部材から成るカバー本体にカバー蓋を組付けるのみで、分割部材の突き合わせ状態は確実に保持されるので、従来のような面状ファスナー等は不要となり、メータユニットへの取付け・取外し作業を極めて簡単に行えるようになった。しかも、面状ファスナー等の保持部材を不要としたことで、製造コストの削減が可能となり、作業性並びに経済性にも優れたメータユニット用保温カバーとして提供することが可能となった
また、水道用メータやベース体、逆止弁等のメータユニットの主要部分と、メータユニット一次側に接続される止水栓と、エルボ等の配管部とを、それぞれ個別の保温部材で装着しているので、他の保温部材に干渉することなく、所望の保温部材だけ取り外すことが可能となり、優れた作業性を実現することはもとより、内部の水の凍結によるトラブルを確実に防止する優れた保温効果を発揮し得るメータユニット用保温カバーの提供が可能となった。
さらに、メータユニットに垂直状のエルボ配管部が接続されている場合でも、これに対応した保温カバーを容易に構成することができる
本発明におけるメータユニット用保温カバーの実施形態を挟持固定式のメータユニットに適用して説明する。図1は、メータユニットの一例を示した構造説明図であり、先ず、メータユニットについて説明すると、同図において、メータユニット1は、両側に保持部2,3を立設したダクタイル鋳鉄製のベース体4と、この保持部2,3の夫々に対向させて設けた一次側支持機構5と二次側支持機構6等から構成されている。なお、本実施形態で示すメータユニット1を含む一次側及び二次側配管の構成は一例であって、例えば、メータユニット1については、スライド機構を具備した挟持固定式の他に、ネジ固定式などの支持機構を具備するものであってもよい。
本例で示す一次側支持機構5の構造について説明すると、保持部2に固着された一次側筒状部材7と、この一次側筒状部材7に内挿され、水道用メータMの一次側接続端部M1を支受けする円孤状の受け面8を突設したスライド部材9と、このスライド部材9を進退させる回転部材10等から成り、前記受け面8の最下部には、スライド部材9の進退方向へ延びる図示しない案内溝を有し、この案内溝にベース体4上面に突設した円柱状部11を係合させることで、回転部材10の回転に伴ってスライド部材9が回転するのを防止しながら、スライド部材9を進退方向へ案内するように構成されている。
前記回転部材10の内周には、一次側筒状部材7の外周に形成した雄ねじ部7aと螺合する図示しない雌ねじ部を形成している。回転部材10が進出する際には、回転部材10がスライド部材9を押圧する。回転部材10のメータ側端部内周には、スライド部材9を係止するための図示しない止め輪を嵌着しており、回転部材10の回転後退に伴って、スライド部材9も一緒に後退させるよう構成されている。また、回転部材10の外周面は、回転部材10を手動操作するためのフィン状の把持部10aを放射状に設けている。
本例で示す二次側支持機構6の構造について説明すると、保持部3に固着された二次側筒状部材12と、この二次側筒状部材12のメータ側外周に螺着され、水道用メータMの二次側接続端部M2を支受けする円弧状の受け面13を突設したナット部材14と、このナット部材14の螺着により二次側筒状部材12の内部に収容保持される逆止弁15等から構成されており、前記逆止弁15の弁体はスプリングにより、図示しない一次側の環状弁座に付勢されて弁閉状態となる構造を有している。また、図1に示すように、メータユニット1の一次側には、90度に屈曲したエルボ配管部16を設け、このエルボ配管部16の上流側にはユニオンナット16aを介して止水栓17を接続している。図中18は、止水栓17の操作ハンドルである。なお、メータユニットの一次側に接続される配管部は、本例に示す上向きの配管部に限定するものではなく、後述するように、左向き、右向きの配管部、更には直管配管であってもよい。
次に、メータユニット用保温カバーについて説明する。図2は、本発明における保温カバーの装着前の状態を示す分離斜視図であり、図3は、保温カバーの装着が完了した状態を示す正面図である。同図において、図中20は、メータユニット1の保温カバーであり、その構成は、メータユニット1の主要部分、本例では水道用メータMとベース体4及び逆止弁15を包囲して保温する二分割から成るカバー本体(カバー部材)21と、このカバー本体21の上面開口部21aを開閉自在に被蓋するカバー蓋24と、前記止水栓17を包囲して保温する止水栓保温部材25と、止水栓17の操作ハンドル18を包囲して保温するハンドル保温部材28、及び前記止水栓保温部材25とカバー本体21との間に位置するエルボ等の配管部16を包囲して保温する配管保温部材29とを含んで成る。なお、本例では発泡ポリスチレンとポリエチレンを混合させた発泡スチロール材を用いて成形しており、この場合、表面が滑らかであり柔軟性に優れている。無論、その他の材料を用いて保温部材を成形してもよい。
図2、図3に示すように、前記カバー本体21は、左右の分割部材22,23を突き合わせて構成され、カバー本体21の上面には、メータ表示部M3を視認可能とする開口部21aを形成し、この上面開口部21aの近傍にヒンジ部21bを設けており、上面開口部21aを被蓋するカバー蓋24には、カバー本体21への嵌合方向と平行にヒンジ部位24aを設けている。このヒンジ部位24aと前記ヒンジ部21bとで、カバー蓋24を回動自在に設けると共に、このヒンジ機構はカバー蓋24の被蓋状態から回動範囲にわたって前記左右の分割部材22,23を挟持し得る構造を有している。
図4(a)、(b)は、カバー本体とカバー蓋との組付状態を示す要部斜視図である。同図に示す場合、カバー本体21のヒンジ部はヒンジピン21bであり、このヒンジピン21bは、左右の分割部材22,23の外側に設けた円柱突部22b,23bによって構成され、図4(b)に示すように、ヒンジ部位であるカバー蓋24の係合溝24aにカバー本体21のヒンジピンを嵌め込んで、カバー蓋24を回動自在に設けると共に、カバー蓋24の被蓋状態から回動範囲にわたって前記左右の分割部材22,23を挟持し得る構造である。従って、カバー蓋24を組付けるのみで、左右の分割部材22,23の突き合わせ状態は確実に保持されることになる。
また、ヒンジ機構は前述したものに限定することはない。例えば、図5(a)、(b)は、カバー本体とカバー蓋との組付状態の他例を示す要部斜視図であり、同一部材には同一符合を付して説明すると、図4に示すカバー蓋24では、カバー蓋24を水平にした状態でヒンジピン21bを嵌め入れ可能とする係合溝24aを形成しているのに対し、図5(a)に示すように、本例ではカバー蓋30を直立した状態でヒンジピン21bを嵌め入れ可能とする係合溝30aを形成している。カバー蓋24の場合、蓋の型構造が簡単であるので製造し易く、組付けが簡単であるのに対し、カバー蓋30の場合には、カバー蓋24と比べて開閉操作時に蓋が外れ難いというメリットがある。
図6は、カバー本体とカバー蓋との組付状態の更に他例を示す要部斜視図である。同一部材には同一符合を付して説明すると、カバー本体21のヒンジ部は係合溝21cであり、この係合溝21cは、左右の分割部材22,23の上側に設けた溝部22b,23bによって構成され、図6(b)に示すように、この係合溝21cにヒンジ部位であるカバー蓋31のヒンジピン31aを嵌め込んで、カバー蓋31を回動自在に設けると共に、カバー蓋31の被蓋状態から回動範囲にわたって前記左右の分割部材22,23を挟持し得る構造である。従って、前述したものと同様、カバー蓋31を組付けるのみで、左右の分割部材22,23の突き合わせ状態は確実に保持されることになる。この場合には、カバー蓋31とカバー本体21との組付けに際して、組付け方向に制限がなく、また、凹凸が少ないので壊れ難いというメリットがある。
また、前記分割部材22,23の突き合わせ座面22a,23aに、分割面32の長さ方向に沿って凸部並びに凹部を形成することで、これらを互いに係合させて分割部材22,23同士のより強固な組付けを行うことができる。この凸部並びに凹部は後述する二分割から成る止水栓保温部材25にも形成しており、その強固な組付けを図っている。
図2、図3に示すように、止水栓保温部材25は、左右の分割部26,27を突き合わせて構成され、止水栓17の一次側に接続する一次側配管を挿通させる一次側開口面25aと、止水栓17の二次側を挿通させる二次側開口面25b、及び止水栓17の操作ハンドル軸部17aを挿通させる開口面25cを形成している。二次側開口面25bの端部縁には突部25dを形成し、後述する配管保温部材29の上面に形成した溝部29dに嵌合するようにしている。また、ハンドル保温部材28は内部に操作ハンドル18を嵌め込んで包囲し、これを保温する。
特許文献1に記載のメータユニット用保温カバーにおいては、止水栓部蓋は一体構造であることから、一次側の配管をメータ軸心に対して水平右向き又は左向きに接続する、いわゆる横引き配管の場合、止水栓部蓋に一次側配管を挿通した上で、メータユニットの配管作業を行わなければならないが、上記止水栓保温部材25は、左右の分割部26,27により構成されていることから、メータユニットの配管接続作業後、とりわけ、カバー本体21の装着作業完了後においても、止水栓17への装着作業を行うことができる。
図2、図3に示すように、前記カバー本体(カバー部材)21の一次側端部面には切欠部21dが形成されている。この切欠部21dは装着用切欠部であり、エルボ配管部16を包囲して保温する配管保温部材29を一体的に組付けする。この配管保温部材29は上向き(垂直状)のエルボ配管部16を包囲するのに好適な構造を有しており、カバー本体21に組付けする際には、図2に示すように、配管保温部材29の底部に設けた溝部29cが、切欠部21dの平面部21fの内方縁付近に設けられた突条部21gにガイドされる状態で、配管保温部材29を平面部21f上でスライドさせた後、開口面29aの開口縁部に形成した係合片29bを前記装着切欠部21dの内壁に嵌め入れ、この装着切欠部21dから上向きに露出したエルボ配管部16を内部に収容する。なお、図中21eは、カバー本体21の二次側側面に形成された二次側開口部である。
図7は、横向きの配管部を保温する配管保温部材を示す斜視図であり、図8は、横向きの配管部を接続したメータユニットに保温カバーを装着した状態を示す斜視図である。同図に示すように、本例に示す配管保温部材33は断面L字形を呈し、右向き配管としてカバー本体21に組付けする際には、配管保温部材33の底部33eに設けた溝部33bが切欠部21dの突条部21gにガイドされる状態で、配管保温部材33を平面部21f上でスライドさせた後、カバー本体21側の開口縁部に形成したL字形の係合片33aを前記装着切欠部21dの内壁に嵌め入れ、この装着切欠部21dから横向きに露出したエルボ配管部16を内部に収容する。
配管保温部材33の一次側配管側の開口部33cは、当接部(溝部)33dに止水栓保温部材25の突部25dが嵌合・密接することにより覆われる。この状態において、止水栓保温部材25の一部は、図8、図9に示すように、カバー本体21の装着切欠部21dの平面部21fに載置されている。ここで、止水栓保温部材25は、装着切欠部21dの突条部21gの高さt分だけ、止水栓17のハンドル18側に移動できるよう、左右の分割部26,27の上面に切欠部25aを設けている。
配管保温部材33を左向き配管として、カバー本体21に組付けする際には、図7において、配管保温部材33をメータの軸心xを中心軸として、時計回りに90度回転させる。これにより、右向き配管における配管保温部材33の一次側配管側の開口部33cが底部となり、止水栓保温部材25との当接部33dがカバー本体21の突条部21gにガイドされる溝部として機能する一方、右向き配管における底部33eが一次側配管側の開口部となり、溝部33bが止水栓保温部材25との当接部(突部25dとの嵌合部)として機能し、カバー本体21の装着用切欠部21dへの装着が可能となる。この配管保温部材33を用いれば、図9、図10に示すように、メータユニット1の右向きの配管部、或は左向きの配管部が接続されている場合でも、1つの配管保温部材33で、右向き、左向きに関係なく、即座に対応することができる。ここで、図9、図10における符号40は、止水栓17の一次側に接続される配管39の保温カバーである。
また、カバー本体21と配管保温部材29,33、及び配管保温部材29,33と止水栓保温部材25とは、それぞれ嵌合構造により密接しているので、メータユニット1が外部に露出することなく、保温カバー20による保温効果を発揮できると共に、各保温部材の位置を保持することができる。なお、メータユニットに直管配管部が直線方向に敷設されている場合には、管軸方向を開口させた図示しない配管保温部材を用いて配管部を包囲し、本発明である保温カバー20を構成する。
次に、保温カバー20の取付手順について説明すると、パイプシャフトの床に立設されたアンカーボルト34をベース体4の切欠きに通して、これにナット35を用いて仮留め状態にする。一次側配管を止水栓17の上流側に、二次側配管を逆止弁15の下流側に夫々接続した後、メータユニット1をアンカーボルト34に本固定する。続いて、保温カバー20の取付けを行う。
先ず、止水栓保温部材25から取付ける。止水栓保温部材25を構成する左右の分割部26,27のうち、何れか一方を止水栓17に取付け、続いてもう一方を取付ける。このとき、分割部26,27の突き合わせ座面には、分割面に沿って凸部並びに凹部を形成しているので、強固な突き合わせ保持状態が実現される。
次いで、カバー本体21を取付ける。カバー本体21を構成する左右の分割部材22,23のうち、何れか一方をメータユニット1に取付け、続いてもう一方を取付ける。止水栓保温部材25と同様、分割部材22,23の突き合わせ座面22a,23aには、分割面32の長さ方向に沿って凸部並びに凹部を形成しているので、強固な突き合わせ保持状態が実現される。この分割部材22,23の突き合わせにより形成された上面開口部21aの上方にカバー蓋24を水平状態にして位置させ、上方からカバー蓋24のヒンジ部位24aを上面開口部21a近傍のヒンジ部21bに差し込む。これにより、分割部材22,23の突き合わせ状態は確実に保持されることになり、カバー本体21とカバー蓋24との組付けが完了する。
続いて、配管保温部材29(33)を取付ける。上向きのエルボ配管部16を包囲する場合には、前述した配管保温部材29を用意して、カバー本体21の装着切欠部21dへ嵌め込む。一方、右向き、左向きの配管部を包囲する場合には、前述した配管保温部材33を用意して、配管部の向きに対応した状態で装着切欠部21dへ嵌め込む。また、直管配管を包囲する場合には、図示しないが、例えば、断面コ字形を呈した配管保温部材を用意して、開口面を下方に向けた状態で配管部の上方から装着切欠部21dへ嵌め込む。その後、ハンドル保温部材28を操作ハンドル18に取付けて、保温カバー20の取付けが完了する。本発明である保温カバー20の取付けによって、メータユニット1には優れた保温効果が発生し、寒冷地等においても、その効果を如何なく発揮する。
次に、メータ交換時における保温カバーの取外し手順について説明する。上向きのエルボ配管部16を包囲するのに好適な配管保温部材29を装着した保温カバー20では、先ず、配管保温部材29をカバー本体21の装着切欠部21dからメータ軸心方向に取り外すと共に、カバー蓋24をカバー本体21から上方に取り外す。これらの部材を取り外すことにより、カバー本体21は左右の分割部材22,23に分割可能となり、メータユニット1から保温カバー20を取り外すことができ、メータの交換作業を容易に行うことができる。この際、止水栓保温部材25は左右の分割部材22,23に干渉しないので、取り外す必要がない。
右向きの配管部を包囲するのに好適な配管保温部材33を装着した保温カバー20では、配管保温部材33をカバー本体21の装着切欠部21dからメータ軸心方向に取り外すと共に、カバー蓋24をカバー本体21から上方に取り外す。これらの部材を取り外すことにより、カバー本体21は左右の分割部材22,23の突き合わせ保持状態は解除される。次いで、止水栓保温部材25をカバー本体21の突条部21gの高さt分だけ上方に移動することにより、カバー本体21は左右の分割部材22,23が分割可能となる。従って、止水栓保温部材25は、左右の分割部材22,23に干渉しないので、取り外す必要がない。なお、カバー本体21に突条部21gを設けない形状とすれば、止水栓保温部材25を上方に移動することなく、カバー本体21の左右の分割部材22,23が分割可能となる。
このように、本発明の保温カバー20によれば、保温カバー20を構成する保温部材相互の干渉、とりわけ、止水栓保温部材と他の保温部材との干渉なく、配管保温部材とカバー蓋を取り外すことができ、これにより、カバー本体(カバー部材)の左右の分割部材を取り外すことが可能となる。
メータユニットの一例を示した正面図である。 本発明である保温カバーの装着前の状態を示す分離斜視図である。 本発明である保温カバーの装着が完了した状態を示す断面図である。 カバー本体とカバー蓋との組付状態を示す要部斜視図である。 カバー本体とカバー蓋との組付状態の他例を示す要部斜視図である。 カバー本体とカバー蓋との組付状態の更に他例を示す要部斜視図である。 横向きの配管部を保温する配管保温部材を示す斜視図である。 横向きの配管部を接続したメータユニットに保温カバーを装着した状態を示す斜視図である。 右向きの配管部を接続したメータユニットに保温カバーを装着した状態を示す図8におけるA−A線断面図である。 左向きの配管部を接続したメータユニットに保温カバーを装着した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 メータユニット
15 逆止弁
16 配管部(エルボ配管部)
17 止水栓
18 操作ハンドル
20 保温カバー
21 カバー本体
21a 開口部(上面開口部)
21b ヒンジ部(ヒンジピン)
21d 装着用切欠部
22,23 分割部材
24 カバー蓋
24a ヒンジ部位(係合溝)
25 止水栓保温部材
29 配管保温部材
M 水道用メータ
M3 メータ表示部

Claims (1)

  1. ベース体の両側に設けた保持部のそれぞれに一次側支持機構と逆止弁を有する二次側支持機構を設け、前記一次側支持機構に接合したエルボ配管部を前記保持部より延出し、このエルボ配管部の上流側に止水栓を接続したメータユニットであって、左右の分割部材の突き合せ座面に形成した凸部と凹部を互いに係合させて前記分割部材を組付けて構成したカバー本体で水道用メータを包囲し、左右の分割部の突き合せ座面に形成した凸部と凹部を互いに係合させて構成した止水栓保温部材で前記止水栓を包囲して保温すると共に、上向きの前記エルボ配管部を包囲して保温する配管保温部材の開口縁部に形成した係合片を前記カバー本体の一次側端部面に形成した装着用切欠部に嵌め入れて係合させ、かつ、前記止水栓保温部材の二次側開口面に形成した突部を前記配管保温部材の上面に形成した溝部に嵌合保持して、前記止水栓保温部材と前記カバー本体との間に位置する前記配管保温部材で前記止水栓保温部材と前記カバー本体とを一体的に組付け保持したことを特徴とするメータユニット用保温カバー。
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