JP2012072561A - 水栓及び水栓の施工方法 - Google Patents

水栓及び水栓の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】施工性に優れた水栓及びその施工方法を提供する。
【解決手段】ステー22と、ステー22に保持される水栓本体19と、ステー22及び水栓本体19に水を供給するための配管3,5を覆うためのカバー15を備える。カバー15は複数のカバー体16〜18で構成される。ステー22、複数のカバー体16〜18のうちのステー22に取り付けられたカバー体16,17、及びステー22に取り付けられた水栓本体19を有する水栓ユニット13が構成される。水栓ユニット13のステー22に壁2に設けられた掛具48に引掛け可能な壁掛部33が形成される。水栓ユニット13に壁2に固着される壁固着部53が設けられる。カバー15は、ステー22に取り付けられるカバー体16,17とは別に、水栓ユニット13に取付けられて壁固着部53及び配管3,5を覆う他のカバー体18を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は壁に取付けられる水栓及び水栓の施工方法に関する。
従来からねじで壁に取り付けられたステーで水栓本体を支持する水栓が特許文献1により知られている。なお、以下の括弧内の符号は特許文献1における符号である。
特許文献1の水栓は、ステー(90)と水栓本体(2)に連通する配管(19)を覆うカバー(11)を有している。カバー(11)は複数のカバー体(20,42,48,49,50,70)で構成されている。このうち、配管(19)を覆う下側のカバー体(20)はねじにより壁に取付けられる。また、ステー(90)を覆う上側のカバー体のうち、背方のカバー体(42)はステーに取付けられ、その他のカバー体(42,48,49,50、70)はカバー体(42)を介してステー(90)に取付けられる。
ところで、前記従来の水栓は、水栓本体(2)及び上側のカバー体(49,50)をステー(90)に取付けてユニットを構成することができ、このユニットはステー(90)をねじにより壁に固着することで壁に取り付けることができる。このため、ステー(90)を壁に取付けた後に、ステー(90)に水栓本体(2)及びカバー体(49,50)を取付ける場合と比べて、壁等が邪魔にならず、施工が容易になる。また、予め配管(19)を覆う下側のカバー体(20)を壁に取付けておけば、ユニットを壁に固着する際にカバー体(49,50)をカバー体(20)上に載せて位置決めすることもできる。
特開2008−138397号公報
しかし、前記従来の水栓では、ユニットの位置決めにあたって、仮にユニットの重量をカバー体(20)で支持させると、強度の弱いカバー体(49,50)が変形する恐れがある。このため、ユニットをねじで壁に固着する際には、ユニットを手で支持しながらねじによりステー(90)を壁に固着する必要があり、作業が煩雑になる恐れがある。また、ユニットを壁に取付けた後は、ステー(90)のねじにより壁に取り付ける部分を隠すために上側のカバー体(48,70)を取り付ける必要があり、手間を要する。このように従来の水栓にあっては施工性に改善の余地がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、施工性に優れた水栓及びその施工方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の水栓は、ステーと、このステーに保持される水栓本体と、前記ステー及び前記水栓本体に水を供給するための配管を覆うためのカバーを備え、このカバーは複数のカバー体で構成され、前記ステー、前記複数のカバー体のうちの前記ステーに取り付けられたカバー体、及び前記ステーに取り付けられた水栓本体を有する水栓ユニットが構成され、この水栓ユニットのステーに壁に設けられた掛具に引掛け可能な壁掛部が形成されると共に、前記水栓ユニットに壁に固着される壁固着部が設けられ、前記カバーは、前記ステーに取付けられるカバー体とは別に、前記水栓ユニットに取付けられて前記壁固着部及び前記配管を覆う他のカバー体を有していることを特徴とする。
また、前記水栓ユニットは前記水栓本体に前記配管を接続するための継手を有し、前記ステーは前記継手を介して前記水栓本体を保持するものであり、前記壁固着部が前記継手に形成されることが好ましい。
また、本発明の水栓の施工方法は、ステーを覆うカバー体及び水栓本体を前記ステーに取付けてなる水栓ユニットを、前記ステーに形成された壁掛部を壁に設けられた掛具に引掛けることで仮止めし、次に、前記水栓ユニットに設けられた壁固着部を前記壁に固着し、次に、前記水栓ユニットに水を供給するための配管を接続し、この後、前記水栓ユニットに前記壁固着部及び前記配管を覆う他のカバー体を取り付けることを特徴とする。
本発明にあっては、水栓の施工性を向上できる。
本発明の実施形態の第三カバー体を取り付ける前の水栓の斜視図である。 水栓の斜視図である。 水栓の後側から見た斜視図である。 保持具により給水管及び給湯管を壁に仮止めする前の状態を示す斜視図である。 水栓本体に継手を接続する前の状態を示す斜視図である。 ステーに継手を取付ける前の状態を示す斜視図である。 水栓本体にシャワー用配管を接続する前の状態を示す斜視図である。 ステーにシャワー用配管を接続した状態を示す平面図である。 ステーに第一カバー体を取付ける前の状態を示す斜視図である。 ステーに第一カバー体を取り付けた状態を示す斜視図である。 第一カバー体及びステーに第二カバー体を取付ける前の状態を示す斜視図である。 水栓ユニットを掛具に引っ掛けた状態を示す斜視図である。 水栓ユニットを掛具に引っ掛ける前の状態を示す斜視図である。 水栓ユニットを壁に固着する前の状態を示す斜視図である。 カバーの上部を後側から見た斜視図である。
以下、本発明を添付図面に基づいて説明する。本実施形態の水栓1は浴室の壁2(図1等参照)に沿って設けられるカバー付きの湯水混合水栓である。なお、以下では、特に記載する場合を除いて、各構成部材について設置状態における方向を基準として説明する。すなわち、壁2と直交する方向を前後方向とすると共に水栓1から見て壁2側を後方として説明する。
図14に示すように浴室には水栓1に水を供給するための配管として給水管3及び給湯管5が設けられる。給水管3及び給湯管5は屈曲自在なフレキシブル管からなり、壁2に前方に突出して設けられたカウンター6の内部に通された後、壁2に沿ってカウンター6の上方に引き出される。給水管3及び給湯管5は、後述の水栓ユニット13及びカバー体18の設置前において、壁2に取り付けられた保持具7により仮保持される。
保持具7は、帯状の金属板を折曲加工して形成される。保持具7の両側には給水管3及び給湯管5の夫々を保持する水平断面溝形の保持部8が形成されている。保持具7両側の壁2に固定される部分にはねじ10を通すための左右に長い長孔11(図4参照)が形成されている。
保持具7で前記カウンター6から引き出された給水管3及び給湯管5を仮保持するには、まず図4に示すように給水管3及び給湯管5の夫々の長手方向の一部に柔軟性のあるソフトテープ12を巻き付ける。次に、給水管3及び給湯管5のソフトテープ12で巻かれた部分を対応する保持部8内に上下に通し、保持具7の各長孔11に通したねじ10を壁2にねじ込む。なお、このねじ込みは本締めせず、仮締め状態としておく。
水栓1は、図12に示す水栓ユニット13と、前記保持具7と、図1等に示される合成樹脂製のカバー体18で構成されている。
水栓ユニット13はカウンター6の上方の壁2に取り付けられる。図12のように、水栓ユニット13は、水栓本体19と、水栓本体19に設けられる継手20,21及びシャワー用配管71(図7参照)と、ステー22と、ステー22の左右両側を覆うカバー体16と、ステー22の上側を覆うカバー体17(図11参照)とで構成されている。
水栓本体19は弁装置を内蔵したシリンダー(不図示)をハウジング23内に組み込んだものである。図5のようにハウジング23の後部は後方から見て長手方向を左右方向とした矩形状に形成されている。このハウジング23の後部はカバー体16とカバー体17で上下に挟み込まれる挟込部25となっている。
挟込部25の後面両側には継手接続部72,73が設けられている。継手接続部72,73には継手20,21の夫々の下流端部が接続され、これら継手20,21により給水管3及び給湯管5の夫々はシリンダーに接続される。また、挟込部25の後面中央部には配管接続部75が設けられている。配管接続部75にはシャワー用配管71の上流端部が接続され、シャワー用配管71の下流側にはシャワーヘッド(不図示)が設けられる。
給水管3及び給湯管5から継手20,21を介して低温の水及び高温の水の夫々が前記シリンダー内に供給され、これら低温の水及び高温の水はシリンダー内で所望の割合で混合されて所望温度の水が生成される。以下、給水管3からシリンダーに供給される低温の水を「水」、給湯管5からシリンダーに供給される高温の水を「湯」、これら「水」と「湯」をシリンダー内において所望割合で混合することで得られる水を「湯水」と記載する。
図12のようにハウジング23の前部中央部には湯水を吐出するための吐水口26が下方に突出して設けられている。
ハウジング23の前部の外側面には切替ハンドル27が設けられている。切替ハンドル27を操作することで、シリンダー内で生成された湯水を、吐水口26側に供給して吐出するか、あるいはシャワー用配管側に供給してシャワーヘッドから吐出するかが切り替えられる。また、切替ハンドル27を操作することで、前記吐水口26やシャワーヘッドから吐出される湯水の量の調節も行えるようになっている。
ハウジング23の前部の前記切替ハンドル27と反対側の外側面には温度調節ハンドル28が設けられている。温度調節ハンドル28を操作することで、前記シリンダー内で混合される水と湯の割合を調節でき、これにより吐水口26やシャワーヘッドから吐出される湯水の温度が調節される。
図6のように各継手20,21は側方から見てクランク状に屈曲したソケットからなる。クランク状にすることで各継手20,21の下部に形成された前後に延びる管部29には、図示しない止水栓及びストレーナーが内装されている。
各継手20,21は下端部に下方に突出した接続口部30を有している。両継手20,21の接続口部30には給水管3の下流端部及び給湯管5の下流端部の夫々が接続される。
図12のように各継手20,21の管部29の前面には前記止水栓の操作部31が設けられている。各操作部31を操作することで、給水管3や給湯管5から水栓本体19へ給水するか否かが切り替えられる。
各継手20,21の管部29の前面は脱着可能なキャップ32で構成され、このキャップ32に前記ストレーナーが取り付けられている。継手20,21からキャップ32を取り外すことで前記ストレーナーを継手20,21から取り出して掃除等が行えるようになっている。
水栓本体19の後方に配置されるステー22は壁2に取り付けられ、継手20,21を介して水栓本体19を保持する。ステー22はステンレス製の金属板からなり、図6に示すように、左右に長い板状の壁掛部33と、壁掛部33の両側から下方に向けて突出して継手20,21が固着される継手固着部35を有している。各継手固着部35にはねじ76を通すための孔80が形成されている。一方、各継手20,21の管部29の後端部には上方に突出する被固着部78が設けられ、各被固着部78にはねじ孔79が設けられている。各継手固着部35に継手20,21を取り付けるには、、継手固着部35の孔80に後方から通したねじ76を継手20,21のねじ孔79にねじ込む。
ステー22の一方の継手固着部35の外側縁には前方に突出する配管支持部77形成されている。配管支持部77により水栓本体19の配管接続部75に接続されたシャワー用配管71が支持される。
図11に示す水栓ユニット13のカバー体16,17は、カバー体18と同様、合成樹脂成形品からなり、これらカバー体16〜18で水栓1全体のカバー15が構成されている。以下カバー体16〜18の夫々を、第一カバー体16、第二カバー体17、第三カバー体18と記載する。
第一カバー体16は、図12に示すようにステー22の両側に配置される側板部36を連結部37で一体に連結したものであり、ステー22に取り付けられる。
各側板部36はカバー15の上端部の側面を構成する。連結部37は両側板部36の下縁の前端部同士を接続する横板状に形成されている。各側板部36の下縁には内側方に突出する下縁部38が形成されている。両下縁部38の前端は連結部37の後縁の両側端部に接続され、両下縁部38の間には開口39が形成されている。
図15に示すように第一カバー体16の各側板部36の内面における後端部の上部には内側方に突出する被嵌込部40が形成されている。これに対して、図3に示すようにステー22の壁掛部33の両側端部には嵌込部41が形成されている。
第一カバー体16をステー22に取付けるには、第一カバー体16の両側板部36の被嵌込部40をステー22の対応する嵌込部41に嵌め込む。これにより各被嵌込部40は、上下方向及び前後方向の移動が規制される。また、このように第一カバー体16の各被嵌込部40をステー22の嵌込部41に嵌め込んだ状態では、ステー22の嵌込部41が第一カバー体16の側板部36の内面に当接する。従って、ステー22の嵌込部41により、第一カバー体16の両側板部36の内側方への移動が規制される。
このようにステー22に取り付けられた第一カバー体16は、図12に示すように連結部37の前縁部が水栓本体19の挟込部25の下面後縁部に当接して重ねられる。また、第一カバー体16の両側板部36の前縁部が水栓本体19の挟込部25の両側面後端部に重ね合わされる。また、前記ステー22に取付けられた継手20,21は、その下部が第一カバー体16の開口39を介して下方に突出する。
図10に示すように第一カバー体16の一方の側板部36(図示例では向かって左側の側板部36)には、シャワー用配管71の下流側を水栓ユニット13から引き出すための孔42が形成されている。
図11に示す第二カバー体17は第一カバー体16及びステー22に取り付けられる。第二カバー体17はカバー15の上端面を構成し、第一カバー体16の両側板部36の間に形成された空間の上方を覆う。
図15のように第二カバー体17の下面両側の前後2箇所には、下方に突出する側面視L字状の被掛合部43が形成されている。一方、第一カバー体16の各側板部36の内面の前後2箇所には内側方に突出する掛合部45が形成されている。第二カバー体17を第一カバー体16に取り付けるには、第二カバー体17の各被掛合部43を第一カバー体16の対応する掛合部45に掛合する。
第二カバー体17の後端部中央には下方に突出する側面視略L字状の掛止部46が形成されている。また、図3に示すようにステー22の壁掛部33の左右方向中央部には掛孔47が形成されている。前記第二カバー体17を第一カバー体16に取付けた状態では、第二カバー体17の掛止部46の先端部がステー22の掛孔47の上縁部に掛止される。
このように第二カバー体17を第一カバー体16に取付けた状態では、図13等に示すように第二カバー体17の前縁部下面が水栓本体19の挟込部25の後端部の上面に当接して重ねられる。これにより、水栓本体19の挟込部25は、第一カバー体16の連結部37と第二カバー体17とで上下に挟まれる。
水栓ユニット13の組立は例えば以下のように行われる。まず、図5に示す水栓本体19に継手20,21を接続して図6のようにし、この後、各継手20,21をステー22に取付けて図7のようにする。次に、水栓本体19にシャワー用配管71を接続すると共に、シャワー用配管71を配管支持部77で支持して図9のようにする。次に第一カバー体16をステー22に取付けて図10のようにし、この後、第二カバー体17を第一カバー体16及びステー22に取り付ける。なお、これらの施工方法は前述した通りである。
水栓ユニット13を壁2に取付けるにあたって、図13のように壁2には掛具48が左右に二個並べて設けられる。各掛具48は筒状のスペーサーからなり、その外周面には周方向に亘って溝49が形成されている。各掛具48を壁2に取付けるには、ねじ51を筒状の掛具48の内側の孔に前方から通して壁2に固着する。
図3のようにステー22の壁掛部33の両側には壁掛孔52が形成されている。各壁掛孔52は下部よりも上部の孔幅を小さくしただるま孔からなる。また、各継手20,21の下部には壁固着部53が形成されている。壁固着部53は継手20,21の後端部から左右両側に向けて突出している。各壁固着部53にはねじ55(図14参照)を挿通させるための孔56が形成されている。
水栓ユニット13は以下のように壁2に取付けられる。まず、ステー22両側の壁掛孔52の下部に、対応する掛具48を挿入する。次に、水栓ユニット13を壁2に沿って下方に移動して、各掛具48を壁掛孔52の上部に配置する。これにより、各掛具48の溝49に壁掛孔52の上縁部が嵌まり、ステー22の壁掛部33が両掛具48に引掛けられて、図12のように水栓ユニット13が壁2に仮止めされる。この後、各継手20,21の各壁固着部53の孔56に前方から通したねじ55(図14参照)を壁2に固着することで、水栓ユニット13が壁2に本固定される。
水栓ユニット13が壁2に取付けられた後、水栓ユニット13の継手20,21の接続口部30には、図1のように前記保持具7により仮保持された給水管3及び給湯管5の夫々の下流端部が接続される。
このように給水管3及び給湯管5を継手20,21に接続した後、保持具7に通した各ねじ10が本締めされ、保持具7により給水管3及び給湯管5の夫々が壁2に本固定される。
この後、第三カバー体18が、第一カバー体16と保持具7の両者に脱着可能に取付けられ、カウンター6とこの上方の水栓ユニット13の間に配置される。
第三カバー体18は、図3に示すように前面部57から両側面部58及び下面部59を後方に突出したものであり、上方及び後方に開口している。下面部59の両側には、カウンター6から上方に引き出した給水管3及び給湯管5の夫々を通すための切欠60が形成されている。
第三カバー体18の各側面部58の下部内面には上下に長い凹部からなる被嵌合部61が形成されている。また、図1に示すように、保持具7の左右両端部には被嵌合部61が嵌合される嵌合部62が形成されている。
図2のように第三カバー体18の前面部57は、下部が鉛直であるのに対して上部が上方程前方に位置するよう傾斜している。図1のように前面部57の上端部両側には後方に向けて突出する被差込部63が形成されている。前面部57の上端部中央には後方に向けて突出して先端に爪部66を有する引掛部65が形成されている。また、図15のように第三カバー体18の各側面部58の上端部には、内側方に突出する背面視逆L字状の被挿入部67が形成されている。
図12に示すように、第一カバー体16の連結部37の後縁部には下方に突出する後縁部68が形成されている。後縁部68の両側端部には前方にリブを突出することで前側が開口した差込溝69が形成されている。また、第一カバー体16の各下縁部38の後端部には、下方に曲片を突出して前方に開口する挿入溝70が形成されている。各挿入溝70は正面視逆L字状に形成されている。
第三カバー体18を第一カバー体16と保持具7に取り付けるには、図1のように第三カバー体18を上側が前側に位置するよう傾斜させて、第三カバー体18の凹状の各被嵌合部61に保持具7の各嵌合部62の先端部を嵌め込む。続いて、第三カバー体18の上部を前方に押し込んで、第三カバー体18の各被差込部63及び各被挿入部67を、第一カバー体16の対応する差込溝69及び挿入溝70に前方から差し込む。同時に図15のように第三カバー体18の引掛部65を第一カバー体16の後縁部68の下方に差し入れる。
上記により、第三カバー体18の各被嵌合部61に保持具7の各嵌合部62が嵌合して、第三カバー体18の下部の前後方向の移動が規制される。また、第三カバー体18の各被差込部63及び各被挿入部67が、第一カバー体16の差込溝69及び挿入溝70に差し込まれて、第三カバー体18が第一カバー体16で支持される。また、第三カバー体18の引掛部65の爪部66が第一カバー体16の後縁部68の後面に引掛かり、これにより第三カバー体18の前方への移動が規制される。
このように第三カバー体18を第一カバー体16と保持具7に取り付けると、第三カバー体18によって、継手20,21の夫々の下部、給水管3、給湯管5、及び保持具7が覆われる。すなわち、第一カバー体16、第二カバー体17、及び第三カバー体18の三者で構成されたカバー15全体では、前後方向において水栓本体19と壁2の間に配置された、ステー22、継手20,21、給水管3、給湯管5、掛具48、及び保持具7の全てが覆い隠される。
カバー15の上端部は水栓ユニット13の第一カバー体16及び第二カバー体17で構成され、同部は前記第三カバー体18よりも前方に突出する。
第三カバー体18を第一カバー体16と保持具7から取り外すことで、各継手20,21の下部、給水管3及び給湯管5等を露出させることができる。このため、継手20,21に設けられた止水栓の操作、ストレーナーの清掃、水漏れチェック等の点検作業を容易に行うことができる。
以上説明した本実施形態の水栓1は、ステー22、複数のカバー体16〜18のうちのステー22に取り付けられたカバー体16,17、及びステー22に取り付けられた水栓本体19を有する水栓ユニット13が構成される。そして、水栓ユニット13のステー22に壁2に設けられた掛具48に引掛け可能な壁掛部33が形成されると共に、水栓ユニット13に壁2に固着される壁固着部53が設けられる。このため、水栓1の施工の際には、水栓ユニット13の強度の高いステー22に形成された壁掛部33を壁2に設けられた掛具48に引掛けて仮止めした状態で、水栓ユニット13に設けられた壁固着部53を壁2に固着することができる。また、カバー15は、ステー22を覆う第一カバー体16及び第二カバー体17とは別に、水栓ユニット13に取付けられて壁固着部53と水栓本体19に水を供給する配管(給水管3及び給湯管5)を覆う第三カバー体18を有している。このため、水栓ユニット13を壁2に固着した後に配管3,5を水栓本体19に接続し、この後、配管3,5を覆う第三カバー体18を取り付けることができる。
すなわち、本実施形態の水栓1の施工方法は、まず水栓ユニット13をステー22に形成された壁掛部33を壁2に設けられた掛具48に引掛けることで仮止めし、次に、水栓ユニット13に設けられた壁固着部53を壁2に固着する。次に、水栓ユニット13に配管3,5を接続し、この後、水栓ユニット13に壁固着部53及び配管3,5を覆う第三カバー体18を取付けるものである。
従って、水栓ユニット13の壁固着部53を壁2に固着する際には水栓ユニット13を手で保持する必要がなく、水栓ユニット13を壁2に簡単に取り付けることができる。また、配管3,5を覆う第三カバー体18で水栓ユニット13の壁固着部53を覆うことができ、別途、壁固着部53を覆うためだけにカバー体を取付ける必要がない。このように本実施形態の水栓1は施工性に優れたものとなっている。
また、水栓ユニット13は水栓本体19に配管3,5を接続するための継手20,21を有し、ステー22は継手20,21を介して水栓本体19を保持するものである。このため、水栓本体19、ステー22、第一カバー体16、及び第二カバー体17を壁2に取付ける前に、継手20,21を水栓本体19に接続すると共にステー22に取り付けることができ、継手20,21の施工が容易になる。また、壁固着部53を配管3,5が接続される継手20,21に設けることで、配管3,5を覆う第三カバー体18で覆われる位置に壁固着部53を配置できる。
なお、本実施形態の水栓1は湯水混合水栓であるが、水又は湯のみを吐出する水栓であってもよく、すなわち、この場合は水供給用の配管として給水管3又は給湯管5の一方のみが設けられることとなる。また、本実施形態のステー22は継手20,21を介して水栓本体19を保持するものであるが、ステー22は水栓本体19を直接保持するものであってもよい。また、前記水供給用の配管3,5は継手20,21を介さず直接水栓本体19に接続されるものであってもよい。また、本実施形態ではカバー15を第一〜第三カバー体16〜18で構成したが、2又は4以上のカバー体でカバーを構成してもよい。また、水栓ユニット13において壁2に固着される壁固着部53を継手20,21に設けたが、ステー22等、その他の水栓ユニット13を構成する部材に壁固着部53を設けても構わない。また、第三カバー体18は第一カバー体16に取付けたが、水栓ユニット13の第一カバー体16以外の部材に取り付けても構わない。
2 壁
3 給水管
5 給湯管
13 水栓ユニット
15 カバー
16 第一カバー体
17 第二カバー体
18 第三カバー体
19 水栓本体
20 継手
21 継手
22 ステー
33 壁掛部
48 掛具
53 壁固着部

Claims (3)

  1. ステーと、このステーに保持される水栓本体と、前記ステー及び前記水栓本体に水を供給するための配管を覆うためのカバーを備え、このカバーは複数のカバー体で構成され、前記ステー、前記複数のカバー体のうちの前記ステーに取り付けられたカバー体、及び前記ステーに取り付けられた水栓本体を有する水栓ユニットが構成され、この水栓ユニットのステーに壁に設けられた掛具に引掛け可能な壁掛部が形成されると共に、前記水栓ユニットに壁に固着される壁固着部が設けられ、前記カバーは、前記ステーに取付けられるカバー体とは別に、前記水栓ユニットに取付けられて前記壁固着部及び前記配管を覆う他のカバー体を有していることを特徴とする水栓。
  2. 前記水栓ユニットは前記水栓本体に前記配管を接続するための継手を有し、前記ステーは前記継手を介して前記水栓本体を保持するものであり、前記壁固着部が前記継手に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の水栓。
  3. ステーを覆うカバー体及び水栓本体を前記ステーに取付けてなる水栓ユニットを、前記ステーに形成された壁掛部を壁に設けられた掛具に引掛けることで仮止めし、次に、前記水栓ユニットに設けられた壁固着部を前記壁に固着し、次に、前記水栓ユニットに水を供給するための配管を接続し、この後、前記水栓ユニットに前記壁固着部及び前記配管を覆う他のカバー体を取り付けることを特徴とする水栓の施工方法。
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