JP2011117261A - 水栓 - Google Patents

水栓 Download PDF

Info

Publication number
JP2011117261A
JP2011117261A JP2010001025A JP2010001025A JP2011117261A JP 2011117261 A JP2011117261 A JP 2011117261A JP 2010001025 A JP2010001025 A JP 2010001025A JP 2010001025 A JP2010001025 A JP 2010001025A JP 2011117261 A JP2011117261 A JP 2011117261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
outer tube
faucet
water discharge
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010001025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5604113B2 (ja
Inventor
美保 ▲くわ▼田
Miho Kuwata
Atsushi Imai
敦司 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAKUDAI KK
Kakudai Mfg Co Ltd
Original Assignee
KAKUDAI KK
Kakudai Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAKUDAI KK, Kakudai Mfg Co Ltd filed Critical KAKUDAI KK
Priority to JP2010001025A priority Critical patent/JP5604113B2/ja
Publication of JP2011117261A publication Critical patent/JP2011117261A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5604113B2 publication Critical patent/JP5604113B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

【課題】外観的に優れ、疲労、摩擦等による漏水を来す心配の無い水栓を提供する。
【解決手段】水栓は、水栓本体11と、水栓本体11から吐水するための吐水パイプ12とを備えている。吐水パイプ12は、内外二重構造の外管41および内管42を有している。外管41の先端部に着脱自在に取付られている。内管42の基端部が水栓本体11に、その先端部が吐水ヘッド43にそれぞれ通水可能に接続されている。外管41は、剛性を有している。内管42は、撓性を有している。外管41の周方向の一部に、外管軸方向にのびかつ先端開放スリット51が形成されている。外管41の先端部から吐水ヘッド43を取外した状態で、内管42の撓みにともない、スリット51を通じて、外管41から内管42が引出し可能である。
【選択図】図1

Description

この発明は、水栓、とくに、シャワーヘッド等の先端吐水部の位置を任意に変更できるようにした水栓に関する。
この種の水栓としては、吐水パイプがフレキシブルパイプによって構成されており、吐水パイプの先端にシャワーヘッドが取付られているものが知られている。
この水栓では、シャワーヘッドの重みで吐水パイプが垂れ下がることがあった。そのため、吐水パイプの付け根が金属疲労等によって破損する恐れがあった。さらに、フレキシブルパイプ露出しているため、見た目が悪かった。
他の水栓としては、吐水パイプが、螺旋管およびインナーチューブよりなる撓性ホースによって構成されており、吐水パイプを、U字状に屈曲させた状態で、シンク裏側等のスペースに引出可能に収納し、引出口を通じて吐水パイプを引出して使用するようにしたものが知られている。
この水栓では、吐水パイプの引入・引出時に、吐水パイプが引出口縁部との摩擦等によって損傷し、漏水を起こす恐れがあった。漏水を起こした場合、吐水パイプの、スペース内にある部分はメンテナンスが容易ではない。さらに、漏水によってフローリングが損害を受けると、その損害による経済的負担が大であった。
この発明の目的は、外観的に優れ、疲労、摩擦等による漏水を来す心配の無い水栓を提供することにある。
この発明による水栓は、水栓本体と、水栓本体から吐水するための吐水パイプとを備えており、吐水パイプは、内外二重構造の外管および内管を有しており、外管の先端部に吐水ヘッドが着脱自在に取付られており、内管の基端部が水栓本体に、その先端部が吐水ヘッドにそれぞれ通水可能に接続されており、外管は、剛性を有しており、内管は、撓性を有しており、外管の周方向の一部に、外管軸方向にのびかつ先端開放スリットが形成されており、外管の先端部から吐水ヘッドを取外した状態で、内管の撓みにともない、スリットを通じて、外管から内管が引出し可能であるものである。
この発明による水栓では、撓性内管の先端部が吐水ヘッドを介して剛性外管によって支持されるから、内管がその重みで垂れ下がる心配が無い。さらに、外管内の内管は、外管の内面にそう伸張状態であり、引出時には、スリットを通じて、内管の撓みによって、その半径方向に引出されるため、外管に対する内管の摩擦を可及的に低減することができ、摩擦等によって、内管が損傷して漏水することを防止できる。
さらに、外管の少なくとも一部に、外向き凸状屈曲部が設けられており、スリットは、屈曲部の内面側をのびていると、外管の屈曲部に内管がそわされた状態では、内管の自重による撓みを防止することができ、引出に際しては、内管の先端側から順次引出されるため、スリットから内管をスムースに引出ことができる。
また、外管および内管の基端部は、外管および内管の対応する軸線周りにそれぞれ回転自在に水栓本体に支持されていると、吐水ヘッドの位置を、水平面内に自在に変更することができ、便利である。
また、外管および内管の先端部と、吐水ヘッドとは、外管および内管の対応する軸線周りにそれぞれ相対回転自在であると、吐水ヘッドの向きを、吐水ヘッドが外管の先端部に取付られているか、否かに関わりなく、その軸線の周りまわりに自在に回転させることができる。
また、スリットにカバーが被覆されており、カバーは、スリット長手方向にのびかつ相対させた縁部を有する一対のカバー半体を備えており、各カバー半体は、撓み性を有しており、各カバー半体の撓みにともない、同両縁部間を、内管が通過可能であるから、外管内の内管は、カバーによって隠されることになり、内管を保護することができ、同時に、吐水パイプの美観を向上させることがてきる。
また、外管が、その長さ方向において、スリットの無い閉鎖管部およびスリットの有る開放管部に区画されており、開放管部において、スリットを除いて、内管を取囲む部分が、内管保護用合成樹脂によって形成されていると、外管に対する内管の接触による損傷を防止することができる。
また、外管の先端部に吐水ヘッドが取付られた状態で、外管の先端部に差込解除自在に差込まれかつ内管を通した差込筒部が吐水ヘッドに設けられており、差込筒部の周壁に、差込筒部の差込解除方向の移動を規制するためのストッパが設けられており、ストッパは、差込筒部の外面に対して出入自在であり、外管の先端部内面に、出入するストッパを進退させうる凹所が形成されており、凹所に対するストッパの進退によって、ストッパが作動・解除しうるようになされていると、外管に対する吐水ヘッドの着脱を容易に行うことがき、同時に、外管に吐水ヘッドが取付られた状態で、吐水ヘッドの不用意な脱落を防止することができる。
この発明によれば、外観的に優れ、疲労、摩擦等による漏水を来す心配の無い水栓が提される。
この発明による水栓の破砕断面を含む側面図である。 同水栓の水栓本体部周辺を示す垂直縦断面図である。 同水栓の外管基端部を示す斜視図である。 同水栓の外管先端部および吐水ヘッドを示す分解斜視図である。 図4に示す部分の垂直縦断面図である。 図5のV−V線にそう水平縦断面図である。 他の実施例による水栓を示す図2相当の垂直縦断面図である。 さらに他の実施例による水栓を示す図1相当の側面図である。 図8に示す水栓の拡大横断面図である。 図8に示す水栓の変形例を示す図9相当の拡大横断面図である。 図8に示す水栓の他の変形例を示す図9相当の拡大横断面図である。 同水栓の外管の変形例を示す斜視図である。 図12に示す外管の拡大横断面図である。 図13に示す外管の変形例を示す拡大横断面図である。 同水栓の外管の他の変形例を示す斜視図である。 同水栓の外管のさらなる他の変形例を示す斜視図である。 同水栓の外管に対する吐水ヘッドの取付構造の変形例を示す図4相当の分解斜視図である。 同取付構造の他の変形例を示す図4相当の分解斜視図である。 同取付構造の要部拡大断面図である。 同取付構造のさらなる他の変形例を示す図4相当の分解斜視図である。 外管に対する吐水ヘッドのアタッチメントを示す斜視図である。 同アタッチメントの変形例を示す斜視図である。
図1を参照すると、水栓は、湯水混合栓であって、水栓本体11と、水栓本体11から吐水するための吐水パイプ12とを備えている。
水栓本体11は、図2に詳細に示すように、互いに並行して上向きにのびている冷水ポート21および湯水ポート22を有している。冷水ポート21および湯水ポート22の上端は、ミキシングカートリッジ23に接続されている。ミキシングカートリッジ23は、操作ハンドル24を有しかつ混合水チャンバ25に連通させられている。混合水チャンバ25の頂壁には給水口26が設けられている。給水口26を取り囲んで、混合水チャンバ25の頂壁には上方突出垂直筒状ソケット27が設けられている。ソケット27の周壁外側には抜止ボルト28が貫通状にねじ込まれている。
ソケット27には垂直筒状ロータリコネクタ31の下部がはめ入れられている。コネクタ31外面の下端寄りの部分には、抜止ボルト28の先端部をはめ入れた環状ガイド溝32がコネクタ31の軸線周りの回転を自在とするように形成されている。コネクタ31内面の下端寄りの部分には縮径部33が設けられている。縮径部33を挟んでその上側に上部段付孔34が、その下側に下部段付孔35がそれぞれ形成されている。
吐水パイプ12は、内外二重構造の外管41および内管42と、外管41の先端部に着脱自在に取付られかつ内管42の先端部に通水可能に接続されている吐水ヘッド43とよりなる。
外管41は、横断面方形状鋼管を略逆L字状に屈曲したもので、上向き凸のアーチ状屈曲部41Wを有しかつ内壁41a、外壁41bおよび左右一対の側壁41cよりなる。
外管41の基端部において、ソケット27上端面および外管41基端面がスリップワッシャ44を介して重ね合わされるように外管41の基端部がコネクタ31の上方突出部にはめ被せられている。この状態で、外管41の内外両側壁41a、41bがコネクタ31の上方突出部を内外から挟んでいる。外管41外壁41bおよびコネクタ31の重ねあわされた部分は、止めボルト45によって固定されている。
図1に加えて、図4を参照すると、外管41内壁41aの先端から基端近くにかけて、内壁41aのほぼ全体が除去され、これにより、外管41に先端開放スリット51が形成されている。スリット51の左右両縁部開放端には一対のガイド52が左右対向突出状に形成されている。外壁41b内面の先端近くには一対の円形状窪み53が形成されている。これらのガイド52および窪み53を含む外管41の先端部が嵌合凹部54を形成している。
内管42は、螺旋鋼管製撓みホース61と、撓みホース61内に挿入されて、基端部および先端部を撓みホース61外にそれぞれ突出させている弾性材製通水ホース62とよりなる。
撓みホース61の基端部は、上部段付孔34内に相対回転自在に挿入されている。通水ホース62の基端部には基端パイプ63がかしめ止められている。基端パイプ63外面の長さの中程には鍔64が設けられている。この鍔64が下部段付孔35内に挿入されて、混合水チャンバ25頂壁の頂面および下部段付孔35底面で挟まれ、これにより、通水ホース62の基端部の抜け止めが果たされている。この状態で、基端パイプ63の、鍔64より上方部分が縮径部33に通され、その下方部分が給水口26に通されている。
図5および図6を参照すると、通水ホース62の先端部には先端パイプ65がかしめ止められている。先端パイプ65は、基端パイプ63と同じ構造のもので、外面に鍔66を有している。
吐水ヘッド43は、下向き吐水口71を有するヘッド本体72と、ヘッド本体72から一側方に突出状に設けられかつ嵌合凹部54に出入自在に差し込まれている略直方体状差込ブロック73とよりなる。差込ブロック73は、嵌合凹部54内面と合致させられた周面を有し、嵌合凹部54に対応する嵌合凸部を形成している。
ヘッド本体72には、吐水口軸線と直交する方向にのびかつ吐水口71に連通させられた連通ポート74が形成されている。連通ポート74の開口縁部には段付孔75が形成されている。
差込ブロック73には、連通ポート74と一直線上に連通させられたホース孔81が形成されている。ホース孔81の長さの中程には縮径部82が設けられている。縮径部82よりも置くであって、ホース孔81の基部に連通させられるように下方開放部83が形成されている。
ホース孔81の縮径部82より先端側には、撓みホース61の先端部が相対回転自在に挿入されている。先端パイプ65の鍔66より先端側が連通ポート74に挿入され、その鍔66は、段付孔75内に挿入されている。下方開放部83には略逆U字状固定具84が挿入されている。固定具84の平行線状部によって、段付孔75とは反対側から鍔66が押さえられ、これにより、通水ホース62先端部の抜け止めが果たされている。
差込ブロック73の頂面には、両窪み53にはめ入れられた一対のストッパ91が備えられている。両ストッパ91は、連通ポート74を挟んでその両側を互いに平行にのびた一対の上下貫通状ばね孔92の上端開口縁部に進退自在に保持されかつ同ばね孔92に挿入された圧縮コイルばね93によって進出側に付勢されている。
差込ブロック73の両側面および底面の交差する部分にそって、一対のガイド溝94がそれぞれ形成されている。各ガイド溝94は、外管41の対応する側のガイド52と外管41軸方向にスライド自在にはめ合わされている。
水栓の使用に際し、外管41に吐出ヘッド43を取付けた状態で、外管41の内面に内管42がそわされ、外管41の屈曲部41Aにそって内管42もアーチ状に屈曲させられている。この内管42のアーチ状屈曲部により、内管42の保形性が保たれる。ガイド52およびガイド溝94のはめ合いによって、外管41から吐出ヘッド43が不用意に取外される心配は、無い。操作ハンドル24によって、冷水、湯水またはこれらの混合水が吐出口71から吐出され、また、吐出停止される。外管41の押動によって、外管41とともにコネクタ31が回転させられ、コネクタ31とともに内管42が外管41と同時に回転させられる。
吐出ヘッド43を手前側に引っ張り、嵌合凹部54から差込ブロック73を引出せば、外管41から吐出ヘッド43が取外される。この場合、窪み53からストッパ91が抜き出され、ガイド52にそってガイド溝94がスライドさせられ、吐出ヘッド43がスムースに移動させられる。外管41から吐出ヘッド43が取外された状態で、吐出ヘッド43をさらに手前に引っ張ると、吐出ヘッド43の移動にともない、外管41から内管42がその撓性によってスムースに引出される。逆の手順によって、外管41内に内管42が収納される。
そして、以下に、上記水栓の様々なバリエーションを説明する。以下の説明において、上記した部分と対応するカ所には、同一の符号を付し、重複説明は、省略するものとする。
図7には、一般的なJIS規格水栓の水栓本体111が示されている。この水栓本体111のソケット111A外面には雄ねじ112が形成されている。ソケット111A内面の段113の上には環状Uパッキン114が載置されている。このUパッキン114は、JIS規格によれば、パッキン押さえによって押さえられることになるが、この例では、筒状ホース受金具115によって押さえられている。ホース受金具115には、通水ホース62の基端パイプ63が回転自在にはめ入れられている。ホース受金具115の外面上端部には、水栓本体111上端面で受けられたフランジ116が設けられている。フランジ116上には、図2に示すコネクタ31とは別構造のロータリコネクタ117が載置されている。コネクタ117の内面下部には縮径部118が設けられている。コネクタ117内面の縮径部118上方に撓みホース61の基端部が回転自在にはめ入れられている。通水ホース62の基端部は、縮径部118を介してホース受金具115まで達している。コネクタ117外面下端部にはフランジ119が設けられている。ホース受金具115およびコネクタ117のフランジ116、119同士を重ね合わせた状態で、これを、雄ねじ112にねじはめられた押さえナット121によって緩く締付けている。外管41は、コネクタ117に止ねじ122によって固定されている。
図8および図9を参照すると、外管41に、カバーベース131と、カバーベース131と一体化されかつスリット51に被覆されている目隠し用カバー132とが備えられている。
カバーベース131およびカバー132は、軟質合成樹脂によって、全体として、屈曲状角筒体をなして、スリット51を除いて、外管41の内面に止ねじ133によって密着状に固定されている。
カバーベース131は、外管41の外壁41bおよび両側壁41cに対応して、横断面コ字状をなしている。
カバー132は、スリット51を含めて、外管41の内壁41aに対応しかつカバーベース131の両開口縁部に先端縁部同士を相対させるように連なる一対の平板状カバー半体132Aよりなる。
外管41に吐水ヘッド43が取付られた状態では、内管42は、カバー132に隠されていて、内管42を外から見ることはできない。
外管41から吐水ヘッド43を取外し、スリット51から内管42を引出す場合、内管42が両カバー半体132Aの先端対向縁部を押動し、各カバー半体132Aの撓みによって、その押動部分が拡げられて、その拡げられた部分を内管42が通過させられる。
図10に、カバー132の別の態様が示されている。この態様のカバー132では、各カバー半体132Aの基部に、これと一体的に横断面略U字状挟持部134が設けられている。各カバー半体132Aの挟持部134は、スリット51の長手方向開口縁部であって、外管41の対応する側の各側壁41cの自由縁部に挟み止められている。
図11は、カバー132のさらなる別の態様を示すものである。図11では、上記外管41の両側壁41cが基部を残して除去され、外壁41bのみが残されている。外壁41bの内面に、これによって、上記カバーベース131の外面の全体が当てられている。カバーベース131の内面には、これにそって、帯板状補強板135が当てられている。カバーベース131および補強板134は、止ねじ136によって、外壁41bに固定されている。
つぎに、外管41のバリエーションを説明する。
図12に、2ピース構造の外管41が示されている。すなわち、外管41は、上記外管41と同一の材料の鋼管製外管本体41Aおよび合成樹脂製スリット形成体41Bよりなる。 外管本体41Aおよびスリット形成体41Bは、全体として、その長さ方向において、スリット51の無い閉鎖管部Pcおよびスリット51の有る開放管部Poに区画されている。
閉鎖管部Pcは、上記外管41の相当部分と実質的に同一構造のものである。開放管部Poは、その半径方向において、外面部材141および内面部材142に分割されている。
図13に詳細に示すように、外面部材141は、横断面コ字状をなすものであって、その占有領域において、上記外管41の外壁41b全体に相当する外面底壁141aと、これの両縁部に隣接して、上記外管41の両側壁41cの一部に相当する一対の外面側壁141bとよりなる。外面部材141の全体が凹状嵌合部143を形成している。
内面部材142は、横断面コ字状に成形され、同外面底壁141aに内側から重ね合わされた内面底壁142aと、上記外管41の両側壁41cから、外面側壁141bを除いた残りの側壁41cに相当しかつ外面側壁141bと面一となされた一対の内面側壁142bとよりなる。内面底壁142aおよびこれに隣接する内面側壁142bの一部によって、凸状嵌合部144が構成されている。凹状嵌合部143および凸状嵌合部144がはめ合わされた状態で、止ねじ145によって、外面部材141および内面部材142が相互に固定されている。両内面側壁142bの開口は、スリット51を形成している。
図14に示すように、凹状嵌合部143および凸状嵌合部144に相互に係止された抜止め突起146、147が形成されていると、止ねじ145による固定は不要となる。
図15は、3ピース構造の外管41を示すものである。この3ピース構造の外管41は、上記2ピース構造の外管41と同様に、外管本体41Aおよびスリット形成体41Bよりなる。
外管本体41Aは、さらに、筒状本体41Aaおよび板状本体41Abに2分割されている。筒状本体41Aaは、長尺角パイプ材を所要長さにカットしたものである。板状本体41Abは、平坦状帯板を屈曲形成したものである。筒状本体41Aaおよび板状本体41Abは、止めねじ151によって相互に固定されている。
外管本体41Aを2分割構造とすることによって、製造コストに低減設計の自由度が図れる。角パイプに代えて、丸パイプを採用しても良く、平坦状帯板を丸棒としてもよい。
一方、この3ピース構造の外管41を、長さ方向から観察すると、2ピース構造の外管41と同様に、スリット51の無い閉鎖管部Pcおよびスリット51の有る開放管部Poに区画することができる。スリット形成体41Bは、2ピース構造の外管のものに類似する。
図16では、4ピース構造の外管41が示されている。この4ピース構造の外管41においても、上記2ピース構造および3ピース構造の外管41と同様に、外管本体41Aおよびスリット形成体41Bよりなる構成が採用されている。さらに、外管41は、閉鎖管部Pcおよび開放管部Poに区画されている。
外管本体41Aは、大径パイプ状本体41Aaおよび小径パイプ状本体41Abよりなる。大径パイプ状本体41Aaは、横断面略円形状アルミニウム押出型材よりなる。大径パイプ状本体41Aaの外面の一部には長手方向突条161が設けられている。突条161の先端部には横断面半円形状抜止突起162が設けられている。小径パイプ状本体41Abは、横断面円形状鋼管よりなる。小径パイプ状本体41Abの周壁の一部には長手方向条溝163が形成されている。
大径パイプ状本体41Aaおよび小径パイプ状本体41Abの連結は、双方を長手方向に相対移動させることによって、抜止突起162を小径パイプ状本体41Ab内に収容され、突条161が条溝163に通されることによる。
スリット形成体41Bは、長尺部材41Baおよび短尺部材41Bbよりなる。長尺部材41Baは、横断面略C字状軟質合成樹脂成型品よりなる。長尺部材41Baの頂点には、大径パイプ状本体41Aaの突条161および抜止突起162の横断面と同一横断面をもつ突条164および抜止突起165が設けられている。短尺部材41Bbは、硬質合成樹脂または亜鉛ダイキャスト成型品よりなる。短尺部材41Bbは、長尺部材41Baの横断面と同一の横断面をもつもので、突条166および抜止突起167を有している。
小径パイプ状本体41Abに、長尺部材41Baおよび短尺部材41Bbを連結するための手順は、大径パイプ状本体41Aaおよび小径パイプ状本体41Abを連結する場合に準じる。
スリット形成体41Bを、長尺部材41Baおよび短尺部材41Bbに2分割することによる利点は、外管41に対する吐水ヘッド43の取付構造を変更する場合、長尺部材41Baはそのままにしておいて、短尺部材41Bbだけを変更すれば、その変更に対応しうる。
つづいて、吐水ヘッド43のバリエーションを説明する。
図17に示す吐水ヘッド43では、図4に示す吐水ヘッド43の差込ブロック73に代えて、外管41先端部にはめ入れ可能とする横断面方形状差込筒201が設けられている。差込筒201の頂壁から、これに続くヘッド本体72の一部にかけて、略U字状スリット202が形成されている。スリット202によって囲まれた部分には、片持方形状弾性変形部203が形成されている。弾性変形部203の先端部には横断面略三角形状ストッパ204が設けられている。弾性変形部203の基端部には、複数の並列状滑止用突条205が設けられている。
一方、外管41先端部内面には、図4に示すくぼみ53に代わり、ストッパ204を係合させるための凹所206形成されている。
外管41から吐水ヘッド43を取外した状態では、ストッパ204の先端部分は、差込筒201頂面から突出させられている。外管41先端部に差込筒201をはめ入れると、外管41内面によってストッパ204が押下げられ、ストッパ204が凹所206に達すると、ストッパ204の変形が解放されて、ストッパ204が凹所206に係合される。
逆に、外管41から吐水ヘッド43を取外す場合、突条205の部分を押すと、弾性変形部203の先端部分がストッパ204とともに下げられ、ストッパ204および凹所206の係合が解除される。
図18に示す吐水ヘッド43の差込筒211の頂壁には、一対のスリット212が形成されている。両スリット212は、差込筒211の基端から先端にかけて、互いに平行にのびかつ差込筒211先端に開放されている。両スリット212の内側には帯状弾性変形部213が設けられている。弾性変形部213の先端にはストッパ214が設けられている。各スリット212の外側にはこれと平行に一対の逃げ溝215が形成されている。
一方、外筒41先端部の頂壁には開口部221が形成されている。開口部221は、正対視方形状のもので、外筒先端側縁部には係合突起222を有している。開口部221にはストッパ解除用スライドスイッチ223が被覆されている。スライドスイッチ223は、開口部221の周縁部上面に摺接させられた平板状のものである。スライドスイッチ223下面には、開口部221の縦方向縁部を摺動自在に抱きかかえた一対のガイド224が垂下状に設けられている。各ガイド224およびこれと相対する開口部221縁部間には圧縮コイルバネ225が介在させられている。両ガイド224間にはストッパ解除用押動カム226が下方突出状に設けられている。押動カム226は、傾斜状押動面227を有している。
外管41から吐水ヘッド43を取外した状態では、スライドスイッチ223は、バネ225によって、外管41先端部から遠去かる方向に付勢されている。
外管41先端部に差込筒211をはめ入れると、外管41内面によってストッパ214が押下げられ、ストッパ214が係合突起221を乗り越えると、これに、ストッパ214が係合させられる(図19a)。
外管41から吐水ヘッド43を取外す場合、スライドスイッチ223を、バネ225に抗して、外管41先端部側にスライドさせる。そうすると、押動カム226の押動面227によって、ストッパ214が押下げられ、係合突起221に対するストッパ214の係合が解除される(図19b)。このときに、スライドスイッチ223をスライドさせる場合、ガイド224は逃げ溝215に入り込みことになり、双方の干渉が避けられる。
図20に示す吐水ヘッド43の差込筒231の両側壁内面には一対の磁石232が固定されている。一方、外管41先端部内面には、磁石232を吸引させるための鉄板233が固定されている。
最後に、吐水ヘッド43のアタッチメントを説明する。以下に説明するアタッチメントを利用すれば、吐水ヘッド43の取付構造のバリエーションの自由度が増加する。
図21に示すアタッチメント241は、合成樹脂によって一体成形されたもので、外管41の先端部内面に合致させられた外面を有しかつ横断面欠円形状差込口242を有している。アタッチメント241の外面には互いに平行にのびた一対の抜止め243が設けられている。外管41の先端部頂壁には、各抜止め243を挿入させた一対の切込み244が形成されている。差込口には丸筒状差込筒(図示しない)が差込み可能である。
図22では、別のアタッチメント251が示されている。このアタッチメント251は、その全体が外管41の先端部にはめ入れられかつ止めネジ152によって固定されている。
この発明による水栓は、シャワーヘッド等の先端吐水部の位置を任意に変更することを達成するのに適している。
11 水栓本体
12 吐水パイプ
41 外管
42 内管
43 吐水ヘッド
51 スリット

Claims (7)

  1. 水栓本体と、水栓本体から吐水するための吐水パイプとを備えており、吐水パイプは、内外二重構造の外管および内管を有しており、外管の先端部に吐水ヘッドが着脱自在に取付られており、内管の基端部が水栓本体に、その先端部が吐水ヘッドにそれぞれ通水可能に接続されており、外管は、剛性を有しており、内管は、撓性を有しており、外管の周方向の一部に、外管軸方向にのびかつ先端開放スリットが形成されており、外管の先端部から吐水ヘッドを取外した状態で、内管の撓みにともない、スリットを通じて、外管から内管が引出し可能である水栓。
  2. 外管の少なくとも一部に、外向き凸状屈曲部が設けられており、スリットは、屈曲部の内面側をのびている請求項1に記載の水栓。
  3. 外管および内管の基端部は、外管および内管の対応する軸線周りにそれぞれ回転自在に水栓本体に支持されている請求項1または2に記載の水栓。
  4. 外管および内管の先端部と、吐水ヘッドとは、外管および内管の対応する軸線周りにそれぞれ相対回転自在である請求項1〜3のいずれか1つに記載の水栓。
  5. スリットにカバーが被覆されており、カバーは、スリット長手方向にのびかつ相対させた縁部を有する一対のカバー半体を備えており、各カバー半体は、撓み性を有しており、各カバー半体の撓みにともない、同両縁部間を、内管が通過可能である請求項1〜4のいずれか1つに記載の水栓。
  6. 外管が、その長さ方向において、スリットの無い閉鎖管部およびスリットの有る開放管部に区画されており、開放管部において、スリットを除いて、内管を取囲む部分が、内管保護用合成樹脂によって形成されている請求項1〜5のいずれか1つに記載の水栓。
  7. 外管の先端部に吐水ヘッドが取付られた状態で、外管の先端部に差込解除自在に差込まれかつ内管を通した差込筒部が吐水ヘッドに設けられており、差込筒部の周壁に、差込筒部の差込解除方向の移動を規制するためのストッパが設けられており、ストッパは、差込筒部の外面に対して出入自在であり、外管の先端部内面に、出入するストッパを進退させうる凹所が形成されており、凹所に対するストッパの進退によって、ストッパが作動・解除しうるようになされている請求項1〜6いずれか1つに記載の水栓。
JP2010001025A 2009-11-06 2010-01-06 水栓 Active JP5604113B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010001025A JP5604113B2 (ja) 2009-11-06 2010-01-06 水栓

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009254996 2009-11-06
JP2009254996 2009-11-06
JP2010001025A JP5604113B2 (ja) 2009-11-06 2010-01-06 水栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011117261A true JP2011117261A (ja) 2011-06-16
JP5604113B2 JP5604113B2 (ja) 2014-10-08

Family

ID=44282890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010001025A Active JP5604113B2 (ja) 2009-11-06 2010-01-06 水栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5604113B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104863217A (zh) * 2015-05-05 2015-08-26 宁波鑫力洁金属制品有限公司 一种提拉式水龙头
JP2017141660A (ja) * 2016-02-05 2017-08-17 株式会社Lixil 水栓および水栓に取付けられる吐水ヘッド
JP2018111996A (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 Toto株式会社 水栓装置及びそれを備えた洗面化粧台
JP2018161220A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 東邦瓦斯株式会社 肩湯装置
US11053670B2 (en) 2018-08-23 2021-07-06 Spectrum Brands, Inc. Faucet spray head alignment system
US11346088B2 (en) 2018-08-23 2022-05-31 Spectrum Brands, Inc. Faucet head alignment system

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000220175A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Toto Ltd 水栓装置
JP2001182112A (ja) * 1999-12-28 2001-07-03 Kvk Corp シャワースタンド
JP2005042433A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Mym Corp 吐水管及び吐水管を具備した水栓
JP2007523660A (ja) * 2003-02-06 2007-08-23 ラツィオナル アクチエンゲゼルシャフト ホースリール用の手持ち型スプレー装置
JP2007262760A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Toto Ltd 水栓装置
JP2008184731A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd シャワホース引き出し機構

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000220175A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Toto Ltd 水栓装置
JP2001182112A (ja) * 1999-12-28 2001-07-03 Kvk Corp シャワースタンド
JP2007523660A (ja) * 2003-02-06 2007-08-23 ラツィオナル アクチエンゲゼルシャフト ホースリール用の手持ち型スプレー装置
JP2005042433A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Mym Corp 吐水管及び吐水管を具備した水栓
JP2007262760A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Toto Ltd 水栓装置
JP2008184731A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd シャワホース引き出し機構

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104863217A (zh) * 2015-05-05 2015-08-26 宁波鑫力洁金属制品有限公司 一种提拉式水龙头
JP2017141660A (ja) * 2016-02-05 2017-08-17 株式会社Lixil 水栓および水栓に取付けられる吐水ヘッド
JP2018111996A (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 Toto株式会社 水栓装置及びそれを備えた洗面化粧台
JP2018161220A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 東邦瓦斯株式会社 肩湯装置
US11053670B2 (en) 2018-08-23 2021-07-06 Spectrum Brands, Inc. Faucet spray head alignment system
US11346088B2 (en) 2018-08-23 2022-05-31 Spectrum Brands, Inc. Faucet head alignment system
US11859374B2 (en) 2018-08-23 2024-01-02 Assa Abloy Americas Residential Inc. Faucet spray head alignment system

Also Published As

Publication number Publication date
JP5604113B2 (ja) 2014-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5604113B2 (ja) 水栓
JP5247392B2 (ja) 自動水栓
JP6748315B2 (ja) 掃除口継手の蓋体及び掃除口継手
KR100683478B1 (ko) 수도꼭지와 급수호스의 연결용 홀더장치
KR101676595B1 (ko) 샤워헤드 연결용 꼬임방지구
JP5914772B2 (ja) 内視鏡用ボタンユニット及び内視鏡
TW201506292A (zh) 易於部件組裝的觸發插入式導管連接裝置
KR20130031989A (ko) 호스 연결장치
JP2017115541A (ja) 水栓
CN103542131A (zh) 卫生设备阀门
KR20170054122A (ko) 정수기용 피팅장치
JP5457988B2 (ja) 水栓
JP2012046956A (ja) 水栓
JP2008291537A (ja) ホース収納水栓
JPS6320135B2 (ja)
JP7211731B2 (ja) シャワーヘッド
KR200475865Y1 (ko) 가스기구 연결 어댑터
JP4755471B2 (ja) ホース用のストッパー
JP2012072561A (ja) 水栓及び水栓の施工方法
KR200399786Y1 (ko) 수도꼭지와 급수호스의 연결용 홀더장치
JP5103200B2 (ja) 浴槽用循環具
KR20160003430U (ko) 샤워기 호스 연결장치
KR200479755Y1 (ko) 드레인 플러그
JP7263059B2 (ja) 吐水装置
KR20190001687U (ko) 플렉시블 호스

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5604113

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250