JP2008069599A - メータユニット用保温カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】保温性を維持しつつ、メータユニットの設置用スペースの低減化を図るとともに、メータユニットの床置き設置を可能にしたメータユニット用保温カバーを提供すること。
【解決手段】左右一対の分割部材を突き合わせて構成され、少なくともメータユニット40の主要部分を包囲して保温するカバー本体51と、メータ44を覆うメータ部蓋52とを有し、カバー本体51の一対の分割部材を突き合わせる際、ベース43の左右両側面43c、43cと保持部41、42の左右両側面41a、42aとこの側面41a、42aと隣接する外側面41b、42bが、少なくともカバー本体51の下端部内周面51cと密接してベース43の表面に気密面40aを構成し、この気密面40aによりベース43の底面43dを除く部分を包囲したメータユニット用保温カバーである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水道使用量を計量するメータユニットを被覆して保温し凍結を防止するメータユニット用保温カバーに関し、詳しくは、集合住宅の各戸口付近に設けられるパイプシャフト内に設置されたメータユニットを保温するメータユニット用保温カバーに関する。
従来より、集合住宅などの戸口付近には、パイプシャフトと呼ばれる収納スペースが設けられ、この収納スペース内に水道使用量を計量するために、水道用メータを取付け可能に設けたユニット化したメータユニットが設けられている。
前記メータユニットは、寒冷地で使用したり冬季に温度が低下したりすると、メータやバルブ内の水が凍結し、この凍結によってクラックが入る等して破壊するおそれがある。このため、メータユニットには、これを保温する保温カバーを装着する必要性がある。
図12において、メータユニット20では、ベース25はアンカーボルト27を用いて固定され、床面35から離した状態で設置している。このベース25に対して、メータ21、止水栓23、この止水栓23を操作する操作ハンドル24および逆止弁26を含むメータ本体がベース25に固定されている。保温カバー10は、発泡ポリエチレン等の柔軟な発泡性樹脂からなり、メータユニット20の主要部を収容可能なカバー本体11と、メータ21の表示部22を覆うメータ部蓋12と、止水栓23を覆う止水栓保温部13aおよび操作ハンドル24を覆う、止水栓部蓋13bとを備えている。
前記カバー本体11は、左右に分割された一対の半部分によって構成され、ベース25の取付け部25aを外部に挿通させる取付け部挿通孔14と、止水栓23および逆止弁26が接続する配管31、32の端部を挿通させる配管挿通孔15、16と、メータ21の下部を保温する下部突設部17とを備えている。
前記保温カバー10をメータユニット20に装着する場合は、メータ21、止水栓23と操作ハンドル24、並びに逆止弁26を組み付けたメータユニット20に対して、まず、カバー本体11の一対の半部分を、メータユニット20の上方よりそれぞれ投入し、メータユニット20の左右両側を挟み込み可能な高さの位置に配置させる。そして、当該半部分を左右より水平方向に移動してメータユニット20の主要部を包囲すると共に、メータ部蓋12および止水栓部蓋13等を組み付ける。これによって、メータユニット20の全体が保温カバー10によって包囲される。なお、このような従来技術は、例えば、特許文献1又は特許文献2に開示されている。
特開2006−84420号公報 特許第3656024号公報
ところで、保温カバー10は、ベース25の底面25bを包囲するため、メータユニット20の下方や左右両側に、ベース25の底面25bを覆うカバー本体11の下部包囲部11aを受け入れるスペースが要求されることになる。この保温カバー10の下部包囲部11a装入のスペースを確保するためには、前述のように、予めベース体25をアンカーボルト27で床面35から離した状態に取付ける必要があった。また、この下部包囲部11aをベース25の所定の底面位置に配設するためには、カバー本体11の分割部位を左右に広げた状態からベース体25を挟み込むようにして包囲する必要がある。このため、カバー本体11を装着するためには、カバー本体11の分割方向の幅に加えて、メータユニット20の全幅とこの全幅を迂回するための広い空隙も余計に必要になっていた。これらにより、保温カバー10を装着するためには高さと幅方向に広い設置スペースが必要となり、メータユニット20の狭所への設置が困難になる等、設置場所が制約されるという事情がある。
また、保温カバー10は、ベース25の底面25bを覆う構造であることから、ベース25を直接、床面にボルトで固定してメータユニット20を設置する、いわゆる、メータユニット20の床置き設置ができないという事情もある。
さらに、保温カバー10は、メータユニット20の全体を包み込むことで、外気との接触を回避し、内部の保温を図るものであるが、ベース25の取付け部25aと取付け部挿通孔14とのシール性はほとんど考慮されておらず、取付け部25aと取付け部挿通孔14との隙間より保温カバー10内に外気が浸入し、保温効果が低下するおそれがある。
本発明の技術的課題は、前記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、保温性を維持しつつ、メータユニットの設置用スペースの低減化を図るとともに、メータユニットの床置き設置を可能にしたメータユニット用保温カバーを提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、両端部に保持部を立設したベースを有し、保持部に水道使用量を計量するメータと、止水栓および逆止弁を取付けたメータユニットを包囲して保温するメータユニット用保温カバーであって、左右一対の分割部材を突き合わせて構成され、少なくともメータユニットの主要部分を包囲して保温するカバー本体と、メータを覆うメータ部蓋とを有し、カバー本体の前記一対の分割部材を突き合わせる際、ベースの左右両側面と保持部の左右両側面とこの側面と隣接する外側面が、少なくともカバー本体の下端部内周面と密接してベースの表面に気密面を構成し、この気密面によりベースの底面を除く部分を包囲したメータユニット用保温カバーである。
請求項2に係る発明は、ベースと分割部材が密接する際に、ベースの左右両側面と保持部の左右両側面の側に下端部内周面の内周面側部、保持部の外側面の側に下端部内周面の内周面外側部が配設され、内周面側部間の距離は、ベースと保持部の左右両側面間の幅より小さく設定され、内周面外側部間の距離は、保持部の両外側面間の長さよりも小さく設定されて、内周面側部がベースと保持部の左右両側面、内周面外側部が保持部の外側面に対して、それぞれ素材の弾発力によって圧接されたメータユニット用保温カバーである。
請求項3に係る発明は、一対の分割部材は、メータの下方を覆う下方被覆部を備えたメータユニット用保温カバーである。
請求項4に係る発明は、両端部に保持部を立設したベースを有し、保持部に水道使用量を計量するメータと、止水栓および逆止弁を取付けたメータユニットを包囲して保温するメータユニット用保温カバーであって、左右一対の分割部材を突き合わせて構成され、少なくともメータユニットの主要部分を包囲して保温するカバー本体と、メータを覆うメータ部蓋とを有し、カバー本体の一対の分割部材を突き合わせる際、分割部材の下端部がベースの上面側にそれぞれ密接してベースの表面に気密面を構成し、ベースの底面を除く部分を包囲したメータユニット用保温カバーである。
請求項5に係る発明は、一対の分割部材下端部の一部は、ベースの保持部の両側面と外側面に密接させたメータユニット用保温カバーである。
請求項1に係る発明によると、保温カバーの保温性を維持しつつ、カバー本体がベースの底面を包囲しないことにより、メータユニットの左右両側や下方の設置スペースが低減され、メータユニットが狭所でも設置可能になり、設置場所の選択の自由度が増す。また、メータユニットの床置き設置が可能となり、作業性も向上することができる。
しかも、分割部材の下端面がベースの保持部に圧接されてカバー本体と保持部とのシール性が確保され、冷気がカバー本体の内部に流入することなく、保温機能が有効に発揮される。
請求項2に係る発明によると、分割部材の内周面側部がベースの左右両側面と保持部の左右両側面、内周面外側部が保持部の外側面にそれぞれ圧接されるので、環状の気密面が構成され、この気密面によりカバー本体とベースとの間に高いシール性が確保されるとともに、取付け部挿通孔を設ける必要がなくなり、保温カバー内の保温性を向上することができる。
請求項3に係る発明によると、分割部材に、メータの下方を保温する下方被覆部を設けたことで、メータユニットの保温効果がより向上するばかりでなく、カバー本体は、メータユニットに位置ずれを生じることなく装着され、装着後の位置ずれも回避される。
請求項4に係る発明によると、分割部材の下端面がベースの保持部に圧接されるので保温カバーの保温性が向上し、カバー本体がベースの底面を包囲しないことにより、メータユニットの左右両側や下方の設置スペースが低減され、メータユニットが狭所でも設置可能になり、設置場所の選択の自由度を増すことができる。また、カバー本体のメータユニットに対する位置ずれの発生がより回避される。
請求項5に係る発明によると、分割部材の下端面がベースの保持部に圧接されるので、カバー本体と保持部とのシール性が確保され、冷気がカバー本体の内部に流入することなく、保温機能が有効に発揮される。
以下、本発明におけるメータユニット用保温カバーの各実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る保温カバー及びメータユニットの縦断面図を示し、図2(a)は、図1のA−A断面における、カバー本体装着前(または取り外し後)の状態説明図、図2(b)は、図2(a)におけるG部分の他の例、図2(c)は、図1のB−B断面図である。
図1において、メータユニット40は、発泡ポリスチレン等の発泡性樹脂製の保温カバー50に被覆され、これによって、メータユニット40が保温されるようになっている。
メータユニット40は、左右両端に保持部41、42を立設した鋳鉄等金属からなる細長形状のベース43を備えている。保持部41、42には、水道使用量を計量するメータ44と、止水栓45および逆止弁46を、適宜の固定手段によって固定している。さらに、前記止水栓45には、これを操作する操作ハンドル48が設けられ、止水栓45は、L字形の接続配管49によって連結されている。メータ44は、保持部41、42間に位置している。
ベース43の長手方向両端部には、取付け片43aが長手方向に延出し、これら取付け片43aには、切欠き43bがそれぞれ形成され、メータユニット40は、この切欠き43bを用いて、パイプシャフトの床面S等に設けられたアンカーボルト56に取り付けられるようになっている。ベース43は、直接、床面S等に図示しないボルト等で固着する床置き設置も可能であり、これらによって、本例におけるメータユニット40の保温カバー50は実用的価値を有する。また、止水栓45には、上流側配管(図示略す)が連結され、逆止弁46には、下流側配管(図示略す)が連結される。
ベース43は、図2のように、長手方向の左右に側面43c、43cを有しており、保持部41、42においても、ベース43の側面43cと同じ長手方向の左右側に側面41a、42aを有している。本例においては、ベース43の側面43cと保持部41、42の側面41a、42aは、同一面上で同じテーパ角度に形成しているが、このテーパ角度は互いに異なっていてもよい。さらに、側面43c及び側面41a、42aは必ずしも平面状に設ける必要はなく、曲面状に形成してもよい。また、ベース43は、側面41a、42aと隣接し、止水栓45、逆止弁46の取付け側に、外側面41b、42bを有している。この外側面41b、42bについても側面43cと同様に曲面状に形成してもよい。また、本例における外側面41b、42bは、ベース43の垂直方向に対してやや傾けたテーパ状としているが、ベース43と垂直方向に形成したり、或は、図1より更に大きく傾けるようにしてもよい。
保温カバー50は、メータユニット40の少なくとも主要部(例えば、保持部41、42、メータ44)を包囲するカバー本体51を備え、このカバー本体51は、図2のように略対称形の左右半部分に二分割(一対の分割部材)され、左右方向から突き合わせて凹凸嵌合によって一体に組み合わされるようになっている。カバー本体51には、下端部の内周側に下端部内周面51cを周設している。
また、カバー本体51は、その上面略中央部に、メータ44の表示を視する開口部51aが形成され、この開口部51aには、開閉自在に被蓋可能なメータ部蓋52が設けられる。また、保温カバー50は、止水栓45を包囲して保温する止水栓保温部53と、操作ハンドル48を包囲して保温するハンドル保温部54と、接続配管49を包囲して保温する配管保温部55とを有している。
本例では、カバー本体51によってメータユニット40の主要部を包囲できるような形態とし、別体に設けた止水栓保温部53、ハンドル保温部54、配管保温部55をこのカバー本体51に取付け可能に設けているが、これらのうち一部ないし全部を一体に形成して止水栓45等を含むメータユニット40を全体的にカバー本体51で被覆してもよい。本例のように、カバー本体51と、止水栓保温部53、ハンドル保温部54、配管保温部55を別体に設けた場合、これらの突き合わせ(一体化)時には、各接触部位を密接させることによりシールできるようにしている。
メータ部蓋52には、凸状の図示しないヒンジ部を設けており、一方、カバー本体51、51には、このヒンジ部が遊嵌可能な凹状の図示しないヒンジ部位を設けている。メータ部蓋52は、ヒンジ部をヒンジ部位に遊嵌させることでカバー本体51に対して回動自在に設けている。また、開口部51aには、嵌合部51bを設けており、メータ部蓋52を回転させたときに、このメータ部蓋52に設けた嵌合部52aが嵌合部51bと凹凸嵌合して開口部51aを密封可能に設けている。これにより、メータ部蓋52を回転させたときにメータ44の図示しない表示部を視認することができ、また、被蓋した際にはメータ44をシールした状態に覆って水などの浸入を防いでいる。
配管保温部55は、左右のカバー本体51、51を組み合わせた状態で、このカバー本体51の接続配管49側の外側から嵌め込み可能な形状に設けている。特に、本例では、カバー本体51の被嵌合部位よりも配管保温部55の嵌合部位側を狭く形成していることで、配管保温部55は、組み合わせたカバー本体51、51に取付けたときに、カバー本体51に対して強く保持しながら密着シールできると同時に、カバー本体51、51同士を押し付ける力が働いて、このカバー本体51、51の凹凸嵌合部位同士を密着シールさせている。なお、前記のメータ部蓋52を閉じて嵌合部52aを嵌合部51bに嵌合させた際にも、カバー本体51、51同士を押し付ける力が働いて、カバー本体51の一体性と密封シール性を一層高めることが可能になっている。
止水栓保温部53は、カバー本体51と配管保温部55に対して取付け可能であり、この止水栓保温部53に対してハンドル保温部54を嵌め込んで取付け可能に設けている。この止水栓保温部53、ハンドル保温部54の取付けの場合にも、各接合部位において高い密封シール性が確保されている。
図1における符号40aは、保温カバー50におけるカバー本体51の下端部内周面51cがメータユニット40のベース43に圧接したときにベース43の表面に構成される気密面を表しており、図3のメータユニット40の斜視図において、この気密面40aを分かり易く示している。
保温カバー50の分割部材51、51と、このカバー本体51とメータ部蓋52を突き合わせると、図のように、ベース43の左右両側面43c、43cと保持部41、42の左右両側面41a、42aとこの側面41a、42aと隣接する外側面41b、42bにカバー本体51の下端部内周面51cが密接し、ベース43表面に環状面からなる気密面40aが構成される。この気密面40aは、ベース43の底面43dを除く部分を包囲可能に設けている。
これを更に詳述すると、図2(a)に示すように、前記カバー本体51の下端部位は、内側に向けてL字状に屈曲し、この下端部位を設けることによって下端部内周面51cが構成され、この下端部内周面51cは、内周面側部51dと内周面外側部51eにより構成されている。内周面側部51dは、図2(c)のように、ベース43の左右両側面43c、43cと、この側面43cと同一面上の保持部の左右両側面41a、42aの側に設けたものであり、一方、内周面外側部51eは、図1のように、ベース43の保持部の外側面41b、42bの側に設けたものである。
図2(c)に示す一対の分割部材51、51の内周面側部51d、51d間の距離Mは、図2(a)に示すベース43の左右両側面43c、43c間と、保持部41、42の左右両側面41a、42a間の幅Mより小さく設定されている。また、図1に示す分割部材51の内周面外側部51e、51e間の距離Lは、保持部41、42の両外側面41b、42b間の長さLよりも小さく設定されている。
このことにより、分割部材51の内周面側部51dがベース43の左右両側面43c、43cと保持部41、42の左右両側面41a、42aに対して、また、分割部材51の内周面外側部51eが保持部41、42の外側面41b、42bに対してそれぞれ当接するとき、素材の弾発力によって圧接できるようにしている。
なお、保温カバー51とベース43との間には、局部的に隙間が形成される場合がある。この隙間は、各部品の寸法公差により生じたり、保温カバー50の取り付けを容易にする目的からなる寸法設定により生じるものである。例えば、呼び径20mmのメータユニットにおいて、鋳鉄製の素材に塗装を施したベース体43では、鋳物の寸法公差や塗装の厚さにより、部分的に最大約1.5mmの寸法差が生ずる場合があり、この場合、保温カバーとベース体との間には局部的に最大約1.5mmの隙間が生ずることとなる。
一方、上記隙間が約5mmと大きく形成されてしまうと、後述する「保温性能確認試験」の供試品(比較例2)に示すように、保温性能が低下してしまうおそれがある。従って、本発明における密接とは、実質的に保温性能の低下がない局部的な隙間を許容する、面接触あるいは線接触状態を意味するものであり、例えば、呼び径20mmのメータユニットにおいて、局部的な1.5mm以下の隙間を許容するものである。
また、気密面40aを構成する、カバー本体51の下端部内周面51cは、カバー本体51の底面付近への配置に限られることなく、メータユニット40の主要部(例えば、保持部41、42、メータ44)より下方位置であって、ベース43と対向して気密面40aを形成可能な位置であればよい。
次に、カバー本体51は、その内部形状により保持部41、42の両側面41a、42aと外側面41b、42bに接合され、カバー本体51の装着時および装着後の位置ずれを回避するとともに、外気が浸入するスペースを最小限に抑え、保温性の向上を図っている(図2(c)参照)。
また、カバー本体51には、ベース43の保持部41、42に接続されたメータ44と、止水栓45および逆止弁46が成す図示しない流路を、内部から外部に挿通するための挿通孔51f、51fを形成している。メータユニット40と保温カバー50は、突き合わせ時に気密面40aにおいて密封シールしているが、この気密面40aは、ベース43の取付け片43aとは干渉しない位置に設けている。これにより、アンカーボルト56等によって固着した際に、この取付け片43aと保温カバーとを干渉させないために通常必要になっている、いわゆる、取付け部挿通孔と呼ばれる挿通孔をカバー本体51に設ける必要がない。よって、取付け挿通孔を設ける場合のように、カバーに対してベースとの隙間を少なくするために高い寸法精度で加工を施す必要がない。本実施形態においては、保温カバー50の内部と外部との連通部位は、上記の挿通孔51fと開口部51aに限られ、取付け片43aの取付け部位からの外気の浸入が確実に防がれる。
このため、図1のように、カバー本体51は、気密面40aの形に合わせて予め下部を斜めに切り欠いて、保温カバー50の取付け後においてもアンカーボルト56等を締付けたり緩めたりすることができるようにしている。さらに、このカバー本体51の下部は、取付け片43aやアンカーボルト56等を完全に覆うような形状に設けることもでき、この場合、気密面40aにおける側面43c、41a、42aの密接面積を増やすことができ、密封性の向上が期待できる。
次に、保温カバー50の取り付け手順、並びに本発明のメータユニット用保温カバーの上記実施形態における作用を説明する。
図1において、まず、図示しないパイプシャフトの床面Sに立設されたアンカーボルト56、56にベース43の切欠き43bを通して、ナット57によりメータユニット40を仮止めする。そして、メータ44をメータユニット40に取付け、止水栓45および逆止弁46も所定の配管にそれぞれ接続した後、ナット57をアンカーボルト56に締付けてメータユニット40を固定する。本例においては、メータユニット40を床面Sに直接載置した状態で固着しているが、メータユニット40は、床面Sから離した状態に固定することもできる。
この状態において保温カバー50を取付ける。保温カバー50を取付ける際には、組み付けたメータユニット40やメータ44等に対して、まず、図2(a)に示すように、カバー本体51の一対の半部分をメータユニット40の上方よりそれぞれ投入し、このメータユニット40の左右両側に位置させる。カバー本体51は、底面43dを除く部分を包囲できるようにしているため、このときメータユニット40の下方に底面43dを覆うためのスペースを確保する必要がなく、床面Sに載置した状態のベース43に対して投入を行うことが可能になっている。
各カバー本体51、51は、床面Sに当接するまで上方より投入すればよく、ベース43に対してカバー本体51を迂回させる必要がないため、カバー本体51の分割方向である、メータユニット40の左右両側に広い空隙を必要とすることがない。
これらにより、保温カバー50の装着時には広い設置スペースを必要とすることがなく、省スペース化を図りつつメータユニット40を狭所に設置でき、設置場所が制約されることがない。しかも、カバー本体51は、床面Sに当接させるまで投入することでメータユニット40に対して上下方向の位置合わせを行う必要がなく、簡単に所定の高さ位置にセットできる。
また、ベース43を直接、床面Sに載置して床置き設置することができることにより、メータユニット40のパイプシャフトへの取付けも容易となっている。
次に、カバー本体51の左右半部分の内周面側部51dをベース43の両側面43c、43cの位置に合わせながら、図2(c)に示すようにこの内周面側部51dを両側面43c、43cに突き合わせて、カバー本体51の左右半部分を一体に組み合わせる。突き合わせ時には、図1において、ベース43の左右両側面43c、43cと保持部41、42の左右両側面41a、42aと、外側面41b、42bと、カバー本体51の下端部内周面51cとが密接してベース43の表面に環状面からなる気密面40aが構成される。この気密面40aにより、ベース43の底面43dを除く部分を包囲可能に設けており、メータユニット40の下部側において、気密面40aでカバー本体51との密着シール面を構成することができる。
しかも、図2(a)、(c)に示すように、下端部内周面51cにおいて、内周面側部51d、51d間の距離Mは、ベース43の左右両側面43c、43cと保持部41、42の左右両側面41a、42a間の幅Mより小さく設定されているので、内周面側部51dがその素材の弾発力によって側面43c、43cと側面41a、42aに隙間なく圧接され、ベース43とカバー本体51の長さ方向において、高いシール性を発揮している。
一方、図1において、分割部材51の内周面外側部51e、51e間の距離Lは、保持部41、42の両外側面41b、42b間の長さLよりも小さく設定されているので、内周面外側部51eがその素材の弾発力によって外側面41b、42bに隙間なく圧接され、ベース体43とカバー本体51の幅方向において高いシール性を発揮している。
すなわち、ベース43とカバー本体51とを気密面40aの長さ方向と幅方向において環状に密接させることができ、しかも、カバー本体51の素材である発泡性樹脂の弾発力を利用して強く圧接して、優れた密封シール性を発揮している。これにより、メータユニット40と保温カバー50の接触面からの外気の浸入を阻止し、メータユニット40の保温効果を高めた状態を維持することができる。
更に、図1において、カバー本体51の内周面側部51dを保持部41、42の側面41a、42aの底面側を除く全周に渡って密着できるように加工し、気密面40aを保持部41、42の側面全体に渡って形成すれば、この気密面40aにより各保持部40a、40bをホールドすることができ、メータユニット40を浮遊設置したときに保温カバー50の上下のずれを防ぐことができる。
また、保持部41、42の全周に渡って気密面40aを形成した場合、この気密面40aによってメータユニット40と保温カバー50の全体に渡ってシールして外気を遮断することができる。これにより、保温カバー50内部が密封状態となり、保温性を飛躍的に向上させることができる。
ここで、環状の気密面を構成する内周面外側部51dや内周面外側部51eは、カバー本体51の下端部位に面状且つ一体に設けているが、図2(b)に示すように、リブやフィンなど突起形状のものでもよい。この突起形状によれば、気密面の面積が狭まることで、シール面圧を向上することができ、また、ベース43に局部的な寸法差が生じても、突起形状の弾性変形により、寸法差に沿った密着面を構成することができる。なお、リブやフィン等の突起形状は、別部品として接着等の方法によりカバー本体51に取付ける構造であってもよい。
いずれの構造においても、面状もしくは線状の気密面40aを構成して外気を遮断すればよく、この気密面40aは必ずしもベース43を完全に包囲せず、局部的な隙間が生じた場合でもその機能性を発揮して保温機能を保持することができる。これは、後述する他の実施例においても同様である。
以上のように、本実施形態における保温カバー50は、カバー本体51がベース43の底面43dを包囲しないので、メータユニット40の左右両側や下方の設置スペースが低減され、メータユニット40が狭所でも設置可能になり、設置場所の選択の自由度が増す。また、メータユニット40の床置き設置が可能となる等、メータユニットの保温カバーとしての製品価値の向上を図ることができる。
また、カバー本体51がベース43の気密面40aに密接してシール性が確保されるため従来例の取付け部挿通孔14を設ける必要がなくなり、外気が内部に浸入するのを防いでメータユニット40の保温性を向上することができる。
メータ部蓋52を組み付ける際には、カバー本体51の左右半部分を組み合わせ時にヒンジ部をカバー本体51に設けたヒンジ部位に遊嵌させるようにして取付け、カバー本体51の組み立て後においては、このヒンジ部とヒンジ部位によってメータ部蓋52は外れるのが防止されながら回動可能となる。メータ部蓋52とカバー本体51は、嵌合部51bと嵌合部52aが嵌合したときに密着シールして隙間を塞ぐようにしている。
また、配管保温部55は、カバー本体51の所定位置に嵌め込んで取付けて接続配管49を包囲し、このカバー本体51と配管保温部55に対して止水栓45を包囲するように止水栓保温部53を嵌め込んで取付ける。さらに、止水栓保温部53に対して、止水栓45の操作ハンドル48を包囲するようにハンドル保温部54を嵌めて取付ける。以上により、カバー本体51に対してメータ部蓋52、配管保温部55、止水栓保温部53、ハンドル保温部54を略一体化するように組み付けることができ、これらの各嵌め込み部位は、凹凸嵌合によって密着シールすることにより保温カバー50全体として、外気の浸入が防がれる。
次に、本発明におけるメータユニット用保温カバーの他の実施形態について、図4〜図9を参照して説明する。なお、この実施形態以降において、前記実施形態と同一部分は同一符号によって表わし、その説明を省略する。
図4、図5においては、本発明におけるメータユニット用保温カバーの第2実施形態を示している。保温カバー60は、第1実施形態と同様に、カバー本体(分割部材)61の内周面側部61bと内周面外側部61cからなる下端部内周面61aが、ベース43の左右両側面43c、43cと保持部41、42の左右両側面41a、42a及び外側面41b、42bに密接して気密面40aを構成可能に設けている。この実施形態においては、上記の実施形態に対して、更に、カバー本体61、61にメータ44の下方を覆う下方被覆部61dを設けたものである。
下方被覆部61bは、図5(a)に示すように、分割部材61、61におけるメータ44の下方位置から幅方向に延長し、分割部位61の突き合わせ時にこの下方被覆部61dの先端側が互いに密接可能になるように設けている。これにより、分割部材61、61の突き合わせ時にメータ44の下方を覆って保温している。この下方被覆部61dは、その先端側を相互に嵌合可能な形状に設けるようにしてもよく、この場合、突き合わせ時の保温性と固定性がより向上する。
このように、保持部41、42に貫通穴を設け、この貫通穴を利用してメータ44や止水栓45、逆止弁46を固定するようにした固定手段を有する態様のメータユニット40は、メータ44の下面からベース43上面までの間に空隙Hを設けることができ、この空隙Hを利用して下方被覆部61dによってメータ44を被覆することができるため、一層保温性を高めることができる。
また、この実施形態では、カバー本体61、61の保持部41、42の装着部位に、コイルヒータ挿通部61eを貫通して設けている。これにより、このコイルヒータ挿通部61eから図示しないコイルヒータを保温カバー60内部のメータ44、止水栓45、逆止弁46に巻装するように取付けて保温性を高めることができる。
図6においては、本発明におけるメータユニット用保温カバーの第3実施形態を示している。この実施形態におけるメータユニット80は、ベース83と保持部81、82を備え、図示しない表示部を有する水道使用量を計量するメータ84、このメータ84の両側に止水栓85および逆止弁86を装着している。メータ84は、保持部81、82に載置された状態で適宜の固定手段によって固定され、止水栓85とメータ84とは、L字形の接続配管89によって連結されている。図中、88は、止水栓85を操作する操作ハンドルである。
第1または、第2の実施形態では、保持部41、42に、メータ44や止水栓45、逆止弁46を固定するための固定手段を設けるために、貫通穴41c、42c(図3参照)を形成しているが、この第3実施形態では、図示しないが、保持部にメータ等のフランジ部位を載置可能な載置部を形成し、この載置部にメータのフランジ部位を載置した状態で上方からボルト止めで固定するような固定手段としている。
保温カバー90は、略対称形の左右半部分に二分割(一対の分割部材)され、メータユニット80の主要部を包囲するカバー本体91と、メータ84の上部を被蓋するメータ部蓋92と、止水栓85を包囲して保温する止水栓保温部93と、操作ハンドル88を包囲して保温するハンドル保温部94と、配管89を包囲して保温する配管保温部95とを含んでいる。そして、ベース83の左右両側面83a、83aと保持部41、42の左右両側面41a、42aとこの側面と隣接する外側面41b、42bと、カバー本体91の下端部内周面91aが密接してベース83の表面に環状面からなる気密面90aを構成し、この気密面90aによりベース83の底面83bを除く部分を包囲して、保温カバー90とメータユニット80とのシール性を高めて保温性を向上している。
本例においても、前述した実施形態と同様に、ベース83の底面83bを除く上部および側部を保温カバー90で包囲しており、このとき、カバー本体91の素材の弾発力を利用してベース83の気密面90aに圧接させている。なお、保温カバー90は、止水栓85を含むメータユニット80を全体に被覆する一体型のカバーとしてもよい。
図7及び図9においては、本発明におけるメータユニット用保温カバーのうち、請求項4または5に係る第2発明の実施形態を示している。この実施形態における保温カバー70は、分割部材71、71の下端部71aをベース43の上面43e側にそれぞれ密接可能に設けたものである。下端部71aは、ベース上面43eの形状に合わせて略台形の凹状に形成している。この下端部71aの一部は、ベース43の保持部41、42の両側面41a、42aと外側面41b、42bにも密接するようにしている。
これにより、図9のように、長手方向と幅方向において、ベース43と保持部41、42の一部を覆う環状面からなる気密面40bを構成し、この気密面40bによって、ベース43の底面43dを除く部分を包囲して、保温カバー70とメータユニット40の密着面積を向上した状態にし、高い面圧シール性で外気の浸入を防いでより効果的に保温することができるようにしている。
保温カバー70は、下端部71aを設けることにより、この下端部71aにおける保持部41、42の間の部位と保持部41、42の外側の部位で各保持部41、42を挟持するようにし、保持部41、42の内側に下端部71aの一部が当接して保温カバー70を位置決めできるようにしている。このとき、下端部71aにより保持部41、42を挟持する挟持幅N、N´は、保持部41、42の被挟持幅N、N´よりも小さく設定される。これにより、分割部材71と保持部41、42との接触面における圧接力が大きくなり、保温カバー70とメータユニット40との密着度を高めて保温性を向上させることができると共に、保温カバー70のずれがより確実に防止される。
このように、下端部71aは、ベース上面43e側を挟持して保温機能を発揮するばかりでなく、メータユニット40に対する保温カバー70の装着時・装着後の位置ずれを回避できるようにしている。
ここで、ベース上面43eとは、側面43eと底面43dを除いたものとしているが、下端部71aは、ベース43の下側まで延長させて略五角形の凹状に設け、この下端部によりベース43の上面43eに加えて側面43cを覆うこともできる。この場合、被覆面積が大きくなり、より保温性を高めることができる。また、下端部71aの挟み込み力が強くなり、カバー本体とメータユニット40の一体性が向上して位置ずれをより確実に防止することができる。
(保温性能確認試験)
次に、図1におけるメータユニット40(呼び径20mm)に保温カバー50を装着し、流路内に水を満たし、これを恒温槽内に収納し、−20℃に冷却後、保温カバー50によるメータユニット40の保温性能を確認する実験を行なった。これを図10において、実施例として示している。この温度測定は、熱電対をメータ側面に貼り付けて記録した。また、保温性能を正確に測定するため、メータ等には熱線(コイルヒータ)を装着しないようにした。
図11の比較例2において、保温カバー100におけるカバー本体(分割部材)101、101は、図12の比較例1のカバー本体11の下部包囲部11aを水平に切断して取り除いた形状であり、ベース25の下面側を被覆しないようにしたものである。これにより、ベース25を床面35に載置した状態で取付け、メータユニット20に対して保温カバー100を上方から取付けている。ベース25の長手方向側面とカバー本体101との間には、約5mmの隙間を有するものとした。
図10は、メータユニット40の保温性能を示す特性図であり、比較例1は、図12に示す従来の保温カバー10を用いた場合を示し、比較例2は、図11に示す保温カバー100を用いた場合の特性を示している。
実験の結果、図10に示すように、実施例は、比較例1と同等の保温効果が得られることが分かった。従って、本発明におけるメータユニット用保温カバーは、ベース43の底面43dを被覆しなくても、ベース43と保温カバー50とのシール性を確保すれば、保温効果の低下を回避できることが明らかになった。
本発明のメータユニット用保温カバーの第1実施形態を示した縦断面図である。 図1の一部省略縦断面図である。(a)は、図1のA−A断面における、カバー本体装着前(または取り外し後)の状態である。(b)は、図2(a)のG部分における他の例、図2(c)は、図1のB−B断面図である。 第1実施形態におけるメータユニットの斜視図である。 本発明のメータユニット用保温カバーの第2実施形態を示した縦断面図である。 図4の一部省略縦断面図である。(a)は、図4のC−C断面図、(b)は、図4のD−D断面図である。 本発明のメータユニット用保温カバーの第3実施形態を示した縦断面図である。 本発明のメータユニット用保温カバーの第2発明の実施形態を示した縦断面図である。 図7の一部省略縦断面図である。(a)は、図7のE−E断面図、(b)は、図7のF−F断面図である。 第2発明の実施形態におけるメータユニットの斜視図である。 メータユニット用保温カバーの保温性能の特性図である。 メータユニット用保温カバーの比較例を示す縦断面図である。 従来のメータユニット用保温カバーの縦断面図である。
符号の説明
40 メータユニット
40a、40b 気密面
41、42 保持部
41a、42a 側面
41b、42b 外側面
43 ベース
43c 側面
43d 底面
44 メータ
45 止水栓
46 逆止弁
50、70 保温カバー
51、71 カバー本体(分割部材)
51c 下端部内周面
51d 内周面側部
51e 内周面外側部
52 メータ部蓋
61d 下方被覆部
71a 下端部
距離
長さ
距離

Claims (5)

  1. 両端部に保持部を立設したベースを有し、前記保持部に水道使用量を計量するメータと止水栓および逆止弁を取付けたメータユニットを包囲して保温するメータユニット用保温カバーであって、左右一対の分割部材を突き合わせて構成され、少なくとも前記メータユニットの主要部分を包囲して保温するカバー本体と、前記メータを覆うメータ部蓋とを有し、前記カバー本体の前記一対の分割部材を突き合わせる際、前記ベースの左右両側面と前記保持部の左右両側面とこの側面と隣接する外側面が、少なくとも前記カバー本体の下端部内周面と密接して前記ベースの表面に気密面を構成し、この気密面により前記ベースの底面を除く部分を包囲したことを特徴とするメータユニット用保温カバー。
  2. 前記ベースと分割部材が密接する際に、前記ベースの左右両側面と前記保持部の左右両側面の側に前記下端部内周面の内周面側部、前記保持部の外側面の側に前記下端部内周面の内周面外側部が配設され、前記内周面側部間の距離は、前記ベースと保持部の左右両側面間の幅より小さく設定され、前記内周面外側部間の距離は、前記保持部の両外側面間の長さよりも小さく設定されて、前記内周面側部が前記ベースと保持部の左右両側面、前記内周面外側部が前記保持部の外側面に対して、それぞれ素材の弾発力によって圧接された請求項1記載のメータユニット用保温カバー。
  3. 前記一対の分割部材は、前記メータの下方を覆う下方被覆部を備えた請求項1または2に記載のメータユニット用保温カバー。
  4. 両端部に保持部を立設したベースを有し、前記保持部に水道使用量を計量するメータと止水栓および逆止弁を取付けたメータユニットを包囲して保温するメータユニット用保温カバーであって、左右一対の分割部材を突き合わせて構成され、少なくとも前記メータユニットの主要部分を包囲して保温するカバー本体と、前記メータを覆うメータ部蓋とを有し、前記カバー本体の前記一対の分割部材を突き合わせる際、前記分割部材の下端部が前記ベースの上面側にそれぞれ密接して前記ベースの表面に気密面を構成し、前記ベースの底面を除く部分を包囲したことを特徴とするメータユニット用保温カバー。
  5. 前記一対の分割部材下端部の一部は、前記ベースの保持部の両側面と外側面に密接させた請求項4項に記載のメータユニット用保温カバー。


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