JP4378944B2 - 給水装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室・洗面所・台所など、水廻り空間にて使用される給水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、給水管からの水と給湯管からの湯とを混合して使用する湯水混合栓において、湯を使うことより混合栓本体部表面が熱くなり、使用者が誤って触れてやけどを負うことがあった。
このため、混合栓本体部を樹脂カバーで覆うことによりカバーと本体部に空気層を設け断熱性能を確保する手段が取られている。このカバーの混合栓本体部への固定には様々な手段が取られており、重要な技術要素である。
【0003】
例えば、給水管、給湯管、ハンドル、蛇口およびシャワーホース接続口金等によりカバーと混合栓本体部とを共締により固定する手段がある。(例えば、特許文献1参照)
【0004】
また、カバーを操作ハンドル等の挿通部にて分割し、各カバーの挿通部周囲に設けられた突起部に別のリング状の固定部材を被せることにより各カバーを固定する手段などがある。(例えば、特許文献2参照)
【0005】
【特許文献1】
特開昭61−183527号公報
【特許文献2】
特許3261566号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの方法では以下の問題がある。
すなわち、特開昭61−183527号公報で開示されている「給水管、給湯管、ハンドル、蛇口およびシャワーホース接続口金等によりカバーと混合栓本体部とを共締により固定する手段」では、混合栓本体部やカバーのメンテナンス作業の際には、まずハンドル、シャワーホース接続口金等の外付け固定部品を外して混合栓本体部からカバーを外す必要がある。また、メンテナンス作業完了後は、その逆の作業で混合栓本体部にカバーを取付けた後さらにハンドル等を取付けなければならない。このため、メンテナンス作業が煩雑なものとなっている。
【0007】
特許3261566号公報で開示されている「カバーを操作ハンドル等の挿通部にて分割し、各カバーの挿通部周囲に設けられた突起部に別のリング状の固定部材を被せることにより各カバーを固定する手段」では、カバーの取り外しにハンドルを外す必要はなく、メンテナンス作業の煩雑さを軽減している。しかし、リング状の固定部材を外す際に、カバーに設けられた突起部の寸法分だけ固定部材をハンドル側にずらす必要があるため、ハンドルとカバー(固定部材)の間に意匠上意味のない隙間が発生し、外観性を低下してしまっている。
【0008】
さらに、どちらの手段においてもカバーを外すため、カバーを落下させる危険性があり、カバーに傷が付いたり、最悪の場合破損に至ることがあるという問題点が発生する。
【0009】
また、どちらの手段においても、内部にアプローチするためには、全てのカバーを外さなければならない。そして、一旦カバーを外してしまうと、専門業者以外の一般の使用者でも、機能部品を触ることができ、誤って損傷する可能性がある構造となっている。
そのため、どちらのカバーの取付手段も、特に、電池などの電源部を組み込み、操作部からの操作を制御部に伝達して開閉される電動開閉弁を備えた水栓に適用するには不向きである。なぜならば、一般の使用者が電池交換をする必要があり、カバーを外さねばならないが、その交換時に他の機能部品も露出してしまうので、誤って触れて損傷するおそれが生じてしまうからである。
【0010】
そこで、本発明においては、外観性を低下させず、メンテナンス作業が煩雑でなく、簡単に内部にアプローチのできるカバータイプの給水装置を提供することを目的とする。さらに、一般の使用者がメンテナンスする場合と専門の業者がメンテナンスする場合とで触るカバーを別にして、不用意にいたずらをされないようにしたカバータイプの給水装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため第一の発明の給水装置では、給水管からの水と給湯管からの湯とを混合する給水装置本体を備え、前記給水装置本体の外観部を上カバーと下カバーの2つに分割されたカバーにより覆い、前記上カバーは前記給水装置本体もしくは前記下カバーとの間に回転軸を有し、前記上カバーが前記回転軸を中心に開閉可能となる構造を有しており、前記回転軸は回転可能な前記上カバーを挿通して前記給水装置本体に固定されており、前記回転軸の頭部は前記下カバーにより隠蔽されていることを特徴としている。
【0012】
このような構成にすることによって、上カバーはメンテナンス等の際に回転軸を中心に開けるだけで済み、給水装置本体から外すことがないので、上カバーを落下させて傷が付いたり破損したりする心配がない。また、上カバーが簡単に開閉できることより、従来外観部分に設ける必要のあった水中の異物を取り除くフィルターやメンテナンス用の止水栓などが内部に配置できるので、外観は凹凸のない形状とすることが可能となる。
【0013】
さらに、回転軸により上カバーが固定されていることより、別に1ヶ所以上を固定することで、上カバーを強固に固定することが可能となる。たとえば、上カバーの側面をねじにより給水装置本体もしくは下カバーに固定するなどの簡単な方法で固定することができる。また、このような構成にすることで、回転軸は下カバーに隠れて外観からは見えなくなるので、回転軸の部品は形状設計の自由度が拡大し、また材料の選定においてもメッキなどの外観仕様が必要ではなく、安価な材料も使用可能となりコストダウンが可能である。また、回転軸が外側から外せないので、メンテナンスの際に誤って上カバーを外したり、いたずらで外されたりする心配がない。
【0014】
第二の発明の給水装置では、前記上カバーと前記下カバーとで前記給水装置本体を隠蔽し、給水装置本体に突設されたハンドルは前記上カバーと前記下カバーとにより形成した挿通部を介して外部に露出するとともに、挿通部を分割するように前記上カバーと前記下カバーを分割されていることを特徴としている。
【0015】
このような構成にすることで、上カバーはハンドルなどの挿通部と鉛直方向に開くことができ、ハンドルなどを外す必要がなく、作業が簡単である。
また、ハンドルと上カバーと下カバーとの間に隙間を設ける必要がなく、意匠上制約を受けることがない。
【0018】
第三の発明の給水装置では、前記給水装置は、吐水・止水を電気的に行う電動開閉弁を有し、さらに前記電動開閉弁を制御する制御部と制御部に電気を供給する電源部を有しており、前記電動開閉弁、制御部、電源部は前記上カバーと前記下カバーと前記給水装置本体との空間に配置したことを特徴としている。
【0019】
このような構成にすることで、一般の使用者からは電動開閉弁等の構成部品が見えず、従来の給水装置と違和感ない形状とすることが可能となる。また、電動開閉弁や制御部等をつなぐ信号線もカバーの内部で配線できるので、不意やいたずらなどで断線することがない。
【0020】
第四の発明の給水装置では、吐水の開始・停止などの操作を行う操作部が前記上カバーに開けられた開口部に設けられていることを特徴としている。
【0021】
このような構成にすることで、操作部は上カバーの開口部を通して内部にまで挿通して設置できるので、操作部が出っ張ることなく上カバーと面一とすることが可能となる。また、上カバーを開くことで操作部を容易に交換することができる。
【0022】
第五の発明の給水装置では、前記回転可能な前記上カバーを開けることで、電源部が交換可能となっており、かつ、前記下カバーによって、電動開閉弁を覆ってなることを特徴としている。
【0023】
このような構成にすることで、一般の使用者は、回転可能な上カバーを開けて乾電池を交換することができる。また、電動開閉弁は下カバーによって覆われているため、一般の使用者が乾電池を交換する際に不用意に触るおそれがない。
【0024】
第六の発明の給水装置では、前記回転可能な前記上カバーは、回転軸により給水装置本体に固定されており、前記下カバーは、回転軸の頭部を隠蔽しかつ給水装置本体の下方から固定されていることを特徴としている。
【0025】
一般の使用者が使用する角度からは見ることができない給水装置本体の下方で下カバーを固定しているため、一般の使用者が誤って下カバーを外すことを低減することができる。そして、さらに、回転軸の頭部が隠蔽されているため、誤って回転可能な上カバーを給水装置から外してしまうようなおそれもない。そのため、一般の使用者は、意識せずに回転可能な上カバーを回転させて開けて乾電池を交換することができる。
【0026】
【実施の形態】
以下、図に示す実施例に基づいて本発明を説明する。
【0027】
図1は本発明給水装置の一例を示す斜視図である。給水装置本体1(番号指示なし)に接続された給湯継手4・給水継手5から供給された湯・水は給水装置本体1内のサーモスタットバルブ(図示せず)によって混合され、給水装置本体1に設けられた電動開閉弁13(番号指示なし)を通してカラン8の先端に設けられた吐水口より吐水される。一般の使用者は前記サーモスタットバルブ部に設けられた温度調節ハンドル6を回すことによって好みの温度に調節することができる。給水装置本体1は温度調節ハンドル6部の貫通穴にて分割された上カバー2と下カバー3により外観を覆われており、電動開閉弁13はカバーの内部に設置されている。電動開閉弁13は上カバー2に設けられたコントローラ9により制御されており、コントローラ9上に設けられたスイッチ9aを押すことによって吐水・止水を行うことができる。また、コントローラ9上には吐水の残り時間を表示する時間表示部9bと吐水時間を変更するスイッチ9c、9dが設けられており、使用者は時間表示部9bの時間を予めスイッチ9c、9dを使って設定しておけばスイッチ9aを押すだけで一定時間の吐水して自動的に止水させることができる。
【0028】
また、温度調節ハンドル6の反対側にはカラン8とは別の流路で開閉弁(図示せず)が配置されており、開閉弁部に設けられた開閉ハンドル7を操作することによって給水装置本体1の別の位置に設けられた出水口に接続されたシャワー(図示せず)から吐水される。
【0029】
図2は上カバー2の開閉状態を示した斜視図である。上カバー2は両端に開けられた穴を通して給水装置本体1に固定ねじ11によって固定されており、固定ねじ11を緩めることによってカバー2が開閉可能となる。また、上カバー2・下カバー3と給水装置本体1の間の空間には電源部となる乾電池を収納する乾電池ケース10が設けられており、制御部を構成するコントローラ9に電気を供給している。なお、図上ではコントローラ9と乾電池ケース10との間のケーブルやコントローラ9と電動開閉弁13との間のケーブルは省略してある。
なお、ここでは、電源部に乾電池を利用しているが、外部で充電することができる蓄電池などを利用してもよい。
【0030】
図3は下カバー3及びカラン8を取り外した状態を示す斜視図である。下カバー3は固定ねじ14を用いて給水装置本体1の下側から固定されている。また、上カバー2は前述の固定ねじ11の他に回転軸12により固定されている。ただし、回転軸12に関しては給水装置本体1に固定されており、上カバー2に開けられた穴とはめあい構造となっており、上カバー2は回転軸12を中心として回転できるようになっている。また、機能部品である電動開閉弁13は給水装置本体1の下部に設置されており、下カバー3により外観からは見えないようになっている。
【0031】
図4は上カバー2の回転軸を拡大した斜視図である。下カバー3を給水装置本体1に固定した場合は回転軸12の軸部分を覆うようになっている。一般の使用者からは固定ねじ11しか見えず、メンテナンスの際には誤って回転軸12を外すことがなく、固定ねじ11を外せば上カバー2が開閉できる構造となっている。
【0032】
このため、一般の使用者は上カバー2を開閉することによりメンテナンスを行うことができるが、図3に示した下カバー3を外すことは容易でなく、構造を理解した専門の業者のみが下カバー3を外すことができ機能部品である電動開閉弁13にアプローチできる。
【0033】
図5はコントローラ9を外した状態を示した斜視図である。コントローラ9は上カバー2に開けられた開口部15に設置されており、上カバー2に係止片を利用して固定されている。コントローラ9は上カバー2と給水装置本体1の間の空間部に張り出して設置されており、外観部は上カバー2から突き出さないようになっている。なお、このコントローラ9は、これ自体で防水性を確保している。そのため、万が一コントローラ9が故障した場合は、開口部15から取り外して容易に交換可能である。
また、このコントローラ9の表面には操作部が設けられている。そして、上カバー2は前後に傾斜面を有しており、上カバー2に水滴が溜まらない構造となっている。
【0034】
この給水装置は、回転可能な上カバー2を開けることで、電源部である乾電池が交換可能となっている。なお、乾電池は、筒状の乾電池ケース10内に2本直列に収納し、乾電池を挿入する一端開口を蓋で水密性を保って覆う構造としている。そして、給水装置本体1の前側に給水装置本体1に沿って並列に配置することで上カバー2をコンパクトに形成することができる。
他方の下カバー3によって、電動開閉弁13を覆っているのである。
そして、回転可能な上カバー2は、回転軸12により給水装置本体1に固定されており、他の下カバー3は、回転軸12の頭部を隠蔽しかつ給水装置本体1の下方から固定されている。
【0035】
なお、上カバー2と下カバー3とで、給水装置本体1を隠蔽しているが、給水装置本体1の左右に突設された温度調節ハンドル6や開閉ハンドル7は、上カバー2と下カバー3とにより形成する挿通部を介して外部に露出される。なお、挿通部の中心軸にて分割するように、上カバー2と下カバー3とを分割することで、ハンドル6,7に関係なく組立ることができさらには、鉛直方向に上カバー2を回転させて開けることができ、メンテナンス性を確保することができる。
【0036】
さらに、上述の実施例だけではなく流量調節ハンドル7部の開閉弁を省きカラン8のみから吐水する給水装置でもよい。また、サーモスタット式の混合栓ではなくミキシング式の混合栓でもよいし、2ハンドル式の混合栓でもよい。また、種々の変形が可能であり、浴室用の給水装置のほかトイレ・洗面所・台所などの給水装置であってもよい。
そして、万が一上カバー2と下カバー3との隙間からカバー内に浸水することを想定して、上カバー2と下カバー3内に配置する乾電池、コントローラ、電動開閉弁等の電気系統の部材については、各々で防水対策を施すことが好ましい。さらに、カバー内に浸水した湯水が、カバー内に停滞しないように、下カバー3の最下端には水抜き穴を有している。なお、ここでは、水抜き穴をカラン取り付け用の開口と兼用している。
なお、上記の最良の実施例として、上カバー2と下カバー3をそれぞれ独立して給水装置本体1に固定し、上カバー2の固定兼回転軸12を下カバー3にて覆って、回転軸12が外観上見えない固定構造としたが、これに限定されず、たとえば、上カバーを回転自在に下カバーに固定し下カバーを給水装置本体に固定したり、下カバーを給水装置本体に固定しその下カバーに上カバーを回転自在に固定してもよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明は以上のように、給水管からの水と給湯管からの湯とを混合して給水装置において、前記給水装置本体の外観部を複数に分割された樹脂製カバーにより覆い、カバーのうち少なくとも一つは給水装置本体もしくは他のカバーとの間に回転軸を有し、カバーが回転軸を中心に開閉可能となる構造としているので、カバーはメンテナンス等の際に開けるだけで済み、給水装置本体から外すことがないので、カバーを落下させて傷が付いたり破損したりする心配がない。また、カバーが簡単に開閉できることより、従来外観部分に設ける必要のあった水中の異物を取り除くフィルターやメンテナンス用の止水栓などが内部に配置できるので、外観は凹凸のない形状とすることが可能となる。さらに、回転軸により他の部品と固定されていることより、ねじでの固定などの簡単な方法で別に1ヶ所以上固定方法を設けることにより、カバー全体を強固に固定することが可能となる。
【0038】
なお、給水装置本体を複数に分割された樹脂製カバーにより覆うことにより本体とカバーに空気層を設けているので断熱性能は確保することができる。
【0039】
さらに、カバーが給水装置本体に突設された機能部分が挿通した挿通部にて分割されている構成とすれば、カバーはハンドルなどの挿通部と鉛直方向に開くことができ、ハンドルなどを外す必要がない。また、挿通部に固定用の突起部を設ける必要がないのでハンドルとカバーの間に隙間を設ける必要がなく、意匠上制約を受けることがない。
【0040】
さらに、回転軸がカバーを挿通して給水装置本体に固定されており、回転軸の頭部は他のカバーにより隠蔽されている構成とすれば、回転軸はカバーに隠れて外観からは見えなくなるので、回転軸の部品は形状設計の自由度が拡大し、また材料の選定においてもメッキなどの外観仕様が必要ではなく、安価な材料も使用可能となりコストダウンが可能である。また、回転軸が外側から外せないので、メンテナンスの際に誤ってカバーを外したり、いたずらで外されたりする心配がない。
【0041】
さらに、給水装置が吐水・止水を電気的行う電動開閉弁を有し、さらに電動開閉弁を制御する制御部と制御部に電気を供給する電源部を有しており、電動開閉弁、制御部、電源部はカバーと給水装置本体との空間に配置した構成とすれば、一般の使用者からは電動開閉弁等の構成部品が見えず、従来の給水装置と違和感ない形状とすることが可能となる。また、電動開閉弁や制御部等をつなぐ信号線もカバーの内部を配線できるので、不意やいたずらなどで断線することがない。また、回転軸を中心にカバーを開けることができるので、電源部を乾電池とした場合交換が容易に行える効果も奏する。
【0042】
さらに、給水装置は吐水の開始・停止などの操作を行う操作部がカバーに開けられた開口部に設けられている構成とすれば、操作部はカバーの開口部を通して内部にまで挿通して設置できるので、操作部が出っ張ることなくカバーと面一とすることが可能となる。
【0043】
さらに、一般の使用者が使用する角度からは見ることができない給水装置本体の下方で他のカバーを固定しているため、一般の使用者が誤って他のカバーの方を外すことを低減することができる。そして、さらに、回転軸の頭部が隠蔽されているため、誤って回転可能なカバーを給水装置から外してしまうようなおそれもない。そのため、一般の使用者は、意識せずに回転可能なカバーを回転させて開けて乾電池を交換することができる。
【0044】
さらに、機能部品である電動開閉弁は他方のカバーによって覆われているため、一般の使用者が乾電池を交換する際に不用意に触るおそれがない。触ることができるのは、構造を理解した専門の業者のみである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明給水装置の一例を示す斜視図である。
【図2】上カバー2の開閉状態を示した斜視図である。
【図3】下カバー3及びカラン8を取り外した状態を斜め上側から見た斜視図である。
【図4】上カバー2の回転軸を拡大した斜視図である。
【図5】コントローラ9を外した状態を示した斜視図である。
【図6】下カバー3及びカラン8を取り外した状態を斜め下側から見た斜視図である。
【符号の説明】
1:給水装置本体
2:上カバー
3:下カバー
4:給湯継手
5:給水継手
6:温度調節ハンドル
7:開閉ハンドル
8:カラン
9:コントローラ
9a:スイッチ
9b:時間表示部
9c、9d:スイッチ
10:乾電池ケース
11:固定ねじ
12:回転軸
13:電動開閉弁
14:固定ねじ
15:開口部

Claims (6)

  1. 給水管からの水と給湯管からの湯とを混合する給水装置本体を備え、前記給水装置本体の外観部を上カバーと下カバーの2つに分割されたカバーにより覆い、前記上カバーは前記給水装置本体もしくは前記下カバーとの間に回転軸を有し、前記上カバーが前記回転軸を中心に開閉可能となる構造を有しており、
    前記回転軸は回転可能な前記上カバーを挿通して前記給水装置本体に固定されており、前記回転軸の頭部は前記下カバーにより隠蔽されていることを特徴とする給水装置。
  2. 前記上カバーと前記下カバーとで前記給水装置本体を隠蔽し、給水装置本体に突設されたハンドルは前記上カバーと前記下カバーとにより形成した挿通部を介して外部に露出するとともに、挿通部を分割するように前記上カバーと前記下カバーを分割されていることを特徴とする請求項1記載の給水装置。
  3. 前記給水装置は、吐水・止水を電気的に行う電動開閉弁を有し、さらに前記電動開閉弁を制御する制御部と制御部に電気を供給する電源部を有しており、前記電動開閉弁、制御部、電源部は前記上カバーと前記下カバーと前記給水装置本体との空間に配置したことを特徴とする請求項1記載の給水装置。
  4. 吐水の開始・停止などの操作を行う操作部が前記上カバーに開けられた開口部に設けられていることを特徴とする請求項3記載の給水装置。
  5. 前記回転可能な前記上カバーを開けることで、電源部が交換可能となっており、かつ、前記下カバーによって、電動開閉弁を覆ってなることを特徴とする請求項3に記載の給水装置。
  6. 前記回転可能な前記上カバーは、回転軸により給水装置本体に固定されており、前記下カバーは、回転軸の頭部を隠蔽しかつ給水装置本体の下方から固定されていることを特徴とする請求項5記載の給水装置。
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