JPH10212744A - 湯水混合栓 - Google Patents

湯水混合栓

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JPH10212744A
JPH10212744A JP3337397A JP3337397A JPH10212744A JP H10212744 A JPH10212744 A JP H10212744A JP 3337397 A JP3337397 A JP 3337397A JP 3337397 A JP3337397 A JP 3337397A JP H10212744 A JPH10212744 A JP H10212744A
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孝明 長井
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Mizutani Valve Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実に、本体断熱カバーを混合栓本体に固定
できる湯水混合栓を提供する。 【解決手段】 混合栓本体1を覆う本体断熱カバー6
は、一方および他方の側部6d、6eに、貫通する第1
および第2の取付孔6h、6iが形成されている。混合
栓本体1は、一方および他方の側面1e、1hに、内部
に貫通する第1および第2の貫通孔1f、1iが形成さ
れている。そして、温度調節ボンネット9は、第1の取
付孔6hに嵌合するように挿入されるとともに、第1の
貫通孔1fを塞ぐように混合栓本体1に着脱自在に取り
付けらる。混合弁押え10もまた、第2の取付孔6iに
嵌合するように挿入されるとともに、第2の貫通孔1i
を塞ぐように混合栓本体1に着脱自在に取り付けらる。
こうして、本体断熱カバー6は、混合栓本体1に固定さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、混合栓本体を覆
う本体断熱カバーを備えた湯水混合栓に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、使用者が、熱くなった混合栓本体
に直接触れないように、混合栓本体を本体断熱カバーで
覆った湯水混合栓があった。これは、例えば、特開平8
−93013号に記載されており、図8に示すようなも
のであった。すなわち、本体断熱カバーとしての樹脂製
カバー31が混合栓本体32を覆うように取り付けられ
ている。この樹脂製カバー31は、縦断面が略横U字で
横長の形状をしており、後端には、混合栓本体32に係
止するための係止突起31a、31aが設けられてい
る。この樹脂製カバー31の組み付けは、混合栓本体3
2に、樹脂製カバー31自身の弾性を利用することによ
り上下の係止突起31a、31aを開くようにして、混
合栓本体32の前方より装着されるものである。装着後
は、樹脂製カバー31の係止突起31a、31aが混合
栓本体32の後面32aに係止することにより、樹脂製
カバー31は、抜け止めされて、混合栓本体32に固定
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の湯水
混合栓にあっては、本体断熱カバーとしての樹脂製カバ
ー31は、それ自身の弾性を利用して、混合栓本体32
に固定されるものであり、したがって、固定の確実性に
おいて問題であった。
【0004】この発明は、上記した従来の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、確実に、本体断熱カバーを混合栓本体に固定できる
湯水混合栓を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る湯水混合
栓は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、少なくとも混合栓
本体の上面、前面および一方の側面を覆う、上部、前部
および一方の側部を備える本体断熱カバーと、その本体
断熱カバーを前記混合栓本体に固定するための第1の固
定部材とを備えて成り、前記混合栓本体は、前記一方の
側面に、内部に貫通する第1の貫通孔が形成され、前記
本体断熱カバーは、前記一方の側部に貫通する第1の取
付孔が形成され、前記第1の固定部材は、前記第1の取
付孔に嵌合するよう挿入されるとともに、前記第1の貫
通孔を塞ぐように前記混合栓本体に着脱自在に取り付け
られる。これにより、本体断熱カバーが、混合栓本体
に、その上面、前面および一方の側面を覆うように、混
合栓本体の上方または前方より、組み付けられた後に、
第1の固定部材が、本体断熱カバーの一方の側部の第1
の取付孔に嵌合するように挿入されて、混合栓本体の第
1の貫通孔を塞ぐように混合栓本体に着脱自在に取り付
けられる。こうして、本体断熱カバーは、混合栓本体に
取り付けられる第1の固定部材との嵌合により、混合栓
本体に対して抜け止めされて、固定される。したがっ
て、この本体断熱カバーにより、使用者が、熱くなった
混合栓本体の上面や前面に直接触れることを防ぐことが
できる。さらに、この第1の固定部材を外すと、混合栓
本体の内部に貫通する貫通孔が現れて、混合栓本体のメ
ンテナンスが容易となる。
【0006】また、請求項2に記載の発明のように、請
求項1に記載の湯水混合栓において、前記本体断熱カバ
ーを前記混合栓本体に固定するための第2の固定部材を
備えて成り、前記混合栓本体は、他方の側面に、内部に
貫通する第2の貫通孔が形成され、前記本体断熱カバー
は、前記混合栓本体の他方の側面を覆う他方の側部を備
えるとともに、その他方の側部に貫通する第2の取付孔
が形成され、前記第2の固定部材は、前記第2の取付孔
に嵌合するよう挿入されるとともに、前記第2の貫通孔
を塞ぐように前記混合栓本体に着脱自在に取り付けられ
るのが望ましい。これにより、第1の固定部材だけでな
く、第2の固定部材によっても、本体断熱カバーは、混
合栓本体の両側面で、その混合栓本体に対して抜け止め
されて、固定される。さらに、これら第1および第2の
固定部材を外すと、混合栓本体の両側面に、内部に貫通
する第1および第2の貫通孔が現れて、混合栓本体のメ
ンテナンスが一層容易となる。
【0007】また、請求項3に記載の発明のように、請
求項1または2に記載の湯水混合栓において、前記第1
の固定部材には、前記混合栓本体内の混合水の温度を調
節するための温調ハンドルが取り付けられてもよい。こ
れにより、第1の固定部材が、温調ハンドルの取付けの
ための取付部材としても機能する。
【0008】また、請求項4に記載の発明のように、請
求項3に記載の湯水混合栓において、前記本体断熱カバ
ーは、印刷が可能な合成樹脂からなり、その表面には、
前記温調ハンドルの調節位置に対応して前記混合水の温
度を示すための表示が印刷されていてもよい。これによ
り、本体断熱カバーが印刷が容易な合成樹脂からなるの
で、その本体断熱カバーの表面に、混合水の温度を示す
ための表示の印刷を簡単かつ明瞭に行える。
【0009】また、請求項5に記載の発明のように、請
求項1ないし4のいずれか1項に記載の湯水混合栓にお
いて、前記混合栓本体には、その後面を覆う本体断熱プ
レートが取り付けられてもよい。この本体断熱プレート
により、使用者が、熱くなった混合栓本体の後面に直接
触れることを防ぐことができる。
【0010】また、請求項6に記載の発明のように、請
求項1ないし5のいずれか1項に記載の湯水混合栓にお
いて、その混合栓本体に接続される給湯管を覆う給湯管
断熱カバーが取り付けられてもよい。この給湯管断熱カ
バーにより、使用者が、熱くなった給湯管に直接触れる
ことを防ぐことができる。
【0011】また、請求項7に記載の発明のように、請
求項1ないし6のいずれか1項に記載の湯水混合栓にお
いて、その混合栓本体に接続される吐出管には、その吐
出管を覆う吐出管断熱カバーが取り付けられてもよい。
この吐出管断熱カバーにより、使用者が、熱くなった吐
出管に直接触れることを防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る湯水混合栓
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】図1ないし図7は、本発明に係る湯水混合
栓をサーモスタット式湯水混合栓に適用した一実施の形
態を示す。1は、金属材料からなる混合栓本体であり、
その後部の左右部分には、後方に向かって開口する給湯
管接続口1aおよび給水管接続口1bが、さらに、後部
の中央下部には、後方に向かって開口するシャワー接続
口1cが形成されている。そして、混合栓本体1の下部
には、下方に向かって開口する蛇口接続口1dが形成さ
れており、その蛇口接続口1dには、吐出管2が取り付
けられる。また、混合栓本体1の前部には、混合水を吐
出管2側、シャワー側または止水側へ切り換える切換弁
ユニット3が取り付けられる。そして、混合栓本体1に
は、その一方の側面1eに、内部に貫通する第1の貫通
孔1fが形成されており、その第1の貫通孔1fには、
雌ネジ1gが螺設されている。さらに、混合栓本体1の
他方の側面1hにもまた、前記第1の貫通孔1fと同軸
となるように、内部に貫通する第2の貫通孔1iが形成
されており、その第2の貫通孔1iにもまた、雌ネジ1
jが螺設されている。そして、混合栓本体1内には、第
2の貫通孔1iより、混合弁カートリッジ4が挿入され
る。この混合弁カートリッジ4は、感温体を備えるもの
であって、混合水の温度を、後述の合成樹脂材料からな
る温調ハンドル5により設定された温度に調節するため
のものである。
【0014】この混合栓本体1には、その表面を覆うよ
うに、断熱性を備えた、本体断熱カバー6および本体断
熱プレート7が取り付けられる。すなわち、本体断熱カ
バー6は、例えば、印刷が可能なABS樹脂等の合成樹
脂材料からなり、混合栓本体1の上面1k、前面1m、
下面1n、一方の側面1eおよび他方の側面1hを覆う
ように、上部6a、前部6b、下部6c、一方の側部6
dおよび他方の側部6eを備えており、後方側へは、開
放されている。そして、本体断熱カバー6の前部6bに
は、切換弁ユニット3が挿通するための開口孔6fが、
さらに、下部6cには、混合栓本体1の蛇口接続口1d
が入り込むための、後方に開いたU字形状の切り欠き6
gが形成されている。また、本体断熱カバー6は、混合
栓本体1の第1の貫通孔1fに対向するように、一方の
側部6dに貫通する第1の取付孔6hが、さらに、混合
栓本体1の第2の貫通孔1iに対向するように、他方の
側部6eに貫通する第2の取付孔6iが形成されてい
る。そして、本体断熱カバー6の一方の側部6dに近い
上部6aから前部6bに掛かるように、その表面に、後
述の温調ハンドル5の調節位置に対応して混合水の温度
を示すための表示である温度表示6jが印刷されてい
る。さらに、本体断熱カバー6の前部6bの、開口孔6
fの周囲の表面には、後述の切換ハンドル8の切換位置
を表示した切換表示6kが印刷されている。
【0015】そして、この本体断熱カバー6は、混合栓
本体1に、その前方より装着されて、第1の固定部材と
しての温度調節ボンネット9および第2の固定部材とし
ての混合弁押え10により、混合栓本体1に取り付けら
れる。ここで、第1の固定部材としての温度調節ボンネ
ット9は、筒状ガイドソケット9a、スピンドル9b、
作動筒9c、エレメント押え9d、Oリング9e等から
構成されている。そして、筒状ガイドソケット9aは、
外周面の中間付近には、雄ネジ9fが螺設されており、
その後方には、Oリング9eが嵌められている。さら
に、筒状ガイドソケット9は、先端部の内周面には、雌
ネジ9gが螺設されている。スピンドル9bは、筒状ガ
イドソケット9aに対して回動はするが、軸方向には移
動しないようになっており、先端部の外周面には、セレ
ーション9hが形成されている。作動筒9cは、その基
端部の内周面にセレーション9iが形成されており、ス
ピンドル9bのセレーション9hと係合することによ
り、スピンドル9bの回動に連動して回動はするが、軸
方向には移動自在となっている。さらに、作動筒9c
は、その先端部の外周面に雄ネジ9jが螺設されてお
り、前記筒状ガイドソケット9aの雌ネジ9gと螺合し
ている。エレメント押え9dは、作動筒9cの先端の内
周に嵌め込まれたCリング9kにより抜け止めされると
ともに、コイルスプリング9m、9nにより、Cリング
9kに押え付けられている。こうして、スピンドル9b
が回動すると、その回動に連動してエレメント押え9d
が軸方向に移動するようになっている。この温度調節ボ
ンネット9は、そのOリング9eが、本体断熱カバー6
の第1の取付孔6hに、圧縮されて嵌合するように、挿
入されるとともに、混合栓本体1の第1の貫通孔1fを
塞ぐように、温度調節ボンネット9の雄ネジ9fが混合
栓本体1の雌ネジ1jにねじ込まれることで、その混合
栓本体1に着脱自在に取り付けられる。このとき、温度
調節ボンネット9のエレメント押え9dは、混合栓本体
1に内蔵された混合弁カートリッジ4の先端のロッド4
aに当接する。そして、温度調節ボンネット9が取り付
けられた後に、その温度調節ボンネット9の筒状ガイド
ソケット9aには、温調ハンドル5の回動を規制する止
めリング11が嵌め込まれ、さらに、温度調節ボンネッ
ト9のスピンドル9bには、温調ハンドル5が、ネジ1
2により取り付けられる。その後、温調ハンドル5に
は、ネジ12を隠すためのキャップ13が取り付けられ
る。この温調ハンドル5には、本体断熱カバー6に印刷
された温度表示6jと並ぶように、外周面上に、前記温
度表示6jによって示される設定温度を表示した温度表
示5aが印刷されている。
【0016】そして、第2の固定部材としての混合弁押
え10は、金属材料からなり、円柱状に形成されて、そ
の先端部の外周面には、雄ネジ10aが螺設されてお
り、後端には、つば部10bおよび取付穴10cが形成
されている。この混合弁押え10は、そのつば部10b
の外周面が本体断熱カバー6の第2の取付孔6iに嵌合
するように、挿入されるとともに、混合栓本体1の第2
の貫通孔1iを塞ぐように、混合弁押え10の雄ネジ1
0aが混合栓本体1の雌ネジ1jにねじ込まれて、その
混合栓本体1に着脱自在に取り付けられる。このとき、
混合弁押え10の先端面は、混合弁カートリッジ4の後
端を押えるように当接する。そして、混合弁押え10が
取り付けられた後に、合成樹脂材料からなり先端部分に
Oリング14aが嵌められたキャップ14が、その混合
弁押え10および本体断熱カバー6の他方の側部6eを
覆うように、そして、キャップ14の先端部分が混合弁
押え10の取付穴10cに、Oリング14aが圧縮され
るようにして、取り付けられる。
【0017】また、本体断熱カバー6の前部6bの開口
孔6fから突出する切換弁ユニット3の前端には、合成
樹脂材料からなる切換ハンドル8が、ネジ16により取
り付けられる。その後、切換ハンドル8に、ネジ16を
隠すためのキャップ17が取り付けられる。
【0018】一方、本体断熱プレート7は、本体断熱カ
バー6と同様に、例えば、ABS樹脂等の合成樹脂材料
からなり、混合栓本体1の後面1pおよび、下面1nの
一部を覆うように、垂直部7aおよび水平部7bが、折
れ曲がるように形成されたプレート形状をしている。そ
して、本体断熱プレート7の垂直部7aには、左右部分
に、混合栓本体1の給湯管接続口1aおよび給水管接続
口1bが挿通するための開口孔7c、7dが、さらに、
垂直部7aの中央下部には、混合栓本体1にシャワーホ
ース18を取り付けるためのエルボー19が挿通する開
口孔7eが形成されている。また、本体断熱プレート7
の水平部7bには、混合栓本体1の蛇口接続口1dが嵌
まるための、前方に開いた半円状の切り欠き7fが形成
されている。そして、この本体断熱プレート7は、混合
栓本体1に、その後方より装着されて、ネジ20、20
により固定される。このとき、本体断熱プレート7の水
平部7bは、本体断熱カバー6の切り欠き6gに嵌まり
込み、さらに、本体断熱プレート7に形成された突起7
g、7gが、本体断熱カバー6の後端に形成された嵌合
穴6m、6mに挿入される。
【0019】その後、予め浴室の壁面等に取り付けられ
た給湯管21および給水管22に、継手ナット23aと
締付ナット23bとからなるアダプター23、23を介
して、本体断熱カバー6や本体断熱プレート7等が取り
付けられた混合栓本体1が、取り付けられる。こうし
て、この混合栓本体1に、給湯管21および給水管22
が接続される。そして、給湯管21には、その給湯管2
1を覆うように、断熱性を備えた給湯管断熱カバー24
が取り付けられる。この給湯管断熱カバー24は、半割
にされた一方の半割体24aと他方の半割体24bとか
らなり、給湯管21を両側から挟むようにして取り付け
られる。さらに、給湯管断熱カバー24の一方の半割体
24aには、その他方の半割体24bと対面する位置に
突起24c、24cが形成されており、また、給湯管断
熱カバー24の他方の半割体24bには、その一方の半
割体24aと対面する位置に、前記突起24c、24c
が圧入されるようにして嵌まる嵌合穴24d、24dが
形成されている。また、給湯管断熱カバー24が給湯管
21に取り付けられたとき、給湯管21の湯の流入側お
よび流出側、そして給湯管21の流量調節止水弁ユニッ
ト21a側のそれぞれの外周面21b、21c、21d
に、給湯管断熱カバー24の、前記外周面21b、21
c、21dに対応するそれぞれの内周面24e、24
f、24gが、ぴったりと嵌合する。こうして、給湯管
断熱カバー24は、給湯管21にガタ無く取り付けられ
る。
【0020】給水管22にも、給湯管断熱カバー24と
同様の構造の、断熱性を備えた給水管断熱カバー25が
取り付けられる。すなわち、給水管断熱カバー25は、
半割にされた一方の半割体25aと他方の半割体25b
とからなり、一方の半割体25aには、突起25c、2
5cが、他方の半割体25bには、嵌合穴(図示せず)
が形成されている。また、給水管22の水の流入側およ
び流出側、そして給水管22の流量調節止水弁ユニット
22a側のそれぞれの外周面22b、22c、22d
に、給水管断熱カバー25の、前記外周面22b、22
c、22dに対応するそれぞれの内周面25e、25
f、25gが、ぴったりと嵌合する。
【0021】そして、吐出管2にもまた、給湯管21と
同様に、その吐出管2を覆うように、断熱性を備えた吐
出管断熱カバー26が取り付けられる。つまり、この吐
出管断熱カバー26は、半割にされた一方の半割体26
aと他方の半割体26bとからなり、吐出管2を両側か
ら挟むようにして取り付けられる。さらに、吐出管断熱
カバー26の一方の半割体26aには、その他方の半割
体26bと対面する位置に突起(図示せず)が形成され
ており、また、吐出管断熱カバー26の他方の半割体2
6bには、その一方の半割体26aと対面する位置に、
前記突起が圧入されるようにして嵌まる嵌合穴26d、
26dが形成されている。
【0022】上記の給湯管断熱カバー24、給水管断熱
カバー25および吐出管断熱カバー26は、本体断熱カ
バー6や本体断熱プレート7と同様に、例えば、ABS
樹脂等の合成樹脂材料からなるが、外観の統一を図るた
めには、本体断熱カバー6、本体断熱プレート7、給湯
管断熱カバー24、給水管断熱カバー25および吐出管
断熱カバー26において、同一の材料を選択するのが望
ましい。
【0023】次に、以上の構成からなる湯水混合栓の作
用効果について説明する。この湯水混合栓は、まず本体
断熱カバーが6、混合栓本体1に、その上面1k、前面
1m、下面1n、一方の側面1eおよび他方の側面1h
を覆うように、混合栓本体1の前方より、組み付けられ
る。その後、温度調節ボンネット9および混合弁押え1
0が、本体断熱カバー6の一方の側部6dの第1の取付
孔6hおよび他方の側部6eの第2の取付孔6iに嵌合
するように挿入されて、混合栓本体1の第1および第2
の貫通孔1f、1iを塞ぐように混合栓本体1に着脱自
在に取り付けられる。こうして、本体断熱カバー6は、
混合栓本体1に取り付けられる温度調節ボンネット9お
よび混合弁押え10との嵌合により、混合栓本体1に対
して抜け止めされて、固定される。したがって、温度調
節ボンネット9および混合弁押え10により、確実に、
本体断熱カバー6を混合栓本体1に固定することができ
る。その上、温度調節ボンネット9は、そのOリング9
eが、本体断熱カバー6の第1の取付孔6hに、圧縮さ
れて嵌合するので、ガタ無く、本体断熱カバー6を混合
栓本体1に固定することができる。そして、この本体断
熱カバー6により、使用者が、熱くなった混合栓本体1
の上面1kや前面1mや下面1nや両側面1e、1hに
直接触れることを防ぐことができる。さらに、これらの
温度調節ボンネット9や混合弁押え10を外すと、混合
栓本体1の内部に貫通する第1および第2の貫通孔1
f、1iが現れて、混合栓本体1のメンテナンスが容易
となる。その上、温度調節ボンネット9は、本体断熱カ
バー6を混合栓本体1に取り付け固定するための固定部
材として機能するだけでなく、温調ハンドル5の取り付
けのための取付部材としても機能する。また、本体断熱
カバー6が印刷が容易な合成樹脂からなるので、その本
体断熱カバー6の表面に、混合水の温度を示すための表
示である温度表示6jの印刷を簡単かつ明瞭に行える。
【0024】また、混合栓本体1の後面1pを覆う本体
断熱プレート7により、使用者が、熱くなった混合栓本
体1の後面1pに直接触れることを防ぐことができる。
そして、この本体断熱プレート7は、混合栓本体1に直
接ねじ止めされるので、混合栓本体1に強固に固定され
る。さらに、給湯管21を覆う給湯管断熱カバー24や
吐出管2を覆う吐出管断熱カバー26により、使用者
が、熱くなった給湯管21や吐出管2に直接触れること
を防ぐことができる。さらには、給水管22を覆う給水
管断熱カバー25により、使用者が、冷たい給水管22
に直接触れることを防ぐことができる。また、これらの
給湯管断熱カバー24、給水管断熱カバー25および吐
出管断熱カバー26は、2分割されたものが、突起と嵌
合穴との嵌め合わせにより組み付けられており、その取
り外しが簡単に行えるので、給湯管21や給水管22や
吐出管2のメンテナンスが容易である。
【0025】また、本実施の形態で示すように、湯水混
合栓の金属部分(混合栓本体1、温度調節ボンネット
9、混合弁押え10、給湯管21、給水管22、吐出管
2等)の大方を合成樹脂材料で覆うようにすれば、合成
樹脂材料が多用されている現代の浴室、洗面台に設備す
る混合栓として、素材の統一を図ることができ、美観に
も優れる。
【0026】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるわけではなく、その他種々の変更が可能であ
る。例えば、この発明に係る湯水混合栓は、サーモスタ
ット式湯水混合栓だけでなく、2ハンドル式の湯水混合
栓やシングルレバー式の湯水混合栓に適用してもよい。
また、混合栓本体1の下面1nは、元々使用者が触れ難
いので、本体断熱カバー6の下部6cは無くともよい。
また、混合弁押え10のつば部10bの外周面が、本体
断熱カバー6の第2の取付孔6iと嵌合しなくとも、キ
ャップ14が第2の取付孔6iと嵌合するものであって
もよい。この場合、混合弁押え10およびキャップ14
の両者により、本体断熱カバー6を混合栓本体1に固定
する固定部材として機能することとなる。また、本体断
熱カバー6、本体断熱プレート7、給湯管断熱カバー2
4、給水管断熱カバー25および吐出管断熱カバー26
は、断熱性を備えるものであれば、合成樹脂材料に限定
されるものではない。
【0027】
【発明の効果】以上、詳述したところから明らかなよう
に、この発明に係る湯水混合栓によれば、次の効果があ
る。
【0028】請求項1に記載された湯水混合栓によれ
ば、第1の固定部材により、確実に、本体断熱カバーを
混合栓本体に固定できる。
【0029】また、請求項2に記載された湯水混合栓に
よれば、第1および第2の固定部材により、一層確実
に、本体断熱カバーを混合栓本体に固定できる。
【0030】また、請求項3に記載された湯水混合栓に
よれば、第1の固定部材は、本体断熱カバーを混合栓本
体に固定するためだけでなく、温調ハンドルの取付けの
ためにも機能する。
【0031】また、請求項4に記載された湯水混合栓に
よれば、本体断熱カバーの表面に、混合水の温度を示す
ための表示の印刷を簡単かつ明瞭に行うことができる。
【0032】また、請求項5に記載された湯水混合栓に
よれば、使用者が、熱くなった混合栓本体の後面に直接
触れることを防ぐことができる。
【0033】また、請求項6に記載された湯水混合栓に
よれば、使用者が、熱くなった給湯管に直接触れること
を防ぐことができる。
【0034】また、請求項7に記載された湯水混合栓に
よれば、使用者が、熱くなった吐出管に直接触れること
を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る湯水混合栓の一実施の形態の一
部を破断し、給湯管断熱カバーの一方および給水管断熱
カバーの他方を取り除いた平面図である。
【図2】同じく、分解斜視図である。
【図3】同じく、本体断熱カバーおよび本体断熱プレー
トを破断した側面図である。
【図4】同じく、本体断熱カバーの背面図である
【図5】図4におけるA−A線による断面図である。
【図6】この発明に係る湯水混合栓の一実施の形態の本
体断熱プレートの正面図である。
【図7】図6におけるB−B線による断面図である。
【図8】従来の湯水混合栓の、本体断熱カバーを破断し
た側面図である。
【符号の説明】
1 混合栓本体 1k 上面 1m 前面 1e 一方の側面 1f 第1の貫通孔 1h 他方の側面 1i 第2の貫通孔 2 吐出管 5 温調ハンドル 6 本体断熱カバー 6a 上部 6b 前部 6d 一方の側部 6e 他方の側部 6h 第1の取付孔 6i 第2の取付孔 7 本体断熱プレート 9 温度調節ボンネット
(第1の固定部材) 10 混合弁押え(第2の固定部材) 21 給湯管 24 給湯管断熱カバー 26 吐出管断熱カ
バー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも混合栓本体の上面、前面およ
    び一方の側面を覆う、上部、前部および一方の側部を備
    える本体断熱カバーと、その本体断熱カバーを前記混合
    栓本体に固定するための第1の固定部材とを備えて成
    り、 前記混合栓本体は、前記一方の側面に、内部に貫通する
    第1の貫通孔が形成され、 前記本体断熱カバーは、前記一方の側部に貫通する第1
    の取付孔が形成され、 前記第1の固定部材は、前記第1の取付孔に嵌合するよ
    う挿入されるとともに、前記第1の貫通孔を塞ぐように
    前記混合栓本体に着脱自在に取り付けられることを特徴
    とする湯水混合栓。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の湯水混合栓において、
    前記本体断熱カバーを前記混合栓本体に固定するための
    第2の固定部材を備えて成り、 前記混合栓本体は、他方の側面に、内部に貫通する第2
    の貫通孔が形成され、 前記本体断熱カバーは、前記混合栓本体の他方の側面を
    覆う他方の側部を備えるとともに、その他方の側部に貫
    通する第2の取付孔が形成され、 前記第2の固定部材は、前記第2の取付孔に嵌合するよ
    う挿入されるとともに、前記第2の貫通孔を塞ぐように
    前記混合栓本体に着脱自在に取り付けられることを特徴
    とする湯水混合栓。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の湯水混合栓に
    おいて、前記第1の固定部材には、前記混合栓本体内の
    混合水の温度を調節するための温調ハンドルが取り付け
    られることを特徴とする湯水混合栓。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の湯水混合栓において、
    前記本体断熱カバーは、印刷が可能な合成樹脂からな
    り、その表面には、前記温調ハンドルの調節位置に対応
    して前記混合水の温度を示すための表示が印刷されてい
    ることを特徴とする湯水混合栓。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の湯水混合栓において、前記混合栓本体には、その後面
    を覆う本体断熱プレートが取り付けられることを特徴と
    する湯水混合栓。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の湯水混合栓において、その混合栓本体に接続される給
    湯管には、その給湯管を覆う給湯管断熱カバーが取り付
    けられることを特徴とする湯水混合栓。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    の湯水混合栓において、その混合栓本体に接続される吐
    出管には、その吐出管を覆う吐出管断熱カバーが取り付
    けられることを特徴とする湯水混合栓。
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