JP2013181303A - 水栓のハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドル本体を異形状とした場合においても、ハンドルの回転によってその内部が見えてしまうことがなく、ハンドルないしハンドル周りの美観を良好に保つことのできる水栓のハンドル装置を提供する。
【解決手段】水栓本体14を含む水栓主体部15のハンドル取付面160に回転可能に取り付けられるハンドル38を含んだ水栓のハンドル装置39であって、ハンドル38が、筒状の周壁部188と閉鎖部190とを備え取付面160の側が開放された形態のハンドル本体195を有し、且つハンドル本体195の回転軸線方向視形状が非円形の異形状とされている場合において、ハンドル本体195の開放部を閉鎖する状態に異形状の蓋体206をハンドル38と一体回転する状態に取り付けておく。
【選択図】 図17

Description

この発明は水栓のハンドル装置に関し、特に混合水栓の温調(温度調節)ハンドルや切替ハンドル周りに適用して好適な水栓のハンドル装置に関する。
従来、(湯水)混合水栓の1種として、弁部その他の水栓機構部を内蔵する水栓本体の本体ボデーを金属の鋳物にて円筒形状に形成し、そして水栓本体の(使用者側から見た)左端面を取付面としてそこに温調(温度調節)ハンドルを回転可能に取り付け、また右端面を取付面としてそこに切替ハンドル、詳しくはカラン側の吐水部からの吐水とシャワー側の吐水部から吐水とを切り替える切替ハンドルを回転可能に取り付けたものが広く用いられている。
この種の従来の水栓では、温調ハンドル,切替ハンドルの何れもが、詳しくは外観上現われるハンドル本体が、水栓本体における本体ボデーの円筒形状に対応して内部中空の円筒形状に形成され、本体ボデー即ち水栓本体の左端面と右端面とに、水栓本体の軸線と同軸状に回転可能に取り付けられる。
ここで従来の水栓では、温調ハンドルや切替ハンドル(以下両者を含めて単にハンドルと称する)のハンドル本体は、ハンドル外周面を形成する筒状の周壁部を有してその周壁部が円筒形状とされ、かかる周壁部の取付面とは反対側の一方の面が閉鎖部にて閉鎖され、取付面側の他方の面が取付面に向けて開放された形状で構成されている。
従って取付前のハンドル単体を見れば、取付面側の開放された他方の面からハンドル本体の内部が見えてしまうが、水栓本体への取付状態では、その開放された他方の面が水栓本体の取付面で隠れた状態となって、外部からはハンドル本体の内部が見えないため、ハンドル本体の形状が上記形状であってもハンドルないしハンドル周りの美観,意匠性が特に損なわれるといったことはない。
ところで従来の水栓の場合、金属製の鋳物製の本体ボデーがそのまま水栓の外観を成しており、そこで水栓の意匠性を高めるべく、従来にあっては一般に本体ボデー外面にメッキを施して外面を美麗に仕上げることを行っている。
しかしながらこの場合、良好な外観を実現するために本体ボデーに余剰の肉を付けて外面をフラットとし、研磨処理を施した上でメッキ処理することとなるため、本体ボデーが必然的に重くなって施工作業がしづらくなり、また鋳物材料の使用量も多くなるとともに、研磨及びメッキ処理の工程が必要となってコストも高くなってしまう。
また使用者が本体ボデーに触れたときの火傷防止などのために、本体ボデーにウォータージャケット構造を設けて、そこに水を巡らすようにしており、そのウォータージャケット構造のために本体ボデーの構造が複雑化し、また重量も重くなってしまう。
このような事情の下で、水栓本体をカバーで覆い、水栓をカバー付き水栓として構成することも従来行われている。
例えば下記特許文献1,特許文献2にこのようなカバー付き水栓が開示されている。
このようなカバー付き水栓では上記した問題を解決することができる。
具体的には、カバー付き水栓の場合、カバーが水栓の外観を成すために、水栓の本体ボデーに余剰の肉を付けてその外面を凹凸の無いフラットな形に形成してメッキ処理したりしなくても良く、重量を軽量化することができる。
またカバーによって、使用者が直接本体ボデーに触れるのを防ぐことが可能となり、従来本体ボデーに設けていたウォータージャケット構造を省くことも可能となる。
更にカバー付き水栓にあっては、カバーの種類を変えることで様々な外観を水栓に与えることが可能となる。
このようなカバー付き水栓では、デザイン上カバーとの一体感をもたせるために、外観上現われるハンドル本体の形状を異形状とすること、詳しくはハンドルの回転軸線方向視形状が非円形の異形状とすることが必要となる場合がある。
ところが、ハンドル本体の形状をこのような異形状とすると、ハンドルを回転させたときに、取付面側の開放された他方の面の一部が取付面からハンドルの回転軸線と直交方向にはみ出してしまい、そのはみ出した部分からハンドル本体の内部構造が見えてしまって、ハンドル及びハンドル周りの美観,意匠性が損なわれてしまうといった問題が生じる。
以上カバー付き水栓を例として述べたが、カバー無しの水栓であっても、ハンドル本体を異形状としたときには同様の問題が生じる。
尚本発明に対する先行技術として、下記特許文献3には「水栓用ハンドルの取付構造」についての発明が示され、そこにおいて回転式のハンドル(8)とスピンドル(4)とにまたがって円板状の支持部材(19)を介装した点が開示されている。
但しこの特許文献3に開示のハンドル(8)は円筒形状のもので、回転によって水栓本体側の開放された面が取付面からはみ出してしまうような異形状をなしているものでもないし、また支持部材(19)はあくまでハンドル(8)のがたつき防止のための支持としてのもので、これらの点で特許文献3に開示のものは本発明とは異なる。
特開2011−219959号公報 特開昭61−183527号公報 特開平11−293727号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、ハンドル本体を異形状とした場合においてもハンドルの回転によってその内部が見えてしまうといったことがなく、ハンドルないしハンドル周りの美観を良好に保つことのできる水栓のハンドル装置を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、水栓本体を含む水栓主体部のハンドル取付面に回転可能に取り付けられるハンドルを含んだ水栓のハンドル装置であって、該ハンドルは、ハンドル外周面を形成する筒状の周壁部の、前記取付面とは反対側の一方の面を閉鎖部で閉鎖し、該取付面の側の他方の面を該取付面に向けて開放した形態のハンドル本体を有し、且つ該ハンドル本体における前記ハンドルの回転軸線方向視形状が、回転によって前記他方の面の一部が該ハンドルの回転軸線と直交方向に該取付面からはみ出す形状の非円形の異形状とされており、該ハンドルに対して、前記開放された他方の面を閉鎖する状態に、該ハンドルとは別体をなし、前記軸線方向視形状が前記ハンドル本体に対応した異形状の蓋体が該ハンドルと一体回転する状態に取り付けてあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記蓋体が、前記ハンドル本体の前記取付面側の端よりも該取付面の側に突出する状態で該ハンドルに取り付けてあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記ハンドル本体の前記取付面側の端と前記蓋体との間に、該ハンドルの操作状態を表示するための、前記軸線方向視形状が該ハンドル本体に対応した異形状の表示リングを、該ハンドルと一体回転する状態に挟み込んでいることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記蓋体には、前記ハンドル本体の内部の水抜きを行う水抜口が、前記ハンドルの設定した標準の回転操作位置で前記ハンドル本体の下部となる位置に設けてあることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項1〜4の何れかにおいて、前記ハンドルには、前記ハンドル本体の内側から前記周壁部を貫通して前記回転軸線と直交方向に外側に突出し、その突出部を押込操作することで該ハンドルの回転を設定範囲内に規制するロック機構のロックを解除する解除操作部材が設けてあり、前記蓋体の内面には、該解除操作部材に摺接して該解除操作部を移動ガイドするガイド部が設けてあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、水栓本体を含む水栓主体部の取付面側の面(以下他方の面とする)が取付面に向けて開放され、ハンドル回転によってその開放された他方の面が取付面からはみ出す形状の異形状のハンドル本体を有するハンドルに対して、ハンドル本体の他方の面を閉鎖する状態に蓋体をハンドルと一体回転状態に取り付けたもので、本発明においては、ハンドルの回転時に取付面からはみ出した他方の面の開放部分からハンドル本体の内部が見えてしまうのを防ぐことができ、ハンドルないしハンドル周りの美観を良好に保つことができ、意匠性を良くすることができる。
この場合において、蓋体にはハンドル本体の内部に向けて突出する弾性爪を設けておく一方、ハンドル本体には内面側に対応する掛止部を設けておき、その掛止部に対する弾性爪の掛止によって、蓋体をハンドル本体即ちハンドルに取り付けるようになしておくことができる。
このようにすれば、蓋体をハンドルに対して簡単に取付け或いは取外しすることができる。
上記蓋体は、ハンドル本体の上記取付面側の端よりも、取付面に向って突出する状態でハンドルに取り付けておくことができる(請求項2)。
水栓において、ハンドルは樹脂成形品とすることが多いが、このハンドルは水栓の外観の一部をなす部分であり、通常その外面の化粧のためにメッキ処理が施される。
この場合、ハンドル操作等によってハンドルが撓み変形すると、ハンドル本体における水栓主体部の取付面側の周壁部端面がその取付面に対して当り、擦られてしまうことがある。
この場合、その端面にメッキ処理が施してあり、端面がメッキ面を成している場合には、その端面のメッキが取付面に対して当り擦れることによって、メッキ剥れを起してしまう恐れが生ずる。
而してメッキ剥れを生じてしまうと、ハンドルないしハンドル周りの美観が損なわれてしまう。
しかるに請求項2に従って、蓋体を上記周壁部即ちハンドル本体の上記取付面側の端からその取付面に向けて突出させる状態に取り付けておくと、ハンドル操作時等においてハンドルが撓み変形しても、蓋体が水栓主体部側の取付面に当り擦られるだけで、ハンドル本体の端面が取付面に対し摺動して擦られてしまうといったことが無く、その端面がメッキ面である場合においても端面のメッキ剥れを良好に防ぐことができる。
次に請求項3は、ハンドル本体の取付面側の端と蓋体との間に、ハンドルの操作状態を表示するための、軸線方向視形状がハンドル本体に対応した異形状の表示リングを挟み込む状態に蓋体をハンドルに取り付けたものである。
このようにすれば、表示リングをハンドルと一体回転する状態にハンドル本体に組み付けるにあたって、表示リングに組付けのための弾性爪を設けたり、またハンドル本体に対応する掛止部を設けたりしなくても、ハンドル本体と蓋体との挟持力で表示リングをハンドルと一体回転状態に組み付けることができ、表示リングの組込みのための構造を単純化することができ、また組込みの際の作業も簡単化することができる。
請求項4は、蓋体に、ハンドル本体内部の水抜きを行う水抜口を、ハンドルの設定した標準の回転操作位置でハンドル本体の下部となる位置に設けたものである。
内部中空のハンドル本体に蓋体を組み付けて、ハンドル本体における水栓主体部の取付面側の開放部を閉鎖した場合、隙間からハンドル本体内部に入り込んだ水がハンドル本体内部に溜ってしまう恐れが生ずる。
そこで請求項4では、蓋体に水抜きのための水抜口を設けたもので、この請求項4によれば、ハンドル本体の中空内部に入り込んだ水を、その水抜口を通じて外部に抜き出すことができ、ハンドル本体内部に水が溜ってしまうのを防ぐことができる。
ここで請求項4では、この水抜口をハンドルの設定した標準の回転操作位置でハンドル本体の下部となる位置に設けてあるため、ハンドルを標準の回転操作位置に位置させた状態で、ハンドル本体内部の水を良好に水抜口を通じ外部に水抜きすることができる。
ここで標準の回転操作位置は、水栓を使用していないときなど、ハンドルが通常多く位置している回転位置に設定しておくことが望ましい。
例えば混合水栓における切替ハンドルの場合には、その切替ハンドルの止水位置を標準の回転操作位置として設定しておくことが望ましく、また温調ハンドルの場合には、最も頻度高くハンドルが位置するところの、例えば混合水温度を40℃とするハンドル位置を標準の回転操作位置として設定しておくことが望ましい。
この場合において、ハンドル本体の前記軸線方向視形状を、ハンドルがどの回転操作位置にあっても前記取付面から軸線と直交方向にはみ出さない、略半円その他の部分円形状、即ち円弧状をなす部分を有する形状となし、蓋体における水抜口を、蓋体の、この円弧状の部分に対応する部分に設けておくことが望ましい。
このようにすれば、水抜口を常時取付面に隠れた状態とし得て、外部から見えないようにすることができ、水抜口の存在が美観を損なうのを防ぎ、意匠性を良くすることができる。
次に請求項5は、ハンドル本体の内側から上記の周壁部を貫通してハンドルの回転軸線と直交方向に外側に突出し、その突出部を押込操作することで、ハンドルの回転を設定範囲内に規制するロック機構のロックを解除する解除操作部材がハンドルに設けてある場合において、蓋体の内面に、その解除操作部材に摺接して解除操作部材を移動ガイドするガイド部を設けたものである。
このようにすれば、解除操作部材を押込操作したとき、解除操作部材を設定した軌跡に沿って正確に移動させることができ、解除操作部材に対する操作によって、確実にロック機構をロック解除することができる。
例えば、混合水栓では温調ハンドルが意図しない操作で一定以上高温側に回転してしまわないように、回転規制のためのロック機構を設けることが行われており、この場合、一定以上の高温の混合水ないし湯を出したいときのためにロック解除のための解除操作部材をハンドル本体に設けることが行われている。
そのような場合に、蓋体に解除操作部材のガイド部を設けておくことで、解除操作部材を操作する際の操作性が良くなり、またその操作によって確実にロック解除することが可能となる。
本発明の一実施形態のハンドル装置を備えたカバー付き水栓の外観斜視図である。 図1とは異なる方向で示したカバー付き水栓の外観斜視図である。 図1のカバー付き水栓の底面図である。 図1,図2とは異なる方向で示したカバー付き水栓の外観斜視図である。 図1のカバー付き水栓を、カバーを除いた状態で示した図である。 図1のカバー付き水栓における本体ボデーにクランク脚を接続した状態を示した図である。 図1のカバー付き水栓のカバーを分解して水栓本体とともに示した図である。 図1のカバー付き水栓における上カバーを示した図である。 図1のカバー付き水栓における下カバーを示した図である。 図1のカバー付き水栓における隙間カバーを示した図である。 図1の上カバーと隙間カバーとを組付状態で示した図である。 図1のカバー付き水栓の施工手順の説明図である。 図12に続く施工手順の説明図である。 図13に続く施工手順の説明図である。 図1のカバー付き水栓における隙間カバーの作用説明図である。 図1のカバー付き水栓における温調ハンドル側の部分側面図と切替ハンドル側の部分側面図である。 図1のカバー付き水栓の温調ハンドルと周辺部の内部構造を示した図である。 図17の温調ハンドルを水栓本体から分離して示した図である。 図17の温調ハンドル及びこれに組付けられる部品の分解斜視図である。 図19とは異なる方向から示した分解斜視図である。 図1のカバー付き水栓の切替ハンドルと周辺部の内部構造を示した図である。 図21の切替ハンドル及び蓋体の分解斜視図である。 図1のカバー付き水栓における温調ハンドル操作時の本体カバーと蓋体との位置関係図である。 図17の温調ハンドルのロック機構及び解除操作部材の作用説明図である。 同実施形態の要部の効果を比較例と比較して示した説明図である。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1〜図4において、10はクランク脚を備えた壁付きのカバー付き水栓(混合水栓)で、図7に示しているようにハウジングをなす本体ボデー12の内部に温調弁ユニット164(図17),切替弁ユニット177(図21)その他の水栓機構部を内蔵した水栓本体14と、壁W(図5参照)裏に配管された給水用の元配管,給湯用の元配管からの水,湯をそれぞれ水栓本体14に供給する給水用の配管,給湯用の配管を兼ねた水側のクランク脚16,湯側のクランク脚18と、それらを全体的に囲い込むカバー(ここでは樹脂製)20を含んで構成されている。
ここで本体ボデー12は金属の鋳物から成っている。但し外面の研磨及びメッキ処理は施されておらず、外面は鋳肌そのままとなっている。
水栓本体14は、一対のクランク脚16,18にて壁Wに固定され、そして水栓本体14にカバー20が固定されるようになっており、この実施形態では水栓本体14とカバー20とで水栓主体部15が構成されている。
クランク脚16,18は、図6,図7及び図4,図5に示しているように壁W裏の元配管にシール状態にねじ接続されて、壁Wから水平方向に突き出す雄ねじ管から成る管体22と、これから壁面と平行方向に直角に折れ曲った管体24とを有しており、その管体24の先端部に袋ナット26が設けられている。
ここで水側のクランク脚16及び湯側のクランク脚18における一対の管体24は、正面視においてハ字状をなしている。
そしてこの袋ナット26により管体24の先端部が水栓本体14、詳しくは本体ボデー12に備えられた、外周面に雄ねじを有する水側,湯側の接続口28にねじ接続されている。
尚図3,図6において、30は壁W裏の元配管とクランク脚16の管体22との接続部を覆って隠蔽する椀座である。
一方、本体ボデー12の前部からはカラン側の吐水口32が下向きに突出しており、また図5にも示しているようにその背面からは、シャワー水をシャワーホースを介してシャワーヘッドに吐水するシャワーエルボ34が下向きに突出している。
尚、カラン側の吐水口32の先端部には雄ねじ部が設けられていて、そこにキャップ35(図2参照)が螺着されている。
本体ボデー12にはまた、左右方向(使用者からの正面視における左右方向)の中央部の前面に、その前面から前方に部分的に突出するブロック状の被係合部36が一体に設けられている。
この被係合部36には、その下面で開口する雌ねじ穴37が上下向きに設けられている。
この本体ボデー12を含む水栓本体14の左端側(使用者からの正面視において左端側)には温調(温度調節)ハンドル38が、また右端側には切替ハンドル40がそれぞれ回転操作可能に取り付けられており、これら温調ハンドル38,切替ハンドル40が、図1及び図2に示すように水栓主体部15の要素を成すカバー20から左右方向に突出せしめられている。
ここで温調ハンドル38は、回転操作によって吐水の温度調節を行う。また切替ハンドル40は、回転操作によってカラン側の吐水口32からの吐水と、シャワーエルボ34からの吐水との切替えを行うとともに、カラン側の吐水口32及びシャワーエルボ34からの吐水の流量調節と吐止水とを行う。
尚、温調ハンドル38を含むハンドル装置39及び切替ハンドル40を含むハンドル装置41についての詳細は後述する。
カバー20は、図7に示しているように水栓本体14に下向きに被せられて、これを上側から覆う本体カバーとしての上カバー42と、水栓本体14を下側から覆う蓋カバーとしての下カバー44と、更に補助的なカバーとして上カバー42と壁Wとの間の隙間を閉じる隙間カバー46とを有している。
上カバー42は、略水平方向に平坦な板状の上面カバー部48と、上面カバー部48の前端から下向きに折れ曲った板状の前面カバー部50と、上面カバー部48の左右の各一端から下向きに立ち下がった一対の板状の側面カバー部52とを有する、下面が開放された箱型形状とされており、その上面カバー部48によって、水側及び湯側の一対のクランク脚16,18ごと水栓本体14を上側から覆い、また前面カバー部50によって水栓本体14を前側から覆い、更に一対の側面カバー部52によって、一対のクランク脚16,18ごと水栓本体14を側方から覆っている。
ここで一対の側面カバー部52には、温調ハンドル38と切替ハンドル40とを突出させるための逆U字状の切欠部54が設けられている。
前面カバー部50は、図7,図8及び図1,図2に示すように上部56と下部58とを有している。
上部56は、下方に進むにつれて前方に迫り出す湾曲形状とされており、また下部58は、下方に進むにつれて水栓本体14側に後向きに移行する傾斜形状とされている。
図12に示しているようにこの傾斜形状の下部58は、その下端が水栓本体14、詳しくは本体ボデー12の下端に近い位置まで下向きに延び出している。
一方下カバー44は、図7及び図9に示すように略水平方向に延びる平坦な板状の下面カバー部60を有しており、一対のクランク脚16,18ごと水栓本体14を下側から覆っている。
尚下カバー44は、その前端部が斜め上向きに湾曲して延びており、その湾曲部62が上カバー42の前面カバー部50、詳しくはその下部58の下端に繋がっている。
下カバー44はまた、水栓本体12の前部の側面の一部を覆う左右一対の起立部64を有している。
これら一対の起立部64には、温調ハンドル38,切替ハンドル40を突出させるための円弧状の切欠部66が設けられている。
尚この下カバー44の下面カバー部60には、図9にも示しているように水栓本体14の上記のカラン側の吐水口32を下向きに突出させるための円形且つ貫通の開口部68と、シャワーエルボ34を下向きに突出させるための長円形状の貫通の開口部70とが設けられている。
この下カバー44の下面カバー部60は、一対のクランク脚16,18における管体22の上部の高さ位置で、水栓本体14を下側から覆う主部60Aと、一対のクランク脚16,18を下側から覆う脚カバー部60Bとを有している。
脚カバー部60Bは、図2に示しているように下向きに湾曲して突出した逆ブリッジ状をなしており、管体22に組み込まれた止水栓の回転式の操作部72、及びストレーナを脱着操作するための回転式の操作部74を操作するための開口部76をその前端位置に形成している。
ここで開口部76は、使用者側の前方に向けて開口した正面方向の開口部とされている。
上記隙間カバー46は、図7及び図10に示しているように板状をなす平坦な上面閉鎖部78と、一対の側面閉鎖部80とを有している。
隙間カバー46はまた、これら上面閉鎖部78及び側面閉鎖部80から前方に延出し、図7に示すように上カバー42における一対の側面カバー部52の内側に突設された4角筒状の支持部84に対して前後方向にスライド可能に外嵌状態に嵌合し、かかる支持部84にて支持される、横断面形状が略コ字形状をなす被支持部86を有している。
本実施形態のカバー付き水栓10を現場設置する際、上カバー42と壁Wとの間に施工上隙間が生じてしまう。
この隙間カバー46はその隙間を埋め、閉鎖する働きを有するもので、この隙間カバー46を上カバー42による、具体的にはその支持部84による支持の下で、図11に示すように後方にスライド移動させ、壁Wに当てることで上カバー42と壁Wとの間の隙間を閉鎖することができる。
尚その際、隙間カバー46は壁Wに当るまで後方移動させられた後、被支持部86に設けた図10の長穴状の挿通部88及び上カバー42の支持部84の挿通孔94を通じて図11に示すボルト90を上向きに挿通し、そして支持部84内部においてナット92にねじ込むことで、隙間カバー46が壁Wへの当接状態で上カバー42に固定される。
尚このとき、下カバー44もまた上カバー42,隙間カバー46とともに同時に固定される。
詳しくは、図7及び図9に示しているように下カバー44からは、下端が開口し上端に底部を有する有底の円筒状の固定部96が立ち上っており、上記ボルト90は、図11に示すようにこの円筒状の固定部96の下端の開口からその内部に挿入された上、上端の底部に設けた挿通孔98,上記の挿通部88,挿通孔94に挿通された上、ナット92にねじ込まれ、これにより隙間カバー46が上カバー42と下カバー44とに対して同時に固定される。
図8に示しているように、上カバー42には、左右方向の略中央部において前面カバー部50から、詳しくはその下部58から後方に突出する板状の係合部100が設けられている。
係合部100は、水栓本体14の上記の被係合部36の直下に位置して、被係合部36に対し上向きに係合せしめられており、上カバー42の前部に上向きの力が加わった場合においても、それらの係合作用により、上カバー42の前部が浮上り防止されている。
この板状の係合部100は、左右の両端面が3角形状の補強リブ104にて前面カバー部50における下部58の内面に連結されており、この補強リブ104によって係合部100が強度補強されている。
この実施形態では、係合部100に貫通の挿通孔106が設けられており、図13及び図14に示しているようにこの挿通孔106を挿通してビス108が、水栓本体14の被係合部36の開口から内部の雌ねじ穴37にねじ込まれることで、係合部100が水栓本体14の前部に固定されている。
但し係合部100の主たる働きは水栓本体14の被係合部36に上向きに係合して、上カバー42前部の浮上り防止することにあり、従ってビス108による固定は省くことが可能である。
上カバー42にはまた、上記の係合部100よりも壁W側の奥側位置において、図7及び図8に示しているように上面カバー部48の内面(下面)から立ち下る円筒状の一対の固定部112が左右両側位置に設けられている。
一方水栓本体14、詳しくは本体ボデー12には、平面視において対応する左,右位置に、詳しくは組付状態で固定部112と上下に対向する位置に一対の鍔状の被固定部114が一体に設けられている。
これら被固定部114には貫通の挿通孔116が設けられている。
上カバー42は、一対の固定部112において水栓本体14の対応する一対の被固定部114に固定されている。
詳しくは、図14に示しているように円筒状の固定部112の内部には、円筒状の雌ねじ金具118が埋め込まれており、そこにビス120が、被固定部114の挿通孔116を挿通してねじ込まれることで、かかるビス120によって固定部112と被固定部114とがねじ締結され、固定されている。
この実施形態では、下カバー44もまた、図7及び図9に示す固定部122において、水栓本体14の被固定部114に対し、上カバー42とともに固定されている。
詳しくは、下カバー44は、上カバー42の上記の係合部100を下側から覆う状態に、水栓本体14に対して下側から上向きに被せられており、この下カバー44には、その係合部100よりも奥側の位置、詳しくは組付状態で上カバー42の固定部112及び水栓本体14の被固定部114に対して上下に対向する直下の位置に、円筒状の固定部122が設けられている。
この下カバー44の円筒状の固定部122は、その下端が開口し上端に底部124(図14参照)を有する有底円筒状をなしており、図14に示すようにこの固定部122の下端の開口からビス120を上向きに挿入し、更に底部124の挿通孔126及び被固定部114の挿通孔116を挿通して、上カバー42の固定部112の内部の雌ねじ金具118にねじ込むことで、上カバー42の固定部112と下カバー44の固定部122とが、被固定部114を上下両側から挟み込む状態に、被固定部114に同時に固定されている。
即ち上カバー42と下カバー44とが、共通の1つのビス120によって水栓本体14に同時に固定されている。
上カバー42にはまた、左右両端に近い位置で、上面カバー部48の内面(下面)から水栓本体14に向けて下向きに突出する一対の板状のリブ128が設けられており、またそれらリブ128の内側位置において、上面カバー部48の内面から下向きに突出する一対の板状のリブ130が設けられている。
図12に示すように、左右方向の両外側の一対のリブ128は、図6及び図7に示す水栓本体14の左右両端部のフランジ部(第2の被係合部)132に対して左右方向の両外側から係合し、上カバー42を水栓本体14に対して左右方向に位置決めする働きを有している。
尚下カバー44においても、水栓本体14の上記のフランジ部132に対して左右方向の両外側から係合し、下カバー44を水栓本体14に対して左右方向に位置決めするリブ138(図7,図9参照)が、下カバー44の内面から水栓本体14に向けて上向きに突出する状態に設けられている。
また下カバー44には、上カバー42の側面カバー部52の内面に嵌合して、下カバー44と上カバー42との組付けの左右方向位置を規定するリブ148が、起立部64とは段違い形状で設けられている。
上記一対のリブ128は、水栓本体14、詳しくは本体ボデー12の外周形状に対応した形状で湾曲する湾曲形状のストッパ部134を有している。
これらストッパ部134は、図12(B)に示しているように水栓本体14における本体ボデー12の前面に当接して、上カバー42を水栓本体14に対して前後方向に位置決めする働きをなす。
これら一対のリブ128はまた、ストッパ部134の後側で前後方向に延び、水栓本体14に対して下向きに当接するガイド部136を有している。
これらガイド部136は、上カバー42を水栓本体14に対して上下方向に位置決めする働きを有し、またその当接状態を保ちつつ、ストッパ部134が水栓本体14から前方に離れた位置と、水栓本体14に後方向きに当接する位置との間で水栓本体14の上面に対して相対摺動し、上カバー42を前後方向にスライドガイドするガイド部としての働きを有している。
これらリブ128におけるストッパ部134,ガイド部136の詳細な作用については後述する。
一方、左右方向の内側位置の一対のリブ130は、水栓本体14に対する上カバー42の取付状態の下で、水栓本体14の上面、詳しくは図5及び図7に示す水栓本体14の被当接部142の上面との間に、図13に示す所定の微小な隙間を形成する状態でかかる被当接部142に下向きに対向する当接部140を有している。
これら当接部140は、上カバー42の上面カバー部48に対して下向きの力が加わったとき、水栓本体14の被当接部142に当接して、上面カバー部48の更なる変形を抑制するように働く。
従って、ここでは当接部140と被当接部142との間の隙間は、上面カバー部48に下向きの力が加わって変形開始したときに、当接部140が被当接部142に当ることができるように微小な隙間に設定してある。
上記各一対のリブ128,130は何れも前後方向に延びる形態で設けられているが、上カバー42の上面カバー部48の内面には、左右方向に延びる形態でリブ144が設けられている。
更に前後方向に延びるリブ128,130に続いて、前面カバー部50に沿って延びるリブ146が設けられている。
これら複数のリブ128,130,144,146は、樹脂製且つ板状の上カバー42の各部を補強する働きをなしている。
尚本実施形態のカバー付き水栓では、図14に示しているように上カバー42の上面カバー部48,前面カバー部50、更に下カバー44の下面カバー部60が、水栓本体14から離隔した状態で水栓本体14を囲い込んでおり、それら各カバー部と水栓本体14との間に空間を形成している。そしてその空間により断熱効果をもたせている。
次に本実施形態のカバー付き水栓の施工手順を、各要部の作用とともに以下に説明する。
本実施形態のカバー付き水栓を設置現場で設置施工する際には、先ず一対のクランク脚16,18を、雄ねじ管から成る管体22を壁W裏の元配管に対しねじ込むことでそれら元配管に接続し、壁Wに取り付ける。
その後、予め壁Wから前方に退避させていた椀座30を壁W側にねじ込んで(椀座30の内周面には雌ねじが設けてある)、椀座30を壁Wに当接させ、その椀座30によってクランク脚16,18と対応する元配管との接続部を隠蔽する。
その後、図6に示しているように水栓本体14を、一対の接続部28において一対のクランク脚16,18の管体24の端部に袋ナット26にて接続する。
ここにおいて水栓本体14が壁Wに取り付いた状態となる。
本実施形態においては、その後においてカバー20を水栓本体14に固定し、取り付けることとなる。
その際、先ず上カバー42を、隙間カバー46を支持した状態で水栓本体14に対して上側から下向きに被せ、水栓本体14に取り付ける。
このとき、上カバー42の係合部100が、図12(A)に示しているように水栓本体14よりも前方に位置するようにして、上カバー42を水栓本体14に下向きに被せる。
係合部100が水栓本体14よりも前方に位置していないと、上カバー42を水栓本体14に被せる際に、係合部100が水栓本体14と干渉してしまうため、良好に上カバー42を水栓本体14に被せることができない。
さてこのようにして係合部100が水栓本体14よりも前方に位置するようにして上カバー42を水栓本体14に被せたとき、図12(A)に示すように上カバー42の左右一対のリブ128に設けた湾曲形状のストッパ部134が、水栓本体14の前面から前方に離れて位置した状態となる。
そしてリブ128に備えたガイド部136が、水栓本体14の上面に下向きに当接し、その当接作用によって上カバー42が隙間カバー46とともに水栓本体14にて支持された状態となる。
尚このとき、図12(A)に示しているように上カバー42の固定部112もまた、水栓本体14の対応する被固定部114に対し前方に離隔して位置した状態となる。
そこで次に上カバー42を壁Wに向って後方に押し込む。
このとき、一対のリブ128のガイド部136が、水栓本体14の上面への当接状態を保ちつつ、水栓本体14に対して相対的に摺動し、そして一定量上カバー42を押し込むと、リブ128に設けた湾曲形状のストッパ部134が、水栓本体14の前面に当接してストッパ作用し、ここにおいて上カバー42の押込端が規定される。即ち上カバー42が、水栓本体14に対して前後方向に位置決めされる(図12(B))。
上カバー42に設けた係合部100及び固定部112は、上カバー42の押込みに伴って後方に一体に移動し、そしてストッパ部134が水栓本体14の前面に当って、上カバー42が水栓本体14に対して前後方向に位置決めされたところで、係合部100が水栓本体14の被係合部36の直下に位置して、被係合部36に対し上向きに係合する状態となり、また上カバー42の固定部112が、図12(B)に示しているように水栓本体14の被固定部114の真上に位置して、被固定部114に対し上下に対向した状態となる。
そこで次に、図13に示しているように、ビス108を上カバー42の係合部100の挿通孔106から、水栓本体14の被係合部36の雌ねじ穴37にねじ込んで、上カバー42を水栓本体14に対して固定(仮固定)する。
以上のようにして上カバー42を水栓本体14に下向きに被せ、仮固定したら、次に図13に示しているように下カバー44を水栓本体14に対して下側から上向きに被せ、水栓本体14に固定する。
このときの下カバー44の水栓本体14への固定は次のようにして行う。
即ち、下カバー44の円筒状の固定部122の下端の開口から、図14に示しているようにビス120を固定部122内に挿入し、更に続いてビス120を固定部122の挿通孔126,水栓本体14の被固定部114の挿通孔116を挿通して、上カバー42の円筒状の固定部112内の雌ねじ金具118にねじ込む。
ここにおいて上カバー42の固定部112と、下カバー44の固定部122とが、水栓本体14の被固定部114を上下両側から挟み込んだ状態に、それら3者がねじ締結され、固定される。
即ち上カバー42と、水栓本体14と、下カバー44との3者が同時固定される。
ここにおいて上カバー42の係合部100が下カバー44にて下側から覆われ、また水栓本体14及び一対のクランク脚16,18の全体が、上カバー42と下カバー44とで囲い込まれた状態となり、それらがカバー20の内部に隠れた状態となる。
このとき、上カバー42と壁Wとの間には施工上隙間が生じる。
例えば、図15(B),(C)に示しているようにカバー付き水栓10を壁Wに取り付けるに際して、クランク脚16,18のねじ込み量のばらつきによって、上カバー42と壁Wとの間に隙間が生じ且つその隙間の大きさも様々となる。
そこで次に、隙間カバー46を壁W側にスライド移動させてその隙間を隙間カバー46にて閉鎖する。
その作業は次のようにして行う。
即ち、隙間カバー46を後向きに押してこれを壁Wに当接させ、その状態で、下カバー44の円筒状の固定部96の下端の開口から図11に示すボルト90を挿入し、そしてボルト90を固定部96の上端の挿通孔98及び隙間カバー46の被支持部の挿通部88、上カバー42の支持部84の挿通孔94に上向きに挿通し、そして支持部84内部のナット92に対してねじ込むことで、隙間カバー46が上カバー42及び下カバー44に対してしっかりと固定された状態となる。
前記温調ハンドル38は樹脂製のもので、主として上カバー42の図中左側の側面カバー部52の外面(一部は下カバー44の起立部64の外面)にて形成される取付面160(図5,図3参照)に回転可能に取り付けられている。
また切替ハンドル40(切替ハンドル40もまた同じく樹脂製)は、主として上カバー42の図中右側の側面カバー部52の外面(一部は下カバー44の起立部64の外面)にて形成される取付面162に回転可能に取り付けられている。
温調ハンドル38は、図17に示しているように水栓本体14、詳しくは本体ボデー12内部に組み込まれた温調弁ユニット164の駆動軸166に一体回転状態に連結されている。
温調ハンドル38は、この駆動軸166を回転させることで、温調弁ユニット164のハウジング168内で回転体170を回転させ、その回転体170の回転により混合弁体を軸方向(図17中左右方向)に位置移動させ、吐水の温度調節を行う。
尚図17において、172は本体ボデー12の端部にねじ込まれて温調弁ユニット164を本体ボデー12に固定する円筒状の固定部材で、この固定部材172に対して、後述のロック機構234の一部を構成するストッパ174を備えたリング状のストッパ部材176が外嵌状態に嵌合固定されている。
一方切替ハンドル40は、図21に示しているように水栓本体14における本体ボデー12の内部に組み込まれた切替弁ユニット177の駆動軸166に一体回転状態に連結されている。
切替ハンドル40は、駆動軸166を回転させることで、切替弁ユニット177のハウジング178内で回転体180を回転させ、その回転体180の回転により切替弁体を回転させ、流路の切替えを行う。即ち上記のカラン側の吐水口32からの吐水と、シャワーエルボ34からの吐水との切替えを行う。
また併せて、それら吐水口32及びシャワーエルボ34からの吐水の流量調節と吐止水とを行う。
尚図21において、182は本体ボデー12の端部にねじ込まれて切替弁ユニット177のハウジング178、つまり切替弁ユニット177を本体ボデー12に固定する円筒状の固定部材である。
上記温調ハンドル38は、図17,図19,図20に示しているように、外周面を形成する筒状の周壁部188と、周壁部188の、取付面160と反対側の一方の面を閉鎖する閉鎖部190とを備え、カバー20の外側に露出するハンドル本体195を有している。
周壁部188即ちハンドル本体195は、取付面160側の他方の面が、取付面160に向けて開放された形態の内部中空構造とされている。
尚図17において、190Aは閉鎖部190の一部を成すキャップであり、閉鎖部190に形成された開口部191が、このキャップ190Aにて閉鎖されている。
温調ハンドル38のハンドル本体195は、図16に示しているようにその側面形状が半円よりも僅かに大きな部分円形状をなす主形部184と、主形部184の部分円の周方向両末端から接線方向に延びる2つの直線及び前端の曲線とで画定される、温調ハンドル38の回転軸線と直交方向、つまり取付面160と平行方向に突出した突形状部186とを有する、非円形状の異形状をなしている。
温調ハンドル38のハンドル本体195は、その軸線方向と直角方向の横断面の外形形状が、軸線方向全長に亘って同一の異形状をなしている。即ちハンドル本体195は、閉鎖部190及び周壁部188の何れも、外形形状が同じ異形状をなしている。
またその側面形状の、部分円形状をなす主形部184の大部分を除いた形状が、カバー20の対応した部分の側面形状と同形状とされている。
図19に示しているように温調ハンドル38には、その中心部に略円筒状をなす連結部192が、周壁部188即ちハンドル本体195の取付面160側の端から突き出す形態で一体に形成されており、温調ハンドル38がこの連結部192において図17に示すリング状のセレーション部材194を介して温調弁ユニット164の上記の駆動軸166に一体回転状態に連結されている。
詳しくは、この円筒状の連結部192の内周面には雌セレーション部196が設けられており、その雌セレーション部196が、セレーション部材194の外周面の雄セレーション部198に噛合状態に嵌合されている。
セレーション部材194は、内周面に雌セレーション部196を有しており、その雌セレーション部196が、駆動軸166の外周面に形成された雄セレーション198に噛合状態に嵌合されている。
温調ハンドル38の回転は、これらセレーション部の噛合いに基づいてリング状のセレーション部材194を介し温調弁ユニット164の駆動軸166へと伝えられる。
尚、温調ハンドル38には弾性爪200が設けられていて、この弾性爪200が、駆動軸166の部分球状の掛止部202に掛止されている。
更に弾性爪200は、軸状の押え部材204にて外周側から押えられて開き方向に弾性変形阻止されており、これによって温調ハンドル38が、駆動軸166から図17中左方向に抜け防止されている。
上記の閉鎖部190に設けられた開口部191は、この押え部材204を脱着するための開口部であり、その開口部191がキャップ190Aにて閉鎖されている。
尚、温調ハンドル38におけるこの連結部192とハンドル本体195の周壁部188とは、図19及び図20に示しているように複数のリブによって互いに繋がれている。
この実施形態において、温調ハンドル38は、これを回転操作したときに突形状部186が水栓主体部15、具体的にはカバー20の取付面160から軸線と直交方向にはみ出した状態となる。
図23はこれを具体的に表している。
図23中(A)は、温調ハンドル38が通常位置しているところの、標準の回転操作位置にあるときの状態を表しており、この状態から温調ハンドル38を低温側へ回転操作すると、突形状部186がカバー20から図中上向きにはみ出した状態となる。
一方高温側に回転操作すると、図23(C)に示しているように突形状部186がカバー20から斜め下向きにはみ出した状態となる。
従って周壁部188即ちハンドル本体195の、取付面160側の面が取付面160に向けて開放されたままであると、そのはみ出した部分において開放部からハンドル本体195の内部が見えてしまうこととなるが、本実施形態では後述の蓋体206にてそれを防止している。
尚図23(A)に示す状態は、温調ハンドル38を最も頻度高く使われる吐水温度40℃に調節したときの状態を表している。
即ちこの図23(A)に示す状態が、本実施形態において温調ハンドル38の設定した標準の回転操作位置となる。
図19及び図20において、206は温調ハンドル38の、詳しくはハンドル本体195における周壁部188の、取付面160側の開放側の面を閉鎖する樹脂製且つ板状の蓋体であって、周壁部188つまりハンドル本体195と同じ異形状をなしている。
蓋体206には、図20に示しているようにハンドル本体195側の内面に、複数の弾性爪208,210が突出状態に設けられている。
一方ハンドル本体195側には、対応する位置に複数の掛止部212,214が設けられている。
蓋体206は、これら弾性爪208,210を掛止部212,214に弾性掛止させることで、ハンドル本体195に組み付けられている。
尚蓋体206には、温調ハンドル38の上記の略筒状の連結部192を挿通させる貫通の開口部215が中央部に設けられている。
図19,図20において、216は温調ハンドル38の操作状態を表示するための表示リングで、ハンドル本体195と同じ異形状に形成されている。
表示リング216は、上側部分218が高温側を表す赤色に、また下側部分220が低温側を示す青色に色分けされており、ハンドル本体195の開放側の端と蓋体206とで挟み込まれる状態に、温調ハンドル38に一体回転状態に組み付けられている。
詳しくは、表示リング216には、図20に示しているように外周部に沿って延びるリブ状の嵌合部222が設けられ、またその外周側に当接部224が設けられており、図17に示しているようにその当接部224をハンドル本体195における周壁部188の端面に当接させる状態に、嵌合部222が周壁部188に内嵌せしめられている。
一方蓋体206には、同様に外周部に沿って延びるリブ状の嵌合部226が設けられ、更にこの嵌合部226の外周側に当接部228が設けられている。
蓋体206は、図17に示しているように当接部228を表示リング216に対して軸線方向に当接させる状態に、嵌合部226が表示リング216に内嵌され、その状態で蓋体206の弾性爪208,210がハンドル本体195側の掛止部212,214に弾性掛止されることで、蓋体206が、表示リング216をハンドル本体195との間に表示リング216を挟み込む状態に、ハンドル本体195に組み付けられている。
即ち、蓋体206の温調ハンドル38への組付けによって、同時に表示リング216が温調ハンドル38に一体回転状態に組み付けられている。
ここで表示リング216と蓋体206とは、何れも外形形状がハンドル本体195と同じ異形状をなしているが、図17に示すように表示リング216については、外周端面がハンドル本体195の周壁部188の外周面と同じ位置に位置しているものの、蓋体206については、外周端面が周壁部188の外周面及び表示リング216の外周端面よりも僅かに軸線と直角方向の内側に引き込んで位置している。
従って図23の(B),(C)に示すように、温調ハンドル38回転操作時に突形状部186がカバー20からはみ出した状態にあっても、蓋体206に対して直接これを温調ハンドル38から引き離す方向の力が加わることはない。
図19に示しているように、表示リング216は内周側が一部切り欠かれており、その切欠部230と同じ位置において、蓋体206の側にも切欠部が設けられている。その切欠部は蓋体206における水抜口231を形成している。
この水抜口231は、中空構造のハンドル本体195の内部に水が入り込んだとき、内部の水を外部に抜き出すべく設けられている。
表示リング216の切欠部230及び蓋体206の水抜口231は、温調ハンドル38が図23(A)に示す回転操作位置にあるとき、つまり温調ハンドル38が吐水温度を適温の40℃に温度調節する回転操作位置にあるとき、温調ハンドル38におけるハンドル本体195の最下部となる位置に設けられている。
上記したように、図17,図18において水栓本体14の本体ボデー12には、ストッパ部材176が固定状態に取り付けられており、このストッパ部材176の固定側のストッパ174と、温調ハンドル38と一体に回転するストッパ232とによって、温調ハンドル38が自由に回転できる回転範囲を一定範囲内に回転規制するロック機構234が構成されている。
ここで回転側のストッパ232は、温調ハンドル38に一体回転状態に組み付けられた解除操作部材236の先端部に一体に構成されている。
解除操作部材236は、図17,図19に示しているように温調ハンドル38の軸線方向に延びる第1部分238と、軸線と直角方向に延びる第2部分240とを有する、概略L字形状をなしており、その第2部分240が、ハンドル本体195における周壁部188の突形状部の前端壁部の貫通孔242を突き抜けて外部に突出しており、その突出部分が、ロック解除のための押ボタン式の解除ボタン244として構成されている。
これに対応してハンドル本体195には、軸線方向に延びる一対のリブ246と、軸線と直角方向に延びる一対のリブ248とによって、解除操作部材236を移動ガイドするハンドル側ガイド250が設けられており、そのハンドル側ガイド250の内側のガイド溝252内に、解除操作部材236が移動可能に保持されている。
上記ロック機構234及び解除操作部材236は次のように作用する。
以下その作用を図24に基づいて説明する。
図24(A)は、温調ハンドル38が自由に回転できるときの状態を表しており、このとき固定側のストッパ174と、温調ハンドル38と一体に回転する可動側のストッパ232とは互いに離間した状態にある。
この状態から温調ハンドル38を高温側に回転操作すると、可動側のストッパ232が固定側のストッパ174に接近移動し、そして温調ハンドル38のある回転操作位置で、図24(B)に示すように可動側のストッパ232が固定側のストッパ174に当接するに到る。
ここにおいて温調ハンドル38の更なる高温側への回転操作が阻止される。
この実施形態では、温調ハンドル38の回転操作位置が吐水温度を42℃に調節する位置となったときに、可動側のストッパ232が固定側のストッパ174に当接するように設定してある。
吐水温度を更に高温側に調節する場合には、解除ボタン244を押して解除操作部材236を押し込み、その先端部にて構成された可動側のストッパ232を、図24(C)に示しているように固定側ストッパ174よりも径方向内側に移動させる。
ここにおいてストッパ232と174との当接によるロックが解除され、図24(D)に示しているように、温調ハンドル38を更に高温側へと回転操作することが可能となる。
ところで、この実施形態では、温調ハンドル38のハンドル本体195が異形状をなしていて、押ボタン式のロック解除ボタン244が、ハンドル本体195の突形状部の前端壁部を突き抜けて外部に位置していることに起因して、解除操作部材236がL字形状をなし且つ第1部分238が軸線方向に長く、また第2部分240が軸線と直角方向に長く延びており、解除ボタン244と可動側のストッパ232とがそれら何れの方向にも遠く離れている。
そのため解除ボタン244を押込操作したとき、図25(B)に示しているように解除操作部材236が斜めに傾いて押されてしまい、そのことによって可動側のストッパ232が固定側のストッパ174から径方向に離間せず、上手くロック解除できないといったことが生じ得る。
そこでこの実施形態では、図20及び図17に示しているように蓋体206の側に、一対の突部256を有し、それらを解除操作部材236の第2部分240に摺接させて移動ガイドし、解除操作部材236移動時にこれを平行移動させる蓋側ガイド254を設けている。
このため本実施形態では、図25(A)に示しているように解除ボタン244を押し込んで解除操作部材236を移動させたとき、解除操作部材236の全体を正しく同じ姿勢を姿勢維持しながらこれを平行移動させることができ、これにより可動側のストッパ232を固定側のストッパ174から径方向内側に離間させ得て、ロック解除を良好に行うことができる。
以上のような本実施形態においては、温調ハンドル38の回転操作時に、ハンドル本体195の取付面160側の開放部分がカバー20、即ち水栓主体部15からはみ出した場合であっても、その開放部分が蓋体206にて閉鎖されているため、開放部分からハンドル本体195の内部が見えてしまって意匠性を損なうといった問題を生じず、温調ハンドル38周りの美観を良好に保つことができ、意匠性を良くすることができる。
またこの実施形態では、蓋体206がハンドル本体195の取付面160側の端よりも取付面160側に突出しているため、ハンドル本体195における周壁部188の取付面160側の端面を含むハンドル本体195にメッキ処理が施してあっても、その端面が取付面160に当り擦れることによってメッキ剥れを起こしてしまうといったことが無く、メッキ処理による良好な意匠性を維持することができる。
更に本実施形態では、ハンドル本体195の取付面160側の端と蓋体206との間に、ハンドルの操作状態を表示するための表示リング216を挟み込む状態に蓋体206を温調ハンドル38に取り付けていることから、表示リング216を温調ハンドル38と一体回転する状態にハンドル本体195に組み付けるにあたって、表示リング216に組付けのための弾性爪を設けたり、またハンドル本体195に対応する掛止部を設けたりしなくても、ハンドル本体195と蓋体206との挟持力で表示リング216を温調ハンドル38と一体回転状態に組み付けることができ、表示リング216の組込みのための構造を単純化することができ、また組込みの際の作業も簡単化することができる。
また、蓋体206に、ハンドル本体195内部の水抜きを行う水抜口231を設けているため、ハンドル本体195の中空内部に入り込んだ水を、その水抜口231を通じて外部に抜き出すことができ、ハンドル本体195内部に水が溜ってしまうのを防ぐことができる。
またその水抜口231が、温調ハンドル38の設定した標準の回転操作位置でハンドル本体195の最下部となる位置に設けてあるため、温調ハンドル38を標準の回転操作位置に位置させた状態で、ハンドル本体195内部の水を良好に水抜口231を通じ外部に水抜きすることができる。
加えてその水抜口231は、円弧状をなすハンドル本体195の主形部184に対応する位置に設けているため、水抜口231を常時取付面160に隠れた状態とし得て、外部から見えないようにすることができ、水抜口231の存在が美観を損なうのを防ぎ、意匠性を良くすることができる。
また本実施形態では、蓋体206の内面に、温調ハンドル38に組み付けた解除操作部材236に摺接して解除操作部材を移動ガイドするガイド部254が設けてあるため、解除操作部材236を押込操作したとき、解除操作部材236を設定した軌跡に沿って正確に移動させることができ、解除操作部材236に対する操作によって、確実にロック機構234をロック解除することができる。
本実施形態において、切替ハンドル40もまた温調ハンドル38と同様に異形状をなしている。
その形状は基本的に温調ハンドル38と同様であるので、図21及び図22中に対応する部分について符号のみを示して詳しい説明は省略する。
但し切替ハンドル40側には、図16(B)に示しているように温調ハンドル38とは異なった凹み部260が設けてある。
尚この切替ハンドル40側においては、温調ハンドル38側のように表示リング216は設けられておらず、蓋体258が直接切替ハンドル40の開放側の面を閉鎖する状態に切替ハンドル40に組み付けられている。
この蓋体258の形状,構造についても基本的に温調ハンドル38側の蓋体206と同様である。
但し切替ハンドル40側には温調ハンドル38側のようにロック解除のための解除操作部材236が組み込まれていないため、切替ハンドル40側の蓋体258には解除操作部材236を移動ガイドするガイド部といったものは設けられていない。
また切替ハンドル40においては、リング状のセレーション部材194を介することなく切替弁ユニット177の駆動軸166にセレーション結合されている。
尚この切替ハンドル40側の蓋体258においても、水抜口231が設けられている。
この水抜口231は、切替ハンドル40の回転操作位置が止水位置にあるとき、水抜口231が切替ハンドル40におけるハンドル本体195の最下部となる位置に設けられている。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明はカバー無しの水栓に対しても適用することが可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
14 水栓本体
15 水栓主体部
38 温調ハンドル
39,41 ハンドル装置
40 切替ハンドル
160,162 取付面
188 周壁部
190 閉鎖部
195 ハンドル本体
206,252 蓋体
208,210 弾性爪
212,214 掛止部
216 表示リング
231 水抜口
234 ロック機構
236 解除操作部材
254 ガイド部

Claims (5)

  1. 水栓本体を含む水栓主体部のハンドル取付面に回転可能に取り付けられるハンドルを含んだ水栓のハンドル装置であって、
    該ハンドルは、ハンドル外周面を形成する筒状の周壁部の、前記取付面とは反対側の一方の面を閉鎖部で閉鎖し、該取付面の側の他方の面を該取付面に向けて開放した形態のハンドル本体を有し、且つ該ハンドル本体における前記ハンドルの回転軸線方向視形状が、回転によって前記他方の面の一部が該ハンドルの回転軸線と直交方向に該取付面からはみ出す形状の非円形の異形状とされており、
    該ハンドルに対して、前記開放された他方の面を閉鎖する状態に、該ハンドルとは別体をなし、前記軸線方向視形状が前記ハンドル本体に対応した異形状の蓋体が該ハンドルと一体回転する状態に取り付けてあることを特徴とする水栓のハンドル装置。
  2. 請求項1において、前記蓋体が、前記ハンドル本体の前記取付面側の端よりも該取付面の側に突出する状態で該ハンドルに取り付けてあることを特徴とする水栓のハンドル装置。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記ハンドル本体の前記取付面側の端と前記蓋体との間に、該ハンドルの操作状態を表示するための、前記軸線方向視形状が該ハンドル本体に対応した異形状の表示リングを、該ハンドルと一体回転する状態に挟み込んでいることを特徴とする水栓のハンドル装置。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記蓋体には、前記ハンドル本体の内部の水抜きを行う水抜口が、前記ハンドルの設定した標準の回転操作位置で前記ハンドル本体の下部となる位置に設けてあることを特徴とする水栓のハンドル装置。
  5. 請求項1〜4の何れかにおいて、前記ハンドルには、前記ハンドル本体の内側から前記周壁部を貫通して前記回転軸線と直交方向に外側に突出し、その突出部を押込操作することで該ハンドルの回転を設定範囲内に規制するロック機構のロックを解除する解除操作部材が設けてあり、
    前記蓋体の内面には、該解除操作部材に摺接して該解除操作部材を移動ガイドするガイド部が設けてあることを特徴とする水栓のハンドル装置。
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