JP2007231546A - 水栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用者が吐水口を上向きに水栓本体に付設した場合であっても、洗面所或いは台所のキャビネット内に水の浸入がない水栓装置提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明では、水栓本体内を挿通したホースの先端に、吐水口を有する吐水具が接続され、前記水栓本体と前記吐水具が着脱自在である水栓装置であって、前記吐水具は、吐水具ケーシングと、前記吐水具ケーシング内に収納された前記ホースを接続するためのインナー部材と、を具備し、前記水栓本体の先端面と前記吐水具の後端部のいずれか一方に凸部と、その他方に前記凸部に嵌合する凹部と、を備え、前記吐水具の吐水口を上向きで、前記水栓本体へ装着する場合は、前記凸部と前記凹部は嵌合を阻害され、前記吐水口から吐水した水が、吐水具ケーシング内に侵入した場合に、前記吐水具外部へ排水する水抜き孔を前記吐水具の後端部に設けた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、洗面所や台所に設置される水栓本体と吐水具の先端部とが離反するシャワーヘッドを具備した水栓装置に係り、特に使用者が吐水口を上向きに水栓本体に付設した場合であっても、洗面所或いは台所のキャビネット内に水の浸入がない水栓装置に関するものである。
例えば、従来より、洗面ボウル全体を清掃するために水栓金具本体からシャワーヘッドを引張することができる、プルアウト式の水栓装置は公知である。
一例として特許文献1に示されるような水栓装置が提案されている。この先行技術においては、使用者がうがいをする目的で吐水口を上向きに取り付ける場合がある。その際、
上向き吐水であるが故に、吐水口周囲への水の流れ落ちを抑えるために、吐水口内に整流板を設けている。
このような場合、使用者が流量を抑えて吐水口を上に向けた場合には、流水の形態が円柱状にならないため、吐水した水が吐水口周囲へ流下するため、吐水口周囲への水の流れ落ちを抑えることができず、最悪の場合は、水栓本体内に水が浸入し、洗面所のアンダーカウンター内を濡らしてしまう可能性があるという問題があった。
また、特許文献2に示されるような水栓装置も提案されている。この水栓装置においては、水栓のホルダー部に、シャワーホースを伝わり流下する水滴を吸収可能な多孔質素材が装着されていることにより、シャワーホースを伝わり流下する水滴が良好に多孔質素材に吸収されて水栓内部に水が浸入することがなく、水滴の浸入によるキャビネット内の腐敗を良好に防止することができるものである。
しかし、このような場合も、水栓のホルダー部に装着した多孔質素材にカビが発生すること、吐水具の引出し操作力が大きくなったり、また、シャワーホースに連結された吐水具をホルダー部に収納するのが困難となる。さらに組立工程が煩雑になりコストアップになる等の問題があった。
実開平3−122165号公報 実開平2−62956号公報
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、使用者が吐水口を上向きに水栓本体に付設した場合であっても、洗面所或いは台所のキャビネット内に水の浸入がない水栓装置提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明によれば、水栓本体内を挿通したホースの先端に、吐水口を有する吐水具が接続され、前記水栓本体と前記吐水具が着脱自在である水栓装置であって、
前記吐水具は、吐水具ケーシングと、前記吐水具ケーシング内に収納されたホースを接続するためのインナー部材を具備し、
前記水栓本体の先端面と前記吐水具の後端部のいずれか一方に凸部と、その他方に凸部に嵌合する凹部を備え、
前記吐水具の吐水口を上向きで、前記水栓本体と前記吐水具を装着する場合は、前記凸部と前記凹部は、嵌合を阻害され、前記吐水口から吐水した水が、吐水具ケーシング内に侵入した場合に、前記吐水具外部へ排水する水抜き孔を前記吐水具の後端部吐水具に設けたこととした。
これにより、吐水具の吐水口を上向きで、水栓本体と前記吐水具を装着する場合は、水栓本体の先端面と吐水具の後端部との間に隙間が生じて、水栓本体から排水された水が、ホース伝わる前に確実に吐水具外へ排水することができるため、水がホースを伝わって水栓本体に至りカウンター内を濡らすということがないという効果を奏する。
また、請求項2記載の発明のよれば、前記吐水具外部へ排水する水抜き孔が、前記凹部であることを特徴とした。
これにより、吐水口を下向きで水栓本体と吐水具を装着する場合の回転規制である凹部を水抜き孔として兼用することができ、デザイン性が向上するという効果を奏する。
また、請求項3記載の発明によれば、前記インナー部材ろ端面であって、前記水抜き孔と前記ホースを挟んで対向する位置に切欠き部を設けたことを特徴とした。
これにより、吐水具ケーシングとインナー部材を嵌合させたときに、両者の間に隙間ができ、水抜き孔からの排水時に隙間から大気を吸入してエアー交換を促進させ、吐水具外への排水効果を増幅させるという効果を奏する。
また、請求項4記載の発明によれば、前記水栓本体の先端面に前記ホースに対して下方鉛直方向位置に溝部を備え、前記吐水具の吐水口を上向きに前記水栓本体と装着した場合、前記水抜き孔から前記溝部へと排水することとした。
これにより、排水量が増えた場合であっても、吐水具と水栓本体との間により大きな縁切りのための溝部(空間)ができるため、その部分から、確実に水をカウンター上面に落下させることができるため、水がホースを伝わってカウンター内を濡らすということがない、という効果を奏する。
本発明によれば、使用者が吐水口を上向きに水栓本体に付設した場合であっても、洗面所或いは台所のキャビネット内に水の浸入がない水栓装置提供することができるという効果を奏する。
本発明における第一実施形態の水栓装置について図1乃至図7を用いて説明する。図1は第一実施形態の水栓装置を洗面化粧台に取付けた状態を示した図、図2は第一実施形態の水栓装置の断面側面図を示した図、図3は第一実施形態の水栓装置における吐水具を構成する部材の分解斜視図、図4は図2の状態で吐水具を水栓本体側からみた斜視図、図5は吐水口を上向きにして吐水具を取付けたときの水栓装置を示した断面側面図、図6は図5の状態で吐水具を水栓本体側からみた斜視図、図7は吐水具内に水が浸入したときの水の流れを示した断面斜視図である。
本発明の水栓装置10は図1に示すように、主として水栓本体11と、湯、水の吐止水、温度を調整するための操作ハンドル12と、操作ハンドル12の操作によって所望の温度、量の湯水が通水される可撓性のホース14と、湯水が吐水され、水栓本体11に対して着脱自在な吐水具30とで構成され、洗面化粧台やカウンター等の平面部に取り付けられる。
図2に示すように水栓本体11は黄銅材を用いた鋳物品であり、外観が略円筒状で外観表面には光沢を有するクロムメッキが施されている。
水栓本体11の内部にはディスクバルブ(図示しない)を用いて湯、水の混合比率を調整する周知の弁ユニット13が収納され、この弁ユニット13の下部には給水管、給湯管(何れも図示しない)が接続されている。弁ユニット13の上部には押え部材15が水栓本体11に螺合され弁ユニット13を押えて水栓本体11に固定している。さらに弁ユニット13の上方には湯水の吐水量、温度調整を操作する操作ハンドル12が取り付けられている。
水栓本体11の正面側には吐水具30を保持するホルダー部21を具備する。尚、水栓本体と、ホルダー部21は、一体、別体どちらでもよい。ホルダー部21の内部にはホース14が挿通されるホース挿通口22が設けられ、その内周面には雌ねじ部22aが形成されている。また、ホルダー部21の先端面29にはホース挿通口22の上方に先端面29より突出した凸部23、下方には先端面29より凹んだ溝部24が設けられている。(図1)
尚、溝部24は、ホルダー部210の先端面29ホース14に対して下方鉛直方向位置に設けている。
ホース挿通口22にはホース14の引出しをスムーズに行うためのホースガイド25が接続される。
ホースガイド25は略円筒状で、一方の端部外周には雄ねじ部25aと、先端側には後述する板バネ71が係合される係合溝25bが設けられている。ホースガイド25の内部はホース14が挿通される挿通路(図示しない)が形成されている。
ホース14は可撓性を有する周知の金属管を用い、吐水具30側の端部はホース継手14aを取り付ける。ホース継手14aにはOリング14bが設けられている。
吐水具30は、図3に示すように主にホース14と接続され湯水が流れるインナー部材31と、インナー部材31を収容する吐水具ケーシング41と、湯水が吐水される吐水口を有する吐水口ユニット50と、湯水を一時的に吐水、止水するための開閉弁ユニット60で構成されている。
インナー部材31は、ホース14が接続されるとともに湯水が流れる内部通路32と、先端側に開閉弁ユニット60を取付けるためのユニット収容部33と、インナー部材31の中央付近には内部通路32から吐水口ユニット50へ連通する通水孔34が設けられている。
インナー部材31の外周面31aには所定の位置に本体フランジ35と、本体フランジ35から後端側の端面へ軸線方向に沿って延びるリブ36と、後述する板バネ71を収容する板バネ収容部37と、板バネ71の頂部71aが内部通路32に突出するための板バネ開口部38が設けられている。
通水孔34の近傍にはインナー部材31の外周面31aより突出し、内周に雌ねじ部(図示しない)が形成された本体突出部39が設けられている。
本体フランジ35は後述する吐水具ケーシング41の内周面の内径よりやや小さい外径で、取付けた際に本体フランジ35と吐水具ケーシング41の間に隙間が確保されている。本体フランジ35の下半周部35bは上半周部35aに比べ幅広く形成されており、下半周部35bには内部通路32と連通する固定開口部35cが設けられている。
リブ36は、外周面31aの対向する位置に2本(図3では1本)設けられ、リブ36の先端には吐水具ケーシング41に対し摺接するとともに、インナー部材31の回転を防止するための突起36aが設けられている。
板バネ収容部37は本体フランジ35の下半周部35bから後端面へ軸線方向にガイド壁37aと底面部(図示しない)が形成され、外周面31aとガイド壁37aの間に板バネ71が収容される。尚、板バネ71はステンレスのバネ鋼材を用い略V字状に形成されたものを使用する。
また、板バネ71がインナー部材から脱落するのを防止するためインナー部材31の後端側から板バネカバー72が取り付けられるようになっている。
板バネカバー72はドーナツ状の底面部72aに板バネ収容部37を挟みこむように2本の突出部72bが2箇所設けられている。また、底面部72aには水栓本体11に設けた凸部23と嵌合する凹部であり、水抜きも可能とする水抜き孔72cが設けられている。(図3、図4)
吐水具ケーシング41は略円筒状に形成され、先端側の外周に軸線に対し略直角方向に突出する開口孔部42と、開口孔部42と同じ方向の外周面にホース固定具73を挿入するための開口長孔43が設けられている。(図3、図6)
吐水具ケーシング41の後端側の内周面にはインナー部材31の回転を防止するためのケーシング突起(図示しない)が所定の距離を隔てて2本設けられている。
吐水口ユニット50は、泡沫吐水とシャワー吐水させる吐水口本体51と、吐水口本体51の内部に収納され、吐水口本体51の位置を上下方向に可変させる吐水内筒52と、吐水内筒52とインナー部材31を接続するための吐水口継手53と、泡沫吐水とシャワー吐水の流路を切換えるための切換弁体54で構成されている。(図3)
開閉弁ユニット60は、押ボタン61の操作によって湯水の吐水を一時的に吐水、止水状態に維持するものであり、ダイヤフラム式の主弁62をパイロット弁体63の操作で開閉する周知の開閉弁ユニットを用いている。(図2)
このように構成された吐水具30は以下のようにして組み立てられる。
まず、インナー部材31の板バネ開口部38に板バネ71の頂部71aを挿入して板バネ71を板バネ収容部37に取り付け、板バネカバー72をインナー部材31の後端側に取り付ける。このとき、図4に示すように板バネカバー72は水抜き孔(凹部)72cが上側になるようにして取り付ける。
そして、インナー部材31の後端側を吐水具ケーシング41の先端側から所定の位置まで挿入すると、リブ36に設けた突起36aが吐水具ケーシング41の内周面に摺接してインナー部材31が吐水具ケーシング41に仮固定される。また、吐水具ケーシング41の内周面に設けた2本のケーシング突起(図示しない)内に突起36aが位置するようになっているため、回転方向に対するインナー部材31の動きを規制することができる。
次に、吐水口ユニット50の組立ては、吐水口本体51に吐水内筒52をセットして吐水内筒52の内部に吐水口継手53を挿入する。そして、吐水口本体51の泡沫吐水孔51aから切換弁体54を挿入し、吐水内筒52、吐水口継手53を介して切換弁体54に設けた雄ねじ部(図示しない)を本体突出部39の内周に形成した雌ねじ部(図示しない)に螺合して取り付ける。そして、泡沫吐水孔51aに整流網(図示しない)を備えた泡沫キャップ56を取り付けて吐水口ユニット50がインナー部材31に取り付けられる。
さらに、インナー部材31の先端側に開閉弁ユニット60を取り付けて吐水具30が組み立てられる。最後に、ホース14の先端に取り付けたホース継手14aをインナー部材31に挿入した後、ホース固定具73を開口長孔43に挿入して吐水具30にホース14が固定される。
上記のように構成された第一実施形態の水栓装置10は、洗面化粧台やカウンター等の平面部に設けた開口孔(図示しない)の上方から水栓本体2に取り付けた台座(図示しない)を挿入し、洗面化粧台やカウンター等の裏側から締結具(図示しない)を用いて水栓本体11を固定する。そして、水栓本体11に取り付けられたホースガイド25にホース14を挿通して水栓本体11内の弁ユニット13に接続して、吐水具30を水栓本体11に取り付ける。
取付ける際、インナー部材31の内部通路32にホースガイド25が挿入され、板バネ71がホースガイド25の係合溝25bに係合されるので、節度感のある取付けができるとともに、吐水具30が水栓本体11に対して強固に保持される。
また、水栓本体11のホルダー部21には、ホースガイド25の外周面に位置し、ホース14の中心線に対して垂直方向に接する面である先端面29に、凸部23を設け、吐水具30には、ホース14の外周面に位置し、ホース14の中心線に対して垂直方向に接する面である後端面(吐水具30の板バネカバー72)に水抜き孔(凹部)を設ける。
吐水口本体51を下向きにした場合は、凸部23と水抜き孔(凹部)72cが嵌合するようになっており、水栓本体11のホルダー部21の先端面29と、吐水具30の後端面は、当接される。
このようにして取付けられた水栓装置10は操作ハンドル13を上側に操作すると湯、水が弁ユニット13で混合されホース14を通って吐水具30から吐水される。
吐水具30は泡沫吐水またはシャワー吐水と吐水形態を切換えることができ、吐水口本体51を右側に回転させると、吐水口本体51が下降して内部の弁座51bが切換弁体54に当接する。それによって泡沫キャップ56側への湯水の流れを止めると同時に、シャワー吐水孔51cへ湯水が流れてシャワー吐水される。吐水口本体51を左側へ回転させると、吐水口本体51が上昇して弁座51bが切換弁体54から離れて泡沫キャップ56側へ湯水が流れて泡沫吐水されるようになっている。
ここで、本発明の水栓装置10で使用者が口を漱ぐような場合には、図5に示すように吐水口本体51を上向きに回転させて吐水具30を水栓本体11に取り付けられる。
本発明の水栓装置10で、吐水具30を上向きに取り付ける場合、図5に示すように吐水具30の板バネカバー72の底面部72aと水栓本体2の凸部23とが装着して嵌合を阻害され、吐水具30と水栓本体11に隙間が生じた状態で保持される。
このような状態で湯水を吐水させると、吐水口本体51と吐水具ケーシング41の開口孔部42から湯水が浸入することがある。吐水具ケーシング41内に湯水が浸入した場合、図7に示すように湯水はインナー部材31、吐水具ケーシング41の内周面を伝って板バネカバー72の方へ流れていく。
そして、水抜き孔72cを通って吐水具ケーシング41の外部へと流れ出るようになっている。そのため、吐水具ケーシング41内に浸入した湯水がホース継手14a、ホース14を伝って水栓本体11の内部に浸入することを防止できる。
また、インナー部材31と吐水具ケーシング41とは部分的に隙間が生じるように設定されているので、吐水具ケーシング31は常に外気と通じた状態にある。そのため、吐水具ケーシング31内に浸入した水を効率よく排水することができる。
また、吐水具ケーシング41内に浸入する湯水の量が多くなった場合でも排水される湯水は水栓本体11に設けた溝部24によって、湯水は下方向に流れて洗面ボウル(図示しない)内に落ちるので、水栓本体11の周囲に水が伝い流れることを防止できる。
さらに、吐水具ケーシング41内に浸入した湯水が、残留するようなことなく衛生的にも良好である。
次に第二実施形態における水栓装置について図8乃至図12を用いて説明する。図8は第二実施形態における水栓装置の断面側面図、図9は第二実施形態における水栓装置の吐水具を構成する部材の分解斜視図、図10は吐水口を上向きにして吐水具を取付けたときの水栓装置を示した断面側面図、図11は図10の状態で吐水具を水栓本体側からみた斜視図、図12は吐水具内に水が浸入したときの水の流れを示した断面斜視図である。
図8に示すように第二実施形態における水栓装置110は、水栓本体111の内部には第一実施形態と同様、弁ユニット13が収納され、給水管、給湯管(何れも図示しない)が弁ユニット13に接続される。弁ユニット13の上部には押え部材15が取り付けられ、その上方には操作ハンドル12が取り付けられる。
水栓本体111のホルダー部121には第一実施形態と同様にホースガイド25が取り付けられる。そして、ホースガイド25の上部には第一実施形態と異なり、凹部126が設けられている。尚、第一実施形態同様水栓本体111とホルダー部121は、一体、別体どちらでもよい
図9に示すように吐水具130は、インナー部材131と、吐水具ケーシング141と、吐水口本体151で構成されている。
インナー部材131は、ホース14が接続されるとともに湯水が流れる内部通路132と、先端の下方向に吐水口本体151へ連通する通水孔部134が設けられている。
インナー部材131の後端面には、吐水具ケーシング141内を覆い隠すためのカバー壁133が設けられている。そして、インナー部材131の外周面131aには、カバー壁133から側面視で台形状のリブ133cが設けられている。また、外周面131aの側面には板バネ71を収容する板バネ収容部137と、板バネ71の一部が内部通路132に突出するための板バネ開口部138が設けられている。
インナー部材131の外周面131aで通水孔部134と同方向には外周面131aより突出した本体突出部139が設けられ、内部には雌ねじ部(図示しない)が形成されている。
カバー壁133は、後述する吐水具ケーシング141の開口部内(図示しない)を覆い隠す形状としているが、カバー壁133の上部には吐水具ケーシング141と隙間(水抜き孔)を形成するためにストレート部133aが設けられ、下部にも吐水具ケーシング141と隙間(エア置換部)を形成するように水抜き孔135とホース14を挟んで対向する位置に切欠き部133bが設けられている。また、カバー壁133の後端面には内部通路132の上部にホルダー部121に設けた凹部126と嵌合するための凸部161が設けられている。
吐水具ケーシング141は外観が略嘴形状を有し、下面側には吐水口本体151を取り付けるための開口孔142と、ホース14を固定するための固定孔143が設けられている。
このように構成された吐水具130は以下のようにして組み立てられる。
まず、インナー部材131の板バネ開口部138に板バネ71の頂部71aを挿入して板バネ71を板バネ収容部137に取り付ける。そして、インナー部材131の先端側から吐水具ケーシング141に挿入すると、インナー部材131のリブ133cと吐水具ケーシング141の内周面が摺接して、インナー部材131が吐水具ケーシング141に仮固定される。このとき、吐水具ケーシング141とカバー壁133との間に上下2箇所の隙間が生じ、上部には水抜き孔135、下部にはエア置換部136が形成される。
尚、水抜き孔135の開口面積は吐水口本体151と吐水具ケーシング141との間に生じる隙間の面積より大きく形成して排水効率を良好にしている。
次に、吐水口本体142に整流ユニット152、パッキン153をセットして、吐水口本体151を通水孔部134に取り付けて吐水具130が組み立てられる。
最後に、ホース14の先端に取り付けたホース継手14aをインナー部材131に挿入した後、ホース固定ねじ(図示しない)を固定孔143から挿入して吐水具130にホース14が固定される。
第二実施形態の水栓装置110は、洗面化粧台やカウンター等の平面部に設けた開口孔(図示しない)の上方から水栓本体111に取り付けた台座(図示しない)を挿入し、洗面化粧台やカウンター等の裏側から締結具(図示しない)を用いて水栓本体111を固定する。そして、水栓本体111に取り付けられたホースガイド25にホース14を挿通して水栓本体111内の弁ユニット13に接続して、吐水具130を水栓本体111に取り付ける。
取付ける際、インナー部材131の内部通路132にホースガイド25が挿入され、板バネ71がホースガイド25の係合溝25bに係合されるので、節度感のある取付けができるとともに、吐水具130が水栓本体111に対して強固に保持される。
また、水栓本体111のホルダー部121には、ホースガイド25の外周面に位置し、ホース14の中心線に対して垂直方向に接する面である先端面129に、凹部126を設け、吐水具130には、ホース14の外周面に位置し、ホース14の中心線に対して垂直方向に接する面である後端面(吐水具130のカバー壁133)に凸部161を設ける。
吐水口本体151を下向きにした場合は、凹部126と凸部161が嵌合するようになっており、水栓本体110のホルダー部121の先端面129と、吐水具130の後端面は、当接される。
このようにして取付けられた水栓装置110は操作ハンドル12を上側に操作すると、湯、水が弁ユニット13で混合されホース14を通って吐水具130から吐水される。
ここで、洗面化粧台に用いられる水栓装置110は、使用者が口を漱ぐような場合に吐水口本体151を上向きに回転させて吐水具130を水栓本体111に取り付けられるようになっている。
第二実施形態における水栓装置110では、図10に示すように吐水具130のカバー壁133に設けた凸部161が水栓本体111のホルダー部121先端面129に装着して嵌合が阻害され、吐水具130と水栓本体111の間に隙間が生じて吐水具130が水栓本体111に保持される。
このような状態で湯水を吐水させると、吐水口本体151と吐水具ケーシング141の隙間から湯水が浸入することがある。吐水具ケーシング141内に湯水が浸入した場合、図12に示すように湯水はインナー部材131と吐水具ケーシング141の間を伝って、カバー壁133の方へ流れていく。そして、カバー壁133と吐水具ケーシング141の間に生じた隙間が水抜き孔135となって、吐水具ケーシング141の外部へと流れ出るようになっている。
また、吐水具ケーシング141内に浸入する湯水の量が多くなった場合でもエア置換部136を設けているので排水効率が良く、吐水具ケーシング141内に湯水が溜まりホース14を伝って水栓本体111内への湯水の浸入を防止できる。
さらに、吐水具ケーシング141内に浸入した湯水が残留するようなことがないので衛生的にも良好である。
第一実施形態の水栓装置を洗面化粧台に取付けた状態を示した取付状態図 第一実施形態の水栓装置の断面を示した断面側面図 第一実施形態の水栓装置における吐水具を構成する部材の分解斜視図 図2の状態で吐水具を水栓本体側からみた斜視図 吐水口を上向きにして吐水具を取付けたときの水栓装置を示した断面側面図 図5の状態で吐水具を水栓本体側からみた斜視図 吐水具内に水が浸入したときの水の流れを示した断面斜視図 第二実施形態における水栓装置の断面側面図 第二実施形態における水栓装置の吐水具を構成する部材の分解斜視図 吐水口を上向きにして吐水具を取付けたときの水栓装置を示した断面側面図 図10の状態で吐水具を水栓本体側からみた斜視図 吐水具内に水が浸入したときの水の流れを示した断面斜視図
符号の説明
10,110…水栓装置
11,111…水栓本体
14…ホース
21,121…ホルダー部
23,161…凸部
24…溝部
30,130…吐水具
31,131…インナー部材
41,141…吐水具ケーシング
51,151…吐水口本体
72c…水抜き孔(凹部)
126…凹部
135…水抜き孔
136…隙間(エア置換部)

Claims (4)

  1. 水栓本体内を挿通したホースの先端に、吐水口を有する吐水具が接続され、前記水栓本体と前記吐水具が着脱自在である水栓装置であって、
    前記吐水具は、吐水具ケーシングと、前記吐水具ケーシング内に収納された前記ホースを接続するためのインナー部材と、を具備し、
    前記水栓本体の先端面と前記吐水具の後端部のいずれか一方に凸部と、その他方に前記凸部に嵌合する凹部と、を備え、
    前記吐水具の吐水口を上向きで、前記水栓本体へ装着する場合は、前記凸部と前記凹部は嵌合を阻害され、前記吐水口から吐水した水が、吐水具ケーシング内に侵入した場合に、前記吐水具外部へ排水する水抜き孔を前記吐水具の後端部に設けたことを特徴とする水栓装置。
  2. 前記吐水具外部へ排水する水抜き孔が、前記凹部であることを特徴とする請求項1記載の水栓装置。
  3. 前記インナー部材後端面であって、前記水抜き孔と前記ホースを挟んで対向する位置に切欠き部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の水栓装置。
  4. 前記水栓本体の先端面に前記ホースに対して下方鉛直方向位置に溝部を備え、前記吐水具の吐水口を上向きに前記水栓本体と装着した場合、前記水抜き孔から前記溝部へと排水することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の水栓装置。

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