JP2004251050A - 水栓におけるカートリッジの固定構造 - Google Patents

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篤則 山田
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Abstract

【課題】弁機構が収容されるカートリッジが、水栓本体の収容部に収容される水栓において、カートリッジの水栓本体への固定を容易に行なえるようにする。
【解決手段】湯水の流量,温度等を調節するための弁機構4と、該弁機構4が収容されるカートリッジ3と、該カートリッジ3が装着される収容部11が形成された水栓本体2とを備えた水栓Aにおいて、前記収容部11の外周に係合孔12を穿設し、該係合孔12に係合具6を差し込むことで、前記カートリッジ3は収容部11に固定されるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、湯水の流量,温度等の調節が行なわれる水栓において、弁機構が収容されるカートリッジの水栓本体への固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、流し台や洗面台で使用される水栓として、例えばレバーの操作で湯水の流量と温度の調節が行なわれるものが公知であるが、このような水栓は、セラミックスからなる固定板と可動板とを上下に重ね合わせた弁機構がレバーと連繋し、弁機構はカートリッジの内部に収容されている。このカートリッジは水栓本体の収容部に装着され、固定用のナットを、カートリッジの上部から、水栓本体の上部に形成された雄ねじ部に螺合させることで固定される。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
実開平5−73058号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようにカートリッジを水栓本体の収容部に装着し、ナットを水栓本体に螺合することでカートリッジを固定するものでは、ナットが緩むと漏水が発生するので、ナットを強固に螺合するための工具が必要となるうえ、工具によりナットを何度も回転させる必要があり、作業に手間がかかる。また、水栓本体が流し台や洗面台のカウンターに、該カウンターの下部から固定部材により固定された状態で、弁機構の点検や取替えを行なう場合に、カートリッジを水栓本体の収容部から取り出す必要があるが、ナットを水栓本体から外そうとすると、カウンターの上部でナットに加えた回転力により水栓本体が共回りしてしまう。したがって、カウンターの下部から再度固定部材を螺合する必要があり、施工性が悪く、その解決策が望まれていた。
【0005】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目したものであり、その目的は、弁機構が収容されるカートリッジが、水栓本体の収容部に収容される水栓において、カートリッジの水栓本体への固定を容易に行なえるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は請求項1では、湯水の流量,温度等を調節するための弁機構と、該弁機構が収容されるカートリッジと、該カートリッジが装着される収容部が形成された水栓本体とを備えた水栓において、前記収容部の外周に係合孔を穿設し、該係合孔に係合具を差し込むことで、前記カートリッジは収容部に固定されるようにしたものである。
【0007】
請求項2では、前記水栓本体には、カートリッジと係合具の外周を覆うカバーを装着したものである。
【0008】
請求項3では、前記水栓本体は流し台や洗面台等のカウンターに固定されるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、洗面台や流し台等のカウンター1に取り付けられる水栓Aは、本実施例ではシングルレバー式であり、略円筒状の水栓本体2と、該水栓本体2に固定され、湯水の流量及び温度が調節される弁機構4が収容されるカートリッジ3と、水栓本体2の外周面に外嵌され、弁機構4で調節された湯水が吐水される吐水管5と、カートリッジ3を水栓本体2に固定するための係合具6と、水栓本体2に結合されカートリッジ3の外周面全体を覆うカバー7とを備えている。
【0010】
前記水栓本体2は略円筒状に形成され、下端には螺子軸8が固定されている。そして、水栓本体2をカウンター1に穿設された取付孔1aの上部に配置した状態で、螺子軸8に対し下部から座金9を挿通し、固定部材10を螺子軸8に螺着することで、水栓本体2と座金9とによりカウンター1を挟着し、水栓Aはカウンター1に取り付けられるものである。また、水栓本体2の上部には前記カートリッジ3を装着するための収容部11が円筒状に形成され、該収容部11の外周面には円弧状の係合孔12が一対、互いに向かい合うようにして穿設されている。この係合孔12は収容部11の外周面から内部の収容室11aに向けて貫通して穿設されており、前記係合具6が外周面から収容室11aに向けて差し込まれるようになっている。
【0011】
前記カートリッジ3は上ケース13と下ケース14とを備え、合成樹脂製である上ケース13と下ケース14とを上下に着脱自在に結合すると、カートリッジ3は略円筒状となり、両ケース13,14の内部には弁機構4が収容される。カートリッジ3には水栓本体2から水と湯とが供給されるように水入口と湯入口(図示省略)とが形成されるが、この両入口はカートリッジの底面または側面の何れに形成してもよい。前記弁機構4はセラミックス製で略円盤型の固定板15と、該固定板15と同一素材からなる可動板16とを上下に水密に重ね合わせて構成され、該可動板16の上部にはアーム17が結合されている。また、上ケース13の上端には円盤型の筒部13aが一体に形成されており、該筒部13aは上ケース13の外径より小径で、上ケース13の上面で筒部13aとの間には段部13bが形成されている。さらに、筒部13aの略中央には上下軸方向に軸孔13cが穿設されており、前記アーム17は軸孔13cに挿通して筒部13aから上部に突出している。
【0012】
前記吐水管5は、水栓本体2の外周面に回転自在に外嵌される円筒部18と、該円筒部18から上部傾斜方向に延設された吐水部19とを備えており、該吐水部19の先端には湯水を外部へ吐水するための吐水口20を備えている。
【0013】
前記弁機構4の可動板16と結合したアーム17は、他端にレバー21が結合し、レバー21を上下に操作することで、アーム17を介して可動板16は前後に移動し、吐水管5の吐水口20から吐水される湯水の吐水と止水及び流量調節が行なわれ、レバー21を左右へ操作することで、アーム17を介して可動板16は左右に回転し、湯水の温度が調節されるものである。
【0014】
前記係合具6は弾力性を有する材質で、略コ字状に屈曲して形成され、基部22の両端から各脚部23,23が突出して形成されており、両脚部23,23の間隔は、前記水栓本体2の収容部11の直径より短く形成されているため、カートリッジ3が水栓本体2の収容部11に装着された状態で、収容部11の係合孔12にこの係合具6を差し込めば、係合具6の脚部23,23は収容部11の収容室11aでは、カートリッジ3のフランジ部13bの上部で筒部13aの外周側に配置され、カートリッジ3は水栓本体2の収容室11で係合具6の弾性力により、上部から下向きに押さえつけられ、水栓本体2から上部に抜けたり、上部に浮き上がることで漏水が発生することがないようにしている。
【0015】
前記カバー7は略円筒状で、カートリッジ3と係合具6とを覆い隠すことができ、かつ係合具6が収容部11の係合孔12から外れることがないようにするものであり、水栓本体2の上部に装着させることができる。
【0016】
このような水栓Aにおいて、カートリッジ3を水栓本体2の収容部11に固定するには、まずカートリッジ3を水栓本体2の収容部11に上部から装着する。
【0017】
次に係合具6を水栓本体2の側面から係合孔12に差し込む。この時、係合具6の両脚部23,23は、収容部11の収容室11aでフランジ部13aの上部に弾力的に密着し、カートリッジ3は水栓本体2の収容室11aで係合具6により、上部から下向きに押さえつけられ、水栓本体2から上部に抜けたり、上部に浮き上がることがない。
【0018】
そして、カートリッジ3の上部からカバー7を水栓本体2に固定すれば、カバー7により係合具6及びカートリッジ3を覆い隠し、かつ係合具6が係合孔12から外れないようにすることができる。
【0019】
次に弁機構4の点検又は交換等を行なうため、水栓本体2の収容部11からカートリッジ3を取り出すには、カバー7を水栓本体2から取り外した後に、係合具6の基部22を摘んで引っ張れば、脚部23,23はカートリッジ3のフランジ部13aから水平方向に移動し、係合具6によるカートリッジ3の水栓本体2への固定が解除されるため、カートリッジ3を収容部11から上部へ移動させれば水栓本体2から取り出すことができる。
【0020】
以上のように、カートリッジは係合具によりワンタッチで水栓本体の収容部に固定したり、水栓本体から取り出すことができ、カートリッジの水栓本体への固定に工具を使用しないでもよく、作業性が良好であるうえ、カートリッジを水栓本体から取り出す際に、水栓本体に回転方向の力が加わることがなく、カウンターに固定された水栓本体の共回りを防止することができる。
【0021】
図3及び図4は別の実施例による水栓であり、この実施例ではカートリッジ3の下ケース14aは底面外周に環状の傾斜面14bが形成されている。該傾斜面14bは水栓本体2の収容部11に差し込まれた係合具6の脚部23,23を押し広げることのできるものである。この実施例の場合、係合具6を収容部11の係合孔12に差し込んだ状態で、カートリッジ3を収容部11の収容室11aに収容すると、カートリッジ3の底面に形成された傾斜面14bが,係合具6の脚部23,23を弾力的に押し開き、該脚部23,23はカートリッジ3の外周を通過してフランジ部13aの上面に密着される。
【0022】
この実施例では、予め係合具6を収容部11の係合孔12に差し込んだ状態で、カートリッジ3を水栓本体2の収容部11に収容すれば、係合具6の脚部23,23はカートリッジ3のフランジ部13aに達し、カートリッジ3を水栓本体2に固定することができる。なお、その他の構成は前記実施例と同一であるので、同一の物品には同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0023】
なお、本発明の各実施例ではシングルレバー式の水栓について説明したが、水栓は例えば2ハンドル式で、水用カートリッジと湯用カートリッジとを備え、各カートリッジにより水又は湯の流量をそれぞれ調節するもの、単水栓でカートリッジで水の流量を調節するものでもよい。
【0024】
【発明の効果】
本発明によると、弁機構が収容されたカートリッジを水栓本体へ固定するには、係合具を水栓本体の収容部に穿設された係合孔に差し込むだけでよく、ワンタッチで容易にカートリッジの固定が可能で、従来のカートリッジの固定構造と比較して作業性が大幅に向上する。
【0025】
また、カートリッジ及び係合具はカバーにより覆われるので外部に露出せず、美観を損なうことがない。
【0026】
従来の水栓におけるカートリッジの固定構造では、カートリッジを水栓本体から取り出す際に、カートリッジを水栓本体に固定しているナットを緩める必要があり、この時に水栓が固定部材によりカウンターに固定されていると、水栓も共回りする恐れがあったが、本発明ではナットを水栓本体に螺合するものではないので、水栓本体の共回りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水栓をカウンターに取り付けた状態の分解斜視図である。
【図2】本発明の水栓をカウンターに取り付けた状態の側断面図である。
【図3】別の実施例による水栓の分解斜視図である。
【図4】図3の水栓をカウンターに取り付けた状態の側断面図である。
【符号の説明】
1 カウンター
2 水栓本体
3 カートリッジ
4 弁機構
7 カバー
11 収容部
12 係合孔
A 水栓

Claims (3)

  1. 湯水の流量,温度等を調節するための弁機構と、該弁機構が収容されるカートリッジと、該カートリッジが装着される収容部が形成された水栓本体とを備えた水栓において、前記収容部の外周に係合孔を穿設し、該係合孔に係合具を差し込むことで、前記カートリッジは収容部に固定されるようにしたことを特徴とする水栓におけるカートリッジの固定構造。
  2. 前記水栓本体には、カートリッジと係合具の外周を覆うカバーを装着したことを特徴とする請求項1記載の水栓におけるカートリッジの固定構造。
  3. 前記水栓本体は流し台や洗面台等のカウンターに固定されることを特徴とする請求項1又は2記載の水栓におけるカートリッジの固定構造。
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JP7409106B2 (ja) 2019-01-22 2024-01-09 Toto株式会社 水栓装置

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